JPH0472829A - 無線通信方式 - Google Patents
無線通信方式Info
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- JPH0472829A JPH0472829A JP2184610A JP18461090A JPH0472829A JP H0472829 A JPH0472829 A JP H0472829A JP 2184610 A JP2184610 A JP 2184610A JP 18461090 A JP18461090 A JP 18461090A JP H0472829 A JPH0472829 A JP H0472829A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 109
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 124
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000007175 bidirectional communication Effects 0.000 abstract 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 23
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 23
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000033772 system development Effects 0.000 description 2
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば移動無線通信システムにおいて使用さ
れる無線通信方式に関する。
れる無線通信方式に関する。
(従来の技術)
従来の無線通信方式はアナログ無線通信方式が主流であ
る。アナログ無線通信方式は、1つの無線通信チャネル
を1つの無線周波数により構成するものである。
る。アナログ無線通信方式は、1つの無線通信チャネル
を1つの無線周波数により構成するものである。
このため、例えば第18図に示すように無線局A1が無
線局A2.A3との間でそれぞれ全二重方式による無線
通信を行なおうとすると、無線局A1と無線局A2との
間には2つの無線周波数fl、f2が必要となり、また
無線局A1と無線局A3との間には上記無線周波数f1
.f2とは異なる2つの無線周波数f3.f4が必要と
なる。
線局A2.A3との間でそれぞれ全二重方式による無線
通信を行なおうとすると、無線局A1と無線局A2との
間には2つの無線周波数fl、f2が必要となり、また
無線局A1と無線局A3との間には上記無線周波数f1
.f2とは異なる2つの無線周波数f3.f4が必要と
なる。
つまり無線局AI、A2.A3間で無線局A1をキーと
して三者通話を行なうためには4つの無線周波数か必要
である。
して三者通話を行なうためには4つの無線周波数か必要
である。
また、例えば第19図に示す如く2つの無線局AI、A
2間で同時に複数系統の信号を相互伝送しようとする場
合、例えばステレオ音声による通話を行なおうとする場
合には、各無線局A I 。
2間で同時に複数系統の信号を相互伝送しようとする場
合、例えばステレオ音声による通話を行なおうとする場
合には、各無線局A I 。
A2にそれぞれ2組の送受信機を設け、かっこれらの送
受信機間を各々2つの無線周波数fl。
受信機間を各々2つの無線周波数fl。
f2、f3.f4を用いて接続しなければならない。つ
まり、この場合にも合計4つの無線周波数が必要となる
。
まり、この場合にも合計4つの無線周波数が必要となる
。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、このような従来の方式では系統毎に1つの無
線周波数を使用するものであるため、無線局間で全二重
方式による通信を行なうためには少なくとも2つ以上の
無線周波数を必要とし、この結果システム全体では非常
に多くの無線周波数が必要となるという問題点があった
。一般に1つのシステムにおいて使用可能な無線周波数
には限りがある。このため、近年の無線通信システムの
発展や加入者の増大に対し、対応し切れなくなっていた
。また、無線局には各系統毎に送信機または受信機を設
けなければならず、このため無線局の回路構成が複雑で
大掛かりになり易いという問題もあった。
線周波数を使用するものであるため、無線局間で全二重
方式による通信を行なうためには少なくとも2つ以上の
無線周波数を必要とし、この結果システム全体では非常
に多くの無線周波数が必要となるという問題点があった
。一般に1つのシステムにおいて使用可能な無線周波数
には限りがある。このため、近年の無線通信システムの
発展や加入者の増大に対し、対応し切れなくなっていた
。また、無線局には各系統毎に送信機または受信機を設
けなければならず、このため無線局の回路構成が複雑で
大掛かりになり易いという問題もあった。
そこで本発明の目的は、少数の無線周波数で複数系統の
通信を同時に行えるようにし、これにより無線周波数の
有効利用とシステムの発展との両立を図り、かつ通信回
路系の構成を簡単にして無線局の小形軽量化を図り得る
無線通信方式を提供することである。
通信を同時に行えるようにし、これにより無線周波数の
有効利用とシステムの発展との両立を図り、かつ通信回
路系の構成を簡単にして無線局の小形軽量化を図り得る
無線通信方式を提供することである。
また本発明の他の目的は、有線回線に接続された有線端
末と無線局との間を少数の無線周波数により接続でき、
かつこの状態で多系統の通信を同時に行ない得る無線通
信方式を提供することである。
末と無線局との間を少数の無線周波数により接続でき、
かつこの状態で多系統の通信を同時に行ない得る無線通
信方式を提供することである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明は、無線周波数により
伝送される信号のフォーマットを複数のタイムスロット
を時分割多重したタイムフレーム構成とし、無線局が他
の無線局との間で複数系統の通信を同時に行うに際し、
1個の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数
により伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統
数に対応する数のタイムスロットを選択して通信を行な
うよう−にしたものである。
伝送される信号のフォーマットを複数のタイムスロット
を時分割多重したタイムフレーム構成とし、無線局が他
の無線局との間で複数系統の通信を同時に行うに際し、
1個の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数
により伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統
数に対応する数のタイムスロットを選択して通信を行な
うよう−にしたものである。
また本発明は、1個の無線周波数により伝送されるタイ
ムフレーム中から互いに対を成す送信用タイムスロット
および受信用タイムスロットをそれぞれ選択し、これら
のタイムスロットを使用して他の無線局との間で二者間
通信を行なうこと、および1個の無線周波数により伝送
されるタイムフレーム中から複数対の送信用タイムスロ
ットおよび受信用タイムスロットを選択し、これら複数
対のタイムスロットを使用して他の複数の無線局との間
で三者間以上の通信を行なうことも特徴とする。
ムフレーム中から互いに対を成す送信用タイムスロット
および受信用タイムスロットをそれぞれ選択し、これら
のタイムスロットを使用して他の無線局との間で二者間
通信を行なうこと、および1個の無線周波数により伝送
されるタイムフレーム中から複数対の送信用タイムスロ
ットおよび受信用タイムスロットを選択し、これら複数
対のタイムスロットを使用して他の複数の無線局との間
で三者間以上の通信を行なうことも特徴とする。
さらに本発明は、無線局が複数の通信回路系を備える場
合に、1個の無線周波数により伝送されるタイムフレー
ム中から上記各通信回路系に対応して複数の通信用タイ
ムスロットを選択し、これらのタイムスロットを使用し
て他の無線局との間で複数系統の通信を同時に行なうこ
とを特徴とし、また無線局が送信回路系または受信回路
系の少なくとも一方が複数系統ある場合に、送信用およ
び受信用として2個の無線周波数を選択し、これらの無
線周波数毎に上記送信回路系および受信回路系の系統数
に対応する数の空きタイムスロットを選択して、他の無
線局との間で通信を行なうことも特徴とする。
合に、1個の無線周波数により伝送されるタイムフレー
ム中から上記各通信回路系に対応して複数の通信用タイ
ムスロットを選択し、これらのタイムスロットを使用し
て他の無線局との間で複数系統の通信を同時に行なうこ
とを特徴とし、また無線局が送信回路系または受信回路
系の少なくとも一方が複数系統ある場合に、送信用およ
び受信用として2個の無線周波数を選択し、これらの無
線周波数毎に上記送信回路系および受信回路系の系統数
に対応する数の空きタイムスロットを選択して、他の無
線局との間で通信を行なうことも特徴とする。
一方上記他の]」的を達成するために他の本発明は、複
数の無線局のうちの少なくとも一つを有線回線に接続し
、この有線回線に接続された無線局が、上記有線回線に
接続された有線端末と他の無線局との間で複数系統の通
信を同時に行なうに際し、1個の無線周波数を選択する
とともに、この無線周波数により伝送されるタイムフレ
ーム中から上記通信の系統数に対応する数の空きタイム
スロットを選択して通信を行なうようにしたものである
。
数の無線局のうちの少なくとも一つを有線回線に接続し
、この有線回線に接続された無線局が、上記有線回線に
接続された有線端末と他の無線局との間で複数系統の通
信を同時に行なうに際し、1個の無線周波数を選択する
とともに、この無線周波数により伝送されるタイムフレ
ーム中から上記通信の系統数に対応する数の空きタイム
スロットを選択して通信を行なうようにしたものである
。
(作 用)
この結果本発明によれば、無線周波数により伝送される
信号のフォーマットをタイムフレーム構成として、その
中から空きタイムスロットを選択して通信に供するよう
にしたので、複数系統の通信を同時に行なう場合でも、
無線局間を1周波または2周波程度の少数の無線周波数
を用いるだけで接続することが可能となる。したがって
、通信系統分の無線周波数を使用しなければならなかっ
た従来の方式に比べて、無線周波数を有効に使用するこ
とができ、これによりシステムの拡張や加入者数の増加
が可能となる。また、時分割多重通信方式としたことに
より、複数系統の通信を同時に行なう場合でも、少数の
通信回路系を用いるだけで通信を行なうことが可能とな
る。このため、無線局の回路構成を簡単化することがで
き、これにより無線局の小形軽量化を図ることができる
。
信号のフォーマットをタイムフレーム構成として、その
中から空きタイムスロットを選択して通信に供するよう
にしたので、複数系統の通信を同時に行なう場合でも、
無線局間を1周波または2周波程度の少数の無線周波数
を用いるだけで接続することが可能となる。したがって
、通信系統分の無線周波数を使用しなければならなかっ
た従来の方式に比べて、無線周波数を有効に使用するこ
とができ、これによりシステムの拡張や加入者数の増加
が可能となる。また、時分割多重通信方式としたことに
より、複数系統の通信を同時に行なう場合でも、少数の
