JPH071841Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH071841Y2
JPH071841Y2 JP1988022615U JP2261588U JPH071841Y2 JP H071841 Y2 JPH071841 Y2 JP H071841Y2 JP 1988022615 U JP1988022615 U JP 1988022615U JP 2261588 U JP2261588 U JP 2261588U JP H071841 Y2 JPH071841 Y2 JP H071841Y2
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dielectric
coupling
resonators
conductor cavity
filter
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JP1988022615U
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容平 石川
準 服部
富哉 園田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は主としてマイクロ波帯で使用される誘電体フィ
ルタに関する。
[従来の技術] 近年、マイクロ波を使用する通信機器等において、高誘
電率の誘電体材料を用いて構成された誘電体共振器にTE
01δモードもしくはTM010モードを利用した超小形の帯
域通過フィルタが使用されている。
従来のこの種の帯域通過フィルタの縦断面図を第4図に
示す。
上記帯域通過フィルタは、誘電体共振器のTE01δモード
を使用するもので、金属製の導体空胴ケース1と、この
導体空胴ケース1の内部に配列された高誘電率材料より
なる誘電体共振器2,3とからなる。上記帯域通過フィル
タに信号を入力するため、導体空胴ケース1に形成され
た孔4には信号入力用の同軸ケーブル5が挿通され、そ
の中心導体5aが導体空胴ケース1内に引き出されてこの
導体空胴ケース1に半田付けされ、外導体5bが導体空胴
ケース1に電気的に接続される。また、上記帯域通過フ
ィルタから信号を出力するため、導体空胴ケース1に形
成された孔6には信号出力用の同軸ケーブル7が挿通さ
れ、その中心導体7aが導体空胴ケース1内に引き出され
てこの導体空胴ケース1に半田付けされ、外導体7bが導
体空胴ケース1に電気的に接続される。そして、上記導
体空胴ケース1内に引き出された入力用の同軸ケーブル
5の中心導体5aと出力用の同軸ケーブル7の中心導体7a
との間には低誘電率材料からなる保持台8上に保持され
た誘電体共振器2,3が配置される。これら誘電体共振器
2,3はこの例では磁気結合しており、入力用の同軸ケー
ブル5から導体空胴ケース1内に入力した信号は、上記
誘電体共振器2,3の作用により所定の帯域濾波作用を受
けた後、出力用の同軸ケーブル7から取り出される。
上記従来の誘電体フィルタでは、信号の通過帯域幅に関
係する誘電体共振器2,3の結合度は、これら誘電体共振
器2,3の距離d(第4図参照)を変えるか、または、第
5図に示すように、誘電体共振器2,3の間に導体空胴ケ
ース1から調整ねじ9を突出させることにより調整して
いた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、誘電体共振器2,3の結合度をこれら誘電体共
振器2,3間の距離dを変えて調整する場合、挟帯域の誘
電体フィルタでは、誘電体共振器2,3の結合を弱くする
ためにその間の距離dを大きくしなければならない。こ
のため、誘電体フィルタの全体のサイズが大きくなると
いう問題があった。
また、第5図のように、調整ねじ9により誘電体共振器
2,3の結合度の調整を行なうものでは、調整ねじ9の位
置調節が必要であり、この位置調節のために誘電体フィ
ルタの製造に手間がかかり、量産性に欠けるという問題
があった。
本考案の目的は、誘電体共振器間の結合の調整が簡単
で、量産性のすぐれた誘電体フィルタを提供することで
ある。
[課題を解決するための手段] このため、本考案は、入出力用の励振手段を備えてなる
導体空胴ケースと、この導体空胴ケースの内部に上記入
出力用の励振手段の間に配列された誘電体材料よりなる
誘電体共振器とからなり、隣り合う誘電体共振器同志が
互いに電磁的に結合してなる誘電体フィルタにおいて、 隣り合う上記誘電体共振器間に、平板状を有するととも
に主表面に電極パターンを有し、隣り合う上記誘電体共
振器同士の結合度を規定する低比誘電率材料からなる結
合調整基板が配置されていることを特徴としている。
[作用] 互いに隣り合う誘電体共振器の結合度は、その間に位置
している結合調整基板の電極パターンにより定まる。よ
って、結合調整基板の電極パターンを予め決めておけ
ば、互いに隣り合う誘電体共振器の結合度は一定にな
る。
[考案の効果] 本考案によれば、互いに隣り合う誘電体共振器の結合度
がその間に配置されている結合調整基板の電極パターン
により決定されるので、結合調整基板の電極パターンを
予め決めておけば、隣り合う誘電体共振器の結合度は一
定になり、誘電体フィルタの製造時誘電体共振器の結合
度を調整する必要がなく、誘電体フィルタの量産性が上
るばかりでなく、結合調整基板の電極パターンの面積を
大きくすることにより、挟帯域の誘電体フィルタでも誘
電体共振器間の距離を小さくすることができ、形状も小
さくなる。
また、本考案によれば、結合調整基板の電極パターンを
変更することにより、帯域幅の異なる誘電体フィルタを
