JPH07143403A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

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JPH07143403A
JPH07143403A JP5285259A JP28525993A JPH07143403A JP H07143403 A JPH07143403 A JP H07143403A JP 5285259 A JP5285259 A JP 5285259A JP 28525993 A JP28525993 A JP 28525993A JP H07143403 A JPH07143403 A JP H07143403A
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JP
Japan
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signal
level
defective pixel
defect correction
digital
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JP5285259A
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Isataka Miyaji
功孝 宮地
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 CCD素子1からの出力をサンプリングして
ホールドするサンプルホールド手段であるプリアンプ回
路2と、CCD素子1の欠陥画素の位置とレベルを検出
する欠陥検出機能部23と、欠陥画素のレベルを所定の
閾値と比較するレベル比較機能部27と、欠陥画素の位
置とレベルの情報を記憶するEEPROM9と、所定の
閾値以上のレベルの欠陥画素に対してはプリアンプ回路
2でのサンプリング動作を制御して前値補間を行わせる
マイクロコンピュータ6及びタイミングジェネレータ1
0と、ディジタル処理によって欠陥画素の補正を行うデ
ィジタル欠陥補正回路23の欠陥補正機能部25とを有
する。 【効果】 CCD素子の欠陥を、信号レベルの大小にか
かわらず良好に補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラ等
に用いられるCCD素子の欠陥画素を補正可能なビデオ
カメラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像素子としてCCD(チャ
ージ・カップルド・デバイス)素子を用いたビデオカメ
ラ装置においては、当該CCD素子の製造時又は製造後
に発生する当該CCD素子の各画素の内の欠陥画素に起
因する特異なレベルの信号を、補正可能となされてい
る。すなわち、言い換えれば、CCD素子の欠陥画素を
補正するようになされている。
【0003】この欠陥画素の補正は、通常は以下のよう
にして行われる。先ず、予めCCD素子の欠陥画素を検
出し、その欠陥画素の位置データやその欠陥画素に関す
る種々のデータをROM(リード・オンリ・メモリ)等
に記憶しておく。
【0004】このように予め欠陥画素の位置等をROM
に記憶した状態で、ビデオカメラ装置の使用の際には、
当該CCD素子からローパスフィルタ及びA/Dコンバ
ータ等を介して供給された各画素データの内、上記RO
Mに記憶された欠陥画素の位置データに対応した位置の
画素(すなわち欠陥画素)の近傍の画素データを用い
て、当該欠陥画素データを補正する。
【0005】これにより、CCD素子によって得られた
映像信号の内、特異なレベルの信号を出力する画素(す
なわち欠陥画素)による出力(欠陥画素データ)は補正
され、良好な再生画像を得ることができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ROM
に記憶した欠陥画素の位置等のデータに基づく欠陥画素
の補正には、アナログ領域における欠陥補正として、C
CD素子の欠陥画素からの信号のサンプリングを停止し
て当該欠陥画素の1画素前の信号を使うことによって欠
陥画素の補正を行ういわゆる前置補間型の欠陥補正や、
