JPH071363Y2 - 目地カバー装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は隣接する左右の建物の躯体間の目地部を、地震
等によって揺れ動いても破損することなく覆うことので
きる目地カバー装置に関する。

「従来の技術」 従来、この種の目地カバー装置は、隣接する左右の建物
の躯体間の隙間側の端部寄りの部位にそれぞれ固定され
た左右の取付け金具と、この左右の取付け金具に後端部
が取付けられ、先端部が対向面側に鈍角に折曲げられ伸
縮可能に重なり合いかつ上下方向に複数個上下端部を重
ね合せて接続される前記左右の建物間の隙間を覆う内側
・外側のカバーと、この内側・外側のカバーの内側部位
の前記左右の建物間の隙間を防水可能に覆うことのでき
るネオプレンゴムシートとから構成されていた。

このため、外側のカバーの上下方向の接続部の外側に位
置する部位が浮き上がりやすく、十分に防水を図れない
という欠点があった。

また、ネオプレンゴムシートを用いているので、長期間
の使用により劣化して防水性が損われたり、あるいは火
事等の熱に弱いという欠点があった。

「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、外側カバーの
上下方向の接続部の外側に位置する部位の浮き上がりを
確実に防止して防水性の向上を図ることのできる目地カ
バー装置を得るにある。

本考案の他の目的は、防水シートの耐久性、耐火性の向
上を図ることができるとともに、設置現場まで輸送が容
易にできる目地カバー装置を得るにある。

「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄りの部
位の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左右の取
付け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取付けら
れ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の建物の
上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続される前
記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側のカバ
ーと、この内側・外側のカバーの内側部位の前記左右の
建物間の隙間側の端部寄りの部位の壁面に取付けられた
左右の防水シート取付け金具と、この左右の防水シート
取付け金具に両端部が取付けられた防水シートとからな
る目地カバー装置において、前記内側カバーの先端部を
前記外側カバー方向に鈍角に折曲げるとともに、前記外
側カバーの先端部を前記内側カバー方向に鋭角に折曲
げ、上下方向に重ね合せて接続する外側カバーと内側カ
バーとの接触部位の浮き上がりを防止できるように形成
したことを特徴としている。

また、本考案は隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄
りの部位の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左
右の取付け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取
付けられ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の
建物の上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続さ
れる前記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側
のカバーとを備える目地カバー装置において、前記内側
カバーの先端部を前記外側カバー方向に鈍角に折曲げる
とともに、前記外側カバーの先端部を前記内側カバー方
向に鋭角に折曲げ、上下方向に重ね合せて接続する外側
カバーと内側カバーとの接触部位の浮き上がりを防止で
きるように形成したことを特徴としている。

「作用」 上記のように構成された目地カバー装置は外側カバーの
先端部を内側カバー方向に鋭角に折曲げているので、外
側カバーの上下方向の接続部は浮き上がることがない。

「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明す
る。

第１図ないし第21図の実施例において、１は隣接する左
右の建物の壁面の躯体２、２間を覆う本考案の目地カバ
ー装置で、この目地カバー装置１は前記左右の躯体２、
２間の隙間３側の端部寄りの壁面部位に該端部に沿って
それぞれ固定された左右の取付け金具４、４と、この左
右の取付け金具４、４に後端部が取付けられ、先端部が
伸縮可能に重なり合い、かつ上下方向に上下端部を重ね
合せて接続される前記左右の躯体２、２間の隙間３を覆
う複数個の内側・外側のカバー５、６と、この内側・外
側のカバー５、６の内側部位の前記左右の取付け金具
４、４にスライド可能でかつ回動可能に取付けられた左
右の防水シート取付け金具７、７と、この左右の防水シ
ート取付け金具７、７に両端部が防水可能に取付けられ
た金属シート材で形成された防水シート８とから構成さ
れている。

前記左右の取付け金具４、４は前記左右の躯体２、２に
それぞれ複数本のアンカーボルト９によって固定される
アルミ、アルミ合金等の金属材を押出し成形により成形
した固定金具10と、この固定金具10にスライド可能およ
び回動可能に取付けられたアルミ、アルミ合金等の金属
材を押出し成形により成形した可動金具11と、この可動
金具11に所定間隔で基部が固定された複数本のバー状の
カバー支持部材12とからなり、前記固定金具10は第４図
に示すように板状の固定金具本体13と、この固定金具本
体13の一端部に形成されたＣ字状の嵌合部14と、前記固
定金具本体13の他端部に形成されたＣ字状の嵌合部15
と、前記固定金具本体13に所定間隔で形成したアンカー
ボルト挿入孔16とから構成されている。

