JPH07141285A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH07141285A
JPH07141285A JP28659593A JP28659593A JPH07141285A JP H07141285 A JPH07141285 A JP H07141285A JP 28659593 A JP28659593 A JP 28659593A JP 28659593 A JP28659593 A JP 28659593A JP H07141285 A JPH07141285 A JP H07141285A
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JP
Japan
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bus
scsi
unit
scsi bus
host
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Application number
JP28659593A
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English (en)
Inventor
Naoki Machida
直樹 町田
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NEC Gunma Ltd
Original Assignee
NEC Gunma Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2本のSCSIバスのターゲット側に、ター
ゲットである複数のファイル装置のそれぞれに対応する
複数個のデュアルポート制御部を設け、2本のSCSI
バスのイニシエータ側に2個のホストを有する1個のS
CSIバス制御部を設ける。 【効果】 2台のファイル装置に対して同時にデータ転
送を行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位装置とファイル装
置とを接続してデータの転送を行うための情報処理シス
テムのデータ転送制御装置に関し、特に、2本のSCS
Iバスを接続してデータの転送を行うための情報処理シ
ステムのデータ転送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の情報処理装置における上位
装置とファイル装置との接続状態の一例を示すブロック
図、図8は図7の例におけるSCSIバスの状態を示す
状態遷移図である。
【0003】従来の情報処理装置における上位装置とフ
ァイル装置との接続は、2本のSCSIバスを接続して
データの転送を行うためのSCSIバスデュアルポート
方式による接続は行われておらず、図7に示すように、
1本のSCSIバス8に複数のファイル装置12および
24〜26を接続し、SCSIバス8と共通バス13と
をホスト23によって接続し、共通バス13に上位装置
14および主記憶装置22を接続する方式となってい
る。
【0004】上述のように接続によって複数のファイル
装置に対して同時にデータの転送を行う場合は、次のよ
うな動作となる。
【0005】例えばファイル装置12およびファイル装
置24に対して同時にデータの転送を行うとき、まず始
めに上位装置14は、ファイル装置12およびファイル
装置24に対するデータ転送要求コマンド(説明の便宜
上、このデータ転送要求コマンドをリードデータコマン
ドとする)をホスト23に対して発行する。
【0006】ホスト23は、このリードデータコマンド
を受取った後、SCSIバス8を監視して図8に示す動
作を行う。
【0007】すなわち、SCSIバス8がバス・フリー
・フェーズ71のとき、イニシエータであるホスト23
は、アービトレーションフェーズ72に入り、バス使用
権を獲得する。次にホスト23は、セレクションフェー
ズ73に入り、ターゲットであるファイル装置(例えば
ファイル装置12)を選択する。選択されたファイル装
置12は、ホスト23に対して応答を返し、コマンドフ
ェーズ74に入る。ホスト23は、ファイル装置12に
対してリードデータコマンドを出力する。ファイル装置
12は、このリードデータコマンドを受けた後、データ
転送の準備ができるまでの間、ディスコネクトする。こ
のディスコネクトにより、SCSIバス8は、バス・フ
