JPH07140769A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07140769A
JPH07140769A JP5308757A JP30875793A JPH07140769A JP H07140769 A JPH07140769 A JP H07140769A JP 5308757 A JP5308757 A JP 5308757A JP 30875793 A JP30875793 A JP 30875793A JP H07140769 A JPH07140769 A JP H07140769A
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JP
Japan
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density
reference pattern
developing bias
developing
image forming
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Pending
Application number
JP5308757A
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English (en)
Inventor
Fumitake Ueno
史丈 植野
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置を大型化することなく、少ないメモリ量で
精度の高い濃度制御を行う。 【構成】転写ドラム上にトナー像からなる基準パターン
(パッチ)を形成し、濃度センサによってパッチ濃度を
検出する。現像装置の現像バイアス電圧Vとパッチ濃度
Dとの関係は、図5のように、上方に凸の緩やかな曲線
によって表される。いま、最大濃度Dmax を与える最適
現像バイアス電圧Vcal を求める。ところで、図5の曲
線は、湿度変化や像担持体の劣化等によって左右にずれ
たりするが、基本的な形状は変わらない。したがって、
一定の電位差ΔV(=V2 −V1 )に対する濃度差ΔD
(D2 −D1 )は、V1 、V2 がそれぞれVcal の前後
に設定されたときに最少となる。そこで、一定のΔVに
対して、ΔDが規定値以下になるようなV1 、V2 を求
め、Vcal =(V1 +V2 )/2に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー像からなる基準
パターンを形成し、この基準パターンの濃度に基づい
て、実際の現像時の最適現像バイアス電圧を設定してな
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置において、電子写真
感光体に対して、帯電、露光、現像等を行って電子写真
感光体上にトナー像を形成し、このトナー像を転写紙
(転写材)に転写するという一連の画像形成プロセス
を、複数色のトナー像について繰り返すことにより、転
写紙上にカラー画像を形成するものが知られている。こ
のような画像形成装置としては、例えばDSA2607
727、特開昭50−50935号公報にて開示されて
いるものが実用化されている。
【0003】以下、図11、図12を参照して、4色フ
ルカラー画像形成装置の場合を例に説明する。なお、図
11は画像形成装置全体の縦断面図、また図12は現像
装置の拡大縦断面図である。
【0004】画像形成装置Aは、図11に示すように、
装置本体のほぼ中央に、矢印R1方向に回転自在に支持
された感光ドラム(電子写真感光体)1を備えている。
この感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順
に、感光ドラム1表面を一様に帯電する帯電装置2、感
光ドラム1に光を照射して静電潜像を形成する露光手段
3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像装置5、担持した転写紙に感光ドラム1上のトナー
像を転写する転写装置6、感光ドラム1上の残留トナー
を除去するクリーニング装置7等が配設されている。
【0005】感光ドラム1は、直径40mmのアルミシ
リンダの外周面に、有機感光体(OPC)からなる光導
電体を塗布することによって形成されている。なお、O
PCに代えて、A−Si、CdS、Se等であってもよ
い。
【0006】帯電装置2は、感光ドラム1表面に当接さ
れた帯電ローラ2aと、該帯電ローラに帯電電圧を印加
する電源(不図示)とを有する。帯電ローラ2aには、
電源によって、−700Vの直流電圧に、交流周波数7
00Hzでピーク間電圧1500Vの交流電圧が重畳さ
れている。これにより、感光ドラム1表面はほぼ−70
0Vに帯電される。
【0007】露光手段3は、レーザダイオード10、高
速モータ11によって回転駆動される多面鏡12、レン
ズ13、反射ミラー15を有し、これらの部材によって
光路16を形成している。
【0008】現像装置5は、矢印R5方向に回転可能な
支持体20と、該支持体20に搭載された4個の現像カ
ートリッジ21a、21b、21c、21dとを有す
