JPH0713759A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH0713759A
JPH0713759A JP15646493A JP15646493A JPH0713759A JP H0713759 A JPH0713759 A JP H0713759A JP 15646493 A JP15646493 A JP 15646493A JP 15646493 A JP15646493 A JP 15646493A JP H0713759 A JPH0713759 A JP H0713759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microinstruction
address
branch
control
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP15646493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Morisada
剛 森定
Koji Tomioka
耕治 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Computertechno Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP15646493A priority Critical patent/JPH0713759A/ja
Publication of JPH0713759A publication Critical patent/JPH0713759A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】演算を指示してから分岐が行われなるまでの動
作時間を短縮する。 【構成】制御記憶101,102と、制御情報を受ける
制御レジスタ107,108と、制御レジスタにより制
御される演算器109,110と演算結果を格納する条
件分岐フラグ111,12をそれぞれ複数組設け、条件
分岐命令時は条件分岐フラグを見て演算結果の書き込み
と制御記憶のアドレスを制御する制御回路120を設け
る。これにより通常は、複数の命令を複数の演算器10
9,110で実行し、条件分岐命令時には、分岐先の命
令をあらかじめ複数の演算器で演算しておき、分岐条件
がそろった時点で誤った分岐先命令の結果を無効にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプログラムに
より演算制御を行う情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報処理装置は、条件分
岐を行う場合には分岐条件が揃うのを待って、次のマイ
クロ命令のアドレスを制御することによって実現されて
いる。すなわち、条件分岐することが決定した場合は現
在のマイクロ命令に含まれる分岐先アドレスを、分岐し
ないことが決定した場合には現在のマイクロ命令のアド
レスに1を加えたアドレスを、次のマイクロ命令のアド
レスとしていた。
【0003】図6はこの種の情報処理装置の従来例のブ
ロック図であり、図12は図6の動作を示すタイムチャ
ートである。以下この情報処理装置の動作について説明
する。
【0004】マイクロプログラムはまず次アドレスレジ
スタ602にマイクロ命令のアドレスを格納することに
よって起動する。起動時は条件分岐命令ではないのでア
ドレスセレクタ604は次アドレスレジスタ602の出
力を選択する。したがって、次アドレスレジスタ602
内のマイクロ命令のアドレスにより、制御記憶601内
に格納されているマイクロ命令が読み出される。このマ
イクロ命令には、分岐する場合の次のマイクロ命令のア
ドレスを示すフィールドや、演算器607を制御する制
御情報などが含まれている。出力されたマイクロ命令中
の分岐先アドレスは分岐アドレスレジスタ603に保持
され、次アドレスレジスタ602には現マイクロ命令の
アドレスに1を加えたアドレス、すなわちアドレスセレ
クタ604の出力に1加算器605“1”を加えた値が
保持される。
【0005】このとき一般的にメモリ素子は論理回路素
子よりも低速であるので、次アドレスレジスタ602に
マイクロ命令のアドレスが入ってからマイクロ命令が出
力されるまで長い時間を要する。そのためクロック周期
の短い情報処理装置では1クロックで演算器607を制
御するのは困難なので、一時、制御レジスタ606に保
持する必要がある。
【0006】制御レジスタ606に保持された制御情報
によって、演算器607により各種の演算がなされる。
この時、演算器607に演算データを与えるとともに、
演算結果を格納しておく演算レジスタ群609があり、
これの読み出し、書き込みも同様に制御レジスタ606
に保持された制御情報によって制御される。
【0007】制御レジスタ606に保持された制御情報
によって、条件分岐が指示されていれば、その制御情報
に従って演算器607は、演算結果が分岐条件を満たし
ているかどうかを示す分岐判定信号を出力する。この分
岐判定信号でアドレスセレクタ604を制御できればよ
いのだが、この分岐判定信号は演算器607によって演
算された結果であるので、クロック周期の短い情報処理
装置では、1クロックサイクルでアドレスセレクタ60
4を制御し、制御記憶601からマイクロ命令を読み出
すのは困難である。したがって一度、条件分岐フラグ6
08に保持する必要がある。
【0008】この条件分岐フラグ608によって条件分
岐が指定されたときは、アドレスセレクタ604は分岐
アドレスレジスタ603を選択する。従って分岐アドレ
スレジスタ603には分岐先のマイクロ命令のアドレス
が保持されているので、次に制御記憶601から読み出
されるマイクロ命令は分岐先のマイクロ命令となる。ま
た反対に条件分岐フラグ608によって条件分岐が指定
されなかったら、アドレスセレクタ604は次アドレス
レジスタ602の出力を選択する。次アドレスレジスタ
602は現マイクロ命令アドレスの次のアドレスを保持
しているので、次に制御記憶601から読み出されるマ
イクロ命令は現在のマイクロ命令の次のアドレスのマイ
クロ命令となる。
【0009】ここでマイクロプログラムの一例として、
演算等を行い、その結果に応じて違う処理を行うことを
考えてみる。図12にそのタイムチャートを示す。
【0010】次アドレスレジスタ602に演算等を指示
するマイクロ命令のアドレスaをいれると、次のクロッ
ク(2T)にマイクロ命令が制御レジスタ606にセッ
トされる。これに応じて演算器607が演算等を行い、
この演算等の結果に応じて3クロックサイクルで条件分
岐フラグ608に分岐するかしないかの情報が入る。こ
の段階でマイクロ命令は条件分岐することができる。す
