JPH0713774A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0713774A
JPH0713774A JP5150872A JP15087293A JPH0713774A JP H0713774 A JPH0713774 A JP H0713774A JP 5150872 A JP5150872 A JP 5150872A JP 15087293 A JP15087293 A JP 15087293A JP H0713774 A JPH0713774 A JP H0713774A
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Application number
JP5150872A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maeda
浩史 前田
Masanobu Watanabe
正信 渡辺
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0713774A publication Critical patent/JPH0713774A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ処理が所望されたとき、該データを処
理可能な情報処理動作を選択して実行する情報処理装置
を提供する。 【構成】 CPU4は、フォーマット済のFD2のメデ
ィアフォーマット/ファイルシステムを読出して、予め
メモリ6に登録された複数のメディアフォーマット/フ
ァイルシステムの特徴と読出されたそれとを照合し、F
D2のそれに適合するメディアフォーマット/ファイル
システムを選択することにより、FD2に登録されたデ
ータを破壊することなくデータの読出/書込を行なうこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報処理装置に関し、
特に、利用者が予め記憶媒体に記憶された任意の情報を
処理する際に、利用者が該情報の内容を意識しなくとも
自動的に該情報に適した処理を行なうような情報処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図3
5は、従来の情報処理装置における記憶媒体と記憶媒体
をアクセスするためのソフトウエアとのインタフェース
関係を説明する図である。
【0003】今、メディアフォーマットのみが複数あ
り、ファイルシステムは1つのみの時、外部記憶装置と
してフレキシブルディスク装置を備えたパーソナルコン
ピュータで標準の基本ソフトウエアが搭載されている場
合を想定する。なお、メディアフォーマットとは、記憶
媒体における物理的な最小の記録単位に基づく記憶領域
の割付方式を意味し、ファイルシステムとは、記憶媒体
に対して情報の管理の仕方を指す。このパーソナルコン
ピュータは1.2MB(メガバイト)容量のフレキシブ
ルディスクも1.44MB容量のフレキシブルディスク
も利用することができるが、通常は1.44MB容量の
フレキシブルディスクを使用するように基本ソフトウエ
アが調整されていたとする(図35のケースA参照)。
このパーソナルコンピュータで1.2MB容量のフレキ
シブルディスクを利用しようとすると、このフレキシブ
ルディスクを取扱うためにデバイスドライバと呼ばれる
基本ソフトウエアを拡張するための特別なソフトウエア
を新たに組込む必要がある(図35のケースBおよびC
参照)。このとき、同じ外部記憶装置に論理的には異な
る名前を与えることにより、たとえば1.44MBのデ
ィスクには名前A、1.2MBのディスクには名前Bを
与えることにより、ディスクを読み書きする前にディス
クを区別することが多い(図35のケースC参照)。
【0004】また、本来、そのコンピュータが扱うべく
定めたメディアフォーマット/ファイルシステム以外の
方式でデータが書込まれたフレキシブルディスクを取扱
うためには、多くの場合データ変換ソフトウエアと呼ば
れる特別なアプリケーションソフトウエアを準備し、こ
のデータ変換ソフトウエアが該コンピュータのハードウ
エアを直接制御することによって、特殊なフォーマット
の媒体上のデータを本来のフォーマットの媒体との間で
データの書直しを行なう(図35のケースD参照)。そ
の後、本来のメディアフォーマット/ファイルシステム
の媒体を使って間接的にデータを取扱っている。
【0005】また、極めて希ではあるが、基本ソフトウ
エアではなく一般的なアプリケーションソフトウエアそ
のものが、特定のメディアフォーマット/ファイルシス
テムを内蔵することがある。たとえば、A社のパーソナ
ルコンピュータ用ワードプロセッサソフトウエアは、通
常は標準の基本ソフトウエアの媒体に対してデータの読
み書きを行なう。しかし、標準の基本ソフトウエアの媒
体と互換性のないA社のワードプロセッサ専用機の媒体
を読み書きするための機構も内蔵しているので、必要に
応じて機能を選択すれば基本ソフトウエア側を調整する
ことなく標準の基本ソフトウエアの媒体およびワードプ
ロセッサ専用の媒体を読み書きすることができる。これ
は、図35のケースDに示されたデータ変換ソフトウエ
アをパーソナルコンピュータ用ワードプロセッサソフト
ウエアに組換えた状態そのものである。
【0006】上述したように、当初から意図されたメデ
ィアフォーマット/ファイルシステム以外の媒体があっ
たとして、その機械のハードウエア資源を活用するソフ
トウエア環境が準備されていれば、物理的には正確に読
み書きできる場合が多い。それにもかかわらず、使用可
能な媒体の種類は自社のメディアフォーマット/ファイ
ルシステムの媒体と標準の基本ソフトウエアの媒体のみ
に限定されることが多い。これは、 (1)業界側で、独自のメディアフォーマット/ファイ
ルシステムを作り上げたこと。
【0007】(2)他社の媒体を読み書きできることに
対しての市場評価が相対的に低いこと。
【0008】(3)複数のメディアフォーマット/ファ
イルシステムを実装することによるハードウエア/ソフ
トウエア両面のコストアップ。
【0009】などの理由から、基本ソフトウエアの設計
当初から1〜3個程度のメディアフォーマット/ファイ
ルシステムに絞り込んで機械に実装し、さらにこの絞り
込まれたメディアフォーマット/ファイルシステム以外
の方式でアクセスしようとすればすべて単純にエラーと
してしまうためである。
【0010】また、採用されているメディアフォーマッ
トと異なるメディアフォーマットを有する媒体であれ
ば、たとえ同じファイルシステムを採用していても、媒
体に記録されているデータを正常に読出すことは全くで
きない。このため、その媒体にデータを書込むことのみ
ならず、読出すこともできない。これでは、同じファイ
ルシステムを採用していたとしてもデータの交換に支障
をきたしてしまう。
【0011】逆に、同じメディアフォーマットの媒体で
あれば、該媒体を作成したファイルシステムにかかわら
ず、該媒体上に記憶されたデータの意味のあるなしにか
かわらず、該媒体に関しデータの読出/書込を行なうこ
とが可能な場合がある。たとえば、ファイルシステムA
では、媒体のあるセクタにその媒体に格納されているフ
ァイルの名前が記録されていたとする。別のファイルシ
ステムBでは、媒体の同じ位置のセクタにファイルの内
容が記録されていたとする。仮に、ファイルシステムB
を用いて上述のセクタにファイルbの内容を記録した媒
体を、ファイルシステムAが動作している機械にセット
し、新規作成のファイルaをこの媒体に書込んだとす
る。この場合、ファイルシステムBで作成された該媒体
上のファイルbの内容の一部が破壊されてしまい、ファ
イルaの名前が書込まれる可能性がある。
【0012】このように同じファイルシステムを採用し
ていても媒体間でのデータの交換に支障をきたしたり、
媒体上に予め書込まれたデータが該媒体アクセス時に破
壊されてしまうというような問題の原因は、媒体毎に記
録されているファイルシステム毎の特徴的なデータの照
合不足と機械が取扱うことの可能なメディアフォーマッ
トとファイルシステムとの種類があまりにも少なすぎる
ことにある。
【0013】このように、記憶媒体をアクセスしようと
する利用者は、該媒体が取付けられたコンピュータに搭
載される基本ソフトウエアがサポートするメディアフォ
ーマット/ファイルシステムが何であるかとアクセスし
ようとする媒体のメディアフォーマット/ファイルシス
テムが何であるかを予め知って、上述したようなデータ
の交換に支障がないよう、かつ媒体のアクセスにより媒
体に予め記録されたデータが破壊されないように注意を
払う必要があり、極めて実用性に劣るという問題があっ
た。
【0014】また、ワードプロセッサの複数の異なるア
プリケーションソフトウエアのそれぞれによって作成さ
れた複数の異なる文書が1つの外部記憶装置に記憶され
て、利用者が文書の作成(変更)を望んだとき、利用者
は所望の文書作成(変更)のためのアプリケーションソ
フトウエアを適切に選択する必要があった。これを次に
説明する。
【0015】図36は、従来のワードプロセッサにおけ
る機能選択の処理の一例を示すフロー図である。図37
は、従来のワードプロセッサにおける文書呼出機能の処
理の一例を示すフロー図である。図38は、従来のワー
ドプロセッサにおけるスケジュール管理機能選択時の文
書メニューの画面表示の一例を示す図である。図39
は、従来のワードプロセッサにおける外部記憶装置に登
録済みの文書の一覧を示す図である。
【0016】たとえば、あるワードプロセッサ(キーボ
ード、外部記憶装置、表示部を予め備える)では、外部
記憶装置に登録された文書を修正するという動作を行な
う場合、 (1)表示部に表示される機能選択画面で該ワードプロ
セッサが内蔵するアプリケーションソフトウエア(機
能)のいずれを起動するかを選択する。
【0017】(2)起動されたアプリケーションソフト
ウエアを用いて、外部記憶装置に登録された複数の文書
のうち、いずれを修正するかを外部記憶装置に登録され
るすべての文書の中から選択する。
