JPH0713919Y2 - ラム下死点可変プレス - Google Patents

ラム下死点可変プレス

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JPH0713919Y2
JPH0713919Y2 JP1989076054U JP7605489U JPH0713919Y2 JP H0713919 Y2 JPH0713919 Y2 JP H0713919Y2 JP 1989076054 U JP1989076054 U JP 1989076054U JP 7605489 U JP7605489 U JP 7605489U JP H0713919 Y2 JPH0713919 Y2 JP H0713919Y2
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JP
Japan
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press
base
ram
movable base
fixed
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Application number
JP1989076054U
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JPH0314099U (ja
Inventor
由男 野崎
Original Assignee
群馬日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、2つの部材を互いに嵌着する等の加工作業を
精度高く行なうプレスに関する。
[従来の技術] 従来、この種のプレスはパルスモータにより駆動されて
上下動するラムの下死点が一定位置に設定される構造と
なっていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のプレス加工の問題点について図面を参照して
説明する。
第3図は従来例のプレス加工中におけるラム35下部以下
について一部縦断面を含む側面図である。
本加工例においては、本加工前にロータ51とシャフト50
とがベアリング52を介在させて一体に固定されたロータ
アセンブリ53が可動ベース43の可動ベース面43aで保持
され、ばね47で浮いている。一方固定ベース44の固定ベ
ース面44aにプーリー49が載置されている。
加工作業はラム35がロータアセンブリ53のシャフト50の
上端を押圧し、シャフト50の下端をプーリー49の圧入部
55に圧入、固着することである。なお、このとき可動ベ
ース43はばね47に抗して下降する。この作業完了時のラ
ムの下死点54の位置は、プレス本体をベースとした高さ
が常に一定になる。すなわち、下死点54は固定ベース面
44aからの高さが一定、したがって完成品のシャフト50
の上端からプーリー49の下面までの長さは常に一定とな
る。しかし、本完成品においてロータ51の下面からプー
リー49の下面までの長さは必ずしも一定になるとは限ら
ない。何となれば、本プレス加工直前の部材において、
シャフト50の上端からロータ51の下面までの長さが厳密
に一定であったとは限らないからである。
したがって、加工前のシャフト50の上端からロータ51の
下面までの長さに万一不揃いがあった場合にでも、完成
品においてロータ51の下面からプーリー49の下面まで長
さを常に一定にしたい場合には、本機のようなラム下死
点不変の構造のプレスでは使用できないという問題があ
る。
なお、固定ベース44上に可動ベース43のストッパを設け
るという単純な方法も考えられるが、この方法は万一の
場合、ベアリング52の部分に負荷がかかり、製品を損傷
する危険性があり問題がある。
本考案の目的は、これらの問題を解消し、完成品におい
て圧入した部材の所定面と圧入された部材の所定面との
距離が常に一定となるように加工できる構造を有するプ
レスを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案のラム下死点可変プレスは、モータにより駆動さ
れて上下動するラムと、弾性部材により上方へ付勢さ
れ、シャフトおよび上記シャフトに回転可能に支持され
た回転体から成る圧入すべき部材を保持した状態で上記
シャフト長手方向に上下動する可動ベースと、プレス本
体に固定され、圧入されるべき部材を載置する固定ベー
スとを備え、上記ラムにより上記可動ベース上に保持さ
れた上記圧入すべき部材を押圧して上記固定ベース上に
載置された上記圧入されるべき部材に圧入するプレスに
おいて、上記可動ベースの下面に対向して配置され、上
記可動ベースが下降して所定の高さに達したことを検出
するセンサと、上記センサが上記所定の高さに達したこ
とを検出した時点で上記モータの駆動を停止させるため
の信号を上記モータに出力する制御回路とを備えてい
る。
[作用] シャフトとロータとが固定されたロータアセンブリが、
ばねにより浮いた状態にある可動ベースに保持されてい
て、ラムにより押圧を受け、ばねに抗して下降し、あら
かじめ固定ベースに載置されていたプーリーに圧入され
る。可動ベースが下降を開始し、あらかじめ設定された
高さまで下降したことを、あらかじめセットされている
デジタル測長器のセンサが感知したとき、センサが制御
回路を各々パルスモータに提示し、停止、逆転させる。
これにより、ラムの下降が停止し、圧入加工を終了させ
ると同時に逆にラムが上昇し、可動ベースはばねにより
上昇し、完成品は可動ベース上に浮いた状態になって作
業は完了する。このようにして圧入作業終了時における
可動ベース下面から固定ベース上面までの距離は常に所
定どおり、したがって完成品のロータ下面からプーリー
下面までの長さは常に所定どおりとなり、所期の目的が
達成される。
[実施例] 次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案のラム下死点可変プレスの一実施例の側
面図、第2図は第1図の加工作業中におけるラム下部以
下について一部縦断面を含む拡大側面図である。
本実施例は下部ベース11、横ベース10、上部ベース9が
一体となっている。上部ベース9にはラム5の上下動機
構が、横ベース10にはラム支持ベース6が、下部ベース
11には固定ベース14が固定されている。可動ベース13は
テーブルユニット15、テーブルユニット支持ベース16、
治具ベース18、ばね17の作用により下部ベース11に対し