通信回路系を用いるだけで通信を行なうことが可能とな
る。このため、無線局の回路構成を簡単化することがで
き、これにより無線局の小形軽量化を図ることができる
。
この効果は移動無線通信システムにあって極めて重要で
ある。
ある。
一万能の本発明によれば、有線端末と無線局との間を接
続して複数系統の通信を同時に行なう場合でも、少数の
無線周波数を用いるだけで済むことになる。したがって
、例えば携帯無線電話システムやコードレス無線電話シ
ステムに適用した場合には、限られた無線周波数を有効
に利用してシステムの拡張および加入者数の増加を比較
的容易に行なうことができる。
続して複数系統の通信を同時に行なう場合でも、少数の
無線周波数を用いるだけで済むことになる。したがって
、例えば携帯無線電話システムやコードレス無線電話シ
ステムに適用した場合には、限られた無線周波数を有効
に利用してシステムの拡張および加入者数の増加を比較
的容易に行なうことができる。
(第1の実施例)
本実施例の無線通信方式は、無線局B1と無線局B2と
の間で同時に双方向通話を行なう場合に、システムが保
有している複数の無線周波数の中から1つを選択し、か
っこの無線周波数により伝送される複数のタイムスロッ
トの中がら、無線局B2から無線局Bl向けの伝送に使
用するタイムスロットと、無線局B1がら無線局B2向
けの伝送に使用するタイムスロットとをそれぞれ選択し
て、これらのタイムスロットを使用することにより上記
双方向通話を行なうようにしたものである。
の間で同時に双方向通話を行なう場合に、システムが保
有している複数の無線周波数の中から1つを選択し、か
っこの無線周波数により伝送される複数のタイムスロッ
トの中がら、無線局B2から無線局Bl向けの伝送に使
用するタイムスロットと、無線局B1がら無線局B2向
けの伝送に使用するタイムスロットとをそれぞれ選択し
て、これらのタイムスロットを使用することにより上記
双方向通話を行なうようにしたものである。
本実施例では、各無線周波数の信号フォーマツトを、例
えば第2図(a)に示す如く6タイムスロツトTSI〜
TS6を時分割多重して、これを1タイムフレームとし
ている。
えば第2図(a)に示す如く6タイムスロツトTSI〜
TS6を時分割多重して、これを1タイムフレームとし
ている。
第1図は、本実施例の方式を適用した無線通信システム
の構成を示す回路ブロック図である。
の構成を示す回路ブロック図である。
無線局Bl、B2は、それぞれ送信系、受信系および制
御系に大別される。尚、40は電源としてのバッテリで
ある。送信系は、送話器11と、音声符号器(SPCO
D)12と、誤り訂正符号器(CHCOD)1.3と、
ディジタル変調器(MOD)14と、加算器]5と、電
力増幅器(PA)16と、高周波スイッチ回路(SW)
17と、アンテナ18とから構成される。音声符号器]
2では、送話器11から出力された送話信号の符号化が
行なわれる。また誤り訂正符号器13では、上記音声符
号器12から出力されたディジタル化送話信号および後
述する制御回路31から出力されるディジタル化制御信
号の誤り訂正符号化が行なわれる。ディジタル変調器1
4では、上記誤り訂正n号器13から出力されたディジ
タル化送信信号に応じた変調信号が発生される。加算器
15では、この変調信号が周波数シンセサイザ32から
出力された搬送波信号に加算され、これにより周波数変
換される。そして電力増幅器16では、上記加算器15
がら出力された無線送信信号が所定の送信電力に増幅さ
れる。高周波スイッチ17は、制御回路31がら指定さ
れた送信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、こ
の期間に上記電力増幅器16がら出方された無線送信信
号をアンテナ18に供給してこのアンテナ18から他の
無線局に向けて送出する。
御系に大別される。尚、40は電源としてのバッテリで
ある。送信系は、送話器11と、音声符号器(SPCO
D)12と、誤り訂正符号器(CHCOD)1.3と、
ディジタル変調器(MOD)14と、加算器]5と、電
力増幅器(PA)16と、高周波スイッチ回路(SW)
17と、アンテナ18とから構成される。音声符号器]
2では、送話器11から出力された送話信号の符号化が
行なわれる。また誤り訂正符号器13では、上記音声符
号器12から出力されたディジタル化送話信号および後
述する制御回路31から出力されるディジタル化制御信
号の誤り訂正符号化が行なわれる。ディジタル変調器1
4では、上記誤り訂正n号器13から出力されたディジ
タル化送信信号に応じた変調信号が発生される。加算器
15では、この変調信号が周波数シンセサイザ32から
出力された搬送波信号に加算され、これにより周波数変
換される。そして電力増幅器16では、上記加算器15
がら出力された無線送信信号が所定の送信電力に増幅さ
れる。高周波スイッチ17は、制御回路31がら指定さ
れた送信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、こ
の期間に上記電力増幅器16がら出方された無線送信信
号をアンテナ18に供給してこのアンテナ18から他の
無線局に向けて送出する。
これに対し受信系は、受信機(RX)21と、ディジタ
ル復調器(DEM)22と、誤り訂正復号器(CHDE
C)23と、音声復号器(SPDEC)24と、受話器
25とがら構成される。受信機21では、所定のタイム
スロットにおいてアンテナ18および高周波スイッチ1
7により受信された無線受信信号の周波数変換が行なわ
れる。ディジタル復調器22では、上記受信機21から
出力された受信信号に対するビット同期およびフレーム
同期がとられ、その同期信号は制御回路31に供給され
る。誤り訂正復号器23では、上記ディジタル復調器2
2から出力されたディジタル復調信号が誤り訂正復号化
される。そして、この誤り訂正復号化により得られたデ
ィジタル化受話信号は音声復号器24へ出力され、また
ディジタル化制御信号は制御回路31に供給される。音
声復号器24では、上記ディジタル化通話信号の復号化
処理が行なわれる。そして、この復号化処理により元に
戻されたアナログの受話信号は、受話器25から拡声出
力される。
ル復調器(DEM)22と、誤り訂正復号器(CHDE
C)23と、音声復号器(SPDEC)24と、受話器
25とがら構成される。受信機21では、所定のタイム
スロットにおいてアンテナ18および高周波スイッチ1
7により受信された無線受信信号の周波数変換が行なわ
れる。ディジタル復調器22では、上記受信機21から
出力された受信信号に対するビット同期およびフレーム
同期がとられ、その同期信号は制御回路31に供給され
る。誤り訂正復号器23では、上記ディジタル復調器2
2から出力されたディジタル復調信号が誤り訂正復号化
される。そして、この誤り訂正復号化により得られたデ
ィジタル化受話信号は音声復号器24へ出力され、また
ディジタル化制御信号は制御回路31に供給される。音
声復号器24では、上記ディジタル化通話信号の復号化
処理が行なわれる。そして、この復号化処理により元に
戻されたアナログの受話信号は、受話器25から拡声出
力される。
また制御系は、制御回路(CONT)31と、周波数\
シンセサイザ(SYN)32と、受信電界強度検出回路
(RSSI)33と、発信要求スイッチ34とを備えて
いる。周波数シンセサイザ32は、制御回路31により
指定された無線チャネルに対応する周波数を発生する。
シンセサイザ(SYN)32と、受信電界強度検出回路
(RSSI)33と、発信要求スイッチ34とを備えて
いる。周波数シンセサイザ32は、制御回路31により
指定された無線チャネルに対応する周波数を発生する。
受信電界強度検出回路33では、他の無線局から送信さ
れた電波の受信電界強度が検出され、その検出信号は制
御回路31に供給される。
れた電波の受信電界強度が検出され、その検出信号は制
御回路31に供給される。
ところで制御回路31は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、その制御機能として、
通話チャネルの使用状況判定手段と、通話チャネル選択
手段と、通話チャネル確立制御手段とを有している。
を主制御部として備えたもので、その制御機能として、
通話チャネルの使用状況判定手段と、通話チャネル選択
手段と、通話チャネル確立制御手段とを有している。
使用状況判定手段は、各無線周波数毎にその電波の受信
電界強度から空きのタイムスロットがあるか否かを判定
する。そして、空きタイムスロットがある場合にはその
タイムスロット番号を内部RAMに記憶する。
電界強度から空きのタイムスロットがあるか否かを判定
する。そして、空きタイムスロットがある場合にはその
タイムスロット番号を内部RAMに記憶する。
通話チャネル選択手段は、上記内部RAMに記憶された
空きのタイムスロット番号の中がら送信用および受信用
のタイムスロット番号をそれぞれ選択する。
空きのタイムスロット番号の中がら送信用および受信用
のタイムスロット番号をそれぞれ選択する。
通話チャネル確立制御手段は、上記通話チャネル選択手
段により選択された送信用および受信用の空きタイムス
ロット番号を相手無線局に伝え、相手無線局との間でこ
れらの空きタイムスロットを使用した通話チャネルを確
立するものである。
段により選択された送信用および受信用の空きタイムス
ロット番号を相手無線局に伝え、相手無線局との間でこ
れらの空きタイムスロットを使用した通話チャネルを確
立するものである。
次に、この様に構成されたシステムの動作を説明する。
待受状態において無線局B1は、制御回路31により着
信信号の到来監視および発信操作の監視を繰返し行なっ
ている。
信信号の到来監視および発信操作の監視を繰返し行なっ
ている。
この状態で、いま仮に無線局B1において、使用者が発
信要求スイッチ34を操作したとする。
信要求スイッチ34を操作したとする。
そうすると無線局B1では発信制御が開始される。
すなわち、無線局B1の制御回路31は、先ずシンセサ
イザ32を制御することにより、システムが保杓゛する
複数の無線周波数fk (k=1.2゜・・・)のうち
先ずflを受信する状態に設定する。
イザ32を制御することにより、システムが保杓゛する
複数の無線周波数fk (k=1.2゜・・・)のうち
先ずflを受信する状態に設定する。
そして、このflの受信電界強度から、タイムスロット
TSI〜TS6に空きかあるか否かを判定する。この判
定の結果、例えば無線周波数f1のタイムスロットには
空きがないと分かると、次に無線周波数f2を選択して
その受信電界強度からタイムスロットTSI〜TS6の
空き判定を行なう。そして、この無線周波数f2のタイ
ムスロットTS1〜TS6にも全く空きがなければ、続
いて無線周波数f3を選択し、その各タイムスロットT
81〜TS6の空き判定を行なう。以後同様に制御回路
31は、受信した無線周波数のタイムスロットTSI〜
TS6に空きが見付かるまで、以上の制御を繰返す。
TSI〜TS6に空きかあるか否かを判定する。この判
定の結果、例えば無線周波数f1のタイムスロットには
空きがないと分かると、次に無線周波数f2を選択して
その受信電界強度からタイムスロットTSI〜TS6の
空き判定を行なう。そして、この無線周波数f2のタイ
ムスロットTS1〜TS6にも全く空きがなければ、続
いて無線周波数f3を選択し、その各タイムスロットT
81〜TS6の空き判定を行なう。以後同様に制御回路
31は、受信した無線周波数のタイムスロットTSI〜
TS6に空きが見付かるまで、以上の制御を繰返す。
さて、いま例えば無線周波数f1において、第2図(b
)に示す如くタイムスロットTSI〜TS6が空いてい
