JPH0713606Y2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JPH0713606Y2
JPH0713606Y2 JP1990054516U JP5451690U JPH0713606Y2 JP H0713606 Y2 JPH0713606 Y2 JP H0713606Y2 JP 1990054516 U JP1990054516 U JP 1990054516U JP 5451690 U JP5451690 U JP 5451690U JP H0713606 Y2 JPH0713606 Y2 JP H0713606Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
cooking container
container body
heat flow
mounting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990054516U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0414018U (ja
Inventor
章司 樋田
一徳 岩崎
隆 加藤
Original Assignee
日本酸素株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本酸素株式会社 filed Critical 日本酸素株式会社
Priority to JP1990054516U priority Critical patent/JPH0713606Y2/ja
Publication of JPH0414018U publication Critical patent/JPH0414018U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0713606Y2 publication Critical patent/JPH0713606Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、加熱調理するための加熱調理器に関するもの
である。
「従来の技術」 電熱や直火によって加熱蒸煮するさいに食物を調理加工
するにあたり、第5図と第6図の如き調理器が一般に用
いられている。
この従来の調理器においては、調理容器本体13の外周部
に金属板からなる把手柄部14が溶接等で固定され、これ
に把手つまみ部15が調理容器本体13の上端開口より下方
に取り付けられている。
「考案が解決しようとする課題」 第5図と第6図の如き一般的な調理器の使用に当たっ
て、加熱調理中にガスコンロの火炎によって調理容器本
体13の外周部には熱流が発生し、把手つまみ部15は加熱
される。従って、調理中の内容物を混ぜる時等に手で把
手つまみ部15に触れると火傷をするおそれがあった。さ
らに、万一空焚きをしてしまった場合、把手つまみ部15
が溶けるおそれもあり、非常に危険であった。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、加熱調理中
に把手つまみ部が熱くなりにくく、かつ、万一空焚きを
しても把手つまみ部がとけるおそれのない加熱調理器の
提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案は、調理容器本体の外周部の側壁に、その一端が
該側壁の上部に固定され、鉛直方向上方に延出された取
付板と、この取付板の上部端に連設された相互の間に熱
流通過間隙をあけて調理容器本体の径方向外方に向かっ
て延出された一対以上の延出片とからなる把手柄部の前
記延出片の先端に、断熱材料からなる把手つまみ部が取
り付けられてなる把手を設けてなることを特徴とする加
熱調理器としたものである。
「作用」 本考案のように取り付けられた把手柄部においては、把
手柄部の延出片が相互に間隔を設けながら、又、調理容
器本体の径方向外方に向かって延出させて取り付いてい
るため、調理容器本体と把手つまみ部の間に、調理容器
本体、把手柄部延出片と把手つまみ部に囲まれる熱流通
過間隙が構成される。この熱流通過間隙が加熱調理中に
おいて、調理容器本体の側壁に沿って上がってくる熱流
を通過させる役目を果たす。この熱流通過間隙のために
把手つまみ部は高温には加熱されにくい。さらにまた、
把手柄部は調理容器本体の上端開口よりも上方に向けて
鉛直方向に沿って取り付けられているので、万一空焚き
をしてしまった時にも把手つまみ部は高温にさらされる
おそれが少ない。
「実施例」 以下、実施例を用いて本考案の調理器について、具体的
に説明する。
(実施例1) 本考案の調理器の一例(実施例1)について第1図と第
2図を用いて説明する。
本実施例の調理器は、調理容器本体1、蓋体2、把手部
3とから概略構成されている。
クラッド鋼(ステンレス−鉄−ステンレスの三層クラッ
ド鋼等)製の調理容器本体1は平坦な底面を有する円筒
状に形成されており、その上部には、小径の口部6が形
成されている。この口部6の外周には把手部3,3が溶接
等により固定されている。前記把手部3,3は、把手柄部
4と把手つまみ部5から成り立っている。また、把手柄
部4は取付板4aと延出片4bからなる。
この取付板4aは、一端が調理容器本体1の側壁に取り付
けられ、その側壁よりも外方にはみ出ることがないよう
に、鉛直方向上方に向けて延出し、他端が調理容器本体
1の開口よりも上部に位置するようになっている。さら
に、把手柄部4の延出片4bは、調理容器本体1の円周の
径方向外方に向かって取付板4aに対して直角に折り曲げ
られて、取付板4aの上端に取り付けられている。そして
その先端に把手つまみ部5が取り付けられている。この
ため、延出片4b,4bの間には、熱流通過間隙7が形成さ
れる。
尚、この実施例では、延出片4bを2枚設けて把手柄部4
を二股状に形成したが、3枚以上設けてもよい。
次に前記のように構成された加熱調理器の使用方法につ
いて説明する。
加熱調理中において、ガスコンロの火炎によって、第2
図に示すように熱流8が調理容器本体1の側壁に沿って
上がってくる。そしてこの熱流8は延出片4b,4bの間の
熱流通過間隙7を通り抜けるため、延出片4bの受熱面積
は少なくなり延出片4bの受ける熱が従来より少なくなる
ので把手つまみ部5が高温に加熱されるおそれが少なく
なる。
次に実際に本考案の構造を採用した調理容器本体に水を
入れ、ガスコンロにより沸騰させた時及び更に5分間沸
騰させ続けた時の把手部の温度を測定した。実施条件を
第1表に記載し、断熱調理容器各部の寸法と材質を第2
表に、測定結果を第3表にそれぞれ示した。
第3表に示す結果から、把手つまみ部は延出片に比べて
沸騰時において熱くなりにくいということが判明した。
