JPH07137107A - 射出成形方法 - Google Patents
射出成形方法Info
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- JPH07137107A JPH07137107A JP10436094A JP10436094A JPH07137107A JP H07137107 A JPH07137107 A JP H07137107A JP 10436094 A JP10436094 A JP 10436094A JP 10436094 A JP10436094 A JP 10436094A JP H07137107 A JPH07137107 A JP H07137107A
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- Japan
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- resin
- pressure
- injection molding
- mold
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型内の射出された樹脂にエジェクタ手段に
よって押圧力を加えて成形品の加工を行なう。 【構成】 金型1,2内の樹脂を押圧圧縮する手段とし
てエジェクタ手段を用い、該エジェクタ手段を駆動する
サーボモータを圧縮用サーボモータ8とする。金型内に
樹脂を射出開始後、設定時間後に圧縮用サーボモータ8
を駆動して金型内の樹脂を圧縮して成形加工を行なう。
これにより、高品質の成形品を得る。又、ロードセル9
でエジェクタ手段によって樹脂に加えられた圧力を検出
し、設定値になるように圧縮用サーボモータ8の出力ト
ルクを制御する。
よって押圧力を加えて成形品の加工を行なう。 【構成】 金型1,2内の樹脂を押圧圧縮する手段とし
てエジェクタ手段を用い、該エジェクタ手段を駆動する
サーボモータを圧縮用サーボモータ8とする。金型内に
樹脂を射出開始後、設定時間後に圧縮用サーボモータ8
を駆動して金型内の樹脂を圧縮して成形加工を行なう。
これにより、高品質の成形品を得る。又、ロードセル9
でエジェクタ手段によって樹脂に加えられた圧力を検出
し、設定値になるように圧縮用サーボモータ8の出力ト
ルクを制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機による射出
成形方法に関する。
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】成形品の圧力転写性を向上させるため
に、射出後、あるいは射出中に成形品、即ち射出された
樹脂を圧縮する射出圧縮成形方法はすでに公知である。
これは、金型内に溶融樹脂を射出すると、樹脂が通る道
を伝わって圧力が加わることとなり、樹脂には一定方向
にしか圧力が加わらない。例えば、円盤状の成形品を成
形する場合、放射状に圧力が加わるため成形品に放射状
の線が生じたりする場合がある。そこで、射出後または
射出中に、射出された樹脂に圧力を加えて樹脂に加わる
圧力の方向を均一にする方法として、金型を移動させて
樹脂を圧縮する射出圧縮成形法が公知である。
に、射出後、あるいは射出中に成形品、即ち射出された
樹脂を圧縮する射出圧縮成形方法はすでに公知である。
これは、金型内に溶融樹脂を射出すると、樹脂が通る道
を伝わって圧力が加わることとなり、樹脂には一定方向
にしか圧力が加わらない。例えば、円盤状の成形品を成
形する場合、放射状に圧力が加わるため成形品に放射状
の線が生じたりする場合がある。そこで、射出後または
射出中に、射出された樹脂に圧力を加えて樹脂に加わる
圧力の方向を均一にする方法として、金型を移動させて
樹脂を圧縮する射出圧縮成形法が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、成形
製品を金型から突き出すエジェクタ手段を利用して、金
型内の樹脂に押圧力を加えて成形品の加工を行なう射出
成形方法を提供することにある。
製品を金型から突き出すエジェクタ手段を利用して、金
型内の樹脂に押圧力を加えて成形品の加工を行なう射出
成形方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定型締力で型締められている金型内に
溶融樹脂を射出を開始した後、該射出開始から設定時間
後に製品突き出し用のエジェクタ手段を駆動して該エジ
ェクタ手段により金型内の樹脂を押圧して成形品形状を
加工するようにした。このエジェクタ手段による樹脂圧
縮に対して、その圧縮位置をも制御し、さらには、エジ
ェクタ手段に樹脂押圧時の樹脂圧力を検出する圧力検出
器を設け、該圧力検出器で検出される圧力が設定圧力に
なるように金型内の樹脂押圧時に圧力のフィードバック
制御を行なうようにした。
