JPH071362A - 複式付勢装置によって付勢される作動構造を備えたファスナ打込み工具 - Google Patents

複式付勢装置によって付勢される作動構造を備えたファスナ打込み工具

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JPH071362A
JPH071362A JP5347158A JP34715893A JPH071362A JP H071362 A JPH071362 A JP H071362A JP 5347158 A JP5347158 A JP 5347158A JP 34715893 A JP34715893 A JP 34715893A JP H071362 A JPH071362 A JP H071362A
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JP
Japan
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tool
primary
driving tool
biasing device
fastener driving
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Application number
JP5347158A
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English (en)
Inventor
Frank C Howard
シー. ハワード フランク
Robert J Berry
ジェイ. ベリー ロバート
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Illinois Tool Works Inc
Original Assignee
Illinois Tool Works Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/08Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure
    • B25C1/10Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge
    • B25C1/18Details and accessories, e.g. splinter guards, spall minimisers
    • B25C1/188Arrangements at the forward end of the barrel, e.g. splinter guards, spall minimisers, safety arrangements, silencers, bolt retainers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/08Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物構造物面にビニール、アルミ等の羽目板
を張る際に該構造物面が不規則な面であってもその上に
平らに張る様にファスナを連続的に打込みできるファス
ナ動力打込み工具を提供する。 【構成】 ファスナ打込工具10はハウジング30、ノ
ーズ片、一次作動構造、二次作動構造80を含む。構造
80が基材16上の平らでない表面24に張るべき羽目
板14に強く押付けられると、一次、二次、三次ばね
(70,120,130)が圧縮される。ばね70はば
ね120より付勢力が小さいので、ハウジング30は工
具10を使用不能にすることなくハウジング構造の運動
の制限された範囲に亘りワーク14から移動させて連続
的にファスナ12を打込みできる。この例は空気圧式工
具を示すが、別の例では内燃式工具にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者が継続的に打込
まれるファスナの貫通の深さを変更できる新規な構造を
有する釘打込み工具又はステープル打込み工具の様なフ
ァスナ打込み工具に関する。該ファスナ打込み工具は、
空気圧又は内燃式でもよく、特別にであるが全面的にで
はなくビニール羽目板又はアルミニウム羽目板を基材の
不規則な面ないしうねる面に張る場合に有用である。
【0002】
【従来の技術】空気圧又は内燃式でもよいファスナ打込
み工具は、建物の建築に広く使用される。該空気圧工具
