JPH0714348Y2 - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
- Publication number
- JPH0714348Y2 JPH0714348Y2 JP3657091U JP3657091U JPH0714348Y2 JP H0714348 Y2 JPH0714348 Y2 JP H0714348Y2 JP 3657091 U JP3657091 U JP 3657091U JP 3657091 U JP3657091 U JP 3657091U JP H0714348 Y2 JPH0714348 Y2 JP H0714348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive tape
- sided adhesive
- cut
- release sheet
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は指輪の回り止めテープの
外、カットタイプの絆創膏としても利用できる粘着テー
プに関するものである。
外、カットタイプの絆創膏としても利用できる粘着テー
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】宝石付きの指輪はその内径が指径とフィ
ットしないと宝石の重みで回転してしまう。ところで、
指輪は購入時には指径に内径を合せてあるが、指径の変
化に応じ内径を調節するのは面倒な手数を要するために
嵌められた指輪が適正位置に保持されなくなる場合が多
く、この指輪の回転を止める手段が必要とされていた。
そこで、本出願人は先に細幅で短い片面粘着テープによ
り指輪の回転を止める指輪の回り止めテープを考案のう
え出願し、この考案は実開平1ー74816号としてす
でに公開されているが、先の出願は細幅で短い片面粘着
テープの粘着面の一側に剥離紙片を添装して抓み部とし
た抓み部付テープの複数枚を各抓み部を除く裏面の粘着
面をもって剥離紙の表面に並べて添装したものであっ
て、粘着面の一側に剥離紙片を添装して抓み部とした抓
み部付テープを予め製造しておかなければならないので
製造に手数を要し、安価に量産できないという問題点が
残されているものであった。
ットしないと宝石の重みで回転してしまう。ところで、
指輪は購入時には指径に内径を合せてあるが、指径の変
化に応じ内径を調節するのは面倒な手数を要するために
嵌められた指輪が適正位置に保持されなくなる場合が多
く、この指輪の回転を止める手段が必要とされていた。
そこで、本出願人は先に細幅で短い片面粘着テープによ
り指輪の回転を止める指輪の回り止めテープを考案のう
え出願し、この考案は実開平1ー74816号としてす
でに公開されているが、先の出願は細幅で短い片面粘着
テープの粘着面の一側に剥離紙片を添装して抓み部とし
た抓み部付テープの複数枚を各抓み部を除く裏面の粘着
面をもって剥離紙の表面に並べて添装したものであっ
て、粘着面の一側に剥離紙片を添装して抓み部とした抓
み部付テープを予め製造しておかなければならないので
製造に手数を要し、安価に量産できないという問題点が
残されているものであった。
【0003】また、このような指輪の回り止めテープに
類似したものとしてはカットタイプの絆創膏があるが、
従来のカットタイプの絆創膏は1枚の片面粘着テープ片
毎に包装されており、しかも、剥離紙片は1枚の片面粘
着テープ片に対して2枚使用されるとともにその2枚が
一部重なり合うように貼着された複雑な構造であるため
高価となるうえに複数枚の片面粘着テープ片を連続的に
使用するときに不便なものであった。
類似したものとしてはカットタイプの絆創膏があるが、
従来のカットタイプの絆創膏は1枚の片面粘着テープ片
毎に包装されており、しかも、剥離紙片は1枚の片面粘
着テープ片に対して2枚使用されるとともにその2枚が
一部重なり合うように貼着された複雑な構造であるため
高価となるうえに複数枚の片面粘着テープ片を連続的に
使用するときに不便なものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
するところは前記のような問題点を解決し、指輪の回り
止めテープやカットタイプの絆創膏などのカットタイプ
の粘着テープにおいて、片面粘着テープ片の複数枚を1
枚の剥離シートに並列して貼着するとともに剥離紙片の
構造を簡単にして使用上の便利さをはかるとともに生産
コストを下げて安価に提供できるようにすることにあ
る。
するところは前記のような問題点を解決し、指輪の回り
止めテープやカットタイプの絆創膏などのカットタイプ
の粘着テープにおいて、片面粘着テープ片の複数枚を1
枚の剥離シートに並列して貼着するとともに剥離紙片の
構造を簡単にして使用上の便利さをはかるとともに生産
コストを下げて安価に提供できるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
しようとする本考案に係る粘着テープは、片面粘着テー
プ片の複数枚をその裏側に塗布されている接着面をもっ
て剥離シートの片面に所要間隔をおいて並列添装し、該
剥離シートには各片面粘着テープ片の一端に沿ったU字
状切込と各U字状切込の両端縁を繋ぐ切込線を設けて該
切込線とU字状切込で囲まれる部分を抓み部に形成した
ことを特徴とするものである。
しようとする本考案に係る粘着テープは、片面粘着テー
プ片の複数枚をその裏側に塗布されている接着面をもっ
て剥離シートの片面に所要間隔をおいて並列添装し、該
