JPH0256233B2 - - Google Patents

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JPH0256233B2
JPH0256233B2 JP6339782A JP6339782A JPH0256233B2 JP H0256233 B2 JPH0256233 B2 JP H0256233B2 JP 6339782 A JP6339782 A JP 6339782A JP 6339782 A JP6339782 A JP 6339782A JP H0256233 B2 JPH0256233 B2 JP H0256233B2
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JP
Japan
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plate
weight
desensitizing
liquid
acid
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JP6339782A
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Minoru Kyono
Tooru Aoki
Akihiko Suzuki
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/08Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は支持体上にジアゾ化合物を含む感光層
を有するネガ型の感光性平版印刷版(Pre−
Sensitized Plateと呼ばれる。以下PS版と略す。)
から平版印刷版を得るための製版方法に関するも
のであり、特に水を主溶媒とするアルカリ性現像
液による現像後、不感脂化水溶液で不感脂化処理
する製版方法に関するものである。
従来、ジアゾ化合物を含む感光層を有するネガ
型PS版の製版方法は水を主溶媒とするアルカリ
性溶液による現像、水洗および不感脂化の諸工程
をこの順に行なうことによりなつており、水洗工
程では多量の水を使用し、その廃液はそのまま棄
てられていた。近年、公害防止等の観点からかか
る製版方法の改良方法として水洗廃液をそのまま
では排出しない方法、例えば全く水洗工程を含ま
ない方法、水洗水を循環して使用し製版後に循環
水洗水を処理する方法が行なわれている。又、不
感脂化液としては乳化型のもの及び非乳化型、即
ち水溶液のものが知られているが、乳化型不感脂
化液は製版法が複雑であり製版コストが高く、又
水不溶性の親油成分、水不溶性の有機溶剤等を含
むため使用済みの廃液処理に対する負荷が大きい
と言う欠点を有するため、水溶液のものが好まし
い。
上述の水洗廃液をそのままでは排出しない方法
を用いたジアゾ化合物を含む感光層を有するネガ
型感光性平版印刷版の製版方法において、上記の
廃液処理負荷が大きくないと言う利点を有する水
溶液の不感脂化液を用いる方法が特開昭54−8002
号公報の実施例1に開示されている。しかしなが
ら、この製版方法を実施した場合、特に自動現像
機等にて不感脂化液を循環して使用すると泡の発
生が激しく実用にたえなかつた。従つて本発明の
第一の目的は、ジアゾ化合物を含む感光層を有す
るネガ型PS版の製版の現像工程と不感脂化工程
の間に水洗排水をそのままでは排出しない製版方
法に於てその改良された方法を提供することにあ
る。本発明の第二の目的は、製造法が簡便で製造
コストが低い不感脂化液で処理できる上記ネガ型
PS版の製版方法を提供することにある。
本発明の第三の目的は、循環して不感脂化液を
使用した際に泡の発生が少なく、効率よく処理を
行なうことができるネガ型PS版の製版方法を提
供することにある。
本発明者等は、種々検討を重ねた結果本発明の
目的は、支持体上にジアゾ化合物を含む感光層を
有するネガ型感光性平版印刷版を画像露光し、ア
ルカリ性現像液で現像して非画線部を除去した
後、循環して使用される水洗水による水洗の後又
は水洗なしに循環して使用される不感脂化液で不
感脂化処理する製版方法において該不感脂化液が
(1)デキストリン、(2)酸及び(3)ポリビニルピロリド
ンを含む非乳化型水溶液であることを特徴とする
製版方法によつて達成することができる。
次に本発明について詳しく説明する。
本発明に用いられる不感脂化液に含まれるデキ
ストリンは平版印刷版の表面を保護する主成分と
なるものであり、種々のものが知られているが、
水に対する溶解度が高いものが好ましい。20℃の
水に対する可溶分を70%以上含むものが好まし
く、90%以上含むものが特に好ましい。又種々の
変性方法によるデキストリンが知られているが、
特に酸素変性デキストリンが不感脂化液の調製時
の操作性及び印刷時における不感脂化液成分の印