は、米国特許第4,932,480号に例示されてい
る。内燃式工具は、米国再発行特許第32,452号及
び1992年3月9日付米国特許出願第07/848,
277号(特願平5−69109号)に例示されてい
る。
【0003】代表的に、空気圧工具又は内燃式工具は、
ハウジング構造と、該ハウジング構造から延びるノーズ
片と、一次作動構造と、二次作動構造とを備えている。
一次作動構造は、ハウジング構造に対する工具使用不能
位置と使用可能位置との間を可動であり、工具使用不能
位置へ付勢されている。二次作動構造は、ノーズ片へ可
動に装着されている。一次作動構造は、該構造が工具使
用可能位置へ移動されるときに工具を使用可能にして、
該構造が工具使用可能位置から移動されるときに工具を
使用不能にする様に配置される。二次作動構造は、二次
作動構造がワークに対して強く押付けられるときに一次
作動構造を工具使用可能位置へ移動する様に配置されて
いる。又、代表的に、ファスナ打込み工具は、一次作動
構造によって該工具が使用可能にされた後に手動で作動
されねばならない引き金(トリガー)を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、該ファスナ打
込み工具は、基材の不規則な面ないしうねる面を有し得
る比較的古い建物構造上にビニール羽目板又はアルミニ
ウム羽目板の様な新しい壁板材料を固定するのに使用さ
れる。基材上に壁板材料を張った際に、基材の不規則な
面ないしうねる面の輪郭に従わずに壁板材料の下側面が
ほゞ平らになっていることは、美的に重要である。しか
しながら、下に横たわる構造が凹みを有する場合に、フ
ァスナの貫通の最大深さまでファスナが壁板材料を貫通
して下に横たわる構造へ打込まれれば、ファスナは、壁
板材料を凹みへ押込む傾向がある。
【0005】一次作動構造が工具使用不能位置へ付勢さ
れているため、二次作動構造が一次作動構造と一緒に可
動であるため及び二次作動構造が工具を使用可能にする
ために壁板材料に向って強く押付けられねばならないた
め、工具は、工具を使用不能にすることなく非常に小さ
い距離以上に壁板材料から遠く移動できない。従って、
壁板材料から遠く工具を移動させて次に打込まれるべき
ファスナの貫通の深さを変更することは、非能率的であ
る。
【0006】従って、新しい壁板材料を不規則な面ない
しうねる面上に張る場合の様に継続してファスナを変化
する貫通深さまで打込むことができるファスナ打込み工
具の必要性が存在する。本発明は、該必要性に向けられ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジング構
造と、該ハウジング構造から延びるノーズ片と、一次作
動構造と、二次作動構造とを備えるファスナ打込み工具
における新規な組合わせを提供する。一次作動構造は、
ハウジング構造に対する工具使用不能位置と使用可能位
置との間を可動であり、工具使用不能位置へ付勢されて
いる。一次作動構造は、工具使用可能位置へ移動される
ときに工具を使用可能にして、工具使用可能位置から遠
く移動されるときに工具を使用不能にする。二次作動構
造は、ノーズ片に可動に装着され、二次作動構造がワー
クに向って強く押付けられるときに一次作動構造を工具
使用可能位置へ移動する様に一次作動構造と協働する。
【0008】本発明によると、一次作動構造は、一次付
勢装置によって工具使用不能位置へ付勢され、二次作動
構造は、二次付勢装置によって一次作動構造から遠く付
勢されている。これ等の付勢装置は、二次作動構造がワ
ークに向って強く押付けられるとき、一次付勢装置が二
次付勢装置によって示される付勢力よりも小さい付勢力
を示す様に配置されている。次に、ハウジング構造は、
工具を使用不能にすることなく継続的に打込まれるファ
スナの貫通深さを変更する様に相対的な運動の限られた
範囲にわたりワークに向って又遠く移動できる。ファス
ナは、釘又はステープルでもよい。
【0009】考慮される一実施例では、構造はワーク接
触部材と一緒に移動する様にワーク接触部材へ調節可能
に装着され、二次付勢装置は、調節可能に装着される構
造と一次作動構造との間で圧縮可能なばねを含む。二次
付勢装置は、調節可能に装着される構造と一次作動構造
との間で各々が圧縮可能である2つのコイルばねを含ん
でもよい。
【0010】考慮される他の実施例では、中間構造は、
ノーズ片へ可動に装着され、一次作動構造に係合されて
いる。これでは、中間構造と、二次作動構造とは、ノー
ズ片に沿って独立に可動であり、二次付勢装置は、中間
構造と二次作動構造との間で作用する。
