JPH07140048A - タイヤ負荷装置 - Google Patents

タイヤ負荷装置

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JPH07140048A
JPH07140048A JP5314360A JP31436093A JPH07140048A JP H07140048 A JPH07140048 A JP H07140048A JP 5314360 A JP5314360 A JP 5314360A JP 31436093 A JP31436093 A JP 31436093A JP H07140048 A JPH07140048 A JP H07140048A
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JP
Japan
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tire
tread
road surface
fixing part
pavement
Prior art date
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Pending
Application number
JP5314360A
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English (en)
Inventor
Susumu Okada
岡田  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤテストの作業工数の低減と、省力化及
び省人化を図ることができるタイヤ負荷装置を提供す
る。 【構成】 タイヤ1を取付けてタイヤ1を所定位置に保
持するタイヤ取付部4と、タイヤ取付部4に保持された
タイヤ1のトレッド面1aに当接する路面台5と、路面
台5をトレッド面1aに対して進退させる往復駆動機構
6と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ負荷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤのフラットスポットとは負荷によ
って生じた変形が負荷を除いたあとも僅かに残る変形を
言うが、このフラットスポットの生成テスト等に使用す
るタイヤ負荷装置には、従来、図3に示すものがあっ
た。この装置は、重錘式と呼ばれ、所定重量の複数個の
重錘a…をレバーbの一端に吊持させ、レバー比分だけ
増幅した荷重を、支軸cを介してリムd付きタイヤeに
付加し、タイヤeのトレッド面fを支持台hの(代用路
面をなす)載置面gに押し付ける構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような重
錘式では、次のような問題点があった。
【0004】 タイヤテストの作業工数が多くなり、
省力化及び省人化が図れない。 レバーや重錘等により装置全体が大型化し重量が大
となるため、装置の移動が至難で、テストの場所や環境
が制限される。 代用路面のタイヤ当接面形状を簡単に変更すること
ができず、適用範囲が狭い。 タイヤに指定荷重を付加するまで時間が掛かるた
め、例えば、路面が凍結した条件の下でのテストでは、
トレッド面と凍結路面の間に水膜ができやすく、テスト
が行えない場合がある。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
簡易型のタイヤ負荷装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、タイヤを取付けて該タイヤを所定位置に
保持するタイヤ取付部と、該タイヤ取付部に保持された
該タイヤのトレッド面に当接する路面台と、該路面台を
該トレッド面に対して進退させる往復駆動機構と、を備
えたものである。
【0007】さらに、路面台を、往復駆動機構の路面台
取付部に着脱自在に取付けるように構成した。
【0008】さらに、車輪を有する移動台を備えた。
【0009】
【作用】往復駆動機構を用いているので、従来の重錘式
のタイヤ負荷装置と比べ、タイヤテストを行う作業者が
少なくて済み、作業工数が低減される。しかも、重錘や
長尺のレバーを使用しないので、装置全体が小型・軽量
化される。
【0010】往復駆動機構により、タイヤに指定荷重を
瞬時に付加することができるため、摩擦抵抗のテスト
や、路面が凍結した条件の下でのテストも容易に行え
る。
【0011】さらに、路面台を、往復駆動機構の路面台
取付部に着脱自在に取付けるように構成してあるので、
路面台を着脱してそのタイヤ当接面形状を簡単に変更す
ることができる。そのため、各種の当接面形状に対する
テストが容易に行える。
【0012】また、車輪を有する移動台に、タイヤ取付
部や往復駆動機構等を設ければ、場所や環境に制限され
ずに、テストを行える。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0014】図1と図2は、本発明に係るタイヤ負荷装
置の一実施例を示している。このタイヤ負荷装置は、タ
イヤ1のフラットスポット生成、表面歪の測定、バック
リングテスト、負荷時のエアーリークテスト、破壊エネ
ルギーテスト、スリップテスト等の各種タイヤテストに
使用される。
【0015】しかして、タイヤ負荷装置は、車輪2…を
有する移動台3と、タイヤ1を取付けて該タイヤ1を所
定位置に保持するタイヤ取付部4と、タイヤ取付部4に
保持されたタイヤ1のトレッド面1aに当接する板状の
テスト用路面台5と、路面台5をトレッド面1aに対し
て進退させる往復駆動機構6と、を備えている。
【0016】図例では、タイヤ取付部4及び路面台5は
移動台3に一対設けられる。また、路面台5は、往復駆
動機構6の路面台取付部7に着脱自在に取付けるように
構成される。
【0017】具体的には、移動台3は、矩形状のベース
フレーム8と、ベースフレーム8に鉛直状に立設された
三本の平行状ステー9…と、ステー9…の上端を連結す
る水平状のクロスバー10と、ステー9…とベースフレー
ム8に斜めに取付けられた三本の補強バー11…と、から
なり、ベースフレーム8の四隅に車輪2…が付設され
る。
【0018】タイヤ取付部4,4は、クロスバー10に、
所定間隔をもって平行かつ片持ち梁状に設けられる。タ
イヤ取付部4は、クロスバー10に取付けられて軸受等に
より軸心B廻りに回転自在な水平状の軸部材12と、軸部
材12の先端に該軸部材12と一体回転可能に設けられた円
板状アダプタ13と、アダプタ13の先端面に周方向所定ピ
ッチで水平状に突設された複数のネジ軸14…と、からな
る。
【0019】このアダプタ13及びネジ軸14…に、リム組
みされたタイヤ1がその側面が鉛直状となるように、ナ
ット等にて着脱自在に取付けられる。
【0020】また、ベースフレーム8には、タイヤ取付
部4,4と夫々上下に対向する流体圧シリンダ15,15
が、設けられる。図例では、流体圧シリンダ15の本体部
16が、ベースフレーム8に固定され、ロッド17が、タイ
ヤ取付部4に保持されたタイヤ1のトレッド面1aに向
かって進退するように構成される。
【0021】流体圧シリンダ15としては、油圧駆動のも
の又はエアー駆動のもの何れであってもよい。図例では
流体圧シリンダ15を単動式とした場合の空圧回路を例示
しており、この空圧回路においては、圧力源としのエア
ーボンベ18が、フィルター19、圧力調整弁20、シリンダ
駆動スイッチとしての切換弁21、圧力計22、及びシリン
ダ切換スイッチとしての切換弁23を介して、流体圧シリ
ンダ15,15に接続される。なお、図例以外の回路構成と
するも自由であり、例えば流体圧シリンダ15を複動式と
して、回路構成をするも自由である。
【0022】これら18〜23の符号で示す回路部品は移動
台3に搭載され、該回路部品18〜23と、流体圧シリンダ
15,15と、次に説明するガイド部材24,24と、から往復
駆動機構6が構成される。
【0023】ガイド部材24は、流体圧シリンダ15の本体
部16の両脇に取付けられた案内筒部25,25と、案内筒部
25,25に摺動自在に挿通されてロッド17と平行に進退す
るスライドバー26,26と、ロッド17及びスライドバー2
6,26の先端部(上端部)を連結して両者17,26,26を
一体に進退させる水平状連結板27と、からなる。
【0024】この連結板27が、往復駆動機構6の路面台
取付部7をなし、路面台5が、ボルト…等の固定手段28
にて着脱自在に取付けられる。なお、図示省略するが、
ガイド部材24等に、公知の変位測定器を付設し、テスト
時に、路面台5の矢印A方向の変位を測定可能なように
構成しておく。
【0025】しかして、タイヤ取付部4に仮想線の如く
タイヤ1を取付けて、切換弁21,23を操作し、トレッド
面1aに向かってロッド17を駆動させれば、路面台5が
トレッド面1aに当接し、所定の荷重が付加される。こ
のときの荷重は圧力調整弁20にて設定される。テスト終
了後、切換弁21を操作して流体圧シリンダ15内のエアー
を抜けば、路面台5等の自重によりロッド17が後退し、
トレッド面1aから路面台5が離間する。
【0026】このように、本発明では、軽量な路面台5
側を往復駆動機構6で可動させ、タイヤ1側の位置を固
定としているから、これと逆とした場合と比べて、流体
圧シリンダ15が小型のもので済み、かつ可動させる構造
が簡易となる。しかも、重錘や長尺のレバーを使用しな
いので、タイヤ負荷装置全体を小型化でき、自動制御が
可能となる。