リー・フェーズ71に戻る。
【0008】次にホスト23は、ファイル装置24に対
してコマンドを発行するためアービトレーションフェー
ズ72に入り、バス使用権を獲得する。次にホスト23
は、ターゲットであるファイル装置24を選択する。選
択されたファイル装置24は、ホスト23に対して応答
を返し、コマンドフェーズ74に入る。ホスト23は、
ファイル装置24に対してリードデータコマンドを出力
する。ファイル装置24は、このリードデータコマンド
を受けた後、データ転送の準備ができるまでの間、ディ
スコネクトする。このディスコネクトにより、SCSI
バス8は、バス・フリー・フェーズ71に戻る。
【0009】このよう、ホスト23は、2台のファイル
装置12およびファイル装置24に対して同時にコマン
ドを出すことはできない。
【0010】ファイル装置12およびファイル装置24
から同時にリードデータの転送が発生したときは、次の
ように動作する。
【0011】ファイル装置12およびファイル装置24
は、バス使用権を獲得するためにアービトレーションフ
ェーズ72に入る。例えばファイル装置12がバス使用
権を獲得すると、ファイル装置12は、リードデータの
転送先であるホスト23を選択するため、リセレクショ
ンフェーズ73に入り、データイン・フェーズでリード
データをホスト23に転送先する。このデータ転送が終
了すると、SCSIバス8は、バス・フリー・フェーズ
71に戻る。
【0012】バス使用権を獲得できなかったファイル装
置24は、SCSIバス8がバス・フリー・フェーズ7
1に戻ったのを確認した後、アービトレーションフェー
ズ72に入ってバス使用権を獲得し、ホスト23に対し
てデータを転送する。
【0013】このように、2台のファイル装置からホス
ト23に対して同時にデータを転送することはできな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の情報処理装置は、複数のファイル装置に対してリード
データやライトデータの起動はできるが、複数のファイ
ル装置に対して同時にデータを転送することができない
という欠点を有している。すなわち、複数のファイル装
置から同時にデータ転送要求が発生した場合、SCSI
バスが1本しかないため、IDの低いファイル装置が待
たされるため、ファイル装置の性能を有効に活用できな
いという問題がある。また、1台のファイル装置がSC
SIバスを使用していると、上位装置は、他のファイル
装置に対してコマンドを発行することができないという
問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムのデータ転送制御装置は、2本のSCSIバスと複数
台のファイル装置の間に接続し、前記2本のSCSIバ
スのそれぞれの状態を監視して一方のSCSIバスにお
いて自己のID以外のIDが使用されているときは他方
のSCSIバスに切換えるための信号を出力するSCS
Iバス監視部と、前記SCSIバス監視部からの信号に
よってファイル装置から出力されるデータを前記2本の
SCSIバスのいずれか一方に出力するセレクト部と、
前記SCSIバス監視部からの信号によって前記2本の
SCSIバスのいずれか一方を選択して前記ファイル装
置に対してデータを出力するマルチプレクサ部とを備
え、前記複数台のファイル装置のそれぞれに対応して設
けられた複数個のデュアルポート制御部と、2本のSC
SIバスと共通バスとの間に接続し、前記2本のSCS
Iバスのそれぞれの状態を監視して一方のSCSIバス
において自己のID以外のIDが使用されているときは
他方のSCSIバスに切換えるための信号を出力するS
CSIバス監視部と、前記共通バスに接続された上位装
置と前記2本のSCSIバスのうちのそれぞれ対応する
SCSIバスとの接続の制御を行う第一ホストおよび第
二ホストと、前記上位装置からの命令によって前記第一
ホストまたは前記第二ホストのいずれか一方を選択する
ための信号を出力するI/O制御部と、前記SCSIバ
ス監視部からの信号および前記I/O制御部からの信号
によって前記共通バスからの命令またはデータを前記第
一ホストまたは前記第二ホストに出力し、前記SCSI
バス監視部からの信号および前記I/O制御部からの信
号によって前記第一ホストまたは前記第二ホストからの
命令またはデータを前記共通バスに出力する共通バス制
御部とを備えるSCSIバス制御部とを具備したもので
あり、特に、2本のSCSIバスのうちの対応するSC