【0018】(3)選択された文書が、上述の(1)で
選択されたアプリケーションソフトウエアによって作成
されたものではないとき、該ワードプロセッサにより表
示部にその旨が表示され、利用者は再度(1)のアプリ
ケーションソフトウエアの選択からやり直す必要があ
る。
【0019】(4)一方、上述の(2)で適切な選択が
行なわれれば、選択された文書が外部記憶装置から読出
され編集可能な状態に設定される。
【0020】という、(1)〜(4)の手順を踏まなけ
ればならない。すでに、アプリケーションソフトウエア
が起動されている場合には、上述の(1)の手順は削除
されるが、該アプリケーションソフトウエアに対応の正
しい文書が選択されるまで上述の(2)と(3)との手
順を繰返さなければならない。
【0021】また、該ワードプロセッサが外部装置との
データ通信により文書を受信する場合、該文書に対応の
アプリケーションソフトウエアが動作していないと、そ
の文書の受信動作は中止され、該ワードプロセッサが待
機状態に陥ってしまう。
【0022】次に、「文書編集」機能を選択したとき
に、表計算機能に対応の文書を呼出してしまった場合
を、図36ないし図39を使って説明する。
【0023】(1)図36の機能の選択(ステップT1
00;以下、T100と称す)というサブルーチンの中
で「文書呼出し機能を選択したとすると(T108)、
図37の文書呼出し処理に移行する。
【0024】(2)文書呼出し処理においては、まず呼
出される文書を格納するための領域が初期化され(T1
20)、外部記憶装置からINDEX部が読込まれる
(T121)。ワードプロセッサは、このINDEX部
を読込むと、文書メニューを画面表示する。この文書メ
ニューは、現在外部記憶装置に登録済みの文書(図39
参照)の名前が一覧にして表示される。このとき、利用
者が図39のの「試算2月度<表計算>」という文書
を選択したとすると、該ワードプロセッサはこの文書を
外部記憶装置から読込み、その文書属性をチェックする
(T125〜S128)。このとき、この文書の属性は
利用者が所望の一般的な文書ではなく、表計算であるこ
とが判断されるので(T129)、該ワードプロセッサ
は「この文書は、この機能では使えません」というメッ
セージを表示し(T134およびT135)、「解除」
キーの入力を待機する(T136)。
【0025】(3)利用者が「解除」キーを押下すれ
ば、文書の選択(T124)に戻るが、利用者が「試算
2月度<表計算>」の文書を編集したいのであれば、
「文書呼出し機能」を中止し(T125)、図36の
「機能の選択」(T100)の処理に戻って、「表計
算」機能(T113)を選択/起動し直して、その後、
「試算2月度<表計算>」の文書を呼出す必要がある。
【0026】より極端な場合として、図36の「機能の
選択」(T100)で「スケジュール管理」機能を選択
して(T109)、図38のような画面が表示されたと
する。この場合、実際には「スケジュール管理」機能で
編集できる文書はないにもかかわらず、利用者はどの文
書も選択可能であるが、最終的にはすべての文書呼出し
で失敗する。
【0027】また、複雑な場合として「カード印刷」機
能を実現するためのアプリケーションソフトウエアを挙
げることができる。このアプリケーションソフトウエア
は、そのデータとして、、「パーソナル出版」機能を実
現するためのアプリケーションソフトウエアのデータ形
式の1つを利用している。したがって、「カード印刷」
機能で編集できる<パーソナル出版>の文書(たとえ
ば、図38または39の「メッセージカード2」)か、
「カード印刷」機能では編集できない<パーソナル出版
>の文書(たとえば図38または39の「部内ニュース
12」)かは「カード印刷」アプリケーションソフトウ
エアが起動されたときの文書の選択処理では、図38の
ように表示され全く区別できない。したがって、利用者
はこの場合にも文書の呼出しに失敗する確率が高くな
る。なお、「パーソナル出版」機能とは机上で出稿から
編集、レイアウト印刷までを可能にした出版システムを
指す。
【0028】パーソナルコンピュータ用のアプリケーシ
ョンソフトウエアでは、ファイル名の一部の拡張子に注
目し、そのアプリケーションソフトウエアが予め定めた
拡張子を持つデータファイルのみを処理可能なファイル
の候補として絞り込むものがある一方で、ワードプロセ
ッサは上述したように扱い可能な文書の候補を絞り込ま
ないものが存在する。これはパーソナルコンピュータ用
のアプリケーションプログラムと呼ばれているものが、
基本ソフトウエアに近い性格/機能を有するものから、
特定の業務に非常に偏った性格/機能のものまで含んで
いるためである。
【0029】また、一般的なパーソナルコンピュータ用
のアプリケーションソフトウエアでは、文書作成機能や
通信機能など目的別にソフトウエアが専門化されてお
り、受信したデータに適するアプリケーションソフトウ
エアが起動され、該ソフトウエアが該データの加工まで
行なうといった一連の作業を行なえるものが少なくな
い。
【0030】さらに付け加えるならば、近年、パーソナ
ルコンピュータでは、ファイル名の拡張子に注目し、各
拡張子毎に起動するアプリケーションソフトウエアを登
録し、ファイルが選択されると応じてそのファイル名の
拡張子に対応のアプリケーションソフトウエアが起動さ
れるように基本ソフトウエアを拡張するためのソフトウ
エアが開発されている。
【0031】上述したように従来のワードプロセッサで
は、文書の属性から、その文書を作成したアプリケーシ
ョンソフトウエアと今回起動されているアプリケーショ
ンソフトウエアが同じかどうか判断している(図37の
T128参照)。つまり、文書が決定すればそれに対応
のアプリケーションソフトウエアが定められるはずであ
る。また、「パーソナル出版」と「カード印刷」との関
係のように、一意に定めることができなくても、最低
限、起動すべきアプリケーションソフトウエアの候補を
絞り込むことは十分に可能である。
【0032】上述した背景があるにもかかわらず、利用
者は図36ないし図39で説明したように文書の選択に
先立って適切なアプリケーションソフトウエアの選択が
強要される。このため、間違ったアプリケーションソフ
トウエアを選択し起動してしまった場合、アプリケーシ
ョンソフトウエアの選択と起動、および文書の選択とい
った作業を2度繰返さなければならず極めて煩わしい。
【0033】同様に、正しいアプリケーションソフトウ
エアが起動された場合でも、外部記憶装置に記憶されて
いるすべての文書が編集すべき文書の候補として列挙さ
れるために、呼出すことのできない文書を呼出そうとす
る無駄な努力、またこれに要するロスタイムを発生する
可能性が極めて高くなり、非経済的である。
【0034】さらに、これらの問題によって、利用者は
常に文書とアプリケーションソフトウエアとの関係を意
識せねばならず、ワードプロセッサの使用に際して見え
ないストレスを与えられることになる。
【0035】これらの問題は、ワードプロセッサのシス
テム構成上に、大きく分けて2つの原因があるためであ
る。
【0036】1つは、アプリケーションソフトウエア毎
に対応の文書に属性を持たせているにもかかわらず、各
アプリケーションソフトウエアで独自の属性判別/呼出
し処理を行なって文書を呼出す方法のみが採用されてい
るためである。
【0037】もう1つは、文書の呼出しを行なうとき
に、どのアプリケーションソフトウエアであっても、す
べての文書が呼出すべき候補として表示されるためであ
る。
【0038】パーソナルコンピュータの場合、上述した
ようにファイルの名前の一部である拡張子に注目して、
上述したワードプロセッサの場合の問題点を回避したも
のが開発されている。しかし、これは利用者が容易に変
更可能なファイルの名前の一部に注目したものであるた
め、基本ソフトウエアを利用してファイルの名前の変更
が行なわれると、正しいファイルもそうとは認識できな
い場合や、異なるアプリケーションソフトウエア用のフ
ァイルを使えると認識してしまう場合が考えられる。
【0039】また、上述した拡張子に注目してファイル
を選択するための基本ソフトウエアを拡張するためのソ
フトウエアは、各種のアプリケーションソフトウエアに
対応して準備されなければならないので、拡張子とアプ
リケーションソフトウエアとの登録を利用者が必要に応
じて行なわなければならない。そのため、拡張子とアプ
リケーションソフトウエアとの対応関係が登録されてい
なければ、上述したようなファイル名の拡張子に注目し
たファイル選択のための拡張されたソフトウエアは無駄
となってしまう。さらに、この機能はアプリケーション
ソフトウエアが起動後、ファイルを指定しなければなら
ないタイプのアプリケーションソフトウエアには適用す
ることが非常に困難である。
【0040】同一機種上に複数の会社からアプリケーシ
ョンソフトウエアが複数提供されるような環境を有する
パーソナルコンピュータでは、異なるアプリケーション
ソフトウエアが異なるデータ構造を持つファイルに対し
て同じ拡張子を適用してしまう可能性がある。一般に供
給されるアプリケーションソフトウエアにおいて、予め
定められた基本の拡張子には、利用者が恒久的な変更を
加えることはほとんどできないので、異なるデータ構造
を持つ同じ拡張子を利用する2つ以上の異なるアプリケ
ーションソフトウエアを同時に同一のコンピュータ上で
は利用しないといった消極的な対応しかできない。
【0041】さらに、複数の異なった利用目的に精通し
たソフトウエアを提供する会社は少なく、複数の利用目
的、たとえば文書作成と表計算とグラフ作成と通信とを
1つに統合したソフトウエアも開発されたが、市場の大
勢は統合したソフトウエアよりも、機能別のソフトウエ
アが占めている。したがって、パーソナルコンピュータ
の場合でも、ソフトウエアの利用環境をある程度制限す
ることによって問題の起こらない状態を不安定ながら作
り出しているだけである。
【0042】それゆえにこの発明の目的は、任意のデー
タに関する処理が所望されたとき、該データを処理可能
な情報処理動作を選択して実行する情報処理装置を提供
