JPH0713841Y2 - エッジャー設備 - Google Patents
エッジャー設備Info
- Publication number
- JPH0713841Y2 JPH0713841Y2 JP1989015998U JP1599889U JPH0713841Y2 JP H0713841 Y2 JPH0713841 Y2 JP H0713841Y2 JP 1989015998 U JP1989015998 U JP 1989015998U JP 1599889 U JP1599889 U JP 1599889U JP H0713841 Y2 JPH0713841 Y2 JP H0713841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide block
- roller
- guide
- metal strip
- screw shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Metal Rolling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、エッジャー設備に関するものである。
［従来の技術］ エッジャーで金属帯板を幅圧下する場合には、金属帯板
の座屈を防止するため、例えば実開昭60-166402号公報
に示すように、左右の竪ローラ間に板幅方向へ所要の間
隔で上下夫々複数の押えローラを配設し、押えローラに
より金属帯板を押えることが行われている。
の座屈を防止するため、例えば実開昭60-166402号公報
に示すように、左右の竪ローラ間に板幅方向へ所要の間
隔で上下夫々複数の押えローラを配設し、押えローラに
より金属帯板を押えることが行われている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら上記公報に示された押えローラは板幅方向
に対しては移動できず、隣り合う押えローラ間の間隔は
一定であるため、幅圧下される金属帯板の幅が広い場合
には依然として幅圧下により金属帯板に座屈が生じるお
それがあり、又金属帯板の幅が狭い場合には竪ローラが
押えローラと干渉して幅圧下が不可能である。斯かる課
題を解決するには押えローラを幅方向に移動可能にすれ
ば良いが、押えローラを安定して移動させる装置がなか
った。
に対しては移動できず、隣り合う押えローラ間の間隔は
一定であるため、幅圧下される金属帯板の幅が広い場合
には依然として幅圧下により金属帯板に座屈が生じるお
それがあり、又金属帯板の幅が狭い場合には竪ローラが
押えローラと干渉して幅圧下が不可能である。斯かる課
題を解決するには押えローラを幅方向に移動可能にすれ
ば良いが、押えローラを安定して移動させる装置がなか
った。
本考案は上述の実情に鑑み、金属帯板が広幅の場合も狭
幅の場合も幅圧下を支障なく行い得るようにすることを
目的としてなしたものである。
幅の場合も幅圧下を支障なく行い得るようにすることを
目的としてなしたものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は金属帯板幅方向へ移動可能なハウジングに回転
自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方向へ移動可
能なガイドブロックに回転自在に支持された下押えロー
ラと、金属帯板幅方向へ移動可能なガイドブロックに対
し昇降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持され
た上押えローラと、前記ガイド装置が配設された各ガイ
ドブロックを上下方向から固定する流体圧ピストンと水
平方向から固定する流体圧ピストンを備えた固定装置を
設けたものであり、金属帯板幅方向へ移動可能なハウジ
ングに回転自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方
向へ移動可能なガイドブロックと、該ガイドブロックに
対し昇降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持さ
れた上押えローラと、前記ガイドブロックを上下方向か
