JPH07136047A - 鏡およびその製造方法 - Google Patents
鏡およびその製造方法Info
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- JPH07136047A JPH07136047A JP28673193A JP28673193A JPH07136047A JP H07136047 A JPH07136047 A JP H07136047A JP 28673193 A JP28673193 A JP 28673193A JP 28673193 A JP28673193 A JP 28673193A JP H07136047 A JPH07136047 A JP H07136047A
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- JP
- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像を長期間に亘り保持することができると
ともに、少量多品種の製造に好適で、加工時間および経
済的負担を低減することのできる鏡およびその製造方法
を提供すること。 【構成】 透明基板2の一面に反射層3を設け、その反
射層3を適宜な保護層4により覆うとともに、透明基板
2の表面2a側からYAGレーザ光LBを透明基板2を
通して反射層3に、所望の画像7の形状に対応させてス
キャニングさせながら照射し、このYAGレーザ光LB
をもって透明基板2の裏面2bと接する反射層3の所望
の位置に文字、記号、図形等の所望の画像7を形成する
ことを特徴とする。
ともに、少量多品種の製造に好適で、加工時間および経
済的負担を低減することのできる鏡およびその製造方法
を提供すること。 【構成】 透明基板2の一面に反射層3を設け、その反
射層3を適宜な保護層4により覆うとともに、透明基板
2の表面2a側からYAGレーザ光LBを透明基板2を
通して反射層3に、所望の画像7の形状に対応させてス
キャニングさせながら照射し、このYAGレーザ光LB
をもって透明基板2の裏面2bと接する反射層3の所望
の位置に文字、記号、図形等の所望の画像7を形成する
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、社名、商標、記号、図
形等の各種の画像を有する鏡およびその製造方法に関す
る。
形等の各種の画像を有する鏡およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光線を反射させて姿・形をうつ
す道具として、各種の鏡が多用されている。
す道具として、各種の鏡が多用されている。
【0003】図4および図5は、このような一般的な鏡
1を示すものであり、適宜な透明なガラス等からなる透
明基板2の一面に、銀からなる反射層3を銀鏡反応によ
り設け、その反射層3を適宜な保護層4により覆うこと
により形成されている。
1を示すものであり、適宜な透明なガラス等からなる透
明基板2の一面に、銀からなる反射層3を銀鏡反応によ
り設け、その反射層3を適宜な保護層4により覆うこと
により形成されている。
【0004】ところで、このような従来の鏡1には、図
6の(a)および(b)に示すように、透明基板2の表
面2aに、社名、商標、記号、ロット番号等の各種の所
望の画像5を形成した鏡1a、あるいは、図7の(a)
および(b)に示すように透明基板2の裏面2b(詳し
くは、透明基板2の反射層3と接する面)に、社名、商
標、記号、ロット番号等の各種の所望の画像5を形成し
た鏡1bが知られている。また、記念品および贈答品等
に用いられる鏡1等には、贈与者または受贈者の氏名あ
るいは図形等の所望の画像5を形成したものが多用され
ている。
6の(a)および(b)に示すように、透明基板2の表
面2aに、社名、商標、記号、ロット番号等の各種の所
望の画像5を形成した鏡1a、あるいは、図7の(a)
および(b)に示すように透明基板2の裏面2b(詳し
くは、透明基板2の反射層3と接する面)に、社名、商
標、記号、ロット番号等の各種の所望の画像5を形成し
た鏡1bが知られている。また、記念品および贈答品等
に用いられる鏡1等には、贈与者または受贈者の氏名あ
