JPH07141020A - 制御偏差異常検出装置 - Google Patents

制御偏差異常検出装置

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Publication number
JPH07141020A
JPH07141020A JP5307524A JP30752493A JPH07141020A JP H07141020 A JPH07141020 A JP H07141020A JP 5307524 A JP5307524 A JP 5307524A JP 30752493 A JP30752493 A JP 30752493A JP H07141020 A JPH07141020 A JP H07141020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control deviation
value
control
deviation
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP5307524A
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English (en)
Inventor
Toshiki Shinkai
敏樹 新開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出する制御偏差の大小にかかわらずその異
常を確実に検出することのできる制御偏差異常検出装置
を提供する。 【構成】 制御装置から被制御装置に与えられる制御偏
差を入力し所定の検出レベルと比較して制御偏差に関す
る信号を出力する入力コンパレータと、この制御偏差に
関する信号を時間積分して積分値を出力する積分回路
と、この積分値を所定の値と比較して偏差異常信号を出
力する出力コンパレータとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水力発電所の水流量調
整装置等に用いられる、速度型出力を行うフィードバッ
ク制御システムにおける制御偏差異常検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフィードバック制御システムは図
5のようになっている。すなわち、制御装置1は、電流
や電圧として現れる制御偏差1Aによって被制御装置2
を制御する。制御偏差1Aは、外部から与えられる目標
値と被制御装置2の出力2Aからのフィードバック分と
に基づいて、制御装置1において発生される。この制御
偏差1Aをコンパレータ3で検出し、タイマ4でその継
続時間を計測し、所定の時間より長く継続したとき偏差
異常信号を出す。この従来の制御偏差異常検出装置は、
制御偏差1Aが所定の時間内に終了しないことを検出し
ており、制御装置1と被制御装置2を含め総合的に異常
を検出することができるので、部分的な異常および故障
を検出する回路や装置と組み合わせて使用されることが
多い。この従来の制御偏差異常検出装置では、検出する
制御偏差の値、すなわちコンパレータ3の設定値を大き
く設定した場合は、タイマ4での継続時間を短く設定す
る。逆に、検出する制御偏差の値を小さく設定した場合
は、継続時間を長く設定する。これらの設定値は制御対
象の性質によって決まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の制御偏差
異常検出装置においては、検出する制御偏差の値を大き
く設定すれば、小さな制御偏差が継続しているのが検出
できず、逆に、検出する制御偏差の値を小さく設定する
と誤動作しやすくなるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、検出する制御偏差の大小
にかかわらずその異常を確実に検出することのできる制
御偏差異常検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の制御偏差異常検出装置は、制御装置から被
制御装置に与えられる制御偏差を入力し所定の検出レベ
ルと比較して制御偏差に関する信号を出力する入力コン
パレータと、この制御偏差に関する信号を時間積分して
積分値を出力する積分回路と、この積分値を所定の値と
比較して偏差異常信号を出力する出力コンパレータとを
備えた構成とする。
【0006】
【作用】本発明の制御偏差異常検出装置では、出力コン
パレータにおいて比較する値として、制御偏差に関する
信号の積分値、すなわち、単位としては電流×時間また
は電圧×時間の値を用いるので、検出する制御偏差の大
小にかかわらずその異常を確実に検出することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0008】図1に示すように、制御装置1の出力に絶
対値回路5を接続し、制御偏差1Aを絶対値回路5に入
れる。この絶対値回路5の出力である絶対値出力5A
を、接点6aを経て積分回路7にいれる。積分回路7
は、接点6bを経て入力されるリセット入力7Rとイネ
ーブル入力7Eを有する。接点6aと接点6bは入力コ
ンパレータ6によって開閉される。入力コンパレータ6
は、絶対値出力5Aと外部からの設定値6Aを比較し、
絶対値出力5Aが設定値6Aより大きいとき、接点6a
を閉、接点6bを開とする。そして、積分回路7は所定
の時定数で絶対値出力5Aを積分する。逆に、絶対値出
力5Aが設定値6Aより小さいときは、接点6aが開、
接点6bが閉となる。そして、積分回路7はリセット入
力7Rによってリセットされ、イネーブル入力7Eによ
って積分動作を停止する。積分回路7の出力7Aは出力
コンパレータ8に入れる。出力コンパレータ8は積分出
力7Aと外部からの設定値8Aを比較し、前者が後者よ
り大きいとき接点8aが閉とされ、偏差異常信号が発せ
られる。
【0009】絶対値回路5は制御偏差1Aが正であって
