JPH07142849A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
配線基板およびその製造方法Info
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- JPH07142849A JPH07142849A JP5313996A JP31399693A JPH07142849A JP H07142849 A JPH07142849 A JP H07142849A JP 5313996 A JP5313996 A JP 5313996A JP 31399693 A JP31399693 A JP 31399693A JP H07142849 A JPH07142849 A JP H07142849A
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- JP
- Japan
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- connection pad
- lead wire
- vicinity
- recess
- wiring board
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3431—Leadless components
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4007—Surface contacts, e.g. bumps
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続パッド上から引出線上への半田の流出を
防止し、また接続パッドおよび引出線の機械的強度を高
める。 【構成】 基板1の上面には接続パッド6aおよび引出
線6bを含む配線パターン6が形成され、引出線6bの
一部には凹部8が形成されている。そして、接続パッド
6aの側面およびその近傍と引出線6bの凹部8および
その近傍は補強膜9で覆われている。このため、ICチ
ップをフリップチップ方式により搭載する場合、一端溶
融した半田は表面張力により接続パッド6a上に留めら
れ、接続パッド6a上から引出線6b上への流出が防止
される。また、接続パッド6aおよびその近傍の引出線
6bの機械的強度を高めることができる。
防止し、また接続パッドおよび引出線の機械的強度を高
める。 【構成】 基板1の上面には接続パッド6aおよび引出
線6bを含む配線パターン6が形成され、引出線6bの
一部には凹部8が形成されている。そして、接続パッド
6aの側面およびその近傍と引出線6bの凹部8および
その近傍は補強膜9で覆われている。このため、ICチ
ップをフリップチップ方式により搭載する場合、一端溶
融した半田は表面張力により接続パッド6a上に留めら
れ、接続パッド6a上から引出線6b上への流出が防止
される。また、接続パッド6aおよびその近傍の引出線
6bの機械的強度を高めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は配線基板およびその製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップ等の電子部品を直接搭載する
ための配線基板には、基板の上面にほぼ円形状の接続パ
ッドおよびこの接続パッドから引き出された引出線を含
む配線パターンが形成され、そして接続パッドにICチ
ップ等の電子部品の接続パッドを半田バンプを介して接
続することにより、ICチップ等の電子部品を搭載する
ようにしたものがある。
ための配線基板には、基板の上面にほぼ円形状の接続パ
ッドおよびこの接続パッドから引き出された引出線を含
む配線パターンが形成され、そして接続パッドにICチ
ップ等の電子部品の接続パッドを半田バンプを介して接
続することにより、ICチップ等の電子部品を搭載する
ようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような配線基板では、ICチップ等の電子部品を搭
載する際に、一旦溶融した半田が接続パッド上から引出
線上に流れ出し、さらに引出線上からその近傍の基板上
に流れ出し、隣合う引出線間等でショートが発生するこ
とがあり、また半田の流出により半田の高さ(量)が変
化し、ICチップ等の電子部品の接続強度が低下してし