刷版からの除去性等の点で特に有利である。不感
脂化液中に含まれるデキストリンの量は5〜30重
量%の範囲が好ましく、特に8〜25重量%の範囲
が好ましい。
不感脂化液中に含有される酸は、使用前の不感
脂化液のPHを酸性域、好ましくはPH1〜5、より
好ましくはPH2〜3の範囲に調整することを主目
的として用いられるものである。例えば燐酸、ピ
ロ燐酸、ポリ燐酸、第一燐酸ナトリウム、硼酸、
塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、或は例えばこはく
酸、修酸、くえん酸、マレイン酸、乳酸、p−ト
ルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機
酸が使用でき、これらは単独又は2以上組合わせ
て使用することができる。これらの中でも特に燐
酸およびこはく酸が好ましい。酸の使用量は不感
脂化液のPHが酸性域となるような量で使用すれば
よいが、大略0.01〜5重量%である。
本発明の不感脂化液に用いるポリビニルピロリ
ドンとしては種々の分子量のものが使用できる
が、1万以上のものが好ましく、特に4万以上の
ものが好ましい。ポリビニルピロリドンの不感脂
化液中の総重量に対する含有量の好ましい範囲は
0.001〜0.5重量%であり、特に好ましくは0.01〜
0.05重量%の範囲である。
本発明に用いられる不感脂化液中には上記の本
発明に関る成分の他皮膜形成性等を向上させる目
的で種々の水溶性高分子化合物を含ませることが
できる。水溶性高分子化合物としては従来不感脂
化液に使用し得るとされているものであれば好適
に使用できる。例えばメチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース等のセルロースエーテ
ル類、アルギン酸ナトリウムのようなアルギン酸
塩、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミ
ド、ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸との
共重合体等の合成高分子、アラビアガム等が例示
できる。これらのうち特に好ましいのはカルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩(一般にCMC
と呼ばれる)である。これらの水溶性高分子化合
物は単独又は2つ以上組合わせて使用できる。こ
れらの水溶性高分子化合物の含有量はデキストリ
ンの重量に対して50重量%以下が好ましく、更に
30重量%以下が特に好ましい。
不感脂化液中には更に水溶性塩を含有させてお
くことができる。好適な水溶性塩としてはアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩があり、酢酸アンモニ
ウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、モリブデ
ン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウム、硼酸ナ
トリウム、硼酸アンモニウム、硝酸リチウム、硝
酸ナトリウム、硝酸カリウム、第二燐酸ナトリウ
ム、第三燐酸ナトリウム、第二燐酸カリウム、第
三燐酸カリウム、第三燐酸アンモニウム、ポリ燐
酸ナトリウム等が例示できる。上記の内、特に好
ましいものは、モリブデン酸ナトリウム(カリウ
ム)、硫酸カリウム、硼酸ナトリウム(アンモニ
ウム)である。かかる水溶性塩は単独又は2つ以
上組合せて使用することができ、不感脂化液の総
重量に対して約0.01〜5重量%、より好ましくは
0.1〜1重量%の範囲で使用される。
不感脂化液中には更に湿潤剤を含有させておく
ことができる。かかる湿潤剤としてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン等の多価アルコールが
好適に使用される。
湿潤剤は不感脂化液の総重量に対して約0.01〜
1重量%、より好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲
で使用できる。不感脂化液中には塗布性改良等の
目的で、アニオン型、非イオン型等の界面活性剤
を循環時における起泡が実用的に支障のない程度
に含有させておくことができる。不感脂化液には
更に染料のような着色剤を含有させておいても良
い。
不感脂化液が塗布された版面上のPHは9以下で
あることが好ましく更に7以下であることが特に
好ましい。PHが9以上の場合には不感脂化能力が
劣化した印刷時に汚れが発生することがある。
本発明の製版方法における不感脂化液の塗布量
は乾燥塗布重量にして0.1g/m2から1.5g/m2
好ましく、特に0.2〜0.8g/m2の範囲が好まし
い。
本発明に係る不感脂化液を用いた製版方法は、
製版時特に現像工程及びび不感脂化工程を接続し
