JPH07143078A - 通信監視システム及び故障判定方法 - Google Patents

通信監視システム及び故障判定方法

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JPH07143078A
JPH07143078A JP28478593A JP28478593A JPH07143078A JP H07143078 A JPH07143078 A JP H07143078A JP 28478593 A JP28478593 A JP 28478593A JP 28478593 A JP28478593 A JP 28478593A JP H07143078 A JPH07143078 A JP H07143078A
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failure
repeater
communication line
communication
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JP28478593A
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English (en)
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Susumu Katagata
進 片方
Shunji Fujiwara
俊二 藤原
Kenji Omiya
健治 大宮
Etsujiro Namiki
悦二郎 並木
Kazushi Takeda
一志 武田
Kazumi Yamadate
和美 山館
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Tohoku Electric Power Co Inc
Oi Electric Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Oi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 通信用線路11の両端に一対の端局10が設
けられ、通信用線路11上に複数の中継器20が設けら
れる。各端局10に対して親監視装置30が設けられ、
各中継器20に対して中継器監視装置40が設けられ
る。中継器20内の各機器に故障が生じると、各機器ご
とに割り当てられた周波数の信号が中継器監視装置40
から通信用線路11に送出され、これが親監視装置30
で検出される。一方親監視装置30から一斉呼び出し信
号が出力された場合、中継器監視装置40から全ての機
器故障信号が通信用線路11上に送出される。 【効果】 通信用線路の故障区間の判定や各中継器内の
各機器の故障の判定を行うことができると共に、機器故
障信号を発生する回路の動作確認を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中継局が配設された通
信用線路の両端に一対の端局を設け、この一対の端局で
通信を行う通信システムの故障を監視する通信監視シス
テム及び故障判定法に関し、特に、前記通信用線路の故
障区間、及び前記中継器の故障機器を特定可能な通信監
視システム及び故障判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用線路を介する端局間の通信におい
て、通信用線路の距離が長くなるに従い、通信信号は、
減衰及び歪み等を生じ、S/Nが劣化する。この減衰及
び歪みを抑えるため、前記通信信号の増幅、波形整形等
を行うための中継器を前記通信用線路に備える必要があ
る。この中継器を備える通信用線路は、配電柱に添架さ
れており、経年劣化、落雷、積雪、雨風等、及び配電柱
への自動車等の衝突、狩猟中による鉄砲の発砲弾丸の接
触等により、断線、絶縁劣化等の故障が多く発生してい
る。
【0003】この通信用線路の故障を早期に検知し、故
障の復帰を迅速に行うため、前記中継器から所定の周波
数の監視信号を前記端局を介し線路監視装置に常時送信
し、この監視信号を常時受信し、通信用線路を監視する
線路監視装置による線路監視システムが知られている。
図5にこの線路監視システムの構成ブロック図を示す。
以下図5を用いて、通信用線路を監視する動作説明を行
う。
【0004】通信用線路11の両端に相互間で通信を行
う一対の端局10a、10bが設けられ、前記通信用線
路11に通信を中継する中継器20a、20bが設けら
れている。前記端局10aと10bとの相互間の通信信