SIバスのバスフリー状態を認識する第一SCSIバス
バスフリー状態認識部および第二SCSIバスバスフリ
ー状態認識部と、前記2本のSCSIバスのうちの対応
するSCSIバスのセレクション状態およびリセレクシ
ョン状態を認識する第一SCSIバスセレクション・リ
セレクション状態認識部および第二SCSIバスセレク
ション・リセレクション状態認識部と、自己のID番号
を格納しているIDセット部と、前記2本のSCSIバ
スののうちの対応するSCSIバスがセレクション時ま
たはリセレクション時に示すID番号を認識して前記I
Dセット部の出力と比較する第一ID認識部および第二
ID認識部と、前記第一SCSIバスバスフリー状態認
識部および第二SCSIバスバスフリー状態認識部およ
び前記第一ID認識部および前記第二ID認識部の出力
によって前記2本のSCSIバスを切換えるための制御
信号を出力するSCSIバス切換制御部とを有するSC
SIバス監視部を備えたものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は図1の実施例のSCSIバス監視部の詳細を
示すブロック図、図3は図1の実施例を使用した情報処
理装置の一例を示すブロック図、図4は図1の実施例を
使用した場合のSCSIバスの遷移状態を示す状態遷移
図、図5は図1の実施例のイニシエータ側のSCSIバ
スの動作を示すフローチャート、図6は図1の実施例の
ターゲット側のSCSIバスの動作を示すフローチャー
トである。
【0018】本実施例は、図3に示すように、共通バス
13と2本のSCSIバス8および9との間にSCSI
バス制御部10を接続し、SCSIバス8および9とフ
ァイル装置12および24〜26との間に、それぞれ対
応するデュアルポート制御部11を接続する。
【0019】共通バス13に接続されている上位装置1
4は、SCSIバス制御部10に対してパラメータをセ
ットし、共通バス13に接続されている主記憶装置22
は、上位装置14とSCSIバス制御部10と間のデー
タの書込みまたは読出しを行う。
【0020】SCSIバス制御部10はイニシエータで
あり、デュアルポート制御部11ならびにファイル装置
12および24〜26はターゲットである。
【0021】デュアルポート制御部11は、図1に示す
ように、SCSIバス8およびSCSIバス9の状態を
監視し、一方のSCSIバスにおいて自己のID以外の
IDが使用されているときは、他方のSCSIバスに切
換えるための信号を出力するSCSIバス監視部1と、
SCSIバス監視部1の出力信号によってファイル装置
12から出力されるデータを2本のSCSIバス8また
は9のいずれか一方に出力するセレクト部(SLCT
部)2と、SCSIバス監視部1の出力信号によって2
本のSCSIバス8または9のいずれか一方を選択し、
SCSIバス制御部10からのデータをファイル装置1
2に対して出力するマルチプレクサ部(MPX部)3と
を備えている。
【0022】SCSIバス制御部10は、SCSIバス
8およびSCSIバス9の状態を監視し、一方のSCS
Iバスにおいて自己のID以外のIDが使用されている
ときは、他方のSCSIバスに切換えるための信号を出
力するSCSIバス監視部1と、上位装置14からの命
令(パラメータ)によって第一ホスト6または第二ホス
ト7のいずれか一方を選択するための信号を出力するI
/O制御部4と、SCSIバス監視部1からの信号また
はI/O制御部4からの信号を選択するオア回路5と、
オア回路5の出力信号によってデュアルポート制御部1
1から出力されるデータ、すなわち第一ホスト6または
第二ホスト7から出力されるデータを共通バス13に出
力し、共通バス13からのデータをオア回路5の出力信
号によって切換えて第一ホスト6または第二ホスト7に
出力する共通バス制御部28とを備えている。
【0023】SCSIバス監視部1は、図2に示すよう
に、SCSIバス8のバスフリー状態を認識する第一S
CSIバスバスフリー状態認識部15と、SCSIバス
8のセレクション状態およびリセレクション状態を認識
する第一SCSIバスセレクション・リセレクション状
態認識部17と、自己のID番号を格納しているIDセ
ット部27と、SCSIバス8がセレクション時または
リセレクション時に示すID番号を認識してIDセット
部27の出力と比較する第一ID認識部19と、SCS
Iバス9のバスフリー状態を認識する第二SCSIバス
バスフリー状態認識部16と、SCSIバス9のセレク
