JPH0714123B2 - 導波管フイルタ - Google Patents

導波管フイルタ

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JPH0714123B2
JPH0714123B2 JP62018337A JP1833787A JPH0714123B2 JP H0714123 B2 JPH0714123 B2 JP H0714123B2 JP 62018337 A JP62018337 A JP 62018337A JP 1833787 A JP1833787 A JP 1833787A JP H0714123 B2 JPH0714123 B2 JP H0714123B2
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JP
Japan
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waveguide
unit
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filter
rectangular window
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JP62018337A
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武志 斉藤
忠祐 青鹿
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多段バンドパスフィルタとして用いて好適
な、誘導窓により結合をとった導波管フィルタに関する
ものである。
〔従来の技術〕 従来の、誘導窓により結合をとった多段の導波管フィル
タは、例えば実開昭58−101502号記載のように導波管に
設けたスリットに仕切り板を嵌め込むことにより構成さ
れていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来技術では、導波管の肉厚が厚く、仕切
り板の厚さも厚くなるきらいがあった。仕切り板の厚さ
は薄ければ薄いほど理論値に近いフィルタ特性が得られ
るものである。したがって、比較的肉厚の厚い上記従来
例では、理論値との差が出易くなり、また、フィルタ自
体も重量が多くなり、また、加工に要する工数も多くな
るという問題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、
理論値に近いフィルタ特性を得ることができ、軽量でか
つ製作し易い導波管フィルタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成する為に、本発明では、薄い(0.2
〜0.3mm程度)銅などの板状導体を、6面体のうち1面
を開放した筐体に成形し、そして、該筐体における開放
面と対向する面に誘導窓を設けて単位導波管とし、その
単位導波管を複数個縦列に配して接続することにより、
導波管フィルタを構成するようにしたものである。
〔作用〕
上記した様に、本発明では、導波管部分と仕切り板に相
当する部分はそれぞれ薄い板状導体で構成されるので、
フィルタ全体の軽量化できると共に、フィルタ特性も理
論値に近づけることができる。
また、導波管部分と仕切り板に相当する部分とは一体化
して構成されるので、従来必要であった導波管部分と仕
切り板部の嵌着などの作業が不要となり、簡便に製造す
ることができる。
また、導波管部分に単位導波管の共振周波数を決定する
共振周波数調整片を同一材料で容易に形成出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第2図は本発明において用いられる誘導窓を持った単位
導波管を、平面上に展開して示した平面図である。第2
図において、1,2,3,4,5,6は導体板、7は誘導窓、8,9,1
0,11は溝である。
先ず、薄い(0.2〜0.3mm程度)銅などの板状導体から、
第2図に示す様に、導体板1〜6を切り出し、誘導窓7
を設けると共に、溝8〜11を施す。そして、溝8,9,10,1
1に沿って、溝と反対側の向きに折り曲げ、各導体板同
士をハンダ付け等の手段によって電気的,機械的に接続
することにより、1面を開放した箱状の単位導波管を構
成する。
この様にして構成した単位導波管の正面図を第3図に示
し、また、第3図のA−A′断面を第4図に示した。
さて、本発明では、以上の様にして構成した誘導窓7を
持つ単位導波管を複数個用いて、導波管フィルタを構成
する。
第1図は本発明の一実施例としての導波管フィルタを示
す断面図である。
即ち、本実施例では、複数個の単位導波管を、誘導窓7
の幅Wおよび導波管の長さLを多段のフィルタの定数に
合せて、第1図に示す様につなぎ合せて、1つのバンド
パスフィルタを構成している。尚、第1図では5段のバ
ンドパスフィルタを構成した例を示しており、第1図に
おいて12,13,14,15,16,17は単位導波管、18,19,20,21,2
2,23は各導波管の結合用誘導窓である。
本実施例では、第4図に示す導体板5,6および誘導窓7
を含む面全体の大きさが、開放した面の大きさよりも小
さくなるようにすることで、第1図に示す様に例えば、
単位導波管12の開放面に単位導波管13の誘導窓を含む面
が嵌まり込み、その他の単位導波管同士も互い嵌まり合
い、その結果、6個の単位導波管が互いに組み合わされ
る。また、各単位導波管間の接続はハンダ付け等の手段
により電気的,機械的になされる。尚、単位導波管17は
誘導窓23を持った平板で置き換えても良い。
第5図は本発明の他の実施例を示す断面図である。第5
図において、24はケース、25,26はフランジ、27,28,29,
30はフランジ取り付け用穴、31は単位導波管の組み合せ
である。
本実施例では、ガイドとなるケース24を利用して、第4
図に示した単位導波管を複数個組み合わせ、導波管フィ
ルタを構成するものである。
即ち、第5図に示す様に、複数の単位導波管の収納が可
能な矩形貫通穴及びフランジ25,26を持ったケース24内
に、各単位導波管を、ケース内壁をガイドとして組み合