前記可動金具11は、第５図に示すように板状の可動金具
本体17と、この可動金具本体17の背面に突出成形された
玉縁形状の前記固定金具10の嵌合部14とスライド可能お
よび回動可能に嵌合する嵌合片18と、前記可動金具本体
17の上面にカギ状に突出成形されたカバー支持片19と、
前記可動金具本体17の一端部に形成した、前記カバー支
持部材12を嵌合固定する嵌合凹部20と、前記可動金具本
体17の他端部に下方へ突出するように一体成形されたカ
バー固定片21とから構成されている。

前記カバー支持部材12は、第６図に示すようにバー状の
カバー支持部材本体22と、このカバー支持部材本体22の
基部に一体成形された前記可動金具11の嵌合凹部20と嵌
合固定される嵌合部23とから構成されている。

前記内側のカバー５は、第７図に示すようにステンレ
ス、ステンレス合金等で所定の長さ、例えば3mの板状に
形成された内側のカバー本体24と、このカバー本体24の
後端部に形成した前記左の可動金具11のカバー固定片21
に複数本のビス25で固定される取付け片26と、前記内側
のカバー本体24の先端部に外側方向に鈍角に折曲げられ
た支持片27とから構成され、上下方向に複数個重ね合わ
せ状態で接続できるように上部の外径寸法と下部の内径
寸法とがほぼ同じ寸法となるようにテーパー状に形成さ
れている。

前記外側のカバー６は第８図および第９図に示すように
ステンレス、ステンレス合金等で所定の長さ、例えば3m
の板状に形成された外側のカバー本体28と、この外側の
カバー本体28の後端部に形成した前記右の可動金具11の
カバー固定片21に複数本のビス25で固定される取付け片
29と、前記外側のカバー本体28の先端部に内側方向に鋭
角に折曲げられた支持片30とから構成され、上下方向に
複数個重ね合わせ状態で接続できるように上部の外径寸
法と下部の内径寸法とがほぼ同じ寸法となるようにテー
パー状に形成されている。

前記左右の防水シート取付け金具７、７は、第10図に示
すように板状の防水シート取付け金具本体31と、この防
水シート取付け金具本体31の一側面に上方へ突出するよ
うに形成された取付け凹部32、33を形成する突出片34、
35、36と、この突出片36のほぼ中央部に側方へ突出する
ように形成された玉縁形状の前記固定金具10の嵌合部15
とスライド可能および回動可能に取付けられる嵌合片37
と、前記取付け凹部32内に挿入される挿入片38を有する
防水シート８を固定する複数個の防水シート固定金具39
と、この防水シート固定金具39に形成された前記取付け
凹部33内にタッピングビス40等を螺合させることのでき
るビス挿入孔41とから構成されている。

前記防水シート８は、第11図に示すように前記隣接する
左右の躯体２、２間の隙間３をＵ字状に覆うことのでき
るステンレス、ステンレス合金等の0.1〜0.2mmの薄い金
属シートで形成された防水シート本体42と、この防水シ
ート本体42の両端部を折返して形成された前記左右の防
水シート取付け金具７、７の取付け凹部32、32内に挿入
される係止部43、43とからなり、設置現場までは第12図
に示すようにロール状に巻き付けておけるように形成さ
れている。

「本考案の実施例の施工手順」 上記構成の目地カバー装置１は、隣接する左右の建物の
躯体２、２間の隙間３の端部に、第13図に示すように固
定金具10、10を複数個のアンカーボルト９によって固定
する。

しかる後、左右の固定金具10、10の嵌合部15、15に第14
図に示すように左右の防水シート取付け金具７、７の嵌
合片37、37をそれぞれ嵌合させる。

次に防水シート８の両端部の係止部43、43を左右の防水
シート取付け金具７、７の取付け凹部32、32内に挿入さ
せた後、該係止部43、43が挿入された取付け凹部32、32
内に、第15図および第16図に示すように所定間隔で複数
個の防水シート固定金具39の挿入片38を挿入した後、ビ
ス挿入孔41内にタッピングビス40を挿入して螺締めする
ことにより、タッピングビス40が取付け凹部33の両側面
の突出片35、36と螺合して、防水シート固定金具39を固
定することができる。

