JP6265833B2 - 導波管スロットアンテナ、送受信器、導波管スロットアンテナの製造方法及び送受信器の製造方法 - Google Patents

導波管スロットアンテナ、送受信器、導波管スロットアンテナの製造方法及び送受信器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、導波管スロットアンテナ、導波管スロットアンテナを備えた送受信器、導波管スロットアンテナの製造方法、及び送受信器の製造方法に関する。
マイクロ波帯やミリ波帯等の無線通信システムにおいて、導波管スロットアンテナが広く用いられている。導波管スロットアンテナは、断面が矩形の導波管の一面に放射用のスロットが形成され、そのスロットから電波を放射する。
従来、導波管スロットアンテナは、エンドミル等で1枚の厚い金属板の内部を掘削して断面が矩形の導波管を製作し、さらに幅広面にスロットを形成する方法を用いていた。しかし、この方法は1枚の厚い金属板から加工するため機械加工費及び材料費が高価であるという問題があった。
機械加工費及び材料費を低減することのできる方法として、1枚の導体板にスロットを形成したものを切断して折り曲げる方法(例えば特許文献1)がある。また、その他の方法として、専用の鋳型を製作し射出成形により製作する方法がある(例えば特許文献2)。
特許文献1に記載の導波管スロットアンテナは、幅広面である上面の幅方向の中央にスロットを形成した導体板を折り曲げて断面が矩形の導波管を形成する。この導波管は、下面において、上面の幅方向の中央に対向する位置に突き合わせの継目を有する。導波管内に電波を出力した際、継目近傍では管軸方向に沿った方向に表面電流が流れるため、継目において電波漏洩はほとんど生じないと説明されている。
また、特許文献2に記載の導波管スロット型放射器は、射出成形で製作した2つの導波管部材を縁部同士で接合することにより、断面が矩形の導波管を製作したものである。放射部の複数のスロットは、射出成形時に2つの導波管部材の縁部に切り欠け部を形成しておくことにより、所定の間隔をおいて互い違いに画成することができると説明されている。
特開平3−224306号公報 特許第3858023号公報
特許文献1に記載の導波管スロットアンテナを製造する際には、1枚の広い導体板において予め決定しておいた位置及び方向にスロットを正確に形成する必要があった。また、スロットの位置及び方向に対して導体板の折り曲げ位置を正確に決定し、更に決定した位置で精度よく折り曲げ加工する必要があり、製造の困難性があった。
特許文献2に記載の導波管スロット型放射器は2つの導波管部材からなり、導波管部材はスロットも含めて射出成形で製作するため、特許文献1の構成と比較して、スロットの位置決め等が容易であり製造の困難性は緩和される。
しかし、この導波管スロット型放射器は、接合する2つの導波管部材のうち一方の縁部と、他方の縁部に設けた切り欠け部と、からスロットを形成しているため、スロットと接合部が連続しており接合部の隙間から電波漏洩が生じる可能性があった。このため、接合部に生じた隙間を充填部材で塞ぐ必要があり、材料費や作業工数が増加するという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、材料費及び作業工数を低減した、電波漏洩を抑制することが可能な導波管スロットアンテナ等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の導波管スロットアンテナは、開口面を有する直方体形状である2つの導体部材を、互いに開口面を突き合わせて形成した導波管からなり、開口面の長辺に沿う上板にスロットを有する。導体部材は、導体板の折り曲げにより連続して形成された上板、側板及び底板と、上板、側板及び底板のいずれか1つと連続し開口面の短辺に沿う1対の端板と、からなる。スロットは、開口面と不連続でありかつ開口面の長辺に平行である。
本発明によれば、材料費及び作業工数を低減し、電波漏洩を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る送受信器の一部を示す斜視図である。 実施の形態1に係る送受信器の外観図である。(a)は導波管スロットアレーアンテナの上板に向かって上方から見た上面図である。(b)は(a)の矢印Aの方向から見た側面図である。 実施の形態1に係る送受信器の外観図である。(a)は金属板の下面に向かって下方から見た下面図である。(b)は(a)の矢印Bの方向から見た側面図である。 導波管スロットアンテナの斜視図である。(a)は導体部材を突き合わせた状態を示す。(b)は導体部材を離隔させた状態を示す。 導波管スロットアンテナの外観図である(a)は上面図である。(b)は長手方向の側面図である。(c)は下面図である。(d)は短手方向の側面図である。 導体部材の展開図である。 導波管スロットアンテナの表面電流の向きを示す図である。 