JPH07141215A - 障害発生防止方法 - Google Patents

障害発生防止方法

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JPH07141215A
JPH07141215A JP5311251A JP31125193A JPH07141215A JP H07141215 A JPH07141215 A JP H07141215A JP 5311251 A JP5311251 A JP 5311251A JP 31125193 A JP31125193 A JP 31125193A JP H07141215 A JPH07141215 A JP H07141215A
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JP
Japan
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failure
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tasks
message
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Application number
JP5311251A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hasumi
浩明 蓮見
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦障害が発生し、再立ち上げを行った場合
に同一の障害が再発生することのないよう制御した。 【構成】 例えば、あるタスクT2がソフトウェア上の
障害を発生した場合に、再立ち上げ後そのタスクT2に
対しメッセージを送信する別のタスクT1、T3がある
場合に、これらのメッセージに対しそれぞれ任意の遅延
を発生させる。これにより、遅延のない場合と遅延を発
生させた場合とで、各タスクからのメッセージの到着順
序が異なってくる。従って、障害の発生したタスクT2
による処理順序が、障害発生時と異なるものとなり、同
一の障害が再発生する確率が減少する。即ち、タスクT
2によるプログラムのロジック誤り等の箇所が動作する
タイミングをずらして、障害再発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置において
一定のソフトウェアを実行する場合に発生する障害を、
再立ち上げ後再び発生することのないように防止措置を
施す障害発生防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、一定の処理を行
う場合に、複数のタスクが相互にメッセージを交換しな
がら処理を実行するものがある。図2に、このようなソ
フトウェアの概念図を示す。図において、オペレーショ
ンシステム1は複数のタスクT1、T2、…T4の処理
動作を管理している。これらのタスクT1、T2、…T
4は、それぞれメッセージをオペレーションシステム1
を介して交換し処理を実行する。即ち、タスクT1はタ
スクT2に対しメッセージM12を送信し、タスクT2
はこのメッセージM12に基づいて一定の処理を実行す
る。同様に、タスクT2はタスクT1に対しメッセージ
M21を送信する。また、タスクT3に対しメッセージ
M23を送信する。一方、タスクT3はタスクT2に対
しメッセージM32を送信する。
【0003】このようなメッセージは、何れも一旦オペ
レーションシステム1が受け入れ、該当するタスクに対
し送信する制御を行う。図3に、このようなメッセージ
送受信処理の実行のためのブロック図を示す。図に示す
ように、オペレーションシステム1は、メッセージ送信
処理部3とメッセージ受信処理部4とを備えている。一
方、各タスクT1、T2、…T4は、それぞれメッセー
ジ送信依頼部5とメッセージ受信依頼部6を備えてい
る。
【0004】即ち、例えばタスクT1が一定の処理を他
のタスクに要求する場合、メッセージ送信依頼部5によ
って所定のメッセージを生成し、オペレーションシステ
ム1のメッセージ送信処理部3に送り込む。メッセージ