て連続的に行なう自動現像機または現像工程、循
環水洗工程及び不感脂化工程の三者を接続して連
続的に行なう自動現像機にて不感脂化液を循環し
て使用した際、不感脂化工程での泡の発生が少な
く、操作上極めて有利である。
又、不感脂化液中にアニオン型界面活性剤を含
有せしめなくとも不溶物が発生することはなく操
作上有利であり、又、印刷時の汚れも発生しにく
い。
本発明に使用されるPS版の支持体としては従
来知られているものが使用でき、例えば紙、プラ
スチツクラミネートされた紙、アルミニウム、亜
鉛、銅等の金属板、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、三酢酸セルロースなどのプ
ラスチツクフイルムおよびクロム、ニツケル等の
金属を表面に有する金属板、紙、プラスチツク等
が挙げられる。これらの支持体のうちアルミニウ
ム板は寸度安定性に優れており、且安価であるた
め、特に好ましく使用される。
これらの支持体の表面は、親水化するため、さ
らにはその上に層として設ける感光性組成物との
有害な反応を防ぎかつ感光層との密着性を向上さ
せるため加工処理を施すことが好ましい。例えば
アルミニウム板の場合には、機械的、化学的また
は電気化学的な研磨を行つた後、珪酸ソーダ、弗
化ジルコニウム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液へ
の浸漬処理あるいは陽極酸化処理を施すことが好
ましい。
支持体上に設けられる感光層に、感光成分とし
て含まれるネガ型のジアゾ化合物としては水不溶
性で有機溶媒に可溶性のものが好ましい。その代
表的なものとしてはジアゾニウム塩及び又はp−
ジアゾジフエニルアミンとホルムアルデヒドの縮
合物であるジアゾ樹脂、特公昭52−7364号公報に
記載されているp−ジアゾジフエニルアミンのフ
エノール塩又はフルオロカプリン酸塩等、特公昭
49−48001号公報に記載されている3−メトキシ
ジフエニルアミン−4−ジアゾニウムクロライド
と4−ニトロジフエニルアミンのパラホルムアル
デヒド、共縮合物の有機溶剤可溶性塩からなるジ
アゾ樹脂、p−ジアゾジフエニルアミンとホルム
アルデヒドとの縮合物の2−メトキシ−4−ヒド
ロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩等
があげられる。これら縮合物の中ではp−ジアゾ
ジフエニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物
のヘキサフルオロ燐酸塩または2−メトキシ−4
−ヒドロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン
酸塩、特に前者のものが好適である。
これらのジアゾ化合物は単独で使用できるが、
感光層の特性を向上させるため、種々の樹脂と混
合して用いることが好ましい。かかる樹脂として
は、シエラツク、ポリビニルアルコールの誘導体
等のほか特開昭50−118802号公報中に記載されて
いる側鎖にアルコール性水酸基を有する共重合
体、特開昭55−155355号公報中に記載されている
フエノール性水酸基を側鎖にもつ共重合体が挙げ
られる。
これらの中でも下記一般式で示される構造単位
を少なくとも50重量%含み、10〜200の酸価を有
する共重合体が好ましい。
一般式 式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、
R2は水素原子、メチル基、エチル基又はクロロ
メチル基を示し、nは1〜10の整数である。
また芳香族性水酸基を有する単量体単位を1〜
80モル%とアクリル酸エステル及び/又はメタク
リル酸エステル単量体単位を5〜90モル%有し、
10〜200の酸価を有する共重合体が好ましい。特
に後者が好ましい。
本発明に使用されるPS版の感光層には更に、
染料、可塑剤、プリントアウト性能を与える成分
等の添加剤を加えることができる。かかる組成を
有する感光層は適当な溶剤の溶液を使用して支持
体上に塗布される。
支持体上に設けられる上記感光層の乾燥後の塗
布量は0.1〜7g/m2が好ましく、より好ましく
は0.5〜3g/m2である。
かくして得られたPS版は透明原図を通してカ
ーボンアーク灯、水銀灯、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の活性光線の豊富な光
源により露光され、次いで湿式処理による現像処
理工程にて現像される。
上記現像処理工程に使用される現像液は水を主
溶媒とするアルカリ性溶液であり、アルカリ剤の
他必要に応じて有機溶媒、アニオン界面活性剤、
無機塩等を含むものが用いられる。
アルカリ剤としては珪酸ナトリウム、珪酸カリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化リチウム、第三燐酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アン