なわち演算等をマイクロ命令が指示してから、条件分岐
が出来るまでに2クロックサイクルかかってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の情報処
理装置では、マイクロ命令によって演算を行いその結果
によって分岐する場合、演算を指示してから分岐が行わ
れるまでの動作が遅れるという欠点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の情報処理
装置は、N方向へ条件分岐するマイクロプログラムによ
り制御を行う情報処理装置において、それぞれ次のマイ
クロ命令のアドレスと前記情報処理装置を制御する制御
情報とを含むマイクロ命令を格納しているN個の制御記
憶と、前記制御記憶の出力の一部で次マイクロ命令アド
レスをそれぞれ保持しておくN個の次マイクロ命令アド
レス保持手段と、すべての前記次マイクロ命令アドレス
保持手段の出力の中の一つを選択し、当該制御記憶の読
み出しアドレスとするN個のマイクロ命令アドレス選択
手段と、前記制御記憶から出力された前記制御情報を、
それぞれ前記制御記憶に対応して保持するN個のマイク
ロ命令保持手段と、前記マイクロ命令保持手段によって
独立に制御されるN個の演算器と、それぞれ前記演算器
の演算結果の中で、マイクロ命令の条件分岐において参
照される演算結果情報を保持しているN個の分岐条件保
持手段と、マイクロ命令に従って、前記演算器のそれぞ
れに複数の被演算数を与えたり、前記演算器からのN個
の演算結果が書き込まれる演算結果群保持手段と、マイ
クロ命令によって条件分岐が指示されていない場合は、
前記マイクロ命令アドレス選択手段の出力として、対応
する前記次マイクロ命令アドレス保持手段の出力を選択
し、前記演算器の出力をすべてマイクロ命令に従って前
記演算結果群保持手段に書き込むように制御を行い、マ
イクロ命令によってN方向の条件分岐が指示された場合
は、分岐条件が確定するまでは、前記次マイクロ命令ア
ドレス選択手段においてそれぞれ前記次マイクロ命令ア
ドレス保持手段を選択し、分岐条件が確定した場合は、
確定した分岐先マイクロ命令を実行していた前記制御記
憶M対応の前記演算器Mの演算結果以外の演算結果を前
記演算結果群保持手段へ書き込むことを抑止する信号を
発生し、確定した前記制御記憶Mに対応した前記次マイ
クロ命令アドレス保持手段Mの出力をすべての前記次マ
イクロ命令アドレス選択手段が選択するように制御する
制御回路とを有し、条件分岐命令でない時は、それぞれ
前記制御記憶に対応した前記演算器において互いに独立
に演算を行い、条件分岐命令の時は、分岐条件が確定す
るまでは、分岐先のマイクロ命令をそれぞれ前記制御記
憶に対応する前記演算器において実行し、分岐条件が確
定した時、確定した分岐先のマイクロ命令を実行してい
た前記演算器M以外の演算結果を前記演算結果保持手段
に書き込むことを抑止し、前記制御記憶の読み出しアド
レスとして、確定した分岐先のマイクロ命令により指示
された次のマイクロ命令のアドレスを使用することを特
徴とする。
【0013】本発明の第2の情報処理装置は、N方向に
条件分岐するがその中の一方向は現在のマイクロ命令ア
ドレスの次のアドレスであることを特徴とするマイクロ
プログラムにより制御を行う情報処理装置において、そ
れぞれにおいて分岐する場合の分岐先のマイクロ命令の
アドレスの中で現在のマイクロ命令アドレスに1を加え
たアドレスを除いたN−1個のアドレスと、前記情報処
理装置を制御する制御情報とを含むマイクロ命令を格納
しているN個の制御記憶と、対象となる前記制御記憶n
の出力の一部である、N−1個の分岐先マイクロ命令ア
ドレスをそれぞれ保持しておき、それぞれが前記制御記
憶n以外の前記制御記憶の読み出しアドレスの候補の一
つとなる前記制御記憶のそれぞれにつき(N−1)個の
分岐先マイクロ命令アドレス保持手段と、現在のマイク
ロ命令アドレスに1を加えた値を入力保持するN個の次
マイクロ命令アドレス保持手段と、対象となる前記制御
記憶M以外の前記制御記憶の出力の中で前記制御記憶M
の読み出しアドレスの候補となる分岐先マイクロ命令ア
ドレスを保持している前記N−1個の分岐先マイクロ命
令アドレス保持手段と、対象となる前記制御記憶Mに対
応した前記次マイクロ命令アドレス保持手段Mとの中の
一つを選択し、それぞれ対象となる前記制御記憶Mの読
み出しアドレスとなるN個のマイクロ命令アドレス選択
手段と、前記マイクロ命令アドレス選択手段の出力に1
を加えることによって、前記次マイクロ命令アドレス保
持手段の入力となる1加算器と、前記制御記憶から出力
されたマイクロ命令の中の前記情報処理装置を制御する
制御情報を保持するN個のマイクロ命令保持手段と、そ
れぞれ前記マイクロ命令保持手段によって独立に制御さ
れるN個の演算器と、それぞれ前記演算器の演算結果の
中で、マイクロ命令の条件分岐において参照される演算
結果情報を保持しておくN個の分岐条件保持手段とを設
け、また、マイクロ命令に従って、前記演算器のそれぞ
れに複数の被演算数を与えたり、前記演算器からのN個
の演算結果が書き込まれる演算結果群保持手段と、マイ
クロ命令によって条件分岐が指示されていない場合は、
全期マイクロ命令アドレス選択手段の出力としてそれぞ
れ前記次マイクロ命令アドレス保持手段の出力を選択
し、前記演算器の出力をすべてマイクロ命令に従って前
記演算結果群保持手段に書き込むように制御を行い、あ
る前記制御記憶Pの出力であるマイクロ命令によってN
方向の条件分岐が指示された場合は、前記マイクロ命令
アドレス選択手段Pを除いた前記N−1個のマイクロ命
令アドレス選択手段において、前記制御記憶Pの出力で
あるN−1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持して
いる前記N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手
段を選択し、その後分岐条件が確定するまでは、前記マ
イクロ命令アドレス選択手段においてそれぞれ前記次マ
イクロ命令アドレス保持手段を選択し、分岐条件が確定
した場合は、確定した分岐先マイクロ命令を実行してい
た前記制御記憶Mに対応している前記演算器Mの演算結
果以外の演算結果を前記演算結果群保持手段へ書き込む
ことを抑止する信号を発生し、前記マイクロ命令アドレ
ス選択手段Mを除いた前記N−1個のマイクロ命令アド
レス選択手段において、前記制御記憶Mの出力であるN
−1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持している前
記N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を選
択するにように制御する制御回路とを有し、条件分岐命