号用メイン帯域での通常通信は、例えば端局10aから
10bへの方向に12〜60KHzの周波数の信号を伝
送し、かつ端局10bから10aへの方向に72〜12
0KHzの周波数の信号を伝送して双方向通信を行って
いる。この双方向通信を行うため、前記各方向の信号通
信用として、端局10及び中継器20にローパスフィル
タ27(以下、LPF27)、ハイパスフィルタ28
(以下、HPF28)を備えており、中継器20には更
に前記各方向の中継用として伝送回路21、22を備え
ている。
【0005】この中継器20a、20bの伝送回路22
a、22bの出力側には発振器23a、23bを備え、
各々の発振器より周波数f1 、f2 の監視信号を通信用
線路11に多重通信し、常時各々の中継器から端局10
aを介し、線路監視装置32に送信する。この線路監視
装置32は受信した監視信号を抽出し、外部信号線14
を介し中央線路監視装置25に送信する。この中央線路
監視装置25は保守監視員、保守点検員が常駐している
情報通信所に設けられている。この情報通信所におい
て、中央線路監視装置25で受信した監視信号より周波
数f1 、f2 の存否を判定し、通信用線路11の故障区
間を監視する線路監視システムを実現する。
【0006】この線路監視システムは、発振器23が中
継器20の出力側に接続されており、中継器20内部の
機器故障を検出することは不可能であり、中継器20内
部の機器故障を除く、通信用線路11の故障区間、及び
発振器23の故障の監視を行う。従って、中継器20の
故障は通信用線路11の通常通信時の通信異常の発生に
より初めて検出される。
【0007】図6に線路監視システム及び通信異常の検
出結果と推定故障との関係を示す。図6において、検出
結果1〜3に線路監視システムにより検出される故障を
示し、検出結果4〜6に通信異常により検出される故障
を示し、現象7に正常動作時を示す。この故障の各検出
結果毎の推定故障カ所をそれぞれa)〜c)で列挙す
る。このa)〜c)は各検出結果毎の故障と推定される
推定故障毎に列挙され、かつ順不同である。
【0008】この線路監視システムによる検出結果1〜
3において、検出結果2は発振器23aの故障と特定さ
れるが、検出結果2以外は推定故障カ所が複数有り、一
カ所に特定されない、かつ発振器23の故障と通信用線
路11の故障との区別も不可能である。
【0009】検出結果4〜6は、前記線路監視システム
の線路監視装置32において監視信号の周波数f1 、f
2 の双方共に正常受信されているが、通常通信において
通信異常となる場合を示し、検出結果4の場合は通信用
線路11cの故障と特定されるが、検出結果5、6にお
いては伝送回路21、伝送回路29の故障であることは
判定されるが、中継器20aか20bかの区別が不可能
である。
【0010】この図6に示すような検出結果により保守
監視員が、故障箇所を推定し、必要と推定される作業用
工具、交換部品等を準備し、推定される故障の種類、例
えば、線路故障、中継器故障、中継器内部の特定機器等
により特定される保守点検員が推定故障箇所に急行し、
故障の調査後、保守作業を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、線
路監視システムにおいては、通信用線路及び発振器の監
視を行うが、この故障の種類及び故障箇所を特定するこ
とができない、かつ、中継器の監視は行なわれていな
い。この中継器の故障は緊急連絡、端局間の制御用信号
の通信等を行う通常通信中の通信異常により初めて検出
され、中継器故障が検出された時には、重要な連絡、制
御信号の通信等が不可能となり端局間の通信が麻痺状態
となる。また、この通信異常の検出によっても故障中継
器の特定をすることができない。
【0012】また、前記線路監視装置を備える端局と、
保守点検員が常駐している情報通信所とは十数Km〜数
十Km程度離れており、前記中継器は、通信用線路の一
区間毎の十数Km〜数十Km毎に存在し、各中継器は他
物体からの衝撃等を避けるため、高所で、人目に触れな
い場所の配電柱に設置されている。
【0013】このため、故障発生時、保守監視員は、実
際には故障していない箇所も含めた複数の故障と推定さ
れる全箇所、全故障の種類の修理及び調査に対処するた
め、必要とされる作業用工具、交換部品等、及び故障の
種類により特定される保守点検員全員を配備する必要が
有る。この準備後、情報通信所から十数Km以上離れた
前記複数の推定故障箇所の所定の一箇所に急行し、人目
に触れない場所の配電柱の高所に設置されている中継