導波管スロットアンテナの表面電流の向きを示す図である。 導波管スロットアンテナの端部の拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る送受信器の外観図である。(a)は導波管スロットアレーアンテナの上板に向かって上方から見た上面図である。(b)は(a)の矢印Aの方向から見た側面図である。 実施の形態2に係る送受信器の外観図である。(a)は金属板の下面に向かって下方から見た下面図である。(b)は(a)の矢印Bの方向から見た側面図である。 導波管スロットアレーアンテナへのモジュールの結合を示す図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図面を参照して詳細に説明する。
送受信器1は、図1に示すように、スロット111から電波を放射し空間からの電波を受波する導波管スロットアンテナ11を、導波管スロットアンテナ11の短手方向に互いに隣接して複数配列した導波管スロットアレーアンテナ10を備えている。導波管スロットアレーアンテナ10は金属板12に固定されている。
図2(a)(b)に示すように、1つの導波管スロットアンテナ11は、導体部材112、113からなる。図2(b)、図3(a)(b)に示すように各導波管スロットアンテナ11は固定ねじ121で金属板12に固定されている。また、各導波管スロットアンテナ11と金属板12には互いに対応する位置に同じ径の穴が開けられている。金属板12の下面側からこの穴にコネクタ13が挿入されている。
導体部材112は、図4(b)に示すように、一側面を欠く直方体形状を有している。換言すると、導体部材112は、欠いた一側面が開口面1121となる直方体形状である。導体部材112は、開口面1121の長辺に沿った上板1122と、上板1122の長辺に沿った側板1123と、側板1123の長辺と開口面1121の長辺に沿った底板1124を備えている。また、上板1122の短辺と開口面1121の短辺に沿った一対の端板1125、1126を更に備えている。
上板1122にはスロット111が形成されている。スロット111は開口面1121の長辺に平行に形成された縦長の貫通穴であり、開口面1121と不連続である。スロット111の形状は、例えば長孔である。底板1124の開口面1121に沿った長辺の中央に切り欠け部1127を有する。
導体部材113は導体部材112と同様の、開口面1131を有する直方体形状を有しており、導体部材112と同じ大きさである。導体部材112の開口面1121と導体部材113の開口面1131を互いに突き合わせることで、図4(a)、図5(a)〜(d)に示すような導波管スロットアンテナ11を形成する。
図4(a)(b)、図5(a)に示すように、導体部材113の上板1132には、導体部材112と同様にスロット111が形成されている。スロット111は、導波管スロットアンテナ11の長手方向において中央から離れる方向に向かって導体部材112、113を交互に行き来するように配置している。このとき長手方向におけるスロット111の配置間隔は、導波管スロットアンテナ11が放射又は受波する電波の導波管管内波長の1/2である。
また、図5(c)に示すように、導体部材113の底板1134には導体部材112と同様の切り欠け部1137を有しており、導体部材112、113を突き合わせたとき切り欠け部1127、1137の位置が互いに一致する。切り欠け部1127と切り欠け部1137がコネクタ13を挿入する第1挿入口115を形成する。
導体部材112は、1枚の導体板を折り曲げて作成したものである。図6は導体部材112を展開した状態を示している。図6に示すように、上板1122、側板1123、底板1124が導体部材112の短手方向に連続している。そして、端板1125、1126は上板1122と連続している。上板1122と側板1123と端板1125の境界位置、及び、上板1122と側板1123と端板1126の境界位置には、導体板を折り曲げたときに互いが干渉しないように、切り欠け部1128、1129を設けている。
以上のように構成された送受信器1の動作について説明する。
各導波管スロットアンテナ11の第1挿入口115に挿入されたコネクタ13は、送受信モジュールに接続される。ここで送受信モジュールは、送信器の終段増幅器、受信器の初段増幅器、位相器、送受信切替スイッチの全部又は一部を含むモジュールである。
コネクタ13は、送受信モジュールより送信信号が伝送されてきたとき、導波管スロットアンテナ11の内部に位置する部分から、送信信号に基づく電波を放出する。コネクタ13から放出した電波は導波管スロットアンテナ11の内部を伝搬し、スロット111から放射される。
また、導波管スロットアンテナ11のスロット111で電波を受波したとき、受波した電波は導波管スロットアンテナ11の内部を伝搬し、コネクタ13で捕捉される。コネクタ13は、導波管スロットアンテナ11の内部に位置する部分で捕捉する電波から受信信号を生成し送受信モジュールに向けて出力する。