【0011】好ましくは、一次付勢装置は、ハウジング
構造と一次作動構造との間で圧縮可能な少なくとも1つ
のばねを含む。2つの選択的な配置が考慮され、即ち、
1つでは、一次付勢装置がハウジング構造と一次作動構
造との間で圧縮可能な単一のコイルばねを含み、他の1
つでは、一次付勢装置がハウジング構造と一次作動構造
との間で各々の圧縮可能である2つのコイルばねを含
む。
【0012】更に、中間構造が含まれれば、一次作動構
造は、ハウジング構造と中間構造との間で圧縮可能な少
なくとも1つのばねを含む三次付勢装置によってハウジ
ング構造から遠く付勢されてもよい。
【0013】本発明のこれ等及びその他の目的、特徴及
び利点は、添付図面を参照する本発明の考慮される2つ
の実施例の次の説明によって明らかである。
【0014】
【実施例】図1乃至図6に示す様に、本発明は、アルミ
ニウム羽目板14の一片を貫通して下に横たわる基材1
6へステープル12を打込むのに使用されて示される空
気圧ステープル打込み工具10に有利に具現されてもよ
い。各ステープル12は、2本の先の尖った脚18と、
ステープルの脚18を結合する頭20とを有している。
図1乃至図4に示す様に、基材16は、完全に平らでな
くてもよく、特に、基材16が比較的古い建物構造であ
れば凹み24を有する不規則な面乃至うねる面22を備
えてもよい。図1乃至図6における様に、工具10を垂
直の方向で示すことは便利であるが、工具10は、図1
の平面において反時計方向へ垂直方向から90度だけ、
180度だけ又はその他の態様に旋回されても、使用可
能である。ここに、「上側」、「下側」及びその他の方
向の用語は、垂直方向の工具10に関連し、本発明を任
意の特定の方向に制限するものではない。
【0015】図3,図4に示す様に、工具10は、基材
の表面22が下に横たわる凹み24を有する場合にステ
ープル12の貫通の部分的な深さまでステープル12が
羽目板14を貫通して基材16へ打込まれる様にステー
プル12を打込む第1モードにおいて作用可能である。
その際ステープルの頭20が羽目板14より上に立った
ままであるため、ステープル12は、下に横たわる凹み
24へ羽目板14を押込む傾向がない。図5,図6に示
す様に、工具10は、基材の表面22が平らな場合にス
テープル12の貫通の完全な深さまでステープル12が
羽目板14を貫通して基材16へ打込まれる様にステー
プル12を打込む第2モードにおいて作用可能である。
その際、ステープルの頭20は、羽目板面に高さが一致
する。
【0016】概括的に言えば、工具10は、工具軸線を
限定するハウジング構造30と、ハウジング構造30か
ら軸方向へ延びるノーズ片32と、ハウジング構造30
へ作用可能に装着されるトリガー機構34と、ハウジン
グ構造30へ作用可能に装着され作動用プランジャ38
を有する空気弁36とを備えている。トリガー機構34
は、数軸ピン42(図1)によってハウジング構造30
へ枢着される手動で作動可能なトリガー40と、枢軸ピ
ン46によってトリガー40へ枢着されるレバー44と
を有している。トリガー40は、図1に示される非作動
位置と図3,図5に示される作動位置との間を旋回可能
である。レバー44は、図1に示される非作用位置と図
3,図5に示される作用位置との間を旋回可能である。
【0017】レバー44が下記で説明する態様でその作
用位置へ旋回された後にトリガー40がその作動位置へ
手動で旋回されれば、空気弁36は、レバー44によっ
て押込まれる作動用プランジャ38を介して作動され
る。圧縮空気は、ピストン(図示せず)と、駆動用ブレ
ード(図示せず)とを一緒に駆動する様に空気弁36を
経て工具10に入れられる。ピストン及び駆動用ブレー
ドは、不変のストローク長さを有している。従って、工
具10は、羽目板14を貫通してステープル12を基材
16に打込む。ステープル12は、ハウジング構造30
に装着されるマガジン(図示せず)から工具10へ供給
される。しかしながら、レバー44がその作用位置にな
いときにトリガー40がその作動位置へ旋回されても、
空気弁36は、作動されない。
【0018】前の2つの段落で述べた様に、レバー44
がその作動位置へ旋回される態様を除いて、工具10
は、イリノイ州リンコルンシャーに在るITWパスロー
ド(Paslode)(イリノイツールワークス社の一
部門)からパスロードの商標の下で市販されている空気
圧のステープル打込み工具に類似する。従って、こゝに
図示説明されるのを除いて、工具10のその他の構造及
び機能の詳細は、当該技術において通常の技倆を有する
