JPH07137060A - クッション体とその製造方法 - Google Patents

クッション体とその製造方法

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JPH07137060A
JPH07137060A JP5289404A JP28940493A JPH07137060A JP H07137060 A JPH07137060 A JP H07137060A JP 5289404 A JP5289404 A JP 5289404A JP 28940493 A JP28940493 A JP 28940493A JP H07137060 A JPH07137060 A JP H07137060A
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JP
Japan
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cushion
cavity
heat
cushion material
cloth
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Pending
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JP5289404A
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English (en)
Inventor
Atsushi Fukuhara
敦志 福原
Hiroichi Matsumoto
博一 松本
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/02Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/18Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles
    • B29C2043/185Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles using adhesives
    • B29C2043/186Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles using adhesives hot-melt or heat activated adhesives

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッション材7と表装体5とを一体化したク
ッション体10を少ない製造工程により形成でき、且
つ、クッション材の量(嵩)を一定にしたものを均一に
大量生産でき、製造コストを低減する。 【構成】 成形用雌金型1のキャビティ2の内周面に予
め沿わせるように布からなる表装体5を配設し、表装体
5より内側のキャビティ2に、相互に立体的に絡み合わ
せた繊維の交絡部が熱接着性バインダーにて接着されて
なるクッション材7を挿入し、加熱の下で、雌金型1に
嵌合する雄金型8にてクッション材7を所定の空隙率を
有するように圧縮成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子における座体や背
もたれ等に使用する新規なクッション体と、そのクッシ
ョン体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクッション体を製造する
にあたり、予め天然繊維及び/又は合成樹脂繊維からな
る織布等で形成した袋状のカバー体の内部に、軟質発泡
ウレタン(発泡ウレタンフオーム)等の軟質発泡合成樹
脂の多数の断片や、天然綿、合成樹脂繊維の綿を入れて
一端開口部を塞ぐようにすることや、座体や背もたれ等
のクッション部の形状に予め形成した軟質発泡ウレタン
等のクッション材のフォーム体を座板や背もたれ板等の
基板片面に載置し、前記クッション材の表面を表装用の
前記と同様の布で覆いながら該布の縁を基板に固着して
いくもの、合成樹脂製の表装用シートの裏面側に軟質発
泡ウレタン等の軟質発泡合成樹脂を充填するように成形
金型内で一体的に成形すること等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂製の表装用シートと軟質発泡合成樹脂との一体成形品
では、通気性がなく、また、布独特の手触り等の良好な
感触を得ることができないという問題があった。布で成
形した袋体に軟質発泡合成樹脂の断片を入れたものや、
軟質発泡合成樹脂のフォーム体を織布で覆ったものは、
手触りは良いがやはり通気性に欠ける。さらに、袋体に
軟質発泡合成樹脂の多数の断片や、天然綿、合成樹脂繊
維の綿を入れたものでは、これらの内容物(クッション
材)がクッション体として形成した後に偏った位置に移
動し易いから、クッション性に欠けたり、クッション体
が形崩れして形状維持性能が悪いという問題があった。
【0004】また、布で成形した袋体に軟質発泡合成樹
脂の断片や繊維綿を入れる等の作業では、クッション体
の製造工程を手作業に頼ることになり、また入れるべき
内容物の量によってクッション性能が著しくバラツキ、
またクッション体の形状も変動する等の問題があった。
本発明は上記の各種問題を解決するためになされたもの