令でない時は、それぞれ前記制御記憶に対応した前記演
算器においてお互い独立に演算を行い、ある前記制御記
憶Pの出力であるマイクロ命令によってN方向の条件分
岐が指示された場合は、前記制御記憶Pの出力であるマ
イクロ命令によって示されたN−1個の分岐先アドレス
のマイクロ命令を前記制御記憶P以外の前記制御記憶が
実行し、その後分岐条件が確定するまでは、N個の方向
の分岐先のマイクロ命令をそれぞれ前記制御記憶に対応
する前記演算器において実行し、分岐条件が確定した
時、確定した分岐先のマイクロ命令を実行していた前記
演算器M以外の演算結果を前記演算結果保持手段に書き
込むことを抑止し、確定した分岐先のマイクロ命令を実
行していた前記制御記憶Mの出力であるN−1個の分岐
先マイクロ命令アドレスを保持していた前記N−1個の
分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を前記制御記憶M
以外の前記制御記憶の読み出しアドレスとすることを特
徴とする。
【0014】第3の本発明の情報処理装置は、前記情報
処理装置の代りに、N方向に条件分岐することを特徴と
するマイクロプログラムにより制御を行う情報処理装置
において、前記制御記憶に代えて、それぞれにおいて、
マイクロ命令によって条件分岐が指定されていない場合
は次のマイクロ命令のアドレスであり、条件分岐が指定
されている場合は一方向の条件分岐先のアドレスとして
使われるマイクロ命令のアドレスと、条件分岐が指定さ
れている場合のその他のN−1個の分岐先のマイクロ命
令のアドレスと、前記情報処理装置を制御する制御情報
とを含むマイクロ命令を格納しているN個の制御記憶
と、前記1加算器の出力の代わりに、前記制御記憶の出
力の一部を使用することによって、前記次のマイクロ命
令アドレス保持手段の代りに、前記制御記憶のそれぞれ
に対応して、マイクロ命令によって条件分岐が指定され
ていない場合は次のマイクロ命令のアドレスであり、条
件分岐が指定されている場合は一方向の条件分岐先のア
ドレスとして使われるマイクロ命令のアドレスを入力保
持するN個の次マイクロ命令アドレス保持手段とを設け
たことを特徴とする。
【0015】
【実施例】次に本発明について図面を参照しながら説明
する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0017】制御記憶101,102は、マイクロ命令
を格納している記憶装置であり、マイクロ命令には、そ
れぞれ条件分岐の指示や演算器109,110等を制御
する制御情報の他、次のマイクロ命令のアドレスなどが
含まれている。アドレスレジスタ103,104は、そ
れぞれ制御記憶101,102から出力されたマイクロ
命令の中の次のマイクロ命令のアドレスを保持している
レジスタである。
【0018】アドレスセクタ105,106は、アドレ
スレジスタ103と104の出力のうちのどちらかを、
制御回路120から出力されるアドレス制御信号11
3,114によって選択し、それぞれ制御記憶101,
102の読み出しアドレスとする。制御レジスタ10
7,108は、それぞれ制御記憶101,102の出力
を一時保持し、それぞれ演算器109,110の制御や
演算レジスタ群119の読み出し、書き込みの制御を行
う。
【0019】演算器109,110は、それぞれ制御レ
ジスタ107,108の出力によって制御され各種演算
を行い、その結果を演算レジスタ群119に出力すると
ともに、演算結果が分岐条件を満たしているかを判定す
る分岐判定信号をそれぞれ条件分岐フラグ111,11
2に出力する。条件分岐フラグ111,112は、それ
ぞれ演算器109,110が出力する分岐判定信号を一
時保持するものである。
【0020】演算レジスタ群119は、演算に使用され
るデータを保持しておくもので、制御レジスタ107,
108の出力によって制御され、演算器109,110
に各種の被演算データを供給し、また演算器109,1
10の出力を格納する。なお、演算器109,110の
出力を格納する場合は、制御回路120の出力である書
き込み信号115,116によって抑止されることもあ
る。
【0021】制御回路120は、条件分岐などの制御を
する回路であり、図7にその詳細な回路例を示す。い
ま、条件分岐値信号117によって条件分岐が指示され
た時は、制御回路12は次のサイクルで条件分岐フラグ
111の内容を見て、もし分岐条件が成り立っていれ
ば、演算器109の内容を演算レジスタ119に書き込
まないように書き込み信号115を制御するとともに、
アドレスセレクタ105は、もう一方のアドレスレジス
タ104を選択する。もし分岐条件が成り立っていなけ
れば、演算器110の内容を書き込まないように書き込
み信号116を制御するとともに、アドレスセレクタ1
06は、もう一方のアドレスレジスタ103を選択す
る。
【0022】また、もし条件分岐指示信号118によっ
て条件分岐が指示された場合は上記と反対になる。
【0023】次に本実施例の動作について、図9に示す
タイムチャートを参照して説明する。この場合の制御記
憶101,102に格納されているマイクロ命令の一例
を図13に示す。
【0024】第1クロックサイクル(第1T)におい
て、最初の命令aは、分岐した直後の命令ではないの
で、アドレスレジスタ103,104は、ともに同じア
ドレスaを指している。したがって制御記憶101,1
02からアドレスaにあるマイクロ命令aおよびa’を
読み出す。このマイクロ命令は制御レジスタ107,1
08に保持される。
【0025】第2クロックサイクルでは、制御レジスタ
107,108に保持されたマイクロ命令aおよびa’
によって演算器109,110が制御され、それぞれ独
立した演算を同時に実行することが出来る。この演算結
果は制御レジスタ107,108に保持されたマイクロ
命令aおよびa’に従って演算レジスタ群119に格納
される。
【0026】この時、マイクロ命令aにおいて条件分岐
が指示されており、マイクロ命令aの結果によって分岐
すかしないかを決める場合、制御記憶101内のマイク
ロ命令に条件分岐指示を指示しておく。そうすると第2
Tで制御レジスタ107に保持された条件分岐指示信号
117が“1”となる。なお、分岐条件としてのマイク
ロ命令aを実行した結果を条件分岐フラグ111に格納
するようにマイクロ命令aで指示しなくてはならない。
また、アドレスaにおけるマイクロ命令の次のアドレス
フィールドで制御記憶101はアドレスb、制御記憶1
02はアドレスcとしておくと、第2クロックサイクル
では制御記憶101からはマイクロ命令b、制御記憶1
02からはマイクロ命令cが出力され、マイクロ命令b
は制御レジスタ107に、マイクロ命令cは制御レジス
タ108に格納される。同時にマイクロ命令bにはアド
