JPH07140210A - アナログ試験回路 - Google Patents

アナログ試験回路

Info

Publication number
JPH07140210A
JPH07140210A JP5288187A JP28818793A JPH07140210A JP H07140210 A JPH07140210 A JP H07140210A JP 5288187 A JP5288187 A JP 5288187A JP 28818793 A JP28818793 A JP 28818793A JP H07140210 A JPH07140210 A JP H07140210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
analog
input
circuit
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5288187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3281468B2 (ja
Inventor
Tachio Yuasa
太刀男 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP28818793A priority Critical patent/JP3281468B2/ja
Publication of JPH07140210A publication Critical patent/JPH07140210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3281468B2 publication Critical patent/JP3281468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力がアナログ信号である被試験回路を有す
る集積回路の動作試験をするアナログ試験回路の改良に
関するものであり、汎用テスターが出力するアナログ信
号より高分解能のアナログ信号を必要とする被試験回路
を有する集積回路を容易に動作試験できるようにする改
良である。 【構成】 第1のディジタル入力信号Dinと第1の基準
アナログ信号V1 と第2の基準アナログ信号V2 とを入
力され、第1の基準アナログ信号V1 の信号値と第2の
基準アナログ信号V2 の信号値との差の信号値を第1の
ディジタル入力信号Dinに対応したアナログ信号Vout
に変換して出力する第1のDAコンバータ1と、第1の
DAコンバータ1が出力するアナログ信号Vout とアナ
ログ入力信号Ainとが入力され、そのいずれかの信号を
選択信号Sに対応して選択し出力する選択手段2と、選
択手段2が選択した信号Xを入力される被試験回路3と
を有するアナログ試験回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力がアナログ信号で
ある被試験回路を有する集積回路の動作試験をするアナ
ログ試験回路の改良に関する。特に、汎用テスターが出
力するアナログ信号より高分解能のアナログ信号を必要
とする被試験回路を有する集積回路を容易に動作試験で
きるようにする改良に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路を生産後出荷する際にはテスタ
ーと呼ばれる試験機器を用いて動作確認試験を行う。入
力がアナログ信号である被試験回路を有する集積回路の
試験には、アナログ基準電圧を出力することのできるテ
スターが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来用いら
れてきた汎用テスターは、出力しうるアナログ基準電圧
の分解能が12ビット程度であるが、近年、ディジタル
回路に要求されるビット数は増大し、上記12ビット程
度の分解能では、要求を満たせなくなってきた。例え
ば、16ビットの分解能を持つADコンバータを試験す
るには、このADコンバータに入力するアナログ基準電
圧は17ビット以上の分解能を有することが必要であ
る。このため、多ビットのADコンバータを有する集積
回路を試験するにあたり、分解能を表す微分非直線性誤
差等の試験項目は汎用テスターでは試験できず、高分解
能のアナログ電圧を出力できる専用テスターを必要とす
るため、試験コストが高価になると云う欠点があった。
【0004】本発明の目的は、この欠点を解消すること
にあり、汎用テスターを使用して、汎用テスターが出力
するアナログ信号より高分解能のアナログ信号が入力さ
れることを必要とする被試験回路を有する集積回路を試
験することのできるアナログ試験回路を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、第1のデ