であり、その1つの目的は、通気性が良好で、手触り等
の感触の良いクッション体を提供することであり、形状
維持性能の良好なクッション体を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、クッション体を簡単
に製造することであり、また、一律な形状に形成するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のクッション体は、相互に立体的に絡み合わ
せた繊維の交絡部が熱接着性バインダーにて接着されて
なるクッション材を、その熱接着性バインダーの接着力
にて布からなる表装体の内面に固着させたことを特徴と
するものである。
【0007】そして、前記のクッション体の製造方法
は、成形用雌金型のキャビティの内周面に予め沿わせる
ように布からなる表装体を配設し、該表装体より内側の
キャビティに、相互に立体的に絡み合わせた繊維の交絡
部が熱接着性バインダーにて接着されてなるクッション
材を挿入し、加熱の下で、前記雌金型に嵌合する雄金型
にて前記クッション材を所定の空隙率を有するように圧
縮成形することを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。図1は本発明に係る製造装置の要部概略側断面図
を示し、雌金型1のキャビティ2の内面は、前記椅子の
座体の表面形状に等しい湾曲面を有するように形成され
ている。この雌金型1には、その下面の通路4から前記
キャビティに連通する多数の通孔3が穿設されている。
前記通路4は、図示しない真空装置及び加熱空気発生装
置または加熱蒸気(スチーム)発生装置に接続されてい
る。符号5はクッション体10における表装体であっ
て、実施例では天然繊維若しくは合成繊維からなる織布
若しくは編み布、または天然繊維と合成繊維の混紡によ
る織布若しくは編み布にて構成されている。
【0009】この表装体5は前記雌金型1のキャビティ
2内周面に沿うように配設される。そのため、前記真空
発生装置を作動させ通路4を介して通孔3から空気を吸
引し、雌金型1のキャビティ2内に入れた表装体5を皺
なくキャビティ2内周面に沿うように添設させることが
できる。符号6は雌金型1のキャビティ側方上面に配置
した布押えである。
【0010】次いで、前記キャビティ2内であって表装
体5より内側の空間内に、ポリエステル系等の合成樹脂
繊維の交絡部を発泡ウレタン樹脂、熱溶融ポリマー等の
熱接着性(熱可塑性)バインダーにて接着したクッショ
ン材7を適宜量挿入する。クッション材7は特開平5−
98516号公報に開示されているように、ポリエステ
ル系合成樹脂製であって、繊維の表面に予め熱溶融ポリ
マー等の熱可塑性(熱接着性)バインダーが被覆される
ようにした熱接着性複合繊維(芯鞘型繊維)であっても
良い。これらの合成樹脂製の繊維は繊維長さ50mm〜
100mm程度の短繊維を相互に立体的に交絡させ、そ
の交絡部が前記バインダーにて互いに接着されていれば
良い。前記繊維の融点は200℃以上であり、熱接着性
のバインダーの融点は90℃〜200℃である。
【0011】次いで、前記図示しない加熱空気発生装置
または加熱蒸気(スチーム)発生装置から通路4及び通
孔3を介して前記熱接着性のバインダーの融点に略等し
い温度の加熱空気または加熱蒸気を送りつつ、雄金型8
をキャビティ2内に押し込んで、この雄金型8をある高
さ位置で所定時間保持する。このときの、雄金型8の押
し込み量(H1)を調節することより、圧縮したクッシ
ョン材7の空隙率(出来上がったクッション体全体の体
積に対する繊維自体の体積の比率)が所望の比率となる
ように設定する。
【0012】キャビティ2内に送り込まれた加熱蒸気等
の熱により、前記クッション材7における熱接着性バイ
ンダーが一旦溶け、そのバインダーを介して圧縮状態に
おける繊維の交絡部が再度接着され、且つクッション材
7における繊維の一部分が表装体5の内面に接着される
から、前記加熱及び加圧の後、雌金型1から表装体5の
端部を掴んで取り出し、冷却、また室温に放置すると、
図2に示すように、クッション材7と表装体5とが一体
となった所定の形状のクッション体10が得られるので
ある。
【0013】なお、雄金型8によるクッション材7の圧
縮時にキャビティ2内の空気を迅速に追い出すため、雄
金型8に多数の空気抜き孔9を穿設しておくことが好ま
しい。また、キャビティ2内全体にわたって熱の伝達を
均一且つ迅速に実行するため雄金型8側に設けた供給孔
11からも加熱空気または加熱蒸気を送るように構成す
ることが好ましい。熱の供給として、雌金型1のキャビ
ティ2外周側に水ジャケット部(図示せず)を形成し、
この水ジャケット部に90℃〜100℃の温水を供給す
るようにしても良い。また、雄金型8の下面より部位の
広い範囲を加熱するため、雄金型8の下面側に電気抵抗
によるヒータを設置しても良い。いずれにしても、前記
クッション材7の圧縮加熱時に、表装体5の内面側との
接着及び雄金型8の下面側に近い部分のクッション材7
の繊維の交絡部の再度の接着が促進される一方、キャビ
ティ2中心部におけるクッション材7の繊維同士の接着
は促進されないようにすることが、製品としてのクッシ
ョン体10のへたりを防止する上で好ましい。
【0014】さらに、雄金型8の内面(キャビティ2に
対面する面)には、接着剤に対する粘着性の低いフッ素
樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)をコーテ