せて、ハンダ付等の技術によって、単位導波管同士を電
気的,機械的に接続し、同時にケース24に対しても導波
管の組み合せ31を電気的,機械的に接続して構成する。
なお、ケース24はフランジ25,26のない形の単なるガイ
ドとしても有効である。また、この様にケース24内に嵌
める場合は、各単位導波管は、第2図に示した様に溝8,
9,10,11を設けることなしに屈曲し、第6図に示す様な
断面構造にしても良い。
ところで、単位導波管は製作上の精度,相互の接続など
の影響で共振周波数が若干量変動するので、これを調整
によって相殺し、最適な共振状態にする必要がある。そ
こで、第2図乃至第4図に示した単位導波管に、第7図
に示す様な調整機構を設けるようにした。
第7図は本発明において用いられる単位導波管の他の具
体例を示した平面図であり、第2図における導体板3に
調整機構としての調整片を設けた例を示している。第7
図において、32は誘導窓を含む面、33は導体板、34はU
字状の切り欠き、35は調整片である。
また、第8図は第7図のB−B′断面を示す断面図であ
る。第8図において、7は誘導窓、5,6は導体板であ
る。
第7図及び第8図において、調整片35は、導波管を構成
する薄板の厚さが0.2〜0.3mm程度と薄いので容易に折り
曲げることが出来、従って、この調整片35の凸部を導波
管内に押し込めることにより、共振周波数を低く調整す
ることが出来る。尚、調整片35を設ける位置は、導体板
33上に面内において任意に設定出来るし、また、調整片
35の凸部の向きも任意に設定出来る。ただし、U字状切
り欠き34が大きくなる場合は導波管内の電位分布等を乱
すおそれがあるので出来るだけ小さい方が望ましい。
この様な調整片35は単位導波管を複数個組み合せた状態
で利用し、フィルタ特性を最適にして第5図に示した様
なケース内に組み込むことで、従来用いられているネジ
調整の時の様に外部に突出する部分もなくなり、形状の
小形化が図れる。また、ケースに組み込んだ状態で調整
片35を調整する場合もケースの大きさは小形化が可能で
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、導波管フィルタを構成する単位導波管
は薄い板状導体から作られるので、導波管フィルタの肉
厚は薄く構成でき、フィルタ全体の重量を軽量化でき
る。また、従来の仕切り板に相当する、誘導窓を設けた
面の肉厚も薄くできるので、フィルタ特性を理論値に近
づけることができる。また、導波管フィルタは、簡単な
構造から成る単位導波管を複数個組み合わせて構成され
るので、簡便に製造することが可能であり、従って、価
格低減に効果がある。
また、単位導波管に調整機構としての調整片を設けた場
合には、フィルタ特性を更に最適化できるとともに、従
来の調整機構の如く突出部がないので、フィルタ全体の
小形化が図れ、延いては実装密度の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は本発
明において用いられる単位導波管を平面上に展開して示
した平面図、第3図は同じく組み立て後の単位導波管を
示した正面図、第4図は第3図のA−A′断面を示す断
面図、第5図は本発明の他の実施例を示す断面図、第6
図は本発明において用いられる単位導波管の他の具体例
を示す断面図、第7図は本発明において用いられる単位
導波管の別の具体例を示す平面図、第8図は第7図のB
−B′断面を示す断面図である。 符号の説明 1,2,3,4,5,6……導体板,7……誘導窓, 8,9,10,11……溝, 12,13,14,15,16,17……単位導波管, 18,19,20,21,22,23……誘導窓,24……ケース, 25,26……フランジ,31……単位導波管の組み合せ, 34……U字状切り欠き,35……調整片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−48101(JP,A) 特開 昭59−163901(JP,A) 特開 昭54−43445(JP,A) 特開 昭50−81453(JP,A) 実開 昭62−44503(JP,U) 実開 昭62−44502(JP,U) 特公 昭50−7903(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状導体の少なくともいづれか一方の面に
    該板状導体の板厚よりも浅い溝を設け、該溝に沿つて溝
    とは反対側に当該溝に接する2つの面を折り曲げ1つの
    面を開放した6面体を構成し、該6面体の当該開放面と
    対向する面に、当該面の2つの対向する長辺まで達し、
    かつ該長辺の中央部に位置し、かつ当該面の各辺に平行
    となる辺を有する矩形窓を設けて、単位導波管を構成
    し、該単位導波管を複数個縦列に配して、隣り合う単位
    導波管同士を、互いの開放面と矩形窓を設けた面とが嵌
    まり合うように電気的及び機械的に接続して成ることを
    特徴とする導波管フィルタ。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の導波管フィ
    ルタにおいて、前記単位導波管における矩形窓を設けた
    面の各辺の長さが、その各々の辺に対向する開放面の辺
    の長さよりもそれぞれ短いことを特徴とする導波管フィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の導波管フィ
    ルタにおいて、前記単位導波管は、矩形窓を設けた面及
    び開放面以外の面で、該矩形窓を設けた面及び開放面の
    各々の長辺の間に挾まれた面のうち、少なくとも1つの
    面に、前記板状導体により形成される該単位導波管の共
    振周波数を調整するための調整片を有したことを特徴と
    する導波管フィルタ。
JP62018337A 1987-01-30 1987-01-30 導波管フイルタ Expired - Lifetime JPH0714123B2 (ja)

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