ィジタル入力信号(Din)と第1の基準アナログ信号
(V1 )と第2の基準アナログ信号(V2 )とを入力さ
れ、前記の第1の基準アナログ信号(V1 )の信号値と
前記の第2の基準アナログ信号(V2 )の信号値との差
の信号値を前記の第1のディジタル入力信号(Din)に
対応したアナログ信号(Vout )に変換して出力する第
1のDAコンバータ(1)と、この第1のDAコンバー
タ(1)が出力するアナログ信号(Vout )とアナログ
入力信号(Ain)とが入力され、そのいずれかの信号を
選択信号(S)に対応して選択し出力する選択手段
(2)と、この選択手段(2)が選択した信号(X)を
入力される被試験回路(3)とを有するアナログ試験回
路によって達成される。
【0006】そして、前記の第1のディジタル入力信号
(Din)は、第1の信号入力(Sin)を入力され、この
第1の信号入力(Sin)を第1のディジタル入力信号
(Din)に変換する第1の制御回路(4)が出力する信
号であると、第1のディジタル入力信号(Din)の端子
数より第1の信号入力(Sin)の端子数の方が数が少な
いので、アナログ試験回路の入力端子数を減少すること
ができ、さらに有利である。
【0007】なお、前記の第1の基準アナログ信号(V
1 )は、第2のディジタル入力信号(Din2 )と第3の
基準アナログ信号(V3 )と第4の基準アナログ信号
(V4)とを入力され、前記の第3の基準アナログ信号
(V3 )の信号値と前記の第4の基準アナログ信号(V
4 )の信号値との差の信号値を前記の第2のディジタル
入力信号(Din2 )に対応した第1の基準アナログ信号
(V1 )に変換して出力する第2のDAコンバータ
(5)の出力信号であり、前記の第2の基準アナログ信
号(V2 )は、第3のディジタル入力信号(Din3 )と
第5の基準アナログ信号(V5 )と第6の基準アナログ
信号(V6 )とを入力され、前記の第5の基準アナログ
信号(V5 )の信号値と前記の第6の基準アナログ信号
(V6 )の信号値との差の信号値を前記の第3のディジ
タル入力信号(Din3 )に対応した第2の基準アナログ
信号(V2 )に変換して出力する第3のDAコンバータ
(6)の出力信号であると、DAコンバータが2段縦続
接続されることゝなり高分解能が得られるので、基準ア
ナログ信号(V3 ・V4 ・V5 ・V6 )として特別な信
号を用意する必要がない。また、基準アナログ信号(V
3 ・V4 ・V5 ・V6 )として汎用テスターの信号を使
用できるとき、必要なビット数を1個のDAコンバータ
でなく3個のDAコンバータで作成することゝなるの
で、1個のDAコンバータ当りのビット数を約半減でき
る。このため、必要なビット数が大きい場合3個のDA
コンバータを使用しても、3個のDAコンバータを作成
するために必要な半導体素子の総数を減少することがで
き、DAコンバータのためのチップ面積を減少すること
ができ、さらに有利である。
【0008】そして、なお、前記の第1のディジタル入
力信号(Din)は、第1の信号入力(Sin1 )を入力さ
れこの第1の信号入力(Sin1 )を第1のディジタル入
力信号(Din)に変換する第1の制御回路(4)が出力
する信号であり、前記の第2のディジタル入力信号(D
in2 )は、第2の信号入力(Sin2 )を入力されこの第
2の信号入力(Sin2 )を第2のディジタル入力信号
(Din2 )に変換する第2の制御回路(7)が出力する
信号であり、前記の第3のディジタル入力信号
(Din3 )は、第3の信号入力(Sin3 )を入力されこ
の第3の信号入力(Sin3)を第3のディジタル入力信
号(Din3 )に変換する第3の制御回路(8)が出力す
る信号であると、アナログ試験回路の入力端子数を減少
することができ、さらに有利である。
【0009】また、前記の第1の制御回路(4)と前記
の第2の制御回路(7)と前記の第3の制御回路(8)
とは、シリアルデータをパラレルデータに変換する回路
であるとパラレルデータ入力用のADコンバータとの接
続に都合がよい。
【0010】あるいは、前記の第1の制御回路(4)と
前記の第2の制御回路(7)と前記の第3の制御回路
(8)とは、シリアルデータをカウントするカウンター
回路であっても、パラレルデータ入力用のADコンバー
タとの接続は容易である。
【0011】さらに、上に述べたアナログ試験回路のい
ずれも、このアナログ試験回路が被試験集積回路に集積
されていてもよく、集積されていると汎用テスターに付
加回路を付加することなく試験することができ、試験時
間やコストも低減でき有利である。
【0012】
【作用】本発明に係るアナログ試験回路は、第1のディ
ジタル入力信号Dinに対応してアナログ信号Vout に変
換し出力する第1のDAコンバータ1を有しており、こ