ら固定する流体圧ピストンと水平方向から固定する流体
圧ピストンを備えた固定装置と、前記上押えローラ近傍
に位置するデフレクタロールを設けたものである。
自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方向へ移動可
能なガイドブロックに回転自在に支持された下押えロー
ラと、金属帯板幅方向へ移動可能なガイドブロックに対
し昇降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持され
た上押えローラと、前記ガイド装置が配設された各ガイ
ドブロックを上下方向から固定する流体圧ピストンと水
平方向から固定する流体圧ピストンを備えた固定装置を
設けたものであり、金属帯板幅方向へ移動可能なハウジ
ングに回転自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方
向へ移動可能なガイドブロックと、該ガイドブロックに
対し昇降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持さ
れた上押えローラと、前記ガイドブロックを上下方向か
ら固定する流体圧ピストンと水平方向から固定する流体
圧ピストンを備えた固定装置と、前記上押えローラ近傍
に位置するデフレクタロールを設けたものである。
又本考案では、竪ローラを回転自在に支持するハウジン
グ及び下押えローラを回転自在に支持するガイドブロッ
クと上押えローラを回転自在に支持するガイドブロック
のうち少くとも何れか一方のガイドブロックを金属帯板
幅方向へ延びる回転自在なねじ軸に螺合させても良い
し、竪ローラを回転自在に支持するハウジングが螺合さ
れたねじ軸のねじピッチを、上押えローラ或いは下押え
ローラを回転自在に支持するガイドブロックが螺合され
たねじ軸のねじピッチ、若しくは上押えローラを回転自
在に支持するガイドブロックが螺合されたねじ軸のねじ
ピッチ及び下押えローラを回転自在に支持するガイドブ
ロックが螺合されたねじ軸のねじピッチより大きくして
も良い。
グ及び下押えローラを回転自在に支持するガイドブロッ
クと上押えローラを回転自在に支持するガイドブロック
のうち少くとも何れか一方のガイドブロックを金属帯板
幅方向へ延びる回転自在なねじ軸に螺合させても良い
し、竪ローラを回転自在に支持するハウジングが螺合さ
れたねじ軸のねじピッチを、上押えローラ或いは下押え
ローラを回転自在に支持するガイドブロックが螺合され
たねじ軸のねじピッチ、若しくは上押えローラを回転自
在に支持するガイドブロックが螺合されたねじ軸のねじ
ピッチ及び下押えローラを回転自在に支持するガイドブ
ロックが螺合されたねじ軸のねじピッチより大きくして
も良い。
［作用］ 金属帯板の幅圧下時には、ハウジング及びガイドブロッ
クが金属帯板の板幅に対応して板幅方向所定位置に位置
させられることにより竪ローラ及び上下押えローラは金
属帯板幅方向所定位置に位置させられ、ガイド装置が下
降させられると共に固定装置の流体圧ピストンにより、
ガイド装置が配設されたガイドブロックが固定され、金
属帯板は上下押えローラにより押えられた状態で竪ロー
ラにより幅圧下が行われる。又上押えローラ近傍に位置
するデフレクタローラがある場合は、上押えローラとデ
フレクタローラにより金属帯板が押えられ、幅圧下が行
われる。上押えローラはガイドブロックを介して固定装
置により固定されるため、幅圧下時に上押えローラがが
た付くことがなく、安定した状態で金属帯板を押えるこ
とができる。
クが金属帯板の板幅に対応して板幅方向所定位置に位置
させられることにより竪ローラ及び上下押えローラは金
属帯板幅方向所定位置に位置させられ、ガイド装置が下
降させられると共に固定装置の流体圧ピストンにより、
ガイド装置が配設されたガイドブロックが固定され、金
属帯板は上下押えローラにより押えられた状態で竪ロー
ラにより幅圧下が行われる。又上押えローラ近傍に位置
するデフレクタローラがある場合は、上押えローラとデ
フレクタローラにより金属帯板が押えられ、幅圧下が行
われる。上押えローラはガイドブロックを介して固定装
置により固定されるため、幅圧下時に上押えローラがが