ここで、導波管スロットアンテナ11の内部を電波が伝搬するとき、図7に示す断面において、上板1122、1132に垂直な方向の電界が生じる(白矢印)。なお、図7は、図5(a)のC−C’における断面図である。
導波管スロットアンテナ11は、導体部材112の開口面1121と導体部材113の開口面1131を突き合わせた構成であるため、図7に示すように、突き合わせた部分に物理的接触がある部分と、隙間がある部分が生じる。
導波管スロットアンテナ11の内部に生じた電界が白矢印の方向に生じると、図7に示す断面において、表面電流が導波管スロットアンテナ11の壁面に沿って流れる(黒矢印)。そして、導波管スロットアンテナ11の内部に生じる電界は、導波管スロットアンテナ11の長手方向において周期的に向きが変わっているため、図8に示すように、導波管スロットアンテナ11の長手方向にも電流が流れる。この長手方向の電流は隙間に対して平行に流れるため、隙間からの電波の漏洩は極めて少なく電気的損失はほとんど生じない。
また、スロット111と開口面1121(隙間)は連続していないため、導波管スロットアンテナ11の長手方向に流れる電流は隙間と平行にスムーズに流れることができる。これにより、隙間とスロットが連続している構成と比較して電波の漏洩を低減させることができる。よって、この隙間を導電性接着剤等で埋める又は溶接するなどして接合する必要がない。
また、導体部材112の端板1126は、図9に示すように、底板1124の短辺の側面Pの少なくとも一部を覆う大きさとなっている。これにより、導体部材112の端部で、隙間が折れたラビリンス構造を為すため、底板1124と端板1126との隙間からの電波の漏洩を最小限に抑えることができる。同様に、端板1126は、側板1123の短辺の側面の少なくとも一部を覆うようにしてもよい。これにより、側板1123と端板1126との隙間からの電波の漏洩も最小限に抑えることができる。導体部材112の他方の端板1125、導体部材113の端板1135、1136も同様の構成である。
次に、送受信器1の製造方法について説明する。
まず、均一の厚さの板状の導体板を、図6に示すような、一側面を欠く直方体を展開した形状に切断する。そして上板1122となる部分の予め定めた位置に長孔状の貫通穴を開けてスロット111を複数形成する。また、底板1124となる部分に切り欠け部1127を形成する。
その後、導体板の上板1122、側板1123、底板1124となる部分を順に直角に折り曲げ、端板1125、1126となる部分を上板1122に対して直角に折り曲げる。このようにして、上板1122、側板1123、底板1124、端板1125、1126からなり、欠いた一側面を開口面1121とする直方体形状の導体部材112を形成する。同様にして、導体部材113も形成する。そして、導体部材112の開口面1121と、導体部材113の開口面1131を、互いに突き合わせて導波管スロットアンテナ11を作成する。
同様に作成した複数の導波管スロットアンテナ11を、導波管スロットアンテナ11の短手方向に互いに隣接するように配置し、各導波管スロットアンテナ11を金属板12上に固定することにより、導波管スロットアレーアンテナ10を作成する。
ここで、各導波管スロットアンテナ11の底板1124、1134が金属板12に接して固定されている。金属板12には予め、底板1124、1134の切り欠け部1127、1137からなる第1挿入口115と一致する位置に第2挿入口122が開けてある。これらの第1挿入口115、第2挿入口122にコネクタ13を挿入する。そしてコネクタ13に送受信モジュールを接続する。
このような工程を含む製造方法により容易に送受信器1を製造することができる。この製造方法は、鋳型を必要とすることもなく、また、隙間を充填するための材料及び作業工数を削減することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、送受信器1に備える導波管スロットアンテナ11を、開口面1121、1131を有する直方体形状の2つの導体部材112、113を、互いに開口面1121、1131を突き合わせて形成し、開口面1121、1131の長辺に沿った上板1122、1132にスロット111を形成する。導体部材112、113は、導体板の折り曲げにより形成し、スロット111は、開口面1121、1131と不連続でありかつ開口面1121、1131の長辺に平行に形成することとした。これにより、送受信器1の材料費及び作業工数を低減することができると共に、隙間からの電波漏洩を抑制することが可能となる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2における送受信器2は、図10、11に示すように、スロット111から電波を放射し、空間からの電波を受波する導波管スロットアンテナ11を、導波管スロットアンテナ11の短手方向に互いに隣接して複数配列した導波管スロットアレーアンテナ10を備えている。導波管スロットアレーアンテナ10は金属板12に固定されている。導波管スロットアレーアンテナ10の構成および製造方法は実施の形態1と同様である。
