JPH0714161U - エンジンのリコイルスタータ装置 - Google Patents

エンジンのリコイルスタータ装置

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JPH0714161U
JPH0714161U JP4861793U JP4861793U JPH0714161U JP H0714161 U JPH0714161 U JP H0714161U JP 4861793 U JP4861793 U JP 4861793U JP 4861793 U JP4861793 U JP 4861793U JP H0714161 U JPH0714161 U JP H0714161U
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JP
Japan
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engine
crankshaft
recoil
starter device
engaging claw
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Pending
Application number
JP4861793U
Other languages
English (en)
Inventor
周三 鈴木
Original Assignee
周三 鈴木
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン不調時に電動ドライバー等の駆動手
段によりエンジンのクランク軸を補助的に回転始動でき
るようにしたリコイルスタータ装置を提供するものであ
る。 【構成】 エンジンEのクランク軸1に対し、リコイル
プーリ8の回転力でエンジン始動するリコイルスタータ
装置10にして、前記リコイルプーリ8に通孔6Aを穿
つと共に、前記クランク軸先端に係合爪1Aを設け、外
部電動ドライバーD等の駆動軸に付設したアタッチメン
ト20の先端係合爪20Aを前記通孔6Aから挿入して
クランク軸の係合爪と噛合させ、電動ドライバーによっ
てクランク軸を回転始動するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関(以下、エンジンという)の手動式リコイルスタータの改 良に関し、エンジン不調時に電動ドライバー等の駆動手段によりエンジンのクラ ンク軸を補助的に回転始動できるようにしたものである。
【0002】
【従来技術】
例えば、草刈機等の農事用ポータブルエンジンの始動装置は、引張りロープに よるリコイルスタータ装置が古くから使用,普及している。このリコイルスター タ装置は、エンジンのクランク軸に対し、遠心クラッチ機構で接続する回転プー リを引張りロープにより高回転する構成を呈しており、エンジン始動で遠心クラ ッチ機構が切れてクランク軸は回転プーリから離れる公知の関係になっている。
【0003】 そこで、前記農事用ポータブルエンジンの始動は、作業者の腕の引張り力によ るリコイルスタータ装置でエンジンスタートさせるため、1年間にたまにしか使 用しない、エンジンスタータとして便利ではあるが、おうおうにしてエンジンの 不調で始動性が悪く、何回もロープを引張る操作を繰返えさせねばならない事態 に見舞われることが多い。 この始動操作に体力を要求されるから、エンジン不調時に女性や老人では、エ ンジンスタートさせることが困難になる。そのため、農事作業前のエンジン始動 に手間取り、遂にはエンジンの交換などに及ぶ事態にまでなることがある等、始 動性の良いスタータに改善すべき問題点が有る。 特に、第一回目の最初の始動性が悪く、一度エンジン始動すれば2度目からの エンジン始動は、それ程苦労せずに掛けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述の点に鑑み、体力を要せず始動性の良いスタータ装置を提供する ことを課題とし、エンジン本体に対して着脱自在な電動式始動装置を提供するも のである。即ち、エンジン不調時に電動ドライバー等の駆動手段によりエンジン のクランク軸を補助的に回転始動できるようにしたリコイルスタータ装置である 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンのクランク軸に対し、リコイルプーリの回転力でエンジン 始動するリコイルスタータ装置において、前記リコイルプーリに通孔を穿つと共 に、前記クランク軸先端に係合爪を設け、外部の電動ドライバー等の駆動軸に付 設したアタッチメントの先端係合爪を前記通孔から挿入してクランク軸の係合爪 と噛合する関係となし、前記電動ドライバーで前記クランク軸を補助的に回転始 動できることを特徴とするエンジンのリコイルスタータ装置としたものである。
【0006】
【作用】
本考案によると、エンジンのクランク軸に対して、着脱自在な電動式始動装置 (以下、電動ドライバーという)をワンタッチで接続させ、続いて電動ドライバ ーのバツテリーでモータを駆動させてクランク軸を回転させて、エンジンスター トさせる。この始動方式により、エンジン不調時には力を要せず始動性良くエン ジンスタートさせられる。エンジン始動後は、ワンタッチで電動ドライバーをエ ンジン本体から分離する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を附図実施例に基づいて説明する。図1は本考案のエンジン・リ コイルスタータ装置を示す断面図である。図2は本考案リコイルスタータ装置の 通常使用状態を示す断面図である。図3は電動ドライバーとクランク軸との係合 関係を示す斜視図である。図4は他の実施例を示すアタッチメントの断面図であ る。
【0008】 図1,2において、内燃機関のエンジンEのクランク軸1には、フライホイー ル2を備えると共に、スタータプーリ3を螺着させている。9はエンジンEのカ バーで、これにリコイルスタータ装置10の本体4を螺着し、内壁側にはベアリ ング5を介して円筒6が承持されている。この円筒6には、リコイルプーリ8が 付設されており、巻掛けた引張りロープ11の先端が本体4の把手12に連絡し ている。そして、13のスパイラルコイルにより、リコイルプーリ8を逆回転さ せて引張りロープ11を該プーリ8に巻掛ける作用力を付与している一方、この 把手12を引張ってロープ11を引出すとプーリ8を回転させる。 この回転力が円筒6の奥端外周に装備した遠心クラッチ7の爪が前記スタータ プーリ3の内周壁に連係し、クランク軸1を正転駆動し、エンジンEを始動させ る公知例と同一の構成である。