まうという問題があった。また、従来のこのような配線
基板では、配線パターンのピッチが100μm以上の通
常ピッチである場合には、配線パターンの基板に対する
接着面積を比較的大きくすることができるが、ファイン
ピッチ(50〜80μm)化が進むにつれて、配線パタ
ーンの基板に対する接着面積が小さくなり、ひいては配
線パターンの機械的強度や基板への密着度が低下するこ
とになる。この結果、搭載されたICチップ等の電子部
品に外力が加わったとき、接続パッドおよびその近傍の
引出線が基板から剥がれてしまうことがあるという問題
があった。また、ICチップを搭載した直後の試験によ
りICチップが不良品と判定され、これを別のICチッ
プと交換するために、搭載したICチップを取り去る場
合にも、接続パッドおよびその近傍の引出線が基板から
剥がれてしまうことがあるという問題があった。この場
合、ICチップのみを取り去ることができたとしても、
接続パッド上に残存する半田をきれいに取り除くため
に、半田を溶融させて吸引ヘッドによって吸引する際
に、吸引ヘッドが接続パッドおよびその近傍の引出線に
当たると、接続パッドおよびその近傍の引出線が基板か
ら剥がれてしまうことがあるという問題もあった。この
発明の目的は、接続パッド上から引出線上への半田の流
出を防止することができ、また接続パッドおよびその近
傍の引出線の機械的強度や基板への密着度を高めること
のできる配線基板およびその製造方法を提供することに
ある。
このような配線基板では、ICチップ等の電子部品を搭
載する際に、一旦溶融した半田が接続パッド上から引出
線上に流れ出し、さらに引出線上からその近傍の基板上
に流れ出し、隣合う引出線間等でショートが発生するこ
とがあり、また半田の流出により半田の高さ(量)が変
化し、ICチップ等の電子部品の接続強度が低下してし
まうという問題があった。また、従来のこのような配線
基板では、配線パターンのピッチが100μm以上の通
常ピッチである場合には、配線パターンの基板に対する
接着面積を比較的大きくすることができるが、ファイン
ピッチ(50〜80μm)化が進むにつれて、配線パタ
ーンの基板に対する接着面積が小さくなり、ひいては配
線パターンの機械的強度や基板への密着度が低下するこ
とになる。この結果、搭載されたICチップ等の電子部
品に外力が加わったとき、接続パッドおよびその近傍の
引出線が基板から剥がれてしまうことがあるという問題
があった。また、ICチップを搭載した直後の試験によ
りICチップが不良品と判定され、これを別のICチッ
プと交換するために、搭載したICチップを取り去る場
合にも、接続パッドおよびその近傍の引出線が基板から
剥がれてしまうことがあるという問題があった。この場
合、ICチップのみを取り去ることができたとしても、
接続パッド上に残存する半田をきれいに取り除くため
に、半田を溶融させて吸引ヘッドによって吸引する際
に、吸引ヘッドが接続パッドおよびその近傍の引出線に
当たると、接続パッドおよびその近傍の引出線が基板か
ら剥がれてしまうことがあるという問題もあった。この
発明の目的は、接続パッド上から引出線上への半田の流
出を防止することができ、また接続パッドおよびその近
傍の引出線の機械的強度や基板への密着度を高めること
のできる配線基板およびその製造方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の配線基板
は、基板の上面に形成された配線パターンの接続パッド
から引き出された引出線の前記接続パッドの近傍に凹部
を設け、少なくとも前記凹部および該凹部の近傍を補強
膜で被ったものである。請求項2記載の配線基板の製造
方法は、基板の上面に接続パッドおよび該接続パッドか
ら引き出された引出線を含む配線パターンを形成し、前
記引出線の前記接続パッドの近傍に凹部を形成し、少な
くとも前記凹部および該凹部の近傍を補強膜で被うよう
にしたものである。
は、基板の上面に形成された配線パターンの接続パッド
から引き出された引出線の前記接続パッドの近傍に凹部
を設け、少なくとも前記凹部および該凹部の近傍を補強
膜で被ったものである。請求項2記載の配線基板の製造
方法は、基板の上面に接続パッドおよび該接続パッドか
ら引き出された引出線を含む配線パターンを形成し、前
記引出線の前記接続パッドの近傍に凹部を形成し、少な
くとも前記凹部および該凹部の近傍を補強膜で被うよう
にしたものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、引出線の接続パッドの近傍
に凹部を設けているので、引出線と接続パッドとの境界
に段差ができ、これによって一旦溶融した半田が表面張
力によりこの段差から流出することなく接続パッド上に
留まることとなり、したがって接続パッド上から引出線
上への半田の流出を防止することができる。また、少な
くとも凹部および該凹部の近傍を補強膜で被っているの
で、接続パッドおよびその近傍の引出線の機械的強度や
基板への密着度を高めることができる。
に凹部を設けているので、引出線と接続パッドとの境界
に段差ができ、これによって一旦溶融した半田が表面張
力によりこの段差から流出することなく接続パッド上に
留まることとなり、したがって接続パッド上から引出線
上への半田の流出を防止することができる。また、少な
くとも凹部および該凹部の近傍を補強膜で被っているの
で、接続パッドおよびその近傍の引出線の機械的強度や
基板への密着度を高めることができる。
【0006】
【実施例】図1〜図11はそれぞれこの発明の一実施例
における配線基板の各製造工程を示したものである。そ
こで、これらの図を順に参照しながら、この実施例の配
線基板の構造についてその製造方法と併せ説明する。
における配線基板の各製造工程を示したものである。そ
こで、これらの図を順に参照しながら、この実施例の配
線基板の構造についてその製造方法と併せ説明する。
【0007】まず、図1に示すように、セラミックやガ
ラスエポキシ等からなるリジットなあるいはポリイミド
等の樹脂からなるフレキシブルな基板1の上面に導体薄
膜2が形成されたものを用意する。このようなものの形
成方法としては、基板1の上面に銅等の金属箔からなる
導体薄膜2を接着剤を介して接着する方法、基板1の上
面にスパッタリングや無電解メッキ等によって導体薄膜
2を形成する方法、銅等の金属箔からなる導体薄膜2の
表面にポリイミド等の樹脂のワニスをコーティングした
後ワニスを固化させて基板1を形成するキャスティング
方法等がある。この場合、導体薄膜2の厚さは15〜4
0μm程度となるようにする。
ラスエポキシ等からなるリジットなあるいはポリイミド
等の樹脂からなるフレキシブルな基板1の上面に導体薄
膜2が形成されたものを用意する。このようなものの形
成方法としては、基板1の上面に銅等の金属箔からなる
導体薄膜2を接着剤を介して接着する方法、基板1の上
面にスパッタリングや無電解メッキ等によって導体薄膜
2を形成する方法、銅等の金属箔からなる導体薄膜2の
表面にポリイミド等の樹脂のワニスをコーティングした
後ワニスを固化させて基板1を形成するキャスティング
方法等がある。この場合、導体薄膜2の厚さは15〜4
0μm程度となるようにする。
【0008】次に、図2に示すように、導体薄膜2の上
面にポジ型のフォトレジスト膜3をスピンコートやロー
ルコート等の方法により形成する。次に、図3に示すよ
うに、形成すべき配線パターンに対応した所定のパター
ンを有するマスク4を用いて露光し、次いで現像する
と、図4に示すように、形成すべき配線パターンに対応
したフォトレジストパターン5が形成される。次に、こ
のフォトレジストパターン5をエッチングマスクとして
導体薄膜2をエッチングすると、図5に示すように、ほ
ぼ円形状の接続パッド6aおよびこの接続パッド6aか
ら引き出された引出線6bを有する配線パターン6が形
成される。この状態では、フォトレジストパターン5は
未露光状態にあるので、次にその一部を露光する。すな
わち、図6に示すように、接続パッド6aの近傍におけ
る引出線6bの所定の一部に対応する部分に方形状の開
口部7aを有する所定のパターンのマスク7を用いて露
光する。次いで現像すると、図7に示すように、引出線
6bの所定の一部に対応する部分におけるフォトレジス
トパターン5が除去される。次に、残存するフォトレジ
ストパターン5をエッチングマスクとして引出線6bの
所定の一部をその厚さがほぼ半分となるまでハーフエッ
チングすると、図8に示すように、接続パッド6aの近
傍における引出線6bの所定の一部に凹部8が形成され
る。この後、フォトレジストパターン5を剥離すると、
図9に示すようになる。
面にポジ型のフォトレジスト膜3をスピンコートやロー
ルコート等の方法により形成する。次に、図3に示すよ
うに、形成すべき配線パターンに対応した所定のパター
ンを有するマスク4を用いて露光し、次いで現像する