ディジタル領域における欠陥補正として、当該欠陥画素
の1ライン前及び前後の画素データを用いて被写体に応
じた補正信号を生成するディジタル欠陥補正がある。ま
た、欠陥画素データの補正には、上記前置補間型と上記
ディジタル欠陥補正とを二重に行う方法もある。
【0007】しかし、上記CCD素子の欠陥位置に対応
する信号のサンプリングを停止して1画素前の信号を使
うことによって補正を行う上記前置補間型の欠陥補正
は、2画素分同じデータが続くことになるため、例えば
縦ストライプ状の被写体を撮影した場合に当該補正点が
目立ってしまうという不都合がある。すなわち、例えば
図4に示すように、白線と黒線からなる縦ストライプ状
の被写体を撮影したときに、欠陥画素の位置が例えば白
線との境界部分の黒線上に存在するような場合には、上
記前置補間によって白線部分に黒の補正データhが補間
されて現れることになり、この補正データhが目立ち、
画像の品質を著しく低下させるという不都合がある。
【0008】これに対して、上記ディジタル欠陥補正で
は、1ライン前及び前後の画素データを用いて被写体に
応じた補正信号を作ることができるので、図4の例のよ
うな場合でも補正点を目立たなくすることができる。
【0009】しかし、上記ディジタル欠陥補正において
は、例えば欠陥画素に起因する信号のレベルが大きい
と、当該ディジタル欠陥補正を行う構成の前段における
アナログ回路で当該欠陥画素の信号の幅が広がり(例え
ば欠陥画素が1画素であっとしても当該欠陥画素の信号
の幅が1画素分を越えてしまう)、したがって、当該ア
ナログ回路の後段に設けられる上記ディジタル欠陥補正
回路での補正が完全に行えなくなってしまう欠点があ
る。
【0010】すなわち、上記CCD素子からの信号は、
通常、ディジタル信号に変換される前にローパスフィル
タによって低域濾波されるが、このとき上記欠陥画素に
起因する信号のレベルが大きいような場合には、上記ロ
ーパスフィルタによる低域濾波によって、例えば図5の
Aに示すような欠陥画素の信号の幅が図5のBに示すよ
うに広がった信号となる。また、上記CCD素子からの
出力信号のディジタル変換の際には、当該CCD素子に
おけるドライブ周波数と同じ周波数のクロックでA/D
変換がなされるため、上述のように、欠陥画素の信号の
幅が上記ローパスフィルタの低域濾波によって広がると
当該A/D変換の1クロック以内におさまらなくなり、
したがって、後のディジタル欠陥補正での補正が完全に
行えなくなる。
【0011】さらに、上記前置補間型の欠陥補正とディ
ジタル欠陥補正を二重に行う方法もあるが、この場合
は、前置補間による補正で完全に欠陥を補正することが
必要であると共に、当該前置補間を行う系とディジタル
欠陥補正を行う系との位相が完全に合っている必要があ
る。例えば、前置補間系とディジタル欠陥補正系との位
相があっていないと、通常レベルの小さな欠陥を大きく
してしまう(欠陥をかえって目立たせてしまう)おそれ
がある。
【0012】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
なされたものであり、CCD素子の欠陥を、信号レベル
の大小にかかわらず良好に補正できるビデオカメラ装置
を提供することを目的とするものである
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような実情
を鑑みてなされたものであり、CCD素子からの出力を
サンプリングしてホールドするサンプルホールド手段
と、上記CCD素子の欠陥画素の位置とレベルを検出す
る欠陥検出手段と、上記欠陥画素のレベルを所定の閾値
と比較する比較手段と、上記欠陥画素の位置とレベルの
情報を記憶する記憶手段と、上記所定の閾値以上のレベ
ルの欠陥画素に対しては上記サンプルホールド手段のサ
ンプリング動作を制御して前置補間を行わせる制御手段
と、ディジタル処理によって上記欠陥画素の補正を行う
ディジタル欠陥補正手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0014】ここで、上記サンプルホールド手段は、上
記CCD素子からの出力のリファレンス黒レベル及び信
号レベルをサンプリングしてホールドするものである。
また、上記制御手段は、上記所定の閾値以上のレベルの