る。現像カートリッジ21a、21b、21c、21d
は、図12に示すように、それぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーを収納する収容室
22a、22b、22c、22d、各開口部23a、2
3b、23c、23dに回転自在に配置された現像ロー
ラ25a、25b、25c、25d、これら現像ローラ
にトナーを塗布する塗布ローラ26a、26b、26
c、26d、現像ローラに塗布されたトナーの層圧を規
制するトナー規制部材27a、27b、27c、27
d、収容室内のトナーを現像室28a、28b、28
c、28dに移動させる攪拌部材29a、29b、29
c、29dを備えている。支持体20には、その外周面
を4等分する位置に4個の開口面20a、20b、20
c、20dが形成されており、支持体20を回転させて
所定の現像カートリッジ(図12では、イエローの現像
カートリッジ21a)を感光ドラム1に対向する現像位
置に配置したとき、これら開口面20a、20b、20
c、20dと、各現像カートリッジの開口部23a、2
3b、23c、23dとが一致するように構成されてい
る。なお、このように支持体20を回転駆動するための
方法は、例えば特開昭50−93437に詳述されてい
る。また、上述の現像ローラ25a、25b、25c、
25dの回転時の周速は、感光ドラム1の周速の1.0
〜2.0倍の範囲で設定するのが好ましい。上述の各ト
ナー規制部材27a、27b、27c、27dは、現像
ローラ25a、25b、25c、25d上のトナーの層
圧を規制するとともに、トナーに対して必要なトリボを
付与する。これらトナー規制部材の材質としては、トナ
ーに負極性を帯びさせる場合はナイロン等がよく、反対
に正極性を帯びさせる場合にはシリコンゴム等がよい。
【0009】上述の現像カートリッジ21a、21b、
21c、21dは、トナー補給やメインナンス等の煩雑
さを解消するものであり、ユーザーによって簡便に交換
できる構成となっている。また、これら現像カートリッ
ジ21a、21b、21c、21dに収納されるトナー
は、カートリッジ構成が簡単で小型化、低コスト化が容
易な一成分現像剤を用いることが好ましいが、二成分現
像剤を用いてもよいのはもちろんである。
【0010】転写装置6は、図11に示すように、矢印
R30方向に回転自在に支持された転写ドラム30を備
えている。転写ドラム30は、直径156mmの金属シ
リンダ30aに、厚さ2mmの弾性層30bを巻き付
け、さらにその上層に厚さ100μmのPVDF30c
を形成して構成されており、感光ドラム1とほぼ同じ周
速で、矢印R30方向に回転する。なお、弾性層30b
は、発泡ウレタンによって形成している。転写ドラム3
0の外周には、転写紙の先端を把持するグリッパ31が
設けてある。転写ドラム30の周囲には、また、吸着ロ
ーラ32、分離帯電器33、分離爪35、クリーニング
装置36、除電ローラ37等が配設されている。
【0011】上述の分離爪35の下流側には、定着装置
40が配置され、また、装置本体の下部には、転写紙を
収納した着脱自在の転写紙カセット41、該転写紙カセ
ット41から転写紙を給紙するピックアップローラ42
が配置されている。
【0012】つづいて、上述の4色フルカラー画像形成
装置Aの動作を説明する。
【0013】画像形成装置Aは、マゼンタの画像模様に
従った信号が入力されると、レーザダイオード10から
発せられたレーザ光が、光路16を通って感光ドラム1
に照射され、感光ドラム1は、光の照射された箇所がほ
ぼ−100Vになる。さらに感光ドラム1が矢印R1方
向に回転すると、現像カートリッジ21bによってマゼ
ンタ色のトナーが付着されトナー像として可視化され
る。さらに、転写行程を詳述すると、感光ドラム1上の
トナー像と同期して、転写紙カセット41内からピック
アップローラ42によって転写紙が給紙され、転写ドラ
ム30に吸着される。
【0014】転写紙は、転写ドラム30に供給される
と、グリッパ31によって先端が把持され、全体を転写
ドラム30に巻き付けるようにして保持される。つづい
て、感光ドラム1上のトナー像は、不図示の電源によっ
て感光ドラム1と転写ドラム30との間に印加された電
圧によって、転写ドラム30に保持された状態の転写紙
上に転写される。このとき、同時に転写紙への電荷注入
により、転写ドラム30へ吸着される。なお、必要に応
じて、吸着ローラ32に電圧印加し、予め転写ドラム3
0に転写紙を吸着するようにしてもよい。
【0015】以上の行程をシアン色、イエロー色、黒色
のトナーについても行うことによって、転写紙上には4
色のトナー像が積層される。この転写紙は、分離帯電器
33および分離爪35によって転写ドラム30から剥離
され、さらに、従来公知の加熱、加圧の定着装置40に
よって4色のトナー像が溶融固着され、最終的なカラー
コピーとして、装置本体外部に排出される。
【0016】一方、感光ドラム1上の転写残トナー(残
留トナー)は各色の転写終了毎に公知のファーブラシ、
ブレード手段等のクリーニング装置7によって清掃され
る。また、転写ドラム30に付着した不要なトナーも必
要に応じてファーブラシ、ウェブ等のを備えたクリーニ