(実施例2) 以下に本考案の実施例2を第3図と第4図を参照して説
明する。
概略構成は実施例1と同じであるが、調理容器本体9の
材質を熱伝導性のよいアルミニウムとした。また、調理
容器本体9の上部の口部を小径とはせずに他の部分と同
一径とした。さらに、把手柄部4の取付板4aを調理容器
本体9にリベットにより固定した。さらにまた、把手つ
まみ部11の内周側は、円弧状に切り取り加工してある。
このため、熱流通過間隙12の面積を広げることができ
た。
以上の構造のため、調理容器本体9の上部が他の部分と
同一径となっている為、把手つまみ部11を実施例1より
もより外方に設けることができる。その結果、熱流8か
ら受ける熱量が少なくなる。さらに、熱流通過間隙12の
面積が実施例1の熱流通過間隙7よりも広がったため
に、把手つまみ部11の温度をより上昇しにくくすること
ができた。
また、把手つまみ部を、熱伝導率の小さな木もしくは、
熱硬化性樹脂等で作ることにより、把手つまみ部の温度
がさらに上昇しにくくなるようにもできた。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、調理容器において、その
把手柄部を調理容器本体の上端よりも上方に向くよう
に、その取付板を鉛直方向上方に延出させ、また、把手
柄部の延出片を相互に熱流通過間隔を設けて、調理容器
本体の径方向外方に延出させて取り付け、その先端に把
手つまみ部を取り付けたために、加熱調理中において、
調理容器本体の側壁に沿って上昇してくる熱流は熱流通
過間隙を通過するため、把手つまみ部は熱くなりにくく
安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1を示す平面図、第2図は実施
例1を示す側面図、第3図は本考案の実施例2を示す平
面図、第4図は実施例2を示す側面図、第5図は従来例
の調理器の平面図、第6図は従来例の調理器の側面図で
ある。 1,9,13……調理容器本体、2……蓋体、3……把手部、
4,14……把手柄部、4a……取付板、4b……延出片、5,1
1,15……把手つまみ部、6……口部、7,12……熱流通過
間隙、8……熱流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭33−4638(JP,Y1) 実公 昭30−15458(JP,Y1) 実公 昭57−3574(JP,Y2) 実公 昭57−19071(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理容器本体の外周部の側壁に、一端が該
    側壁の上部に固定され、鉛直方向上方に延出された取付
    板と、この取付板の上部端に連接された相互の間に熱流
    通過間隙をあけて調理容器本体の径方向外方に向かって
    延出された一対以上の延出片とからなる把手柄部の前記
    延出片の先端に、断熱材料からなる把手つまみ部が取り
    付けられてなる把手を設けてなることを特徴とする加熱
    調理器。
JP1990054516U 1990-05-24 1990-05-24 加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0713606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990054516U JPH0713606Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990054516U JPH0713606Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0414018U JPH0414018U (ja) 1992-02-04
JPH0713606Y2 true JPH0713606Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31576652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990054516U Expired - Lifetime JPH0713606Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713606Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3981124B2 (ja) * 2005-04-14 2007-09-26 パール金属株式会社 保温調理器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573574U (ja) * 1980-06-02 1982-01-09
JPS6024622Y2 (ja) * 1980-07-08 1985-07-23 株式会社大成社 フアイル用綴じ具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0414018U (ja) 1992-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0392940B1 (en) Heat insulating cooking vessel
US20120111854A1 (en) Device for induction heating
JPH01147222A (ja) 電子レンジおよび調理用ストーブの上で利用可能な調理用具
JP2006311909A (ja) 調理鍋
JPH0713606Y2 (ja) 加熱調理器
CN212066462U (zh) 锅具及灶具
JPH0246818Y2 (ja)
KR20190001848U (ko) 인덕션렌지용 다용도 구이판 세트
CN217357007U (zh) 一种应用在电陶炉上的节能防热辐射装置和烹饪器具
JPH0533844Y2 (ja)
CN219223963U (zh) 防干烧温度传感器
CN211093338U (zh) 一种用于明火加热的节能聚热装置
JP3092690U (ja) 加熱調理器具
JPS6127104Y2 (ja)
JPH0112672Y2 (ja)
KR200207090Y1 (ko) 조리용기의 손잡이
JPS642388Y2 (ja)
GB2118024A (en) Cooking utensil
JPH0232172Y2 (ja)
JPH019476Y2 (ja)
CN207400637U (zh) 锅具和烹饪器具
JPS6016329Y2 (ja) 煮炊煮沸具
TWM633326U (zh) 料理器具
JPH0460644B2 (ja)
JPS6142502Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term