の第1のDAコンバータ1の出力Vout は第1のDAコ
ンバータ1に入力される第1の基準アナログ信号V1
信号値と第2の基準アナログ信号V2 の信号値との差の
信号値に比例してDA変換された信号となる。すなわ
ち、第1のDAコンバータ1の出力の分解能は、第1の
基準アナログ信号V1 の信号値と第2の基準アナログ信
号V2 の信号値とが有する分解能より、第1のDAコン
バータ1がDA変換するビット数だけ分解能が高い。
【0013】第1の基準アナログ信号V1 と第2の基準
アナログ信号V2 とのいずれも、仮にこれらを汎用テス
ターのアナログ出力信号とすれば、第1のDAコンバー
タ1の出力の分解能は、汎用テスターのアナログ出力信
号の分解能より、第1のDAコンバータ1がDA変換す
るビット数だけ分解能が高くなるから、汎用テスターが
出力するアナログ信号より高分解能のアナログ信号が入
力されることを必要とする被試験回路を有する集積回路
を容易に試験することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係るアナロ
グ試験回路についてさらに詳細に説明する。
【0015】第1実施例(請求項1に対応) 図1参照 図1は本発明の第1実施例に係るアナログ試験回路のブ
ロック図であり、アナログ試験回路を試験している状態
を示し、汎用テスターも表示している。図1において、
1は第1のDAコンバータであり、パラレルディジタル
信号である第1のディジタル入力信号Dinが第1のDA
コンバータ1に入力され、ディジタルアナログ変換され
たアナログ出力信号Vout を出力する。2は選択手段で
あり、アナログ出力信号Vout とアナログ入力信号Ain
とが入力され、そのいずれかの信号を選択信号Sに対応
して選択し出力する。3は入力としてアナログ信号を必
要とする被試験回路であり、選択手段2によって選択さ
れたアナログ出力Xが入力される。
【0016】これらの被試験回路3を試験するための付
加回路は、通常、被試験回路3を有する集積回路を汎用
テスターに接続するために用いられるテストボードと呼
ばれる基板に集積回路とともに搭載される。
【0017】10は汎用テスターである。11は第1の
基準アナログ信号源であり、12は第2の基準アナログ
信号源であり、共に汎用テスター10が有している。そ
れぞれの基準アナログ信号源の発する第1の基準アナロ
グ電圧V1 と第2の基準アナログ電圧V2 とは共に第1
のDAコンバータ1に入力されている。第1のディジタ
ル入力信号Dinと選択信号Sとは汎用テスター10が送
出している。
【0018】第1のディジタル入力信号Dinがnビット
で、第1のDAコンバータ1の分解能がnビットである
と、アナログ出力信号Vout は、
【0019】
【数1】Vout =(V1 −V2 )Din/2n 但し、 Din=Σ(2(n-1) *Dn-1 +2(n-2) *Dn-2 +2
(n-3) *Dn-3 +・・・+D0 ) となり、アナログ出力信号Vout は第1の基準アナログ
電圧V1 と第2の基準アナログ電圧V2 との差電圧(V
1 −V2 )を第1のディジタル入力信号Dinにしたがっ
てディジタルアナログ変換した電圧となる。すなわち、
汎用テスター10が出力する第1の基準アナログ電圧V
1 と第2の基準アナログ電圧V2 とが有する分解能に対
して、nビット分だけ高分解能となっていることにな
る。
【0020】図1においては、本発明の第1実施例に係
るアナログ試験回路は1個の第1のDAコンバータ1と
1個の選択手段2と1個の被試験回路3とで構成されて
いるが、各々1個に限られることはない。例えば、1つ
のアナログ出力信号Vout を使用して2個の被試験回路
3を同時に試験したい場合は、1個の第1のDAコンバ
ータ1と1個の選択手段2と2個の被試験回路3とで構
成すればよい。この場合、選択手段2は、一つのアナロ
グ出力信号Vout と二つのアナログ入力信号A in1 とA
in2 とが入力され、二つの出力を出力する。二つの出力
は、選択信号Sに対応して、共にアナログ出力信号V
out を出力するか、または、アナログ入力信号Ain1
in2 とのそれぞれを出力するように構成すればよい。
【0021】また、第1の基準アナログ信号源11と第
2の基準アナログ信号源12とは汎用テスター10が供
給することゝしているが、これに限ることはなく、汎用
テスター10が供給できると同様の精度・分解能を有す
るアナログ電圧源であれば許容可能である。
【0022】図2参照 図2は選択手段2の1実施例を示す回路図である。図2
において、21はNチャンネルMOSFETであり、2
2はPチャンネルMOSFETであり、23はインバー
タである。選択信号SがHのとき、アナログ出力Xはア
ナログ出力信号Vout を出力する。選択信号SがLのと
き、アナログ出力Xはアナログ入力信号Ainを出力す