ング装置36によって清掃することが好ましい。
【0017】ところで、上述した画像形成装置は、使用
する環境、プリント枚数等の諸条件によって画像濃度が
変動することがあり、良好な階調再現性や色調が得られ
なくなるおそれがある。そこで従来、感光ドラム1(ま
たは転写ドラム30)上にトナー像による基準パターン
を形成し、この基準パターンの濃度を検出し、その検出
値を露光量、現像バイアス、転写バイアス等にフィード
バックすることにより安定した画像濃度を得ていた。例
えば、感光ドラム1(または転写ドラム30)上に、露
光量や現像バイアス電圧、転写バイアス電圧等の画像形
成プロセス条件を適宜に変更して多数の基準パターンを
形成し、これらの基準パターン濃度を検出し、所定の濃
度が得られた基準パターンにおける画像形成プロセス条
件を選択することで最適化が図られるようになってい
た。また、装置本体内に装置内部の湿度を検知するため
の湿度センサを備えるとともに、代表的な湿度に応じた
画像形成プロセス条件決定のための濃度とプロセス条件
とのテーブルを内部に備える。そして、濃度制御方法と
して装置内部の湿度を検出することで適宜なテーブルを
選択するともに所定の画像形成プロセス条件で基準パタ
ーンを形成し、濃度検出を行って検出値と所定濃度との
差分からテーブルを用いて最適な画像形成プロセス条件
を求めるという手法によっても最適化を行っていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術例における画像濃度安定化方法においては、以
下に示すような問題点があった。 ある画像形成プロセス条件を決定するために多数の
基準パターンを形成する必要があり、このため、トナー
消費量が増大するとともに感光ドラムや転写ドラムが汚
染されやすくなる。また、廃トナー量が増加するため、
クリーニング装置の容積を拡大させることが必要とな
り、装置全体の小型化の妨げとなる。 細かい湿度差に応じたテーブルを多数格納するため
にはメモリ量が非常に大きくなってしまう。逆にメモリ
量を小さくすることでテーブルの量を低減させることが
できるが、この場合には、大まかな湿度差によるテーブ
ルとなるため、精度の高い濃度補正を行うことができな
い。
【0019】そこで、本発明は、装置の小型化を可能と
するとともに、小さいメモリ量で精度の高い濃度補正を
行うことができるようにした画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、電子写真感光体表面にトナ
ー像を形成する画像形成装置において、前記電子写真感
光体上にトナー像からなる基準パターンを形成する基準
パターン形成手段と、前記電子写真感光体上に形成され
た基準パターンの濃度を検出する濃度検出手段と、該濃
度検出手段の出力に応じて前記現像手段の現像バイアス
の電圧を変更する濃度制御手段とを有し、前記基準パタ
ーン形成手段は、前記濃度制御手段を介してそれぞれ値
の異なる少なくとも2つの現像バイアスの電圧によっ
て、前記電子写真感光体上に少なくとも2つの基準パタ
ーンを形成し、前記濃度検出手段は、これら基準パター
ンの濃度を検出し、前記濃度制御手段は、前記現像バイ
アスの電位差と前記基準パターンの濃度差とに基づい
て、最適濃度を付与する最適現像バイアス電圧を設定す
ることを特徴とする。
【0021】また、電子写真感光体表面に色の異なる複
数色のトナー像を反復形成するとともに、これらトナー
像を、転写手段に担持された転写材に順次転写してなる
画像形成装置において、前記転写手段上に基準パターン
を形成する基準パターン形成手段と、前記転写手段上に
形成された基準パターンの濃度を検出する濃度検出手段
と、該濃度検出手段の出力に応じて前記現像手段の現像
バイアスの電圧を変更する濃度制御手段とを有し、前記
基準パターン形成手段は、前記濃度制御手段を介してそ
れぞれ値の異なる少なくとも2つの現像バイアスの電圧
によって、前記転写手段上に少なくとも2つの基準パタ
ーンを形成し、前記濃度検出手段は、これら基準パター
ンの濃度を検出し、前記濃度制御手段は、前記現像バイ
アスの電位差と前記基準パターンの濃度差とに基づい
て、最適濃度を付与する最適現像バイアス電圧を設定す
ることを特徴とする。
【0022】これらの場合、前記基準パターン形成手段
は、環境状態評価手段を有するとともに、該環境状態評
価手段の出力に基いて基準パターンの濃度を変更するよ
うにしてもよい。
【0023】前記環境状態評価手段は、評価因子として
温湿度を評価したり、評価因子として耐久時間を評価し
たりすることができる。
【0024】また、前記濃度制御手段は、前記現像バイ
アス電圧の電位差と前記基準パターンの濃度差とが対応
関係にあることに基づき、所定の電位差における濃度差
が規定値以下になるように、前記現像バイアス電圧の制
御を行うことができる。
【0025】
【作用】以上構成に基づき、2つの異なる現像バイアス
電圧(V1 、V2 とする)によって基準パターンを形成
し、それぞれ濃度検出手段によって濃度(D1 、D2
する。)を検出する。ここで、現像バイアス電圧Vと基
準パターンの濃度Dとの一般的な関係は、前者を横軸、
後者を縦軸にとると、後述するように、上方に凸の緩や
かな曲線であって、かつ極大値を有する曲線が得られ
