JPH0714064Y2 - 車両の積荷緊締装置 - Google Patents

車両の積荷緊締装置

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JPH0714064Y2
JPH0714064Y2 JP3248789U JP3248789U JPH0714064Y2 JP H0714064 Y2 JPH0714064 Y2 JP H0714064Y2 JP 3248789 U JP3248789 U JP 3248789U JP 3248789 U JP3248789 U JP 3248789U JP H0714064 Y2 JPH0714064 Y2 JP H0714064Y2
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hook
ratchet plate
rope
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lever
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隆 内田
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の荷台に積載された積荷の固定用ロープ
を引き締めるための緊締装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、トラックの積荷を固定するには、荷台の側面に装
着したフックにロープを掛け渡し、該ロープの一端を手
で引っ張り、これを緊締することにより積荷を固定して
いた。また、図示しないが、荷台の側面に付設したフッ
クにネジ送り装置を設け、このネジ送り装置の回転によ
りフックをロープの緊締方向に移動させる構造のものが
あった。
更に、第5図及び第6図に示すような実開昭60−47644
号公報に開示されたトラックの荷台にオートバイを固定
する拘束具がある。すなわち、この拘束具1は、コ字型
形状の上足掛口2A,中足掛口2B,下足掛口2Cを連結した足
掛口2に案内パイプ3が固定されており、この案内パイ
プ3の下部には方形穴4が開口しているとゝもに、その
長手方向にはスロット5が形成されている。そして、案
内パイプ3内に挿入されたシャフト6は、複数個の円錐
台7を縦列した形状で、その下端にはフック8が固定さ
れ、シャフト6の上端側面に突設したピン9は前記スロ
ット5内に摺動自在に挿入されているとゝもに、前記案
内パイプ3の方形穴4部分に固定された取付板10には、
ロック部11が回転自在に設けられている。
さらに、このロック部11の爪部12は常時スプリング13に
より前記シャフト6の円錐台7の下面に圧接され、ロッ
ク部11の下端部14が取付板10の当板10aに当接して回転
不能となることによりシャフト6の下降をロックしてい
る。そして、前記のロックを解除するには、手動回転操
作により、ロック部11の爪部12をシャフト6の円錐台7
の下面から離脱させた後、該シャフト6を移動させて行
うものである。
而して、前記拘束具1でオートバイAを固定する場合に
は、先ずトラックの荷台15の横方向の溝内に架設した引
止ロッド16に、2個の拘束具1,1を夫々フック8により
取付ける。そして、2個の拘束具1,1の間に設置したオ
ートバイAを左に傾け、その左足掛B1に左側の拘束具1
の足掛口2を掛ける。次いで、オートバイAを右に傾け
て右足掛B2に右側の拘束具1の足掛口2を掛けた後、オ
ートバイAから手を離すと、該オートバイAは垂直状態
に復元すると共に、圧縮されたタイヤCの復元力により
荷台15に固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記荷台の側面に装着したフックにロープを掛
け渡し、該ロープの一端を手で引っ張り、これを緊締す
ることにより積荷を固定する従来例では、各フックにロ
ープを掛ける場合、該ロープに手で充分な張力を与えて
おかないとロープが緩んでしまい、積崩れする心配があ
った。そのため、ロープ掛けはかなりの力を要する仕事
であるとゝもに、二人以上の人手も要した。また、荷台
の側面に付設したフックにネジ送り装置を設け、このネ
ジ送り装置の回転によりフックをロープの緊締方向に移
動させる従来構造のものは、ネジ1回転当たりのフック
の移動量が小さいので、迅速な荷締め作業には不向きで
あるし、そうかといってフックの移動量を大きくすると
操作力が大きくなるという欠点がある。
更に、第5図及び第6図に示す従来例では、シャフト6
のロック状態を解除する場合、シャフト6には下方向に
かなりの引張力(拘束力)が作用しているので、このシ
ャフト6を引張力とは反対方向に押上なければ、ロック
部11の爪部12をシャフト6の円錐台7の下面から離脱さ