レスdが、マイクロ命令cにはアドレスeがそれぞれ次
のアドレスとして格納してあるので、アドレスレジスタ
103,104にはそれぞれアドレスd、アドレスeが
格納される。
【0027】第3クロックサイクルでは、制御レジスタ
107,108にはそれぞれ分岐しない場合のマイクロ
命令b、分岐した場合のマイクロ命令cが保持されてい
るので、演算器109,110はそれぞれマイクロ命令
b、cを実行する。この時、制御回路120は前のマイ
クロ命令aが条件分岐であるので、条件分岐フラグ11
1をチェックする。この例では分岐しないことになって
いるので、書き込み信号116を“0”にして、演算器
110の演算結果、すなわち実行中のマイクロ命令cの
演算結果を演算レジスタ群119に格納するのを抑止す
る。それと同時にアドレスセレクタ106を制御してア
ドレスレジスタ103を選択させ、正しいアドレスdを
選択させる。
【0028】第5クロックサイクルでも、同じ様なこと
が行われるが、この場合は分岐することになっているの
で、先ほどと反対に、書き込み信号115を0にして、
演算器109の演算結果を無効にし、アドレスセレクタ
105を制御してアドレスレジスタ104を選択させ
る。
【0029】このようにして、マイクロ命令の分岐が行
われないときは、演算器109,110を独立に動かす
ことによって、2種類の演算を1クロックサイクルで実
行でき、条件分岐が行われる場合でも、あらかじめそれ
ぞれの分岐先の命令を実行しておき、分岐条件が確定し
たときに、誤った分岐先の命令を実行していた演算器の
内容を無視し、正しい分岐先の命令に制御を移すことに
よって、条件分岐を高速に行うことが出来る。
【0030】しかしこのような構成では、分岐命令の2
クロックサイクル後は同じアドレスの命令を読み出して
しまうために、分岐命令の直後に分岐命令がくることが
許されない。従って、条件分岐命令を連続で実行できる
ようにするには以下のような第2の構成が考えられる。
【0031】図2は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。この実施例は第1の実施例と比べて
以下のような相違点がある。図1では制御記憶101,
102の読み出しアドレスとして、マイクロ命令中の次
のアドレスを保持しているアドレスレジスタ103,1
04を選択していたが、図2ではマイクロ命令中では分
岐先のマイクロ命令アドレスを指定することにして、分
岐しない場合の次のマイクロ命令アドレスは現在のマイ
クロ命令アドレスに“1”を加えたものとすることにす
る。
【0032】そのため、アドレスレジスタ103,10
4の代りに、次のマイクロ命令アドレスを保持しておく
次アドレスレジスタ203,204と、制御記憶201
の出力であるマイクロ命令のうち、分岐先のマイクロ命
令アドレスを保持し、制御記憶202の読み出しアドレ
ス候補となる分岐アドレスレジスタ206と、制御記憶
202の出力であるマイクロ命令のうち、分岐先のマイ
クロ命令アドレスを保持し、制御記憶201の読み出し
アドレス候補となる分岐アドレスレジスタ205と、次
アドレスレジスタ203と分岐アドレスレジスタ205
を選択し制御記憶201の読み出しアドレスとなるアド
レスセレクタ207と、次アドレスレジスタ204と分
岐アドレスレジスタ206を選択し制御記憶202の読
み出しアドレスとなるアドレスセレクタ208と、アド
レスセレクタ207,208の出力に“1”を加え、次
アドレスレジスタ203,204の入力となる1加算器
209,210を設けている。
【0033】また、図1の制御回路120の代りに制御
回路224を設けている。制御回路224の詳細な回路
例を図8に示す。なお、本回路例は、以下に述べる本発
明の第2の実施例〜第5の実施例のすべてに使用でき
る。この制御回路224は、アドレスセクタ207,2
08において、分岐命令でないときはそれぞれ次アドレ
スレジスタ203,204を選択するように指示するア
ドレス選択信号217,218を生成し、それぞれの制
御記憶201,202において次のマイクロ命令を順々
に実行していくことが出来るようにする。
【0034】ここで条件分岐命令の場合、すなわち制御
レジスタ211,212の出力の一部である条件分岐指
示信号221,222のどちらかが出た場合は、1クロ
ックサイクル前のマイクロ命令で条件分岐が指示されて
いるかを見て、指示されていなかった場合は、条件分岐
指示信号221,222のどちらか指示されなかった方
に対応するアドレスセクタ207,208において分岐
アドレスレジスタ205,206を選択するようにアド
レス選択信号217,218を制御する。
【0035】もし1クロックサイクル前のマイクロ命令
で条件分岐が指示されていた時は、1クロックサイクル
前のマイクロ命令によって指示されている方の条件分岐
フラグ215,216のうちのどちらかを見て、誤った
マイクロ命令を実行していた演算器213,214のう
ちのどちらかの内容を無効にするために、書き込み信号
219,220を制御し、誤ったマイクロ命令を出力し
ていた制御記憶201,202のうちのどちらかに対応
するアドレスレクタ207,208において分岐アドレ
スレジスタ205,206を選択するようにするアドレ
ス選択信号217,218を出力する。
【0036】次に第2の実施例の動作について、図10
に示すタイムチャートを参照して説明する。この場合の
制御記憶201,202に格納されているマイクロ命令
の一例を図14に示す。
【0037】第1クロックサイクルでは、分岐先のマイ
クロ命令ではないので、アドレスセクタ207,208
はそれぞれ次アドレスレジスタ203,204を選択す
る。したがって制御記憶201,202からは、アドレ
スaに格納されているマイクロ命令aおよびa’が出力
される。また、アドレスセクタ207,208の値に
“1”を加えた値、すなわちアドレスa+1をそれぞれ
次アドレスレジスタ203,204は格納する。
【0038】この時、マイクロ命令aによって条件分岐
が指定され、マイクロ命令aおよびa’の中に分岐先の
マイクロ命令のアドレスbを格納しておく。すると次の
サイクルで、制御レジスタ211にマイクロ命令a、制
御レジスタ212にマイクロ命令a’が入ると同時に、
分岐アドレスレジスタ205,206にアドレスbが格
納される。
【0039】第2クロックサイクルでは、条件分岐指示
信号221が出力する。マイクロ命令aの前の命令はな
いので、条件分岐命令でない。したがって制御回路22
4はアドレス選択信号218を操作して、アドレスセレ
クタ208では分岐アドレスレジスタ206を選択する
ように指示する。アドレスセレクタ207は次アドレス
レジスタ203の内容であるアドレスa+1、アドレス
セレクタ208は分岐アドレスレジスタ206の内容で
あるアドレスbを選択する。このようにして、制御記憶