次に左右の固定金具10、10の嵌合部14、14に第17図に示
すように可動金具11、11の嵌合片18、18をスライド可能
および回動可能に嵌合させる。

しかる後、右の可動金具11の嵌合凹部20に、第18図およ
び第19図に示すように所定間隔で複数個のカバー支持部
材12の嵌合部23を嵌合させてカバー支持部材12を取付け
る。

次に第20図に示すように、内側のカバー５の取付け片26
を左の可動金具11の下部位置の部位のカバー固定片21に
複数個のビス25によって固定した後、この固定した内側
のカバー５の上端部と上部に取付ける内側のカバー５の
下端部とが所定量重なり合うように位置させて上部に前
述と同様な作業を行なって内側のカバー５を順次取付け
る。

次に第21図に示すように、外側のカバー６の取付け片29
を右の可動金具11の下部位置の部位のカバー固定片21に
複数個のビス25によって固定した後、この固定した外側
のカバー６の上端部と上部に取付ける外側のカバー６の
下端部とが所定量重なり合うように位置させて上部に前
述と同様な作業を行なって外側のカバー６を順次取付け
る。

しかる後、内側・外側のカバー５、６をそれぞれ固定し
たビス25、25の上部と左右の躯体２、２との間に、第１
図に示すようにシール剤を充填したシール部44、44を形
成する。

このように組立てられた目地カバー装置１は、地震等で
左右の建物の躯体２、２が揺れ動いても左右の取付け金
具４、４の固定金具10、10に取付けられた左右の防水シ
ート取付け金具７、７にスライド可能および回動可能に
取付けられているので、防水シート８は左右の躯体２、
２の揺れに追従して移動し、破損することがない。

また内側・外側のカバー５、６も左右の取付け金具４、
４の固定金具10、10にスライド可能および回動可能に取
付けられた可動金具11、11にそれぞれ取付けられている
ため、左右の躯体２、２が揺れ動いても、この揺れに追
従し、破損することがない。

「本考案の異なる実施例」 次に第22図ないし第27図に示す本考案の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。

第22図ないし第24図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は内側・外側のカバー5A、6Aで、こ
の内側・外側のカバー5A、6Aは内側・外側のカバー本体
24A、28Aの後端部に同一平面の取付け片26A、29Aを形成
した点で、このように形成した内側・外側のカバー5A、
6Aは上・下部とも同じ寸法に形成しても使用することが
できる。このように目地カバー装置1Aを構成しても良
い。

第25図ないし第27図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、入隅部となる左右の建物の躯体
２、２に本考案の目地カバー装置1Aを取付けた点で、こ
のようにしても良い。

なお、前記本考案の実施例では左右の防水シート取付け
金具７、７と固定金具10、10および固定金具10と可動金
具11とをＣ字状の嵌合部14と玉縁形状の嵌合片18とで形
成したものについて説明したが、本考案はこれに限ら
ず、逆配置の形状や軸心方向の移動および回動が可能な
嵌合形状であれば、どんな嵌合形状であっても良い。

「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に
列挙する効果が得られる。

（１）隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄りの部位
の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左右の取付
け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取付けら
れ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の建物の
上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続される前
記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側のカバ
ーと、この内側・外側のカバーの内側部位の前記左右の
建物間の隙間側の端部寄りの部位の壁面に取付けられた
左右の防水シート取付け金具と、この左右の防水シート
取付け金具に両端部が取付けられた防水シートとからな
る目地カバー装置において、前記内側カバーの先端部を
前記外側カバー方向に鈍角に折曲げるとともに、前記外
側カバーの先端部を前記内側カバー方向に鋭角に折曲
げ、上下方向に重ね合せて接続する外側カバーと内側カ
バーとの接触部位の浮き上がりを防止できるように形成
したので、上下方向に接続される外側のカバーの接続部
は嵌合状態となり、外側に位置する外側のカバーが浮き
上がったりするのを確実に防止することができる。した
がって、雨や風の侵入を確実に防止することができる。

（２）前記（１）によって、構造が簡単であるので、容
易に各部品を製造することができるとともに、容易に設
置することができる。

（３）前記（１）によって、下部側から外側のカバーを
取付けていくだけで自動的に上部側に取付ける外側のカ
バーと嵌合状態となるので、特別な作業を要さず、防水
可能に嵌合させることができる。