送信処理部3はこのメッセージを該当するタスクのキュ
ーに並べる。このキューはメッセージの処理順を設定す
るための待ち行列を管理するためのものである。なお、
図2の例に示したプログラムの各タスクは、それぞれ直
接メッセージを交換する相手となるタスクが予め定めら
れている。
【0005】即ち、図3に示すタスクT1のメッセージ
M12−1やM12−2は、何れもタスクT2のキュー
に配列される。また、タスクT2の送信するメッセージ
M21−1やM21−2はタスクT1のキューに配列さ
れる。なお、図2に示すように、例えばタスクT2につ
いては、タスクT1とタスクT3からメッセージを受け
てその処理を実行する。もちろん、別のプログラムで
は、2以上のタスクからメッセージを受け付けて処理を
実行するタスクも存在する。
【0006】図4に、上記のようなソフトウェアによる
一般のメッセージ送受信動作フローチャートを示す。図
4(a)に示すように、図3に示したようなオペレーシ
ョンシステム1のメッセージ送信処理部は、メッセージ
を受け付けるとステップS1において、そのメッセージ
を送信先タスクの待ちキューにキューイングする。そし
てステップS2において、送信先タスクを起動する。
【0007】一方、受信処理においては各タスクのメッ
セージ受信依頼部は、(b)に示すように、ステップS
1において自分のタスクの待ちキューからメッセージを
1つ取り出す動作を行う。ここで、ステップS2におい
て、取り出すべきメッセージがあったかどうかを判断す
る。そして、無い場合にはステップS3に移り、再びメ
ッセージ待ち状態となりステップS1に戻る。一方、メ
ッセージがあった場合にはメッセージ受信依頼部自身の
処理は終了し、その後そのメッセージについての一定の
処理を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な複数のタスクがメッセージを互いに交換しながら処理
を行うソフトウェアは、通信制御のためのプログラムや
各種のアプリケーションに広く採用されている。このよ
うなソフトウェアの立ち上げの際、あるいは一定の処理
を開始した後に、ソフトウェア自体の欠陥等が原因で障
害を発生する場合がある。このような障害が発生する
と、ソフトウェアの動作の継続が不可能となりシステム
ダウンする。この場合、システムの再立ち上げが不可能
な重大な障害が発生した場合を除き、通常全てのソフト
ウェアの再立ち上げが行われる。なお、障害の発生した
ソフトウェアのみを終了させ、その障害となったソフト
ウェア部分のみを再立ち上げする場合もある。
【0009】しかしながら、このような再立ち上げを行
った場合、再び同一の部分で障害が発生し、システムダ
ウンと再立ち上げとを繰り返すようなケースも発生す
る。これでは再立ち上げを行うこと自体が無意味にな
る。本発明は以上の点に着目してなされたもので、一旦
障害が発生し、再立ち上げを行った場合に、同一部分で
同様の障害が発生することのないよう制御した障害発生
防止方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、複
数のタスクが相互にメッセージを交換して、各タスクが
メッセージを受け付けた順に処理を実行するものおい
て、前記処理の実行中に障害が発生したタスクを認識し
て、再立ち上げにより処理を再開する場合に、障害の発
生したタスクの受信するメッセージに、任意の遅延を発
生させて、他のタスクからのメッセージの受け付け順序
を変更することを特徴とする障害発生防止方法に関す
る。
【0011】本発明の第2発明は、複数のタスクが相互
にメッセージを交換して、各タスクがメッセージを受け
付けた順に処理を実行するものおいて、前記処理の実行
中に障害が発生したタスクを認識して、再立ち上げによ
り処理を再開する場合に、障害の発生したタスクのコン
フィグレーションを変更して再立ち上げを行うことを特
徴とする障害発生防止方法に関する。
【0012】本発明の第3発明は、複数のタスクが相互
にメッセージを交換して、各タスクがメッセージを受け
付けた順に処理を実行するものおいて、前記処理の実行
中に障害が発生したタスクを認識して、再立ち上げによ
り処理を再開する場合に、障害の発生したタスクと、そ