器、又はこの中継器に接続されている通信用線路の調査
を行う必要があり、更に、十数Km以上離れた他の推定
故障箇所の調査を必要とする場合も多く、大変な時間と
労力を必要とする。
【0014】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、通信用線路の故障区
間、及び中継器の故障機器を特定可能な通信監視システ
ムとその故障判定法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信用線路の
両端に設けられ相互間で通信を行う一対の端局と、前記
通信用線路に設けられ、信号の中継を行う少なくとも一
つの中継器と、前記中継器毎に設けられ、前記中継器の
監視を行う中継器監視装置と、前記一対の端局に接続さ
れた主監視装置とを含み、前記中継器監視装置は、前記
中継器内の複数の機器の故障を個別に検出する機器故障
検出回路と、前記複数の機器の各機器毎に割り当てられ
た各機器固有の周波数をもつ機器故障信号を発生させ
て、前記通信用線路に送出する機器故障信号発生回路
と、前記主監視装置の指令に基づいて前記端局から前記
通信用線路上に送出された一斉呼出信号を検出し、すべ
ての機器故障信号発生回路を作動させる呼出検出回路と
を有し、前記一斉呼出信号が検出された場合に、前記す
べての機器故障信号発生回路を一斉作動させ前記通信用
線路上に送出し、前記機器の故障が検出された場合に、
当該機器に対応する機器故障信号発生回路を個別作動さ
せ前記通信用線路上に送出し、前記主監視装置は、前記
一斉呼出信号を発生して前記通信用線路に送出する一斉
呼出信号発生回路と、前記一斉呼出信号に応答し前記通
信用線路に送出された応答信号の周波数内容に基づき、
当該通信用線路の故障区間の判定又は機器故障信号発生
回路の故障判定を行い、かつ、前記通信用線路に送出さ
れた前記機器故障信号の周波数内容に基づき、故障機器
を判定する故障判定部とを有することを特徴とする。
【0016】また、請求項1記載の通信監視システムお
いて、前記通信用線路における信号伝送帯域は、通信信
号伝送用メイン帯域と打合せ用サブ帯域とに区分され、
前記中継器の両端の信号入出力部には、前記打合せ用サ
ブ帯域の信号の入出力を分離するフィルタが設けられ、
中継器内部の機器をバイパスしつつ前記フィルタを接続
する打合せ回線が形成され、前記各機器故障信号発生回
路及び一斉呼出信号検出回路は、前記打合せ回線に接続
され、前記打合せ用サブ帯域を利用して前記一斉呼出信
号及び前記故障信号が伝送されることを特徴とする。
【0017】また、本発明は、通信用線路の両端に設け
られ相互間で通信を行う一対の端局と、前記通信用線路
に設けられ、信号の中継を行う少なくとも一つの中継器
と、前記中継器毎に設けられ、前記中継器の監視を行う
中継器監視装置と、前記一対の端局に接続された主監視
装置とを含み、前記中継器監視装置において、中継器内
部の複数の機器の故障を機器毎に検出する機器故障検出
手段と、この機器故障検出の際、各中継器内部の機器毎
に固有の機器故障信号を通信用線路を介し前記一対の端
局に送信する機器故障信号送信手段と、前記通信用線路
上より一斉呼出信号を受信する一斉呼出信号受信手段
と、この一斉呼出信号を受信した際、各中継器毎に固有
の応答信号を前記通信用線路を介し前記一対の端局に送
信する応答信号送信手段とを含み、主監視装置におい
て、前記一対の端局に送信された機器故障信号を受信す
る機器故障信号受信手段と、この機器故障信号を弁別し
故障機器を判定する機器故障判定手段と、前記一対の端
局を介し前記通信用線路上に一斉呼出信号を送出する一
斉呼出信号送出手段と、前記一対の端局に送信された応
答信号を受信する応答信号受信手段と、この受信した応
答信号を弁別し通信用線路の故障区間を判定する故障区
間判定手段とを含むことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、中継器監視装置におい
て、中継器内部の複数の機器の故障を機器毎に検出する
機器故障検出工程と、この機器故障検出の際、各中継器
内部の機器毎に固有の機器故障信号を通信用線路を介し
この通信用線路の両端の一対の端局に送信する機器故障
信号送信工程と、前記通信用線路上より一斉呼出信号を
受信する一斉呼出信号受信工程と、この一斉呼出信号を
受信した際、各中継器毎に固有の応答信号を前記通信用
線路を介し前記一対の端局に送信する応答信号送信工程
とを含み、主監視装置において、前記一対の端局に送信
された機器故障信号を受信する機器故障信号受信工程
と、この機器故障信号を弁別し故障機器を判定する機器