剥離シートには各片面粘着テープ片の一端に沿ったU字
状切込と各U字状切込の両端縁を繋ぐ切込線を設けて該
切込線とU字状切込で囲まれる部分を抓み部に形成した
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような粘着テープは、U字状切込に手指を
差し込むようにして抓み部を引き起こし、この抓み部を
抓んで軽く引っ張って細幅で短い片面粘着テープ片を剥
離シートから剥離し、貼着しようとする部位まで運んで
露呈された粘着面を貼着しようとする部位に貼着し、最
後に片面粘着テープ片から抓み部に残されている剥離紙
片を剥除したうえ軽く押せばよい。
差し込むようにして抓み部を引き起こし、この抓み部を
抓んで軽く引っ張って細幅で短い片面粘着テープ片を剥
離シートから剥離し、貼着しようとする部位まで運んで
露呈された粘着面を貼着しようとする部位に貼着し、最
後に片面粘着テープ片から抓み部に残されている剥離紙
片を剥除したうえ軽く押せばよい。
【0007】
【実施例】次に、本考案を図示の指輪の回り止めテープ
を実施例として詳細に説明する。1は幅8mm、長さ20
mm程度の細幅で短い肌色または無色透明な片面粘着テー
プ片であって、該片面粘着テープ片1は傷口保護用の粘
着テープと同様皮膚に無害なテープ材と粘着剤をもって
作られている。2は幅90mm、長さ75mm程度の大きさ
で10枚の片面粘着テープ片1の粘着面を同時に保護す
る剥離シートであって、基紙の片面にシリコーン樹脂層
を形成した周知のもので、各片面粘着テープ片1は相互
間にそれぞれ5mm程度の間隔をあけて5枚宛2列に並列
状態で添装されている。3は剥離シート2に各片面粘着
テープ片1の一端の外側に沿って切り込まれているU字
状切込であって、各U字状切込3の両端縁間は直線状の
切込線4で繋いで該切込線4とU字状切込3で囲まれる
部分を抓み部5に形成してある。
を実施例として詳細に説明する。1は幅8mm、長さ20
mm程度の細幅で短い肌色または無色透明な片面粘着テー
プ片であって、該片面粘着テープ片1は傷口保護用の粘
着テープと同様皮膚に無害なテープ材と粘着剤をもって
作られている。2は幅90mm、長さ75mm程度の大きさ
で10枚の片面粘着テープ片1の粘着面を同時に保護す
る剥離シートであって、基紙の片面にシリコーン樹脂層
を形成した周知のもので、各片面粘着テープ片1は相互
間にそれぞれ5mm程度の間隔をあけて5枚宛2列に並列
状態で添装されている。3は剥離シート2に各片面粘着
テープ片1の一端の外側に沿って切り込まれているU字
状切込であって、各U字状切込3の両端縁間は直線状の
切込線4で繋いで該切込線4とU字状切込3で囲まれる
部分を抓み部5に形成してある。
【0008】なお、各列の直線状の切込線4は各U字状
切込3毎に独立したものとしておいても図示するように
連続した状態としておいてもよく、さらに、この切込線
4とU字状切込3で囲まれる抓み部5を覆っている剥離
紙片6にはセンターラインなどの目印を設けておいても
よい。また、片面粘着テープ片1の粘着面を形成する粘
着剤は抓み部5を抓んで剥離シート2から引き離した際
に片面粘着テープ片1を伴って剥離シート2から容易に
剥離されるが、皮膚に片面粘着テープ片1の粘着面を貼
り付けた後は剥離紙片6のみが剥離される程度の粘着強
度を有するものとしてある。
切込3毎に独立したものとしておいても図示するように
連続した状態としておいてもよく、さらに、この切込線
4とU字状切込3で囲まれる抓み部5を覆っている剥離
紙片6にはセンターラインなどの目印を設けておいても
よい。また、片面粘着テープ片1の粘着面を形成する粘
着剤は抓み部5を抓んで剥離シート2から引き離した際
に片面粘着テープ片1を伴って剥離シート2から容易に
剥離されるが、皮膚に片面粘着テープ片1の粘着面を貼
り付けた後は剥離紙片6のみが剥離される程度の粘着強
度を有するものとしてある。
【0009】このように構成されたものは、片面粘着テ
ープ片1においてU字状切込3により剥離シート2から
切り離されている抓み部5を引き起こし、この抓み部5
を手指で抓んで軽く引っ張れば、細幅で短い片面粘着テ
ープ片12は剥離シート2から剥離されてその裏側に塗
布されている接着面が抓み部5の剥離紙片6で覆われて
いる部分を除き露呈されるから、接着面が露呈されてい
ない抓み部5を把持して正規な位置に指輪11が嵌めら
れた指12まで運び、指輪11に対して片面粘着テープ
片1が直交するようにして粘着面を指に貼着し、最後に
片面粘着テープ片1から抓み部5に残されている剥離紙
片6を剥除すれば、図2に実線で示すように片面粘着テ
ープ片1が指輪11の一部を押さえつけた状態で指面に
貼り付けられることとなるから、指輪11はその内径が
指径より若干大きい場合でも回ることなく正規の位置に
保持される。しかも、抓み部5の粘着面には剥離シート
2より切り離された剥離紙片6が残されることとなるの
で一連の操作を行う際に粘着力の大きな片面粘着テープ
片1の粘着面に手が触れることがないので手を汚すこと
がない。
ープ片1においてU字状切込3により剥離シート2から
切り離されている抓み部5を引き起こし、この抓み部5
を手指で抓んで軽く引っ張れば、細幅で短い片面粘着テ
ープ片12は剥離シート2から剥離されてその裏側に塗
布されている接着面が抓み部5の剥離紙片6で覆われて
いる部分を除き露呈されるから、接着面が露呈されてい
ない抓み部5を把持して正規な位置に指輪11が嵌めら
れた指12まで運び、指輪11に対して片面粘着テープ
片1が直交するようにして粘着面を指に貼着し、最後に
片面粘着テープ片1から抓み部5に残されている剥離紙
