JPH071390B2 - 複数の感光性平版印刷版の保管方法 - Google Patents

複数の感光性平版印刷版の保管方法

Info

Publication number
JPH071390B2
JPH071390B2 JP18152885A JP18152885A JPH071390B2 JP H071390 B2 JPH071390 B2 JP H071390B2 JP 18152885 A JP18152885 A JP 18152885A JP 18152885 A JP18152885 A JP 18152885A JP H071390 B2 JPH071390 B2 JP H071390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithographic printing
photosensitive
photosensitive lithographic
printing plate
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18152885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6242160A (ja
Inventor
伸夫 西川
俊之 関屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP18152885A priority Critical patent/JPH071390B2/ja
Publication of JPS6242160A publication Critical patent/JPS6242160A/ja
Publication of JPH071390B2 publication Critical patent/JPH071390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/092Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers characterised by backside coating or layers, by lubricating-slip layers or means, by oxygen barrier layers or by stripping-release layers or means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製版作業時の取扱い性が著るしく向上した感光
性平版印刷版(以下PS版と略称する)を複数重ね合わせ
た保管方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、大手印刷会社や新聞社等においてPS版を露光し次
いで現像後にガム引き等を行なう従来の製版プロセスを
無人化した、いわゆる自動製版システムが急速な勢いで
採用されつつあり、製版作業の高速化、高能率化が推進
されている。このような自動製版システムにおいては、
自動製版機の入口にあたる給版部分に通常数10から数千
枚のPS版が積み重ねてセットされ、ここからPS版が順次
露光部へ送られて行くが、その際、それぞれのPS版の間
に挿入された薄い紙又はプラスチック等のシート(以下
合紙と呼ぶ)を取り除くことが必要があり、作業性の向
上の観点から合紙なしで包装されたPS版の供給が望まれ
ている。
現在一般に市販されているPS版を合紙なしで包装して印
刷会社等へ供給した場合には、輸送取扱い中での振動や
衝撃により感光層表面に多数の傷が発生し、印刷トラブ
ルの原因となるという問題がある。又500〜1000枚のPS
版を一単位とした大量包装では、温度の高いところに長
時間置かれると自重や梱包時の圧力によりPS版同志が接
着し自動製版機でのPS版1枚ごとの搬送が不可能となる
といった問題がある。
これらの問題に対して、特公昭51-6570号公報には、輸
送中又はその他の取扱いに際して受ける印刷版材相互の
接触又は印刷版材とその他の物体との接触により生ずる
擦り傷から保護され、しかも裁断、穿孔、選別、計数又
は包装等の加工工程中での扱いの容易な感光性印刷版材
を提供する目的で、印刷版材の感光層又は支持体裏面
(感光層を有しない側をいう)に剥離容易で且つ感光層
に悪影響を及ぼさない保護層を設けることが記載されて
いる。この保護層は、溶融温度が320℃以下の素材、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイ
ン、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニール
等を、溶融押出機から皮膜状に押出し、溶融状態に於て
印刷版材の感光層上又は支持体裏面に接着するか、或い
は剥離可能な熱可塑性樹脂フィルムを印刷版材面に加熱
圧着することによって設けられている。
