JPH0120767Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0120767Y2
JPH0120767Y2 JP3886584U JP3886584U JPH0120767Y2 JP H0120767 Y2 JPH0120767 Y2 JP H0120767Y2 JP 3886584 U JP3886584 U JP 3886584U JP 3886584 U JP3886584 U JP 3886584U JP H0120767 Y2 JPH0120767 Y2 JP H0120767Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
storage box
battery
vehicle
catcher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3886584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60150772U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3886584U priority Critical patent/JPS60150772U/ja
Publication of JPS60150772U publication Critical patent/JPS60150772U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0120767Y2 publication Critical patent/JPH0120767Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はバスなどの車両に装備されて、バツテ
リを車体外部に引出し可能に格納する車両のバツ
テリ格納装置に関する。
【従来技術】
従来、車両のバツテリ格納装置として第1図、
第2図に示すものが知られている。これは車体側
に配設される正面開口の格納ボツクス1内にバツ
テリ2を載置したトレイ3が、ベアリング4で支
持されて格納ボツクス1の開口から引出し可能に
収納されたもので、トレイ3の収納状態で接合す
る格納ボツクス1側の固定片1aとトレイ3側の
固定片3aとをボルトAとナツトBあるいは蝶ボ
ルトと蝶ナツトとで固定してトレイ3を収納状態
に保持している。そのためバツテリ2の保守点検
に際しトレイ3を格納ボツクス1から車体外へ引
出す場合には、スパナ等の工具を用いてボルト
A、ナツトBを取外す必要があり、このような事
情は実開昭55−151651号公報に記載のものも同様
である。従つて従来例においては、トレイ3を引
出すまでの前作業とトレイ3を収納状態に保持す
る後作業とに多くの時間を費やしてバツテリの保
守点検作業が短時間に行い得ない不都合があり、
また、作業中にスパナ等がバツテリ端子に触れる
と危険なことから作業の安全性にも問題があり、
さらには取外したボルトA、ナツトBを紛失しな
いよう保管する作業の煩しさもあつた。そればか
りでなくボルトA、ナツトBの締付不足によりト
レイ3の収納状態を確実に保持できない不都合が
あつた。
【考案の目的】
本考案は上記従来の不都合を解消すべくなされ
たもので、スパナ等の工具やボルト・ナツトが不
要でありながらバツテリ載置用のトレイを格納ボ
ツクス内の収納状態に確実に保持でき、かつ上記
トレイの引出し、押込みに伴うバツテリの保守点
検時の前作業および後作業をワンタツチの簡単な
操作で短時間に、しかも車両がいかなる傾斜状態
にあつても確実に行えるようにした車両のバツテ
リ格納装置を提供することを目的とする。
【考案の構成】
この目的のため本考案は、車体に配設される正
面開口の格納ボツクスにバツテリ載置用のトレイ
が抜止めして引出し可能に収納される車両のバツ
テリ格納装置において、上記格納ボツクスには操
作ノブを有するワイヤケーブルと、このワイヤケ
ーブルに連繋して上記操作ノブの引操作で解除動
作する係合爪を備えたキヤツチヤとを付設し、こ
のキヤツチヤの係合爪に係止されるラツチピンを
上記トレイに付設してトレイを収納状態に保持す
るロツク機構を構成すると共に、収縮状態のガス
ステーを介して上記トレイを押出し可能に格納ボ
ツクスに支持したことを要旨とする。
【実施例】
以下本考案を、図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。 第3図、第4図において符号5は図示省略した
車体の適所に配設され、車体のパネル周面側に開
口部5aを向けた正面開口の横置形の格納ボツク
スであり、これにはバツテリ6を2つ横向きに並
べて載置固定できるトレイ7が収納される。そし
てトレイ7の左右両側部には、上端部がトレイ7
の左右両側方に張出すよう屈曲するレール部8a
を備えてトレイ7の前後方向に延びるL字形断面
の一対のレール金具8,8が付設され、これに対
応して格納ボツクス5の左右両側壁5b,5c近
傍には、上記レール部8aの下方でレール金具8
側に張出すレール部9aを備えてレール金具8に
沿つて延びる一対のレール金具9,9が付設され
る。そして格納ボツクス5の奥部側に面するレー
ル金具8の後端部に取付けた上下一対のカムフオ
ロワ10,10が、レール金具9側のレール部9
aを上下方向から挟持し、また格納ボツクス5の
開口部5a側に位置するレール金具9の前端部に
取付けたカムフオロワ11がレール金具8側のレ
ール部8a下面を支持することで、トレイ7は上
記カムフオロワ10,11の係合により抜止めさ
れて格納ボツクス5の開口部5aから手前に引出
し可能に構成されている(第5図ないし第7図参
照)。 ここで格納ボツクス5の奥部における左右両側
壁5b,5cには第8図に示すキヤツチヤ12,
12が固定され、これに対応してキヤツチヤ12
の係合爪12aに係合してトレイ7の格納ボツク