することである。
【0043】この発明の他の目的は、任意の情報処理動
作が実行されるとき、該情報処理動作により処理可能な
データを選択する情報処理装置を提供することである。
【0044】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、予め、実行可能な異なる複数個の情報処理動
作を準備した装置であり、データと該データの特質を表
わす情報とを記憶した第1記憶媒体と、データの情報処
理が所望された時、第1記憶媒体から特質情報を読出す
手段と、この読出手段により読出された特質情報に基づ
いて、複数個の情報処理動作のうち該データを処理可能
な情報処理動作を選択して実行する制御手段とを備えて
構成される。
【0045】請求項2に係る情報処理装置は、さらに、
複数個のデータと、各データに対応して前述の特質情報
を記憶した第2記憶媒体を有し、前述の制御手段は、前
述の複数の情報処理動作のうち所望の情報処理動作が実
行されたとき、該情報処理動作により処理可能なデータ
の特質を表わす予め定められた情報に基づいて、該情報
処理動作により処理可能なデータを前記第2記憶媒体か
ら選択する第1制御手段をさらに備えて構成される。
【0046】
【作用】請求項1に係る情報処理装置では、第1記憶媒
体に記憶されたデータの情報処理が所望されたとき、制
御手段が、読出手段により読出された該データの特質情
報に基づいて該データを処理可能な処理動作を選択して
実行する。
【0047】請求項2に係る情報処理装置では、前述し
た複数個の処理動作のうち、所望の処理動作が実行され
たとき、第1制御手段により、該情報処理動作により処
理可能なデータのみが第2記憶媒体から選択的に抽出さ
れる。
【0048】
【実施例】以下、この発明の第1および第2の実施例に
ついて説明する。
【0049】第1の実施例では、利用者はアクセスを所
望する記憶媒体のメディアフォーマット/ファイルシス
テムを意識しなくても、該媒体に適したメディアフォー
マット/ファイルシステムが選択されて、選択されたフ
ォーマットに従って該媒体をアクセスするようなワード
プロセッサが説明される。
【0050】なお、第1の実施例で適用される機械はワ
ードプロセッサに限定されず、パーソナルコンピュータ
など記憶媒体を接続可能な情報処理装置全般に適用可能
である。また、記憶媒体は第1実施例ではフレキシブル
ディスク(以下、FDと略す)としたが、光磁気ディス
ク、磁気テープ、ICカードなど交換可能な記憶媒体全
般に適用可能である。
【0051】図1および図2は、この発明の第1の実施
例によるFDの入出力の処理フロー図である。
【0052】図3は、この発明の第1の実施例によるF
Dの交換あり/なし検出の処理フロー図であり、図4な
いし図6は、この発明の第1の実施例によるFDのセク
タ単位の入出力の処理フロー図である。
【0053】図7は、この発明の第1の実施例によるフ
ァイルシステム照合の処理フロー図である。
【0054】図8および図9は、この発明の第1の実施
例によるファイルシステム照合のために参照される照合
コードの一例を示す図である。
【0055】図10は、この発明の第1の実施例による
ワードプロセッサのブロック構成図である。
【0056】図11は、この発明の第1の実施例による
メディアフォーマット/ファイルシステムのデータ群が
格納されるデータチェインを示す模式図である。図12
は、図11のデータチェイン中の1つのデータ群を詳細
に示す模式図である。
【0057】図13は、図11のデータチェインに、そ
の中のデータ群とメディアフォーマットの一部が共通で
あるデータ群が追加された状態を示す模式図である。図
14は、図11のデータチェインに、その中のどのデー
タ群ともメディアフォーマットが異なるデータ群が追加
された状態を示す模式図である。
【0058】図10においてワードプロセッサは、外部
記憶媒体であるFD2を着脱自在に装着可能でFD2を
直接にアクセスするために駆動されるフレキシブルディ
スクドライブ(以下、FDDと称す)1、FDD1を駆
動制御するフレキシブルディスクコントローラ(以下、
FDCと称す)3を接続するCPU(中央処理装置の
略)4を含む。CPU4はさらに、表示部5、内部記憶
装置であるメモリ6、プリンタ7およびデータ入力のた
めに操作されるキーボード8を接続する。
【0059】このワードプロセッサに装着されるFD2
は、そのメディアフォーマット/ファイルシステムの種
類に応じて分類されて、メモリ6にはその種類のそれぞ
れに応じたメディアフォーマットおよびファイルシステ
ムの情報からなる複数のデータ群が図11に示されるよ
うにストアされる。図11には、異なる6種類のメディ
アフォーマット/ファイルシステム情報からなるデータ
群D1〜D6が示される。これらのデータ群は、 (1)同一メディアフォーマットおよび同一ファイルシ
ステムならば、同一データ群 (2)異なるメディアフォーマット、および異なるファ
イルシステムならば、異なるデータ群 (3)同一メディアフォーマットであっても、、ファイ
ルシステムが異なれば異なるデータ群 (4)同一ファイルシステムであっても、メディアフォ
ーマットが異なれば異なるデータ群という規則で分類さ
れるものとする。
【0060】図11の各データ群は、図12に示される
ようにメインリンクLM、上り用サブリンクLU、下り
用サブリンクLD、メディアフォーマット情報用ポイン
タMP、ファイルシステムコードエントリポインタF
P、ファイルシステム照合コードエントリポインタFM
P、メディアフォーマット情報MIおよびファイルシス
テム情報FIを含む。
【0061】メディアフォーマット情報MIは少なくと
も1つ以上の連続したフォーマット情報からなり次位の
フォーマット情報の有り/無しを示すための続き有り/
無しコードCI、該メディアフォーマットに従うFD2
におけるデータの格納開始位置を示すスタートセクタ位
置SSL、1セクタあたりのバイト数B/S、1トラッ
クあたりのセクタ数S/T、1ドライブあたりのヘッド
数H/D、1ドライブあたりのトラック数T/D、デー
タ転送速度TS、媒体すなわちFD2の回転数DMおよ
び変調方式MDLを含む。スタートセクタ位置SSLは
さらにトラック番号TN、ヘッド番号HNおよびセクタ
番号SNを含む。図12ではn個のメディアフォーマッ
ト情報が格納されているので、1〜(n−1)のコード
CIは続き有りを示し、n番目のコードCIは続き無し
を示す。
【0062】ファイルシステム情報FIはこのファイル
システムでどのようにファイル管理がなされているかと
いう情報が格納されたファイルシステムコードFC、メ
ディアフォーマット/ファイルシステムの組合せ毎に予
め定められた特徴の照合を行なうために参照されるファ
イルシステム照合コードFMCおよび照合するために実
行されるファイル照合プログラムMPRを含む。
【0063】ポインタMP、FPおよびFMPはメディ
アフォーマット情報MI、ファイルシステムコードFC
およびファイルシステム照合コードFMCのそれぞれが
格納されるメモリ6における先頭アドレスを示すための
ものである。
【0064】これらのデータ群D1〜D6がメモリ6上
でばらばらに存在していては検索することができないの
で、これらデータ群のすべてをつなぐ道具としてメイン
リンクLMが用いられる。図11に示されるように、メ
インリンクを用いてすべてのデータ群が1方向につなが
っているとき、これらデータ群のつながりを、以下デー
タチェインと称する。また、メインリンクLMの先頭に
はSTARTポインタ9が設定される。ポインタ9はデ
ータチェインの先頭のデータ群(D1)がメモリ6のど
のアドレスに存在するかを示すために設けられたもので
ある。仮に、先頭のデータ群が固定アドレスに存在する
のであれば、このポインタ9は用いなくてもよい。デー
タチェインの最後のデータ群には、該データチェインの
最後の情報であることを示すために、該データ群のメイ
ンリンクLMには値“0”を格納する。
【0065】上り用および下り用サブリンクLUおよび
LDは、トラック0/ヘッド0/セクタ1のメディアフ
ォーマットが同じであるデータ群を1つのグループとし
て双方向につなぐ道具として用いられる。メインリンク
LMを用いて該データ群を順番にたどったときに、それ
ぞれのグループで最初に現われるものには上り用サブリ
ンクLUに値“0”を、最後に現われるものには下り用
サブリンクLDに値“0”を設定する。
【0066】ワードプロセッサが動作中に文書の保存あ
るいは呼出しのためにFD2にデータを書込んだり読出
す必要が生じたときの動作について説明する。この動作
は、図1〜図7の処理フローで示されるプログラムに基
づいて実行される。このプログラムは、予めメモリ6に
ストアされCPU4の制御に基づいて実行される。
【0067】以下、図1〜図7を参照しながら上述の動
作を説明する。まずはじめに、図1においてCPU4は
FD2が交換されたかどうか検査を行なう(ステップS
1:以下、S1と称す)。この検査は図3に示されるよ
うに、CPU4はFDC3にFDD1のスピンドルモー
タを回転させ(S21)、FDD1をデータの読み書き
あるいは状態の検出に備えさせる。次に、CPU4はF
DC3に対して、FDD1においてFD2が交換された
かどうかを検査させる命令(FDの交換履歴取得命令)
を発行する(S22)。FDC3は、FDD1が保持し
ている、以前にFD2が交換されたかどうか検査された
後FD2の交換が行なわれたかどうかの情報をFDD1
から得た後、CPU4に対して与えられた命令の実行完
了を通知する。CPU4はFDC3の実行完了通知を得
たならば(S23)、FDC3からその結果を得る(S
24)。CPU4は結果をFDC3から読出した後、F
DD1に対してスピンドルモータの回転停止を行なう
(S25)。その後、処理は図1のステップS1に戻
る。
【0068】もし、FD2の交換が行なわれなかったな
らば(S1でNo)、FDD1で直前に使用されたメデ
ィアフォーマット/ファイルシステムの情報を用いてF
D2の適切な部分を読み書きする(S3)。
【0069】FD2の特定セクタを読み書きするには、
