JPH06236351A - オンラインシステムのバックアップリストア装置 - Google Patents

オンラインシステムのバックアップリストア装置

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JPH06236351A
JPH06236351A JP5022604A JP2260493A JPH06236351A JP H06236351 A JPH06236351 A JP H06236351A JP 5022604 A JP5022604 A JP 5022604A JP 2260493 A JP2260493 A JP 2260493A JP H06236351 A JPH06236351 A JP H06236351A
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JP
Japan
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backup
file
online
restoration
restore
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JP5022604A
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Toshiharu Shikama
利晴 鹿間
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンラインシステムにおけるバックアップと
リストアを高効率化し、オンラインシステムの安定した
運用を可能とする。 【構成】 オンライン処理に必要なファイルのバックア
ップとリストアを行なうバックアップリストア装置であ
り、指定されたオンライン処理用のオンラインジョブ制
御文を検出して解析し、オンライン処理に関連する全て
のファイルを選択して、かつ、複写の対象となる各ファ
イルの形式を判別し、対応するプログラムを選択して、
順次、複写先の記憶媒体に書き込むファイル一式複写部
を設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを用いた
システムのファイルのバックアップ(退避)とリストア
(回復)処理技術に係わり、特に、オンラインシステム
におけるバックアップとリストア処理を効率良く行な
い、オンラインシステムの信頼性と性能を向上させるの
に好適なオンラインシステムのバックアップリストア装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある業務機能を持つオンラインシステム
においては、プログラムやデータを逐次参照し更新する
ために、固定ディスク等の記憶媒体を用いているが、こ
の記憶媒体が破壊した時のリストア用として、定期的
に、磁気テープ等の記憶媒体に、同じプログラムやデー
タをバックアップファイルとして確保している。すなわ
ち、一般に、オンラインシステムは、システムプログラ
ム、業務プログラム、オンラインジャーナル、オンライ
ンデータ等の形式に分類されたディスク上の情報(ファ
イル)によって稼働しており、このうちの1ヶ所でも破
壊されると、オンラインシステムは動かなくなる。
【0003】オンライン障害の管理は、これらの破壊を
最小限にとどめ、なるべく早く、確実に回復することで
ある。そのためには、バックアップとリストアに係わる
処理を単純化し、磁気テープ等のバックアップ媒体を含
めて管理し易いものにすることが必要である。しかし、
現在では、オンラインシステムの大規模化や、ソフトウ
ェアの発達などの理由により、多くのファイル形式が発
生しながらも、多くの場合、人手によるバックアップ運
用に頼っている。
【0004】図16は、従来のオンラインシステムにお
けるバックアップリストア動作を示す説明図である。本
図において、1601、1602はバックアップ元ディ
スク、1603、1604は、回復後ディスク、160
5は、バックアップ元ディスク1601、1602の記
憶内容を、ファイル形式毎にバックアップする専用バッ
クアッププログラム、1606は、専用バックアッププ
ログラム1605でバックアップされたバックアップ元
ディスク1601、1602の記憶内容を記憶する専用
バックアップ媒体(図中、MTと記載)、1607は、
専用バックアップ媒体1606の内容を、ファイル形式
毎に回復後ディスク1603、1604にリストアする
専用リストアプログラム、1641、1642は、バッ
クアップ元ディスク1601、1602の記憶内容を、
ボリューム単位(磁気テープ1巻や、磁気ディスクパッ
ク1個など、データが記憶される磁気記憶媒体の物理的
単位)にバックアップするボリュームバックアッププロ
グラム(図中、VBと記載)、1645、1646は、
ボリュームバックアッププログラム1641、1642
でバックアップされたバックアップ元ディスク160
1、1602の記憶内容を記憶するボリュームバックア
ップ媒体(図中、MTと記載)、1643、1644
は、ボリュームバックアップ媒体1645、1646の
内容をボリューム単位で、回復後ディスク1603、1
604にリストアするボリュームリストアプログラムで
ある(図中、VRと記載)。
【0005】バックアップ元ディスク1601、160
2において、1621は、オペレーティングシステムの
プログラムが格納されるシステムレジデンス、1622
は、オペレーティングシステムの作業領域であるシステ
ム用ワークエリア、1623は、業務プログラム(原始
形式)を格納するライムライブラリ(図中、業務プログ
ラム(原始形式)と記載)、1624は、ジョブ実行制
御文を格納するライムライブラリ(図中、ジョブ実行制
御文と記載)、1625は、業務プログラム(相対形
式)を格納する相対形式ライブラリ(図中、業務プログ
ラム(相対形式)と記載)、1626は、業務プログラ
ム(実行形式)を格納する実行形式ライブラリ(図中、
業務プログラム(実行形式)と記載)、1627は、業
務プログラム(画面定義)を格納する実行形式ライブラ
リ(図中、業務プログラム(画面)と記載)、1628
は、業務プログラム(データベース定義)を格納するデ
ータベース定義ライブラリ(図中、業務プログラム(デ
ータベース定義)と記載)、1629は、オンライン管
理(作業領域)を格納するオンライン用ワーク用エリア
(図中、オンライン管理データセットと記載)、163
0は、業務用データを格納するデータベースのデータセ
ット(図中、オンラインデータセットと記載)、163
1は、バッチ用中間エリアを格納するバッチ用中間ワー
クエリアである。
【0006】このように、各バックアップ元ディスク1
601、1602に記憶されている内容は、使用用途別
にファイル形式が異なる。このファイル形式の違いによ
り、バックアップを行なうプログラム1605や、リス
トアを行なうプログラム1607、および、バックアッ
プ媒体のフォーマットが、それぞれ異なるものとなって
しまう。すなわち、バックアップ元ディスク1601、
1602のバックアップを行なう場合には、各バックア
ップの対象のファイル形式毎に異なる専用バックアップ
プログラム1605(PB:プログラムバックアップ、
FB:ファイルバックアップ、SLB:原始文ライブラ
リーバックアップ、DBB:データベースバックアップ
等のプログラム)を用いてバックアップし、それぞれの
専用バックアップ媒体1606が取得される。そして、
専用リストアプログラム1607(PR:プログラムリ
ストア、FR:ファイルリストア、SLR:原始文ライ
ブラリリストア、DBR:データベースリストア等のプ
ログラム)でリストアされる。このように、ファイル形