しかしながらこの方法では印刷版材を使用する時点で不
要となった保護層を合紙と同様に廃棄処置しなければな
らず、依然として上記問題点を十分解決しているとはい
えない。
一方特開昭60-73538号公報には、現像液に溶解または分
散することにより現像処理時に除去されるという特性を
有する保護層を支持体裏面上に設けた感光性印刷版材が
記載されている。
しかしながらこの方法は、支持体の両面に感光層が塗布
された感光性印刷版材には適用できないという欠点があ
る。また保護層を形成している樹脂が現像液中に溶解ま
たは分散するので、その影響により現像液の非画線部分
の除去能力が低下するという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従って本発明は、合紙なしで包装しても輸送取扱い中に
受ける振動や衝撃によって感光層表面が傷つかず、自動
製版システムに好適に使用できるPS版の保管方法を提供
することを目的とする。さらに、本発明はPS版の間に合
紙をはさまずにPS版を積み重ね、室温以上の温度でかつ
圧力のかかった状態で長時間放置してもPS版同志がくっ
つかないPS版を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
アルミニウム支持体の片面に感光性組成物層が設けられ
ている複数の感光性平版印刷版を、1つの感光性平版印
刷版の支持体側と、別の感光性平版印刷版の感光性組成
物層側とが接するように順次積み重ねる際に、該接触す
る感光性組成物層上及び/又は支持体上にフッ素系界面
活性剤の層を塗設すると上記問題点を解決できることを
見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、アルミニウム支持体の片面に感光
性組成物層が設けられている感光性平版印刷版の感光性
組成物層の最外層上及び/又は支持体上にフッ素系界面
活性剤を塗布してフッ素系界面活性剤の層を形成した
後、1つの感光性平版印刷版の支持体側と、別の感光性
平版印刷版の感光性組成物層側とがフッ素系界面活性剤
の層を介して接するように順次積み重ねて感光性平版印
刷版集合体を構築することを特徴とする複数の感光性平
版印刷版の保管方法を提供する。
本発明に使用されるフッ素系界面活性剤とは、通常の界
面活性剤の疎水性基の炭素に結合した水素の代りにその
一部または全部をフッ素で置換したものを意味する。こ
のうち分子内にパーフルオロアルキル基を有するものが
好ましい。
次に本発明で用いるフッ素系界面活性剤を例示する。
(i)イオン性界面活性剤 RfCOOM,RfSO2N(R′)2CH2COOM, RfBNR′C2H4OSO3M,RfSO3M, RfCH2O(CH2)mSO3M, (式中、Rfはアルキル基のHの一部または全部をFでお
きかえたフッ化炭素基(C数3〜20)、BはCO、SO2
R′はHまたは低級アルキル基、MはH、アルカリ、ア
ルカリ土類金属など、mは1〜10の整数)の構造をした
陰イオン性界面活性剤;RfBNHC2H4NR′、R″・HX、RfB
NHC2H4N+R′3・X-(式中、Xはハロゲン酸根、他は前出
と同じ)の構造をした陽イオン性界面活性剤: RfBNH(C2H4)N+(R′)2(CH2)mCOO-の構造をした両性界面
活性剤が挙げられる。
(ii)非イオン性界面活性剤 RfOH、RfBN(C2H4O)nH(式中、nは1〜20の整数)の構造
をしたものが挙げられる。
(iii)高分子界面活性剤 -CH2-CH(COOCH2Rf)-の構造をしたものが挙げられる。
次に上記一般式で示された界面活性剤の代表的な具体例
を例示する。
C5F11COOH,C7F15COOH,C8F17COOH,C9F19COOH, CHF2(CF2)2COOK,CHF2(CF2)9COOK,CHF2(CF2)11COOK, CF3(CF2)6(CH2)5COONa,CF3(CF2)6CHCH(CH2)2or3COONa, CF3(CF2)3CF(CF3)(CH2)10COONa,CF3(CF2)6COONH4, C8F17SO2N(Et)CH2COOK,C8F17SO3H,C8F17SO3Na, C8F17SO3Li,C8F17SO3K,C3F7-(CH2)5SO3Na, C3F7-(CH2)9SO3Na,CHF2(CF2)7PO(OH)2, C8F17SO2NEtC2H4OPO(OH)2, (C8F17SO2NEtCH2CH2O)2POONH4, C7F15CONHC3H6N+Me2CH2CH2COO-, C7F15CONHC3H6N+Me3I-,C8F17SO2NHC3H6N+Me3X-, C8F17SO2NEt(CH2)2OP(OCOC6H5)2, C8F17SO2NEt(C2H4O)14H,C8F17SO2NEtC2H4(OC3H6)5OH, C8F17SO2NH(C2H4O)nH,C8F17SO2NEt(CH2CH2O)nH, (n〜1〜20), これらのフッ素系界面活性剤は例えば“メガフアック”