た付くことがなく、安定した状態で金属帯板を押えるこ
とができる。
ハウジング及び各ガイドブロックの金属帯板幅方向への
移動はねじ軸を回転させることがによって行うことがで
き、ねじ軸のねじピッチを竪ローラを支持するハウジン
グ側が大きくなるようにすることにより、該ハウジング
のねじ軸１回転当りの移動量を上押えローラや下押えロ
ーラを支持するガイドブロックのねじ軸１回転当りの移
動量よりも大きくすることができる。
移動はねじ軸を回転させることがによって行うことがで
き、ねじ軸のねじピッチを竪ローラを支持するハウジン
グ側が大きくなるようにすることにより、該ハウジング
のねじ軸１回転当りの移動量を上押えローラや下押えロ
ーラを支持するガイドブロックのねじ軸１回転当りの移
動量よりも大きくすることができる。
［実施例］ 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第１図〜第６図は本考案の一実施例である。
基礎上に設置した架台１上に軸受２を配設し、該軸受２
に、金属帯板Ｓ幅方向へ延びるねじ軸３を回転可能に支
持せしめ、該ねじ軸３の一端に駆動用の原動機４を連結
し、ねじ軸３の両端に螺設した左右で逆向きの雄ねじ部
3a,3bに、架台１上に設けた案内体（図示せず）に案内
されてねじ軸３軸線方向へ移動し得るようにしたハウジ
ング5a,5bを雌ねじ部を介して螺合せしめ、該ハウジン
グ5a,5bに幅圧下用の竪ローラ6a,6bを回転自在に支持せ
しめる。
に、金属帯板Ｓ幅方向へ延びるねじ軸３を回転可能に支
持せしめ、該ねじ軸３の一端に駆動用の原動機４を連結
し、ねじ軸３の両端に螺設した左右で逆向きの雄ねじ部
3a,3bに、架台１上に設けた案内体（図示せず）に案内
されてねじ軸３軸線方向へ移動し得るようにしたハウジ
ング5a,5bを雌ねじ部を介して螺合せしめ、該ハウジン
グ5a,5bに幅圧下用の竪ローラ6a,6bを回転自在に支持せ
しめる。
ねじ軸３の中央側に螺設した左右で逆向きの雄ねじ部3
c,3dに、架台１上に設けた案内体７に案内されてねじ軸
３軸線方向へ移動し得るようにしたガイドブロック8a,8
bを螺合せしめ、ねじ軸３の中央非ねじ部に、前記案内
体７に固定されたガイドブロック8cを、ねじ軸３が回転
してもガイドブロック8cがねじ軸３軸線方向へは移動し
ないよう嵌合せしめ、ガイドブロック8a,8b,8cに、軸線
がねじ軸３と平行な下押えローラ9a,9b,9cを回転自在に
枢支せしめる。
c,3dに、架台１上に設けた案内体７に案内されてねじ軸
３軸線方向へ移動し得るようにしたガイドブロック8a,8
bを螺合せしめ、ねじ軸３の中央非ねじ部に、前記案内
体７に固定されたガイドブロック8cを、ねじ軸３が回転
してもガイドブロック8cがねじ軸３軸線方向へは移動し
ないよう嵌合せしめ、ガイドブロック8a,8b,8cに、軸線
がねじ軸３と平行な下押えローラ9a,9b,9cを回転自在に
枢支せしめる。
架台１上に立設した架溝10のハウジング5a,5b上方に軸
受11を取付け、該軸受11に前記ねじ軸３と平行にねじ軸
12を回転可能に支持せしめ、該ねじ軸12の一端に駆動用
の原動機13を連結し、ねじ軸12の左右に螺設した左右で
逆向きの雄ねじ部12a,12bにガイドブロック14a,14bを螺
合せしめ、該ガイドブロック14a,14b上端のフランジ部1
5を、架溝10に設けられたねじ軸12と平行な方向へ延び
るガイド溝16に摺動し得るよう嵌合せしめてガイドブロ
ック14a,14bがねじ軸12軸線方向へ移動し得るように
し、ねじ軸12の中央非ねじ部に、前記架構10に対し固定
されたガイドブロック14cを、ねじ軸12が回転してもガ
イドブロック14cが軸線方向へは移動しないよう嵌合せ
しめる。
受11を取付け、該軸受11に前記ねじ軸３と平行にねじ軸
12を回転可能に支持せしめ、該ねじ軸12の一端に駆動用
の原動機13を連結し、ねじ軸12の左右に螺設した左右で
逆向きの雄ねじ部12a,12bにガイドブロック14a,14bを螺
合せしめ、該ガイドブロック14a,14b上端のフランジ部1
5を、架溝10に設けられたねじ軸12と平行な方向へ延び
るガイド溝16に摺動し得るよう嵌合せしめてガイドブロ
ック14a,14bがねじ軸12軸線方向へ移動し得るように