式別に、退避(バックアップ)するプログラム、およ
び、回復(リストア)するプログラムが異なると、退避
プログラムと回復プログラムを選ぶことは、大変に煩わ
しいものとなる。
【0007】この煩わしさを解決するために、一般に
は、ボリュームバックアッププログラム1641、16
42と、ボリュームリストアプログラム1643、16
44を用いたボリューム単位のバックアップリストアが
ある。しかし、これは、ボリューム単位の退避と回復が
目的であって、例えば、ボリュームの変更や、ファイル
容量の変更、別アドレスの再配置などに対しての融通性
がない。さらに、ボリューム単位のバックアップは、ボ
リュームの全体の回復を対象としているため、ファイル
単位の回復ができない。そのために、場合によっては、
回復してはならないファイルも回復し、正常なファイル
を壊すことがある。このような操作性の悪さは、操作者
による退避回復作業を煩わしいものにし、バックアップ
漏れを誘発し、バックアップ媒体を管理しにくいものに
している。尚、このようなボリュームのバックアップに
関しては、例えば、特開昭63−285625号公報に
記載のように、機械的スイッチでのリストア技術があ
る。
【0008】以下にまとめて示すように、従来のバック
アップリストア装置では、様々な問題点がある。 (A)まず、ファイル単位のバックアップの問題点とし
ては、 (A−1)バックアップ操作が複雑:ファイル形式毎の
専用プログラムでのバックアップが主な原因である。 (A−2)バックアップ媒体の管理が大変:ファイル形
式毎のバックアップ媒体が取得され、管理本数が増加す
ることが原因である。 (A−3)バックアップ漏れの危険性あり:バックアッ
プ情報の複雑さに原因がある。 (B)次に、ボリューム単位のバックアップの問題点と
しては、 (B−1)バックアップの融通性がない:すなわち、ボ
リューム単位のバックアップでは、部分回復やファイル
容量の変更、および、回復ボリューム変更などができな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術において、ボリューム単位のバックア
ップでは、ファイル単位での部分回復と容量の拡張がで
きず、融通性が悪く、オンラインシステムの性能を低下
させてしまい、また、ファイル単位のバックアップで
は、ファイル形式毎に異なるプログラムが必要であり、
バックアップ操作が複雑で、かつ、バックアップ媒体の
管理が紛らわしいため、バックアップ漏れの要因とな
り、オンラインシステムの信頼性を低下させてしまう点
である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決
し、バックアップ処理とリストア処理に係わる融通性と
操作性、および、正確性を向上させ、そして、バックア
ップ媒体の管理を容易とし、オンラインシステムの信頼
性と性能を向上させることを可能とするオンラインシス
テムのバックアップリストア装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のオンラインシステムのバックアップリスト
ア装置は、(1)オンライン処理を行なうシステムで用
いる複数の記憶媒体に格納したプログラムやデータ等の
ファイルを、定期的に予備の記憶媒体に複写しておき、
記憶媒体のファイルの破壊時に、この記憶媒体に、予備
の記憶媒体に複写したファイルを複写し、オンライン処
理に必要なファイルの回復を行なうバックアップリスト
ア装置において、指定されたオンライン処理用のオンラ
インジョブ制御文を検出して解析し、このオンライン処
理に関連する全てのファイルを選択して、順次、複写先
の記憶媒体に書き込むファイル一式複写部を設けること
を特徴とする。また、(2)上記(1)に記載のオンラ
インシステムのバックアップリストア装置において、フ
ァイル一式複写部は、複写の対象となるファイルのそれ
ぞれに対応付けられたファイル形式を判別し、この判別
したファイル形式に対応するプログラムを選択するプロ
グラム選択部を具備し、このプログラム選択部で選択し
たプログラムを用いて、ファイルの複写を行なうことを
特徴とする。また、(3)上記(2)に記載のオンライ
ンシステムのバックアップリストア装置において、予備
の記憶媒体上に登録された、この予備の記憶媒体に複写
したファイルのそれぞれに対応付けられたファイル形式
を参照して、指定のファイル形式のファイルのみを選択
し、ファイル単位の回復、ファイル容量の変更、およ
び、回復先の記憶媒体の変更等、指定された部分回復処
理を行なう部分回復部を設けることを特徴とする。ま
た、(4)上記(3)に記載のオンラインシステムのバ
ックアップリストア装置において、部分回復部による回
復先の記憶媒体の変更に対応し、回復元のファイルを用
いるオンライン処理用のオンラインジョブ制御文を含む
オンライン処理用の起動パラメータの変更を行なう新環
境変更部を設けることを特徴とする。また、(5)上記
(4)に記載のオンラインシステムのバックアップリス
トア装置において、新環境変更部によるオンラインジョ
ブ制御文の変更後に、この変更されたオンラインジョブ
制御文で実行される新たなオンライン処理で用いる全て
のファイルの予備の記憶媒体への複写の起動と、新たな
オンライン処理の起動とを行なう新環境ジョブ起動部を
設けることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、オンラインシステムの実行
のためのオンラインジョブ制御文から、ファイルとボリ
ュームの関係を判断し、バックアップ対象ファイルを自
動判別し、オンラインシステム単位のバックアップ、す
なわち、一つのオンラインシステムでまとめてバックア
ップ処理を行なう。このことにより、一回のバックアッ
プ操作で、オンライン処理に必要な全てのバックアップ
一式を、漏れなく、一つのバックアップ媒体に取得で
き、バックアップに係わる信頼性と操作性が向上すると
共に、バックアップ媒体の管理が容易となる。
【0012】また、磁気ディスク等の記憶媒体に従来か
ら設けられているディスク管理エリア等に、ファイル単
位のファイル形式を登録し、このディスク管理エリアを
参照して、バックアップの対象となるファイルのファイ
ル形式を、自動的に判別し、対応するプログラムを選択
してバックアップを行なう。また、バックアップしたフ
ァイルのファイル形式を、バックアップ記憶媒体上に確
保することにより、対応するプログラムを自動選択し
て、リストア(回復)を行なう。このように、ファイル
毎にファイル形式を持つことで、記憶媒体の種類やファ
イルの属性等、格納形式に依存しないバックアップリス
トアが可能となる。
【0013】また、バックアップ媒体上には、このバッ
クアップ媒体に格納した各ファイルのファイル形式を登
録されており、このバックアップ媒体上のファイル形式
を参照することにより、指定されたファイル形式のファ
イルのみを選択して、回復を行なうことができる。この
ことにより、ファイル単位の回復や、ファイルの容量変
更、または、回復ボリューム変更(例えば、あるボリュ
ームからバックアップしたファイルを、他のボリューム
にリストアする)等の部分回復ができ、融通性が向上す
る。
【0014】また、この回復ボリューム変更にあわせ
て、ファイルのそれぞれの格納先記憶媒体情報などオン
ライン処理で参照されるボリュームテーブルに登録され
た情報や、オンラインジョブ制御文などの起動パラメー
タを自動変更し、オンラインシステム実施環境の自動変
更を行ない、かつ、回復先を変更した場合のシステムの
不都合を自動修復する。このことにより、従来、回復ボ
リューム変更を行なうとき、この回復と同期して、使用
者が、オンラインシステムの起動パラメータを修正する