のタスクと直接メッセージを交換する別のタスクのコン
フィグレーションを変更して再立ち上げを行うことを特
徴とする障害発生防止方法に関する。
【0013】本発明の第4発明は、複数のタスクが相互
にメッセージを交換して、各タスクがメッセージを受け
付けた順に処理を実行するものおいて、前記処理の実行
中に障害が発生した後、再立ち上げにより処理を再開す
る場合に、全てのタスクのコンフィグレーションを変更
して再立ち上げを行うことを特徴とする障害発生防止方
法に関する。
【0014】
【作用】本発明においては、例えばあるタスクがソフト
ウェア上の障害を発生した場合に、再立ち上げ後そのタ
スクに対しメッセージを送信する別のタスクがある場合
に、これらのメッセージに対しそれぞれ任意の遅延を発
生させる。これにより、遅延のない場合と遅延を発生さ
せた場合とで、各タスクからのメッセージの到着順序が
異なってくる。従って、障害の発生したタスクによる処
理順序が障害発生時と異なるものとなり、同一の障害が
再発生する確率が減少する。即ち、タスクによるプログ
ラムのロジック誤り等の箇所が動作するタイミングをず
らして、障害再発生を防止する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。 [実施例1]図1は、本発明の障害発生防止方法説明図
である。本発明は、既に図2や図3を用いて説明したよ
うに、複数のタスクが相互にメッセージを交換して、各
タスクがそのメッセージを受け付けた順に一定の処理を
実行するソフトウェアについて適用される。各タスクは
それぞれ各種の内容のプログラムやその一部を構成し、
これらのタスクはオペレーションシステム1により処理
を管理される。本発明では、これらのタスクがそれぞれ
処理を実行している場合に何らかの障害を発生した場
合、その再立ち上げの際の環境を変更してタイミングを
異ならせることによって障害の発生を防止する。
【0016】この目的のために、オペレーションシステ
ム1は次のような管理情報を保持する。図5に、OS管
理情報説明図を示す。図に示すように、オペレーション
システム1の内部には、タスク名と、各タスクに隣接す
るタスク名と、そのタスクに障害が発生したかどうかを
認識するための障害フラグFとがそれぞれ対応付けられ
て格納される。即ち、例えばタスクT1は隣接タスクが
T2であって、現在障害が発生していない。即ち、障害
フラグFは0というように表示されている。また、タス
クT2は隣接タスクはT1及びT3であって、今回障害
が発生し障害フラグFが1となっている。なお、このよ
うな障害の内容としては、例えば命令の例外や、アクセ
スしたメモリアドレスの不正、自己矛盾の検出等によっ
て一定の処理が異常終了した場合等が挙げられる。
【0017】図1(a)、(b)に示すシーケンスチャ
ートは、タスクT2に対しタスクT1やタスクT3がメ
ッセージM12−1、M12−2、M32−1及びM3
2−2を送信して一定の処理を実行する場合の例を示し
ている。各メッセージはそれぞれオペレーションシステ
ム1が受け付け、該当するタスクに向け送信する構成と
なっている。このメッセージ送受信のメカニズムは、既
に図3を用いて説明した従来のものと同様である。
【0018】ここで、(b)に示した再立ち上げ前のタ
スクT2の動作をまず説明すると、タスクT2は一番初
めにタスクT1からメッセージM12−1を受け取り、
次にタスクT3からメッセージM32−1を受け取り、
更にタスクT1からメッセージM12−2を受け取って
最後にタスクT3からメッセージM32−2を受け取
る。このようなメッセージを受け取ったタスクT2は、
受け付け順にこれらのメッセージについての一定の処理
を実行する。
【0019】ここで、何らかの障害が発生すると、タス
クT2についてその障害フラグFが1となり、これを認
識した状態でシステムダウンする。この場合に、ソフト
ウェアの再立ち上げを行うとき、オペレーションシステ
ム1は、このタスクT2が前回障害を発生したというこ
とを認識する。そして、(a)に示すように、このタス
クT2に他のタスクT1やT3から送信されるメッセー
ジM12−1、M12−2、M32−1、M32−2の
タスクT2への転送動作について、それぞれ任意の遅延