に、本発明は、所定型締力で型締められている金型内に
溶融樹脂を射出を開始した後、該射出開始から設定時間
後に製品突き出し用のエジェクタ手段を駆動して該エジ
ェクタ手段により金型内の樹脂を押圧して成形品形状を
加工するようにした。このエジェクタ手段による樹脂圧
縮に対して、その圧縮位置をも制御し、さらには、エジ
ェクタ手段に樹脂押圧時の樹脂圧力を検出する圧力検出
器を設け、該圧力検出器で検出される圧力が設定圧力に
なるように金型内の樹脂押圧時に圧力のフィードバック
制御を行なうようにした。
【0005】
【作用】金型内に樹脂が射出開始された後、設定時間後
にエジェクタ手段を駆動して、エジェクタ手段により金
型内の樹脂に力を加えて、成形中の樹脂に加工を行な
う。しかも、エジェクタ手段による樹脂圧縮位置をも制
御し、成形品の寸法精度を向上させる。さらに、このエ
ジェクタ手段により樹脂に加える力を圧力検出器で検出
して、樹脂に加える圧力が設定圧力になるようにフィー
ドバック制御する。
にエジェクタ手段を駆動して、エジェクタ手段により金
型内の樹脂に力を加えて、成形中の樹脂に加工を行な
う。しかも、エジェクタ手段による樹脂圧縮位置をも制
御し、成形品の寸法精度を向上させる。さらに、このエ
ジェクタ手段により樹脂に加える力を圧力検出器で検出
して、樹脂に加える圧力が設定圧力になるようにフィー
ドバック制御する。
【0006】
【実施例】第3図は、本発明の一実施例を実施する電動
式射出成形機の要部概要図である。図中、1,2は金型
であり、可動側金型1は可動プラテン3に、固定側金型
2は固定プラテン4に固定されている。6は加熱シリン
ダであり、該加熱シリンダ6内にはスクリュー5が嵌装
されており、該スクリュー5は射出用サーボモータ7で
軸方向に駆動されるようになっており、また、図示して
いないがスクリュー回転用のモータで回転駆動され、樹
脂を計量・混練するようになっている。
式射出成形機の要部概要図である。図中、1,2は金型
であり、可動側金型1は可動プラテン3に、固定側金型
2は固定プラテン4に固定されている。6は加熱シリン
ダであり、該加熱シリンダ6内にはスクリュー5が嵌装
されており、該スクリュー5は射出用サーボモータ7で
軸方向に駆動されるようになっており、また、図示して
いないがスクリュー回転用のモータで回転駆動され、樹
脂を計量・混練するようになっている。
【0007】図中、8は圧縮用のサーボモータで、該圧
縮用サーボモータ8は金型1,2の構造によってクラン
プ軸またはエジェクタ軸のサーボモータのどちらか一方
になるもので、図に示した例ではエジェクタ軸の駆動用
モータが圧縮用サーボモータを兼ねる例を示している。
そして、この圧縮用サーボモータ(エジェクタ軸を駆動
するサーボモータ)の回転運動を直線運動に変換して成
形品を押圧する部材にロードセルが配設される。
縮用サーボモータ8は金型1,2の構造によってクラン
プ軸またはエジェクタ軸のサーボモータのどちらか一方
になるもので、図に示した例ではエジェクタ軸の駆動用
モータが圧縮用サーボモータを兼ねる例を示している。
そして、この圧縮用サーボモータ(エジェクタ軸を駆動
するサーボモータ)の回転運動を直線運動に変換して成
形品を押圧する部材にロードセルが配設される。
【0008】20は射出成形機を制御するNC装置(数
値制御装置)で、該NC装置20はNC用の中央処理装
置(以下、CPUという)21とプログラマブル・マシ
ン・コントローラ(以下、PMCという)用のCPU2
2を有しており、NC用CPU21には、射出成形機を
全体的に制御するための制御プログラムを記憶したRO
M24,データの一時記憶等に利用されるRAM25が
バス接続されている。また、該NC用CPU21にはサ
ーボインターフェイス26がバス接続され、該サーボイ
ンターフェイス26には射出用,クランプ用,スクリュ
ー回転用,エジェクタ用(圧縮用)等の各軸のサーボモ
ータを駆動制御するサーボ回路が接続されており、該第
3図には射出軸用のサーボ回路27a,エジェクタ用
(圧縮用)のサーボ回路27bのみを図示している。
値制御装置)で、該NC装置20はNC用の中央処理装
置(以下、CPUという)21とプログラマブル・マシ
ン・コントローラ(以下、PMCという)用のCPU2
2を有しており、NC用CPU21には、射出成形機を
全体的に制御するための制御プログラムを記憶したRO
M24,データの一時記憶等に利用されるRAM25が
バス接続されている。また、該NC用CPU21にはサ
ーボインターフェイス26がバス接続され、該サーボイ
ンターフェイス26には射出用,クランプ用,スクリュ
ー回転用,エジェクタ用(圧縮用)等の各軸のサーボモ
ータを駆動制御するサーボ回路が接続されており、該第
3図には射出軸用のサーボ回路27a,エジェクタ用
(圧縮用)のサーボ回路27bのみを図示している。
【0009】なお、サーボ回路27a,27bには図示
していないが、サーボモータに取付けられた位置検出器