必要があったが、このような操作が不要となり、操作性
が向上する。
【0015】また、このように、オンラインシステムの
実施環境を変更したときには、この実施環境の自動変更
後の新環境のバックアップの起動や、新たなオンライン
の再起動などを自動的に行なう。このことにより、従来
必要とした、新環境のためのバックアップを取得するな
どのリストア後の一定の起動ジョブを流す操作が不要と
なり、操作性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明のオンラインシステムのバッ
クアップリストア装置の本発明に係わる構成の一実施例
を示すブロック図である。本図において、1は、オンラ
イン処理で用いるファイルのバックアップ(退避)とリ
ストア(回復)処理を行なうバックアップリストア装
置、2は、ファイルの作成時に、各ファイルの形式を作
成するファイル形式作成部、3、4は、各ファイルを格
納する記憶媒体としての磁気ディスク、5は、ファイル
形式作成部2で作成され、磁気ディスク3に登録された
ファイル形式、6は、本発明に係わり、オンライン処理
単位でのファイルのバックアップとリストアを行なうフ
ァイル一式複写部、7は、ファイル形式5に基づき、対
応するバックアップおよびリストア用のプログラムを選
択する本発明に係わるプログラム選択部、8は、磁気テ
ープなどからなり、磁気ディスク3のバックアップファ
イルを格納する予備の記憶媒体としてのバックアップ媒
体、9は、ファイル形式5に基づき、バックアップ媒体
8のファイルから特定のファイル形式のファイルを選択
して、バックアップ元と同じ磁気ディスク3、もしく
は、バックアップ元と異なる磁気ディスク4への部分回
復を行なう本発明に係わる部分回復部、10は、部分回
復部9がバックアップ元と異なる磁気ディスク4への部
分回復を行なった場合に、この磁気ディスク4のファイ
ルを用いるオンライン処理実行用のオンラインジョブ制
御文などの起動パラメータを変更し、オンライン処理の
実施環境の自動変更を行なう本発明に係わる新環境変更
部、11は、新環境変更部10によるオンライン処理の
実施環境の自動変更後に、磁気ディスク4に回復された
ファイルのファイル一式複写部6によるバックアップ媒
体8へのバックアップ処理や、新環境変更部10で変更
されたオンラインジョブ制御文によるオンライン処理を
起動する新環境ジョブ起動部、12は、バックアップリ
ストア装置1によるバックアップやリストア時に、外部
から入力されるパラメータを取り込むパラメータ入力部
である。
【0017】オンラインシステムの設計者は、まず、磁
気ディスク3上のファイルを作るが、このファイルを作
る段階で、ファイル形式作成部2を介して、磁気ディス
ク3上に、本発明に係わるファイル形式5を作る。この
ような磁気ディスク3を、バックアップ対象ディスクと
すれば、磁気ディスク3のバックアップ対象は、ファイ
ル一式複写部6により、バックアップ媒体8上に、バッ
クアップされる。また、回復時は、ファイル一式複写部
6による全面回復や、部分回復部9による、同一ボリュ
ーム(バックアップ元と同一の磁気ディスク3)への回
復、もしくは、変更ボリューム(バックアップ元と異な
る磁気ディスク4)への回復の3種類の回復が行なわれ
る。部分回復部9により、バックアップ媒体8から、別
ボリュームの磁気ディスク4上に部分回復した場合に
は、新環境変更部10と、新環境ジョブ起動部11によ
り、新たなオンライン処理を自動的に起動する。
【0018】以下、本発明に係わる動作説明を、(I)
ファイル形式作成部2、(II)ファイル一式複写部6、
(III)部分回復部9、(IV)新環境変更部10、およ
び、(V)新環境ジョブ起動部11に分けて、順次に行
なう。 (I)まず、初期ファイル作成時のファイル形式作成部
2の動作を説明する。図2は、図1におけるファイル形
式作成部による本発明に係わるファイル形式の作成手順
の一実施例を示す説明図ある。本図において、20と2
0aは、それぞれ、図1の磁気ディスク3に格納された
更新前のファイル形式と更新後のファイル形式であり、
更新前のファイル形式20は、ある業務処理を行なうオ
ンラインシステム用に作成され、図1で示した磁気ディ
スク3に格納されたシステムレジデンス、システム用ワ
ークエリア、業務プログラム(原始形式)、ジョブ実行
制御文の各ファイルのファイル名称21〜24と、各フ
ァイルに対応するファイル形式5a〜5dで構成され、
また、更新後のファイル形式20aは、更新前のファイ
ル形式20に、新たに、ファイル「業務プログラム(相
対形式)」のファイル名称25、および、そのファイル
形式5eが追加された構成となっている。
【0019】ファイル名称25で示される「業務プログ
ラム(相対形式)」のファイルの作成においては、通常
は、十分な空きエリアの空いている図1の磁気ディスク
3上に、一定容量のエリアを確保し、最初の使用枠を確
保する。この時、図1の磁気ディスク3の図示していな
いディスク管理エリア(ディスクの種類や格納している
ファイルの種類等を登録)にファイル名称等を追加する
が、この時に、この追加されたファイル「業務プログラ
ム(相対形式)」のファイル名25と、対応するファイ
ル形式5eが、ファイル形式作成部2により、更新前の
ファイル形式20に追加され、更新後のファイル形式2
0aに更新される。このようにして、ディスクに格納さ
れている全ての各ファイルのファイル形式の対応付けを
行なう。尚、本実施例では、磁気ディスクの従来からあ
るディスク管理エリアに、ファイル形式を登録して、フ
ァイル自体から独立させて管理しているが、各ファイル
の中の第1レコードに、それぞれに対応するファイル形
式を登録する構成でも良い。
【0020】(II)次に、図3〜図9を用いて、ファイ
ル一式複写部6に係わる説明を行なう。図3は、図1に
おけるファイル一式複写部の本発明に係わるバックアッ
プ動作の一実施例を示すフローチャートである。まず、
図1のパラメータ入力部12からのパラメータを読み、
解析を行なう(ステップ301)。このパラメータの中
には、オンライン実行のためのオンラインジョブ制御文
が指定してあり、このオンラインジョブ制御文を解析す
る(ステップ302)。この解析により、バックアップ
対象ファイルが判明するので、以下の順番で、具体的な
バックアップを行なう。
【0021】すなわち、まず、システムディスクの最初
にあるIPL(Initial Program Lo
ader、イニシャルプログラムローダ)のバックアッ
プを行ない(ステップ303)、次に、OS(オペレー
ティングシステム)をバックアップする(ステップ30
4)。このようにして、オペレーティングシステム部を
バックアップした後に、さらに、オンラインで使用する
全ファイルを、バックアップする(ステップ305)。
尚、バックアップ(およびリストア)に用いるプログラ
ムは、図1のプログラム選択部7により、そのファイル
形式別に現行のプログラムを選択するか、もしくは、汎
用的なプログラムを作成しておき、その中で、ファイル
形式を識別して選択する。
【0022】図4は、図1におけるファイル一式複写部
の本発明に係わるファイル形式を用いたバックアップリ
ストア動作の一実施例を示す説明図である。本図におい
て、3a、3bは、バックアップ対象ディスクとしての
磁気ディスク、5a〜5kは、磁気ディスク3a、3b
に格納されている各ファイル40a〜40kに対応付け
られた図1で示したファイル形式、6は、図1で示した
ファイル一式複写部、8は、図1で示したバックアップ
媒体(図中、MTと記載)、3c、3dは、リストア対
象ディスクとしての磁気ディスクである。このように、
各磁気ディスク3a、3bでは、図2で説明したよう