欠陥画素に対してのみ、上記サンプルホールド手段での
サンプリング動作を停止させる制御を行うことにより、
当該サンプルホールド手段から上記欠陥画素の前の正常
画素に対応する信号のホールド値を出力させて上記前置
補間を行わせるようにしている。さらに、上記ディジタ
ル欠陥補正手段は、上記欠陥画素の少なくとも1ライン
前及び前後の画素のデータを用いて欠陥補正を行う。な
お、上記所定の閾値は、いわゆる光の3原色であるR
(赤),G(緑),B(青)の色成分毎に異なる値とす
ることができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、CCD素子の欠陥画素の補正
を、CCD素子の欠陥画素のレベルの大小(所定の閾値
との大小)に応じて、ディジタル欠陥補正手段のみによ
る欠陥補正と、サンプルホールド手段による前置補間及
びディジタル欠陥補正手段による欠陥補正とで切り換え
て行うようにしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照にしながら説明する。
【0017】図1には、本発明実施例のビデオカメラ装
置の概略構成を示している。本実施例のビデオカメラ装
置は、図1に示すように、CCD素子(図1の例ではC
CD素子1)からの出力をサンプリングしてホールドす
るサンプルホールド手段としての動作も行うプリアンプ
回路2と、上記CCD素子1の欠陥画素の位置とレベル
を検出する欠陥検出機能部(キズ検出機能部)23と、
上記欠陥画素のレベルを所定の閾値と比較するレベル比
較機能部27と、上記欠陥画素の位置とレベルの情報を
記憶するいわゆるEEPROM(electrically erasabl
e andprogrammable read only memory)9と、上記所定
の閾値以上の信号レベルの欠陥画素に対しては上記プリ
アンプ回路2でのサンプリング動作を制御して前置補間
を行わせるマイクロコンピュータ6(タイミングジェネ
レータ10も含む)と、ディジタル処理によって上記欠
陥画素の補正を行うディジタル欠陥補正回路23の欠陥
補正機能部(キズ補正機能部)25とを有することを特
徴とするものである。
【0018】すなわち、本発明実施例のビデオカメラ装
置は、撮像素子としてのCCD素子13,1,14と、
欠陥画素の信号レベルが所定の閾値以上のときのみ当該
CCD素子13,1,14の出力のうちの欠陥画素(例
えばいわゆる白傷)位置でデータ部(信号部)のサンプ
リングを止めて1画素前の信号を当該白傷の信号の代わ
りに使う(すなわち前置補間を行う)ことによって、当
該白傷(欠陥)の補正を行うアナログ回路系のプリアン
プ回路2と、CCD素子の駆動クロックと同じクロック
周波数でCCD素子の出力をA/D変換してディジタル
信号処理を行うディジタル回路系とを有してなり、さら
に、当該ディジタル回路系には白傷(欠陥)の1ライン
前及び前後の画素の信号情報から、被写体に応じた適応
型の欠陥補正を行うディジタル欠陥補正回路23をも設
けてなるビデオカメラ装置である。
【0019】この図1において、被写体からの光は、レ
ンズ11を介してプリズム12に到達し、当該プリズム
12によって、B(青),G(緑),R(赤)の成分に
分離され、それぞれ対応するB用のCCD素子13、G
用のCCD素子1、R用のCCD素子14に入射する。
各CCD素子13,1,14は、入射した光を光電変換
によって電気信号とし、この電気信号を出力する。
【0020】なお、この図1では、上記G用のCCD素
子1による電気信号が伝送される信号処理系のみを示
し、上記B,R用のCCD素子13,14による電気信
号が伝送される系についてはG用の信号処理系と同様で
あるため図示を省略している。B用のCCD素子13か
らの電気信号は端子15を介し、また、R用のCCD素
子14からの電気信号は端子16を介して、G用の信号
処理系同様の各系に送られる。
【0021】以下、上記G用の信号処理系について説明
する。上記G用のCCD素子1からの例えば図2に示す
ような出力信号S1 は、上記プリアンプ回路2のスイッ
チ17及びスイッチ19の入力端子に送られる。
【0022】上記スイッチ17の出力端子は一端が接地
されたコンデンサ20の他端と接続され、上記スイッチ
19の出力端子は一端が接地されたコンデンサ22の他