て上下動する構造を有する。
ボールねじ1はボールねじ支持ベース8により上下動を
しないように支持され、ボールねじ支持ベース8は上部
ベース9に固定されている。治具ベース18とデジタル測
長器ベース12は下部ベース11に固定されている。
上部ベース9に固定されたパルスモータ4はタイミング
プーリー3a、タイミングベルト2、タイミングプーリー
3bを経てボールねじ1に回転駆動を与える。回転駆動を
受けたナット7とナット7に固定されたラム5はラム支
持ベース6に固定されたリニヤブッシュ6aをガイドとし
て上下動する。下降するラムに押し下げられるロータア
センブリ23が可動ベース13を押し下げる。
下死点作動機構は、可動ベース13があらかじめセットさ
れているデジタル測長器12aの指示値まで下降したこと
を、該測長器12aのセンサが感知した時点で、パルスモ
ータ4に制御回路(図示せず)により信号を送り、パル
スモータ4を停止、逆転させることによりラムを下降か
ら上昇に転じさせ、可動ベース13はテーブルユニット支
持ベース16に固定されたテーブルユニット15をガイドと
し、ばね17により上昇する機構である。
次に本ラム下死点変動プレスの加工動作を説明する。
シャフト20とロータ21とがベアリング22により固定され
ているロータアセンブリ23が、ばね17で浮かせてある可
動ベース13に保持された状態で、ラム5により押圧を受
けばね17に抗して下降し、あらかじめ固定ベース14に載
置されていたプーリー19に圧入部25において圧入され
る。可動ベース13の下降が進み、あらかじめ設定された
高さに達したことを、あらかじめセットされているデジ
タル測長器12aのセンサが感知したとき、センサが制御
回路を経てパルスモータを指示し、ラム5の下降がとま
り、圧入動作は終了する。
したがって圧入加工終了時点における可動ベース面13a
の高さは常に一定、すなわち、加工後において目的とす
るロータ21の下面とプーリー19の下面との長さは常に一
定となる。
なおセンサの指示によりラム5は下降停止と同時に逆に
上昇を開始する。同時にばね17により、可動ベース13が
上昇し、完成品は可動ベース13に載せられたまま、プー
リー19下面が原則として固定ベース面14aから浮き上が
った状態となり、加工作業は完了する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、プレスのラムの下死点の
固定ベースからの高さを一定と決めず、デジタル測長器
に設けたセンサにより、可動ベース面に載せられた、プ
レスの押圧を受ける部材の高さが一定でない場合であっ
ても、圧入作業終了時における可動ベースが固定ベース
に対して採るべき距離は常に一定にするように、固定ベ
ースに対するラムの下死点の位置が製品ごとに可変であ
る構造とすることにより、たとえば圧入する部材たるシ
ャフトの上端からロータの下面までの長さが不揃いであ
っても、加工製品におけるロータ下面からプーリー下面
までの長さを一定にすることができるので、圧入加工過
程において、シャフト、ロータ間のベアリングに、ある
規定以上の負荷を与えるおそれがなく、かつ、製品にお
けるロータ下面からプーリー下面までの長さを所期どお
りにすることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のラム下死点可変プレスの一実施例の側
面図、第2図は第1図の加工作業中におけるラム5下部
以下について、一部縦断面を含む拡大側面図、第3図は
従来例の加工作業中におけるラム35下部以下について一
部縦断面図を含む側面図である。 1……ボールねじ、2……タイミングベルト、3a,3b…
…タイミングプーリー、4……パルスモータ、5,35……
ラム、6……ラム支持ベース、6a……リニヤブッシュ、
7……ナット、8……ボールねじ支持ベース、9……上
部ベース、10……横ベース、11……下部ベース、12……
デジタル測長器ベース、12a……デジタル測長器、13,43
……可動ベース、13a,43a……可動ベース面、14,44……
固定ベース、14a,44a……固定ベース面、15……テーブ
ルユニット、16……テーブルユニット支持ベース、17,4
7……ばね、18……治具ベース、19,49……プーリー、2
0,50……シャフト、21,51……ロータ、22,52……ベアリ
ング、23,53……ロータアセンブリ、24,54……下死点、
25,55……圧入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより駆動されて上下動するラム
    と、弾性部材により上方へ付勢され、シャフトおよび該
    シャフトに回転可能に支持された回転体から成る圧入す
    べき部材を保持した状態で該シャフト長手方向に上下動
    する可動ベースと、プレス本体に固定され、圧入される
    べき部材を載置する固定ベースとを備え、前記ラムによ
    り前記可動ベース上に保持された前記圧入すべき部材を
    押圧して前記固定ベース上に載置された前記圧入される
    べき部材に圧入するプレスにおいて、 前記可動ベースの下面に対向して配置され、該可動ベー
    スが下降して所定の高さに達したことを検出するセンサ
    と、 前記センサが前記所定の高さに達したことを検出した時
    点で前記モータの駆動を停止させるための信号を該モー
    タに出力する制御回路とを備えたことを特徴とするラム
    下死点可変プレス。
JP1989076054U 1989-06-27 1989-06-27 ラム下死点可変プレス Expired - Lifetime JPH0713919Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52101783A (en) * 1976-02-24 1977-08-26 Komori Anzenki Kenkyusho Method of and device for detecting and controlling sliding length of press slide in press
JPS5927648B2 (ja) * 1979-08-16 1984-07-07 株式会社小松製作所 プレスブレ−キの制御回路
JPS63299898A (ja) * 1987-05-29 1988-12-07 Toshiba Corp プレス機械の動的精度測定装置

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