し、ねじ軸12の中央非ねじ部に、前記架構10に対し固定
されたガイドブロック14cを、ねじ軸12が回転してもガ
イドブロック14cが軸線方向へは移動しないよう嵌合せ
しめる。
各ガイドブロック14a,14b,14cの上面に、竪向きの流体
圧シリンダ17a,17b,17cを配設し、前記ガイドブロック1
4a,14b,14cに設けた竪向きの案内部19a,19b,19cに、該
案内部19a,19b,19c及び架構10の案内面23に対し摺動し
つつ昇降し得るようにしたロッド状のガイド装置20a,20
b,20cを嵌合して該ガイド装置20a,20b,20cを前記流体圧
シリンダ17a,17b,17cのピストンロッド18a,18b,18cに連
結し、各ガイド装置20a,20b,20cの下端に固着したブラ
ケット21a,21b,21cに、前記下押えローラ9a,9b,9cと対
をなす上押えローラ22a,22b,22cを回転自在に枢支せし
める。
圧シリンダ17a,17b,17cを配設し、前記ガイドブロック1
4a,14b,14cに設けた竪向きの案内部19a,19b,19cに、該
案内部19a,19b,19c及び架構10の案内面23に対し摺動し
つつ昇降し得るようにしたロッド状のガイド装置20a,20
b,20cを嵌合して該ガイド装置20a,20b,20cを前記流体圧
シリンダ17a,17b,17cのピストンロッド18a,18b,18cに連
結し、各ガイド装置20a,20b,20cの下端に固着したブラ
ケット21a,21b,21cに、前記下押えローラ9a,9b,9cと対
をなす上押えローラ22a,22b,22cを回転自在に枢支せし
める。
ガイドブロック14a,14bのフランジ部15の上下面に複数
の竪向きの流体圧ピストン24a,24bを昇降可能に配設す
ると共にガイドブロック14a,14bの前後に金属帯板Ｓの
進行方向と平行に向いた水平の流体圧ピストン25a,25b
を進退動可能に配設して流体圧ピストン24a,24b,25a,25
bにより固定装置28を形成し、流体圧ピストン24a,24bを
ガイド溝16の上下面に接触させ、流体圧ピストン25a,25
bを案内面23に接触させることにより、ガイドブロック1
4a,14bが位置固定されるようにする。流体圧ピストン25
a,25bには第６図に示すように、摩擦力を増すため、凹
凸26a,26bを有する座27a,27bを設けても良く、又座27a,
27bと当接する案内面23に第５図に示すように凹凸26a,2
6bと当接する凹凸29を設けても良い。
の竪向きの流体圧ピストン24a,24bを昇降可能に配設す
ると共にガイドブロック14a,14bの前後に金属帯板Ｓの
進行方向と平行に向いた水平の流体圧ピストン25a,25b
を進退動可能に配設して流体圧ピストン24a,24b,25a,25
bにより固定装置28を形成し、流体圧ピストン24a,24bを
ガイド溝16の上下面に接触させ、流体圧ピストン25a,25
bを案内面23に接触させることにより、ガイドブロック1
4a,14bが位置固定されるようにする。流体圧ピストン25
a,25bには第６図に示すように、摩擦力を増すため、凹
凸26a,26bを有する座27a,27bを設けても良く、又座27a,
27bと当接する案内面23に第５図に示すように凹凸26a,2
6bと当接する凹凸29を設けても良い。
金属帯板Ｓの幅圧下時には、原動機4,13を駆動してねじ
軸3,12を回転させる。これにより、ハウジング5aと5b、
ガイドブロック8aと8b、14aと14bは夫々、互いに近接若
しくは離反するよう移動し、竪ローラ6a,6b間のギャッ
プが所定ギャップに調整されると共に上下押えローラ22
a,22b,9a,9bは金属帯板Ｓの板幅に応じた所定位置に調
整される。この際、上下押えローラ22c,9cは軸線方向へ
は移動しない。又上下押えローラ22a,22b,9a,9bが板幅
方向所定位置に達したら、固定装置28の流体圧ピストン
24a,24b,25a,25bを突出させてガイドブロック14a,14bを
架構10のガイド溝16の上下面及び架構10の案内面23に接
触固定し、作業時にガイドブロック14a,14bが動かない
ようにし、金属帯板Ｓが竪ローラ6a,6b間に通板された