端と接続されている。また、上記コンデンサ20の他端
と上記スイッチ17の出力端子との共通接続点はスイッ
チ18の入力端子と接続され、当該スイッチ18の出力
端子は一端が接地されたコンデンサ21の他端と接続さ
れている。
【0023】これらスイッチ17とスイッチ18及び1
9が後述するサンプリングパルスPb及びPdに応じて
それぞれオン/オフされることで、それぞれ対応するコ
ンデンサ20,21,22において充電或いは放電がな
されることになり、当該プリアンプ回路2でのサンプル
及びホールドが実現されるようになっている。
【0024】ここで、これらスイッチ17と18及び1
9は、タイミングジェネレータ10からの例えば図2に
示すようなサンプリングパルスPbとPdによって、オ
ン/オフされるものである。当該サンプリングパルスP
bは上記CCD素子1の出力信号S1 のうちのリファレ
ンス黒部Rbをサンプリング及びホールドするためのパ
ルスであり、上記サンプリングパルスPdは上記CCD
1の出力信号S1 のうちの信号部Rsをサンプリング及
びホールドするためのパルスである。
【0025】上述のようなサンプリングパルスPb及び
Pdによって、上記スイッチ17と18及び19がオン
/オフされて各コンデンサ20,21,22の放電と充
電がなされることによるサンプル及びホールド値は、差
動アンプ5に送られる。すなわち、上記コンデンサ21
の他端と上記スイッチ18の出力端子との共通接続点は
差動アンプ5の正側(+側)入力端子と接続され、上記
サンプリング22の他端と上記スイッチ19の出力端子
との共通接続点は差動アンプ5の負側(−側)入力端子
と接続されており、当該差動アンプ5からの差分値が、
上記プリアンプ回路2からのビデオ信号として出力され
る。
【0026】上記プリアンプ回路2の差動アンプ5の出
力S5 は、ビデオアンプ7によって増幅された後(信号
7 )、アナログ/ディジタル(A/D)コンバータ8
によってCCD素子のドライブ周波数と同じクロックで
A/D変換されてディジタル信号に変換され(信号
8 )、後述するディジタル欠陥補正回路23を介して
ディジタル信号処理回路26に送られる。
【0027】当該ディジタル信号処理回路26では、供
給されたディジタル信号に対して、ビデオカメラ装置に
おいて必要なガンマ、ニー、ディテール、フレア等の各
種信号処理を施す。
【0028】また、上記ディジタル欠陥補正回路23
は、欠陥画素の検出を行う欠陥検出機能部24と、ディ
ジタル処理によって欠陥画素の補正を行う欠陥補正機能
部25とを有してなるものである。
【0029】具体的には、上記欠陥検出機能部24では
CCD素子1の信号から欠陥画素の位置とレベルを検出
し、マイクロコンピュータ6に送る。
【0030】当該マイクロコンピュータ6は、レベル比
較機能部27によって上記欠陥検出機能部24からの欠
陥画素のレベルと所定の閾値とを比較すると共に、上記
欠陥画素の位置とレベルの情報を、上記EEPROM9
に記憶させる。
【0031】また、上記ディジタル欠陥補正回路23の
欠陥補正機能部25では、上記EEPROM9に記憶さ
れた欠陥画素の位置情報に基づき、当該欠陥画素の1ラ
イン前及び前後の画素データを用いた適応型の補正を行
う。
【0032】ところで、上記ディジタル欠陥補正回路2
3における適応型の補正では、例えばCCD素子の欠陥
画素に起因する信号のレベルが比較的大きい場合、ビデ
オアンプ7等のアナログ回路部の周波数特性や各種のフ
ィルタ(図示は省略しているが前記ローパスフィルタ
等)の影響によって、前述したように、当該欠陥画素に
起因する信号の幅が広がってしまい(例えば1画素分の
幅が2〜3画素分になる)、したがって、欠陥画素の補
正ができなくなる。
【0033】すなわち、例えば図3のAに示すように、
欠陥画素に起因する信号のレベルが小さい場合には、差
動アンプ5の出力信号S5 をビデオアンプ7で増幅した
信号S7 をさらにA/Dコンバータ8でA/D変換した
信号S8 は、上記ディジタル欠陥補正回路23のみで補
正でき、当該ディジタル欠陥補正回路23の出力信号S
23は完全に補正されたものとなるのに対し、例えば図3
のBに示すように、欠陥画素に起因する信号のレベルが
大きい場合には、差動アンプ5の出力信号S5をビデオ