ると判定されたとする。そうすると制御回路31は、こ
の無線周波数f1の各タイムスロットTS1−〜TS6
の中から自局B1および相手無線局B2の送信用タイム
スロットをそれぞれ選択する。例えば、タイムスロット
TSI。
)に示す如くタイムスロットTSI〜TS6が空いてい
ると判定されたとする。そうすると制御回路31は、こ
の無線周波数f1の各タイムスロットTS1−〜TS6
の中から自局B1および相手無線局B2の送信用タイム
スロットをそれぞれ選択する。例えば、タイムスロット
TSI。
TS3.TS5を自局B]の送信用タイムスロットとし
、一方タイムスロットTS2.TS4゜TS6を相手無
線局B2の送信用タイムスロットとして選択する。そし
て制御回路31は、この選択した送信タイムスロットを
表わす情報および無線周波数f1を表わす情報を、自局
の識別コードおよび相手無線局B2の識別コードととも
に発信信号に挿入して、相手無線局B1に向けて送信す
る。尚、この発信信号の送信は予め用意された制御6 併用の無線周波数を使用して行なわれる。
、一方タイムスロットTS2.TS4゜TS6を相手無
線局B2の送信用タイムスロットとして選択する。そし
て制御回路31は、この選択した送信タイムスロットを
表わす情報および無線周波数f1を表わす情報を、自局
の識別コードおよび相手無線局B2の識別コードととも
に発信信号に挿入して、相手無線局B1に向けて送信す
る。尚、この発信信号の送信は予め用意された制御6 併用の無線周波数を使用して行なわれる。
これに対し着信側の無線局B2は、待受状態で発信信号
が到来すると、発信側無線局B1の識別コードおよび自
局B2の識別コードを含んだ発信応答信号を作成し、こ
の発信応答信号を制御用無線周波数により無線局B1へ
返送する。また、上記発信信号に挿入されているタイム
スロット情報および無線周波数情報から、無線局B1が
選択した無線周波数f1および自局の送信用タイムスロ
ットTS2.TS4.TS6を認識する。そして、上記
発信応答信号の返送終了後に、周波数シンセサイザに上
記無線周波数f]をセットし、さらに第2図(d)に示
す如く上記送信用タイムスロットTS2.TS4、TS
6に対応する期間のみ電力増幅器を動作状態に設定し、
これにより送話音声信号の送信を開始する。また、それ
とともに発信側無線局B1の送信用タイムスロットTS
1゜TS3.TS5を自局の受信用タイムスロットと
し、これらのタイムスロットに対応する期間のみ第2図
(e)のように受信機を動作させる。
が到来すると、発信側無線局B1の識別コードおよび自
局B2の識別コードを含んだ発信応答信号を作成し、こ
の発信応答信号を制御用無線周波数により無線局B1へ
返送する。また、上記発信信号に挿入されているタイム
スロット情報および無線周波数情報から、無線局B1が
選択した無線周波数f1および自局の送信用タイムスロ
ットTS2.TS4.TS6を認識する。そして、上記
発信応答信号の返送終了後に、周波数シンセサイザに上
記無線周波数f]をセットし、さらに第2図(d)に示
す如く上記送信用タイムスロットTS2.TS4、TS
6に対応する期間のみ電力増幅器を動作状態に設定し、
これにより送話音声信号の送信を開始する。また、それ
とともに発信側無線局B1の送信用タイムスロットTS
1゜TS3.TS5を自局の受信用タイムスロットと
し、これらのタイムスロットに対応する期間のみ第2図
(e)のように受信機を動作させる。
一方発信側の無線局B1は、発信信号の送信時点から一
定時間が経過したか否かを監視しながら、無線局B2か
らの発信応答信号の返送を監視している。そして、上記
一定時間以内に発信応答信号が返送されると、無線周波
数f1をシンセサイザ32に設定する。そして、第2図
(b)に示す如く自局の送信用タイムスロットTSI、
TS3゜TS5に対応する期間のみ電力増幅器16を動
作状態に設定し、これにより送話音声信号の送信を開始
する。また、それとともに第2図(c)に示す如く相手
無線局B1の送信用タイムスロットTS2.TS4.T
S6を自局の受信用タイムスロットとし、これらのタイ
ムスロットに対応する期間のみ受信機21を動作させ、
これにより着信側の無線局B1から送られる音声信号を
受信して受話器25から拡声出力する。かくして、以後
無線局B1と無線局B2との間では無線周波数f]を使
用した双方向の同時通話が可能となる。
定時間が経過したか否かを監視しながら、無線局B2か
らの発信応答信号の返送を監視している。そして、上記
一定時間以内に発信応答信号が返送されると、無線周波
数f1をシンセサイザ32に設定する。そして、第2図
(b)に示す如く自局の送信用タイムスロットTSI、
TS3゜TS5に対応する期間のみ電力増幅器16を動
作状態に設定し、これにより送話音声信号の送信を開始
する。また、それとともに第2図(c)に示す如く相手
無線局B1の送信用タイムスロットTS2.TS4.T
S6を自局の受信用タイムスロットとし、これらのタイ
ムスロットに対応する期間のみ受信機21を動作させ、
これにより着信側の無線局B1から送られる音声信号を
受信して受話器25から拡声出力する。かくして、以後
無線局B1と無線局B2との間では無線周波数f]を使
用した双方向の同時通話が可能となる。
尚、発信側の無線局B1は、発信信号の送信開始から一
定時間が経過しても相手側の無線局B2から発信応答信
号が受信されない場合、いま使用した無線周波数f1お
よびタイムスロットでは通話チャネルを確立できないと
判断して、無線周波数および空きタイムスロットの選択
をやり直す。
定時間が経過しても相手側の無線局B2から発信応答信
号が受信されない場合、いま使用した無線周波数f1お
よびタイムスロットでは通話チャネルを確立できないと
判断して、無線周波数および空きタイムスロットの選択
をやり直す。
このように本実施例であれば、無線周波数を複数のタイ
ムスロットTSI〜TS6からなるタイムフレーム構成
とし、上記各タイムスロットを送信用および受信用とし
てそれぞれ選択し双方向の無線通信を行なうようにした
ので、無線局B1と無線局B2との間で同一の無線周波
数を用いて同時に双方向の通話を行なうことが可能とな
る。したがって、システムに割り当てられた無線周波数
を有効に使用することができ、かつ加入者の増加にも容
易に対応することが可能となる。
ムスロットTSI〜TS6からなるタイムフレーム構成
とし、上記各タイムスロットを送信用および受信用とし
てそれぞれ選択し双方向の無線通信を行なうようにした
ので、無線局B1と無線局B2との間で同一の無線周波
数を用いて同時に双方向の通話を行なうことが可能とな
る。したがって、システムに割り当てられた無線周波数
を有効に使用することができ、かつ加入者の増加にも容
易に対応することが可能となる。
(第2の実施例)
本実施例は、3台の無線局CI、C2,C3に対し、1
つの無線周波数の異なるタイムスロットをそれぞれ送信
用として割り当てるとともに、これらの送信用として割
り当てられたタイムスロットのうち、他の2局が送信用
として使用する夕イムスロットか自局の受信用となるよ
うにタイムスロットの設定を行ない、これにより3台の
無線局C1,C2,C3間で1つの無線周波数により同
時に3者間通話を行なうようにしたものである。
つの無線周波数の異なるタイムスロットをそれぞれ送信
用として割り当てるとともに、これらの送信用として割
り当てられたタイムスロットのうち、他の2局が送信用
として使用する夕イムスロットか自局の受信用となるよ
うにタイムスロットの設定を行ない、これにより3台の
無線局C1,C2,C3間で1つの無線周波数により同
時に3者間通話を行なうようにしたものである。
第3図は、本実施例の無線通信システムの構成を示すも
のである。尚、同図において各無線局C1,,C2,C
Bは同一構成のため無線局C1のみ構成を示す。またこ
の無線局C1について、前記第1図と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
のである。尚、同図において各無線局C1,,C2,C
Bは同一構成のため無線局C1のみ構成を示す。またこ
の無線局C1について、前記第1図と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施例の無線局CI、C2,C3は制御回路310を
有しており、この制御回路310はその制御手段として
、2者間ばかりでなく3者間以上の通話を可能とするた
めの通話チャネル選択手段を備えている。この通話チャ
ネル選択手段は、複数の相手無線局に対する発信要求が
発生された場合に、自局の送信用タイムスロットととも
に、複数の各相手無線局の送信用タイムスロットをそれ
ぞれ選択し、これらを相手無線局に通知する。
有しており、この制御回路310はその制御手段として
、2者間ばかりでなく3者間以上の通話を可能とするた
めの通話チャネル選択手段を備えている。この通話チャ
ネル選択手段は、複数の相手無線局に対する発信要求が
発生された場合に、自局の送信用タイムスロットととも
に、複数の各相手無線局の送信用タイムスロットをそれ
ぞれ選択し、これらを相手無線局に通知する。
このようなシステムにおいて、いま仮に無線局C1で無
線局C2およびC3に対する発信要求が発生されたとす
る。そうすると無線局c1は、前記第]の実施例で述べ
た手法により先ず各無線周波数毎に空きタイムスロット
の有無を判定し、その判定結果に基づいて適当な無線周
波数を、例えば第2図(a)に示すように無線周波数f
2を選択する。また、自局の送信用タイムスロットおよ
び相手無線局C2,C3の送信用タイムスロットをそれ
ぞれ選択する。そして、これらの送信用タイムスロット
情報を対応する相手無線局C2゜C3の識別コードに対
応付けて挿入し、さらに無線周波数情報f2および自局
の識別コードを挿入した発信信号を作成し、この発信信
号を制御用無線周波数を用いて送信する。
線局C2およびC3に対する発信要求が発生されたとす
る。そうすると無線局c1は、前記第]の実施例で述べ
た手法により先ず各無線周波数毎に空きタイムスロット
の有無を判定し、その判定結果に基づいて適当な無線周
波数を、例えば第2図(a)に示すように無線周波数f
2を選択する。また、自局の送信用タイムスロットおよ
び相手無線局C2,C3の送信用タイムスロットをそれ
ぞれ選択する。そして、これらの送信用タイムスロット
情報を対応する相手無線局C2゜C3の識別コードに対
応付けて挿入し、さらに無線周波数情報f2および自局
の識別コードを挿入した発信信号を作成し、この発信信
号を制御用無線周波数を用いて送信する。
これに対し着信側の各無線局C2,C3は、待受中に発
信側の無線局c1がら発信信号が到来すると、発信応答
信号を返送するとともに、上記発信信号に挿入されてい
る無線周波数情報から使用する無線周波数f2を認識し
、さらに自局宛ての送信タイムスロット情報から自局が
使用する送信用タイムスロットを認識する。そして、上
記発信応答信号の返送後、周波数シンセサイザに上記無
線周波数をセットするとともに、各々自局に割り当てら
れた送信用タイムスロットを使用して送信を開始する。
信側の無線局c1がら発信信号が到来すると、発信応答
信号を返送するとともに、上記発信信号に挿入されてい
る無線周波数情報から使用する無線周波数f2を認識し
、さらに自局宛ての送信タイムスロット情報から自局が
使用する送信用タイムスロットを認識する。そして、上
記発信応答信号の返送後、周波数シンセサイザに上記無
線周波数をセットするとともに、各々自局に割り当てら
れた送信用タイムスロットを使用して送信を開始する。
例えば、無線局C2は第2図(d)に示す如くタイムス
ロットTS2.TS5t−使用して送信を開始し、無線
局C3は第2図(f)に示す如くタイムスロットTS3