ら流体圧シリンダ17a,17b,17cによりガイド装置20a,20b
を下降させ、上下押えローラ22a,22b,22c,9a,9b,9cによ
り金属帯板Ｓを押え、竪ローラ6a,6bにより金属帯板Ｓ
の幅圧下を行う。
軸3,12を回転させる。これにより、ハウジング5aと5b、
ガイドブロック8aと8b、14aと14bは夫々、互いに近接若
しくは離反するよう移動し、竪ローラ6a,6b間のギャッ
プが所定ギャップに調整されると共に上下押えローラ22
a,22b,9a,9bは金属帯板Ｓの板幅に応じた所定位置に調
整される。この際、上下押えローラ22c,9cは軸線方向へ
は移動しない。又上下押えローラ22a,22b,9a,9bが板幅
方向所定位置に達したら、固定装置28の流体圧ピストン
24a,24b,25a,25bを突出させてガイドブロック14a,14bを
架構10のガイド溝16の上下面及び架構10の案内面23に接
触固定し、作業時にガイドブロック14a,14bが動かない
ようにし、金属帯板Ｓが竪ローラ6a,6b間に通板された
ら流体圧シリンダ17a,17b,17cによりガイド装置20a,20b
を下降させ、上下押えローラ22a,22b,22c,9a,9b,9cによ
り金属帯板Ｓを押え、竪ローラ6a,6bにより金属帯板Ｓ
の幅圧下を行う。
流体圧ピストン25a,25bの押力により架構10の案内面23
とガイドブロック14a,14bの間のクリアランスだけでな
く、ガイド装置20a,20bと案内部19a,19bの間のクリアラ
ンスもつまるため、上押えローラ22a,22bもがた付くこ
とがなく、安定した状態で金属帯板Ｓを押え幅圧下を行
うことができる。
とガイドブロック14a,14bの間のクリアランスだけでな
く、ガイド装置20a,20bと案内部19a,19bの間のクリアラ
ンスもつまるため、上押えローラ22a,22bもがた付くこ
とがなく、安定した状態で金属帯板Ｓを押え幅圧下を行
うことができる。
上述のように、上下押えローラ22a,22b,9a,9bを金属帯
板Ｓの幅圧下方向位置を板幅に応じて調整し得るように
したので、金属帯板Ｓの板幅が広い場合にも上下押えロ
ーラ22a,22b,9a,9bの板幅方向外側へ位置させることに
より幅圧下による金属帯板Ｓの座屈を防止でき、又金属
帯板Ｓの板幅が狭い場合にも上下押えローラ22a,22b,9
a,9bを板幅方向内側へ位置させることにより、竪ローラ
6a,6bが上下押えローラ22a,22b,9a,9bと接触することな
く幅圧下を行うことができ、しかも金属帯板Ｓの座屈を
防止できる。
板Ｓの幅圧下方向位置を板幅に応じて調整し得るように
したので、金属帯板Ｓの板幅が広い場合にも上下押えロ
ーラ22a,22b,9a,9bの板幅方向外側へ位置させることに
より幅圧下による金属帯板Ｓの座屈を防止でき、又金属
帯板Ｓの板幅が狭い場合にも上下押えローラ22a,22b,9
a,9bを板幅方向内側へ位置させることにより、竪ローラ
6a,6bが上下押えローラ22a,22b,9a,9bと接触することな
く幅圧下を行うことができ、しかも金属帯板Ｓの座屈を
防止できる。
第７図及び第８図は本考案の他の実施例で、ねじ軸３の
雄ねじ部3a,3b,3c,3dの径を同一径とすると共に、雄ね
じ部3a,3bのねじピッチをp1、雄ねじ部3c,3dのねじピッ
チをp2とするとき、p1＞p2とした例である。
雄ねじ部3a,3b,3c,3dの径を同一径とすると共に、雄ね
じ部3a,3bのねじピッチをp1、雄ねじ部3c,3dのねじピッ
チをp2とするとき、p1＞p2とした例である。
例えば、第７図に示すように最も狭幅の金属帯板Ｓを幅
圧下する場合の圧延ライン中心30からハウジング5a,5b
雌ねじ部中心までの距離をl1、圧延ライン中心30からガ
イドブロック8a,8b雌ねじ部中心までの距離をl2、第８
図に示すように最も広幅の金属帯板Ｓを幅圧下する場合
の圧延ライン中心30からハウジング5a,5b雌ねじ部中心
までの距離をl1′、圧延ライン中心30からガイドブロッ
ク8a,8b雌ねじ部中心までの距離をl2′とすると、ハウ
ジング5a,5bの移動量L1はL1＝l1′−l1、ガイドブロッ
クの移動量L2は、L2＝l2′−l2となり、p1＞p2であるか