ション状態およびリセレクション状態を認識する第二S
CSIバスセレクション・リセレクション状態認識部1
8と、SCSIバス9がセレクション時またはリセレク
ション時に示すID番号を認識してIDセット部27の
出力と比較する第二ID認識部20と、第一SCSIバ
スバスフリー状態認識部15および第二SCSIバスバ
スフリー状態認識部16および第一ID認識部19およ
び第二ID認識部20の出力によってSCSIバス8と
SCSIバス9とを切換えるための制御信号を出力する
SCSIバス切換制御部21とを有している。
【0024】次に上述のように構成したSCSIバスデ
ュアルポート制御装置の動作について、図4〜図6を参
照して説明する。
【0025】例えばファイル装置12およびファイル装
置24に対して同時にリードデータの転送要求が発生し
た場合、まず始めに上位装置14は、ファイル装置12
に対するリードデータコマンドを発行する。このリード
データコマンドは、共通バス13を介してSCSIバス
制御部10に入力する。このときSCSIバス8はバス
・フリー状態(SCSIバス8・フリー・フェーズ8
1)となる(図5のステップ31)。
【0026】SCSIバス制御部10内では、SCSI
バス監視部1の第一SCSIバスバスフリー状態認識部
15がSCSIバス8がバス・フリー状態であることを
認識し、SCSIバス切換制御部21に対して信号を出
力する。SCSIバス切換制御部21は、この信号によ
ってオア回路5を介して共通バス制御部28に対して信
号を送り、第一ホスト6を選択させる。
【0027】これにより、SCSIバス制御部10に入
力したリードデータコマンドは、共通バス制御部28を
介して第一ホスト6に出力される。第一ホスト6は、こ
のリードデータコマンドを受取ると、SCSIバス8を
獲得するため、アービトレーションフェーズ82に入る
(ステップ32)。
【0028】SCSIバス8の使用権を獲得すると、第
一ホスト6は、セレクションフェーズ83に入り、ター
ゲットであるファイル装置12を選択する。ファイル装
置12に対応しているデュアルポート制御部11のSC
SIバス監視部1は、第一SCSIバスセレクション・
リセレクション状態認識部17によってファイル装置1
2が選択されたことを認識し、セレクション時に選択さ
れたID番号が自己のID番号と一致するか否かを判断
するため、第一ID認識部19においてIDセット部2
7の出力と比較し(ステップ33)、その結果をSCS
Iバス切換制御部21に対して出力する。
【0029】SCSIバス8において自己のID番号が
選択されているときは、SCSIバス切換制御部21
は、デュアルポート制御部11のSLCT部2およびM
PX部3をSCSIバス8側に向かせるための制御信号
を出力する。このとき、ファイル装置12以外のファイ
ル装置に対応しているデュアルポート制御部11は、S
CSIバス8の使用権を他のID番号が獲得しているた
め、それぞれのSCSIバス監視部1内の第一ID認識
部19における比較結果が不一致となり、それぞれのS
CSIバス切換制御部21にデュアルポート制御部11
のSLCT部2およびMPX部3をSCSIバス9側に
向かせるための制御信号を出力させる。
【0030】次にSCSIバス制御部10の第一ホスト
6は、コマンドフェーズ84に入り(ステップ40)、
ファイル装置12に対してリードデータコマンドを出力
する。
【0031】次に上位装置14は、ファイル装置24に
対するリードデータコマンドを発行する。このリードデ
ータコマンドは、共通バス13を介してSCSIバス制
御部10に入力する。このときSCSIバス制御部10
内の、SCSIバス監視部1においては、SCSIバス
8を自己のID番号が使用しているため、SCSIバス
切換制御部21の出力によってホスト7側に向かせる
(ステップ34)ための制御信号を共通バス制御部28
を出力させる。このとき、SCSIバス9はバス・フリ
ー状態(SCSIバス9・フリー・フェーズ85)とな
る(ステップ35)。
【0032】これにより、SCSIバス制御部10に入
力したリードデータコマンドは、共通バス制御部28を
介して第二ホスト7に出力される。第二ホスト7は、こ
のリードデータコマンドを受取ると、SCSIバス9を
獲得するため、アービトレーションフェーズ86に入る
(ステップ36)。
【0033】SCSIバス9の使用権を獲得すると、第
二ホスト7は、セレクションフェーズ87に入り、ター
ゲットであるファイル装置24を選択する。ファイル装