故障判定工程と、前記一対の端局を介し前記通信用線路
上に一斉呼出信号を送出する一斉呼出信号送出工程と、
前記一対の端局に送信された応答信号を受信する応答信
号受信工程と、この受信した応答信号を弁別し通信用線
路の故障区間を判定する故障区間判定工程とを含むこと
を特徴とする。
【0019】
【作用】本発明において、中継器の故障発生の際、各中
継器内部の機器毎に固有の機器故障信号を、通信用線路
の両端に設けられた一対の端局を介し主監視装置に送信
し、この機器故障信号を受信した主監視装置において故
障機器の判定が可能である。
【0020】また、主監視装置より前記一対の端局を介
し全中継器に一斉呼出信号を送信し、この一斉呼出信号
に応答した中継器が前記全故障信号を発振させる応答信
号を、前記一対の端局を介し主監視装置に送信し、この
応答信号を受信した主監視装置において通信用線路の故
障区間の判定及び機器故障信号の発生手段の故障判定が
可能である。
【0021】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明に係る、通信監視システムの構成ブ
ロックである。端局10aと10bとの間は、通信用線
路11により接続され、通信用線路11には中継器20
a、20bを設けている。
【0022】この中継器20a、20bには、監視線1
2、及び通常通信を行うメイン帯域外のサブ帯域のみを
通過させるフィルタ16を設けた打合せ回線13を介
し、中継器監視装置40a、40bが接続される。前記
監視線12は、中継器監視装置40により中継器20を
監視するための伝送線であり、打合せ回線13は、中継
器監視装置40と通信用線路11とを接続し、この通信
用線路11を介し中継器監視装置40と端局10とを接
続する。この端局10は打合せ回線13を介し親監視装
置30が接続され、この親監視装置30は外部信号線1
4を介し中央監視装置15が接続される。
【0023】また、中継器20a及び中継器監視装置4
0aの詳細を図2に示し、端局10a及び親監視装置3
0aの詳細を図3に示す。この中継器20a、端局10
aは、中継器20b、端局10bと同様の構成であり、
中継器監視装置40aと中継器監視装置40bとは、そ
れぞれが発生する正弦波信号の周波数が(fa1、fa2
・・・、fan)と(fb1、fb2、・・・、fbn)で異な
る以外は、同様の構成である。また、中継器20及び端
局10は従来例と同一の構成であり、本実施例では、上
記のように中継器20及び端局10にそれぞれ打合せ回
線13が接続されている。
【0024】以下図1〜3を用いて、通信監視システム
による[1]中継器の故障判定法、及び[2]通信用線
路の故障判定法の動作の説明を行う。
【0025】[1]中継器の故障判定法 図1、図2において、中継器20a内部の複数の機器、
例えば伝送回路21a、22a、バックアップ回路26
aは監視線12を介し中継器監視装置40aの機器故障
検出回路41aに接続され、この機器故障検出回路41
aは機器故障信号発生回路42aに接続される。この機
器故障信号発生回路42aは、複数の発振周波数による
正弦波信号(fa1、fa2、・・・、fan)を発生する手
段を備え、前記各機器とこの発振周波数とが一対一に対
応づけられ、各機器毎の固有周波数を発生する。
【0026】このため、機器中継器20a内部の機器に
故障が生じた時は、故障機器毎に中継器20aから監視
線12を介し中継器監視装置40a内の機器故障検出回
路41aで故障を検出し、機器故障信号発生回路42a
より故障機器毎に固有の周波数による正弦波である「機
器故障信号」を発生する。この「機器故障信号」は、フ
ィルタ16が設けられた打合せ回線13を介し、中継器
監視装置40aから端局10a、10bに送信され、打
合せ回線13を介し、親監視装置30a、30bに送信
される。この親監視装置30a、30bにおいて、受信
した「機器故障信号」を弁別し故障中継器の故障機器が
判定され、この判定結果が外部信号線14を介し中央監
視装置15に送信される。
【0027】この中央監視装置15では、通信用線路1
1の両端の端局10a、10bに備えられる親監視装置
30a、30bによる「機器故障信号」の検出結果を受
信する構成とすることにより、通信用線路11a、11
cが同時に故障した場合を除き、たとえ通信用線路11
が中継器20の故障と同時に故障したとしても、親監視
装置30の一方からは確実に「機器故障信号」を受信す
るため、迅速に故障中継器及びその故障機器の特定を可
能とする。
【0028】なお、中継器20が複数台を備える場合