も負であっても正の値を出力する。入力コンパレータ6
の設定値6Aは、被制御装置2の不感値よりも少し大き
い程度に設定し固定する。また、出力コンパレータ8の
設定値8Aは、被制御装置2の最大入力値とそのときの
動作時間の積よりも少し大きい程度に設定する。被制御
装置2の状況変化に対しては、設定値8Aを変更して対
応する。
【0010】このように構成した制御偏差異常検出装置
を用いるとき、制御装置1と被制御装置2が正常な場合
は、制御偏差1Aは時間の経過とともに小さくなるの
で、出力コンパレータ8において積分値7Aが設定値8
Aに達する前に、入力コンパレータ6において絶対値出
力5Aが設定値6Aより小さくなる。そして、接点6a
が開き、接点6bが閉じるので、積分回路7の積分動作
が停止する。したがって、出力コンパレータ8は接点8
aを閉とすることはないので、偏差異常信号は発せられ
ない。この場合の各部の状況を図2に示す。
【0011】逆に、制御装置1あるいは被制御装置2が
正常でない場合は、図3に示すように、制御偏差1Aは
減衰しないので、制御偏差異常検出装置の動作は上記と
逆になり、偏差異常信号が発せられる。
【0012】このように、本実施例によれば、出力コン
パレータ8の設定値8Aを設定するだけで、制御偏差1
Aの小から大に亘って不動作や誤動作無く、制御偏差の
異常を検出することができる。
【0013】本発明の他の実施例を図4に示す。この実
施例では制御偏差1Aの正側と負側にたいしてそれぞれ
入力コンパレータ61,62と、積分回路71,72
と、出力コンパレータ81,82を設ける。そして、出
力コンパレータ81,82の動作の論理和として偏差異
常信号を発生する。このような構成にすると、被制御装
置2の動作量や動作速度が正側と負側で異なる場合に
も、出力コンパレータ81と82の設定値を別個に設定
することにより、適切に対応することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、出力コン
パレータの設定値を設定するだけで、検出する制御偏差
の大小にかかわらずその異常を確実に検出することがで
きる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の制御偏差異常検出装置
を示す図
【図2】制御偏差が正常な場合の上記実施例の装置の動
作を示す図
【図3】制御偏差が異常な場合の上記実施例の装置の動
作を示す図
【図4】本発明の他の実施例の制御偏差異常検出装置を
示す図
【図5】従来の制御システムを示す図
【符号の説明】
1・・制御装置 1A・・制御偏
差 2・・彼制御装置 5・・絶対値回路 6・・入力コン
パレータ 7・・積分回路 8・・出力コン
パレータ 61・・正側入力コンパレータ 62・・負側入
力コンパレータ 71・・正側積分回路 72・・負側積
分回路 81・・正側出力コンパレータ 82・・負側出
力コンパレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置から被制御装置に与えられる制
    御偏差を入力し所定の検出レベルと比較して制御偏差に
    関する信号を出力する入力コンパレータと、この制御偏
    差に関する信号を時間積分して積分値を出力する積分回
    路と、この積分値を所定の値と比較して偏差異常信号を
    出力する出力コンパレータとを備えたことを特徴とする
    制御偏差異常検出装置。
  2. 【請求項2】 入力コンパレータのまえに、制御偏差の
    絶対値をとる絶対値回路を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の制御偏差異常検出装置。
  3. 【請求項3】 入力コンパレータと積分回路と出力コン
    パレータを、制御偏差の正側と負側にたいしてそれぞれ
    設けたことを特徴とする請求項1記載の制御偏差異常検
    出装置。
JP5307524A 1993-11-12 1993-11-12 制御偏差異常検出装置 Pending JPH07141020A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5307524A JPH07141020A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 制御偏差異常検出装置

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JP5307524A JPH07141020A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 制御偏差異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07141020A true JPH07141020A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17970129

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JP5307524A Pending JPH07141020A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 制御偏差異常検出装置

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JP (1) JPH07141020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092173A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プロセス診断方法およびそのシステム

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