る。この極大値が、基準パターンの濃度の最大値Dmax
であり、この最大値Dmax を与える現像バイアス電圧V
が、最適現像バイアス電圧Vcal である。つまり、現像
バイアス電圧Vをこの最適現像バイアス電圧Vcal に設
定することによって、基準パターンの濃度Dを最大にす
ることができる。ところで上述の曲線を電圧−濃度曲線
とすると、この電圧−濃度曲線は、環境等によって変化
する。すなわち画像形成装置本体内の温湿度や電子写真
感光体の特性変化(劣化)によって変化する。例えば、
湿度が高くなったり、低くなったりすることによって、
電圧−濃度曲線が左方にずれたり、右方にずれたりす
る。また、電子写真感光体の劣化が進行すると、この曲
線の曲がり具合が変化したりする。ところがこれらが変
化した場合であっても、電圧−濃度曲線の基本的な形
(上方に凸の曲線で極大値を有する)は変化しない。こ
の性質を利用して、最適現像バイアス電圧Vcal を求め
る。すなわち、まず異なる現像バイアス電圧V1 、V2
で、2つの基準パターンを形成する。これらの濃度D
1 、D2 を検出する。これらの電圧の電位差ΔV(=V
2 −V1 )と基準パターンの濃度差ΔD(=D2 −D
1 )との関係を求める。例えば、電位差ΔVを一定に設
定すると、温湿度や電子写真感光体の劣化にかかわら
ず、2つの基準パターンの電圧V1 、V2 が、最適現像
バイアス電圧Vcal の前後にそれぞれ設定されたとき
に、濃度差ΔDが最低となる。したがって、この濃度差
ΔDが所定値以下になるように、2つの基準パターンの
電圧V1 、V2 の値の組を求めれば、これらの電圧V
1 、V2 は、最適現像バイアス電圧Vcal に極めて近い
ものとすることができる。最適現像バイアス電圧Vcal
を設定するための一例をあげると、最適現像バイアス電
圧Vcal 近傍において、電圧−濃度曲線がこの電圧に関
して線対象の場合には、2つの現像バイアス電圧V1
2 における濃度差ΔD(=D2 −D1 )が零のとき
に、最適バイアス電圧Vcal は、(V1 +ΔV/2)=
(V1 +V2 )/2で与えられる。ところで、濃度差Δ
Dを零にしようとすると、おのずと、基準パターンを形
成しなければならない回数が増加するため、この増加を
防止し、しかも比較的正確に最適バイアス電圧Vcal
求める方法として、本発明のように、濃度差ΔDを所定
値以下とするような現像バイアス電圧V1 、V2 の組を
求め、これから最適バイアス電圧Vcal を算出するよう
にしている。
【0026】なお、上述の電位差ΔVと濃度差ΔDとに
は、既に温湿度や電子写真感光体の劣化の状態は、パラ
メータとして包含されているため、湿度等に関する膨大
なテーブル等はまったく不要である。
【0027】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置Aの構
成の概略を図示する。なお、同図において、図11およ
び図12にて示す従来の画像形成装置と同様な構成、作
用のものについては、同一の符号を付してその説明を省
略するものとする。
【0028】転写ドラム30の回転方向(矢印R30方
向)についての感光ドラム1の下流側で、かつ分離帯電
器33少し上流側には、濃度センサ(濃度検出手段)5
0が配置されている。濃度センサ50は、図2の縦断面
図に示すように、LED等の発光素子50aと、フォト
ダイオード、CdS等の受光素子50bとを有し、発光
素子50aから発せられた入射光L1を被測定面である
転写ドラム30表面に照射し、そこから反射してくる反
射光L2を受光素子50bで受光することにより濃度を
測定する。なお、発光素子50aと受光素子50bとの
取付角度は、乱反射した反射光L2を有効に受光できる
角度であれば、任意の角度に設定することが可能である
が、照射角(転写ドラム30の表面上の入射点hにおけ
る入射光L1と法線Hとのなす角)αは30°〜60
°、受光角(同じく、反射光L2と法線Hとのなす角)
βは0°〜15°に設定するのが好ましい。
【0029】上述の濃度センサ50は、図1に示すよう
に、プリンタ制御部60の信号検出回路62に接続され
ている。また、同図中、51は高圧バイアス電源52の
電圧を制御するバイアス制御手段、61は濃度検出対象
となるトナー像、すなわち所定の基準パターン(以下
「パッチ」という。)Pを形成する基準パターン形成手
段、63は温湿度等の環境を検知してその評価を行う環
境状態評価手段、64は露光手段3のレーザを駆動する
ための駆動回路、65は現像カートリッジ脱着、トナー
有無検出手段である。
【0030】パッチPの濃度検知は次のようにして行
う。図3の斜視図に示すように、まず、転写ドラム30
表面上の、濃度センサ50に対応する位置にマゼンタト
ナーで濃度検知用のパッチPを形成する。このパッチP
の形成は、基準パターン形成手段61が、環境状態評価
手段63からの指令に基づき、バイアス制御手段(濃度
制御手段)51を介して高圧バイアス電源52の電圧を
調整し、これにより現像バイアス電圧Vを変化させて基
準濃度となるパッチPを形成する。
【0031】この現像バイアス電圧Vは濃度変化に最も
寄与する成分を使用し、例えば、直流電圧に交流電圧を
重畳した現像バイアスを用いた場合には、直流電圧成分