読出しか、書込かを示す符号と、読み書きするFD2の
セクタ位置と、読出したデータを書込むべきメモリ6の
位置と、あるいは書込むデータがストアされるメモリ6
の位置と、上述したメディアフォーマット/ファイルシ
ステム情報のストアされるメモリ6の位置を図4の処理
フローに従うプログラムに与える。
【0070】図4のプログラムにおいて、まずCPU4
は、図12に示されるデータ群の中のメディアフォーマ
ット情報MIのスタートセクタ位置SSLと、読み書き
すべきFD2のセクタ位置とを比較開始する。目的のセ
クタ位置がn番目のスタートセクタ位置SSLと同じ
か、後ろにあって、n+1番目のスタートセクタ位置S
SLよりも前にあるとき、n番目のメディアフォーマッ
ト情報を有効とする(S27〜S30)。もし、現在の
メディアフォーマット情報MI中に目的のセクタ位置に
該当する情報がないとき、「無効なセクタ位置」のエラ
ー発生が検出され、表示部5にエラー表示されて終了す
る(S31)。
【0071】有効であるメディアフォーマット情報が検
出された場合は、有効となったメディアフォーマット情
報の中から、FDC3にFDD1のスピンドルモータの
回転数(媒体の回転数DMに従う回転数)を設定した上
で回転させ(S32)、FDD1をデータの読み書きや
状態の検出に備えさせる。その後、CPU4はFDC3
に対して「FD装着確認命令」を発行する(S33)。
もし、この命令に対して「FDがない」という結果をC
PU4が得ると(S35でYes)、FD2への読み書
き動作を中止し「FDがない」というエラー状態を上位
のプログラム(S3)に戻す。
【0072】FD2がFDD1に装着されていれば(S
35でNo)、CPU4は新しいトラック位置と「シー
ク命令」を発行して(S37)、FD2の読出すセクタ
あるいは書込むセクタのあるトラック上にFDD1のヘ
ッドを移動させるようFDC3を制御する(S37)。
ヘッド移動の完了通知がFDC3からCPU4にあると
(S38)、さらにCPU4は「読出命令」あるいは
「書込命令」を発行する(S39、S40、S51)。
そして、FDC3はFD2上のセクタを特定するために
トラック番号、ヘッド番号、セクタ番号、1セクタあた
りのバイト数、変調方式、データ転送速度をCPU4に
要求する(パラメータ請求:S41,S52)。CPU
4はこの請求に応じてこれらの情報を、上述した有効と
なったメディアフォーマット情報の中から読出してFD
C3に発行する(S42,S53)。FDC3はパラメ
ータ請求により請求した情報がCPU4から発行されて
すべて満たされると、初めてその特定セクタを探し始め
る(S43,S54)。このとき、所定時間探しても目
的とするセクタが見つからない場合は(S44,S55
でYes)、目的のセクタが発見できず、装着されてい
るFD2に異常があることを上位のプログラムに通知す
る(S45,S56)。
【0073】データを読出す場合に、FDC3が目的の
セクタを検出し(S43でYes)、データを読み始め
ると1バイト分のデータが揃う度にCPU4に通知す
る。通知を受けたCPU4は、データをFDC3から受
取りメモリ6に書込むという動作を1セクタのバイト数
分だけ繰返し行なう(S46〜S50)。一方、データ
を書込む場合にFDC3が目的のセクタを検出すると
(S54でYes)、書込むデータをCPU4に請求す
る(データ請求:S58)。CPU4はこのデータ請求
を受けて、メモリ6からデータを読出しFD2に書込む
という動作を1セクタ分のバイト数分繰返し実行する
(S57〜S61)。
【0074】データ読出およびデータ書込のいずれの場
合も、1セクタ分のデータを読出/書込終了すると、動
作を終了し、FDD1のスピンドルモータの回転を止め
正常に終了したことを上位のプログラムに通知する(S
62)。
【0075】以上のような動作で、図1に示されるステ
ップS3のFD2の交換がなかった場合のFD2の入出
力が終了する。
【0076】一方、FD2の交換が行なわれていたとす
るならば(S1でYes)、装着されているFD2が現
在使用中のメディアフォーマット/ファイルシステムに
適合するものかどうか照合しなければならない(S
4)。なぜならば、照合せずにデータをFD2に書込め
ば、最悪の場合FD2に予めストアされたすべてのデー
タを破壊してしまう可能性があるからである。
【0077】そこで、本実施例ではファイル照合プログ
ラムMPRを実行する。該プログラムMPRは、ファイ
ルシステム毎にその特徴を検出し、現在装着されている
FD2に適したファイルシステムを特定するために実行
される(S4)。このファイルシステム照合プログラム
MPRを実行すると、装着されたFD2の特徴とそれぞ
れのファイルシステムの固有の特徴とが比較される。こ
のプログラムMPRの処理について図7を参照し説明す
る。
【0078】固有の特徴として、たとえばあるワードプ
ロセッサは、そのワードプロセッサで使用するFD2の
第0トラック、第0ヘッド、第7セクタにそのワードプ
ロセッサのメーカー名が、次のセクタである第0トラッ
ク、第0ヘッド、第8セクタにそのワードプロセッサの
愛称がそれぞれEBCDIC符号を用いたローマ字表記
で書込んである。このような特徴がファイルシステムそ
れぞれに存在する。
【0079】さらに複数種類のFD2を使用するファイ
ルシステムでは、メディアフォーマットが異なっている
ために、FD2の種類毎に固有の特徴が存在する。たと
えば、あるFD2に格納されるファイル名称に関する情
報が、あるFD2の種類のときには1トラックの両面を
使用して登録されていたが、そのFD2の2倍の記録密
度で記録可能なFD2であれば、この情報を1トラック
の片面だけで十分に登録できるようになる。このよう
に、基本的には同じ考え方で特徴を判別できるが、具体
的にはFD2の種類別にその特徴をとらえるためのプロ
グラムMPRが必要になる。上述したメーカー名がFD
2に登録されている例を図8に示し、愛称がFD2に登
録されている例を図9に示す。
【0080】まず、CPU4は現在装着されているFD
2の第0トラック、第0ヘッド,第7セクタのデータを
メモリ6に読込む(S63)。なお、このとき参照され
るメディアフォーマット情報MIは、図12に示された
ものであるとする。このとき「FDがない」エラーがF
DC3から戻ってくれば(S64でYes)、CPU4
は該プログラムMPRを「FDがない」エラーで終了す
る(S74、S5、S6)。その他の理由で、装着され
たFD2が読めなければ(S65でYes)、このワー
ドプロセッサ用のFD2とは異なると判断し「合致せ
ず」メッセージを戻す(S73,S7)。
【0081】第0トラック、第0ヘッド、第7セクタに
格納されたデータが読めたならば、読出されたデータと
図8に示されたデータとをセクタの先頭から1バイトず
つ比較する(S66)。もし、第7セクタに1バイトで
も異なったデータが格納されていれば、該FD2はこの
ワードプロセッサ用のFD2とは異なると判断し(S6
7でYes)、「合致せず」メッセージを戻す(S7
3)。第7セクタのすべてのバイトのデータが一致すれ
ば、続けて同様に第0トラック、第0ヘッド、第8セク
タに格納されたデータをメモリ6に読込む(S68)。
このとき、FD2が読めなければ(S69でYes)、
装着されたFD2はこのワードプロセッサ用のFD2と
異なると判断し「合致せず」メッセージを戻す(S7
3)。
【0082】第8セクタに格納されたデータが読出され
たならば、このデータと図9に示されたデータとを先頭
から1バイトずつ比較する(S70)。仮に、この第8
セクタに図9に示されたデータとは1バイトでも異なっ
たデータが格納されていれば(S71でYes)、この
FD2は該ワードプロセッサ用のFD2とは異なると判
断し「合致せず」メッセージを戻す(S73)。一方、
第8セクタにストアされたデータと図9に示されるデー
タとがすべて一致すれば、装着されたFD2はこのワー
ドプロセッサ用のFD2であるとして「合致」メッセー
ジを戻す(S72)。
【0083】以上のようにして、該ワードプロセッサの
メディアフォーマットとファイルシステムとが装着され
ているFD2のそれに合致しているかどうかが判定され
る。詳細には、メディアフォーマットに関する判定が、
前述したS65またはS69で行なわれ、ファイルシス
テムに関する判定はS67またはS71で行なわれる。
この固有の特徴に関する判定方法についてはメディアフ
ォーマットとファイルシステムの組合せ毎に存在する
が、ここでは説明を簡単にするため一例のみを挙げるも
のとする。
【0084】さて、図7のファイルシステム照合プログ
ラムMPRの実行により得られた判定結果は「合致」、
「合致せず」、「FDがない」のいずれかになる。FD
2への入出力の要求があって、「FDがない」というエ
ラーメッセージを得たということは、FD2を読み書き
しようという作業がこれ以上不可能な状態であるから、
直ちに、「FDがない」エラーで一連のFD入出力に関
する処理が終了することになる(S5,S6)。
【0085】「合致」という判定結果を得れば(S7で
Yes)、プログラムMPRの照合に用いられたメディ
アフォーマット/ファイルシステムの情報を用いてFD
入出力に関する作業を続行しても差支えないことを意味
するから、直前に使用されていたメディアフォーマット
/ファイルシステムの情報を用いて装着されたFD2の
読み書きが行なわれる。
【0086】問題は、「合致せず」という判定結果を得
た場合である(S7でNo)。この場合、有効なすべて
の既知のメディアフォーマットとファイルシステムとの
組合せを試して、合致する組合せを抽出する。この作業
について以下に説明する。まず、現在使用するメディア
フォーマット/ファイルシステムを指すポインタを、仮
にデータチェインに最初に登録してあるもの、たとえば
図11のデータ群D1のメディアフォーマット/ファイ
ルシステム情報を指すようにポインタ処理する(S
8)。今、ポインタが指しているデータ群のメディアフ
ォーマット/ファイルシステム情報がこの抽出作業の中
でまだ使われていないメディアフォーマットMIであれ