(大日本インキ化学)、“エフトップ”(東北肥料)、
“サーフロン”(旭硝子)、“フタージエント”(ネオ
ス)、“フロラード”(住友スリーエム)、“モンフロ
ー”(花王アトラス/ICI)、“ゾニール”(デュポン・
フアーイースト)等の商品名で市販されており容易に入
手することができる。
これらのうち、陽イオンタイプのフッ素系界面活性剤と
して、エフトップEF132、フロラードFC134、陰イオンタ
イプのフッ素系界面活性剤として、エフトップEF102、E
F103、EF104、EF105、EF112、EF123A、EF123B、EF306
A、EF501、フロラードFC95、FC98、FC126、FC128、メガ
フアックF-110、F-113、F-120、F-812、F-191、F-833、
両性タイプのフッ素系界面活性剤としてエフトップEF70
0、非イオンタイプのフッ素系界面活性剤のうちとして
フロラードFC170、FC170C、FC430、FC431、FC176、エフ
トップEF121:EF122A、EF122B、EF122BA、EF122C、EF122
A3、EF126、EF127、EF301、EF302、EF303、EF304、EF30
5、メガフアックF-142D、F-144D、F-171、F-173、F-17
7、F-183、F-184等がある。本発明では、上記フッ素系
界面活性剤の1種又は2種以上の混合物を用いることが
できる。
本発明は、感光性平版印刷版の感光性組成物層の最外層
上及び/又は支持体上にフッ素系界面活性剤を塗布して
フッ素系界面活性剤の層を形成することを特徴とするも
のである。そして、上記フッ素系界面活性剤層の塗設
は、公知の方法、例えば、ロールコーティング、バーコ
ーティング、スプレーコーティング、カーテンコーティ
ング、静電塗布、回転塗布等の方法により行なうことが
できる。この際フッ素系界面活性剤はその特性により単
独で、または水等の適当な溶剤に溶解または分散させて
塗布するが、前記溶液に樹脂や微粒子充テン剤(一般に
粒径1〜100μ程度)を添加することができる。本発明
では形成するフッ素系界面活性剤層の厚さは任意とする
ことができるが、1〜1000mg/m2、より好ましくは2〜2
00mg/m2とするのが望ましい。1mg/m2より少ない場合に
は効果が小さく一方、1000mg/m2を越えると自動製版機
中の搬送スリップや現像不良を起しやすくなるからであ
る。形成した界面活性剤の層は少なくとも一表面全面に
設けるのが好ましいが、規則的または不規則的なパター
ンで部分的に設けてもよい。またその厚みも均一でも不
均一でもよく、積極的に凹凸を設けることもできる。
上記フッ素系界面活性剤層が形成されるのは、感光性平
版印刷版の感光性組成物層の最外層上又は該感光性平版
印刷版の裏面であるアルミニウム支持体上のいずれか一
方の表面又は両面である。
尚、上記感光性樹脂及び支持体としては下記のものを用
いるのが好ましい。
感光性組成物 感光性組成物としては、露光の前後で現像液に対する溶
解性または膨潤性が変化するものならばよく、例えば分
子中の主鎖または側鎖に-CH=CHCO-基のような光架橋性
基を有するポリエステル、ポリカーボネートまたはポリ
スルホネートのような感光性樹脂からなるもの、o−キ
ノンジアジド化合物を含有するもの、アジド化合物と有
機高分子担体を含有するもの、ジアゾ化合物と有機高分
子バインダーを含有するもの、付加重合性不飽和化合
物、光重合開始剤および有機高分子バインダーからなる
光重合性感光層などが掲げられるが、これらの内でもジ
アゾ化合物と有機高分子バインダーを含有する感光層が
特に好ましい。これらの感光性組成物は、適当な溶媒に
溶解され、乾燥後の被覆量が0.1〜5g/m2となるように支
持体上に塗設される。
支持体 本発明で対象とする感光性平版印刷版の支持体としては
アルミニウムが用いられる。この場合、アルミニウム支
持体としては、砂目立て処理、陽極酸化処理、珪酸ソー
ダ、フッ化ジルコニウム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液
への浸漬処理などの表面処理ずみのものが好ましい。ま
た、米国特許第2,714,066号明細書に記載されているよ
うに、砂目立てした後、珪酸ナトリウム水溶液に浸漬処
理されたアルミニウム板、米国特許第3181461号明細書
に記載されているように、陽極酸化処理を行なった後に
アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理されたアルミニ
ウム板など、2種以上の表面処理を順次行なったものも
好適に使用される。
本発明の感光性平版印刷版を用いて平版印刷版を作成す
るには、従来より行なわれている方法をそのまま利用す
ることができる。即ち、線画像および/または網点画像
を有する透明原画を通して露光し、次いで現像液で処理
して非画像部の感光層が除去される。露光時に使用され