る。
【0023】そして、被試験回路3を試験するためアナ
ログ試験回路を動作させるときは、アナログ出力信号V
out を選択し、被試験回路3を実回路に使用するとき
は、アナログ入力信号Ainを選択するように選択信号S
を入力するようにすればよい。
【0024】第2実施例 (請求項2、請求項5、請求項7に対応) 図3参照 図3は本発明の第2実施例に係るアナログ試験回路のブ
ロック図であり、アナログ試験回路を試験している状態
を示し、汎用テスター10も表示している。本発明の第
2実施例に係るアナログ試験回路は第1実施例に係るア
ナログ試験回路に対して、第1の制御回路4が付加され
ていることのみが異なる。第1の制御回路4は汎用テス
ター10の第1の信号入力Sinを入力され、第1の信号
入力Sinを第1のディジタル入力信号Dinに変換する
(請求項2に対応)。
【0025】第1の制御回路4がシリアルデータをパラ
レルデータに変換する変換器であると、第1のディジタ
ル入力信号Dinがnビットのパラレルディジタル信号で
あるのに比し、第1の信号入力Sinをシリアルディジタ
ル信号とすることができる(請求項5に対応)。
【0026】また、第1の制御回路4がカウンター回路
であると、第1の信号入力Sinをクロックとすることが
できる(請求項7に対応)。
【0027】いずれの場合も、第1の信号入力Sinの信
号線の数が第1のディジタル入力信号Dinの数より少な
いので、本発明の第2実施例に係るアナログ試験回路
を、テストボードに搭載したとき、テストボードの端子
数を減少することができる。
【0028】第3実施例(請求項3に対応) 図4参照 図4は本発明の第3実施例に係るアナログ試験回路のブ
ロック図であり、アナログ試験回路を試験している状態
を示し、汎用テスター10も表示している。本発明の第
3実施例に係るアナログ試験回路は第1実施例に係るア
ナログ試験回路に対して、第2のDAコンバータ5と第
3のDAコンバータ6とが付加されていることのみが異
なる。第2のDAコンバータ5は、パラレルディジタル
信号である第2のディジタル入力信号Din2 と第3の基
準アナログ電圧V3 と第4の基準アナログ電圧V4 とを
入力され、差電圧(V3 −V4 )を第2のディジタル入
力信号Din2 でディジタルアナログ変換されたアナログ
出力信号V1 を出力する。第3の基準アナログ電圧V3
と第4の基準アナログ電圧V4 とは汎用テスター10が
有する第3の基準アナログ信号源13と第4の基準アナ
ログ信号源14とがそれぞれ発する電圧である。第3の
DAコンバータ6は、パラレルディジタル信号である第
3のディジタル入力信号Din3 と第5の基準アナログ電
圧V5 と第6の基準アナログ電圧V6 とを入力され、差
電圧(V5 −V6 )を第3のディジタル入力信号Din3
でディジタルアナログ変換されたアナログ出力信号V2
を出力する。第5の基準アナログ電圧V5 と第6の基準
アナログ電圧V6 とは汎用テスター10が有する第5の
基準アナログ信号源15と第6の基準アナログ信号源1
6とがそれぞれ発する電圧である。
【0029】第3実施例において、第1のDAコンバー
タ1の分解能をkビットとし、第2のDAコンバータ5
の分解能をlビットとし、第3のDAコンバータ6の分
解能をmビットとすれば、第1のDAコンバータ1のア
ナログ出力信号Vout は、
【0030】
【数2】 但し、 Din=Σ(2(k-1) *Dk-1 +2(k-2) *Dk-2 +2
(k-3) *Dk-3 +・・・+D0 ) Din2 =Σ(2(l-1) *Dl-1 +2(l-2) *Dl-2 +2
(l-3) *Dl-3 +・・・+D0 ) Din3 =Σ(2(m-1) *Dm-1 +2(m-2) *Dm-2 +2
(m-3) *Dm-3 +・・・+D0 ) となり、3個のDAコンバータ1・5・6からなるDA
コンバータの組み合わせの分解能は、少なくとも(k+
1)または(k+m)のいずれか低い方のビット数とな
る。
【0031】本発明の第1実施例に係るアナログ試験回
路が第1のDAコンバータ1のみであるに比し、第3実
施例に係るアナログ試験回路は第1のDAコンバータ1
と第2のDAコンバータ5と第3のDAコンバータ6と
3個のDAコンバータ1・5・6とを有しているので、
非常に高分解能のアナログ電圧を得ることができる。こ
のため、第3の基準アナログ電圧V3 と第4の基準アナ
ログ電圧V4 と第5の基準アナログ電圧V5 と第6の基
準アナログ電圧V6 とには、特別な基準電圧源を用意す
る必要はなく、通常の電源であってもよい。また、3個
のDAコンバータの1・5・6の組み合わせの分解能が
1個のDAコンバータの分解能と同一でもよい場合は、
3個のDAコンバータとした方が1個のDAコンバータ
とする場合よりも、DAコンバータを作成するために必