らL1＞L2となる。
圧下する場合の圧延ライン中心30からハウジング5a,5b
雌ねじ部中心までの距離をl1、圧延ライン中心30からガ
イドブロック8a,8b雌ねじ部中心までの距離をl2、第８
図に示すように最も広幅の金属帯板Ｓを幅圧下する場合
の圧延ライン中心30からハウジング5a,5b雌ねじ部中心
までの距離をl1′、圧延ライン中心30からガイドブロッ
ク8a,8b雌ねじ部中心までの距離をl2′とすると、ハウ
ジング5a,5bの移動量L1はL1＝l1′−l1、ガイドブロッ
クの移動量L2は、L2＝l2′−l2となり、p1＞p2であるか
らL1＞L2となる。
上述のように、ねじピッチをp1,p2とすると、ねじ軸３
の１回転によりハウジング5a,5bはp1だけ移動し、ガイ
ドブロック8a,8bはp2だけ移動する。またp1＞p2である
から、ハウジング5a,5bの移動量L1の方がガイドブロッ
ク8a,8bの移動量L2より大きくなる。このようにするこ
とにより、板幅の最適位置を押えることができる。
の１回転によりハウジング5a,5bはp1だけ移動し、ガイ
ドブロック8a,8bはp2だけ移動する。またp1＞p2である
から、ハウジング5a,5bの移動量L1の方がガイドブロッ
ク8a,8bの移動量L2より大きくなる。このようにするこ
とにより、板幅の最適位置を押えることができる。
又、ねじ軸３の雄ねじ部3a,3b,3c,3dのねじ部径を同径
としてねじピッチp1,p2を変えるかわりに、雄ねじ部3a,
3bのねじ部径をD1、雄ねじ部3c,3dのねじ部径をD2とし
てD1＞D2とし、ねじピッチp1,p2をp1＝p2としてもねじ
軸３の１回転当りのハウジング5a,5bの移動量をガイド
ブロック8a,8bの移動量より大きくとれる。
としてねじピッチp1,p2を変えるかわりに、雄ねじ部3a,
3bのねじ部径をD1、雄ねじ部3c,3dのねじ部径をD2とし
てD1＞D2とし、ねじピッチp1,p2をp1＝p2としてもねじ
軸３の１回転当りのハウジング5a,5bの移動量をガイド
ブロック8a,8bの移動量より大きくとれる。
第９図は本考案の更に他の実施例で、金属帯板Ｓを前記
各実施例のように上下押えローラで挾持せず、上押えロ
ーラ22a,22b,22cの前後に、金属帯板Ｓ幅方向へ延びる
デフレクタローラ31,32を設け、該デフレクタローラ31,
32よって上押えローラ22a,22b,22cに金属帯板Ｓを所定
の巻角で巻付かせ、この巻付けにより金属帯板Ｓの座屈
防止を行い、幅圧下を行うものである。このようにすれ
ば、下押えローラを使用せずとも座屈が生じることな
く、安定した状態で金属帯板Ｓを押え、幅圧下を行うこ
とができる。
各実施例のように上下押えローラで挾持せず、上押えロ
ーラ22a,22b,22cの前後に、金属帯板Ｓ幅方向へ延びる
デフレクタローラ31,32を設け、該デフレクタローラ31,
32よって上押えローラ22a,22b,22cに金属帯板Ｓを所定
の巻角で巻付かせ、この巻付けにより金属帯板Ｓの座屈
防止を行い、幅圧下を行うものである。このようにすれ
ば、下押えローラを使用せずとも座屈が生じることな
く、安定した状態で金属帯板Ｓを押え、幅圧下を行うこ
とができる。
第10図は本考案の更に又他の実施例で、第９図のデフレ
クタローラ32のかわりに一対のワークロール33を有する
圧延機34を設け、ワークロール33を金属帯板Ｓの位置決
めに使用するようにしたものである。このようにして
も、金属帯板Ｓを上押えローラ22a,22b,22cに巻付け、
安定して幅圧下を行うことができる。
クタローラ32のかわりに一対のワークロール33を有する
圧延機34を設け、ワークロール33を金属帯板Ｓの位置決
めに使用するようにしたものである。このようにして
も、金属帯板Ｓを上押えローラ22a,22b,22cに巻付け、
安定して幅圧下を行うことができる。
なお、本考案の実施例では、固定装置28をガイドブロッ
ク14a,14bに内蔵する場合について説明したが、ガイド
装置20a,20bに内蔵するようにしても実施できること、
その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を
加え得ること、等は勿論である。