る好適な光源としては、水銀灯、キセノンランプ、ケミ
カルランプ、メタルハライドランプ、ストロボなどが使
用される。また現像液としては、感光層の組成に合わせ
て適当なものを使用すれば良く、例えばジアゾ化合物と
有機高分子バインダーからなる感光層に対しては、米国
特許3,475,171号、同第3,669,660号、同第4,186,006号
などに記されている水性アルカリ現像液が使用される。
〔発明の効果〕
本発明の複数の感光性平版印刷版の保管方法を用いる
と、PS版とPS版との間に合紙をはさまなくともPS版同志
の接着を良好に防止できるので、自動製版システムを高
効率で運転することができる。
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、こ
れにより本発明の実施態様が限定されるものではない。
実施例中の%は特に記されていない限り重量%とする。
実施例1 厚さ0.3mmのアルミニウム板を第三りん酸ナトリウムの
7%水溶液(液温60℃)中に3分間浸漬して脱脂し、水
洗した後、その表面にパミスを懸濁した水を流延しつつ
ナンロン製ブラシで擦って砂目立てをした。次いで水洗
した後、珪酸ナトリウム(SiO2/Na2O=3.1〜3.3(モル
比))の5%水溶液(液温70℃)中に30〜60秒間浸漬し
た。続いて水洗を十分行ない乾燥させた。このアルミニ
ウム板に、下記組成の感光液(I)を塗布し、乾燥し
て、感光性平版印刷版Aを得た。
感光液(I) 2−ヒドロキシエチルメタク リレート共重合体(I) (米国特許第4,123,276 号明細書中の実施例1に記 載されているもの。) ・・・5.00g p−ジアゾジフェニルアミン とパラホルムアルデヒドの 縮合物の2−メトキシ−4 −ヒドロキシ−5−ベンゾ イルベンゼンスルホン酸塩 ・・・0.50g “オイルブルー♯603" (オリエント化学工業(株)の 青色染料) ・・・0.10g 亜リン酸 ・・・0.05g 2−メトキシエタノール ・・・100 g 感光層の乾燥塗布量は、2.5g/m2であった。
この感光性平版印刷版の感光性組成物の外側表面上に下
記の組成の界面活性剤溶液(I)を静電エアータイプの
スプレーガンで塗布し、感光性平版印刷版Bを得た。
界面活性剤溶液(I) 大日本インキ化学製 メガフアックF-191 ・・・1.0g (パーフルオロアルキル燐酸 エステル: メタノール ・・・50 g 純水 ・・・50gr 形成された界面活性剤層は塗布量と非塗布部が混在した
不規則な形態であった。尚、乾燥後の塗布量平均値は80
mg/m2であった。
得られた感光性平版印刷版AおよびBを合紙をはさまず
にそれぞれ1000枚積み重ね、300kg/cm2の圧力をかけた
状態で45℃の場所に7日間放置した後、富士写真フィル
ム(株)製PS版高速製版装置FNR401型にて製版したとこ
ろ、感光性平版印刷版Aは、感光層の表面とこれに接し
ているその上に積み重ねられたプレートの裏面とがくっ
ついてしまい自動製版ができなかったのに対し、感光性
平版印刷版Bは何ら問題なく自動製版が可能であった。
また、これらの試料を、以下に示す組成の現像液で現像
して得られた平版印刷版の印刷性能はほとんど変わらな
かった。
現像液組成 ベンジルアルコール 30g トリエタノールアミン 10g tert−ブチルナフタレン スルホン酸ナトリウム 10g 亜硫酸ナトリウム 2g 水 1000g 実施例2 実施例1で得た感光性平版印刷版A、Bを1003mm×800m
mの大きさに切り取り、それぞれ20枚を合紙をはさまず
にダンボール箱に詰め、鉄道便とトラック便を併用して
静岡−札幌間を往復輸送した後、箱を開いて検査したと
ころ、感光性平版印刷版Aは感光層表面に多数の細かい
すり傷が発生していたが、本発明に係る感光性平版印刷
版Bにはほとんど傷が見られなかった。
実施例3 厚さ0.24mmのアルミニウム板を、ナイロンブラシと400
メッシュのパミストン−水懸濁液を用いて砂目立てし、
よく水で洗滌した。この板に70℃の第三りん酸ソーダー
水溶液(5%)に3分間浸漬した後、水洗し、乾燥し
た。この支持体に特公昭43-28403号公報に記載されてい
るアセトンとピロガロールの縮重合により得られるポリ
ヒドロキシフェニルのナフトキノン−1,2−ジアジド−
5−スルホン酸エステル1重量部とノボラック型フェノ
ールホルムアルデヒド樹脂2重量部を20重量部の2−メ
トキシエチルアセテート200重量部のメチルエチルケト
ンに溶解して感光液を調製し、上記支持体に塗布乾燥
し、感光性平版印刷版Cを作成した。
この感光性平版印刷版の裏面上に下記組成の界面活性剤
溶液(II)をバーコーターにより塗布し100℃で2分乾
燥して感光性平版印刷版Dを得た。
界面活性剤溶液(II) 住友スリーエム製フロラード FC-430(非イオン系) ・・・2gr 2−メトキシエタノール ・・・498g 界面活性剤層は全面にほゞ均一に形成されており、塗布
量は40mg/m2であった。
得られた感光性平版印刷版C、Dについて実施例2と同