るいは図形等の所望の画像5を形成したものが多用され
ている。
【0005】そして、このような透明基板2の表面2a
または裏面2bに画像5を形成した鏡1a,1bは、次
に説明する2種類の製造方法により製せられたものが知
られている。
または裏面2bに画像5を形成した鏡1a,1bは、次
に説明する2種類の製造方法により製せられたものが知
られている。
【0006】第1の従来の鏡の製造方法は、透明基板2
の表面2aに画像5を形成するものであり、透明基板2
の表面2aの所望の位置に所望の画像5を印刷、エッチ
ング、彫刻、サンドブラスト、刻印等により形成するも
のである。
の表面2aに画像5を形成するものであり、透明基板2
の表面2aの所望の位置に所望の画像5を印刷、エッチ
ング、彫刻、サンドブラスト、刻印等により形成するも
のである。
【0007】第2の従来の鏡の製造方法は、透明基板2
の裏面2bに画像5を形成するものであり、透明基板2
に反射層3を形成する前の工程にて、透明基板2の反射
層3を設ける面(裏面2b)の所望の位置に所望の画像
5を、印刷、エッチング、彫刻、サンドブラスト、刻印
等により形成した後に、この透明基板2の画像5を形成
した面(裏面2b)に反射層3を設け、その反射層3を
適宜な保護層4により覆うことにより形成するものであ
る。
の裏面2bに画像5を形成するものであり、透明基板2
に反射層3を形成する前の工程にて、透明基板2の反射
層3を設ける面(裏面2b)の所望の位置に所望の画像
5を、印刷、エッチング、彫刻、サンドブラスト、刻印
等により形成した後に、この透明基板2の画像5を形成
した面(裏面2b)に反射層3を設け、その反射層3を
適宜な保護層4により覆うことにより形成するものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第1の従来の鏡の製造方法により製造された鏡1a
(図6)においては、透明基板2の表面2aに凸状また
は凹状の画像5が形成されるので、透明基板2の表面2
aがごつごつして質感が劣るとともに外観品質も劣ると
いう問題点があった。そして、透明基板2の表面2aに
形成された画像5は、鏡1aの手入れ時に適宜なガラス
磨き剤とともに繰り返し擦られて、徐々に磨滅あるいは
消滅し、画像5を長期間に亘り保持することができない
という問題点があった。
た第1の従来の鏡の製造方法により製造された鏡1a
(図6)においては、透明基板2の表面2aに凸状また
は凹状の画像5が形成されるので、透明基板2の表面2
aがごつごつして質感が劣るとともに外観品質も劣ると
いう問題点があった。そして、透明基板2の表面2aに
形成された画像5は、鏡1aの手入れ時に適宜なガラス
磨き剤とともに繰り返し擦られて、徐々に磨滅あるいは
消滅し、画像5を長期間に亘り保持することができない
という問題点があった。
【0009】また、第2の従来の鏡の製造方法により製
造された鏡1b(図7)においては、前述した第1の従
来の鏡の製造方法により製造された鏡1aの有する問題
点に対処することはできるものの、透明基板2に反射層
3を形成する前の工程にて、透明基板2の反射層3を形
成する面(裏面2b)に所望の画像5を形成しなければ
ならず、透明基板2に画像5を形成する場合に、多大な
加工時間を要するとともに、例えば透明基板2の清浄工
程の増加等により鏡1の製造工程が複雑となって工程管
理等の労力や経済的負担が増加するという問題点があっ
た。そして、このような第2の従来の鏡の製造方法によ
り製造される鏡1bは、少量多品種の製造には適さない
という問題点があった。
造された鏡1b(図7)においては、前述した第1の従
来の鏡の製造方法により製造された鏡1aの有する問題
点に対処することはできるものの、透明基板2に反射層
3を形成する前の工程にて、透明基板2の反射層3を形
成する面(裏面2b)に所望の画像5を形成しなければ
ならず、透明基板2に画像5を形成する場合に、多大な
加工時間を要するとともに、例えば透明基板2の清浄工
程の増加等により鏡1の製造工程が複雑となって工程管
理等の労力や経済的負担が増加するという問題点があっ
た。そして、このような第2の従来の鏡の製造方法によ
り製造される鏡1bは、少量多品種の製造には適さない
