JPH0714077U

JPH0714077U - 開き戸

Info

Publication number: JPH0714077U
Application number: JP2434593U
Authority: JP
Inventors: 利夫原田
Original assignee: 利夫原田
Priority date: 1993-03-31
Filing date: 1993-03-31
Publication date: 1995-03-10

Abstract

(57)【要約】【目的】駅や病院、官庁等の公衆トイレの、従来の内
開きの開き戸を、開閉の時、扉の取って部は外側を通る
ようして、使用者に、特に老人や足の不自由な人にも、
便利に開閉できるようにした。【構成】開き戸の蝶番を、壁側と扉の中央寄り任意位
置に設け、アームで蝶着して、内開きの扉の取って部前
部が、常時外側に位置し、開閉の時扉は戸口の外側と内
側を移動する構造で、解放時は蝶番１ａのスプリングと
ローラ３により図１、３の状態を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は開き戸に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、駅や病院、官庁等のトイレには間仕切り材を用いた組立て式トイレが設置されているが、開き戸の内開きが多く使用されているため、トイレの容積を広く取らないと、使用する時便器をまたいで、一方へ身体を移動した後、戸の開閉を行なわなければならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

トイレの内開きの開き戸を、狭い容積でも扉の開閉を出入り口の近くで行なえるように工夫した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

開き戸の蝶番を壁側（１）と扉の中央より任意位置（２）に設け、蝶番（１）と（２）をアーム（３）で蝶着する。

【０００５】

【作用】

図１は本考案の公衆トイレの内部の平面図で、開き戸は不使用時の解放の状態にある。使用時取っ手を外側ヘ押しながら締めると、扉全体は壁側の蝶番の回動と共に、扉側の蝶番を支点に扉全体が回動して、取って部が外側にはみだした状態で開閉できて、出入り口は、外開きの開き戸に近い状態になる。

【０００６】

【実施例】

図１において、開き戸の蝶番を（１）と（２）に設け（１）と（２）をアーム（３）で蝶着することにより、扉の取って部を外開きに近い状態で開閉できる。かもいの中間付近には、ローラ（６）を設け、扉を締めるのを容易にする。

【０００７】

【考案の効果】

駅や病院、官庁等の容積を広く取れない公衆トイレで様式、和式を問わず扉の開閉が場所を取らずに行なえる狭いトイレでも年寄りや足の不自由な人にも用意に開閉できる。開き戸の開閉スペースを広く取れないあらゆる建造物に利用できる。

【提出日】平成６年６月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は公衆トイレの内開きの開き戸に関するものであ。

【０００２】

【従来の技術】

従来、駅や病院、官庁等のトイレの開き戸は、内開きであり、これは使用する時、便器をまたいで身体を一方へ移動した後、扉の開閉を行なわねばならず不便であり、年寄りや足の不自由な人には一層不便である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

トイレの内開きの開き戸を、トイレの内側の出入り口で、便器をまたいで身体を移動させずに、開閉できるようにするものである。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

開き戸の蝶番を、壁側と扉の中央寄り任意位置に設け、これらの蝶番をアームで蝶着することによって、開閉の時に、扉は扉側の蝶番を支点に回動して、扉の移動に従いアームも回動して、扉の取って部の前部は戸口の外側を通り、扉の前後部は戸口の外側と内側を移動するように構成する。扉の解放時は、壁側蝶番のスプリングの作用で、アームは内側へ回動して図１、３の状態を保持する。

【０００５】

【作用】

図１、図３は本考案の公衆トイレの内部の平面図で、扉は不使用時の解放の状態にある。アーム２ａ、２ｂは壁側蝶番１ａに内蔵されたスプリングにより、内側へ回動して、扉の前部はローラ３に接触して、扉は半開きに近い状態を保持する。ここで、扉側にもスプリングを内蔵した蝶番１ｂ、１ｃを用いると、扉の前部は戸口の外側に出て、扉は壁に平行して全開の状態を保持する。扉を閉める時は、トイレの内側の戸口で、取っ手を引き寄せると、扉に連動してアーム２ａ、２ｂも回動して、扉はローラ３に接触しながら閉る。扉を開ける時は、扉の取って部を外側へ開くと、扉は扉側の蝶番を支点に回動して、人の開ける動作と、蝶番のスプリングのアームを内側へ回動する作用で、扉の前部は外側を通り、後部はトイレの内側を壁側へ移動しながら、図１と３の開いた状態を保持する。

【０００６】

【実施例】

開き戸の蝶番を、壁側１ａに設け、扉側蝶番を１ｂ、１ｃに設け、１ａと１ｂ又は１ａと１ｃの蝶番をそれぞれアーム２ａ、２ｂで蝶着する。かもい５にはローラ３を取り付ける。図１、図３は、扉は壁側蝶番１ａの内蔵スプリングの作用で扉後部を内側にして扉の前部はローラに接触して半開きに近い状態で保持されている。扉側蝶番にもスプリング付き蝶番を用いると、扉は取って部の前部が外側に出て壁に平行して全開の状態で保持される。閉める時は、扉をローラ３に接触させて取っ手を引くと、アーム３は回動して扉の前部は外側を通りながら閉る。開ける時は、取っ手を外側に開けると、扉は扉側の蝶番を支点に回動して、人の開ける動作と、蝶番のスプリングの作用で、扉の前後部は戸口の外側と内側を移動しながら、前記図１、図３の開放の状態を保持する。本考案の特徴は、蝶番を壁側と扉中央寄りに設け、アームで蝶着することにより扉の開閉の時、取って部の前部は戸口の外側を通ることになり、トイレの扉の開閉を便利に行なえることにある。

【０００７】

【効果】

１、扉の開閉の時、便器をまたいで身体を移動させる不便はなく、外開きに近い状態で扉の開閉が便利にできる。２、老人や足の不自由な人が、便器に足を取られる心配がない。３、扉の開閉スペースを広く取れない建造物にも使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の駅等の公衆トイレの開き戸の平面図

【符号の説明】

１壁側蝶番２扉側蝶番３アーム４取って５鍵６ローラ７扉止め８かもい

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【手続補正書】

【提出日】平成６年６月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】明細書

【考案の名称】開き戸

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の開き戸を使用した公衆トイレの平面
図。

【図２】図１の正面図

【図３】本考案の開き戸を使用した公衆トイレの平面図

【図４】図３の正面図

【符号の説明】１ａ壁側蝶番１ｂ扉側蝶番１ｃ、扉側
蝶番２ａアーム２ｂアーム３ローラ４取っ手５かもい６ロック７扉前部８扉後部９便器１０スプリング調節穴１１曲がり

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２図３図４

【補正方法】追加

【補正内容】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】開き戸の蝶番を壁側（１）と、扉の中央よ
りの任意位置（２）に設けて、（１）と（２）をアーム
（３）で蝶着した開き戸。
【請求項２】蝶番（１）とアーム（３）と蝶番（２）を
一組とした「請求項１」に記載の開き戸用金具。