JPH083041Y2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents

誘電体共振器装置

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JPH083041Y2
JPH083041Y2 JP1990003634U JP363490U JPH083041Y2 JP H083041 Y2 JPH083041 Y2 JP H083041Y2 JP 1990003634 U JP1990003634 U JP 1990003634U JP 363490 U JP363490 U JP 363490U JP H083041 Y2 JPH083041 Y2 JP H083041Y2
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conductive
dielectric
dielectric resonator
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magnetic field
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容平 石川
敏朗 平塚
貞夫 山下
尚 高垣
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、誘電体共振器装置に関し、詳しくは、誘
電体共振器装置を構成する各誘電体共振器間の磁界結合
の調節が容易な誘電体共振器装置に関する。
[従来の技術] 第4図ないし第6図は従来の誘電体共振器装置の一例
を示しており、第4図は従来の誘電体共振器装置を示す
斜視図、第5図はその正面断面図、第6図はその側面断
面図である。これらの図に示すように、この誘電体共振
器装置は、導波管として機能する導電性ケース1内に誘
電体柱2を配設して形成した複数の誘電体共振器3を保
護ケース4内に並置し、上記の各導電性ケース1間に導
電性のアース板5を架設し、各誘電体共振器3の導電性
ケース1を電気的に接続している。そして、上記の誘電
体共振器3間の磁界結合の強度を調節するために、保護
ケース4及びアース板5を貫通して金属製のねじ6を各
誘電体共振器3の間の磁界結合部に挿入し、このねじ6
を回転させて挿入深度を大きくしたり小さくしたりする
ことにより磁界結合の強度の調節を行っている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の誘電体共振器装置においては、金
属製のねじ6を保護ケース4を経て各誘電体共振器3間
の磁界結合部に挿入しているので、金属製のねじ6を介
して保護ケース4に電流が流れ、ノイズや相互変調が発
生し誘電体共振器装置として安定した特性を得ることが
困難である。また、金属製のねじ6を保持するためには
保護ケース4がしかるべき強度を有していること必要で
あり、そのため、保護ケースが大型化し誘電体共振器装
置を全体として小型軽量化することが困難であった。
本願の考案は上記問題点を解決するものであり、ノイ
ズや相互変調を防止するとともに、製品を軽量化、小型
化することが可能な誘電体共振器装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願第1の考案にかかる誘電体共振器装置は、 導電性ケース内に誘電体柱を配設して構成した複数の
誘電体共振器を、保護ケース内に、前記導電性ケースと
前記保護ケースが導通しないように並置し、各導電性ケ
ース間に導電性材料からなるアース板を架設することに
より各導電性ケースを電気的に接続して構成した誘電体
共振器装置であって、前記アース板に、各誘電体共振器
間の磁界結合部に配設されて各誘電体共振器間の磁界結
合の強度を調節する導電性の仕切部材を取り付けたこと
を特徴としている。
また、本願第2の考案にかかる誘電体共振器装置は、 導電性ケース内に誘電体柱を配設して構成した複数の
誘電体共振器を、保護ケース内に、前記導電性ケースと
前記保護ケースが導通しないように並置し、各導電性ケ
ース間に導電性材料からなるアース板を架設することに
より各導電性ケースを電気的に接続して構成した誘電体
共振器装置であって、誘電体共振器の、隣接する誘電体
共振器と相対向する面に非導電性の基板を取り付け、該
基板の一部に各誘電体共振器間の磁界結合を粗調整する
ための導電膜を形成するとともに、該基板の該導電膜が
形成されていない部分に各誘電体共振器間の磁界結合を
微調整するための導電性細片を貼り付けたことを特徴と
している。
[作用] 本願第1の考案にかかる誘電体共振器装置において
は、 各誘電共振器間の磁界結合部に挿入された導電性の仕
切部材は、保護ケースと電気的に接続していないアース
板に取り付けられているため、導電性の仕切部材を介し
て保護ケースに電流が流ることはなく、ノイズや相互変
調の発生が抑制される。また、仕切部材を折り曲げて変
形させたり、一部を切り取ったりすることにより、各誘
電体共振器間の磁界結合の強度の調整を容易に行うこと
が可能になる。また、仕切部材は保護ケースではなく、