に、図1のファイル形式作成部2で作成されたファイル
形式5a〜5kが、各ファイル40a〜40k単位に対
応付けられている。
【0023】ファイル一式複写部6は、図1に示すプロ
グラム選択部7を具備し、磁気ディスク3a、3b上の
ファイル形式5a〜5kを自動判定して、各ファイル形
式5a〜5kに見合った適切なバックアッププログラム
(図中、バックアップと記載)6aを実行し、バックア
ップ媒体8を生成する。また、回復時には、ファイル一
式複写部6は、バックアップ媒体8上の後述する図7で
示す情報を使用して、ファイル形式5a〜5kに見合う
適切なリストアプログラム(図中、リストアと記載)6
bを実行し、磁気ディスク3c、3dへ復元する。
【0024】尚、ファイル形式5a〜5kのそれぞれの
意味は、次のとおりである。ファイル形式5a、5fの
CLは、ファイル形式CLBのBACKUP(プログラ
ム)でバックアップし、RESTORE(プログラム)
でリストアすることを示し、以下同様に、ファイル形式
5b、5i、5kのWKは、ファイル形式WORKのB
ACKUPでバックアップ、RESTOREでリスト
ア、ファイル形式5c、5dのLMは、ファイル形式L
IMEライブラリーのLIMEBACKUPでバックア
ップ、形式LIMEライブラリーのLIMERESTO
REでリストア、ファイル形式5eのRLは、ファイル
形式RLBのBACKUPでバックアップ、RESTO
REでリストア、そして、ファイル形式5h、5jのP
Dは、ファイル形式PDMのUNLOADでバックアッ
プし、ファイル形式PDMのPDMLOADでリストア
することを示す。
【0025】次に、図1に示すパラメータ入力部12か
ら入力されるパラメータに関する説明を行なう。図5
は、図1におけるパラメータ入力部からバックアップ時
に入力されるパラメータの本発明に係わる構成の一実施
例を示す説明図である。本図においては、50は、バッ
クアップ時に入力されるバックアップパラメータを示し
ており、バックアップ時には、パラメータとして、バッ
クアップリストア区分(図中、退避/回復の別と記載)
51、ディスク形式52、オンラインジョブ制御文の格
納メンバー名称(図中、オンラインJCLメンバー名称
(1)〜(3)と記載)53〜55等が指定される。
【0026】バックアップリストア区分51は、指示が
バックアップかリストアかを示す区分で、ここでは、B
ACKUP(バックアップ)固定である。ディスク形式
52は、図1における現行の磁気ディスク3のディスク
形式を図1のバックアップ媒体8上に書き込むために指
定される。尚、ハードウェアやソフトウェアでディスク
形式が判別できれば、それを、バックアップ媒体上に記
録すれば良いので、その場合には、特に指定の必要はな
い。オンラインジョブ制御文の格納メンバー名称53に
は、オンラインプログラムが動くためのジョブ起動の制
御文の格納場所や、格納メンバー名称が指定される。こ
れは、オンラインで使用するリソースを、漏れなく吸い
上げるために指定されるものである。
【0027】以下、このオンラインジョブ制御文の格納
メンバー名称53で指定されるオンラインジョブ制御文
に関して、次の図6を用いて、具体的に説明する。図6
は、図1におけるファイル一式複写部で参照するオンラ
インジョブ制御文の一実施例を示す説明図である。本実
施例で示す各オンラインジョブ制御文601〜614
は、バックアップリストアの対象ファイルとして、それ
ぞれ、次の意味を示す。
【0028】JOB文(オンラインジョブ制御文60
1)は、ジョブ名称がONLINEであることを示し、
FD文(オンラインジョブ制御文602)は、例えば図
4の業務プログラム(実行形式)40fがVOL001
(ディスク形式)であることを、FD文(オンラインジ
ョブ制御文603)は、例えば図4の業務プログラム
(画面)40gがVOL002であることを、FD文
(オンラインジョブ制御文604)は、例えば図4のオ
ンライン管理データセット40iがVOL002である
ことを、FD文(オンラインジョブ制御文605)は、
例えば図4の業務プログラム(データベース定義)40
hがVOL002であることを、ASSGN文(オンラ
インジョブ制御文607)は、SYS053がVOL0
03であることを、ASSGN文(オンラインジョブ制
御文608)は、SYS052がVOL002であるこ
とを、FILE文(オンラインジョブ制御文609)
は、例えば図4のオンラインデータセット40jのMP
ATがSYS052(VOL002)であることを、F
ILE文(オンラインジョブ制御文610)は、例えば
図4のオンラインデータセット40jのVNCGがSY
S052(VOL002)であることを示し、そして、
FILE文(オンラインジョブ制御文614)は、BB
BBがSYS053(VOL003)であることを示
す。
【0029】このようなオンラインジョブ制御文601
〜614に、吸い上げるべきファイル情報が格納されて
いる。例えば、ボリュームVOL002の割り当て文で
あるASSGN文608と、業務データセット患者マス
タのFILE文609は、MPATというファイルが、
VOL002のボリューム(例えば、図4における磁気
ディスク3b)に存在することを示す。すなわち、図
1、および、図4におけるファイル一式複写部6は、オ
ンラインジョブ制御文601〜614を解析し、VOL
002のボリュームのMPAT(ファイル)を認識し、
バックアップの対象を決定する。さらに、図4におい
て、ファイル一式複写部6は、MPATのファイル形式
5a〜5kを識別し(この例の場合は、図4のファイル
形式5jのPD)、対応するバックアッププログラム6
aを自動識別し、バックアップを実施する。
【0030】尚、判明するファイル実体名とボリューム
番号の対応が、実際のディスク上に存在するか否かは、
実際に読むことで解決する。矛盾点があれば、その旨を
エラーリストに出力する。また、図5におけるオンライ
ンジョブ制御文の格納メンバー名称53には、複数個指
定ができるが、オンラインジョブ制御文を複数指定する
意味は、例えば、本番オンラインのバックアップと、テ
スト用オンラインのバックアップを、両方、同時にバッ
クアップしたい、あるいは、本番オンラインとオンライ
ン停止後のバッチの後方ジョブがあって、両方、同時
に、バックアップしたいという場合に使用する。
【0031】このようにして、図4に示すように、ファ
イル一式複写部6は、ファイル形式5a〜5kを持つ磁
気ディスク3a、3bに対し、バックアップ媒体8を作
成する。尚、バックアップ媒体8は、磁気テープ等のフ
ァイルである。また、図4において、ファイル一式複写
部6で、このバックアップ媒体8を、磁気ディスク3
c、3dに回復するために、バックアップ媒体8は、次
の図7で示すように、各種の管理情報を持つ。
【0032】図7は、図1におけるバックアップ媒体の
本発明に係わるフォーマット構成の一実施例を示す説明
図である。本実施例のバックアップ媒体フォーマット
は、バックアップリストア管理情報710、ボリューム
単位管理情報720、バックアップ情報730により構
成されている。バックアップリストア管理情報710
は、一回のバックアップについて、バックアップ媒体の
先頭に一つ作成される。また、バックアップの対象とな
るオンラインシステム一式分にあたる情報が、バックア
ップリストア管理情報710に作成される。本実施例で
は、オンラインシステム一式のバックアップを、オンラ
インジョブ制御文を用いて行なっているので、図1、4
におけるファイル一式複写部6は、これらの情報をバッ
クアップ媒体上のバックアップリストア管理情報710
に格納する。この格納は、次の手順で行なわれる。
【0033】図5におけるバックアップパラメータ50