ス5内への収納状態を保持するラツチピン13,
13がブラケツト14,14を介してトレイ7に
支持されている。このキヤツチヤ12は、ラツチ
ピン13が挿入される切欠12bを有する本体金
具12cに、係合爪12aを有するレバー12d
がひげばね12eの付勢を受けて係合爪12aを
切欠12b内に進入するよう枢着されたもので、
上記係合爪12aは切欠12b内に挿入されるラ
ツチピン13との係合でひげばね12eに抗して
切欠12bから退避できる形状となつている。そ
して左右のキヤツチヤ12,12における上記レ
バー12d,12dには一対のワイヤケーブル1
5,15のインナワイヤ15a,15aの一端が
それぞれ結合され、これらのワイヤケーブル1
5,15は格納ボツクス5の内壁に適宜の手段で
固定されて格納ボツクス5の開口部5aの上部中
央部に延びており、これらのインナワイヤ15
a,15aの他端部が1個の操作ノブ15bに結
合されることで前記レバー12d,12dがその
係合爪12a,12aを切欠12b,12b内に
進出した状態に保持され、操作ノブ15bの引操
作で係合爪12a,12aが共に切欠12b,1
2bから退避するようになつていて、これらでト
レイ7のロツク機構が構成されている。 また、格納ボツクス5の左右側壁5b,5c付
近には、内部に窒素ガスなどを封入して伸長習性
のあるガスステー16が配置され、これらはその
伸縮ロツド16a先端部を格納ボツクス5の左右
両側壁5b,5cの奥部に取付けたブラケツト1
7に枢支して前記トレイ7に沿つて平行に延び、
その本体パイプ16bの端部をトレイ7の前端部
に取付けたブラケツト18に枢支して、トレイ7
がロツク機構により収納状態にあるとき伸縮ロツ
ド16aが本体パイプ16b内に収縮して蓄圧
し、トレイ7に引出し方向の押出し力を付与する
ようになつている。 以上の構成では、バツテリ6を載置固定したト
レイ7をガスステー16の押出し力に抗して格納
ボツクス5内に押込むと、トレイ7側のラツチピ
ン13が格納ボツクス5側のキヤツチヤ12にお
ける係合爪12aを上方へ押上げつつ切欠12b
内に進入し、この切欠12b内にひげばね12e
の付勢を受けて進出する上記係合爪12aによつ
てラツチピン13がロツクされる。従つてボル
ト・ナツトによる固定と異なり、バツテリ6の格
納が簡単なワンタツチ操作で短時間に確実に行
え、車両振動が加わつてもトレイ7は収納状態に
確実に保持される。 このような格納状態のバツテリ6を車体外部に
引出して保守点検作業を行う際には、ワイヤケー
ブル15の操作ノブ15bを引操作する。この操
作でキヤツチヤ12のレバー12dは、その係合
爪12aを切欠12bから退避するよう回動され
てラツチピン13のロツクが解除されるから、バ
ツテリ6を載置したトレイ7はガスステー16の
伸長習性により格納ボツクス5の開口部5aから
押出され、バツテリ6は車体外部に臨んで保守点
検作業が容易にできる。このようにバツテリ6の
引出し作業も操作ノブ15bの引操作のみで行え
るから、バツテリ6の保守点検作業の前作業およ
び後作業が短時間に簡単に行え、しかもスパナ等
の工具を必要としないからバツテリ端子に接触す
る危険がなく作業の安全性が確保できる。また、
従来のようにボルト・ナツトを保管する作業の煩
しさもない。そしてトレイ7の押出しはガスステ
ー16によつて行うようにしているので、車両が
いかなる傾斜状態にあつてもバツテリ6の保守点
検の作業の際には、トレイ7を確実に引出すこと
ができる。また、キヤツチヤ12のレバー12d
の操作をワイヤケーブル15を介して行うように
したので、格納ボツクス5内のデツドスペースが
有効活用でき、構造の複雑化も防止できる。 なお前記実施例におけるキヤツチヤ12は、こ
れに代えて第9図、第10図に示す構造のものと
することができる。これはラツチピン13の進出
に伴いこれに係合して回動するレバー19に、そ
の回動でラツチピン13の進出方向背面側に臨む
係合爪19aを形成したもので、このレバー19
にはひげばね20で図上反時計方向の回動習性が
与えられると共に、回動位置規制用の係止爪19
bが形成されており、この係止爪19bに係合し
てレバー19をラツチピン13のロツク状態に保
つ爪レバー21が、前記実施例と同様のワイヤケ
ーブル15のインナワイヤ15aの一端部連結さ
れている。なお図中符号22は爪レバー21をレ
バー19との係合方向へ回動付勢するスプリング
である。
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、係合爪と
ラツチピンの係合によるロツク機構を介して収納
状態のバツテリ載置用トレイが格納ボツクスに結
合されるから、車両振動が加わつても上記トレイ
の収納状態を確実に保持できる。また収納状態の
トレイはガスステーによつて引出し方向に付勢さ
れているので車両がいかなる傾斜状態にあつても
操作ノブの操作によるロツク機構の解除のみで直
ちに引出され、再収納時にはガスステーに抗して
トレイを押込むだけでロツク機構により収納状態
に保持されるから、バツテリの保守点検の前作業
および後作業がワンタツチの簡単な操作で短時間
にかつ確実に行える。そしてこのような作業にス
パナ等の工具を必要としないからバツテリ端子に
接触する危険がなく作業の安全性を確保できると
共に、ボルト・ナツトが不要であつてその保管の
煩しさも解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例による車両のバツテリ格納装置
の正面図、第2図は同側面図、第3図は本考案の
一実施例によるバツテリ格納装置の側断面図、第
4図は同平断面図、第5図はレール金具部分の側
面図、第6図は第5図の 断面図、第7図は
第5図の 断面図、第8図はロツク機構の部
分側面図、第9図および第10図は他の実施例に
よるキヤツチヤの作用説明図である。 1……格納ボツクス、1a……固定片、2……
バツテリ、3……トレイ、3a……固定片、4…