.TS6t−用いて送信を開始する。また、これらの無
線局C2゜C3は、各々自局の送信用タイムスロット以
外のタイムスロットの受信期間に受信動作を行なう。
ロットTS2.TS5t−使用して送信を開始し、無線
局C3は第2図(f)に示す如くタイムスロットTS3
.TS6t−用いて送信を開始する。また、これらの無
線局C2゜C3は、各々自局の送信用タイムスロット以
外のタイムスロットの受信期間に受信動作を行なう。
例えば、無線局C2は第2図(e)に示す如くタイムス
oツ)TSl、TS3.TS4.TS6の期間に受信動
作し、また無線局c3は第2図(g)に示す如<TSl
、、TS2.TS4.TS5の期間に受信動作する。
oツ)TSl、TS3.TS4.TS6の期間に受信動
作し、また無線局c3は第2図(g)に示す如<TSl
、、TS2.TS4.TS5の期間に受信動作する。
一方発信側の無線局C1は、発信信号送信後−定時間以
内に相手無線局C2,C3から発信応答信号が返送され
ると、シンセサイザ32に無線周波数f2をセットする
。そして、第2図(b)に示す如く自局の送信用タイム
スロットT S ]、 。
内に相手無線局C2,C3から発信応答信号が返送され
ると、シンセサイザ32に無線周波数f2をセットする
。そして、第2図(b)に示す如く自局の送信用タイム
スロットT S ]、 。
TS4に対応する期間のみ電力増幅器16を動作状態に
設定し、これにより送話音声信号の送信を開始する。ま
た、それとともに第2図(C)に示す如く各相手無線局
C2,C3の送信用タイムスロットTS2.TS3.T
S5.TS6を自局の受信用タイムスロットとし、これ
らのタイムスロットに対応する期間のみ受信機21を動
作させ、これにより着信側の無線局C2,C3がら送ら
れる音声信号を受信して受話器25がら拡声出力する。
設定し、これにより送話音声信号の送信を開始する。ま
た、それとともに第2図(C)に示す如く各相手無線局
C2,C3の送信用タイムスロットTS2.TS3.T
S5.TS6を自局の受信用タイムスロットとし、これ
らのタイムスロットに対応する期間のみ受信機21を動
作させ、これにより着信側の無線局C2,C3がら送ら
れる音声信号を受信して受話器25がら拡声出力する。
尚、これらの無線局C2,C3から送られた音声信号は
、合成音声として受話器25がら出力される。
、合成音声として受話器25がら出力される。
かくして、無線局C1、無線局c2および無線局C3の
3者間で、無線周波数f2のみを使用した同時通話が可
能となる。
3者間で、無線周波数f2のみを使用した同時通話が可
能となる。
このように本実施例であれば、1つの無線周波数f2の
複数のタイムスロットの中から3つのタイムスロットを
選択して、これらを3台の無線局C1,、C2,C3に
送信タイムスロットとしてそれぞれ割り当て、かつ各無
線局CI、C2,C3では他の2局の送信用タイムスロ
ットに対応する期間を受信期間として受信動作するよう
にしたので、無線局C1、無線局C2および無線局C3
の3者間で、無線周波数f2のみを使用した同時通話を
行なうことができる。したがって、同様の通話を行なう
場合3周波が必要だった従来の方式に比べて、無線周波
数の使用数を減らして無線周波数の有効利用を図ること
ができる。また、3者間通話を行なう場合従来では各無
線局に各々送信用として1回路、受信用として2回路が
必要であるが、本実施例では各無線局CI、C2,C3
とも送信回路および受信回路を1回路ずつ有していれば
よいため、無線局の構成を簡単かつ小形化することかで
きる。無線局の小形軽量化は、無線局のボークビリティ
が高まることになり、移動無線通信システムにおいては
極めて有用である。
複数のタイムスロットの中から3つのタイムスロットを
選択して、これらを3台の無線局C1,、C2,C3に
送信タイムスロットとしてそれぞれ割り当て、かつ各無
線局CI、C2,C3では他の2局の送信用タイムスロ
ットに対応する期間を受信期間として受信動作するよう
にしたので、無線局C1、無線局C2および無線局C3
の3者間で、無線周波数f2のみを使用した同時通話を
行なうことができる。したがって、同様の通話を行なう
場合3周波が必要だった従来の方式に比べて、無線周波
数の使用数を減らして無線周波数の有効利用を図ること
ができる。また、3者間通話を行なう場合従来では各無
線局に各々送信用として1回路、受信用として2回路が
必要であるが、本実施例では各無線局CI、C2,C3
とも送信回路および受信回路を1回路ずつ有していれば
よいため、無線局の構成を簡単かつ小形化することかで
きる。無線局の小形軽量化は、無線局のボークビリティ
が高まることになり、移動無線通信システムにおいては
極めて有用である。
尚、この第2の実施例の変形例として次のようなものか
考えられる。第5図はその無線局C′の構成を示す回路
ブロック図である。この無線局C′は、誤り訂正復号器
24から出力された音声信号が切換スイッチ26を介し
て2つの受話器25a、25bに供給されている。切換
スイッチ26は制御回路311から出力された切換信号
により切換イっる。このような構成であるがら、無線局
C2,CBから到来した受話音声信号は、切換スイッチ
26により切換えられて受話器25a。
考えられる。第5図はその無線局C′の構成を示す回路
ブロック図である。この無線局C′は、誤り訂正復号器
24から出力された音声信号が切換スイッチ26を介し
て2つの受話器25a、25bに供給されている。切換
スイッチ26は制御回路311から出力された切換信号
により切換イっる。このような構成であるがら、無線局
C2,CBから到来した受話音声信号は、切換スイッチ
26により切換えられて受話器25a。
25bから別々に出力される。したがって、話者は各無
線局C2,C3がらの受話音声を合成音声としてではな
く独立音声として聞き分けることができる。
線局C2,C3がらの受話音声を合成音声としてではな
く独立音声として聞き分けることができる。
また、上記第2の実施例の他の変形例としては、受信し
た2系統の音声信号を選択するための選択手段を設け、
この選択手段により2系統のうちの一方のみを選択的に
聞くことができるようにすることも考えられる。
た2系統の音声信号を選択するための選択手段を設け、
この選択手段により2系統のうちの一方のみを選択的に
聞くことができるようにすることも考えられる。
(第3の実施例)
本実施例の無線通信方式は、無線局りに2系統の送話系
および受話系を設け、これら2系統の送話系および受話
系を用いることにより、異なる2つの無線局C2,CB
との間で同時に相互に独立した双方向通話を行えるよう
にしたものである。
および受話系を設け、これら2系統の送話系および受話
系を用いることにより、異なる2つの無線局C2,CB
との間で同時に相互に独立した双方向通話を行えるよう
にしたものである。
すなわち、無線局りには、第6図に示す如く送話器11
a1音声符号器12aおよび誤り訂正符号器13aから
なる第一1の送話系と、送話器11b、音声符号器12
bおよび誤り訂正符号器13bからなる第2の送話系と
が設けられており、また誤り訂正復号器23a、音声復
号器24aおよび受話器25aからなる第1の受話系と
、誤り訂正復号器23b1音声復号器24bおよび受話
器25bからなる第2の受話系とが設けられている。デ
ィジタル変調器14は、制御回路320の指示に従って
、上記第1の送話系および第2の送話系から出力された
ディジタル化送話音声信号の変調信号を生成する。ディ
ジタル復調器22は、受信機21から出力された受信信
号をそのタイムスロット別に復調したのち第1および第
2の受話系に切換出力する。
a1音声符号器12aおよび誤り訂正符号器13aから
なる第一1の送話系と、送話器11b、音声符号器12
bおよび誤り訂正符号器13bからなる第2の送話系と
が設けられており、また誤り訂正復号器23a、音声復
号器24aおよび受話器25aからなる第1の受話系と
、誤り訂正復号器23b1音声復号器24bおよび受話
器25bからなる第2の受話系とが設けられている。デ
ィジタル変調器14は、制御回路320の指示に従って
、上記第1の送話系および第2の送話系から出力された
ディジタル化送話音声信号の変調信号を生成する。ディ
ジタル復調器22は、受信機21から出力された受信信
号をそのタイムスロット別に復調したのち第1および第
2の受話系に切換出力する。
ところで制御回路320は、異なる相手無線局との間で
同時に独立した通話を可能とするための無線チャネル選
択手段と、同時通話制御手段とを有している。このうち
無線チャネル選択手段は、2つの無線局C2,C3との
間で通話を行なう場合に、空きタイムスロットが4スロ
ツト以上ある無線周波数を選択した上で、上記無線局C
2゜C3に送話信号を送信するための送話用タイムスロ
ットを別々に選択し、かつ相手無線局C2゜C3が送信
用として使用するタイムスロットをそれぞれ選択する。
同時に独立した通話を可能とするための無線チャネル選
択手段と、同時通話制御手段とを有している。このうち
無線チャネル選択手段は、2つの無線局C2,C3との
間で通話を行なう場合に、空きタイムスロットが4スロ
ツト以上ある無線周波数を選択した上で、上記無線局C
2゜C3に送話信号を送信するための送話用タイムスロ
ットを別々に選択し、かつ相手無線局C2゜C3が送信
用として使用するタイムスロットをそれぞれ選択する。
そして、各相手無線局C2゜C3へは、上記送信用タイ
ムスロットを表わす情報が挿入された制御信号を送信し
て相手無線局に伝えるものである。
ムスロットを表わす情報が挿入された制御信号を送信し
て相手無線局に伝えるものである。
同時通話制御手段は、上記無線チャネル選択手段により
設定された送話用タイムスロットと上記第1および第2
の送話系との対応関係に基づいて、これら第1および第
2の送話系から出力されたディジタル化送話音声信号を
対応するタイムスロットに挿入するべくディジタル変調
器14を制御する。また、相手無線局に割り当てた送話
用タイムスロットと第1および第2の受話系との対応関
係に基づいて、受信機21から出力された各タイムスロ
ットの受信信号を、対応する第1および第2の受話系に
供給するべくディジタル復調器22を制御するものであ
る。
設定された送話用タイムスロットと上記第1および第2
の送話系との対応関係に基づいて、これら第1および第
2の送話系から出力されたディジタル化送話音声信号を
対応するタイムスロットに挿入するべくディジタル変調
器14を制御する。また、相手無線局に割り当てた送話
用タイムスロットと第1および第2の受話系との対応関
係に基づいて、受信機21から出力された各タイムスロ
ットの受信信号を、対応する第1および第2の受話系に
供給するべくディジタル復調器22を制御するものであ
る。
このような構成であるから、無線局りにおいて異なる無
線局C2,C3に対する送信要求が発生すると、無線局
りは先ず空きタイムスロットが4スロツト以上ある無線
周波数を空きチャネルサチにより選択する。例えば、い
ま無線周波数f2のタイムスロットが全て空きスロット
だったとすれば、この無線周波数f2を選択する。次に
、この無線周波数f2の各空きタイムスロットの中から
、自局りの送信用タイムスロットを2スロツトと、相手
無線局C2,C3の送信用タイムスロット、つまり自局
りの受信用タイムスロットを2スロツトそれぞれ選択す
る。例えば、第7図に示す如く、自局りから無線局C2
への送信用タイムスロットとしてはTSIを、また自局
りから無線局C3への送信用タイムスロットとしてはT
S3をそれぞれ選択し、さらに無線局C2から自局りへ
の送信用タイムスロットとしてはTS2を、また無線局
C3から自局りへの送信用タイムスロットとしてはTS