のオンラインジョブ制御文の格納メンバー名称53に、
オンラインジョブ制御文が格納されている場所、およ
び、名称が指定されているので、この指定に従って実際
に磁気ディスクを読み、図6に示した実際のオンライン
ジョブ制御文を得る。そして、バックアップ媒体上のバ
ックアップリストア管理情報710に、オンラインジョ
ブ制御文のメンバ名称711、オンラインジョブ制御文
(図中、JCLと記載)712、そして、後述の図13
で詳細を示すボリュームテーブル713を格納する。こ
こで、オンラインジョブ制御文のメンバ名称711は、
図5のバックアップパラメータ50で示したように複数
指定ができるので、その場合は、バックアップ媒体上も
複数指定となる。
【0034】ボリューム単位管理情報720は、ボリュ
ーム単位に作成され、一般のオンラインシステムは、複
数のボリュームを使用しているので、通常は、複数個作
られる。このボリューム単位管理情報720の格納は、
次の手順で行なわれる。例えば、図5におけるバックア
ップパラメータ50のディスク形式52などで示される
ディスク形式721に対して、予め用意したボリューム
テーブル713に基づき、ボリューム番号725から、
ディスク形式別のトラック容量722、シリンダ容量7
23、ボリューム容量724が得られ格納される。ま
た、図6のオンラインジョブ制御文601〜614等の
解析結果と、後述する図13のボリュームテーブル13
00から、当該ボリューム別ファイル一覧が得られ、フ
ァイル(1)726、ファイル(2)727、ファイル
(3)728、ファイル(4)729が格納される。
【0035】バックアップ情報730には、先頭など
に、ボリューム管理情報731、736が付けられ、こ
のようなボリューム管理情報731、736で区分され
るボリューム単位に、バックアップ対象データを吸い上
げられ格納される。例えば、ボリューム管理情報731
に対応して、イニシャルプログラムローダ部のバックア
ップ部分のIPL732や、図4の磁気ディスク3aに
おけるシステムレジデンス(ファイル40a)とシステ
ム用ワークエリア(ファイル40b)、および、業務プ
ログラム(原始形式)(ファイル40c)などのバック
アップ部分のシステムレジデンス733とシステム用ワ
ークエリア734、業務プログラム(原始形式)735
などが、また、同様にして、ボリューム管理情報736
に対応して、業務プログラム(画面)737や、業務プ
ログラム(データベース)738などが格納される。
【0036】バックアップ媒体に、このようなバックア
ップリストア管理情報710や、ボリューム単位管理情
報720、および、バックアップ情報730を格納する
ことにより、図1、および、図4におけるファイル一式
複写部6は、適切なリストアプログラムを自動判別し
て、リストアを行なう。以下、図1、および、図4にお
けるファイル一式複写部6のリストア動作の説明を行な
う。
【0037】図8は、図1におけるファイル一式複写部
の本発明に係わるリストア動作の一実施例を示すフロー
チャートである。本実施例は、図1のファイル一式複写
部6が、自身で作成した図1のバックアップ媒体8と、
図1のパラメータ入力部12からのパラメータを入力と
して、図1の磁気ディスク3上に、リストア対象を出力
する動作を示すものであり、特に、図1のバックアップ
媒体8の内容を全てリストアする(全面回復)動作であ
る。すなわち、図1のファイル一式複写部6は、まず、
入力されたパラメータを読み込み、解析し(ステップ8
01)、この解析結果が示すオンラインジョブ制御文
を、図7におけるバックアップリストア管理情報710
に基づき判別して解析する(ステップ802)。この解
析により、リストアの対象を決定する。
【0038】次に、リストアのための確認メッセージを
出力して応答を受けて(ステップ803)、まず、IP
Lのリストア(ステップ804)、システム(OS)の
リストア(ステップ805)、そして、オンラインジョ
ブ制御文(JCL)に従った各ファイルのリストア(ス
テップ806)の順で、自動的にリストアを行なう。
尚、ディスク形式が変更になる場合、一般には、トラッ
ク容量、シリンダ容量、ボリューム容量が異なるが、バ
ックアップ媒体情報の中に、変換情報が格納されている
ため、ディスク形式が変更になる場合にも、変換してリ
ストアができる。
【0039】以下、このような全面回復(リストア)動
作で用いる図1のバックアップ媒体8と、パラメータ入
力部12からのパラメータ、および、リストア対象媒体
としての磁気ディスク3の説明を行なう。まず、図1に
おけるバックアップ媒体8上には、図7におけるバック
アップ媒体フォーマットで示したように、リストア(回
復)に必要な情報が全て含まれる。そして、図1のファ
イル一式複写部6は、図7において先頭にあるバックア
ップリストア管理情報710のJCL(オンラインジョ
ブ制御文)712の情報から、リストア対象ファイルと
ボリュームを決定し、当該ファイルを一式リストアップ
する。
【0040】次に、図1のパラメータ入力部12からの
パラメータに関しての説明を、図9を用いて行なう。図
9は、図1におけるパラメータ入力部から全面回復時に
入力されるパラメータの本発明に係わる構成の一実施例
を示す説明図である。本図においては、900は、全面
回復(リストア)時に入力されるリストアパラメータを
示しており、全面回復時には、パラメータとして、指示
がバックアップかリストアかを示すバックアップリスト
ア区分(図中、退避/回復の別と記載)901、バック
アップ媒体のディスク形式902、オンラインジョブ制
御文の格納メンバー名称(図中、オンラインJCLメン
バー名称(1)〜(3)と記載)903〜905等が指
定される。本実施例では、バックアップリストア区分9
01では、RESTORE(リストア)が、また、ディ
スク形式902とオンラインジョブ制御文の格納メンバ
ー名称903では、図5におけるバックアップパラメー
タ50と同様に、図1の磁気ディスク3のディスク形式
「H−6555」と、オンラインプログラムが動くため
のジョブ起動の制御文の格納場所や格納メンバー名称
「LIME2/COM.JCD/DCCM3CTL」が
それぞれ指定されている。
【0041】全面回復の場合は、原則として、リストア
(回復)に要する情報は、全て図1のバックアップ媒体
8上にあり、リストアパラメータ900で指定されたパ
ラメータに基づき、リストア対象媒体としての図1の磁
気ディスク3には、図1のバックアップ媒体8と全く同
一になるように、一式回復される。尚、ここでの一式
は、オンラインシステム一式の意味である。
【0042】(III)次に、図10〜図12を用いて、
図1における部分回復部9の同一ボリューム回復と回復
ボリューム変更に係わる説明を行なう。図10は、図1
におけるパラメータ入力部から部分回復時に入力される
パラメータの本発明に係わる構成の一実施例を示す説明
図である。本図においては、1000は、図1における
部分回復部9による部分回復(リストア)のために、図
1のパラメータ入力部12から入力されるリストアパラ
メータを示しており、このリストアパラメータ1000
では、図5、および、図9で示したものと同様のバック
アップリストア区分(図中、退避/回復の別と記載)1
001、ディスク形式1002、オンラインジョブ制御
文の格納メンバー名称(図中、オンラインJCLメンバ
ー名称(1)〜(3)と記載)1003〜1005等の
他に、ファイル名称1006、ファイル容量1007、
変更後ファイル名称1008が指定され、ファイル単位
での指定が行なわれる。
【0043】このようなリストアパラメータ1000を
入力として、図1の部分回復部9は、図7に示したバッ
クアップ媒体フォーマットを持つ図1のバックアップ媒