同じ導体空胴ケースを用いて構成できる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
本考案に係る誘電体フィルタの一実施例の縦断面を第1
図に示す。
上記誘電体フィルタは、第4図において説明した誘電体
共振器2,3のTE01δモードを利用する誘電体フィルタに
おいて、隣り合う誘電体共振器2,3間に結合調整基板11
を配置したものである。
なお、第1図において第4図に対応する部分には対応す
る符号を付して示し、重複した説明は省略する。
この結合調整基板11は低比誘電率のセラミックもしくは
樹脂からなり、その相対向する両主表面にはたとえば第
2図(a)に示すような一定幅を有する電極膜12,13か
らなる電極パターン14が夫々形成されている。上記電極
膜12,13は、結合調整基板11の各主表面に、誘電体共振
器2,3の支持方向に対して直角な方向に上記結合調整基
板11を横切る一定幅のスペース15をおいて形成されてい
る。そして、上記結合調整基板11は、導体空胴ケース1
に形成された溝16に嵌入され、導体空胴ケース1に固定
される。
このような構成であれば、互いに隣り合う誘電体共振器
2,3の結合度が、その間に配置されている結合調整基板1
1の電極パターン14により決定される。よって、結合調
整基板11の電極パターン14を予め決めておけば、誘電体
共振器2,3の結合度は一定になる。これにより、誘電体
フィルタの製造時、誘電体共振器2,3の結合度を調整す
る必要がない。
また、上記電極パターン14の電極膜12,13の面積を大き
くすると、誘電体共振器2,3の結合が弱くなるので、挟
帯域の誘電体フィルタでも誘電体共振器2,3間の距離を
大きくする必要がない。さらに、上記のように、電極パ
ターン14の電極膜12,13のパターンを変えることによ
り、誘電体共振器2,3の結合度が変化し、誘電体フィル
タの帯域幅を所望のものにすることができる。
結合調整基板11の電極パターン14としては、第2図
(a)に示すものの他に、第2図(b),(c)および
(d)に示すようなものを使用することもできる。
次に、本考案に係る誘電体フィルタのいま一つの実施例
の縦断面図を第3図に示す。
上記誘電体フィルタは、TM010モード誘電体円柱共振器
並列配置型2段帯域通過フィルタで、金属製の導体空胴
ケース21の内部に各々が誘電体柱22とこの誘電体柱22を
包囲する導体空胴23とからなる2組の共振器24,25が配
列されてなり、これら共振器24,25がこの例では磁気結
合されてなるものである。上記各誘電体柱22は横断面が
円形のもので、その両端部は導体空胴ケース21内の各導
体空胴23に形成された穴26および27に各々嵌入されて固
定される。上記導体空胴ケース21には、信号入力用の同
軸コネクタ28および信号出力用の同軸コネクタ29が取着
される。そして、これら同軸コネクタ28および29の各中
心導体31はテフロン(登録商標)等の誘電体樹脂材料32
で被覆されて上記各誘電体柱22と平行に配設され、上記
各中心導体31が各導体空胴23内の励振線となっている。
隣り合う上記共振器24,24間の空間部は、TE10矩形遮断
導波管を構成している。
上記のような構成を有する帯域通過フィルタにおいて、
互いに隣り合う誘電体柱22,22間には、たとえば第2図
(b)に示すような電極パターン14が形成された結合調
整基板11が配置される。この結合調整基板11の作用によ
り、上記共振器24,25間の結合が上記電極パターン14に
応じて一意的に定まる。これにより、第1図のフィルタ
と同様の作用および効果を得ることができる。
本考案は共振器が容量結合されたものにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る誘電体フィルタの一実施例の縦断
面図、 第2図(a),(b),(c)および(d)は夫々結合
調整基板の平面図、 第3図は本考案に係る誘電体フィルタのいま一つの実施
例の縦断面図、 第4図および第5図は夫々従来の誘電体フィルタの縦断
面図である。 1……導体空胴ケース、2,3……誘電体共振器、11……
結合調整基板、12,13……電極膜、14……電極パター
ン、21……導体空胴ケース、22……誘電体、23……導体
空胴、24,25……共振器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−43445(JP,A) 特開 昭50−80057(JP,A) 実開 昭51−55244(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力用の励振手段を備えてなる導体空胴
    ケースと、この導体空胴ケースの内部に上記入出力用の
    励振手段の間に配列された誘電体材料よりなる誘電体共
    振器とからなり、隣り合う誘電体共振器同士が互いに電
    磁的に結合してなる誘電体フィルタにおいて、 隣り合う上記誘電体共振器間に、平板状を有するととも
    に主表面に電極パターンを有し、隣り合う上記誘電体共
    振器同士の結合度を規定する低比誘電率材料からなる結
    合調整基板が配置されていることを特徴とする誘電体フ
    ィルタ。
JP1988022615U 1988-02-23 1988-02-23 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JPH071841Y2 (ja)

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JPH01126701U JPH01126701U (ja) 1989-08-30
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