ば、すなわちサブリンクLUまたはLDの先頭であれば
(S9でYes)、この仮に設定されたメディアフォー
マット/ファイルシステム情報中のメディアフォーマッ
ト情報MIに従う図4の1セクタ入出力処理のプログラ
ム実行により、FD2には必ず存在するであろう第0ト
ラック、第0ヘッド、第1セクタを読出そうとする(S
10)。もし、正常に該セクタを読出すことができたな
らば(S11でYes)、この仮に設定した(現在ポイ
ントされる)データ群のメディアフォーマット/ファイ
ルシステム情報と該FD2のそれとが合致するものであ
る可能性が高いので、さらに詳細に調べる。もし、該セ
クタを読出すことができなければ(S11でNo)、現
在ポイントされているデータ群中のメディアフォーマッ
ト/ファイルシステム情報は現在装着されているFD2
のそれとは異なっていることがわかる。
【0087】現在ポインタが指すメディアフォーマット
/ファイルシステム情報とFD2とのそれが異なってい
る(S11でNo)、または現在ポインタが指している
メディアフォーマット/ファイルシステム情報がこの検
索作業の中ですでに参照されたメディアフォーマットで
あれば、すなわちサブリンクLUまたはLDの先頭でな
ければ(S9でNo)、メインリンクLMの最後である
かどうか、すなわち現在ポインタが指しているデータ群
のメインリンクLMの値が“0”であるかどうか、たと
えば図11でポインタがデータ群D6を指しているかど
うかを判定する(S12)。
【0088】もし、メインリンクLMの最後であれば
(S12でYes)、該ワードプロセッサに現在登録済
のすべての有効なメディアフォーマット/ファイルシス
テム情報を調べても、装着されているFD2のそれとは
どれも合致しなかったことになるので、FD2への入出
力動作を「既知のメディアフォーマットではない」エラ
ーで終了する(S14)。メインリンクLMの最後でな
ければ(S12でNo)、ポインタを次のデータ群のメ
ディアフォーマット/ファイルシステム情報を指すよう
に、すなわちメインリンクLMのポインタを新しいポイ
ンタとする(S13)。そして、ポインタにより指され
るデータ群のサブリンクLUまたはLDの先頭か否かの
判断から以降の処理を繰返す。
【0089】さて、ポインタが指すメディアフォーマッ
ト/ファイルシステムに従ってFD2の第0トラック、
第0ヘッド、第1セクタが読めたならば(S11でYe
s)、現在のポインタが指すメディアフォーマット/フ
ァイルシステム情報のファイルシステム照合プログラム
MPRを実行し、正しいメディアフォーマットとファイ
ルシステムとの組合せか調べる(S15)。ここでは、
すでに「FDがない」場合はエラー終了となっているは
ずなので、これに関する説明は省略する。
【0090】プログラムMPRの実行により「合致」メ
ッセージが戻ってくれば、現在ポインタが指示するメデ
ィアフォーマット/ファイルシステム情報を正式なメデ
ィアフォーマット/ファイルシステム情報として設定す
る(S17)。そして、この設定された情報を基に、装
着されているFD2に関する入出力処理を実行する。
【0091】一方、プログラムMPRの実行により「合
致せず」メッセージが戻されれば(S16でNo)、現
在ポインタが指すメディアフォーマットと同じでかつ異
なるファイルシステムの組合せがもうないか調べる。こ
こで、下り用サブリンクLDが“0”であれば(S18
でYes)、同じメディアフォーマットで異なるファイ
ルシステムの組合せはもうないことになり、「装着され
ているFD2は、既知のファイルシステムで初期化され
たものではない」エラーとして終了する(S19)。そ
うでなければ(S18でNo)、さらに同じメディアフ
ォーマットで新しいファイルシステムを指すようにポイ
ンタを更新し(S20)、新しいメディアフォーマット
/ファイルシステム情報の基でファイルシステム照合プ
ログラムMPRの実行から繰返す。
【0092】このようにして、試行を繰返しながら装着
されているFD2に適合するメディアフォーマットとフ
ァイルシステムとがプロセッサ側で検索されて、検索さ
れた情報に従ってFD2の入出力動作が行なわれる。し
たがって、利用者は装着したFD2がどのようなメディ
アフォーマット/ファイルシステム情報の下に情報登録
されているかを意識しなくとも、FD2をFDD1に装
着するだけで、プロセッサ側で自動的に該FD2に適合
したメディアフォーマット/ファイルシステム情報に従
ったFD2の入出力動作を行なうので、FD2に関する
入出力動作がデータ破壊を生じさせることなく常に正し
く行なわれることになる。
【0093】ここで、図11に示されたデータチェイン
に新たなデータ群を追加する処理について説明する。該
プロセッサにおいて取扱う新たなメディアフォーマット
/ファイルシステム情報を含むデータ群D7を追加する
には、図13または図14に示されるようにデータチェ
インのメインリンクLMの最後尾に追加することにより
行なわれる。この追加しようとするデータ群の作成はた
とえばユーザがキーボード8からのデータ入力により作
成される。追加しようとするデータ群D7が、メモリ6
のデータチェインにすでに存在するデータ群とトラック
0/ヘッド0/セクタ1が同じであるメディアフォーマ
ットを有する場合、該データ群D7をメインリンクLM
の最後尾に追加するとともに、同じメディアフォーマッ
トを接続するサブリンクLUまたはLDにも接続する。
もし、追加しようとするデータ群D7のメディアフォー
マットと同じものが現在のデータチェイン中になけれ
ば、図14に示されるように新しいサブリンクの先頭と
して登録する。
【0094】このように新しいデータ群の登録は、 (1)現在のデータチェインのメインリンクLMの最後
尾のデータ群のメインリンクLMに、値“0”の代わり
に新しいデータ群(D7)を指すアドレスを設定する。
【0095】(2)新しいデータ群D7のメインリンク
LMに値“0”を設定する。 (3)仮に、図13のように既存のサブリンクに接続す
るのであれば、接続されるもともとのサブリンクの最後
尾のデータ群(D4)の下り用サブリンクLDに値
“0”の代わりに新しいデータ群D7を指すアドレスを
設定する。
【0096】(4)もし、図13のように既存のサブリ
ンクに接続するのであれば、接続するデータ群(D7)
の上り用サブリンクLUにもともとのサブリンクの最後
尾のデータ群(D4)を指すアドレスを設定する。
【0097】(5)もし、図14に示されるように追加
されるデータ群D7が新規のサブリンクとなるのであれ
ば、このデータ群D7の上り用サブリンクLUと下り用
サブリンクLDとにそれぞれ値“0”を設定する。
【0098】を行なうことにより完了する。上述したよ
うなデータ構造を採用することにより、該ワードプロセ
ッサに登録されるメディアフォーマット/ファイルシス
テム情報の追加は容易である。また、新しいサブリンク
の先頭を探すことにより、新しいメディアフォーマット
の形式のあり/なしが判定できる。
【0099】次に、第2の実施例について説明する第2
の実施例では、複数の文書データと文書データ作成のた
めの複数のアプリケーションプログラムとを予め記憶
し、利用者は作成または変更を所望する文書データを選
択するだけで自動的に選択された文書データを作成また
は変更するための適切なアプリケーションプログラムが
選択されて起動されるというワードプロセッサが説明さ
れる。
【0100】なお、本実施例が適用される機械はワード
プロセッサに限定されず、パーソナルコンピュータなど
であってもよく、さらに、複数のアプリケーションプロ
グラムおよび複数の文書データを格納する記憶媒体はフ
レキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディス
ク、ICカードなどが考えられる。
【0101】図15は、この発明の第2の実施例による
ワードプロセッサのブロック構成図である。このワード
プロセッサはCPU21、図示されないハードディスク
(以下、HDと呼ぶ)を内蔵し、これをCPU21の制
御の下にアクセスするハードディスクドライブ(以下、
HDDと呼ぶ)22、着脱自在な形態でFD31が装着
され、FD31をCPU21の制御の下にアクセスする
FDD23、表示部24、プリンタ25、外部装置と該
プロセッサとを通信接続するためのシリアル通信インタ
フェース26、着脱自在な形態でICカード28が装着
され、ICカード28をアクセスするICカードインタ
フェース27、このプロセッサの主記憶領域となるRA
M29およびROM30、ならびに外部からデータ入力
するために操作されるキーボード32を含む。なお、R
AM29は後述する文書選択済フラグfおよび少なくと
も1つ以上の属性情報atを記憶する。
【0102】図16は、図15のワードプロセッサの概
略処理フロー図であり、図17は、このワードプロセッ
サの機能選択画面の表示の一例を示す図である。
【0103】図18および図19は、図15のワードプ
ロセッサにおける文書呼出し機能の処理フロー図であ
り、図20はこの文書呼出し機能起動時に表示される文
書選択用の画面の一例を示す図である。
【0104】図21は図15のワードプロセッサにおけ
るFDに格納される文書の一覧を模式的に示す図であ
る。
【0105】図22は、図15のワードプロセッサにお
いて起動されるアプリケーションソフトウエアが複数個
抽出された場合に、利用者に所望のソフトウエアを選択
させるための画面表示の一例を示す図である。
【0106】図23および図24は、図15のワードプ
ロセッサにおけるスケジュール管理機能の処理フロー図
である。
【0107】図25は、このスケジュール管理機能起動
時に呼出された文書を選択するための画面表示と、その
時のFDに格納された文書の一覧を対応させて示す図で
あり、図26はこのスケジュール管理機能起動時に利用
可能な文書を呼出すことができなかった場合の画面表示
と、そのときのFDに格納される文書の一覧とを対応さ
せて示す図である。
【0108】図27は、図15のワードプロセッサにお
いて利用する文書の属性情報を保持する方法の一例を示
す模式図であり、図28(a)〜(c)はこの方法のそ