体8から図1の磁気ディスク3への部分回復を、次の図
11に示す手順で行なう。また、図1の部分回復部9
は、リストアパラメータ1000でのファイル容量10
07や変更後ファイル名称1008での指定に基づき、
ファイル容量の変更やファイル名称の変更を行なう。
【0044】図11は、図1における部分回復部の本発
明に係わるリストア動作の一実施例を示すフローチャー
トである。本実施例は、図1の部分回復部9による図1
のバックアップ媒体8の図1の磁気ディスク3へのリス
トア動作を示すものであり、特に、図1のパラメータ入
力部12からのパラメータで指定されたファイル単位で
のリストア動作を示すものである。
【0045】図1の部分回復部9は、まず、入力された
パラメータを読み込み、解析し(ステップ1101)、
この解析結果が示すオンラインジョブ制御文を、図7に
おけるバックアップリストア管理情報710に基づき判
別して解析する(ステップ1102)。この解析によ
り、リストアの対象を決定する。次に、リストアのため
の確認メッセージを出力して応答を受け(ステップ11
03)、入力された図10に示すリストアパラメータ1
000に従って、ファイル単位での図1の磁気ディスク
3へのリストアを行なう(ステップ1104)。このよ
うに、本実施例によれば、図1のファイル一式複写部6
によりボリューム単位で作成されたバックアップ媒体
を、ファイル単位の部分回復に使用することができる。
【0046】次に、図1における部分回復部9の回復ボ
リューム変更、すなわち、図1におけるバックアップ元
の磁気ディスク3と異なる磁気ディスク4への部分回復
に関しての説明を行なう。図12は、図1におけるパラ
メータ入力部から回復ボリューム変更時に入力されるパ
ラメータの本発明に係わる構成の一実施例を示す説明図
である。本図において、1200は、図1における部分
回復部9による別ボリュームへの部分回復(リストア)
のために、図1のパラメータ入力部12から入力される
リストアパラメータを示しており、このリストアパラメ
ータ1200では、図10で示したものと同様の内容
で、バックアップリストア区分1201、ディスク形式
1202、オンラインジョブ制御文の格納メンバー名称
(図中、オンラインJCLメンバー名称(1)1203
〜(3)1205と記載)1203の指定が行なわれて
いる。
【0047】さらに、本実施例のリストアパラメータ1
200では、その他に、パラメータ識別1206のリス
トア後のジョブ指定パラメータ「LASTJB」で、リ
ストア後のオンラインジョブ制御文の格納場所「LIM
E2/COM.JCL/SYSGEN.JCL」、「B
ACKUP.JCL」、「DCCM.3JCL」のそれ
ぞれが、リストア後のオンラインジョブ制御文の格納メ
ンバー名称(図中、オンラインJCLメンバー名称
(1)〜(3)と記載)1207〜1209の区分で指
定されている。また、図10で示したファイル単位での
指定に用いられるファイル名称1210とファイル容量
1212、および、変更後ファイル名称1213の各区
分の他に、変更先の磁気ディスクを指定する変更後ボリ
ューム1211の区分が設けられている。
【0048】このようなリストアパラメータ1200を
入力として、図1の部分回復部9は、図7に示したバッ
クアップ媒体フォーマットを持つ図1のバックアップ媒
体8から図1の磁気ディスク4へのボリューム変更した
部分回復を行なう。また、図1の部分回復部9は、ファ
イル容量1212や変更後ファイル名称1213などで
の指定に基づき、ファイル容量の変更やファイル名称の
変更を行なう。
【0049】(IV)次に、図1における新環境変更部1
0に係わる説明を行なう。図1の部分回復部9により、
ボリューム変更して回復されたファイルを用いてオンラ
イン処理を行なう場合には、オンラインジョブ制御文の
変更等を行なわなければならない。本実施例のバックア
ップリストア装置は、図1における新環境変更部10を
設けることにより、オンラインジョブ制御文の変更等、
新たなリソース環境でのオンライン処理に必要な起動パ
ラメータの変更を自動的に行なう。すなわち、ボリュー
ム変更の回復後、図1における新環境変更部10は、次
の図13に示すボリュームテーブルを用いて、オンライ
ンジョブ制御文の変更を自動的に行なう。
【0050】図13は、図1における新環境変更部によ
る本発明に係わるオンラインジョブ制御文の変更動作に
用いられるボリュームテーブルの構成の一実施例を示す
説明図である。本実施例のボリュームテーブル1300
は、予め作成しておく(予め洗いだしておく)部分があ
るので、まず、その部分の説明から行なう。予め作成し
ておく部分は、ディスクのボリューム単位の属性部分1
301と、ボリューム変更に伴う変更部分1302であ
る。
【0051】まず、ボリューム単位の属性部分1301
は、ボリューム番号「VOL001」〜「VOL00
3」、ボリューム(ディスク)アドレス「A01」〜
「A02」、ディスク形式「H−6555」のボリュー
ム(1)1303〜(3)1305であり、一台のディ
スクの単位に作成される。この属性部分1301の情報
は、ボリューム変更に使用される。
【0052】次に、ボリューム変更に伴う変更部分13
02は、ボリューム変更があったときに予め想定される
変更個所であり、モジュールをパッチで修正する場合
と、ジョブ制御文を修正して、ジョブを起動する場合が
ある。モジュール修正の場合は、モジュール名130
6、モジュールの修正番地1307、修正内容1308
により修正する。ジョブの修正は、ジョブ制御文の格納
場所(メンバ名)1309、修正個所1310(本例で
は、説明のため、JCLのXX枚目のYYカラムを修正
のとき、XX、YYで表わした。実用上は、汎用的な指
定、例えば、ファイル名称でJCLを全件検索等をす
る)、そして、修正内容1311により修正する。
【0053】以上が、予め決めておくものであり、次
に、図7に示したバックアップ媒体上のバックアップリ
ストア管理情報710のオンラインJCL712から、
ボリュームテーブル1300のファイル情報1312毎
に、属性部分1301と変更部分1302に対応する情
報を設定する。ここまでが、ボリューム変更を行なわな
いときのボリュームテーブル1300の内容である。
【0054】ボリューム変更を行なう場合は、図12に
おけるリストアパラメータ1200のファイル名称12
10と、変更後ボリューム1211の情報により、ボリ
ュームテーブル1300の新ボリューム1313を設定
する。新ボリューム1313の「VOL003」は、項
番「9」の「MPAT」というファイルを、ボリューム
「VOL002」からボリューム「VOL003」に変
更することを示す。さらに、変更後の修正点は、ボリュ
ームテーブル1300を横に見て、格納場所1309が
「ONLINE」のジョブ制御文の10枚目の25カラ
ム(010、25)を、「VOL003」のディスクに
すれば良いことがわかる。こうして作成されたボリュー
ムテーブル1300は、再作成することがないように、
図1のバックアップ媒体8上で、図7に示したバックア
ップ媒体フォーマットにおけるボリュームテーブル71
3として格納する。
【0055】(V)次に、図1における新環境ジョブ起
動部11に係わる説明を行なう。図1の部分回復部9に
より、ボリューム変更して回復され、かつ、図1の新環
境変更部10により、オンラインジョブ制御文の変更
等、新たなリソース環境でのオンライン処理に必要な起
動パラメータの変更が自動的に行なわれた後には、本実
施例のバックアップリストア装置は、図1における新環
境ジョブ起動部11により、次の図14に示すリストア
後の起動ジョブリストを用いて、ボリューム変更回復先
の磁気ディスクのバックアップ起動や、ボリューム変更