も、それぞれの中継器20の「機器故障信号」を中継器
毎に異なるものとすることにより、中央監視装置15に
おいて複数の「機器故障信号」を判定可能であり、中継
器の特定は勿論、それぞれの中継器20内の故障機器を
特定可能である。
【0029】以上、監視線12を介し、各中継器の異常
信号を各中継器監視装置40で検知し、異常信号を受信
した中継器監視装置40から親監視装置30に「機器故
障信号」を送信し、この「機器故障信号」を一対の端局
に設けられた親監視装置30a、30bにおいて受信後
弁別し、この弁別故障信号を中央監視装置15で判定す
ることにより中継器の場所及び故障機器を特定をするこ
とが出来、通信システムの保守点検を確実にし、情報の
信頼度を向上させることができる。
【0030】[2]通信用線路の故障判定法 図1、図3において、親監視装置30は、打合せ回線1
3を介し端局10a、10bに接続される。この親監視
装置30は中央監視装置15の指令を受けて「一斉呼出
信号」を端局10a、10bに送出する一斉呼出信号発
生回路31と、親監視装置30から送信される「機器故
障信号」の全周波数を個別に検出する機器故障信号検出
回路34と、故障機器毎の検出信号を判定する故障信号
判定部33を備える。
【0031】前記「一斉呼出信号」を端局10a、10
bを介し受信した各中継器監視装置40a、40bは、
この「一斉呼出信号」に応答し、前記機器故障信号発生
回路を一斉に作動さる「応答信号」を親監視装置30
a、30bに送信する。この親監視装置30a、30b
で受信した「応答信号」を親監視装置30の故障信号判
定部33で弁別し、弁別結果を外部信号線14を介し中
央監視装置15に送信し、中央監視装置15において、
故障信号判定部33a、33bの弁別結果を判定するこ
とにより、通信用線路の故障区間の特定が可能である。
【0032】前記「応答信号」は、各中継器20毎に固
有の信号であり、、この中継器20a、20bに備えら
れた各監視装置40a、40bから発信される固有周波
数(fa (fa1、fa2、・・・、fan)、fb (fb1
b2、・・・、fbn))の全周波数を多重したものであ
る。前記「一斉呼出信号」は、前記「応答信号」とは異
なる所定周波数の信号とし、前記「応答信号」、及び
「一斉呼出信号」は、前記サブ帯域で前記打合せ回線1
3に設けられたフィルタ16を通過する周波数であると
する。
【0033】なお、「応答信号」として各中継器に固有
の周波数の全周波数を用いているが、これは前記監視装
置40の機器故障信号発生回路42の動作確認を行うた
めであり、通信用線路11の監視は前記固有周波数の所
定の一周波数のみでも可能である。
【0034】次に、通信用線路11の各区間(11a、
11b、11c)の内、1箇所、又は複数箇所の区間が
故障した時の通信用線路11の故障区間と親監視装置3
0a、30b内部の故障信号判定部33a、33bで検
出される「応答信号」(fa、fb )の関係を図4に示
す。端局10a、10bを介し親監視装置30a、30
bで受信された「応答信号」は故障信号判定部33a、
33bで弁別され、この弁別結果は外部信号線14を介
し中央監視装置15に送信され、中央監視装置15の受
信結果より故障区間を判定する。
【0035】前記図4より、故障区間が複数であって
も、故障区間の特定が可能である。ただし、区間11a
と11cとが同時に故障した場合に限り、更に11bが
故障か否かの判断は不可能となるが、これは、初めに、
区間11a又は11cの一方を修理し、この修理後、中
央監視装置15において、再び故障判定を行うならば、
11bが故障か正常かの判定は、図4の関係より可能と
なる。
【0036】以上、端局10を介し、中央監視装置15
から中継器監視装置40へ「一斉呼出信号」を送信し、
この「一斉呼出信号」を受信した中継器監視装置40か
ら中央監視装置15に「応答信号」を送信し、この「応
答信号」を受信した一対の端局10a、10bを介し受
信した信号を中央監視装置15で判定することにより、
定期的、又は任意に通信用線路の故障箇所を監視するこ
とが出来、通信システムの保守点検を確実にし、情報の
信頼度を向上させることができる。
【0037】なお、通信監視用信号として通信用線路を
送信する「機器故障信号」、「一斉呼出信号」、「応答
信号」は全て通常通信でのメイン帯域外のサブ帯域とし
ているため、通常通信に全く影響を与えず、通信監視を
行うことが可能である。
【0038】また、通信用線路を介し「機器故障信号」
は故障時のみ送信し、「一斉呼出信号」及び「応答信
号」は通常通信に支障の無い間だけ送信させられる。こ