（４）請求項２、３も前記（１）〜（３）と同様な効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図は本考
案の一実施例を示す一部破断正面図、第３図は防水シー
ト取付け部位の説明図、第４図は固定金具の説明図、第
５図は可動金具の説明図、第６図はカバー支持部材の説
明図、第７図は内側のカバーの説明図、第８図および第
９図は外側のカバーの説明図、第10図は防水シート取付
け金具の説明図、第11図および第12図は防水シートの説
明図、第13図ないし第21図は設置状態を示す説明図、第
22図ないし第24図、第25図ないし第27図はそれぞれ本考
案の異なる実施例を示す説明図である。 １、1A:目地カバー装置、2:建物の躯体、3:隙間、4:取
付け金具、５、5A:内側のカバー、６、6A:外側のカバ
ー、7:防水シート取付け金具、8:防水シート、9:アンカ
ーボルト、10:固定金具、11:可動金具、12:カバー支持
部材、13:固定金具本体、14:嵌合部、15:嵌合部、16:ア
ンカーボルト挿入孔、17:可動金具本体、18:嵌合片、1
9:カバー支持片、20:嵌合凹部、21:カバー固定片、22:
カバー支持部材本体、23:嵌合部、24、24A:内側のカバ
ー本体、25:ビス、26、26A:取付け片、27:支持片、28、
28A:外側のカバー本体、29、29A:取付け片、30:支持
片、31:防水シート取付け金具本体、32、33:取付け凹
部、34、35、36:取付け凹部、37:嵌合片、38:挿入片、3
9:固定金具、40:タッピングビス、41:ビス挿入孔、42:
防水シート本体、43:係止部、44:シール剤。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄り
   の部位の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左右
   の取付け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取付
   けられ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の建
   物の上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続され
   る前記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側の
   カバーと、この内側・外側のカバーの内側部位の前記左
   右の建物間の隙間側の端部寄りの部位の壁面に取付けら
   れた左右の防水シート取付け金具と、この左右の防水シ
   ート取付け金具に両端部が取付けられた防水シートとか
   らなる目地カバー装置において、前記内側カバーの先端
   部を前記外側カバー方向に鈍角に折曲げるとともに、前
   記外側カバーの先端部を前記内側カバー方向に鋭角に折
   曲げ、上下方向に重ね合せて接続する外側カバーと内側
   カバーとの接触部位の浮き上がりを防止できるように形
   成したことを特徴とする目地カバー装置。
2. 【請求項２】隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄り
   の部位の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左右
   の取付け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取付
   けられ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の建
   物の上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続され
   る前記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側の
   カバーとを備える目地カバー装置において、前記内側カ
   バーの先端部を前記外側カバー方向に鈍角に折曲げると
   ともに、前記外側カバーの先端部を前記内側カバー方向
   に鋭角に折曲げ、上下方向に重ね合せて接続する外側カ
   バーと内側カバーとの接触部位の浮き上がりを防止でき
   るように形成したことを特徴とする目地カバー装置。
3. 【請求項３】隣接する左右の建物間の隙間側の端部寄り
   の部位の壁面に該端部に沿ってそれぞれ固定された左右
   の取付け金具と、この左右の取付け金具に後端部が取付
   けられ、先端部が伸縮可能に重なり合い、かつ左右の建
   物の上下方向に上下端部を重ね合せてそれぞれ接続され
   る前記左右の建物間の隙間を覆う複数個の内側・外側の
   カバーと、この内側・外側のカバーの内側部位の前記左
   右の建物間の隙間側の端部寄りの部位の壁面に取付けら
   れた左右の防水シート取付け金具と、この左右の防水シ
   ート取付け金具に両端部が取付けられて防水可能にシー
   ルできる、現場まではロール状に巻き付けておくことの
   できる両端部に折返した左右の防水シート取付け金具に
   係止される係止部を有する金属シート材で形成された防
   水シートとからなる目地カバー装置において、前記内側
   カバーの先端部を前記外側カバー方向に鈍角に折曲げる
   とともに、前記外側カバーの先端部を前記内側カバー方
   向に鋭角に折曲げ、上下方向に重ね合せて接続する外側
   カバーと内側カバーとの接触部位の浮き上がりを防止で
   きるように形成したことを特徴とする目地カバー装置。