回復したファイルを用いたオンライン処理の起動を自動
的に行なう。
【0056】図14は、図1における新環境ジョブ起動
部による本発明に係わる新オンラインシステムの起動動
作に用いられるリストア後の起動ジョブリストの構成の
一実施例を示す説明図である。本実施例のリストア後の
起動ジョブリスト1400は、ボリューム変更回復時
に、図1のパラメータ入力部12から入力される図12
のリストアパラメータにおけるパラメータ識別1206
〜オンラインジョブ制御文の格納メンバー名称(3)1
209の情報により作成されるものであり、図1の新環
境ジョブ起動部11で起動される各ジョブを識別するジ
ョブ名称1401の項目と、各ジョブに係わるファイル
の格納場所をメンバー名称で表わす格納場所/メンバー
名称1402の項目とにより構成されている。
【0057】すなわち、項番「1」には、ボリューム変
更後に起動される「ボリューム変更後ジョブ」と、図1
2のリストアパラメータ1200のオンラインジョブ制
御文の格納メンバー名称(1)1207の情報「LIM
E2/COM.JCL/SYSGEN」が登録され、項
番「2」には、次の起動対象となるジョブ「新オンライ
ン環境バックアップ」と、バックアップの対象となるフ
ァイルおよびバックアップのためのプログラム「LIM
E2/COM.JCL/BACHUP」が登録され、そ
して、項番「3」に、変更回復したボリュームによるオ
ンライン処理用のジョブ「オンライン再起動」と、この
ジョブ用のファイル「LIME2/COM.JCL/O
NLINE」が登録されている。図1における新環境ジ
ョブ起動部11は、図1の部分回復部9によりボリュー
ム変更回復後のオンラインシステムを、自動的に起動す
る場合に、このリストア後の起動ジョブリスト1400
に従い、ボリューム変更に伴うジョブの起動、新オンラ
イン環境のバックアップの取得、オンラインの再起動の
順でジョブを実施する。
【0058】図15は、図1における部分回復部と新環
境変更部と新環境ジョブ起動部とによる本発明に係わる
リストア動作の一実施例を示すフローチャートである。
図1の部分回復部9は、まず、入力されたパラメータの
読み込みと解析を行なう(ステップ1501)。そし
て、この解析結果が示すオンラインジョブ制御文を、図
1のバックアップ媒体8の図7におけるバックアップリ
ストア管理情報710に基づき判別して解析する(ステ
ップ1502)。この解析により、リストアの対象を決
定する。次に、リストアのための確認メッセージを出力
して応答を受けて(ステップ1503)、入力された図
12に示すリストアパラメータ1200に従って、ファ
イル単位での図1の磁気ディスク4へのリストアを行な
う(ステップ1504)。
【0059】このようにして、図1の部分回復部9は、
図1のパラメータ入力部12から入力された図12のリ
ストアパラメータ1200で指定されたファイル名称1
210と、変更後ボリューム番号1211に従い、バッ
クアップ対象となった図1の磁気ディスク3とは異なる
図1の磁気ディスク4へ、ファイル単位にリストアす
る。この図1の部分回復部9によるボリューム変更した
回復後に、図1の新環境変更部10は、オンラインジョ
ブ制御文の変更を行ない(ステップ1505)、その
後、図1の新環境ジョブ起動部11は、ボリューム変更
回復後のオンラインシステムを、自動的に起動する(ス
テップ1506)。このようにして、図1におけるバッ
クアップリストア装置では、ボリューム変更回復後に、
オンライン処理を自動的に起動する。
【0060】以上、図1〜図15を用いて説明したよう
に、本実施例のバックアップリストア装置では、従来の
ファイル単位のバックアップとリストア、あるいは、ボ
リューム単位のバックアップとリストアという概念を改
め、オンラインシステムという業務単位に、バックアッ
プリストアを行なう。また、ファイル形式の自動判定を
利用したバックアップとリストアを行なう。このことに
より、オンラインシステムの運用管理者は、ファイル形
式に対して注意を払うことなく、同一操作で、同一バッ
クアッププログラムを用いて、同一形式のバックアップ
媒体に、バックアップでき、かつ、同一リストアプログ
ラムで、リストアができ、従来技術では、ファイル形式
毎に、使用者が、専用バックアッププログラムを起動
し、専用のバックアップ媒体を取得し、回復時には、専
用のリストアプログラムを起動する必要があったが、こ
のような手間が不要となり、バックアップとリストアに
係わる操作性が向上すると共にシステムの運用管理が容
易となる。
【0061】また、オンラインシステムという業務単位
の一式でバックアップしたバックアップ媒体を使用した
場合にも、ファイル単位の回復や、ファイル容量の変
更、および、回復ボリューム変更(別ボリューム回復)
などの部分回復ができ、ファイル形式に注意を払うこと
なく取得したバックアップ媒体を、部分的な障害回復に
も流用でき、バックアップ媒体の本数を少なくすること
ができ、バックアップ媒体の管理性と、融通性が向上す
る。
【0062】また、回復ボリューム変更後の新たなオン
ラインシステム実施のためのジョブを自動的に起動で
き、従来の回復ボリューム変更にかかっていた手間が不
要となり、操作性が向上する。尚、本発明は、図1〜図
15を用いて説明した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
ある。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、一回のバックアップ操
作で、一つのオンラインシステムに必要な全てのバック
アップ一式を漏れなく取得できるので、バックアップの
正確性と操作性が向上し、バックアップ媒体の管理が容
易となり、また、一式のバックアップ媒体からの障害時
の部分回復ができるので、融通性が向上し、オンライン
システムの安定した運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオンラインシステムのバックアップリ
ストア装置の本発明に係わる構成の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるファイル形式作成部による本発明
に係わるファイル形式の作成手順の一実施例を示す説明
図ある。
【図3】図1におけるファイル一式複写部の本発明に係
わるバックアップ動作の一実施例を示すフローチャート
である。
【図4】図1におけるファイル一式複写部の本発明に係
わるファイル形式を用いたバックアップリストア動作の
一実施例を示す説明図である。
【図5】図1におけるパラメータ入力部からバックアッ
プ時に入力されるパラメータの本発明に係わる構成の一
実施例を示す説明図である。
【図6】図1におけるファイル一式複写部で参照するオ
ンラインジョブ制御文の一実施例を示す説明図である。
【図7】図1におけるバックアップ媒体の本発明に係わ
るフォーマット構成の一実施例を示す説明図である。
【図8】図1におけるファイル一式複写部の本発明に係
わるリストア動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図9】図1におけるパラメータ入力部から全面回復時
に入力されるパラメータの本発明に係わる構成の一実施
例を示す説明図である。
【図10】図1におけるパラメータ入力部から部分回復
時に入力されるパラメータの本発明に係わる構成の一実
施例を示す説明図である。
【図11】図1における部分回復部の本発明に係わるリ
ストア動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図12】図1におけるパラメータ入力部からボリュー