を変化させる。また、重畳したバイアスを用いた場合に
おいて、トナーを感光ドラム1に向けて移動させる現像
電界を形成する現像促進電圧は、感光ドラム1への放電
現象を招く直前の電圧を用いることで最大限にトナーを
付勢することが可能となるため、この現像促進電圧を固
定したままでパッチPの濃度Dの変更を図る際には、感
光ドラム1から現像スリーブにトナーを引き戻す電界
(現像電界と方向が反対)を形成する引き戻し電圧を変
化させることで電圧の積分平均値を変化させ、これによ
ってパッチPの濃度Dを変更するのがよい。以下、本実
施例においてはパッチPの濃度Dを変化させる手段とし
て、上述の引き戻し電圧を変更するようにした。
【0032】図4に、前述の現像カートリッジ脱着トナ
ー有無検出手段65による検知と画像濃度制御実行判断
の処理の流れ図を示す。まず、上述の検出手段65に
て、現像カートリッジ21a、21b、21c、21d
が装着されているか否かのチェックを行い(S1)、有
ならばステップS2へ、無ならば前回=カートリッジ無
として(S3)処理を終了する。ステップS2では前回
=無かをチェックし、無ならば画像濃度制御実行、起動
をかけ(S7)処理を終了する。有ならば、ステップS
4へ移行し、現像トナーの有無チェックを行う。ステッ
プS4にて、トナー有でないならば、前回=トナー無と
して(S5)処理を終了し、トナー有ならばステップS
6へ移行し、前回トナー無か否かのチェックを行う。こ
こで、無ならば前述のステップS7へ移行し、無でない
ならば処理を終了する。
【0033】図5に、バイアス制御手段51による現像
バイアス電圧Vとパッチ濃度Dとの関係を示す。同図か
ら明らかなように、パッチ濃度Dは、現像バイアス電圧
Vの増加に伴い、上方に凸の、緩やかにカーブする電圧
−濃度曲線Lext を描き、現像バイアス電圧がVcal
ときに、極大の濃度Dmax をとるような関係にある。こ
こでは、一定の電位差ΔV(=V2 −V1 )における濃
度差ΔD(=D2 −D1 )が、規定値以下となるよう
に、現像バイアス電圧V1 、V2 を変化させてパッチ作
成を行い最適バイアス電圧Vcal の検索を行うようにし
ている。すなわち、図5において、ΔVを一定にした場
合には、ΔDは、V1 、V2 がVcal に近い程小さく、
さらには、V1 、V2 がそれぞれVcal の前後に設定さ
れた場合に、最も小さくなる。このことから、ΔDが規
定値以下の場合には、V1 、V2 が最適バイアス電圧V
cal にかなり近い値に設定されていることを示す。
【0034】以下に、少なくとも、2つのパッチPの濃
度、いわゆる履歴パッチ濃度D1 、D2 に基づいて、本
来所望する画像最大濃度Dmax を出力するための最適現
像バイアス電圧Vcal を設定するための制御の詳細を説
明する。
【0035】図6に制御手段の処理の流れ図を示す。ま
ず、環境状態評価手段63からの指令に応じて基準濃度
のパッチP2 を形成するための現像バイアス電圧V2
設定し、濃度検知可能なサイズのパッチP2 を作成する
(S11)。そして、パッチP2 を作成したか否かを判
定し(S12)、終了したならばステップS13へ移行
する。ステップS13においては、上述のバイアス電圧
2 で形成したパッチP2 の履歴パッチ濃度D2 を検出
し、履歴濃度データとして格納する。そして、同様な方
法で予め検知しておいた前回の履歴パッチ濃度D1 との
濃度差ΔD(ΔD=|D2 −D1 |)を求め、規定値以
下であるか否かを判定し(S14)、規定値以下なら
ば、ステップS15へ移行し、V1 +ΔV/2=(V1
+V2 )/2を最適現像バイアス電圧Vcal とし、処理
を終了する。また、規定値以上ならば、ステップS16
へ移行し、他のΔV差のパッチパターンを検索する。こ
こで、検索するΔV差のパッチパターンは、予め想定し
ROM等に格納しておいた複数のパッチパターンから検
索を行う。検索をある規定回数以上行ったか否かのチェ
ックを行いながら(S16、S17)、順次ステップS
11〜S17を繰り返す。
【0036】そして、検索回数が規定回数以上となった
ら濃度制御収束不可能と判断し、濃度制御前のデフォル
ト値を現像バイアス電圧Vcal として処理を終了する。
【0037】このように、画像形成時には、現像バイア
ス電圧Vを最適現像バイアス電圧Vcal に設定すること
で、濃度の安定した画像を得ることが可能となる。
【0038】本実施例では、環境状況評価手段63にお
いて、予め想定できる濃度履歴データの履歴パッチ濃度
差ΔD、現像バイアス電圧の電位差ΔVのパターンをR
OM等に格納しておき、検索を行った後、再度検知を行
い、補正を加えることにより、特に湿度センサを用いる
ことなしに、湿度データを加味した濃度制御を行うこと
ができる。これを図7を参照して説明する。図7は湿度
が異なる環境下で前述した濃度検知を行った結果であ
る。低湿環境下(湿度10%)で測定したものには添字
Lを、通常環境下(湿度60%)では添字Nを、高湿環
境下(湿度80%)では添字Hを付して説明する。上述
の各環境下でパッチ濃度Dを検出することにより、それ
ぞれ図7に示す電圧−濃度曲線LextL、LextN、LextH
が得られ、各曲線とDmax との交点における現像バイア