モニウム等の無機アルカリ剤、又はモノ、ジもし
くはトリエタノールアミンあるいはプロパノール
アミンのような有機アルカリ剤が有利に使用され
る。アルカリ剤の現像液中における含有量は0.05
〜4重量%が好ましく、0.1〜2重量%の範囲が
より好ましい。
有機溶剤としてはn−プロピルアルコール、ベ
ンジルアルコールの如きアルコール類、フエニル
セロソルブの如きグリコールエーテルが有用であ
る。有機溶剤の現像液中における含有量としては
0.5〜15重量%が好ましく、1〜5重量%の範囲
がより好ましい。
アニオン界面活性剤としては、例えばラウリル
硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩、ド
デシルベンゼンスルホン酸等のアルキルアリール
スルホン酸塩、ジ(2−エチルヘキシル)スルホ
コハク酸ナトリウム等の二塩基性脂肪酸エステル
のスルホン酸塩、n−ブチルナフタレンスルホン
酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル(フエノール)
エーテル硫酸塩等があるが、これらの中でn−ブ
チルナフタレンスルホン酸等のアルキルナフタレ
ンスルホン酸塩が好適に使用される。アニオン型
界面活性剤の現像液中における含有量は0.1〜5
重量%が好適であり、0.5〜1.5重量%の範囲がよ
り好ましい。
無機塩としては燐酸、珪酸、炭酸、亜硫酸等の
アルカリ又はアルカリ土類金属の水溶性塩が用い
られるが、特にアルカリまたはアルカリ土類亜硫
酸塩が好適に用いられる。無機塩の現像液中にお
ける含有量は0.05〜5重量%の範囲であり、より
好ましくは0.1〜1重量%の範囲である。
現像液中には必要に応じて更に消泡剤、湿潤剤
等を含有させておくことも有用である。
本発明の製版方法に於て上記のような現像液で
画像露光されたPS版を現像する方法としては従
来公知の種々の方法が可能である。具体的には、
画像露光されたPS版を現像液中に浸漬する方法、
当該PS版の感光層に対して多数のノズルから現
像液を噴射する方法、現像液で湿潤されたスポン
ジで当該PS版の感光層を拭う方法、当該PS版の
感光層の表面に現像液をローラー塗布する方法な
どが挙げられる。又、このようにしてPS版の感
光層に現像液が施された後感光層の表面をブラシ
などで軽く擦ることもできる。現像条件について
は、上記の現像方法に応じて当業者が適宜決定す
ることができる。
本発明においてはPS版は上記の如く現像され
た後不感脂化処理されるが現像後はまずスクイズ
して版面上の現像液の量を少なくすることが好ま
しい。本発明ではスクイズされた版は直接不感脂
化処理してもよいし、循環して使用される水によ
り水洗した後もう一度スクイズして不感脂化処理
してもよい。
即ち感光層を溶解している現像液の不感脂化液
中への混入をより少なくするよう十分スクイズす
ることが好ましい。
本発明の不感脂化処理工程では、不感脂化液は
平版印刷版上に過剰に供給されその後スクイズさ
れ繰返し再使用される。不感脂化処理後版面上の
液の残存量は版面1m2当り10ml以下にすることが
好ましく更に5ml以下にすることが好ましい。
上記した現像、水洗及び不感脂化処理後の版面
のスクイズ方法としては、例えばゴムのような弾
性部材をローラー表面に被覆した弾性ローラー対
の間に平版印刷版を通してそのニツプ圧により版
面の現像液、水洗水あるいは不感脂化液を除去す
る方法、或いは表面の滑らかな弾性プラスチツク
材を平版印刷版の搬送路に沿わせた状態で配設
し、その版面と摺接させることにより版面の現像
液等を掻き取る方法、エアーナイフにより版面上
の液を掻き取る方法等を採用することができる。
このうち、装置の簡便さ等よりローラー対を用い
る方法が好適に用いられる。
本発明を実施するのに用いられる装置の一実施
例の構成図を第1図に示す。
図に於て1は現像処理槽、2は循環水洗槽、3
は不感脂化処理槽である。4,5および6はそれ
ぞれ上記1,2および3中の処理液を後記のスプ
レーパイプに送るための送液管、また7,8およ
び9は、それぞれ上記送液管に設けらた送液のた
めのポンプである。そして10A,10Bおよび
10Cはいずれも印刷版面に現像処理槽1からの
処理液をスプレーするための処理液スプレーパイ
プで、11は循環水洗槽2からの、また12は不
感脂化処理槽3からの処理液をそれぞれ印刷版面
にスプレーするための処理液スプレーパイプであ
る。13はガイドローラー、14および15は搬
送ローラーであり、16は受け台、17はブラシ
ローラーである。そして18,19,20,21
および22はいずれもスクイズローラーである。
PS−1は露光済のPS版、PS−2は不感脂化処理
後のPS版である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
