JPH0714088U - ハンガー式横引扉のピットカバー装置 - Google Patents

ハンガー式横引扉のピットカバー装置

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JPH0714088U
JPH0714088U JP4779693U JP4779693U JPH0714088U JP H0714088 U JPH0714088 U JP H0714088U JP 4779693 U JP4779693 U JP 4779693U JP 4779693 U JP4779693 U JP 4779693U JP H0714088 U JPH0714088 U JP H0714088U
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JP
Japan
Prior art keywords
pit
opening
pit cover
door
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4779693U
Other languages
English (en)
Inventor
健治 新垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP4779693U priority Critical patent/JPH0714088U/ja
Publication of JPH0714088U publication Critical patent/JPH0714088U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線室の開口部(出入口)に取り付けた遮
蔽扉の下端部をピットに挿入して放射能の外部への漏れ
を防止するようにした開口部において、遮蔽扉の開放時
におけるピットの上面開口部を閉塞するピットカバーの
構造の簡素化と低コスト化とをはかる。 【構成】 放射線室の開口部に取り付けられたハンガー
式横引扉(遮蔽扉)1の下端部を、開口部の床面10b上
で遮蔽扉1の移動部分に形成したピット3に移動可能に
挿入してラップ構造とし、ピット3の開口部に対向する
部分を閉塞すべくピットカバー5を、平行な一組みのリ
ンク7,7により上下動可能に配設するとともに、リン
ク7を時計方向へリターンスプリング8で付勢して常時
ピットカバー5を下方の収納位置に保持する一方、遮蔽
扉1とリンク7とをワイヤロープ9で連結し、遮蔽扉1
の開限位置ではワイヤロープ9でリンク7を起立させて
ピットカバー5を引き上げ、ピット3の上面開口部を閉
塞できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハンガー式横引扉のピットカバー装置に関し、特に構造が簡単で施 工が容易であり、しかもコストの低いハンガー式横引扉のピットカバー装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、病院等の放射線治療室や放射線物質の保管庫など(以下「放射線室」 と言う)では、当該放射線室の開口部(出入口)から放射線が外部に漏れるのを 防止するために、開口部に特別な構成がとられている。 すなわち、開口部の前面に吊下げ式(ハンガー式)の横引扉を取り付けるとと もに、放射線室の前面の床面上で横引扉の移動部分にピットを形成し、横引扉の 下端部をこのピットに移動可能に挿入することにより、床面とのラップ(重合) 構造にして、横引扉と床面との間から放射線が外部に漏れるのを防止するように なっている。
【0003】 ところで、放射線室には、ガスポンベ台車やベッド等が出入するが、その開口 部の床面に上記のようなピットが形成されていると、ガスポンベ台車等のスムー ズな出入が阻害されるおそれがある。 その対策として、従来、ピットに、油圧シリンダ装置や電動装置により上下動 してピットの上面開口部を塞ぐことが可能なピットカバーを設置し、開口部の開 放時にピットカバーを上昇させてピットの上面開口部を塞ぎ、ガスポンベ台車等 のスムーズな移動を可能にした、動力式ピットカバー装置が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来の動力式ピットカバー装置の場合、放射線室の開口部の床面 の下方に、大型の油圧シリンダ装置や電動装置などの動力機構を設置しなければ ならず、そのため設備コストが嵩むほか保守・点検作業が困難であるなどの問題 点がある。 本考案はこのような問題点の解決をはかろうとするもので、ピット内に平行リ ンク機構により上下動可能に支持されたピットカバーを配設し、常時はリターン スプリングによりピットカバーを下方の収納位置に保持するとともに、横引扉が 開限位置に到達したとき横引扉の動きと連動してピットカバーを引き上げてピッ トの上面開口部を閉塞できるようにした、ハンガー式横引扉のピットカバー装置 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案のハンガー式横引扉のピットカバー装置は 、建屋の開口部の前面に取り付けられたハンガー式横引扉と、上記建屋の前面の 床面上で上記横引扉の移動部分に形成されるとともに上記横引扉の下端部が移動 可能に挿入されたピットと、同ピットの上記開口部に対向する個所に配設された ピットカバーとをそなえ、同ピットカバーが、上記ピットの底面上の基板に回動 可能に取り付けられた互いに平行な少なくとも一組みのリンクにより上下動可能 に保持されるとともに、上記ピットカバーを下降方向へ付勢するリターンスプリ ングと、上記横引扉が開限位置に到達したとき上記リターンスプリングに抗して 上記ピットカバーを引き上げる引き上げ手段とが設けられていることを特徴とし ている。
【0006】
【作用】
上述の本考案のハンガー式横引扉のピットカバー装置では、ピットカバーが平 行な一組みのリンクと共に平行リンク機構を構成しているため、ピットカバーは 常に水平状態のまま上下方向に移動してピットの上面開口部の閉塞を行なう。 また、リターンスプリングにより常時はピット下方の収納位置に保持され、横 引扉が開限位置に到達したときにだけ引き上げられるため、横引扉の移動の邪魔 になることはない。
【0007】
【実施例】 以下、図面により本考案の一実施例としてのハンガー式横引扉のピットカバー 装置について説明すると、図1はピットカバーが引き上げられた状態を示す側面 図、図2はピットカバーが収納された状態を示す側面図、図3は図1のA−A矢 視断面図、図4は横引扉を含むピットの正面図、図5は同平面図、図6は図4の B−B矢視断面図である。
【0008】 図4〜6において、放射線室10の開口部(出入口)10aに、横引式の遮蔽扉1 が、その上端部を開口部10aの天井部に取り付けられたレール2上を移動可能に 懸下されている。 遮蔽扉1は、その閉鎖位置にあるとき、開口部10aの有効開口Xを完全に閉塞 可能な横幅Yを有している。図中の符号Zは遮蔽扉1のストロークを示している 。