図10(b)、図11(a)(b)に示すように各導波管スロットアンテナ11は固定ねじ121で金属板12に固定されている。各導波管スロットアンテナ11には、導体部材112、113の底板1124、1134の切り欠け部1127、1137からなる第1挿入口115が設けられている。また、金属板12には第1挿入口115に対応する位置に第1挿入口115と同じ径の第2挿入口23が開けられている。
金属板12の下面側から各導波管スロットアンテナ11の第1挿入口115、第2挿入口23に、モジュール24に付属されたコネクタ241が挿入され固定される。ここで、モジュール24は、送信器の終段増幅器、受信器の初段増幅器、位相器、送受信切替スイッチ等を全部又は一部を含むモジュールである。
複数のモジュール24は、コネクタ241においてそれぞれ予め定めた波長の電波を放出し、また予め定めた波長の電波を捕捉するためのものであり、各モジュール24のコネクタ241が挿入された導波管スロットアンテナ11のスロット111間の距離は、その導波管管内波長の1/2である。
以上のように構成された送受信器2の動作について説明する。
モジュール24に前段回路から送信信号が入力されたとき、モジュール24は入力された信号を増幅等する。コネクタ241は、導波管スロットアンテナ11の内部に位置する部分から、モジュール24が出力する送信信号に基づく電波を放出する。コネクタ241が放出した電波は導波管スロットアンテナ11の内部を伝搬し、スロット111から放射される。
また、導波管スロットアンテナ11のスロット111で電波を受波したとき、受波した電波は導波管スロットアンテナ11の内部を伝搬し、コネクタ241で捕捉される。コネクタ241は、導波管スロットアンテナ11の内部に位置する部分で捕捉する電波から受信信号を生成しモジュール24に入力する。モジュール24は、入力された信号を増幅等して後段回路に出力する。
導波管スロットアンテナ11の内部における電波の伝搬状態は実施の形態1と同様であり、隙間からの電波の漏洩は極めて少なく電気的損失はほとんど生じない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、金属板12の、複数の導波管スロットアンテナ11の第1挿入口115に対応する位置に同じ経の第2挿入口23を設ける。第1挿入口115、第2挿入口23にモジュール24に付属されたコネクタ241を挿入する。これにより、導波管スロットアンテナ11に別途コネクタを設置する必要がなくなり、部品点数及び作業工数をさらに低減することができる。
このように本発明は、開口面を有する直方体形状である2つの導体部材を、互いに開口面を突き合わせて形成した導波管からなり、開口面の長辺に沿う上板にスロットを有する導波管スロットアンテナに係るものである。導体部材は、導体板の折り曲げにより連続して形成された上板、側板及び底板と、開口面の短辺に沿う一対の端板と、からなり、スロットは、開口面と不連続でありかつ開口面の長辺に平行であるとした。これにより、材料費及び作業工数を低減し、電波漏洩を抑制することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施の形態において、端板1125、1126は上板1122に連続しているとしたが、端板1125、1126は上板1122、側板1123及び底板1124のいずれか1つと連続するようにしてもよい。このとき、端板1125、1126は上板1122、側板1123及び底板1124のうち連続していない板の短辺の側面の少なくとも一部を覆うようにする。これにより、導波管スロットアンテナ11の端部で、隙間が折れたラビリンス構造を為すため、端板1125、1126の外周の隙間からの電波の漏洩を最小限に抑えることができる。導体部材113の端板1135、1136も同様である。
上記実施の形態において、スロット111を長孔の形状としたが、任意の形状でよく、矩形又は矩形の角を丸くした形状でもよい。
1,2 送受信器、10 導波管スロットアレーアンテナ、11 導波管スロットアンテナ、111 スロット、112,113 導体部材、1121,1131 開口面、1122,1132 上板、1123,1133 側板、1124,1134 底板、1125,1126,1135,1136 端板、1127,1128,1129,1137 切り欠け部、115 第1挿入口、12 金属板、121 固定ねじ、13 コネクタ、122,23 第2挿入口、24 モジュール、241 コネクタ。

Claims (9)