という問題点があった。
【0010】また、鏡1を個人的な贈答品に用いる場合
には、贈答者の欲する画像5を形成した鏡1a,1bを
必要とするが、このような特定の画像5を形成した鏡1
a,1bは、鏡1自体の形状、大きさおよび数量等が限
定されるとともに特別注文品となり、入手するまでの時
間が長く、かつ、経済的負担が極めて高くなるという問
題点があった。
には、贈答者の欲する画像5を形成した鏡1a,1bを
必要とするが、このような特定の画像5を形成した鏡1
a,1bは、鏡1自体の形状、大きさおよび数量等が限
定されるとともに特別注文品となり、入手するまでの時
間が長く、かつ、経済的負担が極めて高くなるという問
題点があった。
【0011】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、画像を長期間に亘り保持することができるとと
もに、少量多品種の製造に好適で、加工時間および経済
的負担を低減することのできる鏡およびその製造方法を
提供することを目的としている。
であり、画像を長期間に亘り保持することができるとと
もに、少量多品種の製造に好適で、加工時間および経済
的負担を低減することのできる鏡およびその製造方法を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の鏡は、透明基板と接する
反射層の一部に画像が形成されていることを特徴として
いる。
ため請求項1に記載の本発明の鏡は、透明基板と接する
反射層の一部に画像が形成されていることを特徴として
いる。
【0013】また、請求項2に記載の鏡の製造方法は、
透明基板の一面に反射層を設けてなる鏡を形成した後
に、YAGレーザ光を前記透明基板を通して前記反射層
に照射し、前記透明基板と接する反射層の一部に画像を
形成することを特徴としている。
透明基板の一面に反射層を設けてなる鏡を形成した後
に、YAGレーザ光を前記透明基板を通して前記反射層
に照射し、前記透明基板と接する反射層の一部に画像を
形成することを特徴としている。
【0014】
【作用】前述した構成からなる本発明の鏡を本発明の鏡
の製造方法に従って製造することにより、透明基板の一
面に反射層を一体的に設けた後に透明基板と接する反射
層の一部に画像を形成することができるので、画像を長
期間に亘り保持することができるとともに、少量多品種
の製造に好適で、加工時間および経済的負担を低減する
ことができる。
の製造方法に従って製造することにより、透明基板の一
面に反射層を一体的に設けた後に透明基板と接する反射
層の一部に画像を形成することができるので、画像を長
期間に亘り保持することができるとともに、少量多品種
の製造に好適で、加工時間および経済的負担を低減する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3につい
て説明する。なお、前述した従来のものと同一ないしは
相当する構成については、図面中に同一の符号を付す。
て説明する。なお、前述した従来のものと同一ないしは
相当する構成については、図面中に同一の符号を付す。
【0016】まず、本発明に係る鏡の実施例について図
1により説明する。
1により説明する。
【0017】図1は本発明に係る鏡の一実施例を示す一
部切断斜視図であり、図2は要部の拡大縦断面図であ
る。
部切断斜視図であり、図2は要部の拡大縦断面図であ
る。
【0018】図1および図2に示すように、本実施例の
鏡6は、平板状の透明なガラスからなる透明基板2の一
面に、銀からなる反射層3を設け、その反射層3を適宜
な保護層4により覆うことにより形成されている。そし
て、反射層3の透明基板2と接する面に文字、記号、図
形等の所望の画像7が形成されている。
鏡6は、平板状の透明なガラスからなる透明基板2の一
面に、銀からなる反射層3を設け、その反射層3を適宜
な保護層4により覆うことにより形成されている。そし
て、反射層3の透明基板2と接する面に文字、記号、図
形等の所望の画像7が形成されている。
【0019】つぎに、本実施例の鏡の製造方法を図1か
ら図3により説明する。
ら図3により説明する。
【0020】図3は本発明に係る鏡の製造方法による画