置24に対応しているデュアルポート制御部11のSC
SIバス監視部1は、第二SCSIバスセレクション・
リセレクション状態認識部18によってファイル装置2
4が選択されたことを認識し、セレクション時に選択さ
れたID番号が自己のID番号と一致するか否かを判断
するため、第二ID認識部20においてIDセット部2
7の出力と比較し(ステップ37)、その結果をSCS
Iバス切換制御部21に対して出力する。
【0034】SCSIバス9において自己のID番号が
選択されているときは、SCSIバス切換制御部21
は、デュアルポート制御部11のSLCT部2およびM
PX部3をSCSIバス9側に向かせるための制御信号
を出力する。このとき、ファイル装置12およびファイ
ル装置24以外のファイル装置に対応しているデュアル
ポート制御部11は、SCSIバス9の使用権を他のI
D番号が獲得しているため、それぞれのSCSIバス監
視部1内の第二ID認識部20における比較結果が不一
致となり、それぞれのSCSIバス切換制御部21にデ
ュアルポート制御部11のSLCT部2およびMPX部
3をSCSIバス8側に向かせるための制御信号を出力
させる。
【0035】次にSCSIバス制御部10の第二ホスト
7は、コマンドフェーズ88に入り(ステップ38)、
ファイル装置24に対してリードデータコマンドを出力
する。
【0036】ファイル装置12およびファイル装置24
は、リードデータコマンドを受取った後、メッセージフ
ェーズに入り、データ転送の準備ができるまでの間、S
CSIバス8およびSCSIバス9を切離す(ディスコ
ネクトする)。これによってSCSIバス8およびSC
SIバス9は、バス・フリー・フェーズ(SCSIバス
8・フリー・フェーズ81およびSCSIバス9・フリ
ー・フェーズ85)に戻る(ステップ39)。
【0037】SCSIバス8およびSCSIバス9がバ
ス・フリーフェーズとなることにより、SCSIバス制
御部10およびすべてのデュアルポート制御部11のS
CSIバス監視部1内の第一SCSIバスバスフリー状
態認識部15は、SCSIバス8側に向かせるための制
御信号をSCSIバス切換制御部21に出力する(ステ
ップ41)。
【0038】次に、データ転送の準備ができたため、フ
ァイル装置12およびファイル装置24において同時に
データ転送要求が発生したときは、次のように動作す
る。
【0039】ファイル装置12およびファイル装置24
は、SCSIバス8の使用権を獲得するため、アービト
レーションフェーズ82および86に入る(図6のステ
ップ52)。例えばファイル装置12がバス使用権を獲
得すると、ファイル装置12は、リセレクションフェー
ズ83に入り、リードデータの転送先であるSCSIバ
ス制御部10を選択する。選択されたSCSIバス制御
部10のSCSIバス監視部1内の第一SCSIバスセ
レクション・リセレクション状態認識部17は、リセレ
クションフェーズを認識し、第一ID認識部19におい
て自己のID番号と一致するか否かを判断するためID
セット部27の出力と比較し(ステップ53)、その結
果をSCSIバス切換制御部21に対して出力する。
【0040】SCSIバス8において自己のID番号が
選択されているときは、SCSIバス切換制御部21
は、第一ホスト6側に向かせるための制御信号を出力す
る。このとき、ファイル装置12以外のファイル装置に
対応しているデュアルポート制御部11は、SCSIバ
ス8の使用権を他のID番号が獲得しているため、それ
ぞれのSCSIバス監視部1内の第一ID認識部19に
おける比較結果が不一致となり、それぞれのSCSIバ
ス切換制御部21にデュアルポート制御部11のSLC
T部2およびMPX部3をSCSIバス9側に向かせる
(ステップ54)ための制御信号を出力させる。
【0041】これによりファイル装置12は、データア
ウトフェーズに入り(ステップ60)、SCSIバス制
御部10に対してデータの転送を行う。
【0042】SCSIバス8の使用権を獲得できなかっ
たファイル装置24は、デュアルポート制御部11のS
LCT部2およびMPX部3がSCSIバス9側になっ
たことにより(このとき、SCSIバス9は、SCSI
バス9・フリー・フェーズ85となっている(ステップ
55))、アービトレーションフェーズ86に入る(ス
テップ56)4がSCSIバス9の使用権を獲得する
と、ファイル装置24は、リセレクションフェーズ87
に入り、リードデータの転送先であるSCSIバス制御