の他の例を示す模式図である。
【0109】図29は図15のワードプロセッサにおい
てパーソナル出版機能で利用される文書の情報が格納さ
れるファイルの一例を模式的に示す図である。
【0110】図30は、図15のワードプロセッサにお
いてカード印刷機能で利用される文書の情報が格納され
るファイルの一例を模式的に示す図である。
【0111】図31〜図33は、図15のワードプロセ
ッサにおいて図27ないし図30に示された情報を用い
た文書属性判断の処理フロー図である。
【0112】図34は、図15の主記憶領域(RAM2
9およびROM30)における情報の格納状態を模式的
に示す図である。
【0113】なお、本実施例では該ワードプロセッサで
作成または変更される文書はHDまたはICカード28
またはFD31に格納されて準備され、さらに説明を簡
単にするために図17に示される種々の機能のうち、
文書呼出し機能、パーソナル出版機能、カード印刷
機能、スケジュール管理機能、および表計算機能の
5つの機能のみがこれら外部記憶装置上から文書の呼出
しができるものとする。これら以外の機能、たとえばは
がき作成機能などは、外部記憶装置上から文書の呼出し
ができない「その他の機能」として扱う。
【0114】まず、この実施例のワードプロセッサにお
いて、FD31に格納された所望の文書を指定すること
により、その文書を作成(編集含む)するための適切な
機能(アプリケーションソフトウエア)を自動的に起動
する動作について説明する。
【0115】ワードプロセッサが起動されると、CPU
21は、図17の画面を表示部24に表示し、図16で
示される「機能の選択」(S81)を処理する。ここ
で、ユーザが図17のの「文書呼出し」機能を選択
し、キーボード32の「実行」キー(図示せず)を押す
と、CPU21は「文書呼出し」機能の処理に移る(S
88)。
【0116】「文書呼出し」機能は、図18に示される
ように、まずINDEX部と呼ばれるFD31のどこに
どんな名前の文書が格納されているかを示す索引情報を
FD31から主記憶領域に読込む(S101)。ここ
で、読込みに失敗すると(S102でYes)、エラー
表示をし(S111)、「機能の選択」に戻るか、もう
一度INDEX部を読込むか、ユーザの意思を確認する
(S112〜S114)。INDEX部の読込みに成功
すれば(S102でNo)、図20のようにFD31に
登録の全文書(図21参照)の名前をINDEX部に基
づいて表示部24に表示し、ユーザはその中から所望の
文書の選択を行なう(S103)。ここで、ユーザによ
りキーボード32の「解除」キー(図示せず)が押され
ると(S104でYes)、「文書の選択」を中止して
「機能の選択」(S81)に戻るが、キーボード32の
「実行」キーが押されると、そのとき表示部24のカー
ソル(図20参照)で示されていた文書が選択されるこ
とになる。
【0117】文書が選択されれば、RAM29の一部領
域を該文書を読込む領域として仮に初期化し(S10
5)、そこに該文書の属性を判断するのに必要なだけの
データを該文書から読込む(S106)。読込みに失敗
すると(S107でYes)、エラー表示をし(S11
5)、「機能の選択」に戻るか、もう一度INDEX部
の読込みから再実行するか、ユーザの意思を確認する
(S112〜S114)。
【0118】文書の属性を判断するのに必要なだけのデ
ータの読込みに成功すれば(S107でNo)、後述す
る文書属性チェックを始める(S108)。この場合
は、前述したように「パーソナル出版」機能に該当の文
書の中に「カード印刷」機能に該当の文書が含まれるこ
とから、「パーソナル出版」機能に該当の文書であるこ
とを確認した後に「カード印刷」機能に該当の文書であ
るかチェックすることにする。この2つの機能以外に該
当の文書については、チェックの順番は特定しない。
【0119】文書属性チェックの簡易な方法としては、 (1)INDEX部に実際の文書名の他に、1ビットに
つき1属性を割当てた属性データ領域を付加する方法 (2)文書の先頭の256バイト程度を文書の大きさな
どの文書本体以外の情報を記録する部分に割当て、その
うちの数バイトを文書属性情報に割当てる方法 (3)(1)と(2)とを併用する方法 などが考えられる。
【0120】さらに、「カード印刷」機能に該当の文書
のように、「パーソナル出版」機能に該当の文書であっ
てかつその内部の印刷紙のレイアウトの構造も自ら定め
た構造になっていなければならないものは、さらに文書
の先頭から数百バイトを読込んで、レイアウト情報を検
索し、そのレイアウトが「カード印刷」機能に適したも
のであるかどうかをチェックすることが考えられる。
【0121】図27〜図33を用いて、上述した文書属
性チェック方法の一例を説明する。図27は、上述の
(1)に相当する方法において属性情報をINDEX部
で保持する例で、INDEX部の一部分が示される。こ
の情報は後述する図31の処理フローの中で属性の大分
類を行なうために使用される。図27を参照してIND
EX部の一部分は属性データ領域40、文書名領域41
および領域45を含む。文書名領域41にはFDに登録
される文書の名称がそれぞれ登録され、各文書名に対応
して属性データ領域40および領域45が設けられる。
領域40には対応の文書名に該当の文書がどのような機
能(アプリケーションソフトウエア)で作成(編集)さ
れるかを決定するための一般文書(表計算を含む)属性
42、パーソナル出版(カード印刷を含む)属性43お
よびスケジュール属性44を含む。領域45は対応の文
書名に該当の文書の先頭が格納されている場所をFDの
先頭から何セクタかをデータにして示す領域である。
【0122】図28(a)〜(c)は、上述の(2)に
相当する方法において、各文書の先頭に該文書の属性情
報を保持する例で、それぞれの文書の最初の256バイ
トのデータが示される。この情報は後述する図32のフ
ロー中の属性の中分類を行なうために使用される。
【0123】図28(a)には各文書の先頭256バイ
トの基本的なデータ領域の割付が示される。図示される
ように、この領域には該文書の出力様式を規定するデー
タとして用紙サイズ46、用紙方向47、1行文字数4
8および印字方向49が格納される。さらに該領域には
該文書が一般文書であるか否かを示す一般文書情報5
0、表計算に関する文書であるか否かを示す表計算情報
51、スケジュールに関する文書であるか否かを示すス
ケジュール情報52およびパーソナル出版に関する文書
であるか否かを示すパーソナル出版情報53を含み、情
報50〜53のそれぞれに対応して該文書のサイズ54
〜57が格納される。情報50〜53のそれぞれには0
または1が設定される。たとえば、該文書が表計算に関
する文書であるとき対応の表計算情報51には1が設定
され、対応の情報50、52および53にはそれぞれ0
が設定される。図28(b)は図28(a)のデータ領
域の割付に従うカード印刷に関する文書の先頭256バ
イトの内容が示される。図28(c)には同様にして表
計算に関する文書の先頭256バイトのデータが示され
る。
【0124】図29および図30は、さらなる分類を必
要とする「カード印刷」機能に該当の文書を例にとっ
て、その内部に識別するためのどのような情報が保持さ
れているかが模式的に示され、この情報は後述する図3
3のフロー中で小分類を行なうときに参照される。
【0125】図29には、パーソナル出版に関する文書
のレイアウト情報を該文書の先頭領域(256バイト+
数百バイト)に格納した場合の基本データ領域の割付の
様子が示される。図29を参照してこの領域には256
バイト分の文書属性情報(図28参照)およびレイアウ
トに関して割付けるべき区画数55(この場合、n)が
含まれ、さらに該領域にはn個の区画のそれぞれに対応
して第1〜第nの区画情報61〜6nおよび第1〜第n
区画データ71〜7nが含まれる。各区画情報6i(i
=1、2、…、、n)は、区画種別80、区画開始X位
置81、区画X幅82、印字方向83、データサイズ8
4、区画開始Y位置85、区画Y幅86および印字文字
数87を含む。区画種別80は該区画にどのような種類
のデータが格納されるかを示すものであり、X位置8
1、Y位置85、X幅82およびY幅86は、該区画の
位置および大きさに関する情報を示すものであり、デー
タサイズ84は対応の区画データ7iの大きさを示すも
のであり、、印字方向83および印字文字数87は対応
の区画データ7iの出力のフォーマットを示すものであ
る。
【0126】図30には、図29の基本のデータ領域の
割付に従った場合の、カード印刷に該当の文書、たとえ
ばメッセージカード2の場合の領域の割付の様子が示さ
れる。
【0127】まず、図31においてこの文書属性判断処
理では、判断される文書のINDEX部と、これと合致
するか調べる文書属性とを初期値として上位の処理から
受取る(S134)。調べる文書属性によって、後述す
るように大分類で調べる内容、中分類で調べる内容、小
分類で調べる内容が定まり、それぞれの分類レベルで合
致しなければ、その地点で「合致せず」として終了す
る。小分類まで合致すれば「合致」として終了する。
【0128】たとえば、ユーザにより選択された文書が
「カード印刷」機能に該当の文書、、たとえば図27の
メッセージカード2の文書であり、上位の処理から与え
られた検証すべき文書属性が「カード印刷」のそれであ
ったと想定する。このとき、S135〜S138の判断
を経て、上位から与えられた検証属性はカード印刷のそ
れと判断される(S140でYes)。このとき、図2
7に示されるように選択された文書のパーソナル出版属
性43が1、図28(b)に示される「パーソナル出版
情報53」が1となっている。したがって、該文書の属
性はパーソナル出版属性43であることが判定されて
(S139でYes)と判定されて、該文書は、まずパ
ーソナル出版属性に該当すると大分類される。次に、該
文書の先頭に格納された属性情報(図28(b)参照)
が読出されて(S143)、図32の中分類処理が実行
される。
【0129】図32を参照して中分類処理において、与