を発生させる。
【0020】即ち、例えばタスクT1からタスクT2に
送信されるメッセージM12−1に対しては遅延時間D
1を発生させる。また、タスクT1からタスクT2に送
信されるメッセージM12−2については遅延時間D2
を発生させる。同様に、タスクT3からタスクT2に送
信されるメッセージM32−1とM32−2に対して
は、それぞれ遅延時間D3、D4を発生させる。なお、
これらの遅延時間D1、D2、D3、D4は何れも任意
に設定されるがこれらの値がばらつくことが好ましい。
【0021】これによって、図に示した例のように、こ
れまで(b)のタスクT2にはメッセージがM12−
1、M32−1、M12−2、M32−2の順で受信さ
れたのに対し、再立ち上げ後のタスクT2にはメッセー
ジがM32−1、M12−1、M12−2、M32−2
の順で到着する。これによって、メッセージの受け付け
順が変更され、再立ち上げ前と再立ち上げ後とでは異な
るタイミングでタスクT2が動作することになる。こう
すれば、同一のタイミングで処理が実行される確率が低
下し、同一の障害再発生が防止される。
【0022】図6に、上記のような遅延動作を具体的に
説明するフローチャートを図示した。図に示すように、
オペレーションシステムはステップS1においてあるタ
スクから別のタスクへメッセージが送信される場合、そ
の送信先のタスクの障害フラグを確認する。そして、そ
の障害フラグが0でない場合には、ランダムな値を発生
させてメッセージに対し一定の遅延を生じさせる(ステ
ップS2)。その後、ステップS3において、メッセー
ジを送信先タスクの待ちキューにキューイングする。そ
の後、ステップS4において送信先タスクを起動する。
【0023】[実施例2]この実施例2は第2発明に該
当する。第2発明においては、障害の発生したタスク自
身が、再立ち上げの際、そのコンフィグレーションを変
更し、同一の環境で同様の障害が発生する確率を低下さ
せる。なお、このコンフィグレーションとは、例えばタ
スクの内部で使用するバッファ量、タイマー値、リトラ
イ値等がある。
【0024】図7は、コンフィグレーション変更動作
(その1)を示す。各タスクは、例えば予め2種類以上
の異なるコンフィグレーションを一定のコンフィグレー
ション情報として保持しておく。そして、障害発生の
後、再立ち上げが行われる際には、オペレーションシス
テムから障害が発生した旨の通知を受け、その通知に従
って前回使用したコンフィグレーション情報と異なるコ
ンフィグレーションを使用する。即ち、タスクの初期化
にあたり、図7に示すステップS1において、オペレー
ションシステムから障害フラグが0である旨の通知を受
けたと判断すると、ステップS2において第1コンフィ
グレーション情報を使用してその初期化を行う。一方、
ステップS1において障害フラグが0でないという旨の
通知を受けるとステップS3に移り、第2コンフィグレ
ーション情報を使用して初期化を実行する。
【0025】図8には、図7とは別の方法によるコンフ
ィグレーション変更動作(その2)を示した。図のよう
に、この例ではタスクの初期化の際、ステップS1にお
いてオペレーションシステムから障害フラグの内容の通
知があると、その内容が0の場合にはステップS2に移
り、図7の処理と同様に第1コンフィグレーション情報
を使用して初期化を実行する。一方、ステップS1にお
いて、障害フラグが0でないと判断された場合にはステ
ップS3に移り、第1コンフィグレーション情報の各要
素の値を、例えば予め設定した数式等を用いて自動的に
変更する。このような方法によってもコンフィグレーシ
ョンの変更が可能となる。
【0026】図9に、コンフィグレーション変更の場合
のシーケンスチャート(その1)を示す。第2発明では
このようなシーケンスでコンフィグレーション変更が行
われる。まず、この例ではタスクT1、T2、T3が処
理を実行し、オペレーションシステム1はこれらの動作
を監視してその障害情報を保持するものとする。まず、
当初の処理開始にあたっては、オペレーションシステム
1はステップS1、S2、S3において各タスクT1、
T2、T3に対しそれぞれ障害フラグが0である旨の通
知を行いこれらを起動する。ここでステップS3の後、