としてのパルスコーダからのフィードバックパルスを入
力し、各軸の位置,速度等を制御するようになってい
る。PMC用CPU22には、射出成形機のシーケンス
動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶したRO
M28及びPMC用CPU22が演算処理する過程でデ
ータの一時記憶等に利用するRAM29がバス接続され
ている。
していないが、サーボモータに取付けられた位置検出器
としてのパルスコーダからのフィードバックパルスを入
力し、各軸の位置,速度等を制御するようになってい
る。PMC用CPU22には、射出成形機のシーケンス
動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶したRO
M28及びPMC用CPU22が演算処理する過程でデ
ータの一時記憶等に利用するRAM29がバス接続され
ている。
【0010】上記NC用CPU21,PMC用CPU2
2はバスアービタコントローラ(以下、BACという)
23でバス接続され、該BAC23にはさらに共有RA
M30,入力回路31,出力回路32がバス結合されて
いる。上記共有RAM30はバブルメモリやCMOSメ
モリ等の書込み可能な不揮発性メモリで構成されてお
り、射出成形機の動作を制御するNCプログラム,成形
条件等の各種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶
するようになっている。入力回路31には、射出成形機
に設けられた各種センサが接続されており、特に本発明
に関係して、ロードセル9の出力信号をA/D変換器1
0でデジタル信号に変換した圧力信号が入力されるよう
になっている。
2はバスアービタコントローラ(以下、BACという)
23でバス接続され、該BAC23にはさらに共有RA
M30,入力回路31,出力回路32がバス結合されて
いる。上記共有RAM30はバブルメモリやCMOSメ
モリ等の書込み可能な不揮発性メモリで構成されてお
り、射出成形機の動作を制御するNCプログラム,成形
条件等の各種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶
するようになっている。入力回路31には、射出成形機
に設けられた各種センサが接続されており、特に本発明
に関係して、ロードセル9の出力信号をA/D変換器1
0でデジタル信号に変換した圧力信号が入力されるよう
になっている。
【0011】また、出力回路32には射出成形機の各種
アクチュエイタが接続されているが、本発明と関係し
て、該出力回路32には、各軸のサーボモータの出力ト
ルクを制限するトルクリミット値をアナログ信号に変換
するD/A変換器が接続されており、第3図において
は、圧縮用サーボモータ8を駆動制御するサーボ回路2
7bにD/A変換器35を介してトルクリミット値が出
力されるようになっている。なお、射出用サーボモータ
7のサーボ回路27aに対しても、保圧や背圧のための
トルクリミット値を入力するようになっているが第3図
においては省略している。
アクチュエイタが接続されているが、本発明と関係し
て、該出力回路32には、各軸のサーボモータの出力ト
ルクを制限するトルクリミット値をアナログ信号に変換
するD/A変換器が接続されており、第3図において
は、圧縮用サーボモータ8を駆動制御するサーボ回路2
7bにD/A変換器35を介してトルクリミット値が出
力されるようになっている。なお、射出用サーボモータ
7のサーボ回路27aに対しても、保圧や背圧のための
トルクリミット値を入力するようになっているが第3図
においては省略している。
【0012】さらに、上記BAC23には、オペレータ
パネルコントローラ33を介してCRT表示装置付手動
データ入力装置(以下、CRT/MDIという)34が
接続されている。
パネルコントローラ33を介してCRT表示装置付手動
データ入力装置(以下、CRT/MDIという)34が
接続されている。
【0013】以上の構成において、射出成形機を稼動す
る前に、CRT/MDI34より各種成形条件を入力設
定し、共有RAM30に格納する。特に本発明に関して
は、圧縮工程時におけるステップ送り指令としてのステ
ップ送り軸としてのクランプ軸,ステップ送り速度,ス
テップ送り量、即ち、クランプ軸のステップ送り位置及
び圧縮時のトルクリミット値を設定する。
る前に、CRT/MDI34より各種成形条件を入力設
定し、共有RAM30に格納する。特に本発明に関して
は、圧縮工程時におけるステップ送り指令としてのステ
ップ送り軸としてのクランプ軸,ステップ送り速度,ス
テップ送り量、即ち、クランプ軸のステップ送り位置及
び圧縮時のトルクリミット値を設定する。
【0014】次に射出成形機を稼動させると、NC装置
20は、ROM28に格納されたシーケンスプログラム
及び共有RAM30に格納されたNCプログラムに従っ