せることができない。従って、シャフト6を引張力とは
反対方向に押上げる動作と、ロック部11の回転動作との
2つの動作を同時に行わなければならないので面倒であ
るとゝもに、シャフト6をロック状態にするとき、該シ
ャフト6に充分な引張力を与えれば与えるほどそれに比
例してロック状態の解除がこんてになるという問題点が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の諸問題点を解決するため
に成されたもので、足の力等でロープフックを移動させ
ることによりロープに張力を付与することが出来、且つ
その張力を任意の時間保持できるようにした装置を提供
することを目的としたものであり、その要旨は、荷台に
固定するケース内に直立状態で固定したチラェットプレ
ートと、該ラチッットプレートに対面して前記ケースに
上下動可能に装着するとゝもに、上部前面に下向きのフ
ックを、又下部に足踏部を夫々設けたスライダプレート
と、前記フックの直上に前記スライダプレートに対して
回動・進退自在に挿入するとゝもに、後端に前記ラチェ
ットプレート方向に付勢されその下向き鋸歯状歯とほゞ
同一形状の係合自在な爪部を備えた直状部と、該直状部
の先端に設けた前記チラェットプレートと爪部との係止
時に前記フックの外側に垂下する鉤部を夫々備えたレバ
ーとからなる車両の積荷緊締装置にある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、第1図は本考案に係る積荷緊締装
置の斜視図で、第2図は同積荷緊締装置の縦断面図、第
3図は同横断面図、第4図は同積荷緊締装置を適用した
車両の斜視図である。
図において、1は緊締具で、そのケース2は所定の長さ
を有し、前板部3と側板部4とから成る横断面形状がコ
字状のものであり、その後面は開口されている。5は前
記前板部3側の左右に形成した長手方向の溝で、前記左
右の側板部4の中央部を互いに内方に折り曲げることに
よって形成してあり、後部には凹部6が形成されてい
る。更に、前板部3の中央部には長手方向に所定長の長
穴7が形成されているとゝもに、側板部4の後端部には
夫々外方向に取付部8が形成されている。
9はラチェットプレートで、ケース2の前記凹部6内に
ケース2の前板部3と平行に固定されており、該ラチェ
ットプレート9の前面には、鋸歯状歯10が長手方向に沿
って形成されている。そして、この各鋸歯状歯10は、そ
の上面10aが前方に向かって下降傾斜する傾斜面で、下
面10bが水平面で夫々形成された下向きの鋸歯状歯であ
る。11はスライダプレートで、前記ケース2の左右の溝
5に上下動自在に挿入されており、このスライダプレー
ト11の前面の上部には、前板部3の長穴7内を摺動可能
な凸部12が形成され、該凸部12の中央には棒状のフック
13が突設している。
14はスライダプレート11の前記凸部12に形成した水平方
向に延びる挿入孔で、前記フック13の直上に形成されて
いる。なお、図中15はスライダプレート11の下部に形成
した作業者の足が挿入可能なリング形状の足踏部であ
る。16はレバーで、その直状部16aは前記スライダプレ
ート11の挿入孔14内に回転自在かつ進退自在に挿入され
ており、該直状部16aの先端にはラチェットプレート9
の前記鋸歯状歯10と係合自在な爪部17が形成されてい
る。そして、この爪部17の上面は、前記鋸歯状歯10の下
面10bと同一形状の水平面で形成され、またその下面は
前記鋸歯状歯10の上面10aと同一形状の先端に向かって
上昇傾斜する傾斜面で形成されている。
18は前記爪部17の近傍に固定されたフランジ形状のスト
ッパで、該ストッパ18と前記スライダプレート11の裏面
との間には圧縮形のリターンスプリング19が介装されて
おり、該リターンスプリング19により前記爪部17を前記
ラチェットプレート9の方向に付勢している。なお、図
中16bは前記レバー16の直状部16aの先端からほゞ直角に
曲折された鉤部である。そして緊締具1は、第4図に示
すように、トラック20の荷台21の側端部において、その
長手方向に沿って所定間隔毎にケース2を直立状態とし
て取付部8により固定されている。
〔実施例の作用〕
まず、トラック20の荷台21に積まれた荷物Aを固定する
場合には、第2図に示す状態から、レバー16の鉤部16b
を手で右方向に引っ張ると、該レバー16の爪部17はリタ
ーンスプリング19の弾性力に抗してラチェットプレート
9の鋸歯状歯10から離脱する。そして、この状態で前記
レバー16を180°回転して鉤部16bを上向きにしてフック
13の先端部を開放状態にした後、手による適当な緊張力
でフック13にロープBを掛け渡して荷物Aを仮固定す
る。
つぎに、前記レバー16の鉤部16bを手で引っ張りながら
レバー16を再び180°回転して鉤部16bを下向きにし、第
2図に示すように、フック13の先端部を閉塞状態にす