のため、フィルタ16を除去し、メイン帯域内の周波数
帯により監視するような通信監視システムとしても、通
常通信にほとんど影響を与えず、通信監視を行うことが
可能である。
【0039】また、親監視装置と中央監視装置とは外部
信号線を介して接続されているが、親監視装置と中央監
視装置とを無線通信によって接続しても同様の通信監視
システムを実現可能である。
【0040】また、前記中継器監視装置の構成と中央監
視装置の構成とを含めた主監視装置によっても同様の通
信監視システムを実現可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において、
中継器の故障発生の際、各中継器内部の機器毎に特定さ
れる機器故障信号を、通信用線路の両端に設けられる一
対の端局を介し主監視装置に送信する。この主監視装置
において受信する機器故障信号と前記故障中継器の故障
機器とは一対一に対応するため、機器故障信号を弁別す
ることにより、故障機器の特定を可能とする。
【0042】また、主監視装置より定期的、又は特定時
に前記一対の端局を介し全中継器に一斉呼出信号を送信
し、この一斉呼出信号に応答し、応答信号として中継器
の全機器故障信号を一斉に、前記一対の端局を介し主監
視装置に送信する。この主監視装置において受信する一
対の端局からの応答信号の有り無しと通信用線路の故障
区間とは一対一に対応するため、一対の端局での応答信
号の有り無しを弁別することにより、通信用線路の故障
区間の特定を可能とする。また、同時にこの応答信号に
より機器故障信号の全発生手段の動作確認を可能とす
る。
【0043】このように通信監視用信号の通信線路の占
有を大幅に減少させ、故障箇所及び故障の種類を迅速に
特定するため、通常通信の情報量増加を可能とし、か
つ、保守点検の迅速化を図り、かつ、調査箇所、及び調
査修理用品、及び保守点検員の大幅削減を実現する通信
監視システムとその故障判定法の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信監視システムの構
成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る中継器及び中継器監視
装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係る端局及び親監視装置の
構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係る通信監視システムによ
る故障区間の判定図である。
【図5】従来の線路監視システムの構成ブロック図であ
る。
【図6】従来の線路監視システムによる故障箇所の推定
図である。
【符号の説明】
10a、b 端局 20a、b 中継器 30a、b 親監視装置 40a、b 中継器監視装置 11 通信用線路 12 監視線 13 打合せ回線 14 外部信号線 15 中央監視装置 16 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大宮 健治 岩手県盛岡市紺屋町1番25号 東北電力株 式会社岩手情報通信所内 (72)発明者 並木 悦二郎 岩手県盛岡市紺屋町1番25号 東北電力株 式会社岩手情報通信所内 (72)発明者 武田 一志 岩手県盛岡市紺屋町1番25号 東北電力株 式会社岩手情報通信所内 (72)発明者 山館 和美 岩手県盛岡市紺屋町1番25号 東北電力株 式会社岩手情報通信所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信用線路の両端に設けられ相互間で通
    信を行う一対の端局と、 前記通信用線路に設けられ、信号の中継を行う少なくと
    も一つの中継器と、 前記中継器毎に設けられ、前記中継器の監視を行う中継
    器監視装置と、 前記一対の端局に接続された主監視装置と、 を含み、 前記中継器監視装置は、 前記中継器内の複数の機器の故障を個別に検出する機器
    故障検出回路と、 前記複数の機器の各機器毎に割り当てられた各機器固有
    の周波数をもつ機器故障信号を発生させて、前記通信用
    線路に送出する機器故障信号発生回路と、 前記主監視装置の指令に基づいて前記端局から前記通信
    用線路上に送出された一斉呼出信号を検出し、すべての
    機器故障信号発生回路を作動させる呼出検出回路と、を
    有し、 前記一斉呼出信号が検出された場合に、前記すべての機
    器故障信号発生回路を一斉作動させ前記通信用線路上に
    送出し、 前記機器の故障が検出された場合に、当該機器に対応す