ム変更回復時に入力されるパラメータの本発明に係わる
構成の一実施例を示す説明図である。
【図13】図1における新環境変更部による本発明に係
わるオンラインジョブ制御文の変更動作に用いられるボ
リュームテーブルの構成の一実施例を示す説明図であ
る。
【図14】図1における新環境ジョブ起動部による本発
明に係わる新オンラインシステムの起動動作に用いられ
るリストア後の起動ジョブリストの構成の一実施例を示
す説明図である。
【図15】図1における部分回復部と新環境変更部と新
環境ジョブ起動部とによる本発明に係わるリストア動作
の一実施例を示すフローチャートである。
【図16】従来のオンラインシステムにおけるバックア
ップリストア動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 バックアップリストア装置 2 ファイル形式作成部 3、3a〜3d、4 磁気ディスク 5、5a〜5k ファイル形式 6 ファイル一式複写部 6a バックアッププログラム 6b リストアプログラム 7 プログラム選択部 8 バックアップ媒体 9 部分回復部 10 新環境変更部 11 新環境ジョブ起動部 12 パラメータ入力部 20、20a ファイル形式 21〜25 ファイル名称 40a〜40k ファイル 50 バックアップパラメータ 51 バックアップリストア区分 52 ディスク形式 53〜55 オンラインジョブ制御文の格納メンバー名
称 601〜614 オンラインジョブ制御文 710 バックアップリストア管理情報 711 メンバ名称 712 オンラインジョブ制御文 713 ボリュームテーブル 720 ボリューム単位管理情報 721 ディスク形式 722 トラック容量 723 シリンダ容量 724 ボリューム容量 725 ボリューム番号 726〜729 ファイル(1)〜(4) 730 バックアップ情報 731 ボリューム管理情報 732 IPL 733 システムレジデンス 734 システム用ワークエリア 735 業務プログラム(原始形式) 736 ボリューム管理情報 737 業務プログラム(画面) 738 業務プログラム(データベース) 900 リストアパラメータ 901 バックアップリストア区分 902 ディスク形式 903〜905 オンラインジョブ制御文の格納メンバ
ー名称(1)〜(3) 1000 リストアパラメータ 1001 バックアップリストア区分 1002 ディスク形式 1003〜1005 オンラインジョブ制御文の格納メ
ンバー名称(1)〜(3) 1006 ファイル名称 1007 ファイル容量 1008 変更後ファイル名称 1200 リストアパラメータ 1201 バックアップリストア区分 1202 ディスク形式 1203〜1205 オンラインジョブ制御文の格納メ
ンバー名称(1)〜(3) 1206 パラメータ識別 1207〜1209 オンラインジョブ制御文の格納メ
ンバー名称(1)〜(3) 1210 ファイル名称 1211 変更後ボリューム 1212 ファイル容量 1213 変更後ファイル名称 1300 ボリュームテーブル 1301 ボリューム単位の属性部分 1302 ボリューム変更に伴う変更部分 1303〜1305 ボリューム(1)〜(3) 1306 モジュール名 1307 修正番地 1308 修正内容 1309 格納場所 1310 修正個所 1311 修正内容 1312 ファイル情報 1313 新ボリューム 1400 リストア後の起動ジョブリスト 1401 ジョブ名称 1402 格納場所/メンバー名称 1601、1602 バックアップ元ディスク 1603、1604 回復後ディスク 1605 専用バックアッププログラム 1606 専用バックアップ媒体 1607 専用リストアプログラム 1621 システムレジデンス 1622 システム用ワークエリア 1623 ライムライブラリ 1624 ライムライブラリ 1625 相対形式ライブラリ 1626 実行形式ライブラリ 1627 実行形式ライブラリ 1628 データベース定義ライブラリ 1629 オンライン用ワーク用エリア 1630 オンラインデータセット 1631 バッチ用中間ワークエリア 1641、1642 ボリュームバックアッププログラ
ム 1643、1644 ボリュームリストアプログラム 1645、1646 ボリュームバックアップ媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンライン処理を行なうシステムで用い
    る複数の記憶媒体に格納したプログラムやデータ等のフ
    ァイルを、定期的に予備の記憶媒体に複写しておき、上
    記記憶媒体のファイルの破壊時に、該記憶媒体に、上記
    予備の記憶媒体に複写したファイルを複写し、上記オン
    ライン処理に必要なファイルの回復を行なうバックアッ
    プリストア装置において、指定されたオンライン処理用
    のオンラインジョブ制御文を検出して解析し、該オンラ
    イン処理に関連する全てのファイルを選択して、順次、
    複写先の記憶媒体に書き込むファイル一式複写手段を設
    けることを特徴とするオンラインシステムのバックアッ
    プリストア装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオンラインシステムの
    バックアップリストア装置において、上記ファイル一式
    複写手段は、複写の対象となるファイルのそれぞれに対
    応付けられたファイル形式を判別し、該判別したファイ
    ル形式に対応するプログラムを選択するプログラム選択
    手段を具備し、該プログラム選択手段で選択したプログ
    ラムを用いて、上記ファイルの複写を行なうことを特徴
    とするオンラインシステムのバックアップリストア装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオンラインシステムの
    バックアップリストア装置において、上記予備の記憶媒
    体上に登録された該予備の記憶媒体に複写したファイル
    のそれぞれに対応付けられたファイル形式を参照して、
    指定のファイル形式のファイルのみを選択し、ファイル
    単位の回復、ファイル容量の変更、および、回復先の記
    憶媒体の変更等、指定された部分回復処理を行なう部分
    回復手段を設けることを特徴とするオンラインシステム
    のバックアップリストア装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のオンラインシステムの
    バックアップリストア装置において、上記部分回復手段
    による上記回復先の記憶媒体の変更に対応して、回復元
    のファイルを用いるオンライン処理用のオンラインジョ
    ブ制御文を含む上記オンライン処理用の起動パラメータ
    の変更を行なう新環境変更手段を設けることを特徴とす
    るオンラインシステムのバックアップリストア装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のオンラインシステムの
    バックアップリストア装置において、上記新環境変更手
    段による上記オンラインジョブ制御文の変更後に、該変
    更されたオンラインジョブ制御文で実行される新たなオ
    ンライン処理で用いる全てのファイルの上記予備の記憶
    媒体への複写の起動と、上記新たなオンライン処理の起
    動とを行なう新環境ジョブ起動手段を設けることを特徴
    とするオンラインシステムのバックアップリストア装
    置。
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