アース板に取り付けられているため、仕切部材を保持す
るために保護ケースの強度を大きくする必要がなく、誘
電体共振器装置を全体として小型軽量化することができ
る。
また、本願第2の考案にかかる誘電体共振器装置にお
いては、 誘電体共振器の、隣接する誘電体共振器と対向する面
に設けられた非導電性の基板に形成された導電膜によ
り、誘電体共振器間の磁界結合の粗調整が行われ、かつ
該基板の該導電膜が形成されていない部分に貼り付けら
れた導電性細片を切り取ったり、あるいは折り曲げて変
形させたり、さらには他の基板を貼り付けたりして、導
電性細片の面積を変化させることにより各誘電体共振器
間の磁界結合の微調整が行われる。そして、上記基板に
形成された導電膜及び導電性の細片は、保護ケースとは
電気的に接続していないため、これらを介して保護ケー
スに電流が流れることがなく、ノイズや相互変調の発生
が防止される。また、上記基板は、誘電体共振器の導電
性ケースに取り付けられており、保護ケースには保持さ
れていないため、該基板を保持するために保護ケースの
強度を大きくする必要がなく、誘電体共振器装置を全体
として小型軽量化することができる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。第
1図は、本願第1の考案にかかる誘電体共振器装置を示
す斜視図であり、考案を説明するために、保護ケースを
取り除いた状態を示している。第2図はこの実施例の断
面を示す。これらの図に示すように、この実施例の誘電
体共振器装置は、導波管として機能する両端が開口した
導電性ケース1内にセラミック製の誘電体柱2を配設し
て構成した複数の誘電体共振器3を、該誘電体共振器3
と絶縁された金属製の保護ケース4内に並置して構成さ
れている。上記各誘電体共振器3は、導電性ケース1の
開口1aが互いに対向するように保護ケース4の長手方向
に並べられている。上記の各導電性ケース1間には、金
属製の薄板からなるアース板5が架設され、各誘電体共
振器3の導電性ケース1が互いに電気的に接続されてい
る。誘電体共振器3の間の磁界結合部には、薄い金属板
からなる長方形の仕切部材7が配設されており、この仕
切部材7は導電性ケース1の上面に架設された上記アー
ス板5の下面にはんだ付けされて固定されている。
このように構成された誘電体共振器装置において、各
誘電体共振器3の間の磁界結合の強度の調整は、上記の
仕切板部材7を、例えば折り曲げて変形させたり、一部
を切り取ったりすることにより、仕切部材7により遮ら
れる開口1aの面積を調整することにより行なわれる。
なお、上記実施例では、仕切部材7を導電性ケース1
の上面に架設したアース板5に取り付けた例を示した
が、左右の側面あるいは下面に架設されたアース板5に
取り付けてもよく、また、一つの磁界結合部に配設すべ
き仕切部材7の枚数には特に制限はなく、例えば上下あ
るいは左右一対になるように2枚の仕切部材7を2枚の
アース板5に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、仕切部材7をアース板
5にはんだ付けした場合について説明したが、アース板
と仕切部材を一体的に構成してもよい。
さらに、上記実施例では仕切部材7として金属の薄板
状のものを示したが、仕切部材7はこれに限定されるも
のではなく、例えば金属線材を平面状に並べたもの、金
属メッシュ、金属箔等を用いてもよい。
次に、本願第2の考案にかかる誘電体共振器装置の実
施例を第3図について説明する。この第3図は本願第2
の考案にかかる誘電体共振器装置を示す斜視図である。
隣接する誘電体共振器3の隣接する誘電体共振器3との
対向面には、例えばセラミック板などの非導電性の基板
8が取付けられている。該基板8の表面の左右部分に
は、導電フィルムをプリントして形成した導電膜9が設
けられている。そして、基板8の導電膜9が形成されて
いない中央部分には金属製の導電性細片10が貼り付けら
れている。なお、導電性細片10を、両面粘着テープを用
いて貼り付ける方法やビスにより取り付ける方法などの
方法により、基板8に着脱可能に貼り付けてもよい。そ
の他の構成は、本願第2の考案の誘電体共振器装置が仕
切部材7を有しない点を除いて、上述の本願第1の考案
の実施例と同様であり、図中、同一符号は同一または相
当部分を示す。
上記のように構成された誘電体共振器装置において
は、基板8に形成された導電膜9により誘電体共振器3
間の磁界結合の強度の粗調整が行われる。そして、磁界
結合の強度の微調整は、上記基板8の導電膜が形成され
ていない部分に貼り付けられた導電性細片10により行わ
れる。すなわち、上記導電性細片を折り曲げたり、一部
を切り取ったりして面積を調整し、あるいは必要に応じ
て、導電性細片10を基板8から取り外してしまったり、
あるいは、さらに他の導電性細片10を上記基板8に貼り
付けたりすることにより、誘電体共振器3間の磁界結合
の強度の微調整を行ことができる。
上記実施例では導電膜9を基板8の左右部分に形成し
た場合について説明したが、導電膜9を形成する位置は
上記実施例により限定されるものではなく、磁界結合の
強度を調整することが可能な位置に設ければよく、その