部10を選択する。選択されたSCSIバス制御部10
のSCSIバス監視部1内の第二SCSIバスセレクシ
ョン・リセレクション状態認識部18は、リセレクショ
ンフェーズを認識し、第二ID認識部20において自己
のID番号と一致するか否かを判断するためIDセット
部27の出力と比較し(ステップ57)、その結果をS
CSIバス切換制御部21に対して出力する。
【0043】SCSIバス9において自己のID番号が
選択されているときは、共通バス制御部28は、第一ホ
スト6側および、第二ホスト7側に向かせるための制御
信号を出力する。このとき、SCSIバス8の使用権を
獲得しているファイル装置12およびSCSIバス9の
使用権を獲得しているファイル装置24以外のファイル
装置に対応しているデュアルポート制御部11は、SC
SIバス9の使用権を他のID番号が獲得したため、そ
れぞれのSCSIバス監視部1内の第二ID認識部20
における比較結果が不一致となり、それぞれのSCSI
バス切換制御部21にデュアルポート制御部11のSL
CT部2およびMPX部3をSCSIバス9側に向かせ
る(ステップ59)ための制御信号を出力させる。
【0044】これによりファイル装置24は、データア
ウトフェーズに入り(ステップ58)、SCSIバス制
御部10に対してデータの転送を行う。
【0045】ファイル装置12およびファイル装置24
のデータの転送先であるSCSIバス制御部10は、S
CSIバス8およびSCSIバス9からのデータを共通
バス制御部28で調整し、共通バス13を介して主記憶
装置22に転送する。
【0046】ファイル装置12およびファイル装置24
は、すべてのデータの転送を終了すると、SCSIバス
8およびSCSIバス9を切離す。これによってSCS
Iバス8およびSCSIバス9はバス・フリー・フェー
ズとなり(ステップ61)、当該リーデータコマンドは
終了する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のSCSI
バスデュアルポート制御装置は、2本のSCSIバスの
ターゲット側に、ターゲットである複数のファイル装置
のそれぞれに対応する複数個のデュアルポート制御部を
設け、2本のSCSIバスのイニシエータ側に2個のホ
ストを有する1個のSCSIバス制御部を設けることに
より、2台のファイル装置に対して同時にデータ転送を
行うことが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のSCSIバス監視部の詳細を示
すブロック図である。
【図3】図1の実施例を使用した情報処理装置の一例を
示すブロック図である。
【図4】図1の実施例を使用した場合のSCSIバスの
遷移状態を示す状態遷移図である。
【図5】図1の実施例のイニシエータ側のSCSIバス
の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の実施例のターゲット側のSCSIバスの
動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の情報処理装置における上位装置とファイ
ル装置との接続状態の一例を示すブロック図である。
【図8】図7の例におけるSCSIバスの状態を示す状
態遷移図である。
【符号の説明】
1 SCSIバス監視部 2 セレクト部(SLCT部) 3 マルチプレクサ部(MPX部) 4 I/O制御部 5 オア回路 6 第一ホスト 7 第二ホスト 8・9 SCSIバス 10 SCSIバス制御部 11 デュアルポート制御部 12・24〜26 ファイル装置 13 共通バス 14 上位装置 15 第一SCSIバスバスフリー状態認識部 16 第二SCSIバスバスフリー状態認識部 17 第一SCSIバスセレクション・リセレクショ
ン状態認識部 18 第二SCSIバスセレクション・リセレクショ
ン状態認識部 19 第一ID認識部 20 第二ID認識部 21 SCSIバス切換制御部21 22 主記憶装置 23 ホスト 27 IDセット部 28 共通バス制御部 31〜41・52〜61 ステップ 71 バス・フリー・フェーズ 72・82・86 アービトレーションフェーズ 73・83・87 セレクションフェーズ・リセレク
ションフェーズ 74・84・88 コマンド・データ・ステータスフ
ェーズ 81 SCSIバス8・フリー・フェーズ 85 SCSIバス9・フリー・フェーズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のSCSIバスと複数台のファイル