て射出成形機を制御し、型閉じ,型締,射出,圧縮,保
圧,冷却,計量,型開き,成形品取出しの各工程を繰り
返し成形品を製造するが、NC用CPU21はPMC用
CPU22からの指令を受けて、共有RAM30よりN
Cプログラムを読出し、所定周期毎第2図に示す処理を
行う。
20は、ROM28に格納されたシーケンスプログラム
及び共有RAM30に格納されたNCプログラムに従っ
て射出成形機を制御し、型閉じ,型締,射出,圧縮,保
圧,冷却,計量,型開き,成形品取出しの各工程を繰り
返し成形品を製造するが、NC用CPU21はPMC用
CPU22からの指令を受けて、共有RAM30よりN
Cプログラムを読出し、所定周期毎第2図に示す処理を
行う。
【0015】NCプログラムの1ブロックを読み1分配
周期のパルス分配量を計算し、指定された軸に対し計算
されたパルス分配量をサーボインターフェイス26に介
して指定された軸のサーボ回路へ出力する(ステップS
200)。そして、ステップモードか否か判断し(ステ
ップS201)、ステップモードでなければ、ステップ
S208へ進み、NCプログラムの1ブロックで指定さ
れた所定軸へパルス分配が完了したか否か判断し(ステ
ップS208)、完了してなければ、当該周期の処理を
終了し、次の周期でもステップS200,S201,S
208の処理を繰り返し、ステップS208で分配完了
と判断されると、次のブロックへ進み(ステップS20
9)、以下、前述と同様の処理を繰り返しており、通常
の動作(ステップモードでないとき)では上述した動作
を繰り返し行っている。
周期のパルス分配量を計算し、指定された軸に対し計算
されたパルス分配量をサーボインターフェイス26に介
して指定された軸のサーボ回路へ出力する(ステップS
200)。そして、ステップモードか否か判断し(ステ
ップS201)、ステップモードでなければ、ステップ
S208へ進み、NCプログラムの1ブロックで指定さ
れた所定軸へパルス分配が完了したか否か判断し(ステ
ップS208)、完了してなければ、当該周期の処理を
終了し、次の周期でもステップS200,S201,S
208の処理を繰り返し、ステップS208で分配完了
と判断されると、次のブロックへ進み(ステップS20
9)、以下、前述と同様の処理を繰り返しており、通常
の動作(ステップモードでないとき)では上述した動作
を繰り返し行っている。
【0016】一方、PMC用CPU22は、ROM28
に格納されたシーケンスプログラムに従って制御を行っ
ており、第1図に示すように、射出開始指令(ステップ
S100)をBAC23,共有RAM30を介して出力
すると、NC用CPU21はこれを受けて、前述したよ
うに射出用サーボモータへパルス分配を行い射出を開始
するが、PMC用CPU22は、射出開始指令と同時
に、圧縮開始を決めるタイマTをスタートさせる(ステ
ップS101)。そして、タイマTがタイムアウトする
のを待って(ステップS102)、ステップモード出力
を出し、BAC23を介して共有RAM30にステップ
モード信号と共に設定されているステップ送り軸(エジ
ェクタ軸),ステップ送り速度,ステップ送り位置(方
向と移動量)を所定アドレスに書込む(ステップS10
3)。そして、共有RAM30に設定されている圧縮時
のトルクリミット値TLSを読取り、出力回路32,D
/A変換器35を介して圧縮用のサーボモータ(エジェ
クタ軸用のサーボモータ)8のサーボ回路27bへ出力
し、該モータの出力トルクを制限する(ステップS10
4)。
に格納されたシーケンスプログラムに従って制御を行っ
ており、第1図に示すように、射出開始指令(ステップ
S100)をBAC23,共有RAM30を介して出力
すると、NC用CPU21はこれを受けて、前述したよ
うに射出用サーボモータへパルス分配を行い射出を開始
するが、PMC用CPU22は、射出開始指令と同時
に、圧縮開始を決めるタイマTをスタートさせる(ステ
ップS101)。そして、タイマTがタイムアウトする
のを待って(ステップS102)、ステップモード出力
を出し、BAC23を介して共有RAM30にステップ
モード信号と共に設定されているステップ送り軸(エジ
ェクタ軸),ステップ送り速度,ステップ送り位置(方
向と移動量)を所定アドレスに書込む(ステップS10
3)。そして、共有RAM30に設定されている圧縮時
のトルクリミット値TLSを読取り、出力回路32,D
/A変換器35を介して圧縮用のサーボモータ(エジェ
クタ軸用のサーボモータ)8のサーボ回路27bへ出力
し、該モータの出力トルクを制限する(ステップS10
4)。
【0017】一方、共有RAM30にステップモード信
号が書込まれる結果、NC用CPU21は第2図のフロ
ーチャートにおいて、ステップS201で該ステップモ
ードが選択されたことを共有RAM30より読取り、手
動送りフラグが立っているか否か判断し(ステップS2
02)、なお、ステップモードを検出した最初の周期で