位置は任意に選択することが可能である。導電膜9の形
状についても同様に特別な制限はない。また導電膜9の
材料についても特別な制限はなく、公知の種々の材料を
用いることができる。
また、導電性細片10の貼り付け位置についても、上記
導電膜9と同様に、磁界結合の強度を調整することが可
能な位置に貼り付ければよく、上記基板8上の位置は特
に限定されるものではない。
[考案の効果] 本願第1の考案にかかる誘電体共振器装置は、導電性
仕切部材を保護ケースに保持させずに、アース板に取り
付けており、また、本願第2の考案にかかる誘電体共振
器装置においては、誘電体共振器の、隣接する誘電体共
振器と対向する面に非導電性の基板を取り付けその一部
に導電膜を形成するとともに、基板の該導電膜を設けて
いない部分に導電性細片を貼り付けているので、本願第
1及び第2の考案にかかる誘電体共振器装置はいずれ
も、保護ケースが大きな強度を有している必要はなく、
保護ケースを小型軽量化して、誘電体共振器装置を全体
として小型軽量化することができる。さらに、保護ケー
スと誘電体共振器が電気的に切り離されており、保護ケ
ースに電流が流れないため、保護ケース側へのエネルギ
ーのロスがなく損失が小さくなるとともに、ノイズや相
互変調などの発生を抑制することができる。また、保護
ケースの変形に起因する特性の変化を防止することがで
きる。また、仕切部材あるいは導電性細片の一部を切り
取ったり、折り曲げて変形させたりすることにより、各
誘電体共振器間の磁界結合の強度を微調整し、所望の特
性を有する誘電体共振器装置を容易かつ確実に得ること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1の考案の実施例による誘電体共振器装
置を示す斜視図、第2図はその断面図、第3図は本願第
2の考案の実施例による誘電体共振器装置を示す斜視
図、第4図は従来の誘電体共振器装置を示す斜視図、第
5図はその正面断面図、第6図はその側面断面図であ
る。 1……導電性ケース、2……誘電体柱 3……誘電体共振器、4……保護ケース 5……アース板、7……仕切部材 8……非導電性の基板、9……導電膜 10……導電性細片
フロントページの続き (72)考案者 高垣 尚 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)考案者 安藤 正道 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−318801(JP,A) 実開 平2−24608(JP,U) 実開 平1−126701(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性ケース内に誘電体柱を配設して構成
    した複数の誘電体共振器を、保護ケース内に、前記導電
    性ケースと前記保護ケースが導通しないように並置し、
    各導電性ケース間に導電性材料からなるアース板を架設
    することにより各導電性ケースを電気的に接続して構成
    した誘電体共振器装置であって、 前記アース板に、各誘電体共振器間の磁界結合部に配設
    されて各誘電体共振器間の磁界結合の強度を調節する導
    電性の仕切部材を取り付けたことを特徴とする誘電体共
    振器装置。
  2. 【請求項2】導電性ケース内に誘電体柱を配設して構成
    した複数の誘電体共振器を、保護ケース内に、前記導電
    性ケースと前記保護ケースが導通しないように並置し、
    各導電性ケース間に導電性材料からなるアース板を架設
    することにより各導電性ケースを電気的に接続して構成
    した誘電体共振器装置であって、 誘電体共振器の、隣接する誘電体共振器と相対向する面
    に非導電性の基板を取り付け、該基板の一部に各誘電体
    共振器間の磁界結合を粗調整するための導電膜を形成す
    るとともに、該基板の該導電膜が形成されていない部分
    に各誘電体共振器間の磁界結合を微調整するための導電
    性細片を貼り付けたことを特徴とする誘電体共振器装
    置。
JP1990003634U 1990-01-18 1990-01-18 誘電体共振器装置 Expired - Lifetime JPH083041Y2 (ja)

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JPH0394807U JPH0394807U (ja) 1991-09-27
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JPH0680961B2 (ja) * 1987-06-22 1994-10-12 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ
JPH071841Y2 (ja) * 1988-02-23 1995-01-18 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ

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