ス電圧VcalL、VcalN、VcalHが求められ、次の画像形
成時においてバイアス制御手段51で補正電圧値として
得られたVcalL、VcalN、VcalHを高圧バイアス電源5
2から現像バイアス電圧Vとして出力することで安定し
た画像濃度が得られる。つまり、いかなる湿度環境下に
おいても本実施例で説明した現像バイアス電圧Vの補正
電圧制御を行うことで、常に高濃度かつ一定の濃度を維
持しながらの画像形成が可能となる。
【0039】以上説明した濃度制御方法は、マゼンタト
ナーのみについて述べたが、マゼンタトナーに引き続き
他色トナーについても上述の濃度制御を行うことで、同
様な効果が得られる。
【0040】以上説明した本実施例では、温湿度等が変
化するいかなる環境下においても安定した濃度が維持で
きるとともに、耐久時間の経過に伴って劣化する感光ド
ラム1の感光特性の変化等による濃度変化も含めて制御
でき、全てのトナーのDmax値を合わせることで多色画
像形成時に必要な色合いが、大きく変化してしまうこと
を防止できる。また濃度制御時に必要なメモリの量も少
なくすることが可能となりコストダウンが図れるという
利点を有する。
【0041】なお、本実施例においては転写ドラム30
上にパッチPを形成した例を説明したが、感光ドラム1
上にパッチPを形成してもよい。また、上述の濃度制御
方法は一回のパッチ濃度検出から現像バイアス補正電圧
を求める例を示したが、複数回パッチ濃度検出を行いそ
の平均から外挿線(補外線)を求める方法を用いてもよ
く、このような制御により、画像濃度の一層の安定化が
図れる。
【0042】さらに、上述の説明においては、カラー画
像形成装置について説明したが、本発明は、カラーに限
らず単色の画像形成装置に対しても適用可能であること
は、いうまでもない。 〈実施例2〉図8に本発明の実施例2を示す。
【0043】本実施例においては、画像濃度に最も影響
を及ぼしやすい画像形成装置本体内の温湿度をそれぞれ
温度センサ71、湿度センサ70により検出し、検出さ
れた湿度等に応じてバイアス制御手段51に予め設定さ
れた現像バイアス電圧値Vを高圧バイアス電源52より
印加し濃度制御を行うことを特徴とする。
【0044】現像バイアス電圧Vと検出濃度Dとの関係
は各環境下で異なり、図7に示すような複数の電圧−濃
度曲線LextL、LextN、LextHが得られてしまう。そこ
で本実施例では予め環境データを装置本体に取り込み、
その環境データをもとにパッチPを形成、濃度制御を行
うことで、環境変化に伴う濃度変動を少なくさせるとと
もに、濃度変動が少なくなることで濃度検出時の濃度の
変化幅が小さくなるので濃度制御の精度向上が図れる。
【0045】以下に本実施例の濃度制御方法を図8およ
び図9を参照して説明する。図9は装置が有する環境特
性を示している。まず湿度センサ70により装置本体内
の湿度を検出する。ここで図9に示す各環境下での現像
バイアス電圧に応じたパッチ濃度Dの測定データによ
り、それぞれの環境による基準となる基準線LrefL、L
refN、LrefHが予めテーブルとしてバイアス制御手段5
1に備えてある。添字のL〜Hは湿度の異なる場合を示
し、本実施例ではLは湿度30%より低い場合、Hは7
0%を超える場合、Nは30%〜70%の場合の基準線
であることを示す。湿度検出値に応じてバイアス制御手
段51は基準線LrefL、LrefN、LrefHのいずれかを選
択する。選択された基準線Lref を基にバイアス制御手
段51はパッチ形成時の現像バイアス電圧V1ref、V
2refを決定する。ここでV1refは同図に示すように最大
画像濃度Dmax (本実施例ではOD値1.5)を得るた
めに必要な電圧で、湿度値に応じて選択値が異なる。ま
たV2refは中間濃度Dht(本実施例ではOD値1.0)
を得るために必要な電圧で、V1ref同様基準線Lref
選択により決定される。このようにして決定されたV
1refとV2refを用いてパッチPを形成し、濃度センサ5
0によって濃度検出を行う。以下、図5に示した濃度制
御方法と同様に、検出された値をもとに外挿線を作成
し、Dmax とのずれから画像形成時の最適バイアス電圧
cal を求める。多色(カラー)画像形成装置にあって
はこれらの制御を各色で行う。
【0046】以上説明した本実施例において、装置本体
内の湿度を測定するとともに、その湿度条件に合わせた
パッチPを作画することで、予め濃度変動の小さい状態
で濃度制御が行えるためより精度の高い制御が可能とな
る。また本実施例では、湿度に応じた現像バイアス電圧
とパッチ濃度検出値のテーブルをもとに最終の制御値を
決定するのではなく、制御の精度を高めるために用いる
だけで最終的には実測データをもとに制御するので、テ
ーブルは数種備えておくだけで良く、その結果メモリ量
も比較的少なくなるという利点も有する。 〈実施例3〉図10に本発明の実施例3を示す。
【0047】ここで、パッチPを転写ドラム30上に転
写した後、パッチ濃度検出を行う方式において、転写ド
ラム30の構成部材である弾性層30bは、その水分量
によって抵抗値や静電容量値が変化し、その結果、現像
バイアス値が一定であると転写電流をに変動をきたし、
転写効率が増減するおそれがある。例えば低湿環境下等