実施例 1 厚さ0.24mmの砂目立てしたアルミニウム板を硫
酸中で陽極酸化し、約2g/m2の酸化皮膜をつく
りよく洗浄した後、珪酸ナトリウム水溶液に浸漬
し充分水洗後乾燥し、下記組成の感光液を塗布し
た。
パラヒドロキシフエニルメタクリルアミド、ア
クリロニトリル、エチルアクリレート及びメタ
アクリル酸の共重合体(モル比は上記の順に、
8.5:24:60.5:7) 5.0重量部 p−ジアゾジフエニルアミンとパラホルムアル
ラヒドの縮合物のヘキサフルオロ燐酸塩
0.5重量部 ビクトリアピユアーブルーBOH(保土ケ谷化学
工業(株)製) 0.1重量部 メチルセロソルブ 100重量部 乾燥後の塗布量は、0.8g/m2であつた。この
ようにして得られたネガ型PS版を800mm×1003mm
の大きさに裁断したものを多数枚用意し、これら
に透明陰画を通して80cmの距離から2Kwのメタ
ルハライドランプを用いて50秒間露光した。
一方第1図に示された自動現像機の現像処理槽
に下記組成の現像液を16満たし、現像処理槽の
次の循環水洗槽に水を16満たし、その次の不感
脂化処理槽に下記組成の不感脂化液を4満たし
た。
現像液 フエニルセロソルブ 40重量部 ジエタノールアミン 10重量部 n−ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム
12重量部 消泡剤(商品名SM−5512東レシリコーン(株)社
製) 0.05重量部 水 937重量部 不感脂化液 デキストリン(商品名PENON JE−66(日澱
化学(株)製)) 9重量部 カルボキシメチルセルロースナトリウム塩
0.45重量部 燐 酸 0.2重量部 ポリビニルピロリドン(K=90東京化成工業(株)
製分子量約36万) 0.08重量部 p−ヒドロキシエチルベンゾエート 0.05重量部 水 90重量部 次に、上記のようにして得られた露光済みPS
版を上記の自動現像機で多数枚処理した。尚不感
脂化処理槽から搬出されたPS版は熱風により乾
燥した。又循環水洗槽及び不感脂化処理槽の処理
液は循環して使用した。このようにして300枚処
理したが、この時不感脂化液中には不溶物の発生
は見られなかつた。また循環系における泡の発生
も非常に少なく効率の良い処理が行なえた。
そして300枚目の版で印刷を行なつたところ約
5枚目で正常な印刷物が得られ汚れの発生はみら
れず10万枚の鮮明な印刷物が得られた。比較とし
て、上記不感脂化液組成からポリビニルピロリド
ンを除いたものを調製し、上記と同様の処理を行
なつたところ、150枚処理した時点で不感脂化液
中に不溶物を生じ、該処理によつてえられた版で
は印刷時に汚れが生じた。
また上記不感脂化液組成中ポリビニルピロリド
ン0.08重量部の代りにアニオン界面活性剤である
n−ブチルナフタレンスルホン酸0.5重量部とし
たものでは、上記と同様の処理を行なつたとこ
ろ、泡の発生が激しく、処理作業に支障をきたし
た。
実施例 2 実施例1の不感脂化液の組成中ポリビニルピロ
リドン(K=90)に替えてポリビニルピロリドン
(K=60分子量約16万東京化成工業(株)製)を用い
た他は実施例1と同様の処理を行なつたところ、
実施例1と同様な良好な結果が得られた。
実施例 3 実施例1の不感脂化液の組成中ポリビニルピロ
リドン(K=90)に替えてポリビニルピロリドン
(K=30分子量約4万東京化成工業(株)製)を用い
た他は実施例1と同様の処理を行なつたところ実
施例1と同様な良好な結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる現像処理装置の構成
を示す概念図である。 1……現像処理槽、2……循環水洗槽、3……
不感脂化処理槽、7,8および9……ポンプ、1
0A,10B,10C,11および12……処理
スプレーパイプ、18,19,20,21および
22……スクイズローラ、PS=1およびPS=2
……平版印刷版。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体上にジアゾ化合物を含む感光層を有す
    るネガ型感光性平版印刷版を画像露光し、アルカ
    リ性現像液で現像して非画線部を溶出させた後、
    循環して使用される水洗水による水洗の後又は水
    洗なしに循環して使用される不感脂化液で不感脂
    化処理する製版方法において、該不感脂化液が(1)
    デキストリン、(2)酸及び(3)ポリビニルピロリドン
    を含む非乳化型水溶液であることを特徴とする製
    版方法。
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JPS62185065U (ja) * 1986-05-16 1987-11-25
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