4をそれぞれ選択する。そして、上記無線周波数f2お
よび送信用タイムスロットを表わす情報は、発信信号に
より相手無線局C2゜C3にそれぞれ通知される。
線局C2,C3に対する送信要求が発生すると、無線局
りは先ず空きタイムスロットが4スロツト以上ある無線
周波数を空きチャネルサチにより選択する。例えば、い
ま無線周波数f2のタイムスロットが全て空きスロット
だったとすれば、この無線周波数f2を選択する。次に
、この無線周波数f2の各空きタイムスロットの中から
、自局りの送信用タイムスロットを2スロツトと、相手
無線局C2,C3の送信用タイムスロット、つまり自局
りの受信用タイムスロットを2スロツトそれぞれ選択す
る。例えば、第7図に示す如く、自局りから無線局C2
への送信用タイムスロットとしてはTSIを、また自局
りから無線局C3への送信用タイムスロットとしてはT
S3をそれぞれ選択し、さらに無線局C2から自局りへ
の送信用タイムスロットとしてはTS2を、また無線局
C3から自局りへの送信用タイムスロットとしてはTS
4をそれぞれ選択する。そして、上記無線周波数f2お
よび送信用タイムスロットを表わす情報は、発信信号に
より相手無線局C2゜C3にそれぞれ通知される。
また無線局りは、上記発信信号に対する応答信号の返送
を確認した後に、第7図(b)に示す如く、第1の送話
系の送話器11aから入力された無線局C2向けの音声
信号をタイムスロットT S 1.1に挿入して送信し
、また第2の送話系の送話器11bにより入力された無
線局C3向けの音声信号をタイムスロットTS3に挿入
して送信する。さらに無線局りは、第7図(C)に示す
ように、タイムスロットTS2において受信動作し、こ
のタイムスロットにより無線局C2から送られる音声信
号を受信して第1の受話系の受話器25aから拡声出力
する。またそれとともに無線局りは、タイムスロットT
S4でも受信状態となり、このタイムスロットTS4に
より無線局C3から送られる音声信号を受信して、第2
の受話系の受話器25bから拡声出力する。
を確認した後に、第7図(b)に示す如く、第1の送話
系の送話器11aから入力された無線局C2向けの音声
信号をタイムスロットT S 1.1に挿入して送信し
、また第2の送話系の送話器11bにより入力された無
線局C3向けの音声信号をタイムスロットTS3に挿入
して送信する。さらに無線局りは、第7図(C)に示す
ように、タイムスロットTS2において受信動作し、こ
のタイムスロットにより無線局C2から送られる音声信
号を受信して第1の受話系の受話器25aから拡声出力
する。またそれとともに無線局りは、タイムスロットT
S4でも受信状態となり、このタイムスロットTS4に
より無線局C3から送られる音声信号を受信して、第2
の受話系の受話器25bから拡声出力する。
一方、相手無線局C2,C3は、待受時に上記無線局り
から発信信号が到来すると、発信応答信号を返送したの
ちに、上記発信信号により指定された無線周波数f2を
周波数シンセサイザにセットし、さらに第7図(d)、
(f)に示す如く自局に割り当てられた送信用タイムス
ロットTS2゜TS4を使用してそれぞれ送話信号の送
信を開始する。また、無線局C2は第7図(e)のよう
に、タイムスロットTSIを受信用タイムスロットとし
て、このタイムスロットにより無線局りから送られた音
声信号を受信し、受話器から拡声出力する。また、無線
局C3は第7図(g)に示す如く、タイムスロットTS
3を受信用タイムスロットとし、このタイムスロットT
S3により無線局りから送られた音声信号を受信し受話
器から拡声出力する。
から発信信号が到来すると、発信応答信号を返送したの
ちに、上記発信信号により指定された無線周波数f2を
周波数シンセサイザにセットし、さらに第7図(d)、
(f)に示す如く自局に割り当てられた送信用タイムス
ロットTS2゜TS4を使用してそれぞれ送話信号の送
信を開始する。また、無線局C2は第7図(e)のよう
に、タイムスロットTSIを受信用タイムスロットとし
て、このタイムスロットにより無線局りから送られた音
声信号を受信し、受話器から拡声出力する。また、無線
局C3は第7図(g)に示す如く、タイムスロットTS
3を受信用タイムスロットとし、このタイムスロットT
S3により無線局りから送られた音声信号を受信し受話
器から拡声出力する。
かくして、無線局りと無線局C2との間および無線局り
と無線局CBとの間では、互いに独立]7た同時通話が
可能となる。
と無線局CBとの間では、互いに独立]7た同時通話が
可能となる。
このように本実施例であれば、無線周波数を1周波使用
するだけで、無線局りと無線局C2との間および無線局
りと無線局C3との間で各々独立して同時に通話を行な
うことができる。したがって、この実施例においても数
が限られた無線周波数を有効に使用することができ、こ
れによりシステムの加入者数を増やし、かつシステムの
通話完了率を大幅に高めることができる。また、無線局
りは送話器系および受話器系を2系統にするだけでよく
、送信回路系および受信回路系は従来通り1系統のみで
済むため、局の回路構成を簡単化することができ、これ
により無線局りの小形軽量化を図ることが可能となる。
するだけで、無線局りと無線局C2との間および無線局
りと無線局C3との間で各々独立して同時に通話を行な
うことができる。したがって、この実施例においても数
が限られた無線周波数を有効に使用することができ、こ
れによりシステムの加入者数を増やし、かつシステムの
通話完了率を大幅に高めることができる。また、無線局
りは送話器系および受話器系を2系統にするだけでよく
、送信回路系および受信回路系は従来通り1系統のみで
済むため、局の回路構成を簡単化することができ、これ
により無線局りの小形軽量化を図ることが可能となる。
尚、上記第3の実施例は次のような種々変形が考えられ
る。その第1の変形例は、例えば第8図に示す如く無線
局D′にスイッチ35を設け、このスイッチ35により
第1および第2の送受話器系間を接続できるようにした
ものである。すなわち、このスイッチ35は、第1の送
話器11aと第2の受話器25aとの間を短絡する接点
と、第2の送話器11bと第1の受話器25bとの間を
短絡する接点とを有している。そして、このスイッチ3
5をオンしていない状態では、第1の送受話器11a、
25aと第2の送受話器1]b。
る。その第1の変形例は、例えば第8図に示す如く無線
局D′にスイッチ35を設け、このスイッチ35により
第1および第2の送受話器系間を接続できるようにした
ものである。すなわち、このスイッチ35は、第1の送
話器11aと第2の受話器25aとの間を短絡する接点
と、第2の送話器11bと第1の受話器25bとの間を
短絡する接点とを有している。そして、このスイッチ3
5をオンしていない状態では、第1の送受話器11a、
25aと第2の送受話器1]b。
25bとが独立して動作し、これにより前記第3の実施
例で述べたように、異なる2つの無線局C2,C3との
間で独立して同時通話が可能となる。一方スイッチ35
をオンすると、第1の送受話器11a、25aと第2の
送受話器11b。
例で述べたように、異なる2つの無線局C2,C3との
間で独立して同時通話が可能となる。一方スイッチ35
をオンすると、第1の送受話器11a、25aと第2の
送受話器11b。
25bとの間が接続され、これにより第1の送受話器1
1a、25aを所有する話者と第2の送受話器11b、
25bを所有する話者との間で例えばインタホンのよう
な通話が可能となる。
1a、25aを所有する話者と第2の送受話器11b、
25bを所有する話者との間で例えばインタホンのよう
な通話が可能となる。
一方第2の変形例は、例えば第9図に示す如く無線局D
Aには送話器系のみ2系統設け、これらの送話系毎に送
信用タイムスロットを割り当てて送話信号の送信を行な
うようにしたものである。
Aには送話器系のみ2系統設け、これらの送話系毎に送
信用タイムスロットを割り当てて送話信号の送信を行な
うようにしたものである。
すなわち、無線局DAは、制御回路321により他の無
線局C2との間で通話を行なうに際し、空きチャネルサ
ーチにより空きタイムスロットが3スロット以上ある無
線周波数f1を選択し、さらにこれらの空きタイムスロ
ットの中から例えば第10図に示す如く第1の送話器系
のための送信用タイムスロットTS1と、第2の送話器
系のための送信用タイムスロットTS2とをそれぞれ選
択し、さらに相手無線局C2のために送信用タイムスロ
ットTS3を選択する。そして、無線局DAと無線局C
2との間で上記無線周波数f1および各タイムスロット
による無線通話チャネルを確立した上で通話を行なう。
線局C2との間で通話を行なうに際し、空きチャネルサ
ーチにより空きタイムスロットが3スロット以上ある無
線周波数f1を選択し、さらにこれらの空きタイムスロ
ットの中から例えば第10図に示す如く第1の送話器系
のための送信用タイムスロットTS1と、第2の送話器
系のための送信用タイムスロットTS2とをそれぞれ選
択し、さらに相手無線局C2のために送信用タイムスロ
ットTS3を選択する。そして、無線局DAと無線局C
2との間で上記無線周波数f1および各タイムスロット
による無線通話チャネルを確立した上で通話を行なう。
このような構成であるから、無線局DAでは二人の話者
の送話音声信号が別々の送話器系およびタイムスロット
TSI、TS2により送信されることになる。また、相
手側無線局C2から送られた音声信号は、各話者にとっ
て共通の受話器(スピーカ)25から拡声出力される。
の送話音声信号が別々の送話器系およびタイムスロット
TSI、TS2により送信されることになる。また、相
手側無線局C2から送られた音声信号は、各話者にとっ
て共通の受話器(スピーカ)25から拡声出力される。
尚、上記無線局DAから送信された2系統の送話音声信
号は、相手無線局C2において合成されたのち1個の受
話器から拡声出力される。
号は、相手無線局C2において合成されたのち1個の受
話器から拡声出力される。
したがって、このような無線局DAを使用すれば、例え
ば自動車内の運転者および助手席にいる話者が、相手無
線局C2の一人の相手話者と2対1の関係で通話を行な
うことができる。またこの場合、自動車内の各話者は各
々専用の送話器11a、llbにより送話を行なうこと
ができるので、1個のハンドセットを送話の度に手渡し
合ったり、また送話のために無理な姿勢をとる必要がな
いので、簡単にしかも常に安全な姿勢で通話を行なうこ
とができる。
ば自動車内の運転者および助手席にいる話者が、相手無
線局C2の一人の相手話者と2対1の関係で通話を行な
うことができる。またこの場合、自動車内の各話者は各
々専用の送話器11a、llbにより送話を行なうこと
ができるので、1個のハンドセットを送話の度に手渡し
合ったり、また送話のために無理な姿勢をとる必要がな
いので、簡単にしかも常に安全な姿勢で通話を行なうこ
とができる。
また、第3の変形例は、例えば第11図に示す如く無線
局DBには受話器系のみ2系統設け、これらの受話器系
毎に受信用タイムスロットを割り当てて受話信号の受信
を行なうようにしたものである。すなわち、無線局DB
は制御回路322により通話を開始するに際し、相手無
線局c2に対し第12図に示す如く2チャネル分の送信
用タイムスロットを割り当て、無線局c2は自局の送話
信号を上記2チャネル分の各送信用タイムスロットにそ
れぞれ挿入して送信する。無線局DBは、相手無線局C
2から上記2チヤネルの各タイムスロットにより送られ
た信号をそれぞれ受信したのち、別の受話器25a、2
5bから各別に出力する。
局DBには受話器系のみ2系統設け、これらの受話器系
毎に受信用タイムスロットを割り当てて受話信号の受信
を行なうようにしたものである。すなわち、無線局DB