要な半導体素子数が少なくてすむ。
【0032】第4実施例 (請求項4、請求項6、請求項8に対応) 図5参照 図5は本発明の第4実施例に係るアナログ試験回路のブ
ロック図であり、アナログ試験回路を試験している状態
を示し、汎用テスター10も表示している。本発明の第
4実施例に係るアナログ試験回路は第3実施例に係るア
ナログ試験回路に対して、第1の制御回路4と第2の制
御回路7と第3の制御回路8とを有することのみが異な
る。第1の制御回路4は汎用テスター10の第1の信号
入力Sin 1 を入力され、第1の信号入力Sin1 を第1の
ディジタル入力信号Din1 に変換する。第2の制御回路
7は汎用テスター10の第2の信号入力Sin2 に入力さ
れ、第2の信号入力Sin2 を第2のディジタル入力信号
in2 に変換する。第3の制御回路8は汎用テスター1
0の第3の信号入力Sin3 を入力され、第3の信号入力
in3 を第3のディジタル入力信号Din3 に変換する
(請求項4に対応)。
【0033】第1の制御回路4と第2の制御回路7と第
3の制御回路8とがシリアルデータをパラレルデータに
変換する変換器であると、第1の信号入力Sin1 と第2
の信号入力Sin2 と第3の信号入力Sin3 とをシリアル
ディジタル信号とすることができる(請求項6に対
応)。
【0034】また、第1の制御回路4と第2の制御回路
7と第3の制御回路8とがカウンター回路であると、第
1の信号入力Sin1 と第2の信号入力Sin2 と第3の信
号入力Sin3 とをクロックとすることができる(請求項
8に対応)。
【0035】いずれの場合も、第1と第2と第3との信
号入力それぞれの信号線の数が第1と第2と第3とのデ
ィジタル入力信号それぞれの信号線より少ないので、本
発明の第4実施例に係るアナログ試験回路を、テストボ
ードに搭載したとき、テストボードの端子数を減少する
ことができる。
【0036】第5実施例(請求項9、請求項10、請求
項11、請求項12、請求項13、請求項14、請求項
15、請求項16に対応) 本発明の第5実施例に係るアナログ試験回路は、上記の
第1実施例から第4実施例に述べたアナログ試験回路が
被試験回路を有する集積回路内に集積されている。この
ように、被試験回路を試験するための付加回路までも集
積回路内に集積させておけば、テストボードの簡易化を
図ることができる。
【0037】付加回路が第1のDAコンバータ1と選択
手段2のみを有する場合(図1参照)(請求項9に対
応)でも、テストボードの簡易化を図ることができる。
選択手段2は付加回路が一体に集積されている場合特に
有効であり、既に述べたように、集積回路を試験すると
きと実使用するときとで、被試験回路3に入力される信
号を切り分けることができる。
【0038】付加回路が第1のDAコンバータ1と選択
手段2と第1の制御回路4とを有する場合(図3参照)
(請求項10、請求項13、請求項15に対応)は、さ
らに、第1の制御回路4によりパラレルビットをシリア
ルビットまたはクロックを入力すればよいので、集積回
路内に集積しても集積回路のピン数の増加を抑制するこ
とができるので有効である。
【0039】付加回路が第1のDAコンバータ1と第2
のDAコンバータ5と第3のDAコンバータ6と選択手
段2とを有する場合(図4参照)(請求項11に対応)
は、縦続接続された3個のDAコンバータによる高分解
能のため基準アナログ電圧は集積回路の電源電圧を利用
することができるので、さらに集積回路のピン数の増加
を抑制することができる。また、縦続接続された3個の
DAコンバータを形成するために必要なチップ面積は、
これと同一の高分解能の1段のDAコンバータに比し少
なくてすむので、集積化に有効である。
【0040】付加回路が第1のDAコンバータ1と第2
のDAコンバータ5と第3のDAコンバータ6と選択手
段2と第1の制御回路4と第2の制御回路7と第3の制
御回路8とを有する場合(図5参照)(請求項11、請
求項14、請求項16に対応)は、以上に述べた効果が
総合して発揮される。
【0041】これらの効果は、テストボードの簡易化に
止まらず試験機器の負担を減少させ、試験時間の短縮や
試験コストの低減に寄与する。そして、集積化のための
負担は僅少であり、チップ面積の僅かな増大とピン数の
僅かな増加だけで済む。
【0042】なお、本実施例にように集積回路内に集積
する場合においても、相互に接続されるDAコンバータ
と選択手段と被試験回路との数は図1・図3・図4・図
5に示すように1個である必要性はない。この事は既に
述べたとおりである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアナ
ログ試験回路はDAコンバータを有しており、汎用テス
ターが出力するアナログ信号の分解能が低くとも、DA
コンバータのビット数だけ分解能を高めることができ