ステップS4においてタスクT3に障害が発生したとす
る。この場合、ステップS5においてソフトウェアの再
立ち上げが行われる。この再立ち上げの後、オペレーシ
ョンシステム1はタスクT1、T2に対しては障害フラ
グが0である旨の通知を行う(ステップS6、S7)。
一方、タスクT3に対しては障害フラグが0でない旨の
通知を行う(ステップS8)。タスクT3はこのような
通知を受けて、ステップS9においてコンフィグレーシ
ョン変更を行う。
【0027】[実施例3]第3発明では、障害の発生し
たタスクだけでなく、このタスクに隣接し、このタスク
と直接メッセージのやり取りを行うタスクのコンフィグ
レーションも同時に変更する。このように隣接するタス
クのコンフィグレーションを変更することによって、更
に一層動作条件を再立ち上げ前の場合と異ならせること
ができ、同一の障害再発生防止効果が大きくなる。
【0028】図10は、このような第3発明のコンフィ
グレーション変更シーケンス(その2)を示す。図に示
すように、オペレーションシステム1はステップS1、
S2、S3においてタスクT1、T2、T3に対し障害
フラグが0である旨の通知を行い、ソフトウェアを起動
する。その後、ステップS4においてタスクT3に障害
が発生すると、ステップS5においてソフトウェアの再
立ち上げが行われる。
【0029】次に、オペレーションシステム1はタスク
T1に対し障害フラグが0である旨の通知を行う(ステ
ップS6)。一方、オペレーションシステム1は、既に
図5を用いて説明したように、障害の発生したタスクT
3に隣接するタスクを認識している。従って、ステップ
S7及びステップS8において、タスクT3と共にタス
クT2に対してもその障害フラグが0でない旨の通知を
行う。これによって、タスクT2、タスクT3は、既に
図7や図8で説明したのと同様の動作に従ってコンフィ
グレーションの変更を行う(ステップS10)。
【0030】[実施例4]実施例4は第4発明に該当す
る。第4発明では、一旦障害が発生した場合障害の発生
したタスクも、それ以外のタスクも、全てそのコンフィ
グレーションを変更する。障害発生を監視しどのタスク
に障害が発生したかを認識することが常にできるとは限
らない。即ち、障害は発生したが障害発生のタスクを特
定できないようなケースも生じる。このような場合に
は、既に説明した第1発明から第3発明をそのまま実施
することが難しい。従って、第4発明では障害の発生し
たタスクが認識できなくても、再立ち上げ後同一のタイ
ミングで同様の障害が発生しないように対処している。
【0031】図11に、コンフィグレーション変更シー
ケンス(その3)を示す。図に示すように、この第4発
明では、オペレーションシステム1はステップS1、S
2、S3において各タスクT1、T2、T3に対し障害
フラグが0である旨の通知を行い、ソフトウェアを起動
する。そして、その後ステップS4において、タスクT
3に障害が発生したとする。この場合、ステップS5に
おいてソフトウェアの再立ち上げが行われる。
【0032】次に、ステップS6、S7、S8におい
て、オペレーションシステム1は全てのタスクT1、T
2、T3に対し障害フラグが0でない旨の通知を行う。
これによって、各タスクT1、T2、T3は、何れも既
に図7や図8において説明したようなコンフィグレーシ
ョン変更処理を実行する。これにより、ソフトウェアの
実行環境が変更され、再立ち上げ前と同一の障害が発生
する確率が減少する。
【0033】本発明は以上の実施例に限定されない。ソ
フトウェアの実行の際にメッセージを変換するタスクの
数は任意でよく、また各タスクは任意の数のタスクと直
接メッセージを交換して処理を実行するものであってよ
い。また、メッセージの受け付け順を変更して障害発生
を防止する第1発明においては、各タスクがメッセージ
を受け付けて実行するその順序は結果に影響しないこと
が必要である。しかしながら、コンフィグレーションを
変更して立ち上げを行うような第2、第3、第4発明に
おいては、各タスクが処理すべきメッセージの順番は何
らかの制限を受けていても差し支えない。また、障害を
発生したタスクの認識は必ずしも特定のタスクという認
識でなく、例えば全体で10個のタスクの内3個のタス