様の方法て輸送テストを行なったところ感光性平版印刷
版Cは感光性表面に多数の細かいすり傷が発生したが、
本発明に係る感光性平版印刷版Dには傷がほとんど見ら
れなかった。次にこの感光性平版印刷版Dを通常の方法
で露光し、富士フィルム製現像液DP−1を水で6倍に希
釈したものを用いて現像処理したところ、界面活性剤を
塗布しないものと同様の良好な平版印刷版が得られた。
比較例1 感光液(I)に、フッ素系界面活性剤(大日本インキ
(株)製、メガフアックF−177)0.2gを加えた以外は
実施例1と全く同様にして、感光性平版印刷版A′を得
た。得られた感光性平版印刷版A′を実施例1と同様
に、合紙をはさまず積み重ね保存した後、高速製版装置
にて製版したところ、感光性平版印刷版Aと同様に版が
くっつき自動製版が出来なかった。
比較例2 実施例3に記載の感光液に、フッ素系界面活性剤(3M社
製、Fluorad FC−430)0.1gを加えた以外は実施例3と
全く同様にして、感光性平版印刷版C′を得た。得られ
た感光性平版印刷版C′を実施例2と同様の方法で輸送
するテストを行ったところ、感光性平版印刷版Cと同様
に感光膜表面に多数の細かいすり傷が発生した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−135004(JP,A) 特開 昭57−40249(JP,A) 特開 昭57−178242(JP,A) 特開 昭49−36403(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム支持体の片面に感光性組成物
    層が設けられている感光性平版印刷版の感光性組成物層
    の最外層上又は支持体上にフッ素系界面活性剤を塗布し
    てフッ素系界面活性剤の層を形成した後、1つの感光性
    平版印刷版の支持体側と、別の感光性平版印刷版の感光
    性組成物層側とがフッ素系界面活性剤の層を介して接す
    るように順次積み重ねて感光性平版印刷版集合体を構築
    することを特徴とする複数の感光性平版印刷版の保管方
    法。
JP18152885A 1985-08-19 1985-08-19 複数の感光性平版印刷版の保管方法 Expired - Lifetime JPH071390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18152885A JPH071390B2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19 複数の感光性平版印刷版の保管方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18152885A JPH071390B2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19 複数の感光性平版印刷版の保管方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6242160A JPS6242160A (ja) 1987-02-24
JPH071390B2 true JPH071390B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=16102339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18152885A Expired - Lifetime JPH071390B2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19 複数の感光性平版印刷版の保管方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071390B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594461B2 (ja) * 1988-07-13 1997-03-26 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版の保存方法
JPH03177586A (ja) * 1989-12-04 1991-08-01 Nippon Paint Co Ltd フォトレジスト膜の形成方法
DE69214035T2 (de) * 1991-06-28 1997-04-10 Ibm Reflexionsverminderde Überzüge
JP2808206B2 (ja) * 1991-12-03 1998-10-08 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版