201,202からマイクロ命令a+1、bが出力され
る。
【0040】このマイクロ命令中にはそれぞれ分岐先ア
ドレスとして、アドレスa+2、Cが含まれているとす
る。すなわち次のサイクルで分岐アドレスレジスタ20
5,206にはアドレスC,a+2が入る。このマイク
ロ命令bは、条件分岐命令なので条件分岐指示をマイク
ロ命令中に含んでいる。この時演算器213,214で
は、それぞれマイクロ命令a、a’が実行されており、
分岐条件であるマイクロ命令aの実行結果を次のサイク
ルで条件分岐フラグ215にセットする。
【0041】第3クロックサイクルではマイクロ命令a
+1、bが演算器213,214で実行される。この
時、マイクロ命令aは条件分岐命令なので、条件分岐フ
ラグ215を見て、制御回路223は、分岐するのが正
解と判断するので、分岐しなかった場合のマイクロ命令
a+1を実行している演算器213の内容を無効にする
ように書き込み信号219を0にする。また、アドレス
選択信号217を操作して、アドレスセレクタ207
で、分岐アドレスレジスタ205を選択するように指示
する。そのためアドレスセクタ207,208はアドレ
スc、b+1を選択することになり、正しい分岐先のア
ドレスとなる。
【0042】このように、条件分岐命令の直後に条件分
岐命令がきても制御を遅らせないで分岐が可能となる。
【0043】図2に示した第2の実施例では、分岐しな
い場合の次のマイクロ命令のアドレスは、現在のマイク
ロ命令の次のアドレスであった。したがって、無条件で
分岐したい場合、いつも成り立つような分岐条件を設定
し、条件分岐として分岐するしかない。しかも、一方の
演算器ではありえない次のマイクロ命令を実行してしま
うために、情報処理の速度が低下する。したがって無条
件分岐も高速に行うには次のような第3の構成が考えら
れる。
【0044】図3は本発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例では、それぞれ制御記憶30
1,302の出力であるマイクロ命令中に次のマイクロ
命令アドレスを格納しておくフィールドを設けて、図2
の実施例における1加算器209,210の代りに、次
アドレスレジスタ303,304の入力とする。
【0045】図11は図3に示した第3の実施例の動作
について説明したタイムチャートである。また、その時
の制御記憶301,302に格納されているマイクロ命
令の一例を図15に示す。この構成では次のマイクロ命
令のアドレスが自由に設定できるので、無条件分岐の場
合、次のアドレスとして分岐先のアドレスを指定してお
けば、同時に両方の演算器で分岐先の演算を行うことが
出来る。
【0046】図2,3においては、制御記憶からのマイ
クロ命令の読み出しは、次アドレスレジスタと分岐アド
レスレジスタを制御回路の出力で切り替えてから行って
いる。しかし制御記憶などの記憶回路は一般的に読み出
しに時間がかかる。また、演算器などと一つのLSI内
に収めるのは難しく、LSI間を信号が渡るのにも時間
がかかるため、条件分岐フラグを見てLSIを渡ってか
ら、アドレスを選択して制御情報を読み出すことに時間
がかかる。そのため情報処理装置のクロックサイクルを
遅くしなくてはならないため、情報処理の速度を低下さ
せることになる。これを改善するには以下の構成が考え
られる。
【0047】図4は図2に示した第2の実施例を改善し
た本発明の第4の実施例を示すブロック図であり、図5
は図3に示した第3の実施例を改善した本発明の第5の
実施例を示すブロック図である。
【0048】図4は、図2のように、アドレスセレクタ
207,208を制御記憶201,202の読み出しア
ドレスとするのではなく、次アドレスレジスタ405,
406、分岐アドレスレジスタ407,408をそれぞ
れを読み出しアドレスとする、制御記憶401,40
4,402,403をそなえ、制御記憶401と40
2、403と404を選択する制御情報セレクタ41
1,412を設けている。この制御情報セレクタ41
1,412は、アドレスセレクタ409,410と同じ
ように制御され、制御記憶201,202の代りに用い
られる。
【0049】図5は、図3のように、アドレスセレクタ
307,308を制御記憶301,302の読み出しア
ドレスとするのではなく、次アドレスレジスタ505,
506、分岐アドレスレジスタ507,508、それぞ
れを読み出しアドレスとする、制御記憶501,50
4,502,503をそなえ、制御記憶501と50
2、503と504を選択する制御情報セレクタ50
9,510を設け、図3のアドレスセレクタ307,3
08と同じように制御され、制御記憶301,302の
代りに用いられる。
【0050】これらのような構成をとることによって、
制御記憶からマイクロ命令が読み出された所で選択する
ので、条件分岐フラグからの信号は制御情報セレクタの
みを通るため、クロックサイクルを落さなくてもよくな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御記憶
と演算器の組を複数持ち、条件分岐でないときは、それ
ぞれ並列に演算を行い、条件分岐の時は、分岐条件が確
定する前に各分岐先の命令を実行し、分岐条件が確定し
た時点で誤った分岐先の命令を実行していた演算器の内
容を無効とし、誤った分岐先アドレスのマイクロ命令を
読み出していた制御記憶に正しいアドレスを与えること
によって、分岐条件が揃う前に演算を実行できるので、
条件分岐命令を高速に行える。
【0052】また条件分岐でないときは、複数の命令を
同時に実行できるので情報処理の速度を高めるという効
果もおる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】従来の一構成例を示すブロック図である。
【図7】図1に示した本発明の第1の実施例の制御回路
の詳細回路図である。
【図8】図2〜図5に示した本発明の第2の実施例〜第
5の実施例の制御回路の詳細回路図である。
【図9】図1に示した第1の実施例のタイムチャートで
ある。
【図10】図2に示した第2の実施例のタイムチャート
である。
【図11】図3に示した第3の実施例を示すタイムチャ
ートである。
【図12】図6に示した従来例のタイムチャートであ
る。
【図13】図1に示した第1の実施例におけるマイクロ
命令の例を示す図である。
【図14】図2に示した第2の実施例におけるマイクロ
命令の例を示す図である。
【図15】図3に示した第3の実施例におけるマイクロ
命令の例を示す図である。
【符号の説明】
101,102,201,202,301,302,4
01,402,403,404,501,502,50
3,504,601 制御記憶 103,104 アドレスレジスタ 203,204,303,304,405,406,5