クに障害が発生した場合、これらの各タスクについて上
記発明を実施して差し支えない。また、3個のタスクの
何れかに障害が発生したと認識しても、3個のタスクの
何れに障害が発生したか不明な場合には、これらの3個
のタスクについて全て障害が発生したものとして取り扱
うようにしても差し支えない。
【0034】
【発明の効果】以上説明した本発明の障害発生防止方法
においては、複数のタスクが相互にメッセージを交換し
てそのメッセージを実行する場合に、処理の実行中に障
害が発生したタスクを認識して再立ち上げにより処理を
再開する場合に、障害の発生したタスクの受信するメッ
セージに任意の遅延を発生してメッセージの受付順序を
変更するようにすれば、再立ち上げ前と異なるタイミン
グで処理が進められるため、同一の障害が再び繰り返え
される確率が減少する。障害が発生したタスクのコンフ
ィグレーションを変更して再立ち上げを行うようにした
場合にも同様の効果がある。
【0035】また、障害の発生したタスクとそのタスク
と直接メッセージを交換する別のタスクのコンフィグレ
ーションを変更するようにすれば、更に同一障害の発生
する確率を低下できる。また、障害発生のタスクを特定
できないような場合には、再立ち上げのとき、全てのタ
スクのコンフィグレーションを変更するようにすれば、
同様にして同一の障害発生確率を低下できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害発生防止方法説明図である。
【図2】本発明の方法を実行するソフトウェアの概念図
である。
【図3】メッセージ送受信処理ブロック図である。
【図4】一般のメッセージ送受信動作フローチャートで
ある。
【図5】OS管理情報説明図である。
【図6】遅延動作フローチャートである。
【図7】コンフィグレーション変更動作(その1)であ
る。
【図8】コンフィグレーション変更動作(その2)であ
る。
【図9】コンフィグレーション変更シーケンス(その
1)である。
【図10】コンフィグレーション変更シーケンス(その
2)である。
【図11】コンフィグレーション変更シーケンス(その
3)である。
【符号の説明】
1 オペレーションシステム(OS) T タスク M メッセージ D 遅延時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクが相互にメッセージを交換
    して、各タスクがメッセージを受け付けた順に処理を実
    行するものおいて、 前記処理の実行中に障害が発生したタスクを認識して、 再立ち上げにより処理を再開する場合に、 障害の発生したタスクの受信するメッセージに、任意の
    遅延を発生させて、他のタスクからのメッセージの受け
    付け順序を変更することを特徴とする障害発生防止方
    法。
  2. 【請求項2】 複数のタスクが相互にメッセージを交換
    して、各タスクがメッセージを受け付けた順に処理を実
    行するものおいて、 前記処理の実行中に障害が発生したタスクを認識して、 再立ち上げにより処理を再開する場合に、 障害の発生したタスクのコンフィグレーションを変更し
    て再立ち上げを行うことを特徴とする障害発生防止方
    法。
  3. 【請求項3】 複数のタスクが相互にメッセージを交換
    して、各タスクがメッセージを受け付けた順に処理を実
    行するものおいて、 前記処理の実行中に障害が発生したタスクを認識して、 再立ち上げにより処理を再開する場合に、 障害の発生したタスクと、そのタスクと直接メッセージ
    を交換する別のタスクのコンフィグレーションを変更し
    て再立ち上げを行うことを特徴とする障害発生防止方
    法。
  4. 【請求項4】 複数のタスクが相互にメッセージを交換
    して、各タスクがメッセージを受け付けた順に処理を実
    行するものおいて、 前記処理の実行中に障害が発生した後、 再立ち上げにより処理を再開する場合に、 全てのタスクのコンフィグレーションを変更して再立ち
    上げを行うことを特徴とする障害発生防止方法。
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