と、図4に示すように、形成すべき配線パターンに対応
したフォトレジストパターン5が形成される。次に、こ
のフォトレジストパターン5をエッチングマスクとして
導体薄膜2をエッチングすると、図5に示すように、ほ
ぼ円形状の接続パッド6aおよびこの接続パッド6aか
ら引き出された引出線6bを有する配線パターン6が形
成される。この状態では、フォトレジストパターン5は
未露光状態にあるので、次にその一部を露光する。すな
わち、図6に示すように、接続パッド6aの近傍におけ
る引出線6bの所定の一部に対応する部分に方形状の開
口部7aを有する所定のパターンのマスク7を用いて露
光する。次いで現像すると、図7に示すように、引出線
6bの所定の一部に対応する部分におけるフォトレジス
トパターン5が除去される。次に、残存するフォトレジ
ストパターン5をエッチングマスクとして引出線6bの
所定の一部をその厚さがほぼ半分となるまでハーフエッ
チングすると、図8に示すように、接続パッド6aの近
傍における引出線6bの所定の一部に凹部8が形成され
る。この後、フォトレジストパターン5を剥離すると、
図9に示すようになる。
【0009】次に、図10に示すように、基板1の上面
および引出線6bの凹部8の部分にポリイミド等の耐熱
性樹脂からなる補強膜9をスクリーン印刷、凸版印刷、
ディスペンス、転写コート等の方法により形成する。こ
の場合の補強膜9の形成は後で説明する理由からそれほ
ど精度を要求されないので、図示の都合上、図10では
配線パターン6を含む上面全体に補強膜9を形成してい
る。ここで、一例として、補強膜9をポリイミドで形成
する場合について説明する。まず、上記のような方法に
よりポリイミド膜を形成する。次に、ポリイミド膜をプ
リキュアした後、ポジ型レジスト現像液(例えば東京応
化(株)製のNMD3)を用いてライトエッチングを行
い、特に接続パッド6a上のポリイミド膜をすべて除去
する。このライトエッチングは、ウエットエッチングで
はなく、O2+CH4ガスを用いたドライエッチングであ
ってもよい。次に、ポリイミドをイミド化させるため
に、ポストキュアを行う。次に、接続パッド6a上に微
細なポリイミドが残らないようにするために、O2ガス
を用いたアッシングを行う。なお、イミド化する際に溶
剤等が飛ぶので、ライトエッチングをドライエッチング
で行った場合も、このアッシングを行う。かくして、ポ
リイミドからなる補強膜9が形成され、この状態を図1
1に示す。かくして、配線基板10が製造される。
および引出線6bの凹部8の部分にポリイミド等の耐熱
性樹脂からなる補強膜9をスクリーン印刷、凸版印刷、
ディスペンス、転写コート等の方法により形成する。こ
の場合の補強膜9の形成は後で説明する理由からそれほ
ど精度を要求されないので、図示の都合上、図10では
配線パターン6を含む上面全体に補強膜9を形成してい
る。ここで、一例として、補強膜9をポリイミドで形成
する場合について説明する。まず、上記のような方法に
よりポリイミド膜を形成する。次に、ポリイミド膜をプ
リキュアした後、ポジ型レジスト現像液(例えば東京応
化(株)製のNMD3)を用いてライトエッチングを行
い、特に接続パッド6a上のポリイミド膜をすべて除去
する。このライトエッチングは、ウエットエッチングで
はなく、O2+CH4ガスを用いたドライエッチングであ
ってもよい。次に、ポリイミドをイミド化させるため
に、ポストキュアを行う。次に、接続パッド6a上に微
細なポリイミドが残らないようにするために、O2ガス
を用いたアッシングを行う。なお、イミド化する際に溶
剤等が飛ぶので、ライトエッチングをドライエッチング
で行った場合も、このアッシングを行う。かくして、ポ
リイミドからなる補強膜9が形成され、この状態を図1
1に示す。かくして、配線基板10が製造される。
【0010】次に、この配線基板10上にICチップ1
1をフリップチップ方式により搭載する場合について図
12を参照しながら説明する。まず、接続パッド6a上
にICチップ11の接続パッド12をこれに予め設けら
れた半田バンプ13とともに位置合わせして配置する。
次に、図示しない熱圧着ヘッド等を用いて熱圧着する
と、半田バンプ13が一旦溶融して接続パッド6aに密
着した後固化することにより、ICチップ11の接続パ
ッド12が半田バンプ13を介して接続パッド6aに接
続される。この場合、引出線6bの接続パッド6aの近
傍に凹部8を設けているので、引出線6bと接続パッド