アンプ7で増幅した信号S7 をさらにA/Dコンバータ
8でA/D変換した信号S8 は、元々例えば1画素分の
幅であったものが2〜3画素分に広がってしまい、上記
ディジタル欠陥補正回路23ではA/D変換時の1クロ
ック内で欠陥補正ができず、したがって、完全に補正が
なされていない信号S23が出力されるようになる。
【0034】このようなことから、本発明実施例のビデ
オカメラ装置のマイクロコンピュータ6では、上記欠陥
検出機能部23において検出し上記EEPROM9に記
憶しているCCD素子の欠陥画素のレベルの情報を用
い、当該レベルが所定の閾値より大きく、ディジタル欠
陥補正回路23での補正に上述のような問題が起こりそ
うな欠陥画素に起因する信号を選択するようにしてい
る。
【0035】すなわち、本実施例のビデオカメラ装置の
マイクロコンピュータ6は、レベル比較機能部27にお
ける所定の閾値を越えるような欠陥画素に起因する信号
を選択し、当該所定の閾値以上となる欠陥画素を選択し
たならば、この選択に基づく制御信号を上記タイミング
ジェネレータ10に送る。
【0036】当該タイミングジェネレータ10は、上記
選択に基づく制御信号を受けとると、上記選択した信号
(すなわち所定の閾値以上のレベルの欠陥画素の信号)
に対してはプリアンプ回路2でのサンプリング動作を停
止させ(サンプリングパルスの供給を停止する)、当該
プリアンプ回路2において前置補間を行わせるようにす
る。
【0037】言い換えれば、上記マイクロコンピュータ
6は、上記閾値を越えるようなレベルの欠陥画素の信号
がCCD素子1からプリアンプ回路2に供給されたとき
には、上記タイミングジェネレータ10を制御すること
によって、当該プリアンプ回路2における当該欠陥画素
の信号のサンプリングを停止させると共に、コンデンサ
に蓄えられている1画素前の値(ホールド値)を上記プ
リアンプ回路2から出力させるようにしている。
【0038】その後、最終的にディジタル欠陥補正回路
23において、最適な補正を行うようにする。
【0039】このように、本実施例のビデオカメラ装置
では、上記所定の閾値を越えないような信号レベルの小
さい欠陥画素に対しては上記ディジタル欠陥補正回路2
3による適応的な欠陥補正のみを行い、上記所定の閾値
を越えるような信号のレベルの大きい欠陥画素に対して
は上記プリアンプ回路2における前置補間による欠陥画
素の補正と共に前記ディジタル欠陥補正回路23による
適応的な欠陥補正の両方を行うようにしている。
【0040】言い換えれば、本実施例のビデオカメラ装
置は、CCD素子の白傷すなわち欠陥画素の信号レベル
に応じて欠陥補正を行うものであって、欠陥画素の信号
レベルが通常のレベルの小さいものである場合にはディ
ジタル欠陥補正回路23での適応型補正のみ行い、レベ
ルが大きくてアナログ回路部を介することによって信号
の幅が広がってしまい、ディジタル欠陥補正回路23で
は完全に補正できないような欠陥に対しては、プリアン
プ回路2での前置補間による補正を行った後にディジタ
ル欠陥補正回路23での適応型補正を行うようにする。
【0041】なお、本実施例のビデオカメラ装置におい
ては、常に、上記プリアンプ回路2での前置補間による
補正と、上記ディジタル欠陥補正回路23での補正とを
二重に行う方法が考えられるが、ほとんどの欠陥(白
傷)はディジタル欠陥補正回路23の補正のみで補正可
能である。また、上記2つの補正を同時に行う場合に
は、前置補間を完全に行い、かつ、2つの補正の位相が
完全に合っていないと、小さなキズの場合かえってキズ
を目立たせてしまうことになるため、欠陥画素の信号レ
ベルで上述のように選択して最適な補正方法を組み合わ
せることが有効である。
【0042】また、上記所定の閾値は、上記各CCD素
子13,1,14からの各R,G,Bの色成分毎に異な
る値に設定されるものである。例えば、人間の視覚特性
に適応して各色成分毎に異なる閾値を設定することがで
きる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のビデオカメラ装置においては、CCD素子の欠陥画
素の補正を、CCD素子の欠陥画素のレベルの大小(所
定の閾値との大小)に応じて、ディジタル欠陥補正手段
のみによる欠陥補正と、サンプルホールド手段による前
置補間及びディジタル欠陥補正手段による適応型の欠陥