片6を剥除すれば、図2に実線で示すように片面粘着テ
ープ片1が指輪11の一部を押さえつけた状態で指面に
貼り付けられることとなるから、指輪11はその内径が
指径より若干大きい場合でも回ることなく正規の位置に
保持される。しかも、抓み部5の粘着面には剥離シート
2より切り離された剥離紙片6が残されることとなるの
で一連の操作を行う際に粘着力の大きな片面粘着テープ
片1の粘着面に手が触れることがないので手を汚すこと
がない。
【0010】なお、前記説明は指輪の回り止めテープに
ついてのみであるが、傷口に用いるカットタイプの絆創
膏とする場合も構造的には同様であって、使用時には1
枚の剥離シート2に複数枚の片面粘着テープ片1が貼着
されているので、複数の傷口に連続的に使用するうえに
便利である。
ついてのみであるが、傷口に用いるカットタイプの絆創
膏とする場合も構造的には同様であって、使用時には1
枚の剥離シート2に複数枚の片面粘着テープ片1が貼着
されているので、複数の傷口に連続的に使用するうえに
便利である。
【0011】しかして、このような粘着テープを製造す
るには、剥離シート2の片面に細幅で短い片面粘着テー
プ片1の複数枚をその裏側に塗布されている接着面をも
って所要間隔をおいて自動貼着装置で並列添装し、その
後剥離シート2に各片面粘着テープ片1の一端に沿った
部分のU字状切込3と各U字状切込3の両端縁を繋ぐ部
分の切込線4とを切り込むか、予めU字状切込3と切込
線4とを切り込んだ剥離シート2の片面所要一に細幅で
短い片面粘着テープ片1の複数枚を自動貼着装置で並列
添装すればよいので、安価に量産できることとなる。
るには、剥離シート2の片面に細幅で短い片面粘着テー
プ片1の複数枚をその裏側に塗布されている接着面をも
って所要間隔をおいて自動貼着装置で並列添装し、その
後剥離シート2に各片面粘着テープ片1の一端に沿った
部分のU字状切込3と各U字状切込3の両端縁を繋ぐ部
分の切込線4とを切り込むか、予めU字状切込3と切込
線4とを切り込んだ剥離シート2の片面所要一に細幅で
短い片面粘着テープ片1の複数枚を自動貼着装置で並列
添装すればよいので、安価に量産できることとなる。
【0012】
【考案の効果】本考案は前記説明から明らかなように、
指輪の回り止めテープやカットタイプの絆創膏などのカ
ットタイプの粘着テープにおいて、片面粘着テープ片の
複数枚を1枚の剥離シートに並列して貼着するとともに
粘着面を覆う剥離シートの構造を簡単にして使用上の便
利さをはかり、併せて生産コストを下げて安価に提供で
きるようにしたもので、従来のカットタイプの粘着テー
プの問題点を解決したものとして実用的価値極めて大な
ものである。
指輪の回り止めテープやカットタイプの絆創膏などのカ
ットタイプの粘着テープにおいて、片面粘着テープ片の
複数枚を1枚の剥離シートに並列して貼着するとともに
粘着面を覆う剥離シートの構造を簡単にして使用上の便
利さをはかり、併せて生産コストを下げて安価に提供で
きるようにしたもので、従来のカットタイプの粘着テー
プの問題点を解決したものとして実用的価値極めて大な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本考案の実施例の使用状態を示す一部切欠斜視
図である。
図である。
1 片面粘着テープ片 2 剥離シート 3 U字状切込 4 切込線 5 抓み部
Claims (1)
- 【請求項1】 片面粘着テープ片(1) の複数枚をその裏
側に塗布されている接着面をもって剥離シート(2) の片
面に所要間隔をおいて並列添装し、該剥離シート(2) に
は各片面粘着テープ片(1) の一端に沿ったU字状切込
(3) と各U字状切込(3) の両端縁を繋ぐ切込線(4) を設
けて該切込線(4) とU字状切込(3) で囲まれる部分を抓
み部(5) に形成したことを特徴とする指輪の回り止めテ
ープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3657091U JPH0714348Y2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3657091U JPH0714348Y2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 粘着テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123232U JPH04123232U (ja) | 1992-11-06 |
JPH0714348Y2 true JPH0714348Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31918496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3657091U Expired - Lifetime JPH0714348Y2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714348Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3657091U patent/JPH0714348Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123232U (ja) | 1992-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950919 |