ク14a,14bに内蔵する場合について説明したが、ガイド
装置20a,20bに内蔵するようにしても実施できること、
その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を
加え得ること、等は勿論である。
［考案の効果］ 以上説明したように、本考案のエッジャー設備によれ
ば、広幅の金属帯板の場合も座屈が生じることなく幅圧
下でき、狭幅の金属帯板の場合も幅圧下用の竪ローラと
上下押えローラが干渉することなく幅圧下できる、等種
々の優れた効果を奏し得る。又特にガイドブロックはそ
の構成上その重心点からずれた所でシフト機構で押すた
めと、ガイド面とのクリアランスが摺動のために大きく
しているために不安定になりやすく、流体圧ピストンを
備えた固定装置による安定化効果が大きい。
ば、広幅の金属帯板の場合も座屈が生じることなく幅圧
下でき、狭幅の金属帯板の場合も幅圧下用の竪ローラと
上下押えローラが干渉することなく幅圧下できる、等種
々の優れた効果を奏し得る。又特にガイドブロックはそ
の構成上その重心点からずれた所でシフト機構で押すた
めと、ガイド面とのクリアランスが摺動のために大きく
しているために不安定になりやすく、流体圧ピストンを
備えた固定装置による安定化効果が大きい。
第１図は本考案の一実施例の正面図、第２図は第１図の
II-II方向矢視図、第３図は第１図のIII-III方向矢視
図、第４図は第１図のIV-IV方向矢視図、第５図は第１
図の装置の右側部の斜視図、第６図はガイドブロックの
位置固定装置を形成する流体圧ピストンに座を設けた状
態を示す斜視図、第７図及び第８図は本考案の他の実施
例で、ねじ軸のハウジング螺合雄ねじ部とブラケット螺
合雄ねじ部のねじピッチを変えた場合の正面図、第９図
は本考案の更に他の実施例の側面図、第10図は本考案の
更に又他の実施例の側面図である。 図中３はねじ軸、3a,3b,3c,3dは雄ねじ部、5a,5bはハウ
ジング、6a,6bは竪ローラ、8a,8b,8cはガイドブロッ
ク、9a,9b,9cは下押えローラ、12はねじ軸、12a,12bは
雄ねじ部、14a,14b,14cはガイドブロック、20a,20b,20c
はガイド装置、22a,22b,22cは上押えローラ、24a,24b,2
5a,25bは流体圧ピストン、28は固定装置、31,32はデフ
レクタローラ、33はワークロール、Ｓは金属帯板、p1,p
2はねじピッチ、D1,D2はねじ部径を示す。
II-II方向矢視図、第３図は第１図のIII-III方向矢視
図、第４図は第１図のIV-IV方向矢視図、第５図は第１
図の装置の右側部の斜視図、第６図はガイドブロックの
位置固定装置を形成する流体圧ピストンに座を設けた状
態を示す斜視図、第７図及び第８図は本考案の他の実施
例で、ねじ軸のハウジング螺合雄ねじ部とブラケット螺
合雄ねじ部のねじピッチを変えた場合の正面図、第９図
は本考案の更に他の実施例の側面図、第10図は本考案の
更に又他の実施例の側面図である。 図中３はねじ軸、3a,3b,3c,3dは雄ねじ部、5a,5bはハウ
ジング、6a,6bは竪ローラ、8a,8b,8cはガイドブロッ
ク、9a,9b,9cは下押えローラ、12はねじ軸、12a,12bは
雄ねじ部、14a,14b,14cはガイドブロック、20a,20b,20c
はガイド装置、22a,22b,22cは上押えローラ、24a,24b,2
5a,25bは流体圧ピストン、28は固定装置、31,32はデフ
レクタローラ、33はワークロール、Ｓは金属帯板、p1,p
2はねじピッチ、D1,D2はねじ部径を示す。
Claims (4)
- 【請求項１】金属帯板幅方向へ移動可能なハウジングに
回転自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方向へ移
動可能なガイドブロックに回転自在に支持された下押え
ローラと、金属帯板幅方向へ移動可能なガイドブロック
に対し昇降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持
された上押えローラと、前記ガイド装置が配設された各
ガイドブロックを上下方向から固定する流体圧ピストン
と水平方向から固定する流体圧ピストンを備えた固定装