    装置の間に接続し、 前記2本のSCSIバスのそれぞれの状態を監視して一
    方のSCSIバスにおいて自己のID以外のIDが使用
    されているときは他方のSCSIバスに切換えるための
    信号を出力するSCSIバス監視部と、 前記SCSIバス監視部からの信号によってファイル装
    置から出力されるデータを前記2本のSCSIバスのい
    ずれか一方に出力するセレクト部と、 前記SCSIバス監視部からの信号によって前記2本の
    SCSIバスのいずれか一方を選択して前記ファイル装
    置に対してデータを出力するマルチプレクサ部とを備
    え、前記複数台のファイル装置のそれぞれに対応して設
    けられた複数個のデュアルポート制御部と、 2本のSCSIバスと共通バスとの間に接続し、 前記2本のSCSIバスのそれぞれの状態を監視して一
    方のSCSIバスにおいて自己のID以外のIDが使用
    されているときは他方のSCSIバスに切換えるための
    信号を出力するSCSIバス監視部と、 前記共通バスに接続された上位装置と前記2本のSCS
    Iバスのうちのそれぞれ対応するSCSIバスとの接続
    の制御を行う第一ホストおよび第二ホストと、 前記上位装置からの命令によって前記第一ホストまたは
    前記第二ホストのいずれか一方を選択するための信号を
    出力するI/O制御部と、 前記SCSIバス監視部からの信号および前記I/O制
    御部からの信号によって前記共通バスからの命令または
    データを前記第一ホストまたは前記第二ホストに出力
    し、前記SCSIバス監視部からの信号および前記I/
    O制御部からの信号によって前記第一ホストまたは前記
    第二ホストからの命令またはデータを前記共通バスに出
    力する共通バス制御部とを備えるSCSIバス制御部と
    を具備することを特徴とする情報処理システムのデータ
    転送制御装置。
  2. 【請求項2】 2本のSCSIバスのうちの対応するS
    CSIバスのバスフリー状態を認識する第一SCSIバ
    スバスフリー状態認識部および第二SCSIバスバスフ
    リー状態認識部と、前記2本のSCSIバスのうちの対
    応するSCSIバスのセレクション状態およびリセレク
    ション状態を認識する第一SCSIバスセレクション・
    リセレクション状態認識部および第二SCSIバスセレ
    クション・リセレクション状態認識部と、自己のID番
    号を格納しているIDセット部と、前記2本のSCSI
    バスののうちの対応するSCSIバスがセレクション時
    またはリセレクション時に示すID番号を認識して前記
    IDセット部の出力と比較する第一ID認識部および第
    二ID認識部と、前記第一SCSIバスバスフリー状態
    認識部および第二SCSIバスバスフリー状態認識部お
    よび前記第一ID認識部および前記第二ID認識部の出
    力によって前記2本のSCSIバスを切換えるための制
    御信号を出力するSCSIバス切換制御部とを有するS
    CSIバス監視部を備えることを特徴とする請求項1記
    載の情報処理システムのデータ転送制御装置。
JP28659593A 1993-11-16 1993-11-16 データ転送制御装置 Withdrawn JPH07141285A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6216194B1 (en) 1997-12-16 2001-04-10 Hitachi, Ltd. Information processing unit for separately controlling a plurality of shared buses

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6216194B1 (en) 1997-12-16 2001-04-10 Hitachi, Ltd. Information processing unit for separately controlling a plurality of shared buses

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