えられた検証属性は前述のように「カード印刷」のそれ
であるから、S144およびS145を経て、該文書の
パーソナル出版情報53は1であるか否かが判断され
る。このとき、情報53は1であるので(S146で=
1)、このままでは、該文書がパーソナル出版に関する
文書かカード印刷に関する文書か特定できないので、図
33に示される小分類処理が要求される。
【0130】図33の小分類処理において、まず該文書
のレイアウト情報(図30参照)が読込まれ(S15
3)、印刷可能な各区画の大きさが同じで(S154で
Yes)、最小の区画が図形情報専用、すなわち区画種
別80が“図形専用”であれば(S155でYes)、
指定された該文書の属性は検証すべき「カード印刷」の
文書の属性と一致する、すなわち該文書は「カード印
刷」機能のアプリケーションソフトウエアによって作成
または編集される文書であると判断されて、上位の処理
ルーチンに「合致」の判断が介される。
【0131】また、「表計算」機能に該当の文書、たと
えば文書名「試算2月度」の文書を上位のシステムから
与えられた検証属性「表計算」の属性に一致するかどう
か判断する場合、図27に示されるように試算2月度の
文書の属性は一般文書属性42が1なので、一見一般文
書のようであるが、さらに中分類処理で詳しく調べる
と、図28に示されるように該文書の表計算情報51が
1となっているので、試算2月度の文書は一般文書では
なく表計算機能に該当の文書であると判断される。この
場合は、さらに分類する必要はないので、小分類処理は
省略され合致の判断が上位ルーチンに返される。
【0132】また、「カード印刷」機能に該当の文書、
たとえば文書名メッセージカード2の文書を「表計算」
機能の文書かどうか、あるいは「表計算」機能に該当の
文書を「カード印刷」に該当の文書かどうか判断させた
とする。これらの場合はいずれも、大分類処理の段階で
合致しないことになり、合致せずとして上位ルーチンに
返される。
【0133】文書属性チェックの処理では、上位システ
ムから検証属性が与えられるが、システムから与えられ
る検証属性は、図19に示されるようにパーソナル出版
属性(S119)がまず与えられ、これについてチェッ
クが施され、合致すれば「パーソナル出版」に関する属
性が設定され(S121)、次に「カード印刷」に関す
る属性チェック(S122)が行なわれ、合致すればカ
ード印刷に関する属性が設定される(S124)。
【0134】パーソナル出版属性チェックで合致しなけ
れば(S120でNo)、次にスケジュール管理属性チ
ェック(S125)が行なわれる。このチェックにより
合致すればスケジュール管理属性が設定され(S12
7)、合致しなければ次に表計算に関する属性チェック
が行なわれ(S128)、合致すれば表計算の属性が設
定される(S130)。合致しなければ次に一般文書の
属性チェックが行なわれ(S131)、このチェック結
果が合致すれば一般文書の属性が設定される(S13
3)。上述した属性チェックのいずれにおいても、“合
致”のチェック結果が得られなかった場合は属性は何ら
設定されていない状態となる。
【0135】なお、これらの属性設定(S121、S1
24、S127、S130、S133)は、RAM29
に属性情報atを設定することにより完了する。
【0136】上述した文書属性チェックが完了すれ
ば、、上述したようにRAM29に少なくとも1種類の
属性情報atが設定されている。たとえば、図20また
は図21に示されている「メッセージカード2」という
「カード印刷」に該当の文書が選択された場合は、「パ
ーソナル出版」と「カード印刷」との2つの属性がRA
M29に属性情報atとして設定される。同じく、図2
0または図21の「試算2月度」という文書が選択され
たならば、RAM29の属性情報atとして「表計算」
の属性のみが設定されている。
【0137】図18の処理に戻り、RAM29に設定さ
れた属性情報が複数あるか否かが判定される(S10
9)。設定された属性が1個の場合は(S109でN
o)、属性情報atを参照して呼出される機能(アプリ
ケーションソフトウエア)の設定と、文書選択済フラグ
fを1に設定し、文書呼出し機能(S88)を終了する
(S110)。
【0138】もし、「カード印刷」に該当の文書のよう
に複数の属性を持つ場合は(S109でYes)、図2
2に示されるように、これら属性を参照し起動可能な機
能(アプリケーションソフトウエア名)をすべて表示部
24に表示しユーザによりその中から選択してもらう
(S116)。このとき、選択が行なわれず「解除」キ
ーが押下されれば、再度機能の選択(S81)の処理に
戻るが、選択された場合は(S117でNo)、選択さ
れたアプリケーションソフトウエアの属性だけを属性情
報atとしてRAM29に残し、その他の属性をRAM
29から抹消する。その後、残された属性を参照して呼
出される機能の設定と文書選択済フラグfを1に設定し
文書呼出し機能(S88)を終了する。
【0139】上述したようにして文書呼出し機能が終了
すれば、その時点にRAM29に格納された属性情報a
tに従って、対応のアプリケーションソフトウエアを起
動する(S89〜S92、S95〜S98)。
【0140】ここで、図15および図34を参照しなが
ら、アプリケーションソフトウエアの起動について説明
する。図34は図1のRAM29の記憶領域とROM3
0の記憶領域とが領域90および91として連続してい
るように仮想的に示される。領域90は共通データ領域
92、アプリケーションプログラム領域93、アプリケ
ーションデータ領域94および一時データ領域95を含
む。領域91は共通プログラム領域96を含む。
【0141】領域96には、文書属性判断のような基本
的で複数のアプリケーションソフトウエアから利用され
るプログラムや機能選択のようなアプリケーションソフ
トウエアが起動する前に動作する必要のある各種プログ
ラムが収められる。これらのプログラムは常時CPU2
1から読出され実行可能状態に移行させられる。
【0142】共通データ領域92には、前述したような
「文書呼出し」機能でユーザにより選択された文書名
や、属性情報atおよびファイル選択済フラグfが格納
される。アプリケーションプログラム領域93には、実
際に文書の作成、各種編集作業を行なうアプリケーショ
ンソフトウエアが格納される。これらのソフトウエアは
通常はHDD22に内蔵されるHDに格納されていて、
必要に応じてCPU21の制御の下に該領域93に呼出
されて実行可能状態に移行させられる。アプリケーショ
ンデータ領域94には領域93に格納されたプログラム
によって利用されるデータが格納される。一時データ領
域95には、領域93のアプリケーションソフトウエア
や共通プログラム領域96に格納されたプログラムで使
用されるスタックなどの一時的なデータが格納される。
【0143】たとえば、文書名が「スケジュール」であ
る「スケジュール管理」機能に該当の文書がユーザによ
り選択されたとする。すると、CPU21により「スケ
ジュール管理」機能を実現するためのアプリケーション
ソフトウエアがHDからRAM29のアプリケーション
プログラム領域93にロードされて、共通プログラム領
域96にある「文書呼出し」機能のプログラムから制御
がこのアプリケーションプログラムに移される。「スケ
ジュール管理」機能のアプリケーションプログラムの処
理手順が図23に示される。
【0144】制御が図23のプログラムに移ると、図示
されるように、スケジュールが初期化され(S15
6)、その後ファイル選択済フラグfが1に設定されて
いるかどうかチェックする(S157)。これは、前述
の「文書呼出し」機能を選択して、その結果としてこの
アプリケーションソフトウエアが利用されたかどうかを
判別するためである。
【0145】もしファイル選択済フラグfが設定されて
いれば(S157でYes)、そのまま指定された文書
名に該当の文書をFDからRAM29のアプリケーショ
ンデータ領域94に読込み(S174)、その後この読
込みが成功したかどうかを判定し(S175)、成功す
れば(S175でNo)、ファイル選択済フラグfを解
除(=0にセット)する(S179)。そしてスケジュ
ール管理の機能の選択を実行し(S158)、その後の
処理を選択する。
【0146】以上で、ユーザが所望の文書を指定して、
該文書を作成または編集するのに適した機能を実現する
ためのアプリケーションソフトウエアを自動的に起動す
るための処理が終了する。
【0147】次に、すでに、ある機能を実現するための
アプリケーションソフトウエアが起動されていて、この
アプリケーションソフトウエアで作成または編集可能な
文書のみをFDから自動的に選択しユーザに選択可能な
文書の候補として提示するまでの手順を説明する。
【0148】まず、「スケジュール管理」機能を実現す
るためのアプリケーションソフトウエアが、該ワードプ
ロセッサにおいて起動された状態を例にとって、図23
〜図26を参照し説明する。ここでは「スケジュール管
理」機能の中で実行される「呼出し」が主な中心機能と
なるので、スケジュールの設定/変更、FDへの文書登
録などは簡単にするため、一括して「その他の処理」と
して扱うものとする。
【0149】さて、図23を参照して、スケジュール管
理機能の中の機能の選択(S158)において、「文書
呼出し」が選択されたとする(S159でYes)。こ
の機能で作成または編集可能なすべての文書を探し出す
ため、このときFDに登録されているすべての文書から
「スケジュール管理」機能に該当の文書を抽出する。こ
の抽出処理について説明する。
【0150】FDに登録されているすべての文書を調査
するため、ポインタを用いて文書を間接参照する方法が
合理的な方法として考えられる。
【0151】(1)注目するINDEXがINDEX部
の先頭にあるとして、ここにポインタを設定する(S1
62)。
【0152】(2)ポインタで示されるINDEXを読
込む(S163)。 (3)この読込まれたINDEXの内容から属性を判別
するのに必要な文書の一部を読込む(S165)。
【0153】(4)文書の一部が読込めたならば(S1