は手動送りフラグは立っていないので、手動送りフラグ
を立て(ステップS203)、PMC用CPU22が共
有RAM30の所定アドレスに書込んだ、ステップ送り
軸(クランプ軸),ステップ送り速度,ステップ送り位
置(送り方向と送り量)を読出し(ステップS20
4)、ステップ送り軸(クランプ軸)の分配量を計算し
出力する(ステップS205)。これにより、ステップ
送り軸、即ちエジェクタ軸の圧縮用のサーボモータ8は
駆動し、射出された樹脂を圧縮することとなる。そし
て、ステップ送り軸(クランプ軸)のパルス分配が完了
したか否か判断し(ステップS206)、完了していな
ければ、ステップS208へ移行し、前述した動作を行
う。
号が書込まれる結果、NC用CPU21は第2図のフロ
ーチャートにおいて、ステップS201で該ステップモ
ードが選択されたことを共有RAM30より読取り、手
動送りフラグが立っているか否か判断し(ステップS2
02)、なお、ステップモードを検出した最初の周期で
は手動送りフラグは立っていないので、手動送りフラグ
を立て(ステップS203)、PMC用CPU22が共
有RAM30の所定アドレスに書込んだ、ステップ送り
軸(クランプ軸),ステップ送り速度,ステップ送り位
置(送り方向と送り量)を読出し(ステップS20
4)、ステップ送り軸(クランプ軸)の分配量を計算し
出力する(ステップS205)。これにより、ステップ
送り軸、即ちエジェクタ軸の圧縮用のサーボモータ8は
駆動し、射出された樹脂を圧縮することとなる。そし
て、ステップ送り軸(クランプ軸)のパルス分配が完了
したか否か判断し(ステップS206)、完了していな
ければ、ステップS208へ移行し、前述した動作を行
う。
【0018】次の周期ではステップS200からステッ
プS201へ移行し、ステップモードになっているか
ら、次に手動送りフラグが立っているか否か判断し(ス
テップS202)、手動送りフラグはすでに立っている
ので、ステップS205へ移行して、ステップ送り軸
(エジェクタ軸)へパルス分配を行い、以下、各周期毎
に、NCプログラムで指令された軸へのパルス分配を行
う(射出軸への射出及び保圧のためのパルス分配)と共
に(ステップS200)、ステップ送りにより、ステッ
プ送り軸、即ち圧縮用サーボモータとしてのエジェクタ
軸のサーボモータへステップ送りのパルス分配を並行し
て行うこととなる。なお、ステップ送り軸へのパルス分
配が完了すると(ステップS206)、手動送りフラグ
を下げて、ステップモードをリセットし、ステップ送り
の位置到達信号を共有RAM30に書込む(ステップS
207)。
プS201へ移行し、ステップモードになっているか
ら、次に手動送りフラグが立っているか否か判断し(ス
テップS202)、手動送りフラグはすでに立っている
ので、ステップS205へ移行して、ステップ送り軸
(エジェクタ軸)へパルス分配を行い、以下、各周期毎
に、NCプログラムで指令された軸へのパルス分配を行
う(射出軸への射出及び保圧のためのパルス分配)と共
に(ステップS200)、ステップ送りにより、ステッ
プ送り軸、即ち圧縮用サーボモータとしてのエジェクタ
軸のサーボモータへステップ送りのパルス分配を並行し
て行うこととなる。なお、ステップ送り軸へのパルス分
配が完了すると(ステップS206)、手動送りフラグ
を下げて、ステップモードをリセットし、ステップ送り
の位置到達信号を共有RAM30に書込む(ステップS
207)。
【0019】一方、PMC用CPU22は、ステップモ
ード出力を出し(ステップS103)トルクリミット値
TLSを圧縮用サーボモータ(エジェクタ軸のサーボモ
ータ)8のサーボ回路27bへ出力した後(ステップS
104)、入力回路31,A/D変換器10を介してロ
ードセル9からのフィードバック圧力PFを読取り(ス
テップS105)、該フィードバック圧力PFと設定ト
ルクリミット値TLSを比較し(ステップS106)、
設定トルクリミット値TLSがフィードバック圧力PF
より大きければ、サーボ回路27bへ出力するトルクリ
ミット値TLを所定量Δαだけ増大させ(ステップS1
07)、また、フィードバック圧力PFの方が大きけれ
ば所定量Δαだけ出力トルクリミット値TLを下げ(ス
テップS108)、NC用CPU21から共有RAM3
0にステップ送り位置到達信号が書込まれるまで(ステ
ップS109)ステップS105以下の処理を繰り返
す。
ード出力を出し(ステップS103)トルクリミット値
TLSを圧縮用サーボモータ(エジェクタ軸のサーボモ
ータ)8のサーボ回路27bへ出力した後(ステップS
104)、入力回路31,A/D変換器10を介してロ
ードセル9からのフィードバック圧力PFを読取り(ス
テップS105)、該フィードバック圧力PFと設定ト
ルクリミット値TLSを比較し(ステップS106)、
設定トルクリミット値TLSがフィードバック圧力PF
より大きければ、サーボ回路27bへ出力するトルクリ