05,506,602次アドレスレジスタ 205,206,305,306,407,408,5
07,508,603分岐アドレスレジスタ 105,106,207,208,307,308,4
09,410,604アドレスセレクタ 411,412,509,510 制御情報セレクタ 209,210,427,428,605 1加算器 107,108,211,212,309,310,4
13,414,51,512,606 制御レジスタ 109,110,213,214,311,312,4
15,416,513,514,607 演算器 111,112,215,216,313,314,4
17,418,515,516,608 条件分岐フ
ラグ 113,114,217,218,315,316,4
19,420,517,518 アドレス選択信号 115,116,219,220,317,318,4
21,422,519,520 書き込み信号 117,118,221,222,319,320,4
23,424,521,522 条件分岐指示信号 119,223,321,425,523,609
演算レジスタ群 120,224,322,426,524 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N方向へ条件分岐するマイクロプログラム
    により制御を行う情報処理装置において、 それぞれ次のマイクロ命令のアドレスと前記情報処理装
    置を制御する制御情報とを含むマイクロ命令を格納して
    いるN個の制御記憶と、 前記制御記憶の出力の一部で次マイクロ命令アドレスを
    それぞれ保持しておくN個の次マイクロ命令アドレス保
    持手段と、 すべての前記次マイクロ命令アドレス保持手段の出力の
    中の一つを選択し、当該制御記憶の読み出しアドレスと
    するN個のマイクロ命令アドレス選択手段と、 前記制御記憶から出力された前記制御情報を、それぞれ
    前記制御記憶に対応して保持するN個のマイクロ命令保
    持手段と、 前記マイクロ命令保持手段によって独立に制御されるN
    個の演算器と、 それぞれ前記演算器の演算結果の中で、マイクロ命令の
    条件分岐において参照される演算結果情報を保持してい
    るN個の分岐条件保持手段と、 マイクロ命令に従って、前記演算器のそれぞれに複数の
    被演算数を与えたり、前記演算器からのN個の演算結果
    が書き込まれる演算結果群保持手段と、 マイクロ命令によって条件分岐が指示されていない場合
    は、前記マイクロ命令アドレス選択手段の出力として、
    対応する前記次マイクロ命令アドレス保持手段の出力を
    選択し、前記演算器の出力をすべてマイクロ命令に従っ
    て前記演算結果群保持手段に書き込むように制御を行
    い、マイクロ命令によってN方向の条件分岐が指示され
    た場合は、分岐条件が確定するまでは、前記次マイクロ
    命令アドレス選択手段においてそれぞれ前記次マイクロ
    命令アドレス保持手段を選択し、分岐条件が確定した場
    合は、確定した分岐先マイクロ命令を実行していた前記
    制御記憶M対応の前記演算器Mの演算結果以外の演算結
    果を前記演算結果群保持手段へ書き込むことを抑止する
    信号を発生し、確定した前記制御記憶Mに対応した前記
    次マイクロ命令アドレス保持手段Mの出力をすべての前
    記次マイクロ命令アドレス選択手段が選択するように制
    御する制御回路とを有し、 条件分岐命令でない時は、それぞれ前記制御記憶に対応
    した前記演算器において互いに独立に演算を行い、条件
    分岐命令の時は、分岐条件が確定するまでは、分岐先の
    マイクロ命令をそれぞれ前記制御記憶に対応する前記演
    算器において実行し、分岐条件が確定した時、確定した
    分岐先のマイクロ命令を実行していた前記演算器M以外
    の演算結果を前記演算結果保持手段に書き込むことを抑
    止し、前記制御記憶の読み出しアドレスとして、確定し
    た分岐先のマイクロ命令により指示された次のマイクロ
    命令のアドレスを使用することを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】N方向に条件分岐するがその中の一方向は
    現在のマイクロ命令アドレスの次のアドレスであること
    を特徴とするマイクロプログラムにより制御を行う情報
    処理装置において、 それぞれにおいて分岐する場合の分岐先のマイクロ命令
    のアドレスの中で現在のマイクロ命令アドレスに1を加
    えたアドレスを除いたN−1個のアドレスと、前記情報
    処理装置を制御する制御情報とを含むマイクロ命令を格
    納しているN個の制御記憶と、 対象となる前記制御記憶nの出力の一部である、N−1
    個の分岐先マイクロ命令アドレスをそれぞれ保持してお
    き、それぞれが前記制御記憶n以外の前記制御記憶の読
    み出しアドレスの候補の一つとなる前記制御記憶のそれ
    ぞれにつき(N−1)個の分岐先マイクロ命令アドレス
    保持手段と、 現在のマイクロ命令アドレスに1を加えた値を入力保持
    するN個の次マイクロ命令アドレス保持手段と、 対象となる前記制御記憶M以外の前記制御記憶の出力の
    中で前記制御記憶Mの読み出しアドレスの候補となる分
    岐先マイクロ命令アドレスを保持している前記N−1個
    の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段と、対象となる
    前記制御記憶Mに対応した前記次マイクロ命令アドレス
    保持手段Mとの中の一つを選択し、それぞれ対象となる
    前記制御記憶Mの読み出しアドレスとなるN個のマイク
    ロ命令アドレス選択手段と、 前記マイクロ命令アドレス選択手段の出力に1を加える
    ことによって、前記次マイクロ命令アドレス保持手段の
    入力となる1加算器と、 前記制御記憶から出力されたマイクロ命令の中の前記情
    報処理装置を制御する制御情報を保持するN個のマイク
    ロ命令保持手段と、 それぞれ前記マイクロ命令保持手段によって独立に制御
    されるN個の演算器と、 それぞれ前記演算器の演算結果の中で、マイクロ命令の
    条件分岐において参照される演算結果情報を保持してお
    くN個の分岐条件保持手段とを設け、 また、マイクロ命令に従って、前記演算器のそれぞれに
    複数の被演算数を与えたり、前記演算器からのN個の演
    算結果が書き込まれる演算結果群保持手段と、 マイクロ命令によって条件分岐が指示されていない場合
    は、全期マイクロ命令アドレス選択手段の出力としてそ
    れぞれ前記次マイクロ命令アドレス保持手段の出力を選