る。そのため、汎用テスターが出力するアナログ信号よ
り高分解能のアナログ信号が入力されることを必要とす
る被試験回路を有する集積回路を、汎用テスターを使用
して容易に試験することができる。
【0044】なお、DAコンバータの前段にシリアルパ
ラレル変換回路またはカウンター回路よりなる制御回路
を付加することにより、入力の線数を減らすことができ
る。さらに、DAコンバータを3個使用することによ
り、電源電圧を基準アナログ電圧として使用することが
可能になる。アナログ試験回路全体を集積回路に集積す
るのに都合がよい。
【0045】そして、本発明に係るアナログ試験回路全
体が集積回路に予め集積されていると、テストボードの
簡易化など、試験機器の負担を減らすことができ、試験
時間を短縮し、試験コストを低減することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアナログ試験回路の
ブロック図である。
【図2】選択手段の1実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るアナログ試験回路の
ブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るアナログ試験回路の
ブロック図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るアナログ試験回路の
ブロック図である。
【符号の説明】 1 第1のDAコンバータ 2 選択手段 3 被試験回路 4 第1の制御回路 5 第2のDAコンバータ 6 第3のDAコンバータ 7 第2の制御回路 8 第3の制御回路 10 汎用テスター 11 第1の基準アナログ信号源 12 第2の基準アナログ信号源 13 第3の基準アナログ信号源 14 第4の基準アナログ信号源 15 第5の基準アナログ信号源 16 第6の基準アナログ信号源 21 NチャンネルMOSFET 22 PチャンネルMOSFET 23 インバータ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のディジタル入力信号(Din)と第
    1の基準アナログ信号(V1 )と第2の基準アナログ信
    号(V2 )とを入力され、前記第1の基準アナログ信号
    (V1 )の信号値と前記第2の基準アナログ信号
    (V2 )の信号値との差の信号値を前記第1のディジタ
    ル入力信号(Din)に対応したアナログ信号(Vout
    に変換して出力する第1のDAコンバータ(1)と、 該第1のDAコンバータ(1)が出力するアナログ信号
    (Vout )とアナログ入力信号(Ain)とが入力され、
    そのいずれかの信号を選択信号(S)に対応して選択し
    出力する選択手段(2)と、 該選択手段(2)が選択した信号(X)を入力される被
    試験回路(3)とを有することを特徴とするアナログ試
    験回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のディジタル入力信号(Din
    は、第1の信号入力(Sin)を入力され、該第1の信号
    入力(Sin)を第1のディジタル入力信号(Din)に変
    換する第1の制御回路(4)が出力する信号であること
    を特徴とする請求項1記載のアナログ試験回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の基準アナログ信号(V1
    は、第2のディジタル入力信号(Din2 )と第3の基準
    アナログ信号(V3 )と第4の基準アナログ信号
    (V4 )とを入力され、前記第3の基準アナログ信号
    (V3 )の信号値と前記第4の基準アナログ信号
    (V4 )の信号値との差の信号値を前記第2のディジタ
    ル入力信号(Din2 )に対応した第1の基準アナログ信
    号(V1 )に変換して出力する第2のDAコンバータ
    (5)の出力信号であり、 前記第2の基準アナログ信号(V2 )は、第3のディジ
    タル入力信号(Din3)と第5の基準アナログ信号(V
    5 )と第6の基準アナログ信号(V6 )とを入力され、
    前記第5の基準アナログ信号(V5 )の信号値と前記第
    6の基準アナログ信号(V6 )の信号値との差の信号値
    を前記第3のディジタル入力信号(Din 3 )に対応した
    第2の基準アナログ信号(V2 )に変換して出力する第
    3のDAコンバータ(6)の出力信号であることを特徴
    とする請求項1記載のアナログ試験回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のディジタル入力信号(Din
