JPH0713960Y2 - 研磨用レンズ保持装置 - Google Patents

研磨用レンズ保持装置

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JPH0713960Y2
JPH0713960Y2 JP1989079342U JP7934289U JPH0713960Y2 JP H0713960 Y2 JPH0713960 Y2 JP H0713960Y2 JP 1989079342 U JP1989079342 U JP 1989079342U JP 7934289 U JP7934289 U JP 7934289U JP H0713960 Y2 JPH0713960 Y2 JP H0713960Y2
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JP
Japan
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lens
polishing
holding device
convex
lens holding
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Application number
JP1989079342U
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JPH0319658U (ja
Inventor
悦雄 田川
Original Assignee
マイクロエンジニアリング株式会社
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は研磨用レンズ保持装置、特にレンズの凸面の仕
上工程に用いる研磨用レンズ保持装置に関するものであ
る。
(従来の技術と考案が解決しようとする課題) 従来、レンズの保持装置としては、例えば、実公昭54-1
656号公報に記載のものがあり、この保持装置をレンズ
の凸面研磨用に使用する場合の簡略図を第4図に示す。
図に示す保持装置は、凸レンズ10の研磨済の面を当て板
4に当接し、縁部を保持部3で保持して、研磨皿1上を
トラバース用センタ2によって矢印I-I方向に移動させ
るとともに押圧することにより、前記研磨皿1の回転で
凸レンズ10を研磨するものである(第3図参照)。
しかしながら、前記保持装置では、この保持装置を支持
するトラバース用センタ2の先端部とレンズ10の縁部を
保持している保持部3の先端部とを結ぶ直線と、保持装
置の上面との角度(図中、Aで示す)が15度以上になる
と研磨作業中にひっくり返ることがある。
このため、レンズ研磨業界では、前記角度が15度を越す
場合には、前記保持装置を使用せず、以前から行なわれ
ていた方法、すなわち、前記凸レンズ10の研磨しようと
する面と同曲率を有する凸面からなる回転治具に、前記
凸レンズ10を接着剤で複数枚張り付け、これら凸レンズ
10に研磨皿を押圧して研磨する方法をとっていた。
しかしながら、この方法では、レンズの取付作業に時間
がかかるばかりか、その取付調整が困難である上、取付
位置によって研磨状態が若干異なるという問題が生じて
いた。
そこで、本考案はレンズの取付が容易で、しかも前記角
度が15度以上であってもひっくり返ることなく、かつ、
研磨面の偏心等の恐れもないばかりか、研磨液をレンズ
の表面に供給して安定した研磨を行うことのできる研磨
用レンズ保持装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、レンズを保持する
とともに、回転する研磨皿上にトラバース用センタによ
り押圧して前記レンズを研磨する研磨用レンズ保持装置
において、外径を前記凸レンズの1.7〜2.5倍とするとと
もに、円周上に複数の貫通孔を設けたものである。
(作用) このように、本考案に係る研磨用レンズ保持装置は、研
磨皿の回転に伴って従来同様回転するが、その回転半径
がレンズの1.7〜2.5倍の径を有しているため、慣性モー
メントが大きく、前記角度が15度以上であっても安定し
て回転する。しかも、研磨液は貫通孔を介してレンズ面
に供給される。
(実施例) 次に、本考案に係る研磨用レンズ保持装置の一実施例に
ついて第1図および第2図を参照して説明する。
研磨用レンズ保持装置は、基台11、保持リング13と当て
板17とからなる。
そして、前記基台11は金属または合成樹脂材料からなる
円盤状のもので、その上面中央に、公知のトラバース用
センタが係合する係合穴12を有する。
前記保持リング13は、前記基台11の下面に、図示しない
ビス等で取り付けたベークライト等の合成樹脂材からな
り、基台11とほぼ同径で、かつ、下面は、下記するレン
ズ21の凸曲面21aとほぼ同一曲率の凸曲面14となってい
る。また、この保持リング13の中央には、当て板17を嵌
合する嵌合孔15を有する。
前記当て板17は前記嵌合孔15に圧入されるとともに、基
台11に接着固定されるもので、レンズ21の一面と同一曲
率を有する凹曲面18を備え、その縁部と嵌合孔15との間
にレンズ嵌合部16が形成されており、レンズ21を嵌合部
16に嵌合したとき、レンズ21の凸曲面21aは保持リング1
3の凸曲面14から僅かに突出するようになっている。
また、前記凹曲面18には、レンズ21の一面を保護するた
めに、ウレタンゴム等の合成樹脂材からなる薄板19が取
り付けてある。
なお、前記基台11(保持リング13)の外径は、前記嵌合
孔15(レンズ21)径の1.7〜2.5倍となっており、かつ、
前記基台11と保持リング13の嵌合孔15の外方に位置する
部分には所定間隔に複数の貫通孔20が設けてあり、保持
装置の重量軽減と、レンズ21の凸曲面21aち研磨皿(図
示せず)との間に研磨液を供給するためのものである。
次に、前記構成の研磨用レンズ保持装置の使用方法につ
いて説明する。
まず、嵌合部16に凸レンズ21を嵌合し、上面に設けた係
合穴12にトラバース用センタを係合して、第3図に示す
のと同様に、前記凸レンズ21の凸曲面21aを、回転する
研磨皿に従来同様押圧しながら左右に往復運動させる。
前記研磨用レンズ保持装置は、研磨皿の回転運動に伴
い、この研磨皿との間で起こる摩擦力(研磨皿の円周方
向に向かうにしたがって大きくなる。)により回転す
る。
なお、前記研磨作業は、研磨液を前記貫通孔20から供給
しながら行っている。
前記研磨用レンズ保持装置の回転による安定性は、慣性
モーメントの大きさ、すなわち、回転半径で決定するた
め、前記研磨用レンズ保持装置の径をレンズ径の1.7倍
以上としている。しかし、重量が大きくなることによ
り、凸レンズ21と研磨皿との圧接力が増加してこの凸レ
ンズ21を余分に研磨しすぎたり、取り扱いにくくなった
りするためレンズ径の2.5倍以下でなければならない。
なお、本実施例では、レンズ21の両面が凸曲面を有する
ものについて説明したが、研磨済の面が平面であっても
よい。
また、研磨用レンズ保持装置も実施例のものに限らない
ことは勿論である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に係る研磨用レ
ンズ保持装置では、レンズを嵌合部に嵌合するだけで容
易に取付ができる。
また、研磨用レンズ保持装置は、従来のものに比べて1.
7〜2.5倍の径を有する慣性モーメントの大きいものであ
り、その回転は安定したものとなるため、研磨作業中に
レンズの研磨面に偏心が起こったり、前記保持装置が転
倒したりすることはない。
さらに、保持装置の径は大きくなるが、円周上に複数の
貫通孔を設けてあるため、凸レンズの表面に研磨液を確
実に供給でき、しかもその重量の増加を抑えることがで
きるので取扱いが便利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る研磨用レンズ保持装置の正面図、
第2図は本考案に係る研磨用レンズ保持装置の断面図、
第3図は研磨用レンズ保持装置の使用説明図、第4図は
従来例に係る研磨用レンズ保持装置の側面図である。 11……基台、13……保持リング、14……凸曲面、15……
嵌合孔、16……嵌合部、17……当て板、20……貫通孔、
21……レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズを保持するとともに、回転する研磨
    皿上にトラバース用センタにより押圧して前記レンズを
    研磨する研磨用レンズ保持装置において、外径を前記レ
    ンズの1.7〜2.5倍とするとともに、円周上に複数の貫通
    孔を設けたことを特徴とする研磨用レンズ保持装置。
JP1989079342U 1989-07-05 1989-07-05 研磨用レンズ保持装置 Expired - Lifetime JPH0713960Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0319658U JPH0319658U (ja) 1991-02-26
JPH0713960Y2 true JPH0713960Y2 (ja) 1995-04-05

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ID=31623415

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