6aとの境界に段差ができ、これによって一旦溶融した
半田が表面張力によりこの段差から流出することなく接
続パッド6a上に留まることとなり、したがって接続パ
ッド6a上から引出線6b上への流出が防止される。こ
の後、ICチップ11を樹脂からなる封止材(図示せ
ず)で封止する。かくして、配線基板21上にICチッ
プ11が搭載される。
1をフリップチップ方式により搭載する場合について図
12を参照しながら説明する。まず、接続パッド6a上
にICチップ11の接続パッド12をこれに予め設けら
れた半田バンプ13とともに位置合わせして配置する。
次に、図示しない熱圧着ヘッド等を用いて熱圧着する
と、半田バンプ13が一旦溶融して接続パッド6aに密
着した後固化することにより、ICチップ11の接続パ
ッド12が半田バンプ13を介して接続パッド6aに接
続される。この場合、引出線6bの接続パッド6aの近
傍に凹部8を設けているので、引出線6bと接続パッド
6aとの境界に段差ができ、これによって一旦溶融した
半田が表面張力によりこの段差から流出することなく接
続パッド6a上に留まることとなり、したがって接続パ
ッド6a上から引出線6b上への流出が防止される。こ
の後、ICチップ11を樹脂からなる封止材(図示せ
ず)で封止する。かくして、配線基板21上にICチッ
プ11が搭載される。
【0011】ところで、この配線基板21では、引出線
6bの凹部8およびこの凹部8の近傍を補強膜9で被
い、かつ接続パッド6aの側面およびその近傍を補強膜
9で被っているので、接続パッド6aおよびその近傍の
引出線6bの機械的強度や基板1への密着度を高めるこ
とができる。この結果、ファインピッチ(50〜80μ
m)化を図っても、接続パッド6aおよびその近傍の引
出線6bが基板1から剥がれにくいようにすることがで
きる。また、基板1上に補強膜9を設けることにより、
ICチップ11搭載面を平坦化することができるので、
樹脂からなる封止材をサイドポッティング等の方法によ
り形成する場合、ICチップ11下への封止材の注入を
容易とすることができる。
6bの凹部8およびこの凹部8の近傍を補強膜9で被
い、かつ接続パッド6aの側面およびその近傍を補強膜
9で被っているので、接続パッド6aおよびその近傍の
引出線6bの機械的強度や基板1への密着度を高めるこ
とができる。この結果、ファインピッチ(50〜80μ
m)化を図っても、接続パッド6aおよびその近傍の引
出線6bが基板1から剥がれにくいようにすることがで
きる。また、基板1上に補強膜9を設けることにより、
ICチップ11搭載面を平坦化することができるので、
樹脂からなる封止材をサイドポッティング等の方法によ
り形成する場合、ICチップ11下への封止材の注入を
容易とすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、引出線の接続パッドの近傍に凹部を設けているの
で、引出線と接続パッドとの境界に段差ができ、これに
よって一旦溶融した半田が表面張力によりこの段差から
流出することなく接続パッド上に留まることとなり、し
たがって接続パッド上から引出線上への半田の流出を防
止することができる。また、少なくとも凹部および該凹
部の近傍を補強膜で被っているので、接続パッドおよび
その近傍の引出線の機械的強度や基板への密着度を高め
ることができる。
ば、引出線の接続パッドの近傍に凹部を設けているの
で、引出線と接続パッドとの境界に段差ができ、これに
よって一旦溶融した半田が表面張力によりこの段差から
流出することなく接続パッド上に留まることとなり、し
たがって接続パッド上から引出線上への半田の流出を防
止することができる。また、少なくとも凹部および該凹
部の近傍を補強膜で被っているので、接続パッドおよび
その近傍の引出線の機械的強度や基板への密着度を高め
ることができる。
【図1】この発明の一実施例における配線基板の製造に
際し、基板上に導体薄膜を形成した状態の斜視図。
際し、基板上に導体薄膜を形成した状態の斜視図。
【図2】この配線基板の製造に際し、導体薄膜上にフォ
トレジスト膜を形成した状態の斜視図。
トレジスト膜を形成した状態の斜視図。
【図3】この配線基板の製造に際し、フォトレジスト膜
を露光した状態の斜視図。
を露光した状態の斜視図。
【図4】この配線基板の製造に際し、現像してフォトレ
ジストパターンを形成した状態の斜視図。
ジストパターンを形成した状態の斜視図。
【図5】この配線基板の製造に際し、エッチングして配