補正とで切り換えて行うようにしている。すなわち、本
発明のビデオカメラ装置によれば、欠陥画素のレベルが
所定の閾値より大きくなるものであるときには、サンプ
ルホールド手段での前値補間によってレベルの大きい信
号を1画素前の正常な画素の信号と補間した後にディジ
タル欠陥補正手段での適応的な欠陥補正を行い、欠陥画
素のレベルが所定の閾値よりも小さくなるものであると
きには、ディジタル欠陥補正手段による適応的な欠陥補
正のみを行うようにしているため、CCD素子の欠陥
を、信号レベルの大小にかかわらず良好に補正できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のビデオカメラ装置の概略構成を
示すブロック回路図である。
【図2】本実施例ビデオカメラ装置のプリアンプ回路に
おけるサンプルホールドの様子を説明するための波形図
である。
【図3】本発明実施例ビデオカメラ装置で前置補間とデ
ィジタル欠陥補正とを組み合わせる構成をとることにつ
いて説明するための波形図である。
【図4】従来の前置補間による欠陥補正の欠点を説明す
るための図である。
【図5】従来のディジタル欠陥補正の欠点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・G用のCCD素子 2・・・・・・・プリアンプ回路 5・・・・・・・差動アンプ 6・・・・・・・マイクロコンピュータ 7・・・・・・・ビデオアンプ 8・・・・・・・A/Dコンバータ 9・・・・・・・EEPROM 10・・・・・・タイミングジェネレータ 11・・・・・・レンズ 12・・・・・・プリズム 13・・・・・・B用のCCD素子 14・・・・・・R用のCCD素子 17,18,19・・・スイッチ 20,21,22・・・コンデンサ 23・・・・・・欠陥検出機能部 25・・・・・・欠陥補正機能部 26・・・・・・ディジタル信号処理回路 27・・・・・・レベル比較機能部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCD素子からの出力をサンプリングし
    てホールドするサンプルホールド手段と、 上記CCD素子の欠陥画素の位置とレベルを検出する欠
    陥検出手段と、 上記欠陥画素のレベルを所定の閾値と比較する比較手段
    と、 上記欠陥画素の位置とレベルの情報を記憶する記憶手段
    と、 上記所定の閾値以上のレベルの欠陥画素に対しては上記
    サンプルホールド手段のサンプリング動作を制御して前
    置補間を行わせる制御手段と、 ディジタル処理によって上記欠陥画素の補正を行うディ
    ジタル欠陥補正手段とを有することを特徴とするビデオ
    カメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記サンプルホールド手段は、上記CC
    D素子からの出力のリファレンス黒レベル及び信号レベ
    ルをサンプリングしてホールドすることを特徴とする請
    求項1記載のビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記所定の閾値以上の
    レベルの欠陥画素に対してのみ、上記サンプルホールド
    手段でのサンプリング動作を停止させる制御を行うこと
    により、当該サンプルホールド手段から上記欠陥画素の
    前の画素に対応する信号のホールド値を出力させて上記
    前置補間を行わせることを特徴とする請求項1記載のビ
    デオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 上記所定の閾値は、光3原色の赤、緑、
    青の色成分毎に異なる値であることを特徴とする請求項
    1記載のビデオカメラ装置。
  5. 【請求項5】 上記ディジタル欠陥補正手段は、上記欠
    陥画素の少なくとも1ライン前及び前後の画素のデータ
    を用いて欠陥補正を行うことを特徴とする請求項1記載
    のビデオカメラ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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