は制御回路322により通話を開始するに際し、相手無
線局c2に対し第12図に示す如く2チャネル分の送信
用タイムスロットを割り当て、無線局c2は自局の送話
信号を上記2チャネル分の各送信用タイムスロットにそ
れぞれ挿入して送信する。無線局DBは、相手無線局C
2から上記2チヤネルの各タイムスロットにより送られ
た信号をそれぞれ受信したのち、別の受話器25a、2
5bから各別に出力する。
このような構成であるから、相手無線局C2から送られ
た送話音声信号を、無線局DBでは二人の話者が異なる
受話器25a、25bによりそれぞれ聞くことができる
。これは、相手話者の音声を第三者に聞かれずに二人の
話者が聞く場合などに有用である。
た送話音声信号を、無線局DBでは二人の話者が異なる
受話器25a、25bによりそれぞれ聞くことができる
。これは、相手話者の音声を第三者に聞かれずに二人の
話者が聞く場合などに有用である。
さらに第4の変形例は、例えば第13図に示す如く送話
器系を2系統備えた無線局DAと、受話器系を2系統備
えた無線局DBとの間で無線通話を行なうようにしたも
のである。すなわち、無線局DAにはその2系統の送話
器系に対応して2個の送信用タイムスロットが割当てら
れ、一方無線局DBには上記2個のタイムスロットとは
異なる1個の送信用タイムスロットが割当てられる。ま
た、無線局DBは無線局DAに割当てられた上記2個の
タイムスロットを各々受信してその各受話音声を2系統
の受話器系から各別に出力する。
器系を2系統備えた無線局DAと、受話器系を2系統備
えた無線局DBとの間で無線通話を行なうようにしたも
のである。すなわち、無線局DAにはその2系統の送話
器系に対応して2個の送信用タイムスロットが割当てら
れ、一方無線局DBには上記2個のタイムスロットとは
異なる1個の送信用タイムスロットが割当てられる。ま
た、無線局DBは無線局DAに割当てられた上記2個の
タイムスロットを各々受信してその各受話音声を2系統
の受話器系から各別に出力する。
このような構成であれば、無線局DAから無線局DBへ
は、例えばステレオ音声やバイリンガル等の主副音声を
伝送することができる。また、方の系統を利用して音声
信号を伝送し、また他方の系統を利用してデータ等を伝
送することもできる。
は、例えばステレオ音声やバイリンガル等の主副音声を
伝送することができる。また、方の系統を利用して音声
信号を伝送し、また他方の系統を利用してデータ等を伝
送することもできる。
また第5の変形例は、例えば第14図に示す如く無線局
DAについては上記第13図と同じく2系統の送話器系
を備えた構成とし、一方無線局DB’には1系統の受話
器系を設けるとともに受話切換スイッチ27を設け、デ
ィジタル復調器22から出力される2系統の受話音声信
号を上記受話切換スイッチ27により択一的に選択して
受話器25から出力させるようにしたものである。この
ような構成であれば、例えば無線的DAが2系統の送話
系を用いて主音声および副音声を送信している場合や、
音声信号およびデータを送信している場合に、無線局D
B’では話者の希望に応じて上記主音声または副音声の
いずれか一方を、また音声とデータとのうちいずれか一
方を選択して受話器25から出力させることができる。
DAについては上記第13図と同じく2系統の送話器系
を備えた構成とし、一方無線局DB’には1系統の受話
器系を設けるとともに受話切換スイッチ27を設け、デ
ィジタル復調器22から出力される2系統の受話音声信
号を上記受話切換スイッチ27により択一的に選択して
受話器25から出力させるようにしたものである。この
ような構成であれば、例えば無線的DAが2系統の送話
系を用いて主音声および副音声を送信している場合や、
音声信号およびデータを送信している場合に、無線局D
B’では話者の希望に応じて上記主音声または副音声の
いずれか一方を、また音声とデータとのうちいずれか一
方を選択して受話器25から出力させることができる。
(第4の実施例)
本実施例は、複数の無線局のうち、例えば一つの無線局
Eが有線回線を介して有線電話網に接続され、これによ
り上記無線局E以外の各無線局が有線電話網を介して有
線電話装置等の有線端末機器と通話またはデータ通信等
を行なえるようにしたものである。
Eが有線回線を介して有線電話網に接続され、これによ
り上記無線局E以外の各無線局が有線電話網を介して有
線電話装置等の有線端末機器と通話またはデータ通信等
を行なえるようにしたものである。
第15図は本実施例におけるシステムの概略構成を示す
もので、Eは無線電話基地局として動作する無線局、B
1はそれぞれ通常の無線局を示している。尚、同図にお
いて無線局B1の構成は前記第、1図で示したので説明
は省略する。
もので、Eは無線電話基地局として動作する無線局、B
1はそれぞれ通常の無線局を示している。尚、同図にお
いて無線局B1の構成は前記第、1図で示したので説明
は省略する。
無線局Eは、送信系、受信系および制御系に大別される
。送信系は、有線回線CLを介して図示しない有線電話
網に接続されたハイブリッド回路51と、音声符号器(
SPCOD)52と、誤り訂正符号器(CHCOD)5
3と、ディジタル変調器、MOD)54と、加算器55
と、電力増幅器(PA)56と、高周波スイッチ回路(
SW)57と、アンテナ58とから構成される。音声符
号器52では、有線回線網から有線回線CLを介して送
られた通話信号の符号化が行なわれる。また誤り訂正符
号器53では、上記音声符号器52から出力されたディ
ジタル化通話信号および後述する制御回路(CONT)
71から出力されるディジタル化制御信号の誤り訂正符
号化が行なわれる。ディジタル変調器54では、上記誤
り訂正符号器53から出力されたディジタル化送信信号
に応じた変調信号が発生される。加算器55では、この
変調信号が周波数シンセサイザ(SYN)72から出力
された搬送波信号に加算され、これにより無線チャネル
周波数に変換される。そして電力増幅器56では、上記
加算器55から出力された無線送信信号が所定の送信電
力に増幅される。
。送信系は、有線回線CLを介して図示しない有線電話
網に接続されたハイブリッド回路51と、音声符号器(
SPCOD)52と、誤り訂正符号器(CHCOD)5
3と、ディジタル変調器、MOD)54と、加算器55
と、電力増幅器(PA)56と、高周波スイッチ回路(
SW)57と、アンテナ58とから構成される。音声符
号器52では、有線回線網から有線回線CLを介して送
られた通話信号の符号化が行なわれる。また誤り訂正符
号器53では、上記音声符号器52から出力されたディ
ジタル化通話信号および後述する制御回路(CONT)
71から出力されるディジタル化制御信号の誤り訂正符
号化が行なわれる。ディジタル変調器54では、上記誤
り訂正符号器53から出力されたディジタル化送信信号
に応じた変調信号が発生される。加算器55では、この
変調信号が周波数シンセサイザ(SYN)72から出力
された搬送波信号に加算され、これにより無線チャネル
周波数に変換される。そして電力増幅器56では、上記
加算器55から出力された無線送信信号が所定の送信電
力に増幅される。
高周波スイッチ57は、制御回路71から指定された送
信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、この期間
に上記電力増幅器56から出力された無線送信信号をア
ンテナ58に供給してこのアンテナ58から無線局B]
に向けて送出する。
信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、この期間
に上記電力増幅器56から出力された無線送信信号をア
ンテナ58に供給してこのアンテナ58から無線局B]
に向けて送出する。
これに対し受信系は、受信機(RX)61と、ディジタ
ル復調器(DEM)62と、誤り訂正復号器(CHDE
C)63と、音声復号器(SPDEC)64とからtM
成される。受信機6]では、所定のタイムスロットにお
いてアンテナ58および高周波スイッチ57により受信
された無線受信信号の周波数変換が行なわれる。ディジ
タル復調器62では、上記受信機61から出力された受
信信号に対するビット同期およびフレム同期かとられ、
その同期信号は制御回路71に供給される。誤り訂正復
号器63では、上記ディジタル復調器62から出力され
たディジタル復調信号が誤り訂正復号化される。そして
、この誤り訂正復号化により得られたディジタル化通話
信号は音声復号器64へ出力され、またディジタル化制
御信号は制御回路71に供給される。音声復号器64で
は、上記ディジタル化通話信号の復号化処理が行なわれ
る。そして、この復号化処理により元に戻されたアナロ
グの通話信号は、ハイブリッド回路51を介して有線回
線CLへ送出される。
ル復調器(DEM)62と、誤り訂正復号器(CHDE
C)63と、音声復号器(SPDEC)64とからtM
成される。受信機6]では、所定のタイムスロットにお
いてアンテナ58および高周波スイッチ57により受信
された無線受信信号の周波数変換が行なわれる。ディジ
タル復調器62では、上記受信機61から出力された受
信信号に対するビット同期およびフレム同期かとられ、
その同期信号は制御回路71に供給される。誤り訂正復
号器63では、上記ディジタル復調器62から出力され
たディジタル復調信号が誤り訂正復号化される。そして
、この誤り訂正復号化により得られたディジタル化通話
信号は音声復号器64へ出力され、またディジタル化制
御信号は制御回路71に供給される。音声復号器64で
は、上記ディジタル化通話信号の復号化処理が行なわれ
る。そして、この復号化処理により元に戻されたアナロ
グの通話信号は、ハイブリッド回路51を介して有線回
線CLへ送出される。
また制御系は、制御回路71と、周波数シンセサイザ7
2と、受信電界強度検出回路(R8SI)73と、制御
信号受信回路(C8RX)74とを備えている。周波数
シンセサイザ72は、制御回路71により指定された無
線周波数を発生する。
2と、受信電界強度検出回路(R8SI)73と、制御
信号受信回路(C8RX)74とを備えている。周波数
シンセサイザ72は、制御回路71により指定された無
線周波数を発生する。
受信電界強度検出回路73では、無線局B1から送信さ
れた無線送信信号の受信電界強度が検出され、その検出
信号は制御回路7]に供給される。
れた無線送信信号の受信電界強度が検出され、その検出
信号は制御回路7]に供給される。
制御信号受信回路74では、有線電話網から送られた着
信信号や各種制御信号の検出が行なわれ、その検出信号
は制御回路71に供給される。
信信号や各種制御信号の検出が行なわれ、その検出信号
は制御回路71に供給される。
ところで制御回路71は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、無線局B1との間を無
線周波数のタイムスロットを介して接続するための制御
手段に加えて、有線電話網と無線局B1との間のインタ
フェース制御を行なう手段を備えている。この手段は、
有線電話網から送られる着信信号等に応じて着信制御を
実行するとともに、無線局B1からの発信およびダイヤ
ル情報などを有線電話網に伝えるための制御を実行する
。
を主制御部として備えたもので、無線局B1との間を無
線周波数のタイムスロットを介して接続するための制御
手段に加えて、有線電話網と無線局B1との間のインタ
フェース制御を行なう手段を備えている。この手段は、
有線電話網から送られる着信信号等に応じて着信制御を
実行するとともに、無線局B1からの発信およびダイヤ
ル情報などを有線電話網に伝えるための制御を実行する
。
次に、以上のように構成されたシステムの動作を説明す