66でNo)、前述したようにして「スケジュール管
理」に関する属性チェックを行なう(S167)。
【0154】(5)属性チェック結果、該文書は「スケ
ジュール管理」に該当の文書であると判定されたならば
(S168でYes)、文書名などのINDEXに関す
る情報を記憶する(S169)。上述の属性チェック結
果、合致しなければ(S168でNo)、情報の記憶は
行なわれない。
【0155】たとえば、図25の場合、「スケジュー
ル」文書の情報のみ記憶され、図26の場合は何も記憶
されない。
【0156】(6)今、ポインタがINDEX部の最後
を示していれば(S170でYes)、後述する(7)
の処理に進むが、そうでなければ(S170でNo)、
ポインタを1つ進めて(S171)、再度前述の(2)
の処理、すなわちS163の処理に戻る。
【0157】(7)前述の(5)で記憶された情報が表
示部24に表示され、これらの文書候補の中から所望の
文書を選択する。図25の場合は、文書名スケジュール
のみが表示される。図26の場合は該当するものが1つ
もなかったので、エラーとしてその旨が表示される。
【0158】(8)文書が選択されたならば(S17
2)、その文書が読込まれ(S174)、「スケジュー
ル管理」の機能の選択に戻る(S158)。
【0159】ここで、スケジュール管理の属性チェック
は(S167)、前述の(1)の説明で述べた属性情報
による方法を活用すれば、該ワードプロセッサ全体の負
荷を小さくすることができる。上述の説明は、「スケジ
ュール管理」機能を例にとって行なわれているが、他の
アプリケーションソフトウエアでも基本的にはこのスケ
ジュール管理機能と同じ制御構造を取ることができるの
で、アプリケーションソフトウエア名を置換えることに
よってすべて説明がなされる。
【0160】このような手順で動作すれば、上述したよ
うにアプリケーションソフトウエアと登録済文書の属性
の不一致に起因するトラブルはなくすことができる。つ
まり、ユーザは現在起動されているアプリケーションソ
フトウエアで処理可能な文書の候補から所望の文書を選
択することになるので、起動されているアプリケーショ
ンソフトウエアで処理不可能な文書を選択するといった
誤操作の発生が抑制されて、処理が効率化される。
【0161】さらに、シリアル通信インタフェース26
を介して他のワードプロセッサに存在する文書を受信し
作成または編集する場合には、その文書名を指定するだ
けで、シリアル通信インタフェース26を介して該ファ
イルを受信し作成または編集する機能を有した適切なア
プリケーションソフトウエアを予め準備し、これを該文
書の指定に応じて自動起動させるようにしてもよい。
【0162】
【発明の効果】請求項1または2に係る情報処理装置に
よれば、第1記憶媒体に記憶されたデータについて何ら
かの情報処理が所望されたとき、該データの特質情報に
基づいて該データを処理可能な情報処理動作が選択され
て実行されるので、該データの特質を考慮した適切な情
報処理動作の実行が可能となって、利用者は該データの
特質が何であるかを意識しなくとも該データに適した情
報処理動作を自動的に起動できる。
【0163】また、該情報処理装置において任意の情報
処理動作が実行中は、第2記憶媒体からは該情報処理動
作により処理可能なデータのみが選択されて呼出される
ので、該情報処理動作で処理できない誤ったデータの選
択が自動的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるFD(フレキシ
ブルディスク)の入出力の処理フロー図である。
【図2】この発明の第1の実施例によるFDの入出力の
処理フロー図である。
【図3】この発明の第1の実施例によるFDの交換あり
/なし検出の処理フロー図である。
【図4】この発明の第1の実施例によるFDのセクタ単
位の入出力の処理フロー図である。
【図5】この発明の第1の実施例によるFDのセクタ単
位の入出力の処理フロー図である。
【図6】この発明の第1の実施例によるFDのセクタ単
位の入出力の処理フロー図である。
【図7】この発明の第1の実施例によるファイルシステ
ム照合の処理フロー図である。
【図8】この発明の第1の実施例によるファイルシステ
ム照合のために参照されるコードの一例を示す図であ
る。
【図9】この発明の第1の実施例によるファイルシステ
ム照合のために参照されるコードの一例を示す図であ
る。
【図10】この発明の第1の実施例によるワードプロセ
ッサのブロック構成図である。
【図11】この発明の第1の実施例によるメディアフォ
ーマット/ファイルシステムのデータ群が格納されるデ
ータチェインを示す模式図である。
【図12】図11のデータチェイン中の1つのデータ群
を詳細に示す模式図である。
【図13】図11のデータチェインに、その中のデータ
群とメディアフォーマットの一部が共通であるデータ群
が追加された状態を示す模式図である。
【図14】図11のデータチェインに、その中のどのデ
ータ群ともメディアフォーマットの異なるデータ群が追
加された状態を示す模式図である。
【図15】この発明の第2の実施例によるワードプロセ
ッサのブロック構成図である。
【図16】図15のワードプロセッサの概略処理フロー
図である。
【図17】図15のワードプロセッサの機能選択画面の
表示の一例を示す図である。
【図18】図15のワードプロセッサの文書呼出し機能
の処理フロー図である。
【図19】図15のワードプロセッサの文書呼出し機能
の処理フロー図である。
【図20】図15のワードプロセッサにおける文書呼出
し機能起動時の文書選択用の画面表示の一例を示す図で
ある。
【図21】図15のワードプロセッサにおけるFDに格
納された文書の一覧を模式的に示す図である。
【図22】図15のワードプロセッサにおいて起動され
るアプリケーションソフトウエアが複数個抽出された場
合に、利用者に所望のソフトウエアを選択させるための
画面表示の一例を示す図である。
【図23】図15のワードプロセッサにおけるスケジュ
ール管理機能の処理フロー図である。
【図24】図15のワードプロセッサにおけるスケジュ
ール管理機能の処理フロー図である。
【図25】図15のワードプロセッサにおけるスケジュ
ール管理機能起動時に呼出された文書を選択するための
画面表示と、そのときのFDに格納された文書の一覧を
対応させて示す図である。
【図26】図15のワードプロセッサにおけるスケジュ
ール管理機能起動時に利用可能な文書を呼出すことがで
きなかった場合の画面表示と、そのときのFDに格納さ
れる文書の一覧を対応させて示す図である。
【図27】図15のワードプロセッサにおいて、利用す
る文書の属性情報を保持する方法の一例を示す模式図で
ある。
【図28】(a)〜(c)は、図15のワードプロセッ
サにおいて利用する文書の属性情報を保持するその他の
例を示す模式図である。
【図29】図15のワードプロセッサにおいて、パーソ
ナル出版機能で利用される文書の情報が該文書の先頭領
域に格納された様子を模式的に示す図である。
【図30】図15のワードプロセッサにおいて、カード
印刷機能で利用される文書の情報が該文書の先頭領域に
格納された様子を模式的に示す図である。
【図31】図15のワードプロセッサにおいて、図27
ないし図30に示された属性情報を用いた文書属性判断
の処理フロー図である。
【図32】図15のワードプロセッサにおいて、図27
ないし図30に示された属性情報を用いた文書属性判断
の処理フロー図である。
【図33】図15のワードプロセッサにおいて、図27
ないし図30に示された属性情報を用いた文書属性判断
の処理フロー図である。
【図34】図15の主記憶領域における情報の格納状態
を模式的に示す図である。
【図35】従来の情報処理装置における記憶媒体と該媒
体をアクセスするためのソフトウエアとのインタフェー
ス関係を説明する図である。
【図36】従来のワードプロセッサにおける機能選択の
処理の一例を示すフロー図である。
【図37】従来のワードプロセッサにおける文書呼出し
機能の処理の一例を示すフロー図である。
【図38】従来のワードプロセッサにおけるスケジュー
ル管理機能選択時の文書メニューの画面表示の一例を示
す図である。
【図39】従来のワードプロセッサにおける外部記憶装
置に登録済の文書の一覧を示す図である。
【符号の説明】 1,23 フレキシブルディスクドライブ(FDD) 2,31 フレキシブルディスク(FD) 4,21 CPU 5,24 表示部 6 メモリ 7,25 プリンタ 8,32 キーボード 22 ハードディスク(HD)を内蔵したハードディス
クドライブ(HDD) 29 RAM 30 ROM 42 一般文書属性 43 パーソナル出版属性 44 スケジュール属性 50 一般文書情報 51 表計算情報 52 スケジュール情報 53 パーソナル出版情報 80 区画種別 f 文書選択済フラグ at 属性情報 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、実行可能な異なる複数個の情報処
    理動作を準備した情報処理装置であって、 データと該データの特質を表わす情報とを記憶した第1
    記憶媒体と、 前記データの情報処理が所望された時、前記第1記憶手
    段の前記特質情報を読出す手段と、 前記読出手段により読出された前記特質情報に基づい
    て、前記複数個の情報処理動作のうち該データを処理可
    能な情報処理動作を選択して実行する制御手段とを備え
    た、情報処理装置。
  2. 【請求項2】 複数個のデータと、各データに対応して
    前記特質情報を記憶した第2記憶媒体を有し、 前記制御手段は、前記複数の情報処理動作のうち所望の
    情報処理動作が実行されたとき、該情報処理動作により
    処理可能なデータの特質を表わす予め定められた情報に
    基づいて、該情報処理動作により処理可能なデータを前
    記第2記憶媒体から選択する第1制御手段をさらに備え
    た、請求項1に記載の情報処理装置。
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