US5514526A (en) * 1992-06-02 1996-05-07 Mitsubishi Chemical Corporation Fluorine-containing composition for forming anti-reflection film on resist surface and pattern formation method
US7189479B2 (en) * 2003-08-21 2007-03-13 3M Innovative Properties Company Phototool coating

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6242160A (ja) 1987-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4356255A (en) Photosensitive members and a process for forming patterns using the same
US6037102A (en) Multilayer recording element suitable for the production of flexographic printing plates by digital information transfer
US5314787A (en) Process for treating lithographic printing forms and lithographic printing forms produced thereby
DK160848B (da) Vandig fremkaldervaeske til brug ved behandling af exponerede straalingsfoelsomme plader
US6383717B1 (en) Aqueous developer for negative working lithographic printing plates
US4292392A (en) Protective layer of fatty acid or nylon on photosensitive resin for metal-image forming element
JPH071390B2 (ja) 複数の感光性平版印刷版の保管方法
US7419760B2 (en) Top anti-reflective coating composition, method for forming the pattern of a semiconductor device using the same, and semiconductor device comprising the pattern
US4294533A (en) Apparatus for pre-conditioning film
EP0504824B1 (en) Photosensitive printing element
US10248025B2 (en) Concentrated and working strength aqueous flexographic developers
US5925490A (en) Multilayer recording element suitable for producing flexographic printing plates by digital information transfer
JP2526316B2 (ja) 水性または半水性で処理可能なフレキソグラフ印刷板用のレリ―ズ層
EP0066990B1 (en) Process for production of presensitized lithographic printing plates
JP4588590B2 (ja) リソグラフィー用洗浄剤又はリンス剤
EP0004375B1 (en) Process for pre-conditioning a film and apparatus for carrying out the process
JPS62187855A (ja) ネガ型およびポジ型感光性平版印刷版を共通に処理できる現像液およびこれを用いる現像処理方法
JPH0836265A (ja) フォトレジスト組成物
US20080113298A1 (en) Method of preparing lithographic printing plates
JPS62175735A (ja) 感光性組成物
JPH06128496A (ja) 光硬化エレメント及びそれに使用するスリップフィルム
US10216089B2 (en) Methods of forming flexographic printing members
JPH06202312A (ja) 感光性平版印刷版
JPH081517B2 (ja) 感光性平版印刷版
JPH0256233B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term