ミット値TLを所定量Δαだけ増大させ(ステップS1
07)、また、フィードバック圧力PFの方が大きけれ
ば所定量Δαだけ出力トルクリミット値TLを下げ(ス
テップS108)、NC用CPU21から共有RAM3
0にステップ送り位置到達信号が書込まれるまで(ステ
ップS109)ステップS105以下の処理を繰り返
す。
【0020】即ち、圧縮用サーボモータ8のエジェクタ
軸用のサーボモータのサーボ回路27bに設定トルクリ
ミット値TLSを出力して、圧縮用サーボモータ8によ
って出力されるトルク、即ち金型内の樹脂に加わる圧縮
圧(PF)を設定トルクリミット値TLSに制限する
が、機械の特性やその他の理由により、実際に金型内樹
脂に加わる圧縮圧であるフィードバック圧力PFが設定
トルクリミット値TLSに達しなかったり、超えたりし
た場合には、ステップS107,S108の処理によっ
てサーボ回路27bに出力されるトルクリミット値TL
を変えることによって、設定トルクリミット値TLSに
フィードバック圧力PFがなるようにする。(なお、設
定トルクリミット値TLSとフィードバック圧力PFの
一致の精度はA/D変換器10,D/A変換器35の分
解能によって決まる)。そして、NC用CPU21がス
テップ送りのパルス分配を終了し位置到達信号を共有R
AM30に書込むと、これを検出し(ステップS10
9)、圧縮成形の処理は終了する。
軸用のサーボモータのサーボ回路27bに設定トルクリ
ミット値TLSを出力して、圧縮用サーボモータ8によ
って出力されるトルク、即ち金型内の樹脂に加わる圧縮
圧(PF)を設定トルクリミット値TLSに制限する
が、機械の特性やその他の理由により、実際に金型内樹
脂に加わる圧縮圧であるフィードバック圧力PFが設定
トルクリミット値TLSに達しなかったり、超えたりし
た場合には、ステップS107,S108の処理によっ
てサーボ回路27bに出力されるトルクリミット値TL
を変えることによって、設定トルクリミット値TLSに
フィードバック圧力PFがなるようにする。(なお、設
定トルクリミット値TLSとフィードバック圧力PFの
一致の精度はA/D変換器10,D/A変換器35の分
解能によって決まる)。そして、NC用CPU21がス
テップ送りのパルス分配を終了し位置到達信号を共有R
AM30に書込むと、これを検出し(ステップS10
9)、圧縮成形の処理は終了する。
【0021】このようにして、射出用サーボモータによ
って射出,保圧が行われている間、さらには、計量が行
われている間に、金型内に射出された樹脂に対して、圧
縮用サーボモータ8がステップ送りされ、かつ、該圧縮
用サーボモータ8による樹脂への圧縮圧が設定値に保持
されるように制御されながら、設定された位置まで樹脂
は圧縮されることとなり、樹脂圧縮のための位置と圧力
の双方が同時、かつ精密に制御されることとなる。
って射出,保圧が行われている間、さらには、計量が行
われている間に、金型内に射出された樹脂に対して、圧
縮用サーボモータ8がステップ送りされ、かつ、該圧縮
用サーボモータ8による樹脂への圧縮圧が設定値に保持
されるように制御されながら、設定された位置まで樹脂
は圧縮されることとなり、樹脂圧縮のための位置と圧力
の双方が同時、かつ精密に制御されることとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、設定型締力で型締されている
金型内に射出された樹脂に対してエジェクタ装置を駆動
して圧力を加えて加工を行なうようにしたからよりよい
高品質の成形品を得ることができる。
金型内に射出された樹脂に対してエジェクタ装置を駆動
して圧力を加えて加工を行なうようにしたからよりよい
高品質の成形品を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例におけるPMC用CPUが行
う圧縮成形処理に係る動作処理フローチャートである。
う圧縮成形処理に係る動作処理フローチャートである。
【図2】同実施例におけるNC用CPUが行う動作処理
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】同実施例を実施する電動式射出成形機の要部概
要図である。
要図である。
1、2 金型 5 スクリュー 7 射出用サーボモータ 8 圧縮用サーボモータ 20 NC装置
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融樹脂を金型内に射出し、溶融樹脂を
冷却固化させて成形品を得る射出成形方法において、所
定型締力で型締められている金型内に溶融樹脂を射出
し、該射出開始から設定時間後に製品突き出し用のエジ
ェクタ手段を駆動して該エジェクタ手段により金型内の
樹脂を押圧して成形品形状を加工するようにしたことを
特徴とする射出成形方法。 - 【請求項2】 上記エジェクト手段に対して設定圧縮位
置まで移動するよう位置制御が行われる請求項1記載の