る。待受時に有線電話網から無線局B1に対する着呼信
号が到来すると、この着呼信号は無線局Eの制御信号受
信回路74で受信検出されて制御回路71に供給される
。そうすると制御回路71は、空きチャネルサーチによ
り2スロット以上の空タイムスロットを有する無線周波
数を選択するとともに、空タイムスロットの中から自局
の送信タイムスロットおよび着信先の無線局B1が使用
する送信用タイムスロットをそれぞれ辺択する。そして
、これらのタイムスロット情報および無線周波数情報を
挿入した着信信号を作成し、この着信信号を制御用無線
周波数により無線局B1へ送信する。
る。待受時に有線電話網から無線局B1に対する着呼信
号が到来すると、この着呼信号は無線局Eの制御信号受
信回路74で受信検出されて制御回路71に供給される
。そうすると制御回路71は、空きチャネルサーチによ
り2スロット以上の空タイムスロットを有する無線周波
数を選択するとともに、空タイムスロットの中から自局
の送信タイムスロットおよび着信先の無線局B1が使用
する送信用タイムスロットをそれぞれ辺択する。そして
、これらのタイムスロット情報および無線周波数情報を
挿入した着信信号を作成し、この着信信号を制御用無線
周波数により無線局B1へ送信する。
これに対し無線局B1は、待受時に着信信号が到来する
と、この着信信号が自局宛てのものか否かを判定し、自
局宛てのものであれば着信応答信号を返送するとともに
、図示しないサウンダからリンガ音を発生して着信が発
生した旨を報知する。
と、この着信信号が自局宛てのものか否かを判定し、自
局宛てのものであれば着信応答信号を返送するとともに
、図示しないサウンダからリンガ音を発生して着信が発
生した旨を報知する。
4]
また、上記着信信号に挿入されている無線周波数情報に
従って通話用の無線周波数を周波数シンセサイザにセッ
トする。そして、上記呼出しに対し話者がオフフックし
て応答すると、その旨の制御信号を無線局Eへ向けて送
信する。そして、上記無線局Eから自局に与えられた送
信用タイムスロットを使用して送話が可能な状態にし、
かつ無線局Eの送信用タイムスロットに対応する期間に
受信動作し、これにより発呼者の送話音声を受話可能な
状態とする。
従って通話用の無線周波数を周波数シンセサイザにセッ
トする。そして、上記呼出しに対し話者がオフフックし
て応答すると、その旨の制御信号を無線局Eへ向けて送
信する。そして、上記無線局Eから自局に与えられた送
信用タイムスロットを使用して送話が可能な状態にし、
かつ無線局Eの送信用タイムスロットに対応する期間に
受信動作し、これにより発呼者の送話音声を受話可能な
状態とする。
一方無線局Eは、上記着信信号の送信後一定時間内に無
線局B1から着信応答信号が返送されると、無線周波数
を周波数シンセサイザにセットし、この状態で制御信号
を待つ。この状態で、制御信号が受信されると、有線電
話網に対しその旨を伝える。そして、以後有線電話網を
介して到来する発呼者の送話音声信号を自局の送信用タ
イムスロットを用いて無線局B1へ送信し、一方無線局
B1から別のタイムスロットを用いて送信された音声信
号を受信してアナログ信号に戻したのち、有線電話網へ
転送する。
線局B1から着信応答信号が返送されると、無線周波数
を周波数シンセサイザにセットし、この状態で制御信号
を待つ。この状態で、制御信号が受信されると、有線電
話網に対しその旨を伝える。そして、以後有線電話網を
介して到来する発呼者の送話音声信号を自局の送信用タ
イムスロットを用いて無線局B1へ送信し、一方無線局
B1から別のタイムスロットを用いて送信された音声信
号を受信してアナログ信号に戻したのち、有線電話網へ
転送する。
かくして、有線電話網に接続された電話装置と無線局B
]との間で通話が可能となる。
]との間で通話が可能となる。
一方、無線局B1において話者が発信操作を行なったと
する。そうすると、無線局B1の制御回路71は、空き
チャネルサーチにより2スロット以上の空タイムスロッ
トを有する無線周波数を選択するとともに、空タイムス
ロットの中から自局の送信タイムスロットおよび無線局
Eが使用する送信用タイムスロットをそれぞれ選択する
。そして、これらのタイムスロット情報および無線周波
数情報を無線局の識別コードとともに挿入した発信信号
を作成し、この発信信号を制御用無線周波数により無線
局Eへ送信する。
する。そうすると、無線局B1の制御回路71は、空き
チャネルサーチにより2スロット以上の空タイムスロッ
トを有する無線周波数を選択するとともに、空タイムス
ロットの中から自局の送信タイムスロットおよび無線局
Eが使用する送信用タイムスロットをそれぞれ選択する
。そして、これらのタイムスロット情報および無線周波
数情報を無線局の識別コードとともに挿入した発信信号
を作成し、この発信信号を制御用無線周波数により無線
局Eへ送信する。
これに対し無線局Eは、発信信号が到来すると、制御用
無線周波数により発信応答信号を返送するとともに、発
呼信号を作成して有線電話網に向けて送出する。また、
上記無線局B1により指示された無線周波数を周波数シ
ンセサイザ72にセットするとともに、自局に割り当て
られた送信用夕イムスロットを用いて送信が可能な状態
とする。
無線周波数により発信応答信号を返送するとともに、発
呼信号を作成して有線電話網に向けて送出する。また、
上記無線局B1により指示された無線周波数を周波数シ
ンセサイザ72にセットするとともに、自局に割り当て
られた送信用夕イムスロットを用いて送信が可能な状態
とする。
また、無線局B1の送信用タイムスロットに対応する期
間のみ受信状態とする。そして、この状態で有線電話網
から送られたダイヤルトーンをディジタル化したのち無
線局B1へ転送する。
間のみ受信状態とする。そして、この状態で有線電話網
から送られたダイヤルトーンをディジタル化したのち無
線局B1へ転送する。
一方無線局B1は、無線局Eから発信応答信号が返送さ
れると、無線周波数を周波数シンセサイザにセットする
とともに、自局の送信用タイムスロットを用いて送信が
可能な状態とし、さらに無線局Eの送信用タイムスロッ
トに対応する期間のみ受信状態とする。そして、この状
態で上記ダイヤルトーンを確認した話者が図示しないダ
イヤルキーによりダイヤル操作を行なうと、そのダイヤ
ル情報を上記送信用タイムスロットを用いて無線局Eへ
送信する。
れると、無線周波数を周波数シンセサイザにセットする
とともに、自局の送信用タイムスロットを用いて送信が
可能な状態とし、さらに無線局Eの送信用タイムスロッ
トに対応する期間のみ受信状態とする。そして、この状
態で上記ダイヤルトーンを確認した話者が図示しないダ
イヤルキーによりダイヤル操作を行なうと、そのダイヤ
ル情報を上記送信用タイムスロットを用いて無線局Eへ
送信する。
無線局Eは、無線局B1からダイヤル情報が到来すると
、このダイヤル情報に対応するダイヤル信号を発生して
有線電話網に送出する。有線電話網はこのダイヤル信号
に応じて交換動作を行なう。
、このダイヤル情報に対応するダイヤル信号を発生して
有線電話網に送出する。有線電話網はこのダイヤル信号
に応じて交換動作を行なう。
これに対し相手電話装置がオフフックして応答すると、
無線局B1と相手電話装置との間には無線区間を含む通
話路が形成され、以後両者間で通話が可能となる。
無線局B1と相手電話装置との間には無線区間を含む通
話路が形成され、以後両者間で通話が可能となる。
以上のように本実施例であれば、有線電話網に接続され
た有線電話装置との間で通話を行なう場合にも、無線局
B1と無線局Eとの間は1周波の無線周波数により接続
されることになる。したがって、無線周波数を有効に利
用することができる。
た有線電話装置との間で通話を行なう場合にも、無線局
B1と無線局Eとの間は1周波の無線周波数により接続
されることになる。したがって、無線周波数を有効に利
用することができる。
尚、この第4の実施例の変形例として次のようなものが
考えられる。すなわち、例えば第16図に示す如く無線
局Fに送話器50および受話器65を残したままハイブ
リッド回路5]を設け、このハイブリッド回路51を介
して有線電話網に接続するようにしてもよい。この様な
無線局Fを用いれば、前記第2の実施例で述べたように
この無線局Fと他の無線局C2,CBとの間で無線通話
を行なえるとともに、無線局Fを介することにより有線
電話網に接続された有線電話装置と無線局C2,CBと
の間でも通話を行なうことができる。
考えられる。すなわち、例えば第16図に示す如く無線
局Fに送話器50および受話器65を残したままハイブ
リッド回路5]を設け、このハイブリッド回路51を介
して有線電話網に接続するようにしてもよい。この様な
無線局Fを用いれば、前記第2の実施例で述べたように
この無線局Fと他の無線局C2,CBとの間で無線通話
を行なえるとともに、無線局Fを介することにより有線
電話網に接続された有線電話装置と無線局C2,CBと
の間でも通話を行なうことができる。
また、この場合有線電話装置を含めて3者間通話を行な
うことも可能である。
うことも可能である。
また、他の変形例として次のようなものも考えられる。
第17図はその無線局F′の構成を示すもので、この無
線局F′はスイッチ75を備えている。このスイッチ7
5は、送話器50とハイブリッド回路51の送話ライン
との間を短絡する接点と、ハイブリッド回路51の受話
ラインと受話器65との間を短絡する接点とを有する。
線局F′はスイッチ75を備えている。このスイッチ7
5は、送話器50とハイブリッド回路51の送話ライン
との間を短絡する接点と、ハイブリッド回路51の受話
ラインと受話器65との間を短絡する接点とを有する。
このような構成であるから、スイッチ75をオンしてい
ない状態では送受話器50.65と有線回線CLとの間
は独立している。したがって、送受話器50゜65を用
いて無線局F′と他の無線局との間で無線通話を行なう
ことができ、更には無線局F′を介して有線電話装置と
他の無線局との間で通話を行なうことができる。一方上
記スイッチ75をオンすると、ハイブリッド回路51を
介して送話器50と有線回線CLとの間が接続されると
ともに、有線回線CLと受話器65との間が接続される
。
ない状態では送受話器50.65と有線回線CLとの間
は独立している。したがって、送受話器50゜65を用
いて無線局F′と他の無線局との間で無線通話を行なう
ことができ、更には無線局F′を介して有線電話装置と
他の無線局との間で通話を行なうことができる。一方上
記スイッチ75をオンすると、ハイブリッド回路51を
介して送話器50と有線回線CLとの間が接続されると
ともに、有線回線CLと受話器65との間が接続される
。
このため、無線局F′と有線電話網に接続された有線電
話装置との間で通話を行なうことが可能となる。
話装置との間で通話を行なうことが可能となる。
尚、本発明は上記各実施例および変形例に限定されるも
のではない。例えば、前記各実施例および変形例では、
送話信号および受話信号を同一無線周波数上の異なるタ
イムスロットを選択して伝送するようにしたが、送話系
または受話系が複数系統ある場合には、送話信号と受話
信号とを別々の無線周波数で伝送するようにしてもよい
。この様にすると無線周波数が2周波必要となるが、代
わりにタイムスロットの制御などを簡単化することがで
きる。
のではない。例えば、前記各実施例および変形例では、
送話信号および受話信号を同一無線周波数上の異なるタ
イムスロットを選択して伝送するようにしたが、送話系
または受話系が複数系統ある場合には、送話信号と受話
信号とを別々の無線周波数で伝送するようにしてもよい
。この様にすると無線周波数が2周波必要となるが、代
わりにタイムスロットの制御などを簡単化することがで
きる。