る。そして、鉤部16bから手を離すと、レバー16はリタ
ーンスプリング19の復元力により前進して爪部17はラチ
ェットプレート9の鋸歯状歯10と係合し、該爪部17の水
平面が鋸歯状歯10の下面10bに当接して係止される。な
おこの場合、レバー16の鉤部16bを下向きにすることに
よってフック13の前面が閉塞された状態となるので、該
フック13に掛けられたロープBが不用意に離脱しない。
そして、スライダプレート11の足踏部15に足を入れて踏
み込むと、レバー16の爪部17は前後動しながらラチェッ
トプレート9の鋸歯状歯10の先端を摺動下降し、フック
13が下降してロープBに緊張力が付与される。ロープB
に所定の緊張力が付与された時には、スライダプレート
11の足踏力を解除すると、レバー16の爪部17の水平部が
ラチェットプレート9の鋸歯状歯10の下面10bに当接し
て係止するので、フック13は当該位置に停止してロープ
Bの緊張力が保持される。
つぎに、ロープBの緊張力を解除する時には、まずレバ
ー16の鉤部16bを手で引っ張ると、該レバー16の爪部17
がリターンスプリング19の弾性力に抗してラチェットプ
レート9の鋸歯状歯10の下面10bから離脱するので係止
が解け、スライダプレート11はロープBの緊張力により
自動的に上方に移動する。
そして、レバー16を引っ張った状態で180°回転させて
鉤部16aを上向きにすると、フック13の先端部が開放さ
れるので、ロープBを容易に取り外すことができる。な
お、スライダープレート11の挿入穴14とレバー16の直状
部16aとの隙間に潤滑油を塗布すると、レバー16の操作
力を可成り低減することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両の積荷緊締装置は、上記のように、荷
台に固定するケース内に直立状態で固定したラチェット
プレートと、該ラチェットプレートに対面して前記ケー
スに上下動可能に装着するとゝもに、上部前面に下向き
のフックを、又下部に足踏部を夫々設けたスライダプレ
ートと、前記フックの直上に前記スライダプレートに対
して回動・進退自在に挿入するとゞもに、後端に前記ラ
チェットプレート方向に付勢されその下向き鋸歯状歯と
ほゞ同一形状の係合自在な爪部を備えた直状部と、該直
状部の先端に設けた前記ラチェットプレートと爪部との
係止時に前記フックの外側に垂下する鉤部を夫々備えた
レバーとからなる構成であるから、ロープに緊張力を付
与する場合には、足踏部に足を入れ体重を掛けることに
より行うことができるため、緊締作業が容易となり時間
も労力も少なくてすむ。
また、ロープの解除は、レバーを手前に引っ張るだけで
よいので、従来のようにロープをフックの下まで下げて
から外す必要がなく、ロープの緊張力が大きくても容易
であるとゝもに、レバーを回転してフックの先端部を開
放できるので、ロープの掛け外しが迅速に行える、とい
った諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る積荷緊締装置の斜視図、第2図は
同積荷緊締装置の縦断面図、第3図は同横断面図、第4
図は同積荷緊締装置を適用した車両の斜視図、第5図は
従来のオートバイを荷台に固定するための拘束具の側面
図、第6図は同拘束具でオートバイを固定した正面図で
ある。 1……緊締具、2……ケース、7……長穴、9……ラチ
ェットプレート、10……鋸歯状歯、11……スライダプレ
ート、13……フック、15……足踏部、16……レバー、16
a……直状部、16b……鉤部、17……爪部、19……リター
ンスプリング、20……トラック、21……荷台、A……荷
物、B……ロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台に固定するケース内に直立状態で固定
    したラチェットプレートと、該ラチェットプレートに対
    面して前記ケースに上下動可能に装着するとゝもに、上
    部前面に下向きのフックを、又下部に足踏部を夫々設け
    たスライダプレートと、前記フックの直上に前記スライ
    ダプレートに対して回動・進退自在に挿入するとゝも
    に、後端に前記ラチェットプレート方向に付勢されその
    下向き鋸歯状歯とほゞ同一形状の係合自在な爪部を備え
    た直状部と、該直状部の先端に設けた前記ラチェットプ
    レートと爪部との係止時に前記フックの外側に垂下する
    鉤部を夫々備えたレバーとからなる車両の積荷緊締装
    置。
JP3248789U 1989-03-22 1989-03-22 車両の積荷緊締装置 Expired - Lifetime JPH0714064Y2 (ja)

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