    は、第1の信号入力(Sin1 )を入力され該第1の信号
    入力(Sin1 )を第1のディジタル入力信号(Din)に
    変換する第1の制御回路(4)が出力する信号であり、 前記第2のディジタル入力信号(Din2 )は、第2の信
    号入力(Sin2 )を入力され該第2の信号入力
    (Sin2 )を第2のディジタル入力信号(Din2 )に変
    換する第2の制御回路(7)が出力する信号であり、 前記第3のディジタル入力信号(Din3 )は、第3の信
    号入力(Sin3 )を入力され該第3の信号入力
    (Sin3 )を第3のディジタル入力信号(Din3 )に変
    換する第3の制御回路(8)が出力する信号であること
    を特徴とする請求項3記載のアナログ試験回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御回路(4)は、シリアル
    データをパラレルデータに変換する回路であることを特
    徴とする請求項2記載のアナログ試験回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御回路(4)と前記第2の
    制御回路(7)と前記第3の制御回路(8)とは、シリ
    アルデータをパラレルデータに変換する回路であること
    を特徴とする請求項4記載のアナログ試験回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御回路(4)は、シリアル
    データをカウントするカウンター回路であることを特徴
    とする請求項2記載のアナログ試験回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御回路(4)と前記第2の
    制御回路(7)と前記第3の制御回路(8)とは、シリ
    アルデータをカウントするカウンター回路であることを
    特徴とする請求項4記載のアナログ試験回路。
  9. 【請求項9】 被試験集積回路に集積されてなることを
    特徴とする請求項1記載のアナログ試験回路。
  10. 【請求項10】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項2記載のアナログ試験回路。
  11. 【請求項11】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項3記載のアナログ試験回路。
  12. 【請求項12】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項4記載のアナログ試験回路。
  13. 【請求項13】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項5記載のアナログ試験回路。
  14. 【請求項14】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項6記載のアナログ試験回路。
  15. 【請求項15】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項7記載のアナログ試験回路。
  16. 【請求項16】 被試験集積回路に集積されてなること
    を特徴とする請求項8記載のアナログ試験回路。
JP28818793A 1993-11-17 1993-11-17 アナログ試験回路 Expired - Lifetime JP3281468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28818793A JP3281468B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 アナログ試験回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28818793A JP3281468B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 アナログ試験回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07140210A true JPH07140210A (ja) 1995-06-02