その他、無線局の回路構成や制御回路の制御手順および
制御内容、空きチャネルサーチの方式、各無線周波数に
より伝送される信号の信号フォーマット、伝送する情報
の種類(音声ばかりでなくファクシミリ画信号やデータ
でもよい)等についても、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
制御内容、空きチャネルサーチの方式、各無線周波数に
より伝送される信号の信号フォーマット、伝送する情報
の種類(音声ばかりでなくファクシミリ画信号やデータ
でもよい)等についても、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果コ
以上詳述したように本発明は、無線周波数により伝送さ
れる信号のフォーマットを複数のタイムスロットを時分
割多重したタイムフレーム構成とし、無線局が他の無線
局との間で複数系統の通信を同時に行なうに際し、1個
の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数によ
り伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統数に
対応する数のタイムスロットを選択して通信を行なうよ
うにしたものである。
れる信号のフォーマットを複数のタイムスロットを時分
割多重したタイムフレーム構成とし、無線局が他の無線
局との間で複数系統の通信を同時に行なうに際し、1個
の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数によ
り伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統数に
対応する数のタイムスロットを選択して通信を行なうよ
うにしたものである。
したがって本発明によれば、少数の無線周波数で複数系
統の通信を同時に行なうことができ、これにより無線周
波数の有効利用とシステムの発展との両立を図り、かつ
通信回路系の構成を簡単にして無線局の小形軽量化を図
り得る無線通信方式を提供することができる。
統の通信を同時に行なうことができ、これにより無線周
波数の有効利用とシステムの発展との両立を図り、かつ
通信回路系の構成を簡単にして無線局の小形軽量化を図
り得る無線通信方式を提供することができる。
また他の本発明によれば、複数の無線局のうちの少なく
とも一つを有線回線に接続し、この有線回線に接続され
た無線局が、上記有線回線に接続された有線端末と他の
無線局との間で複数系統の通信を同時に行なうに際し、
1個の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数
により伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統
数に対応する数の空きタイムスロットを選択して通信を
行なうようにしたものである。
とも一つを有線回線に接続し、この有線回線に接続され
た無線局が、上記有線回線に接続された有線端末と他の
無線局との間で複数系統の通信を同時に行なうに際し、
1個の無線周波数を選択するとともに、この無線周波数
により伝送されるタイムフレーム中から上記通信の系統
数に対応する数の空きタイムスロットを選択して通信を
行なうようにしたものである。
したがってこの他の本発明によれば、有線回線に接続さ
れた有線端末と無線局との間を少数の無線周波数により
接続でき、かつこの状態で多系統の通信を同時に行ない
得る無線通信方式を提供することができる。
れた有線端末と無線局との間を少数の無線周波数により
接続でき、かつこの状態で多系統の通信を同時に行ない
得る無線通信方式を提供することができる。
第1図は本発明の第1の実施例における無線通信方式を
適用した無線通信システムの構成を示す回路ブロック図
、第2図は同システムの動作説明に使用するタイミング
図、第3図は本発明の第2の実施例における無線通信方
式を適用した無線通信システムの構成を示す回路ブロッ
ク図、第4図は同システムの動作説明に使用するタイミ
ング図、第5図は第3図に示した無線局の変形例を示す
回路ブロック図、第6図は本発明の第3の実施例におけ
る無線通信方式を適用した無線通信システムの構成を示
す回路ブロック図、第7図は同システムの動作説明に使
用するタイミング図、第8図乃至第14図はそれぞれ第
3の実施例の変形例を説明するための図、第15図は本
発明の第4の実施例における無線通信方式を適用した無
線通信システムの構成を示す回路ブロック図、第16図
および第17図はそれぞれ第4の実施例の変形例を説明
するための回路ブロック図、第18図および第19図は
それぞれ従来の無線通信方式を説明するための概略図で
ある。 Bl、B2.C1〜C3,C’ 、D、D’DA、DB
、DB’ 、E、F、F’ ・・・無線局、CL−・・
有線回線、11.]、1 a、11b、 50−送話
器、12.52・・・音声符号器、1.3.53・・・
誤り訂正符号器、14.54・・・ディジタル変調器、
15.55・・・加算器、16.56・・・電力増幅器
、17.57・・・高周波スイッチ、18.58・・・
アンテナ、21.61・・・受信機、22.62・・・
ディジタル復調器、23.63・・・誤り訂正復号器、
24.64=−音声復号器、25,25a、25b。 65・・・受話器、31,310,311,320゜7
1・・・制御回路、32.72・・・周波数シンセサイ
ザ、33.73・・・受信電界強度検出回路、34・・
発信要求スイッチ、51・・・ハイブリッド回路、74
・・・制御信号受信回路、26,27,35゜75・・
・スイッチ。
適用した無線通信システムの構成を示す回路ブロック図
、第2図は同システムの動作説明に使用するタイミング
図、第3図は本発明の第2の実施例における無線通信方
式を適用した無線通信システムの構成を示す回路ブロッ
ク図、第4図は同システムの動作説明に使用するタイミ
ング図、第5図は第3図に示した無線局の変形例を示す
回路ブロック図、第6図は本発明の第3の実施例におけ
る無線通信方式を適用した無線通信システムの構成を示
す回路ブロック図、第7図は同システムの動作説明に使
用するタイミング図、第8図乃至第14図はそれぞれ第
3の実施例の変形例を説明するための図、第15図は本
発明の第4の実施例における無線通信方式を適用した無
線通信システムの構成を示す回路ブロック図、第16図
および第17図はそれぞれ第4の実施例の変形例を説明
するための回路ブロック図、第18図および第19図は
それぞれ従来の無線通信方式を説明するための概略図で
ある。 Bl、B2.C1〜C3,C’ 、D、D’DA、DB
、DB’ 、E、F、F’ ・・・無線局、CL−・・
有線回線、11.]、1 a、11b、 50−送話
器、12.52・・・音声符号器、1.3.53・・・
誤り訂正符号器、14.54・・・ディジタル変調器、
15.55・・・加算器、16.56・・・電力増幅器
、17.57・・・高周波スイッチ、18.58・・・
アンテナ、21.61・・・受信機、22.62・・・
ディジタル復調器、23.63・・・誤り訂正復号器、
24.64=−音声復号器、25,25a、25b。 65・・・受話器、31,310,311,320゜7
1・・・制御回路、32.72・・・周波数シンセサイ
ザ、33.73・・・受信電界強度検出回路、34・・
発信要求スイッチ、51・・・ハイブリッド回路、74
・・・制御信号受信回路、26,27,35゜75・・
・スイッチ。
Claims (6)
- (1)複数の無線局間で無線周波数を用いて複数系統の
通信を同時に行なう無線通信システムにおいて、 前記無線周波数により伝送される信号のフォーマットを
複数のタイムスロットを時分割多重したタイムフレーム
構成とし、 前記無線局は、他の無線局との間で複数系統の通信を同
時に行なうに際し、1個の無線周波数を選択するととも
に、この無線周波数により伝送されるタイムフレーム中
から前記通信の系統数に対応する数の空きタイムスロッ
トを選択して通信を行なうことを特徴とする無線通信方
式。 - (2)無線局は、1個の無線周波数により伝送されるタ
イムフレーム中から互いに対を成す送信用タイムスロッ
トおよび受信用タイムスロットをそれぞれ選択し、これ
らのタイムスロットを使用して他の無線局との間で二者
間通信を行なうことを特徴とする請求項(1)記載の無
線通信方式。 - (3)無線局は、1個の無線周波数により伝送されるタ
イムフレーム中から複数対の送信用タイムスロットおよ
び受信用タイムスロットを選択し、これら複数対のタイ
ムスロットを使用して他の複数の無線局との間で三者間
以上の通信を行なうことを特徴とする請求項(1)記載
の無線通信方式。 - (4)無線局は、複数の通信回路系を備える場合に、1
個の無線周波数により伝送されるタイムフレーム中から
上記各通信回路系に対応して複数の通信用タイムスロッ
トを選択し、これらのタイムスロットを使用して他の無
線局との間で複数系統の通信を同時に行なうことを特徴
とする請求項(1)記載の無線通信方式。 - (5)無線局は、送信回路系または受信回路系の少なく
とも一方が複数系統ある場合に、送信用および受信用と
して2個の無線周波数を選択し、これらの無線周波数毎
に上記送信回路系および受信回路系の系統数に対応する
数の空きタイムスロットを選択して、他の無線局との間
で通信を行なうことを特徴とする請求項(1)記載の無
線通信方式。 - (6)複数の無線局間で無線周波数を用いて複数系統の
通信を同時に行なう無線通信システムにおいて、 前記無線周波数により伝送される信号のフォーマットを
複数のタイムスロットを時分割多重したタイムフレーム
構成とし、 前記複数の無線局のうちの少なくとも一つは有線回線に
接続され、この有線回線に接続された無線局は、上記有
線回線に接続された有線端末と他の無線局との間で複数
系統の通信を同時に行なうに際し、1個の無線周波数を
選択するとともに、この無線周波数により伝送されるタ
イムフレーム中から前記通信の系統数に対応する数の空
きタイムスロットを選択して通信を行なうことを特徴と
する無線通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184610A JPH0472829A (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 無線通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2184610A JPH0472829A (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 無線通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472829A true JPH0472829A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16156234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2184610A Pending JPH0472829A (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 無線通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0472829A (ja) |
-
1990
- 1990-07-12 JP JP2184610A patent/JPH0472829A/ja active Pending
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