【0009】 本考案は、上記リコイルスタータ装置10において、エンジンEの始動が困難 な時(長期間不使用時)に、外部の電動ドライバーDによる駆動手段にてクラン ク軸1を強制的に回転させ、エンジン始動を容易ならしめるのである。
【0010】 即ち、エンジンのクランク軸1の先端に係合爪1Aを刻設している。そして、 円筒6の通孔6Aと本体4の開孔4Aとにより、電動ドライバーDの回転チャッ クCに取付けた回転アタッチメント20をクランク軸に対向して挿入させること が出来、係合爪20Aをクランク軸1の係合爪1Aに連係させられる。 この状態にて、電動ドライバーDの正転S2及び始動スイッチS1により回転 チャックCを回転駆動させると、通孔6Aがアタッチメント20のガイドをする と共に、クランク軸を正転駆動させ、始動を容易にするよう作用する。 この電動ドライバーDの始動操作でエンジンEが始動を始めると、クランク軸 1の回転がアタッチメント20の回転を上回って、両係合爪1A,20Aの連係 が外れる。
【0011】 以上の始動操作により、長期間停止状態にあったエンジンが簡便に始動される 。そして、エンジンの使用後、次にエンジンを再起動するときは、図2に示すよ う、開孔4A,通孔6Aをキヤップ30により閉塞状態とすると共に、把手12 を手動操作により引張り、リコイルプーリ8を回転して遠心クラツチ7をスター タプーリ3に連係し、クランク軸1を回転駆動させる通常の使用法が採用される 。
【0012】 尚、上記アタッチメント20は、図3に示す関係でクランク軸1の係合爪1A と、係合爪20Aが連係する構成になっている他、図4に示すように、係合爪2 0Aのフランジ部20Bを筒体21のスラスト溝21Aに係合させ、バネ22に より突出させたアタッチメント20´の構成としてもよい。 この実施例に依れば、アタッチメントの支軸21BをドライバーDのチヤック Cに締付け、通孔6A内に差入れたアタッチメントの係合爪20Aがクランク軸 の係合爪1Aに連係時にバネ22を圧縮させているから、両者1A,20Aの連 係が確実であり、且つエンジンEの始動でクランク軸1の回転が上がると、20 Aを押し戻してバネ22を圧縮させるため、両者の噛み合い外れがスムースにな る。
【0013】 本考案は、前記実施例に限定されることなく考案の要旨内において、設計変更 を成し得ること勿論である。例えば、詳細部を設計変更しても、本考案の思想を 逸脱するものではない。
【0014】
【効果】
以上のように本考案装置によると、リコイルスタータ装置のリコイルプーリに 通孔を穿つと共に、前記クランク軸先端に係合爪を設け、外部の電動ドライバー 等の駆動軸に付設したアタッチメントの先端係合爪を前記通孔から挿入してクラ ンク軸の係合爪と噛合する関係となし、前記電動ドライバーで前記クランク軸を 補助的に回転始動できるから、 リコイルスタータ装置付エンジンにおいて、長期間不使用の状態にあったエン ジンの始動時に、エンジン不調であっても、電動ドライバー等の駆動手段により 、簡便容易に始動出来る。 エンジン始動後、再び始動するときは、通常のリコイルスタータによりエンジ ン始動させることができ、2つのスタータ方式を具備している為に、エンジン不 調,好調や婦人,老人等の非力者によるときも、順調にエンジン始動させること ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジン・リコイルスタータ装置を示
す断面図である。
【図2】本考案リコイルスタータ装置の通常使用状態を
示す断面図である。
【図3】電動ドライバーとクランク軸との係合関係を示
す斜視図である。
【図4】他の実施例を示すアタッチメントの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クランク軸 1A,20A 係合爪 3 スタータプーリ 4 本体 4A 開孔 6 円筒 6A 通孔 E エンジン 8 リコイルプーリ 20 アタツチメント D 電動ドライバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸に対し、リコイル
    プーリの回転力でエンジン始動するリコイルスタータ装
    置において、前記リコイルプーリに通孔を穿つと共に、
    前記クランク軸先端に係合爪を設け、外部の電動ドライ
    バー等の駆動軸に付設したアタッチメントの先端係合爪
    を前記通孔から挿入してクランク軸の係合爪と噛合する
    関係となし、前記電動ドライバーで前記クランク軸を補
    助的に回転始動できることを特徴とするエンジンのリコ
    イルスタータ装置。
JP4861793U 1993-08-14 1993-08-14 エンジンのリコイルスタータ装置 Pending JPH0714161U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4861793U JPH0714161U (ja) 1993-08-14 1993-08-14 エンジンのリコイルスタータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4861793U JPH0714161U (ja) 1993-08-14 1993-08-14 エンジンのリコイルスタータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0714161U true JPH0714161U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12808379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4861793U Pending JPH0714161U (ja) 1993-08-14 1993-08-14 エンジンのリコイルスタータ装置

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JP (1) JPH0714161U (ja)

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