で弾性層30bの抵抗値が高く、かつトナーの帯電量も
高くなった場合では、転写電流が小さく転写効率が極端
に下がるおそれがあり(図10の湿度5%参照)、この
ような状態で濃度制御を行うとパッチ濃度検出値が低く
なり制御限界を越えてしまう可能性がある。具体的に説
明すると感光ドラム1上では非常に高濃度のトナー画像
を形成しているにも関わらず、転写効率が極端に低いた
めに転写ドラム30上では濃度の低い状態として観測さ
れてしまう。このため、バイアス制御手段51は現像バ
イアス電圧値をさらに高める方向で制御を行い、結果と
して現像バイアス電源の限界に達してしまう、または放
電現象の発生といった不具合を生じるおそれがある。
【0048】したがって、本実施例においては、装置本
体内の湿度を湿度センサ70により検出し、検出された
湿度をもとにバイアス制御手段51に予め設定された転
写バイアス電圧値を高圧バイアス電源52から印加する
ことで、実使用上のいかなる環境下においても安定して
転写効率を維持することが可能となるために、転写によ
る影響なく濃度制御が安定して行うことが可能となる。
【0049】以下に本実施例の濃度制御方法を図9およ
び図10を用い説明する。図10は湿度5%、50%、
85%の環境下における、転写バイアス電圧Vと転写電
流との関係を示したものである。本実施例において本出
願人らの実験検討により、転写電流5μA以上で良好な
転写性を示し、その転写効率は90%以上となることが
解った。そして図10から理解されるように転写電流5
μA以上得るためには湿度によってその転写バイアス電
圧が500V〜2000Vと変化している。また転写電
流が20μA以上になると転写電流過剰状態となり、こ
のような状態では転写領域以前で転写現象が発生し画像
が乱れてしまういわゆる「飛び散り」現象や、転写領域
以前における電荷のやりとりによってトナーが逆電荷を
帯び、転写効率低下現象等が発生してしまう。したがっ
て、良好な転写性を得るための転写電流は5μA〜20
μAに抑えることが肝要で、湿度変化に応じて最適な転
写バイアス電圧を設定する必要があり、本実施例におい
ては湿度30%未満では転写バイアス電圧を2000V
以上、湿度30%〜70%では1000V以上、湿度7
0%を越える場合は500V以上で転写することが好ま
しい。そこで、濃度制御を行うときには、まず装置本体
の湿度を湿度センサ70で検出し、検出値に応じてバイ
アス制御手段51が転写バイアス電圧を決定し、高圧バ
イアス電源52より転写ドラム30に転写バイアスが印
加される。また、バイアス制御手段51は濃度の異なる
パッチPを形成するために高圧バイアス電源52に所定
の現像バイアス電圧を印加させパッチPを形成させる。
そして濃度センサ50から得られた濃度検出値をもと
に、前述した、ΔDとΔVの関係からDmax を得るため
の補正現像バイアス電圧Vcal を求める。なお、図8に
示したように湿度センサ70の検出値を利用して、湿度
に応じた現像バイアス電圧を用いパッチPを形成しても
よい。
【0050】以上説明した本実施例においては、転写ド
ラム30上でのパッチPを用い濃度制御を行う際、良好
な転写効率が得られる状態で濃度検出を行うため、現像
プロセス制御の信頼性が向上し、濃度制御の精度が向上
する。また、湿度データを転写プロセス制御および現像
プロセス制御に用いることで、画像濃度の湿度依存性を
極力抑えることも可能となる。
【0051】なお、最適な転写電流値および転写バイア
ス電圧値は、転写ドラム30の構成により異なるが、転
写ドラム30の抵抗値および静電容量に応じて最適条件
を適宜用いても良く、実施例にあげた電流値および電圧
値に限るものではない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
現像バイアス電圧の電位差と基準パターンの濃度差との
実測値の対応関係に基づいて、最適現像バイアス電圧を
設定することにより、基準パターンの形成を少なくして
不要なトナーの消費を防止し、装置の小型化を可能とす
るとともに、小さいメモリ量で精度の高い濃度補正を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【図2】実施例1の濃度センサの構成を示す縦断面図。
【図3】実施例1濃度センサの動作を示す斜視図。
【図4】現像カートリッジおよびトナーの有無を検出す
るためのフローチャート。
【図5】湿度が一定の場合の、現像バイアス電圧とパッ
チ濃度との関係を示す図。
【図6】最適現像バイアス電圧を設定するためのフロー
チャート。
【図7】湿度が異なる場合の、現像バイアス電圧とパッ
チ濃度との関係を示す図。
【図8】実施例2の画像形成装置の概略構成を示す縦断
面図。
【図9】湿度が異なる場合の、現像バイアス電圧とパッ
チ濃度との関係から最適現像バイアス電圧を設定するた
めの説明図。
【図10】湿度が異なる場合の、転写バイアス電圧と転
写電流との関係を示す図。
【図11】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【図12】従来の画像形成装置の現像装置を示す拡大縦
断面図。
【符号の説明】