像の形成工程の一例を示す説明図である。
像の形成工程の一例を示す説明図である。
【0021】本実施例の鏡6の製造方法は、平板状の透
明なガラスからなる透明基板2の一面に、銀からなる反
射層3を銀鏡反応により設け、その反射層3を適宜な保
護層4により覆うことにより従来と同様の単なる鏡1を
形成する。そして、図3に示すように、この単なる鏡1
の透明基板2の表面2a側から、YAGレーザ光LBを
透明基板2を通して反射層3に、所望の画像7の形状に
対応させてスキャニングさせながら照射し、このYAG
レーザ光LBをもって透明基板2の裏面2bと接する反
射層3の所望の位置に文字、記号、図形等の所望の画像
7を形成することにより、本実施例の鏡6の製造が完了
する。
明なガラスからなる透明基板2の一面に、銀からなる反
射層3を銀鏡反応により設け、その反射層3を適宜な保
護層4により覆うことにより従来と同様の単なる鏡1を
形成する。そして、図3に示すように、この単なる鏡1
の透明基板2の表面2a側から、YAGレーザ光LBを
透明基板2を通して反射層3に、所望の画像7の形状に
対応させてスキャニングさせながら照射し、このYAG
レーザ光LBをもって透明基板2の裏面2bと接する反
射層3の所望の位置に文字、記号、図形等の所望の画像
7を形成することにより、本実施例の鏡6の製造が完了
する。
【0022】なお、YAGレーザ光LBは、図示しない
公知のスキャニング可能なYAGレーザマーカ等を用い
ることが望ましい。例えば、YAGレーザマーカとして
は、YAGレーザ光LBを発生させるYAGレーザ光発
生装置と、YAGレーザ光LBおよび鏡1の一方若しく
は双方を移動させて、鏡1に画像7を形成させるスキャ
ニング機構と、CADシステムにより予め作成された画
像データやイメージスキャナにより読み込まれた画像デ
ータ等に従って装置全体を関連動作させて鏡1に画像7
を形成させるコンピュータ等を有するものが挙げられ
る。
公知のスキャニング可能なYAGレーザマーカ等を用い
ることが望ましい。例えば、YAGレーザマーカとして
は、YAGレーザ光LBを発生させるYAGレーザ光発
生装置と、YAGレーザ光LBおよび鏡1の一方若しく
は双方を移動させて、鏡1に画像7を形成させるスキャ
ニング機構と、CADシステムにより予め作成された画
像データやイメージスキャナにより読み込まれた画像デ
ータ等に従って装置全体を関連動作させて鏡1に画像7
を形成させるコンピュータ等を有するものが挙げられ
る。
【0023】つぎに、前述した本実施例の鏡およびその
製造方法について従来例と対比させながら作用を説明す
る。
製造方法について従来例と対比させながら作用を説明す
る。
【0024】図1および図2に示すように、本実施例の
鏡6の製造方法により製せられた鏡6は、反射層2の透
明基板2と接する部位に所望の画像7が形成されてお
り、従来の透明基板2の表面2aの所望の位置に所望の
画像5を印刷、エッチング、彫刻、サンドブラスト、刻
印等により形成した鏡1aと異なり、画像7を長期間に
亘り確実に保持することができる。
鏡6の製造方法により製せられた鏡6は、反射層2の透
明基板2と接する部位に所望の画像7が形成されてお
り、従来の透明基板2の表面2aの所望の位置に所望の
画像5を印刷、エッチング、彫刻、サンドブラスト、刻
印等により形成した鏡1aと異なり、画像7を長期間に
亘り確実に保持することができる。
【0025】また、本実施例の鏡6に形成される画像7
は、YAGレーザ光LBにより透明基板2と接する反射
層3に形成されている。このYAGレーザ光LBは、波
長λが1.064μm程度であり、例えば波長λが1
0.6μm程度の炭酸ガスレーザのように透明基板2に
吸収されることなく、ガラスからなる透明基板2に吸収
されずに透過して反射層3に到達して画像7を簡単に書
き込むことができるので、透明基板2を損傷させること
はない。そして、本実施例のYAGレーザ光LBにより
形成された画像7は黒色もしくは茶色系統の色調を呈し
ている。また、YAGレーザ光LBにより形成される画
像7は、シャープで細かく、高品質のものを得ることが
できる。
は、YAGレーザ光LBにより透明基板2と接する反射
層3に形成されている。このYAGレーザ光LBは、波