…ベアリング、5……格納ボツクス、5a……開
口部、5b,5c……左右両側壁、6……バツテ
リ、7……トレイ、8,9……レール金具、8
a,9a……レール部、10,11……カムフオ
ロワ、12……キヤツチヤ、12a……係合爪、
12b……切欠、12c……本体金具、12d…
…レバー、12e……ひげばね、13……ラツチ
ピン、14……ブラケツト、15……ワイヤケー
ブル、15a……インナワイヤ、15b……操作
ノブ、16……ガスステー、16a……伸縮ロツ
ド、16b……本体パイプ、17,18……ブラ
ケツト、19……レバー、19a……係合爪、1
9b……係止爪、20……ひげばね、21……爪
レバー、22……スプリング、A……ボルト、B
……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に配設される正面開口の格納ボツクスにバ
    ツテリ載置用のトレイが抜止めして引出し可能に
    収納される車両のバツテリ格納装置において、上
    記格納ボツクスには操作ノブを有するワイヤケー
    ブルと、このワイヤケーブルに連繋して上記操作
    ノブの引操作で解除動作する係合爪を備えたキヤ
    ツチヤとを付設し、このキヤツチヤの係合爪に係
    止されるラツチピンを上記トレイに付設してトレ
    イを収納状態に保持するロツク機構を構成すると
    共に、収縮状態のガスステーを介して上記トレイ
    を押出し可能に格納ボツクスに支持したことを特
    徴とする車両のバツテリ格納装置。
JP3886584U 1984-03-16 1984-03-16 車両のバツテリ格納装置 Granted JPS60150772U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3886584U JPS60150772U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 車両のバツテリ格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3886584U JPS60150772U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 車両のバツテリ格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60150772U JPS60150772U (ja) 1985-10-07
JPH0120767Y2 true JPH0120767Y2 (ja) 1989-06-22

Family

ID=30546267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3886584U Granted JPS60150772U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 車両のバツテリ格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60150772U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525965Y2 (ja) * 1987-01-09 1993-06-30
JP4807759B2 (ja) * 2008-08-25 2011-11-02 日本輸送機株式会社 スライド式バッテリーのストッパー
JP5374409B2 (ja) * 2010-02-18 2013-12-25 川崎重工業株式会社 鉄道車両のバッテリー格納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60150772U (ja) 1985-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0100760B1 (en) Load holder
US5768920A (en) Cargo locking device
KR20010085708A (ko) 스쿠터형 차량의 시트 부착 구조
JPH0120767Y2 (ja)
US5551738A (en) Window latch extender
EP4137276A2 (en) Tool storage system
US20200148092A1 (en) Tailgate tie down systems
US10518746B1 (en) Detachable trailer jack locking assembly
US4834572A (en) Mounting clamp
US6101854A (en) Control lever locking kit
JPH08282389A (ja) 自動車用キャリア装置
JPH0238158A (ja) 車両用ルーフキャリア
KR100325752B1 (ko) 자동차의 배터리 고정장치
JPH0729011Y2 (ja) 車輌に搭載されるプロパンボンベ支持装置
JP4914476B2 (ja) 自動車の内部空間内でデバイスを解放可能に係止するための器具
AU2018101040A4 (en) Shoring bar gripper
JPH0714064Y2 (ja) 車両の積荷緊締装置
JPS56160233A (en) Drawout type underfloor box for automobile
JP2007176444A (ja) 自動二輪車の荷物取付構造
JPH0224674Y2 (ja)
JP2526053Y2 (ja) スペアタイヤキャリア保持構造
JPS5826232Y2 (ja) コンテナ−係止装置
JPH0535503U (ja) 電子機器の取付装置
CA2867243C (en) Retainer system for tonneau cover
JPH0333586Y2 (ja)