  1. 開口面を有する直方体形状である2つの導体部材を、互いに前記開口面を突き合わせて形成した導波管からなり、前記開口面の長辺に沿う上板にスロットを有する導波管スロットアンテナであって、
    前記導体部材は、導体板の折り曲げにより連続して形成された前記上板、側板及び底板と、前記上板、前記側板及び前記底板のいずれか1つと連続し前記開口面の短辺に沿う1対の端板と、からなり、
    前記スロットは、前記開口面と不連続でありかつ前記開口面の長辺に平行である、
    導波管スロットアンテナ。
  2. 前記端板は、前記上板、前記側板及び前記底板のうち連続していない板の短辺の側面の少なくとも一部を覆う、
    請求項1に記載の導波管スロットアンテナ。
  3. 前記導体部材の前記底板の前記開口面に沿った辺の中央に切り欠け部を有し、2つの前記導体部材の前記開口面を突き合わせたときに前記切り欠け部が電波を放出又は捕捉するためのコネクタを挿入する第1挿入口を形成する、
    請求項1又は2に記載の導波管スロットアンテナ。
  4. 金属板と、
    複数の導波管スロットアンテナを前記導波管スロットアンテナの短手方向に互いに隣接して配列し、前記金属板上に固定した導波管スロットアレーアンテナと、を備える送受信器であって、
    前記導波管スロットアンテナは、開口面を有する直方体形状である2つの導体部材を、互いに前記開口面を突き合わせて形成した導波管からなり、前記開口面の長辺に沿う上板にスロットを有し、
    前記導体部材は、導体板の折り曲げにより連続して形成された前記上板、側板及び底板と、前記上板、前記側板及び前記底板のいずれか1つと連続し前記開口面の短辺に沿う1対の端板と、からなり、
    前記底板が前記金属板に接して固定されており、
    前記スロットは、前記開口面と不連続でありかつ前記開口面の長辺に平行である、
    送受信器。
  5. 前記端板は、前記上板、前記側板及び前記底板のうち連続していない板の短辺の側面の少なくとも一部を覆う、
    請求項4に記載の送受信器。
  6. 前記導体部材の前記底板の前記開口面に沿った辺の中央に切り欠け部を有し、2つの前記導体部材の前記開口面を突き合わせたときに前記切り欠け部が電波を放出又は捕捉するためのコネクタを挿入する第1挿入口を形成し、
    前記金属板の前記第1挿入口に一致する位置に第2挿入口を形成した、
    請求項4又は5に記載の送受信器。
  7. 前記第1挿入口及び前記第2挿入口に、送受信する信号に対して増幅を含む処理を行うモジュールに付属するコネクタを挿入する、
    請求項6に記載の送受信器。
  8. 板状の導体板を、開口面を有する直方体を展開した形状に切断する導体板切断ステップと、
    前記直方体の前記開口面の長辺に沿う上板に相当する部分にスロットを形成するスロット形成ステップと、
    前記導体板を折り曲げて前記上板、側板及び底板を連続して形成し、前記上板、前記側板及び前記底板のいずれか1つと連続した1対の端板を、前記開口面の短辺に沿うように折り曲げて、直方体形状の導体部材を作成する導体部材作成ステップと、
    前記導体部材作成ステップで作成した2つの前記導体部材を、互いに前記開口面を突き合わせるように固定する導体部材固定ステップと、を有し、
    前記スロット形成ステップは、前記開口面と不連続でありかつ前記開口面の長辺に平行である前記スロットを形成する、
    導波管スロットアンテナの製造方法。
  9. 導波管スロットアレーアンテナを用いて電波を送受信する送受信器の製造方法であって、
    板状の導体板を、開口面を有する直方体を展開した形状に切断する導体板切断ステップと、
    前記直方体の前記開口面の長辺に沿う上板に相当する部分にスロットを形成するスロット形成ステップと、
    前記導体板を折り曲げて前記上板、側板及び底板を連続して形成し、前記上板、前記側板及び前記底板のいずれか1つと連続した1対の端板を、前記開口面の短辺に沿うように折り曲げて、直方体形状の導体部材を作成する導体部材作成ステップと、
    前記導体部材作成ステップで作成した2つの前記導体部材を、互いに前記開口面を突き合わせて形成する複数の導波管スロットアンテナを、前記導波管スロットアンテナの短手方向に互いに隣接して配列し、金属板上に固定することにより、前記導波管スロットアレーアンテナを作成する導波管スロットアレーアンテナ作成ステップと、を有し、
    前記スロット形成ステップは、前記開口面と不連続でありかつ前記開口面の長辺に平行である前記スロットを形成する、
    送受信器の製造方法。
JP2014109424A 2014-05-27 2014-05-27 導波管スロットアンテナ、送受信器、導波管スロットアンテナの製造方法及び送受信器の製造方法 Active JP6265833B2 (ja)

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