置を設けたことを特徴とするエッジャー設備。 - 【請求項２】金属帯板幅方向へ移動可能なハウジングに
回転自在に支持された竪ローラと、金属帯板幅方向へ移
動可能なガイドブロックと、該ガイドブロックに対し昇
降自在に配設したガイド装置に回転自在に支持された上
押えローラと、前記ガイドブロックを上下方向から固定
する流体圧ピストンと水平方向から固定する流体圧ピス
トンを備えた固定装置と、前記上押えローラ近傍に位置
するデフレクタローラを設けたことを特徴とするエッジ
ャー設備。 - 【請求項３】前記竪ローラを回転自在に支持するハウジ
ング及び下押えローラを回転自在に支持するガイドブロ
ック並に上押えローラを回転自在に支持するガイドブロ
ックを金属帯板幅方向へ伸びる回転自在なねじ軸に螺合
させた請求項１に記載のエッジャー設備。 - 【請求項４】竪ローラを回転自在に支持するハウジング
が螺合されたねじ軸のねじピッチを、上押えローラ或い
は下押えローラを回転自在に支持するガイドブロックが
螺合されたねじ軸のねじピッチ、若しくは上押えローラ
を回転自在に支持するガイドブロックが螺合されたねじ
軸のねじピッチ及び下押えローラを回転自在に支持する
ガイドブロックが螺合されたねじ軸のねじピッチより大
きくした請求項３に記載のエッジャー設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989015998U JPH0713841Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | エッジャー設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989015998U JPH0713841Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | エッジャー設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02108501U JPH02108501U (ja) | 1990-08-29 |
| JPH0713841Y2 true JPH0713841Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31228541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989015998U Expired - Lifetime JPH0713841Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | エッジャー設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713841Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62105703U (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-06 | ||
| JPS62109802U (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-13 | ||
| JPH0659482B2 (ja) * | 1986-07-01 | 1994-08-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | ストリツプエツジヤー |
| JPS63119911A (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | バ−チカルエツジヤ−の押えロ−ル装置 |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1989015998U patent/JPH0713841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02108501U (ja) | 1990-08-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |