JPH07139930A - 自動調光式表面性状測定装置 - Google Patents

自動調光式表面性状測定装置

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JPH07139930A
JPH07139930A JP28897593A JP28897593A JPH07139930A JP H07139930 A JPH07139930 A JP H07139930A JP 28897593 A JP28897593 A JP 28897593A JP 28897593 A JP28897593 A JP 28897593A JP H07139930 A JPH07139930 A JP H07139930A
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light
circuit
measured
lamp
light source
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JP28897593A
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Kuniyuki Yoshikawa
邦幸 吉川
Yukio Kano
幸雄 狩野
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定面からの反射光の光量を自動的に調整
する。 【構成】 自動調光式表面性状測定装置10は、電圧変
換回路52から出力される電圧によって点灯し、スリッ
ト光線を塗装された被測定面28Aへ射出し、この反射
光が2次元CCDセンサ30へ結像される。電圧変換回
路には、発振部46で発振された周期のノコギリ波がラ
ンプ波発生回路50から供給されると共に、2次元CC
Dセンサに結像された光量に応じた信号がLPF回路4
4によって平滑化されて供給される。電圧変換回路で
は、反射光の光量が多いためにLPF回路から低いレベ
ルの信号が供給されるとパルス幅を狭めた電圧を出力し
ランプを点滅させる。これによって、ランプの点灯時間
を短くして、反射光の光量を抑えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定面に照射したス
リット光の被測定面からの反射光を受光して被測定面の
表面性状を測定するときに、被測定面に照射する光量を
自動的に調整する自動調光式表面性状測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、非接触光学的に被測定面の表
面性状を測定する装置があり、このような装置には、例
えば特開昭63−18210号公報に示される如きもの
がある。この表面性状測定装置にあっては、スリット光
を被測定面を介して受光部にて結像し、得られた光量信
号から被測定面の表面性状を測定する。
【0003】例えば、平板等の表面に塗装を施した後、
塗装面の平坦度を検査する表面性状測定装置では、多数
条のスリット光を塗装面へ向けて射出し、塗装面で反射
された反射光をCCDセンサ等のイメージセンサへ結像
させる。このとき、塗装膜の厚さのムラ等によって塗装
面の平滑性が損なわれ、表面に凹凸が生じていた場合に
は、CCDセンサに結像されたスリット光に歪が生じ
る。表面性状測定装置では、CCDセンサに結像された
反射光の明暗を電気信号に変換して、この信号よりスリ
ット光の歪を統計的に処理して平坦度を知ることができ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平板等
の塗装面は、塗料の材質、光沢等の相違から反射率が大
きく異なる。例えば、反射率が極めて高いときには、反
射光が強くなってしまいCCDセンサ等に結像される反
射光が強くなってしまい、受光素子が飽和状態となって
しまい、多数条のスリット光の明暗に応じた明確なビデ
オ信号を得ることができないことがある。また、反射率
が極めて低いときには、CCDセンサ等に結像される反
射光が弱くなってしまい、明暗が明確なビデオ信号を得
ることができなくなる。
【0005】このため、表面性状測定装置によって塗装
の仕上がりを検査するときには、CCDセンサ等のイメ
ージセンサに結像される反射光の強さ、すなわち各受光
素子が受光する光量が所定の範囲内となるように、光源
の輝度を調整する必要がなる。このような光源の輝度
は、塗布されている塗料の反射率を考慮して、マニュア
ル操作によって調整されており、表面性状の測定の際に
は煩雑な調整作業を強いられている。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、反射光の光量の調整を自動的に行う自動調光式表
面性状測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動調光式
表面性状測定装置は、多数条のスリット光を被測定面へ
向けて照射する光源部と、前記被測定面からの反射光が
結像される位置に配設され結像された反射光に応じた信
号を出力する受光部と、前記受光部の出力信号から前記
被測定面の表面性状を計測して表示出力する計測表示部
と、前記受光部の出力信号から受光部に結像された反射
光の平均光量を出力する光量レベル出力部と、前記光量
レベル出力部の前記平均光量に基づいて前記光源部の光
源から射出される光量を変化させて前記被測定面の照度
の過不足を補う光源制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の自動調光式表面性状測定装置は、光源
部から多数条のスリット光を被測定面に照射して、この
被測定面からの反射光を受光部で受光する。このとき、
被測定面の表面性状、例えば凹凸等があったときには、
凹凸に応じて変形したスリット光が受光部に結像され
る。計測表示部では、受光部に結像されたスリット光の
歪みから被測定面に凹凸が生じているか等を計測して表
示する。
【0009】一方、光量レベル出力部には、受光部から
結像された光の強さに応じた信号が入力され、平均光量
に応じた信号を光源制御部へ出力する。光源制御部で
は、この平均光量に基づいて、光源から被測定面へ照射
する光の照度を調整して、受光部へ結像された反射光の
光量を変化させる。すなわち、反射光の光量が不足して
いるときには、被測定面の照度を上げて受光部に結像さ
れる反射光の光量を上げ、反射光が強く光量が多いとき
には、被測定面の照度が下がるように光源から照射する
光を調整する。
【0010】こうようにして光源部から射出したスリッ
ト光の反射光の光量をフィードバックして光源から射出
する光量を調整することにより、自動的に受光部に結像
される反射光のレベルが所定範囲内となり、スリット光
線に応じた明暗を明確に識別することが可能となる。
【0011】ここで、光源制御手段としては、一定のパ
ルス電圧を発振させると共に、光量レベル出力部から入
力された平均光量に基づいてパルス幅を変化させて、光
源の点灯時間を変えるものであってもよい。すなわち、
反射光の光量レベルに応じたパルス幅のパルス電圧によ
って光源を点灯させて、被測定面の照度の過不足を補う
ことにより、受光部に結像される反射光の光量を増減さ
せる。なお、パルス電圧の周期は、このパルス電圧によ
る光源の点滅が実質的に受光部で反射光を受光したとき
の出力信号に影響を与えない範囲に設定すれば良い。
【0012】また、光源制御手段は、光量レベル出力手
段から入力された平行光量に応じた信号から、光源を点
灯する電圧を変化させるものであってもよく、この場
合、受光部に結像された反射光が弱いときには、光源の
点灯電圧を高くして光源の輝度を上げる。これによっ
て、被測定面の照度が上がり受光部に結像させる反射光
を強くすればよく、逆に、反射光が強すぎるときには、
光源の点灯電圧を下げて、光源の輝度を下げればよい。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例1に適
用した自動調光式表面性状測定装置10について説明す
る。この自動調光式表面性状測定装置10は、光源装置
12、撮像装置14及び処理装置16によって構成され
ている。光源装置12には、ランプ18、スリットパタ
ーン20及び投光レンズ22を備えた光源部24と、光
源部24のランプ18を点灯させるための電源回路26
によって構成されている。
【0014】ランプ18としては、タングステンランプ
等の所定電圧の直流ないしパルスが供給されることによ
って点灯して発光するようになっている。また、スリッ
トパターン20は、所定幅のスリット状の開口が一定間
隔で形成されており、ランプ18からの光がスリットパ
ターン20のスリット状の開口を通過して、投光レンズ
22へ達するようになっている。投光レンズ22は、ス
リット状の開口を通過した光を集光して射出するように
なっている。
【0015】この光源部24は、測定物28の被測定面
28Aの表面に対して所定角度及び距離で対向されるよ
うになっており、これによって、投光レンズ22を通過
して光源部24から射出された光が被測定面28Aへ照
射される。なお、被測定面28Aは、測定物28を構成
する平面に塗装を施しており、自動調光式表面性状測定
装置10では、塗装された被測定面28Aの表面が均一
になっているか否かなどの塗装の仕上がりを検査する。
このとき、被測定面28Aが塗装ムラ等によって塗装厚
が均一にならずに、表面に生じた凹凸等を測定すること
ができるようになっている。
【0016】一方、撮像装置14は、この被測定面28
Aに対して所定の位置に配置されるようになっており、
光源部24から射出され被測定面28Aで反射した反射
光が照射されるようになっている。
【0017】撮像装置14は、反射光を受光する2次元
CCDセンサ30を備えており、被測定面28Aからの
反射光が投光レンズ22によりこの2次元CCDセンサ
30へ結像されるようになっている。この2次元CCD
センサ30は、CCD駆動回路32及び受光回路34が
接続されており、2次元CCDセンサ30は、CCD駆
動回路32によって所定周期の同期信号(水平同期及び
垂直同期信号)に合わせて、受光面の各位置における光
の明暗に応じたレベルの信号を受光回路34へ出力する
ようになっている。すなわち、撮像装置14では、受光
回路34から2次元CCDセンサ30の出力をビデオ信
号として出力する、所謂同期型撮像装置が構成されてい
る。なお、この受光回路34からは、2次元CCDセン
サ30の水平方向の画像間隔に対応する所定周期のクロ
ック信号も出力するようになっている。
【0018】この撮像装置14の受光回路34は、処理
装置16のアナログ−デジタル変換器(以下「A/D変
換器36」と言う)へ接続されており、処理装置16で
は、受光回路34から出力されたビデオ信号をクロック
信号に同期させてデジタル信号に変換した後、マイクロ
コンピュータ38へ出力するようになっている。このマ
イクロコンピュータ38は、A/D変換器36から入力
されたデジタル信号から被測定面28Aの表面の状態を
解析して表示部40へ出力するようになっている。
【0019】即ち、光源装置12から射出された光によ
って被測定面28Aには、スリット光線に応じた帯状の
明暗部分が生じることになる(図3に示す)。なお、明
暗部分のそれぞれの幅寸法は、例えば約1mm程度に設定
することができる。ここで、被測定面28Aの表面に凹
凸等が生じていると、光源部24から照射されたスリッ
ト光線が表面の凹凸部分で反射方向が歪められ、撮像装
置14の2次元CCDセンサ30には、歪められたスリ
ットパターンが結像される。この結像されたスリットパ
ターンには、被測定面28Aの凹凸が帯状の明暗パター
ンの一部に生じるずれや幅寸法の変化として現れる。
【0020】撮像装置14では、2次元CCDセンサ3
0に結像される反射されたスリット光線の帯状の明暗に
応じたビデオ信号を処理装置16へ出力する。このとき
の信号レベル(電圧)は、反射光が強い部分では低く反
射光が弱い部分では高くなっている。なお、処理装置1
6では、明暗パターンの幅を統計処理することにより表
面の凹凸の程度と対応させている。
【0021】ところで、撮像装置14の受光回路34
は、光源装置12の電源回路26へも接続されており、
電源回路26へビデオ信号が入力される。電源回路26
では、撮像装置14の受光回路34から入力されたビデ
オ信号をバッファ(緩衝増幅器)回路42を介してLP
F(ローパスフィルタ)回路44へ供給するようになっ
ている。LPF回路44では、ビデオ信号から同期信号
(例えば走査信号)等の高周波成分を除去すると共に信
号レベルを平滑化し、2次元CCDセンサ30で検出さ
れた受光量に応じたレベルの信号を出力する。
【0022】すなわち、図2(D)に示すように、LP
F回路44は、被測定面28Aからの反射光が強いとき
には出力信号のレベルが低くなり(二点鎖線で示す)、
弱い反射光が2次元CCDセンサ30に結像されている
ときには出力信号のレベルが高くなる(一点鎖線で示
す)ようになっている。
【0023】一方、電源回路26には、発振回路46及
びリセット信号発生回路48が設けられており、発振回
路46では、例えば図2(A)に示すような周期tのパ
ルス信号は発生するようになっている。なお、発振回路
46での発振パルスの周期、すなわち、発振周波数は、
ランプ18としてタングステンランプを使用しているの
で、例えば50HZ 〜数百HZ とすれば、電源のON/
OFFはランプの点滅としては確認されないようになっ
ている。また、ランプ18としてLED、蛍光管を使用
した場合には、CCDの掃引周波数のn倍の周波数とし
て、実質的にランプ18の点滅が2次元CCDセンサ3
0によって検出され、受光回路34から出力されるビデ
オ信号に影響を与えないように設定している。
【0024】リセット信号発生回路48では、例えば発
振回路46から入力されたパルス信号を微分処理(図2
(B)に示す)したのちに周期tのリセットパルス(図
2(C)に示す)を出力する。このリセット信号発生回
路48から出力されるリセットパルスは、ランプ点灯波
発生回路50へ入力される。ランプ点灯波発生回路50
では、リセット信号発生回路48のリセットパルスから
周期tのノコギリ波を発生させるようになっている(図
2(D)に実線で示す)。
【0025】ランプ点灯波発生回路50及び前記したL
PF回路44の出力は、それぞれ電圧変換回路52へ出
力される。電圧変換回路52では、例えばコンパレータ
(比較器)を備えており、ランプ点灯波発生回路50か
ら入力されたノコギリ波の電圧とLPF回路44から入
力された受光レベル(電圧)を比較し、ノコギリ波の電
圧が受光レベルより下がったときに、所定の電圧Vを出
力するようになっている。これによって、図2(D)乃
至図2(F)に示すように、2次元CCDセンサ30に
結像された反射光が強くLPF回路44から入力される
信号レベルが低いときにはパルス幅Tf (T1 )が狭く
(図2(E)に示す)、2次元CCDセンサ30に結像
された反射光が弱く信号レベルが高いときにはパルス幅
f (T 2 )が広くなる(図2(F)に示す)。
【0026】すなわち、電圧変換回路52では、2次元
CCDセンサ30の受光量に応じてパルス幅Tを変化さ
せたパルス電圧を発生する所謂パルス幅変換を行うよう
になっている。この電圧変換回路52の出力は、光源部
24のランプ18へ供給されて、ランプ18を点灯する
ようになっている。このパルス電圧によってランプ18
は、周期t毎にパルス幅Tf に応じた時間だけ点灯する
点滅が周期tで繰り返される。
【0027】このようにして、光源装置12のランプ1
8から照射された光によって、再度2次元CCDセンサ
30に結像された光の強さによって、ランプ18を点灯
するパルス幅Tf の調整が行われ2次元CCDセンサ3
0に結像される反射光の強さが所定の範囲で変化しなく
なり、自動調光式表面性状測定装置10による被測定面
28Aの表面状態の検査が可能となる。
【0028】次に本実施例の作用を説明する。この自動
調光式表面性状測定装置10では、塗装が施された測定
物28の被測定面28Aの仕上がりを表面に凹凸がある
か否かを計測する。この計測に先立って光源装置12か
ら被測定面28Aへ向けて射出されるスリット光線の強
さが調整される。
【0029】まず、光源装置12のランプ18に予め設
定した電圧を供給して、ランプ18を点灯させる。な
お、このときの電圧は、電圧変換部52から予め設定さ
れたパルス幅Tf (0<Tf <t)のパルス電圧でラン
プ18を点滅させるようにしてよい。ランプ18が点灯
すると、被測定面28Aにスリットパターン20を通過
した多数条のスリット光線が照射される。このスリット
光線は、被測定面28Aで反射して撮像装置14の2次
元CCDセンサ30へ結像される。撮像装置14では、
2次元CCDセンサ30に結像された光の強さに応じた
ビデオ信号を受光回路34から出力する。
【0030】光源装置12では、この撮像装置14から
出力されたビデオ信号を電源回路26のバッファ回路4
2を介してLPF回路44へ供給して、2次元CCDセ
ンサ30によって検出した反射光の強さに応じたレベル
の電圧を電圧変換回路52へ出力する。
【0031】一方、電圧変換回路52には、発振回路4
6からリセット信号出力回路48、ランプ点灯波発生回
路50を介して、所定の周期tのノコギリ波状の電圧信
号が供給され、LPF回路44から入力されたレベル信
号に応じたパルス幅Tf の電圧Vをランプ18へ出力す
る。ランプ18は、電圧変換回路52から出力されたパ
ルス電圧によって点滅する。
【0032】これによって、例えば、被測定面28Aが
暗色に塗装され表面の反射率が低くなっているときに
は、反射光が弱くなっているため、受光回路34から出
力される信号レベルが高くなり、電圧変換回路52から
出力されるパルス幅Tf が広くなってランプ18の点灯
時間が比較的長くなり、2次元CCDセンサ30へ結像
される反射光の光量が増加する。
【0033】また、被測定面28Aが明色ないし金属性
顔料を含んだ塗料を塗装(所謂メタリック塗装)され、
反射率が高いときには、反射光が強くなり受光回路34
から出力される信号レベルが低くなるため、電圧変換回
路52からランプ18へ供給されるパルス幅Tf が狭く
なる。これによって、ランプ18が発光する光量を抑え
て反射光を弱くする。
【0034】このように、光源装置12では、撮像装置
14の2次元CCDセンサ30によって検出される反射
光の強さをフィードバックして、2次元CCDセンサ3
0によって検出される光量に応じて、ランプ18の点灯
時間を変化させ、除々にランプ18の点灯時間と反射光
の強さの変化が小さくなったのちに、平衡状態となる。
この平衡状態は、あるパルス幅Tf で点滅するランプ1
8から射出され、被測定面28Aで反射して2次元CC
Dセンサ30に結像されて検出される光量が、同一のパ
ルス幅Tf を設定する光量となった時点となる。
【0035】この平衡状態では、2次元CCDセンサ3
0に結像される反射光の光量は、必要以上に増加して撮
像装置14の2次元CCDセンサ30を飽和させてしま
うことがなく、また、反射光が弱くなりすぎて2次元C
CDセンサ30によって、スリット光線の明暗を識別で
きなくなることがない所定範囲であり、この後は、平衡
状態が維持される。
【0036】このようにして、光源装置12から射出さ
れ、撮像装置14の2次元CCDセンサ30に結像され
る反射光が安定した状態で、処理装置16では、撮像装
置14から入力されたビデオ信号から、被測定面28A
の表面に凹凸等が生じているか否かを解析して、表示部
40へ出力する。
【0037】このように、本実施例では、2次元CCD
センサ30に結像された反射光の光量を光源装置12の
電源回路26にフィードバックして、ランプ18の点灯
時間を自動的に調整するようにしている。これによっ
て、反射光を調整するために、被測定面28Aの塗料の
反射率を予測して、ランプ18の輝度を調整する等の作
業が不要となると共に、短時間で簡単に被測定面28A
の計測を開始することができる。
【0038】次に本発明の実施例2について説明する。
なお、実施例2においては、基本的構成は、実施例1と
同様であり、実施例1と同一の部品には同一の符号を付
与してその説明を省略している。
【0039】図5には、実施例2に係る自動調光式表面
性状測定装置60を示している。この自動調光式表面性
状測定装置60の電源回路62では、LPF回路44か
ら出力された信号が利得調整回路64を経て差動増幅回
路66へ入力される。また、この差動増幅回路66に
は、基準電圧発生回路68から基準電圧が入力されるよ
うになっており、この差動増幅回路66からランプ18
へ電源が供給されるようになっている。
【0040】すなわち、この差動増幅回路66では、被
測定面28Aの反射率が下がり、光量レベル出力回路3
4の出力電圧が上がったときに、利得調整回路64の出
力を下げて、基準電圧との差を大きくしてランプ18へ
印加する点灯電圧を上げるようになっている。また、逆
に被測定面28Aの反射率が上がり、光量レベル出力回
路34の出力電圧が下がったときには、利得調整回路6
4の出力を上げて基準電圧との差を小さくしてランプ1
8への印加電圧を下げるようになている。
【0041】このように、簡単な回路構成で被測定面2
8Aの反射率に応じてランプ18への印加電圧を調整し
て、ランプ18の輝度を変化させるより、光量レベルを
略一定にするものであってもよい。
【0042】なお、本実施例1及び2に適用した自動調
光式表面性状測定装置10、60は、本発明の適用を限
定するものではない。例えば、電源回路26、62は、
ランプ18から照射される光量を調整する構成の一例を
示すものであり、撮像装置14で受光された反射光の光
量に応じてランプ18の輝度又は点灯時間等を変化させ
る構成であっれば適用が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の自動調光式
表面性状測定装置では、受光部で検出した反射光の光量
に応じて光源の点灯時間又は点灯電圧を調整するように
しているため、高反射率の塗装面を測定するときには自
動的に光源の光量を抑え、低反射率のために反射光が弱
いときには光源から射出する光量を増加させることがで
きる。これによって、被測定面の反射率を考慮して光源
の輝度等を調整する煩雑な作業を行うことなく被測定面
の凹凸等の表面性状を簡単に測定することができる優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に適用した自動調光式表面性状測定装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】電源回路の各ブロックにおける出力信号を示す
タイミングチャートであり、(A)は発信回路の出力信
号、(B)はリセットパルスを得るためのパルス信号の
微分信号、(C)はリセットパルス出力回路の出力信
号、(D)はランプ波発生回路の出力信号とLPF回路
の出力信号、(E)は光量が多いときの電圧変換回路の
出力電圧、(F)は光量が少ないときの電圧変換回路の
出力電圧を示す。
【図3】光源部から被測定面に射出されるスリットパタ
ーンの一例を示すパターン図である。
【図4】受光部の出力信号の概略を示すグラフである。
【図5】実施例2に適用した自動調光式表面性状測定装
置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、60 自動調光式表面性状測定装置 12 光源装置 14 撮像装置 16 処理装置 18 ランプ 24 光源部 28A 被測定面 26、62 電源回路(光源制御手段) 30 2次元CCDセンサ 44 LPF回路 46 発振回路 52 電圧変換回路 66 差動増幅回路 68 基準電圧発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数条のスリット光を被測定面へ向けて
    照射する光源部と、 前記被測定面からの反射光が結像される位置に配設され
    結像された反射光に応じた信号を出力する受光部と、 前記受光部の出力信号から前記被測定面の表面性状を計
    測して表示出力する計測表示部と、 前記受光部の出力信号から受光部に結像された反射光の
    平均光量を出力する光量レベル出力部と、 前記光量レベル出力部の前記平均光量に基づいて前記光
    源部の光源から射出される光量を変化させて前記被測定
    面の照度の過不足を補う光源制御手段と、 を有することを特徴とする自動調光式表面性状測定装
    置。
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