JPH0714201U - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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Publication number
JPH0714201U
JPH0714201U JP4574493U JP4574493U JPH0714201U JP H0714201 U JPH0714201 U JP H0714201U JP 4574493 U JP4574493 U JP 4574493U JP 4574493 U JP4574493 U JP 4574493U JP H0714201 U JPH0714201 U JP H0714201U
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JP
Japan
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permanent magnet
electromagnet
fluid system
fluid
accumulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4574493U
Other languages
English (en)
Inventor
和平 菅井
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易なフェイルセーフ機能を有するアキュム
レータを提供する。 【構成】 変位隔膜7によって、流体系配管1に連通す
る被加圧室8を形成すると共に、変位隔膜7の端面に永
久磁石9を固定し、一方、永久磁石9の近傍対向位置に
は、流体系配管1と共通の電源から給電され、給電時に
永久磁石9との対向面が永久磁石9と同極になる電磁石
10を設け、該電磁石10によって被加圧室8を変位隔
膜7を介して加圧するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に、安全性および小型、軽量化を要求される宇宙機器およびプラ ント等に好適なアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、各国の国際協力により地球周回軌道上に宇宙ステーションを建設する計 画が進められているが、この種の宇宙ステーション等の宇宙機では、内部の温度 上昇を防止するために、水、フレオン等の流体を熱媒体として循環させる熱制御 用流体ループを設けて機器等の発熱を熱交換器等を介して吸収し、その熱を前記 流体ループに設けたラジエータ等により宇宙空間へ放熱することが考えられてい る。
【0003】 上記した如き流体ループにおいては、循環される流体の圧力レベルを一定に保 持し得るようアキュムレータを備える必要がある。
【0004】 図2は従来知られているアキュムレータの簡略構成図であり、1は流体系配管 、2はこの流体系配管1に連設されたアキュムレータである。該アキュムレータ 2は、圧力容器3内に設けた膨張、収縮可能なベローズ12の反流体系配管側に 高圧ガス4を封入し、該高圧ガス4の圧力によってベローズ12を介し流体5を 加圧するよう構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のアキュムレータにおいては、停電などのトラブル発生 時にも、ガス圧が流体5に作用し、流体系配管1のジョイント部等から流体が漏 れる虞れがあった。
【0006】 また、従来装置にフェイルセーフ機構として、ガス抜き装置、再加圧装置を設 けると、装置が大掛かりとなるという欠点があった。
【0007】 本考案はこのような背景に基づいてなされたものであり、上記従来装置の欠点 を解決し、簡易なフェイルセーフ機構を有するアキュムレータを提供することを 目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案では、膨張、収縮可能な変位隔膜によって 流体系に連通する被加圧室を形成すると共に、該被加圧室の反流体系側端面に永 久磁石を取付け、該永久磁石の近傍対向位置に、給電時に前記永久磁石との対向 面が前記永久磁石と同極になる電磁石を設け、該電磁石によって前記被加圧室を 前記変位隔膜を介して加圧するようにしたものである。
【0009】
【作用】
流体系が通常に作動している時は、電磁石と永久磁石の反発力により変位隔膜 は縮む方向、即ち、被加圧室内の流体圧を高める方向に付勢される。
【0010】 停電時は電磁石のコイルへの給電が停止するので、流体系の圧力により被加圧 室の変位隔膜は伸びる方向へ変位し、この結果、流体系の流体圧力レベルが通常 時よりも低下し、停電時に流体系から流体が漏洩することがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は実施例に係るアキュムレータの簡略構成図である。
【0013】 本実施例のアキュムレータ6は、伸縮作動する蛇腹構造の変位隔膜7によって 仕切られかつ流体系配管1内部に連通する被加圧室8と、被加圧室8の流体系配 管1とは反対側の端面(図面上では上端面)に取付けられた永久磁石9と、この 永久磁石9の図面上における上方の近傍対向位置に配置された電磁石10とを有 している。
【0014】 電磁石10は支持部材11に取付けられており、流体系に配置されたポンプ等 を駆動するための電源と共通の電源(図示せず)により、コイルに電流が流れ、 両端にN,S極を形成するようになっている。
【0015】 また、永久磁石9と電磁石10は、電磁石10のコイルに電流が流れている時 は、互いの対向側の磁極が同一になるように(この例ではN極同士が対向してい る)、向き、コイルの巻き方向、電流の方向が設定されている。なお、磁石の形 態はどのようなものでもよい。
【0016】 次にその動作を説明する。
【0017】 まず、流体系が通常に作動している時は、電磁石10のコイルは給電され、永 久磁石9と電磁石10との反発力により変位隔膜7を介して被加圧室8は収縮す る方向、即ち、被加圧室8内の流体圧を高める方向に付勢される。永久磁石9と 電磁石10との反発力は、電磁石10のコイルに給電される電流により設定され るため、流体5には任意の圧力を与えることができ、流体系の流体圧力レベルは 所定の値に保たれる。
【0018】 停電時は電磁石10のコイルへの給電が停止するので、被加圧室8は流体5の 圧力により変位隔膜7を介して膨張する方向、即ち、被加圧室8内の流体圧が低 くなる方向に変位し、この結果、流体系の流体圧力レベルが通常時よりも低下す る。
【0019】 これによって、停電時の流体系配管1のジョイント部等からの流体漏れは防止 される。
【0020】 また、停電時のみならず、何らかのトラブルにより流体系配管1から流体が漏 れる虞れのある時は随時、電磁石10のコイルへの通電を停止すれば漏失を未然 に防止することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、通常は電磁石と永久磁石の反発力を利 用して流体系に所定の流体圧を加え、一方、トラブル発生時は、電磁石と永久磁 石との間に反発力が生じないようにしたので、流体系からの流体漏れを未然に防 止することができ、また、一般の大掛かりなフェイルセーフ機構を有するアキュ ムレータに比べて電磁石と永久磁石を設けるだけで済むので、アキュムレータの 小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るアキュムレータの簡略構
成図である。
【図2】従来例に係るアキュムレータの簡略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 流体系配管(流体系) 6 アキュムレータ 7 変位隔膜 8 被加圧室 9 永久磁石 10 電磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張、収縮可能な変位隔膜によって流体
    系に連通する被加圧室を形成すると共に、該被加圧室の
    反流体系側端面に永久磁石を取付け、該永久磁石の近傍
    対向位置に、給電時に前記永久磁石との対向面が前記永
    久磁石と同極になる電磁石を設け、該電磁石によって前
    記被加圧室を前記変位隔膜を介して加圧するようにした
    ことを特徴とするアキュムレータ。
JP4574493U 1993-08-23 1993-08-23 アキュムレータ Pending JPH0714201U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234409A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置のリザーバ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234409A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置のリザーバ
JP4602434B2 (ja) * 2008-03-27 2010-12-22 日信工業株式会社 車両用ブレーキ液圧制御装置のリザーバ

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