ものによって容易に供給可能であり、本発明の範囲外で
ある。
【0019】更に、工具10は、装着部分62と、トリ
ガー機構34のレバー44に係合する作動部分64と、
装着部分62を作動部分64へ結合する結合部分66と
を有する一次作動構造60を備えている。該構造60
は、構造60を図1,図2で下側に示す工具使用不能位
置と構造60を図3乃至図6で上側に示す工具使用可能
位置との間を軸方向へ可動である様に装着部分62はノ
ーズ片32へ装着されている。
【0020】従って、一次作動構造60は、その工具使
用可能位置へ構造60が移動されるとき、作動部分64
がレバー44をその非作用位置からその作用位置へ旋回
する様に配置される。又、構造60は、その工具使用可
能位置から遠く構造60が移動されるとき、レバー44
がその作用位置から移動するのを作動部分64が可能に
する様に配置される。
【0021】一次作動構造60は、ハウジング構造30
と装着部分62との間でその各々が圧縮可能である2つ
のコイルばね70から成る一次付勢装置によって下側の
その工具使用不能位置へ付勢されている。各ばね70
は、装着部分62の下側壁72(図2)の上側面に当接
する下端と、ハウジング構造30に当接する様にハウジ
ング構造30から延びるピントル74上を案内される上
端とを有している。従って、ばね70は、後で説明する
平行なばねの比較的高い有効ばね定数に比較して比較的
低い有効ばね定数を有する平行なばねとして作用する。
【0022】更に、工具10は、二次作動構造80と、
構造80との一緒の軸方向運動を行う様に構造80に調
節可能に装着される構造82(図2)とを備えている。
構造82は、ねじ付き端部を有し座金86(図1)を貫
通し構造80の細長いスロット88を貫通して構造82
のねじ付きソケット(図示せず)内へ延びるシャンク
(図示せず)を備える小ねじ84によって構造80へ調
節可能に装着される。構造82はその下端に近く、2つ
の横方向耳90を有し、各耳90はハウジング構造30
に向かって軸方向へ延びるピントル92を有している。
又、構造82は、ハウジング構造に向ってその上端から
軸方向へ延びるピントル94(図2)を装着する。
【0023】二次作動構造80と、調節可能に装着され
る構造82とは、構造80,82が図1,図2に示す完
全に延長した位置と構造80,82が図5,図6に示す
完全に引込められた位置との間を一緒に可動である様に
ノーズ片32へ装着される。構造80,82は、図3,
図4に構造80,82が示される部分的に引込められた
位置で例示されている様に、部分的に引込められる複数
の位置で所定の範囲にわたって一緒に可動である。
【0024】調節可能に装着されている構造82は、そ
の下端及び上端において閉じられる細長いスロット10
0を有している。スタッド110は、ねじ付き端部を有
し座金112を貫通しスロット100を貫通してノーズ
片32のねじ付きソケット(図示せず)内へ延びるシャ
ンク(図示せず)を備えている。スタッド110は、ノ
ーズ片32に対する構造80,82の一緒の運動の範囲
を制限する様に、スロット100の上端において構造8
2及び二次作動構造80の上端と協働する。
【0025】二次作動構造80と、調節可能に装着され
る構造82とは、構造82と一次作動構造60との間で
その各々が圧縮可能である2つのコイルばね120から
成る二次付勢装置によって完全に延長する位置へ一次作
動構造60から遠く一緒に付勢されている。各ばね12
0は、部材82に対して当接する様に調節可能に装着さ
れる部材82の横方向耳90の1つにおけるピントル9
2上で案内される下端と、工具作動部材60の装着部分
62の下側壁72の下側面に対して当接する上端とを有
している。従って、ばね120は、平行なばね70の比
較的低い有効ばね定数に比較して比較的高いばね定数を
効果的に有する平行なばねとして作用する。
【0026】又、二次作動構造80と、調節可能に装着
される構造82とは、構造82とハウジング構造30と
の間で圧縮可能なコイルばね130から成る三次付勢装
置によってハウジング構造30から遠く一緒に付勢され
ている。ばね130は、ハウジング構造30から延びる
ピントル132上で案内される上端と、調節可能に装着
される構造82の上端におけるピントル94上で案内さ
れる下端とを有している。
【0027】二次作動構造80が羽目板14の様なワー
クに対して強く押付けられるとき、ばね70,120,
130の各々は、一次、二次及び三次の付勢装置の各々
が付勢力を示す様に圧縮される。上述の様に、ばね70