【0027】そのため、タイヤ負荷装置を簡単に移動さ
せることができ、屋内・屋外及び恒温室などの場所や環
境条件の制限無しに使用し得る。このように、本発明
は、タイヤの温度依存テスト等に好適なものとなる。
【0028】また、路面台5は路面台取付部7に着脱自
在となっているから、タイヤ当接面形状の異なる路面台
5…を準備して、選択的に使用すれば、そのタイヤ当接
面形状を簡単に変更することができて、各種の当接面形
状に対するテストが容易に行えるようになる。
【0029】例えば、路面台5のタイヤ当接面形状とし
ては、主に平坦面が使用されるが、これをタイヤラック
形状にすれば、タイヤ1を長期に保管(市場保管)した
場合のタイヤ変形状態を再現テストでき、また、これを
モータサイクルの梱包(車両付)時に使用している木枠
形状にすれば、トレッド変形状態を再現テストできる。
【0030】しかも、この路面台5に替えてプランジャ
棒を使用することにより、タイヤ破壊エネルギーのテス
トを行うことができる。
【0031】さらに、タイヤ取付部4を軸心B廻りに回
転駆動させる駆動機を設けて、タイヤ取付部4に保持さ
れたタイヤ1を回転させれば、タイヤ1と路面台5との
摩擦抵抗や、タイヤ1とリムの間のスリップ量を求める
こともできる。
【0032】また、流体圧シリンダ15では、タイヤ1に
指定荷重を瞬時に付加することができるため、上記摩擦
抵抗のテストや、路面が凍結した条件の下でのテスト
を、本発明の負荷装置で容易に行える。
【0033】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。
【0034】例えば、タイヤ取付部4が回転しない固定
のものであってもよい。また、流体圧シリンダ15を図例
とは上下逆に設けて、ロッド17をベースフレーム8に固
定し、本体部16を進退させるようにして、該本体部16
に、ガイド部材24を介して路面台5を着脱自在に取付け
るように構成してもよい(図示省略)。
【0035】さらに、図例では、流体圧シリンダ15、タ
イヤ取付部4、ガイド部材24及び路面台5は、移動台3
に夫々一対ずつ設けられているが、これらを一つずつ、
又は三つずつ以上設けるも自由である。
【0036】また、往復駆動機構6としては、流体圧シ
リンダ15を用いたもの以外に、モータ駆動のラックピニ
オン方式、あるいはスクリューシャフト方式等のものを
用いるも自由である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0038】請求項1のタイヤ負荷装置によれば、従来
の重錘式のものと比べ、タイヤテストの作業工数の低
減、省力化及び省人化を図ることができ、かつ装置全体
を小型・軽量化できる。また、タイヤ1に指定荷重を瞬
時に付加することができるため、従来のタイヤ負荷装置
では困難であった摩擦抵抗のテストや、路面が凍結した
条件の下でのテストを、容易に行える。
【0039】請求項2のタイヤ負荷装置によれば、路面
台5を着脱してそのタイヤ当接面形状を簡単に変更する
ことができ、各種の当接面形状に対するテストが容易に
行えるようになる。
【0040】請求項3のタイヤ負荷装置によれば、装置
の移動が容易となり、場所や環境条件の制限無しに、テ
ストに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 1a トレッド面 2 車輪 3 移動台 4 タイヤ取付部 5 路面台 6 往復駆動機構 7 路面台取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ1を取付けて該タイヤ1を所定位
    置に保持するタイヤ取付部4と、該タイヤ取付部4に保
    持された該タイヤ1のトレッド面1aに当接する路面台
    5と、該路面台5を該トレッド面1aに対して進退させ
    る往復駆動機構6と、を備えたことを特徴とするタイヤ
    負荷装置。
  2. 【請求項2】 路面台5を、往復駆動機構6の路面台取
    付部7に着脱自在に取付けるように構成した請求項1記
    載のタイヤ負荷装置。
  3. 【請求項3】 車輪2…を有する移動台3を備えた請求
    項1又は請求項2記載のタイヤ負荷装置。
JP5314360A 1993-11-18 1993-11-18 タイヤ負荷装置 Pending JPH07140048A (ja)

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JP5314360A JPH07140048A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 タイヤ負荷装置

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