1 電子写真感光体(感光ドラム) 2 帯電手段(帯電装置) 3 露光手段 5 現像手段(現像装置) 30 転写手段(転写ドラム) 50 濃度検出手段(濃度センサ) 51 濃度制御手段(バイアス制御手段) 61 基準パターン形成手段 63 環境状態評価手段 70 湿度センサ 71 温度センサ A 画像形成装置(カラー複写機 D、D1 、D2基準パターンの濃度(パッチ濃度) Dmax 最適濃度(最大濃度) ΔD パッチ濃度の濃度差 P 基準パターン(パッチ) V、V1 、V2現像バイアス電圧 Vcal 最適源バイアス電圧 ΔV 現像バイアス電圧の電位差

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体表面にトナー像を形成す
    る画像形成装置において、 前記電子写真感光体上にトナー像からなる基準パターン
    を形成する基準パターン形成手段と、 前記電子写真感光体上に形成された基準パターンの濃度
    を検出する濃度検出手段と、 該濃度検出手段の出力に応じて前記現像手段の現像バイ
    アスの電圧を変更する濃度制御手段とを有し、 前記基準パターン形成手段は、前記濃度制御手段を介し
    てそれぞれ値の異なる少なくとも2つの現像バイアスの
    電圧によって、前記電子写真感光体上に少なくとも2つ
    の基準パターンを形成し、 前記濃度検出手段は、これら基準パターンの濃度を検出
    し、 前記濃度制御手段は、前記現像バイアスの電位差と前記
    基準パターンの濃度差とに基づいて、最適濃度を付与す
    る最適現像バイアス電圧を設定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体表面に色の異なる複数色
    のトナー像を反復形成するとともに、これらトナー像
    を、転写手段に担持された転写材に順次転写してなる画
    像形成装置において、 前記転写手段上に基準パターンを形成する基準パターン
    形成手段と、 前記転写手段上に形成された基準パターンの濃度を検出
    する濃度検出手段と、 該濃度検出手段の出力に応じて前記現像手段の現像バイ
    アスの電圧を変更する濃度制御手段とを有し、 前記基準パターン形成手段は、前記濃度制御手段を介し
    てそれぞれ値の異なる少なくとも2つの現像バイアスの
    電圧によって、前記転写手段上に少なくとも2つの基準
    パターンを形成し、 前記濃度検出手段は、これら基準パターンの濃度を検出
    し、 前記濃度制御手段は、前記現像バイアスの電位差と前記
    基準パターンの濃度差とに基づいて、最適濃度を付与す
    る最適現像バイアス電圧を設定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記基準パターン形成手段は、環境状態
    評価手段を有するとともに、該環境状態評価手段の出力
    に基いて基準パターンの濃度を変更する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記環境状態評価手段は、評価因子とし
    て温湿度を評価する、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記環境状態評価手段は、評価因子とし
    て耐久時間を評価する、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記濃度制御手段は、前記現像バイアス
    電圧の電位差と前記基準パターンの濃度差とが対応関係
    にあることに基づき、所定の電位差における濃度差が規
    定値以下になるように、前記現像バイアス電圧の制御を
    行う、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098707A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Minolta Co Ltd 現像装置及びそれを用いた画像形成装置
US7072605B2 (en) 2003-06-30 2006-07-04 Seiko Epson Corporation Rotary development device and image forming apparatus having a development unit mounted on a rotating member
US7412178B2 (en) 2005-03-11 2008-08-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US7536126B2 (en) 2004-06-16 2009-05-19 Seiko Epson Corporation Apparatus for forming image-quality evaluation image
JP2018031911A (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 株式会社沖データ 画像形成装置及び画像形成システム

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