のばね定数がばね120のばね定数よりも低いため、ば
ね70から成る一次付勢装置によって示される付勢力
は、ばね120から成る二次付勢装置によって示される
付勢力よりも小さい。
【0028】通常、図5,図6によって示唆される様
に、二次作動構造80は、一次作動構造60を作用位置
へ移動するだけではなく二次作動構造80及び調節可能
に装着される構造82を完全に引込められる位置へ一緒
に移動する様に充分な力でワークに向って最初に押付け
られる。二次付勢装置120によって示される付勢力が
一次付勢装置70によって示される付勢力を克服するた
め、ハウジング構造30は、次に、工具10を使用不能
にすることなくハウジング構造の運動の制限される範囲
にわたりワークから遠く移動可能である。
【0029】代りに、図3,図4によって示唆される様
に、二次作動構造80は、一次作動構造60を作用位置
へ移動するのに充分な力であるが構造80,82を部分
的に引込められる位置を越えて一緒に移動するのに充分
でない力によってワークに対して最初に押付けできる。
二次付勢装置120によって示される付勢力が一次付勢
装置70によって示される付勢力よりも大きいため、次
に、ハウジング構造30は、工具10を使用不能にする
ことなくハウジング構造の運動の同一の範囲にわたりワ
ークに向って又ワークから遠く移動できる。
【0030】いずれの場合でも、上述のピストン及び駆
動ブレードのストローク長さが不変であるため、継続し
て打込まれるステープル12の貫通の深さは、工具10
を使用不能にすることなく深さの調節の制限される範囲
にわたりこの様に調節できる。
【0031】ばね130から成る三次付勢装置は、二次
作動構造80がワークから除去されるとき、二次作動構
造80及び調節可能に装着される構造82を完全に延長
する位置へ一緒に戻すのを扶助する。ばね130は、一
次作動構造60に直接に作用しない。
【0032】図7,図8,図9に示す様に、本発明は、
又アルミニウム羽目板14の一片を貫通して下に横たわ
る基材16へステープル12を打込むのに使用されて示
される内燃式のステープル打込み工具200に代りに具
現されてもよい。又、基材16は、完全に平らでなくて
もよく、凹み24を有する不規則な面ないしうねる面2
2を有してもよい。図7,図8,図9の様に垂直の方向
において工具200を示すことは、便利であるが、工具
200は、垂直の方向から旋回して使用可能である。
【0033】図8に示す様に、工具200は、基材面2
2が下に横たわる凹み24を有する場合にステープル1
2が羽目板14を貫通してその貫通の部分的な深さまで
基材16へ打込まれる様にステープル12を打込む第1
モードで操作可能である。この際ステープルの頭20が
羽目板14より上に立ったままであるため、ステープル
12は、下に横たわる凹み24へ羽目板14を押込む傾
向がない。図9に示す様に、工具200は、基材面22
が平らである場合に羽目板14を貫通してステープル1
2の貫通の完全な深さまでステープル12が基材16へ
打込まれる様にステープル12を打込む第2モードで操
作可能である。従って、ステープルの頭20は、羽目板
面に高さが一致する。
【0034】工具200は、シリンダ体部204がその
中に固定的に装着されるハウジング構造202を備えて
いる。シリンダ体部204は、工具の軸線を限定する。
ピストン206は、シリンダ体部204内に作用可能に
装着されている。ピストン206は、シリンダ体部20
4から軸方向へ延びる駆動ブレード208を駆動する様
に配置されている。弁スリーブ210は、シリンダ体部
204に対して軸方向へ可動の関係で装着されている。
シリンダ体部204と、弁スリーブ210とは、燃焼室
212を限定する。弁スリーブ210は、燃焼室212
を開閉する様にシリンダ体部204に沿って軸方向に可
動である。ノーズ片214は、シリンダ体部204に対
して軸方向に間隔を設けられる関係でハウジング構造2
02へ装着されている。下側チャンバ218は、シリン
ダ体部204とノーズ片214との間に限定される。弾
力的なバンパー220は、ピストン206を捕捉するた
めにシリンダ体部204内に配置されている。
【0035】一次作動構造230は、後で説明する二次
作動構造250が羽目板14の様なワークに対して強く
押付けられる際に燃焼室212を閉じるために設けられ
ている。構造230は、弁スリーブ210と一緒に可動
な様に複数のファスナ236(1本が示される)によっ
て弁スリーブ210へ結合される4本の腕234(1本