射出成形方法。 - 【請求項3】 上記エジェクタ手段に樹脂押圧時の樹脂
圧力を検出する圧力検出器を設け、該圧力検出器で検出
される圧力が設定圧力になるように圧力のフィードバッ
ク制御を行なう請求項1記載の射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104360A JP2525727B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104360A JP2525727B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出成形方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63023957A Division JPH082574B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 電動式射出成形機における圧縮成形制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07137107A true JPH07137107A (ja) | 1995-05-30 |
JP2525727B2 JP2525727B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14378674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104360A Expired - Fee Related JP2525727B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525727B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016000101A1 (de) | 2015-01-13 | 2016-07-14 | Fanuc Corporation | KOMPRESSIONSREGLER EINER SPRITZGIEßMASCHINE |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS55160952A (en) * | 1979-05-31 | 1980-12-15 | Toshiba Corp | Totally-enclosed external fan cooled rotary electric machine |
JPS56106837A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-25 | Pentel Kk | Method and apparatus for injection molding |
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JPS58122835A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Omron Tateisi Electronics Co | 射出成形金型 |
JPS59146806A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 成形金型装置 |
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JPS62227616A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-06 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 射出成形における金型内樹脂圧力の検出方法 |
JPH0193323A (ja) * | 1987-06-05 | 1989-04-12 | Katsuhiro Mukai | プラスチック射出成型機のエジェクタ−を利用した、圧縮成型の方法 |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP6104360A patent/JP2525727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102016000101A1 (de) | 2015-01-13 | 2016-07-14 | Fanuc Corporation | KOMPRESSIONSREGLER EINER SPRITZGIEßMASCHINE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525727B2 (ja) | 1996-08-21 |
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