JP3281468B2 JP3281468B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=17726941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28818793A Expired - Lifetime JP3281468B2 (ja) 1993-11-17 1993-11-17 アナログ試験回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3281468B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03122577A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 電気回路の試験方法
JPH05119064A (ja) * 1991-02-18 1993-05-14 Yokogawa Electric Corp 波形測定装置
JPH05232188A (ja) * 1992-02-20 1993-09-07 Nec Corp 半導体集積回路の試験回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03122577A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 電気回路の試験方法
JPH05119064A (ja) * 1991-02-18 1993-05-14 Yokogawa Electric Corp 波形測定装置
JPH05232188A (ja) * 1992-02-20 1993-09-07 Nec Corp 半導体集積回路の試験回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3281468B2 (ja) 2002-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0227871B1 (en) Parallel algorithmic digital to analog converter
US6707404B1 (en) Integral nonlinearity error correction circuitry and method for DAC
US20050206545A1 (en) Holding method, analog to digital converting method, signal observing method, holding apparatus, analog to digital converting apparatus, and signal observing apparatus
JPH09275341A (ja) パイプライン型a/dコンバータ
JP2000323991A (ja) 電圧発生回路及びd/a変換回路
JPH0690172A (ja) アナログデジタル変換回路装置およびアナログデジタル変換方法
JP2837726B2 (ja) ディジタル・アナログ変換器
JP3281468B2 (ja) アナログ試験回路
EP0558243A2 (en) Digital to analog converter with precise linear output for both positive and negative digital input values
JP2005249690A5 (ja)
JPH05268093A (ja) ディジタル・アナログ変換装置
US20100164775A1 (en) Digital-analog conversion device and method for the digital-analog conversion
JP3130007B2 (ja) 逐次比較型a/dコンバータ回路
JP3568938B2 (ja) ディジタル・アナログ変換回路
KR100282443B1 (ko) 디지탈/아날로그 컨버터
SU1709519A1 (ru) Устройство контрол параллельно-последовательных аналого-цифровых преобразователей
Lee Reconfigurable data converter as a building block for mixed-signal test
KR20000007224A (ko) 디지털/아날로그 변환기 테스트 장치
JP2589318B2 (ja) アナログ・デジタル変換回路
JPS61144127A (ja) アナログ・デジタル変換器
JPS649774B2 (ja)
RU2013863C1 (ru) Устройство аналого-цифрового преобразования
CN113567841A (zh) 芯片测试电路、测试方法及测试装置
JPS5963577A (ja) 電圧発生装置
JPH04120912A (ja) 多チャンネルデジタル―アナログ変換器及びその試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term