が示される)を有している。構造の腕234は、工具軸
線を横切って下側チャンバ218内に配置される環状部
材238によって相互と、二次作動構造250とへ結合
されている。構造の腕234は、下側チャンバ218か
ら外方へ又シリンダ体部204に沿って上方へ延びる様
に成形されている。
【0036】下側チャンバ218内に配置されるコイル
ばね232(図7)は、燃焼室212が開放される工具
使用不能位置へ一次作動構造230を介して弁スリーブ
210を付勢する様に構造230の環状部材238とシ
リンダ体部204との間で圧縮可能である。下側チャン
バ218は、工具使用不能位置と燃焼室212が閉じら
れる工具使用可能位置との間でシリンダ体部204、ノ
ーズ片214及びハウジング構造202に対する構造の
腕234及び環状部材238の軸方向運動の限られた範
囲を許容する様に軸方向間隙、例えば約25.4mm
(約1インチ)の軸方向間隙を与える。工具200は、
燃焼室212が閉鎖されないときに使用不能にされる。
工具200は、ステープル12を打込むために工具20
0を操作する様に燃焼室212が工具200を使用可能
にするために閉じられた後でも作動されねばならない手
動で作動可能なトリガー(図示せず)を備えている。
【0037】前の3つの段落で述べた様に、構造230
が工具使用可能位置へ移動される態様を除いて、工具2
00は、インパルス(IMPULSE)の商標の下で前
述のITWパスロードから市販されている内燃式ステー
プル打込み工具に類似する。従って、こゝに図示説明さ
れるのを除いて、工具200のその他の構造及び機能の
詳細は、当該技術の通常の技倆を有する者によって容易
に供給可能であり、本発明の範囲外である。
【0038】一次作動構造230を工具使用不能位置へ
付勢する一次付勢装置を構成する様に上述のばね232
を呼ぶことは、便利である。ばね232は、後で説明す
る平行なばねの比較的高い有効ばね定数に比較して比較
的低いばね定数を有している。
【0039】工具200は、二次作動構造250と、別
個の構造252とを備えており、この別個の構造252
は構造250,252が一緒に軸方向運動できる様に構
造250へ調節可能に装着されている。小ねじ256
は、構造250,252を相互に調節可能に取付ける様
に座金(図示せず)を貫通し構造252の細長いスロッ
ト258を貫通して構造250のねじ付きソケット(図
示せず)内に延び、ねじ付き端部を有するシャンク(図
示せず)を備えている。構造252は、その上端に近く
2つの横方向の耳260を有し、この耳は夫々ハウジン
グ構造202に向って軸方向に延びるピントル262を
装着している。
【0040】二次作動構造250は、図7に示す完全に
延長された位置と図9に示す完全に引込められた位置と
の間を可動である。構造250は、図8に示す部分的に
引込められた位置によって例示される様に部分的に引込
められる複数の位置で所定の範囲にわたって可動であ
る。
【0041】工具200は、ノーズ片214へ可動に装
着される中間構造270を備えている。中間構造270
と、二次作動構造250とは、ノーズ片214に沿って
独立に可動である様に装着されている。中間構造270
は、その上端に、細長い軸方向へ延びるプローブ272
を有し、このプローブ272は環状部材238において
一次作動構造230に係合する。中間構造270はその
上端と下端との間に、2つの横方向耳274を有し、こ
の耳は夫々二次作動構造250の下側部分に向って軸方
向へ延びるピントル276を有している。各横方向耳2
74は、構造252の対向する各横方向耳260から軸
方向へ間隔を設けてある。中間構造270はその下端に
は、2つの横方向翼278を備え、この翼278は夫々
構造252の対面する横方向耳260の下側端縁を横切
って延びるフランジ280を有する。
【0042】スタッド290は、座金(図示せず)を貫
通し中間構造270の細長いスロット292を貫通し別
個の構造252の細長いスロット259を貫通してノー
ズ片214のねじ付きソケット(図示せず)内に延びね
じ付き端部を有するシャンク(図示せず)を備えてい
る。スタッド290は、ノーズ片214に対する構造2
70の軸方向運動の限られた範囲を限定する様にスロッ
ト292の両端において中間構造270と協働する。該
範囲は、工具使用不能位置と工具使用可能位置との間の
一次作動構造230の軸方向運動の限られる範囲に相当
する。
【0043】中間構造270の翼278のフランジ28
0は、構造250,252が完全に延長される位置への
軸方向運動を制限する様に構造252の横方向耳260