【0009】 一方、放射線室10の前面の、開口部10aを含む扉移動部分の床面にピット3が 形成されていて、遮蔽扉1はその下端部がピット3に移動可能に挿入され、いわ ゆるラップ構造を形成している。 開口部10aの天井部には、遮蔽扉1の開閉駆動装置11およびローラチェーン12 ならびにスプロケット13,14などからなる扉開閉機構が配設され、ローラチェー ン12が遮蔽扉1のハンガー1aに結着されて遮蔽扉1の開閉が行なわれるように なっている。
【0010】 ピット3の開口部10aに対向する個所に、ピットカバー5が配設されている。 ピットカバー5は、図1〜3に示すように、ピット3よりやや狭い幅をもち、 ピット3の底面にアンカーボルト6aで取り付けられた基板6に下端部を枢着さ れた一対の互いに平行な一組みのリンク7,7により、ピット3内での上下動を 可能に取り付けられている。なお、ピットカバー5が長尺の場合等には3本以上 のリンク7を配設することが好ましい。
【0011】 各リンク7,7の各上下動下端部は、ボルト7a,7bにより回動可能にピッ トカバー5および基板6に取り付けられていて、リンク7,7、ピットカバー5 および基板6により、平行リンク機構が構成されている。 さらに、右側のリンク7の上端部と基板6との間にリンク7を時計方向に回動 付勢してピットカバー5を下方の収納状態に保持するリターンスプリング8が設 けられ、また左側のリンクの上端部寄りのところと遮蔽扉1の左端下部との間に ワイヤロープ9が介設されている。 符号10bは開口部10aの床面を、また符号3aはピット3を構成するチャンネ ル材のアンカーボルトを示している。
【0012】 さらに符号4はストッパを示していて、ストッパ4はリンク7の左側面に当接 して当該リンクの反時計方向への回動量を規制する作用を行なうものである。 上述の構成において、遮蔽扉1が開口部10aを完全に開放する位置(開限位置 )に近づくと、ワイヤロープ9が左側のリンク7を引張ってこのリンク7をリタ ーンスプリング8に抗して反時計方向に回動させる。 これによりピットカバー5が上方に引き上げられ、遮蔽扉1が開限位置に到達 すると、両リンク7がストッパ4に当接し、ピットカバー5はその上面が床面10 bと同じレベルとなる状態に保持される(図1の状態)。
【0013】 このようにして、ピット3の上面開口部がピットカバー5で閉塞される。そし てこの状態は、遮蔽扉1が開限位置に保持される限り継続するので、台車等は開 口部10aをスムーズに通り抜けることができることになる。 遮蔽扉1が開口部10aを閉じる方向へ移動しはじめると、図2に示すように、 ワイヤロープ9が弛むため、平行リンク機構を構成するリンク7がリターンスプ リング8の復元力により時計方向に回動し、これによりピットカバー5は遮蔽扉 1の下端縁より下方に移動した収納状態となり、この状態に保持される。 したがって、遮蔽扉1の移動をピットカバー5が邪魔することはない。
【0014】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のハンガー式横引扉のピットカバー装置によれば 、次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 横引扉の開閉に連動してピットカバーが上昇あるいは下降し、横引扉が建屋 の開口部を開放したときにはピットカバーがピットの上面開口部を閉塞するため 、台車やヘッド等のスムーズな出入が可能となる。 (2) 構成が簡易でかつ動力装置を必要としないため、施工が簡易でかつコストの 面で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのハンガー式横引扉の
ピットカバー装置のピットカバーが引き上げられた状態
を示す側面図。
【図2】同ピットカバーが収納された状態を示す側面
図。
【図3】図1のA−A矢視断面図。
【図4】同横引扉を含むピットの正面部。
【図5】同平面図。
【図6】図4のB−B矢視断面図。
【符号の説明】
1 横引扉としての遮蔽扉 2 レール 3 ピット 4 ストッパ 5 ピットカバー 6 基板 7 リンク 8 リターンスプリング 9 ワイヤロープ 10 建屋としての放射線室 10a 開口部 10b 床面 11 遮蔽扉1の開閉駆動装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の開口部の前面に取り付けられたハ
    ンガー式横引扉と、上記建屋の前面の床面上で上記横引
    扉の移動部分に形成されるとともに上記横引扉の下端部
    が移動可能に挿入されたピットと、同ピットの上記開口
    部に対向する個所に配設されたピットカバーとをそな
    え、同ピットカバーが、上記ピットの底面上の基板に回
    動可能に取り付けられた互いに平行な少なくとも一組み
    のリンクにより上下動可能に保持されるとともに、上記
    ピットカバーを下降方向へ付勢するリターンスプリング
    と、上記横引扉が開限位置に到達したとき上記リターン
    スプリングに抗して上記ピットカバーを引き上げる引き
    上げ手段とが設けられていることを特徴とする、ハンガ
    ー式横引扉のピットカバー装置。
JP4779693U 1993-08-10 1993-08-10 ハンガー式横引扉のピットカバー装置 Pending JPH0714088U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4779693U JPH0714088U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 ハンガー式横引扉のピットカバー装置

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JP4779693U JPH0714088U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 ハンガー式横引扉のピットカバー装置

Publications (1)

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JPH0714088U true JPH0714088U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12785339

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4779693U Pending JPH0714088U (ja) 1993-08-10 1993-08-10 ハンガー式横引扉のピットカバー装置

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JP (1) JPH0714088U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022063584A (ja) * 2020-10-12 2022-04-22 石田鉄工株式会社 磁気シールドルームユニット
JP2022070423A (ja) * 2020-10-27 2022-05-13 石田鉄工株式会社 磁気シールドルームの渡し板装置

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