    択し、前記演算器の出力をすべてマイクロ命令に従って
    前記演算結果群保持手段に書き込むように制御を行い、
    ある前記制御記憶Pの出力であるマイクロ命令によって
    N方向の条件分岐が指示された場合は、前記マイクロ命
    令アドレス選択手段Pを除いた前記N−1個のマイクロ
    命令アドレス選択手段において、前記制御記憶Pの出力
    であるN−1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持し
    ている前記N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持
    手段を選択し、その後分岐条件が確定するまでは、前記
    マイクロ命令アドレス選択手段においてそれぞれ前記次
    マイクロ命令アドレス保持手段を選択し、分岐条件が確
    定した場合は、確定した分岐先マイクロ命令を実行して
    いた前記制御記憶Mに対応している前記演算器Mの演算
    結果以外の演算結果を前記演算結果群保持手段へ書き込
    むことを抑止する信号を発生し、前記マイクロ命令アド
    レス選択手段Mを除いた前記N−1個のマイクロ命令ア
    ドレス選択手段において、前記制御記憶Mの出力である
    N−1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持している
    前記N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を
    選択するにように制御する制御回路とを有し、 条件分岐命令でない時は、それぞれ前記制御記憶に対応
    した前記演算器においてお互い独立に演算を行い、ある
    前記制御記憶Pの出力であるマイクロ命令によってN方
    向の条件分岐が指示された場合は、前記制御記憶Pの出
    力であるマイクロ命令によって示されたN−1個の分岐
    先アドレスのマイクロ命令を前記制御記憶P以外の前記
    制御記憶が実行し、その後分岐条件が確定するまでは、
    N個の方向の分岐先のマイクロ命令をそれぞれ前記制御
    記憶に対応する前記演算器において実行し、分岐条件が
    確定した時、確定した分岐先のマイクロ命令を実行して
    いた前記演算器M以外の演算結果を前記演算結果保持手
    段に書き込むことを抑止し、確定した分岐先のマイクロ
    命令を実行していた前記制御記憶Mの出力であるN−1
    個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持していた前記N
    −1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を前記制
    御記憶M以外の前記制御記憶の読み出しアドレスとする
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記情報処理装置の代りに、N方向に条件
    分岐することを特徴とするマイクロプログラムにより制
    御を行う情報処理装置において、 前記制御記憶に代えて、それぞれにおいて、マイクロ命
    令によって条件分岐が指定されていない場合は次のマイ
    クロ命令のアドレスであり、条件分岐が指定されている
    場合は一方向の条件分岐先のアドレスとして使われるマ
    イクロ命令のアドレスと、条件分岐が指定されている場
    合のその他のN−1個の分岐先のマイクロ命令のアドレ
    スと、前記情報処理装置を制御する制御情報とを含むマ
    イクロ命令を格納しているN個の制御記憶と、 前記1加算器の出力の代わりに、前記制御記憶の出力の
    一部を使用することによって、前記次のマイクロ命令ア
    ドレス保持手段の代りに、前記制御記憶のそれぞれに対
    応して、マイクロ命令によって条件分岐が指定されてい
    ない場合は次のマイクロ命令のアドレスであり、条件分
    岐が指定されている場合は一方向の条件分岐先のアドレ
    スとして使われるマイクロ命令のアドレスを入力保持す
    るN個の次マイクロ命令アドレス保持手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】N方向に条件分岐するがその中の一方向は
    現在のマイクロ命令アドレスの次のアドレスであること
    を特徴とするマイクロプログラムにより制御を行う情報
    処理装置において、 それぞれにおいて分岐する場合の分岐先のマイクロ命令
    のアドレスの中で現在のマイクロ命令アドレスに1を加
    えたアドレスを除いたN−1個のアドレスと、前記情報
    処理装置を制御する制御情報とを含むマイクロ命令を格
    納しているN×N個の制御記憶と、 それぞれにおいて、前記N×N個の制御記憶の中のN個
    の前記制御記憶の出力であるN個のマイクロ命令の中の
    一つを選択する、N個のマイクロ命令選択手段と、 対象となる前記マイクロ命令選択手段nの出力のマイク
    ロ命令の一部である、N−1個の分岐先マイクロ命令ア
    ドレスをそれぞれ保持しておき、それぞれが前記マイク
    ロ命令選択手段n以外の前記マイクロ命令選択手段に対
    応し、それぞれの前記マイクロ命令選択手段によって選
    択される前記N個の制御記憶の中の一個の読み出しアド
    レスとなる前記マイクロ命令選択手段のそれぞれにつき
    (N−1)個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段
    と、 前記マイクロ命令選択手段のそれぞれに対応して、前記
    マイクロ命令選択手段の出力であるマイクロ命令が格納
    されているアドレスに1を加えた値を入力保持し、それ
    ぞれ前記マイクロ命令選択手段によって選択される前記
    n個の制御記憶の中の一個の前記制御記憶の読み出しア
    ドレスとなるN個の次マイクロ命令アドレス保持手段
    と、 前記マイクロ命令選択手段のそれぞれに対応して、対象
    となる前記マイクロ命令選択手段Mの入力である前記N
    個の制御記憶の読み出しアドレスである、前記次マイク
    ロ命令アドレス保持手段Mと前記N−1個の分岐先マイ
    クロ命令アドレス保持手段との中の一つを選択するN個
    のマイクロ命令アドレス選択手段と、 前記マイクロ命令アドレス選択手段の出力に1を加える
    ことによって、前記次マイクロ命令アドレス保持手段の
    入力となる、1加算器と、 前記マイクロ命令選択手段から出力されたマイクロ命令
    の中の前記情報処理装置を制御する制御情報を、それぞ