と協働する。スタッド290は、構造250,252が
完全に引込められる位置へのノーズ片214に沿う内方
への軸方向運動を制限する様にスロット259の下端に
おいて構造250と協働する。従って、構造250,2
52も、完全に延長される位置と完全に引込められる位
置との間で一緒の軸方向運動の限られた範囲を有してい
る。
【0044】二次作動構造250と、調節可能に装着さ
れる構造252とは、中間構造270と構造252との
間でその各々が圧縮可能である2つのコイルばね300
から成る二次付勢装置によって完全に延長される位置へ
一次作動構造230から遠く付勢されている。各ばね3
00は、構造252の1つの横方向耳260のピントル
262上で案内される下端と、中間構造270の対向す
る1つの横方向耳274のピントル276上で案内され
る上端とを有している。
【0045】効果的に平行なばねとして、ばね300
は、一次付勢装置を構成するばね232の比較的低いば
ね定数に比較して比較的高いばね定数を有している。ば
ね232から成る一次付勢装置によって示される付勢力
は、ばね300から成る二次付勢装置によって示される
付勢力よりも小さい。
【0046】通常、図9によって示唆される様に、二次
作動構造250は、一次作動構造230を作用位置へ移
動して、中間構造270をその軸方向運動の範囲の上限
へ移動して、構造250,252を完全に引込められる
位置へ一緒に移動するのに充分な力でワークに向って最
初に押付けられる。二次付勢装置300によって示され
る付勢力が一次付勢装置232によって示される付勢力
を克服するため、次に、ハウジング構造202は、工具
200を使用不能にすることなくハウジング構造の運動
の限られた範囲にわたりワークから遠く移動できる。
【0047】代りに、図8によって示唆される様に、二
次作動構造250は、一次作動構造230を作用位置へ
移動して、中間構造270をその軸方向運動の範囲の上
限まで移動するが構造250,252を部分的に引込め
られる位置を越えて一緒に移動しない様に充分な力でワ
ークに向って最初に押付けできる。二次付勢装置300
によって示される付勢力が一次付勢装置232によって
示される付勢力よりも大きいため、次に、ハウジング構
造202は、工具200を使用不能にすることなく、ハ
ウジング構造の運動の同一の範囲にわたりワークに向っ
て又ワークから遠く移動できる。
【0048】上述の各実施例は、ステープル打込み工具
であるが、本発明は、空気圧又は内燃式でもよい釘打込
み工具に具現されてもよい。種々な変更は、本発明の範
囲及び精神から逸脱することなく実施されてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に依れば、建
物構造面上にビニール又はアルミニウム等の羽目板を張
る際に、該構造面が平らである場合は勿論のこと、古い
建物の如く、その構造面が不規則な面やうねる面であっ
てもその上に平らに張る事ができる。而も上記作業を連
続的に行う事ができ作業効率が良い。更に本発明はファ
スナ打込み工具の形式が空気圧式でも内燃式でも適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム羽目板の一片の様なワークと、基
材とが部分的に示される本発明を具現する空気圧ステー
プル打込み工具の部分的な側部立面図である。
【図2】図1を右側から見た図である。
【図3】基材が凹みを有する場合にワークを貫通して部
分的な貫通深さまで基材に打込まれたステープルを有す
る空気圧工具の特定の構造を示す図である。
【図4】図3を右側から見た図である。
【図5】基材が平坦な面を有する場合にワークを貫通し
て完全な貫通深さまで基材に打込まれたステープルを有
する空気圧工具の特定の構造を示す図である。
【図6】図5を右側から見た図である。
【図7】アルミニウム羽目板の一片の様なワークと、基
材とが部分的に示される本発明を具現する内燃式ステー
プル打込み工具の断面図である。
【図8】基材が凹みを有する場合にワークを貫通して部
分的な貫通深さまで基材に打込まれたステープルを有す
る内燃式工具の特定の構造を示す図である。
【図9】基材が凹みを持たない場合にワークを貫通して
完全な貫通深さまで基材に打込まれたステープルを有す
る内燃式工具の特定の構造を示す図である。
【符号の説明】