    る機器故障信号発生回路を個別作動させ前記通信用線路
    上に送出し、 前記主監視装置は、 前記一斉呼出信号を発生して前記通信用線路に送出する
    一斉呼出信号発生回路と、 前記一斉呼出信号に応答し前記通信用線路に送出された
    応答信号の周波数内容に基づき、当該通信用線路の故障
    区間の判定又は機器故障信号発生回路の故障判定を行
    い、かつ、前記通信用線路に送出された前記機器故障信
    号の周波数内容に基づき、故障機器を判定する故障判定
    部と、 を有することを特徴とする通信監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信監視システムおい
    て、 前記通信用線路における信号伝送帯域は、通信信号伝送
    用メイン帯域と打合せ用サブ帯域とに区分され、 前記中継器の両端の信号入出力部には、前記打合せ用サ
    ブ帯域の信号の入出力を分離するフィルタが設けられ、
    中継器内部の機器をバイパスしつつ前記フィルタを接続
    する打合せ回線が形成され、 前記各機器故障信号発生回路及び一斉呼出信号検出回路
    は、前記打合せ回線に接続され、 前記打合せ用サブ帯域を利用して前記一斉呼出信号及び
    前記故障信号が伝送されることを特徴とする通信監視シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 通信用線路の両端に設けられ相互間で通
    信を行う一対の端局と、 前記通信用線路に設けられ、信号の中継を行う少なくと
    も一つの中継器と、 前記中継器毎に設けられ、前記中継器の監視を行う中継
    器監視装置と、 前記一対の端局に接続された主監視装置と、 を含み、 前記中継器監視装置において、 中継器内部の複数の機器の故障を機器毎に検出する機器
    故障検出手段と、 この機器故障検出の際、各中継器内部の機器毎に固有の
    機器故障信号を通信用線路を介し前記一対の端局に送信
    する機器故障信号送信手段と、 前記通信用線路上より一斉呼出信号を受信する一斉呼出
    信号受信手段と、 この一斉呼出信号を受信した際、各中継器毎に固有の応
    答信号を前記通信用線路を介し前記一対の端局に送信す
    る応答信号送信手段と、 を含み、 主監視装置において、 前記一対の端局に送信された機器故障信号を受信する機
    器故障信号受信手段と、 この機器故障信号を弁別し故
    障機器を判定する機器故障判定手段と、 前記一対の端局を介し前記通信用線路上に一斉呼出信号
    を送出する一斉呼出信号送出手段と、 前記一対の端局に送信された応答信号を受信する応答信
    号受信手段と、 この受信した応答信号を弁別し通信用線路の故障区間を
    判定する故障区間判定手段と、 を含むことを特徴とする通信監視システム。
  4. 【請求項4】 中継器監視装置において、 中継器内部の複数の機器の故障を機器毎に検出する機器
    故障検出工程と、 この機器故障検出の際、各中継器内部の機器毎に固有の
    機器故障信号を通信用線路を介しこの通信用線路の両端
    の一対の端局に送信する機器故障信号送信工程と、 前記通信用線路上より一斉呼出信号を受信する一斉呼出
    信号受信工程と、 この一斉呼出信号を受信した際、各中継器毎に固有の応
    答信号を前記通信用線路を介し前記一対の端局に送信す
    る応答信号送信工程と、 を含み、 主監視装置において、 前記一対の端局に送信された機器故障信号を受信する機
    器故障信号受信工程と、 この機器故障信号を弁別し故
    障機器を判定する機器故障判定工程と、 前記一対の端局を介し前記通信用線路上に一斉呼出信号
    を送出する一斉呼出信号送出工程と、 前記一対の端局に送信された応答信号を受信する応答信
    号受信工程と、 この受信した応答信号を弁別し通信用線路の故障区間を
    判定する故障区間判定工程と、 を含むことを特徴とする故障判定方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000001081A1 (fr) * 1998-06-26 2000-01-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Systeme de relais d'amplification optique

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