    れ前記マイクロ命令選択手段に対応して保持するN個の
    マイクロ命令保持手段と、 それぞれ前記マイクロ命令保持手段によって独立に制御
    されるN個の演算器と、 それぞれ前記演算器の演算結果の中で、マイクロ命令の
    条件分岐において参照される演算結果情報を保持してお
    くN個の分岐条件保持手段と、 マイクロ命令に従って、前記演算器のそれぞれに複数の
    被演算数を与えたり、前記演算器からのN個の演算結果
    が書き込まれる演算結果群保持手段と、 マイクロ命令によって条件分岐が指示されていない場合
    は、前記マイクロ命令選択手段の出力としてそれぞれ前
    記次マイクロ命令アドレス保持手段を読み出しアドレス
    とする前記N個の制御記憶の出力を選択し、前記マイク
    ロ命令アドレス選択手段の出力としてそれぞれ前記次マ
    イクロ命令アドレス保持手段の出力を選択し、前記演算
    器の出力をすべてマイクロ命令に従って前記演算結果群
    保持手段に書き込むように制御を行い、ある前記マイク
    ロ命令選択手段Pの出力であるマイクロ命令によってN
    方向の条件分岐が指示された場合は、前記マイクロ命令
    選択手段Pを除いた前記N−1個のマイクロ命令選択手
    段において、前記マイクロ命令選択手段Pの出力である
    N−1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持している
    前記N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段の
    出力を読み出しアドレスとする前記N−1個の制御記憶
    の出力を選択し、前記マイクロ命令アドレス選択手段P
    を除いた前記N−1個のマイクロ命令アドレス選択手段
    において、前記制御記憶Pの出力であるN−1個の分岐
    先マイクロ命令アドレスを保持している前記N−1個の
    分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を選択し、その後
    分岐条件が確定するまでは、前記マイクロ命令選択手段
    の出力としてそれぞれ前記次マイクロ命令アドレス保持
    手段1〜Nを読み出しアドレスとする前記N個の制御記
    憶の出力を選択し、前記マイクロ命令アドレス選択手段
    においてそれぞれ前記次マイクロ命令アドレス保持手段
    を選択し、分岐条件が確定した場合は、確定した分岐先
    マイクロ命令を実行していた前記マイクロ命令選択手段
    Mに対応している前記演算器Mの演算結果以外の演算結
    果を前記演算結果群保持手段へ書き込むことを抑止する
    信号を発生し、前記マイクロ命令選択手段Mを除いた前
    記N−1個のマイクロ命令選択手段において、前記マイ
    クロ命令選択手段Mの出力であるN−1個の分岐先マイ
    クロ命令アドレスを保持している前記N−1個の分岐先
    マイクロ命令アドレス保持手段を読み出しアドレスとす
    る前記N−1個の制御記憶を選択し、前記マイクロ命令
    アドレス選択手段Mを除いた前記N−1個のマイクロ命
    令アドレス選択手段において、前記マイクロ命令選択手
    段Mの出力であるN−1個の分岐先マイクロ命令アドレ
    スを保持している前記N−1個の分岐先マイクロ命令ア
    ドレス保持手段を選択するように制御くる制御回路、と
    を有し、 条件分岐命令でない時は、それぞれ前記次マイクロ命令
    アドレス保持手段を読み出しアドレスとする前記N個の
    制御記憶の出力を前記N個のマイクロ命令選択手段が選
    択し、それぞれに対応した前記演算器においてお互い独
    立に演算を行い、ある前記マイクロ命令選択手段Pの出
    力であるマイクロ命令によってN方向の条件分岐が指示
    された場合は、前記マイクロ命令選択手段Pの出力であ
    るマイクロ命令によって示されたN−1個の分岐先アド
    レスのマイクロ命令を前記制御記憶P以外の前記制御記
    憶がそれぞれ実行し、その後分岐条件が確定するまで
    は、N方向の分岐先のマイクロ命令をそれぞれ前記マイ
    クロ命令選択手段に対応する前記演算器において実行
    し、分岐条件が確定した時、確定した分岐先のマイクロ
    命令を実行していた前記演算器M以外の演算結果を前記
    演算結果保持手段に書き込むことを抑止し、確定した分
    岐先のマイクロ命令を選択していた前記マイクロ命令選
    択手段M以外の前記N−1個のマイクロ命令選択手段に
    おいて、前記マイクロ命令選択手段Mの出力であるN−
    1個の分岐先マイクロ命令アドレスを保持していた前記
    N−1個の分岐先マイクロ命令アドレス保持手段を読み
    出しアドレスとしていた前記N−1個の制御記憶を選択
    し、前記マイクロ命令アドレス選択手段M以外の前記N
    −1個のマイクロ命令アドレス選択手段において、前記
    マイクロ命令選択手段Mの出力であるN−1個の分岐先
    マイクロ命令アドレスを保持していた前記N−1個の分
    岐先マイクロ命令アドレス保持手段を選択することを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記情報処理装置の代りに、N方向に条件
    分岐することを特徴とするマイクロプログラムにより制
    御を行う情報処理装置において、 前記N×N個の制御記憶の代りに、それぞれにおいて、
    マイクロ命令によって条件分岐が指定されていない場合
    は次のマイクロ命令のアドレスであり、条件分岐が指定
    されている場合は一方向の条件分岐先のアドレスとして
    使われるマイクロ命令のアドレスと、条件分岐が指定さ
    れている場合のその他のN−1個の分岐先のマイクロ命
    令のアドレスと、前記情報処理装置を制御する制御情報
    とを含むマイクロ命令を格納しているN×N個の制御記
    憶と、 前記1加算器の出力に代えて、前記マイクロ命令選択手
    段の出力の一部を使用することによって、前記次マイク
    ロ命令アドレス保持手段の代りに、前記マイクロ命令選
    択手段のそれぞれに対応して、マイクロ命令によって条
    件分岐が指定されていない場合は次のマイクロ命令のア
    ドレスであり、条件分岐が指定されている場合は一方向
    の条件分岐先のアドレスとして使われるマイクロ命令の
    アドレスを入力保持するN個の次マイクロ命令アドレス
    保持手段とを設けたことを特徴とする請求項4記載の情
    報処理装置。
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