10 空気圧ステープル打込み工具 14 アルミニウム羽目板 30 ハウジング構造 32 ノーズ片 60 一次作動構造 70 コイルばね(一次付勢装置) 80 二次作動構造 82 調節可能に装着される構造 120 コイルばね(二次付勢装置) 130 コイルばね(三次付勢装置) 200 内燃式ステープル打込み工具 214 ノーズ片 230 一次作動構造 232 コイルばね(一次付勢装置) 250 二次作動構造 270 中間構造 300 コイルばね(二次付勢装置)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング構造と、該ハウジング構造か
    ら延びるノーズ片と、該ハウジング構造に対する工具使
    用可能位置と該ハウジング構造に対する工具使用不能位
    置との間で可動であり、一次作動構造が該工具使用可能
    位置へ移動されるときに工具を使用可能にして、該一次
    作動構造が該工具使用可能位置から遠く移動されるとき
    に工具を使用不能にする様に該工具使用不能位置へ付勢
    される一次作動構造を有する装置とを備え、該装置が、
    前記ノーズ片へ可動に装着されて該一次作動構造に向い
    又遠く可動である二次作動構造をも有し、該二次作動構
    造が、ワークに向って強く押付けられるときに該一次作
    動構造を工具使用可能位置へ移動する様に該一次作動構
    造と協働可能であり、該一次作動構造が、一次付勢装置
    によって前記工具使用不能位置へ付勢され、前記二次作
    動構造が、二次付勢装置によって該一次作動構造から遠
    く付勢され、前記各付勢装置が、該二次作動構造をワー
    クに向って強く押付けたときに付勢力を示し、該一次付
    勢装置が、該二次付勢装置によって示される付勢力より
    も小さい付勢力を示すファスナ打込み工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記装置が、ワーク接触部材と一緒に移動する
    様に該ワーク接触部材に調節可能に装着される構造をも
    有し、前記二次付勢装置が、該調節可能に装着される構
    造と前記一次作動構造との間で圧縮可能な少なくとも1
    つのばねを有するファスナ打込み工具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記二次付勢装置が、前記調節可能に装着され
    る構造と前記一次作動構造との間で夫々圧縮可能である
    2つのコイルばねを有するファスナ打込み工具。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記二次作動構造が、前記ハウジング構造と前
    記調節可能に装着される構造との間で圧縮可能な少なく
    とも1つのばねを有する三次付勢装置によって該ハウジ
    ング構造から遠く付勢されるファスナ打込み工具。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記一次付勢装置が、前記ハウジング構造と前
    記一次作動構造との間で圧縮可能な少なくとも1つのば
    ねを有するファスナ打込み工具。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記一次付勢装置が、前記ハウジング構造と前
    記一次作動構造との間で夫々圧縮可能である2つのコイ
    ルばねを有するファスナ打込み工具。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記装置が、前記ノーズ片へ可動に装着され
    て、前記一次作動構造に係合される中間構造をも有し、
    該中間構造と、前記二次作動構造とが、該ノーズ片に沿
    って独立に可動であり、前記二次付勢装置が、該中間構
    造と該二次作動構造との間で圧縮可能な少なくとも1つ
    のばねを有するファスナ打込み工具。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記二次付勢装置が、前記中間構造と前記二次
    作動構造との間で圧縮可能な2つのコイルばねを有する
    ファスナ打込み工具。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のファスナ打込み工具に
    おいて、前記一次付勢装置が、前記ハウジング構造と前
    記一次作動構造との間で軸方向へ圧縮可能な単一のばね
    を有するファスナ打込み工具。
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