イングしておけば、雄金型8にバインダーを介してクッ
ション材7の繊維が付着しないから、クッション体形成
作業が容易になるという効果を有する。このようにして
形成されたクッション体10は、表装体5の内面のうち
前記雌金型1のキャビティ2内に位置した個所でクッシ
ョン材7の繊維がバインダーを介して接着されているの
で、クッション体10をそのまま椅子の座体における基
板上に載置し、クッション材7が接着されていない表装
体5の側縁部分を基板に巻付けるなどして固定すれば良
いのである。
【0015】前記実施例では、雌金型1のキャビティ2
底面側にのみ表装体5を敷設したが、表装体5の上側の
キャビティ2内にクッション材7を入れた後、そのクッ
ション材7を上側を裏布(図示せず)にて覆い、その上
から雄金型8にて押圧しながら加熱するようにすれば、
クッション体10の成形完了後には裏布及び表装体5の
内面に前記クッション材7の繊維が熱接着製バインダー
にて接着されるから、裏布と表装体5との縁を包装すれ
ば、略袋状の布内にクッション材7が充填され、この内
容物が移動して偏るということがないクッション体を製
造することができる。
【0016】なお、表装体5も合成樹脂製繊維にて形成
すれば、クッション体10全体が合成樹脂となるので、
資源のリサイクルの場合に取扱いが至極容易になる。
【0017】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明の
クッション体は、相互に立体的に絡み合わせた繊維の交
絡部が熱接着性バインダーにて接着されてなるクッショ
ン材を、その熱接着性バインダーの接着力にて布からな
る表装体の内面に固着させたことを特徴とするものであ
る。従って、本発明によれば、表装体とクッション材と
が一体的に形成されるので、形崩れすることがなく、形
状維持性能が良好となり、クッション体の取扱いが至極
容易となり、また、表装体が布で且つクッション材も合
成樹脂製繊維であるから通気性が良く、手触り等の感触
も良好なクッション体を提供することができる。
【0018】そして、このクッション体を製造するにあ
たり、成形用雌金型のキャビティの内周面に予め沿わせ
るように布からなる表装体を配設し、該表装体より内側
のキャビティに、相互に立体的に絡み合わせた繊維の交
絡部が熱接着性バインダーにて接着されてなるクッショ
ン材を挿入し、加熱の下で、前記雌金型に嵌合する雄金
型にて前記クッション材を所定の空隙率を有するように
圧縮成形するのであるから、クッション材と表装体とを
一体化したものが少ない製造工程により形成でき、且
つ、クッション材の量(嵩)を一定にしたものを均一に
大量生産できるから製造コストの低減に貢献できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置を示す断面図である。
【図2】クッション体の断面図である。
【符号の説明】 1 雌金型 2 キャビティ 3 通孔 4 通路 5 表装体 6 布押え 7 クッション材 8 雄金型 9 空気抜き孔 10 クッション体 11 供給孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に立体的に絡み合わせた繊維の交絡
    部が熱接着性バインダーにて接着されてなるクッション
    材を、その熱接着性バインダーの接着力にて布からなる
    表装体の内面に固着させたことを特徴とするクッション
    体。
  2. 【請求項2】 成形用雌金型のキャビティの内周面に予
    め沿わせるように布からなる表装体を配設し、該表装体
    より内側のキャビティに、相互に立体的に絡み合わせた
    繊維の交絡部が熱接着性バインダーにて接着されてなる
    クッション材を挿入し、加熱の下で、前記雌金型に嵌合
    する雄金型にて前記クッション材を所定の空隙率を有す
    るように圧縮成形することを特徴とするクッション体の
    製造方法。
JP5289404A 1993-11-18 1993-11-18 クッション体とその製造方法 Pending JPH07137060A (ja)

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JP5289404A JPH07137060A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 クッション体とその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09111628A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Teijin Ltd クッション材の成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09111628A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Teijin Ltd クッション材の成形方法

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Legal Events

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Effective date: 20030805