線パターンを形成した状態の斜視図。
線パターンを形成した状態の斜視図。
【図6】この配線基板の製造に際し、未露光状態にある
フォトレジストパターンを露光した状態の斜視図。
フォトレジストパターンを露光した状態の斜視図。
【図7】この配線基板の製造に際し、現像して不要なフ
ォトレジストパターンを除去した状態の斜視図。
ォトレジストパターンを除去した状態の斜視図。
【図8】この配線基板の製造に際し、エッチングして凹
部をを形成した状態の斜視図。
部をを形成した状態の斜視図。
【図9】この配線基板の製造に際し、フォトレジストパ
ターンを剥離した状態の斜視図。
ターンを剥離した状態の斜視図。
【図10】この配線基板の製造に際し、補強膜をを形成
した状態の斜視図。
した状態の斜視図。
【図11】この配線基板の製造に際し、補強膜をライト
エッチングした状態の斜視図。
エッチングした状態の斜視図。
【図12】配線基板上にICチップを搭載した状態の断
面図。
面図。
1 基板 6 配線パターン 6a 接続パッド 6b 引出線 8 凹部 9 補強膜
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の上面に形成された配線パターンの
接続パッドから引き出された引出線の前記接続パッドの
近傍に凹部を設け、少なくとも前記凹部および該凹部の
近傍を補強膜で被ったことを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】 基板の上面に接続パッドおよび該接続パ
ッドから引き出された引出線を含む配線パターンを形成
し、前記引出線の前記接続パッドの近傍に凹部を形成
し、少なくとも前記凹部および該凹部の近傍を補強膜で
被うようにしたことを特徴とする配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5313996A JPH07142849A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5313996A JPH07142849A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 配線基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07142849A true JPH07142849A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=18047973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5313996A Pending JPH07142849A (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 配線基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07142849A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7807932B2 (en) | 2005-11-15 | 2010-10-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Printed circuit board and method for manufacturing the same |
WO2014061483A1 (ja) * | 2012-10-17 | 2014-04-24 | 株式会社デノヴ | 導電パターン部材及び導電パターン部材の製造方法 |
JP2015228472A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-17 | 株式会社ソシオネクスト | 半導体装置およびその製造方法 |
US10999927B2 (en) | 2016-11-11 | 2021-05-04 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Ceramic substrate and method for manufacturing ceramic substrate |
-
1993
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