長λが1.064μm程度であり、例えば波長λが1
0.6μm程度の炭酸ガスレーザのように透明基板2に
吸収されることなく、ガラスからなる透明基板2に吸収
されずに透過して反射層3に到達して画像7を簡単に書
き込むことができるので、透明基板2を損傷させること
はない。そして、本実施例のYAGレーザ光LBにより
形成された画像7は黒色もしくは茶色系統の色調を呈し
ている。また、YAGレーザ光LBにより形成される画
像7は、シャープで細かく、高品質のものを得ることが
できる。
【0026】すなわち、本実施例の鏡の製造方法に従っ
て製造される鏡6は、従来の透明基板2に反射層3を形
成する前の工程にて、透明基板2の反射層3を形成する
面(裏面2b)の所望の位置に所望の画像5を印刷、エ
ッチング、彫刻、サンドブラスト、刻印等により形成し
た鏡1bと異なり、製造工程の最終工程にて簡単に画像
7を形成することができるので、工程管理等の労力や経
済的負担を確実に低減することができるとともに、少量
多品種の製造に対応させることができる。さらに、本実
施例の鏡6の製造方法によれば、画像7が形成されてい
ない既存の鏡1に対しても、簡単に所望の画像7を形成
することができるので、贈答品に好適である。
て製造される鏡6は、従来の透明基板2に反射層3を形
成する前の工程にて、透明基板2の反射層3を形成する
面(裏面2b)の所望の位置に所望の画像5を印刷、エ
ッチング、彫刻、サンドブラスト、刻印等により形成し
た鏡1bと異なり、製造工程の最終工程にて簡単に画像
7を形成することができるので、工程管理等の労力や経
済的負担を確実に低減することができるとともに、少量
多品種の製造に対応させることができる。さらに、本実
施例の鏡6の製造方法によれば、画像7が形成されてい
ない既存の鏡1に対しても、簡単に所望の画像7を形成
することができるので、贈答品に好適である。
【0027】なお、本実施例の鏡6は、凹面鏡、凸面鏡
等の各種のものに適用することができるとともに、鏡6
の形状も、円形、楕円形等の各種の形状を選択すること
ができる。そして、透明基板2の素材としては、YAG
レーザ光LBを透過するものであれば、例えば透明な合
成樹脂等でもよく、特に、本実施例の素材(ガラス)に
限定されるものではない。さらに、反射層3としては、
光を反射するとともに、YAGレーザ光LBにより加工
できるものであれば、例えばアルミニウム、金、銅、ク
ロム等の金属を蒸着させたり、その金属箔を貼着させて
形成したものでも良く、特に、本実施例に限定されるも
のではない。また、保護層4は、透明基板2に一体とさ
れた反射層3が、透明基板2から脱落するのを防止する
ものであり、透明基板2の素材と反射層3の素材の組合
せによっては、必ずしも設ける必要はない。
等の各種のものに適用することができるとともに、鏡6
の形状も、円形、楕円形等の各種の形状を選択すること
ができる。そして、透明基板2の素材としては、YAG
レーザ光LBを透過するものであれば、例えば透明な合
成樹脂等でもよく、特に、本実施例の素材(ガラス)に
限定されるものではない。さらに、反射層3としては、
光を反射するとともに、YAGレーザ光LBにより加工
できるものであれば、例えばアルミニウム、金、銅、ク
ロム等の金属を蒸着させたり、その金属箔を貼着させて
形成したものでも良く、特に、本実施例に限定されるも
のではない。また、保護層4は、透明基板2に一体とさ
れた反射層3が、透明基板2から脱落するのを防止する
ものであり、透明基板2の素材と反射層3の素材の組合
せによっては、必ずしも設ける必要はない。
【0028】また、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の鏡およびそ
の製造方法によれば、鏡の製造工程の最終工程あるいは
既存の鏡にて透明基板と接する反射層に簡単に画像を形
成することができるので、画像を長期間に亘り確実に保
持することができるとともに、工程管理等の労力や経済
的負担を確実に低減し、かつ、少量多品種の製造に対応
させることができるという極めて優れた効果を奏する。
の製造方法によれば、鏡の製造工程の最終工程あるいは
既存の鏡にて透明基板と接する反射層に簡単に画像を形
成することができるので、画像を長期間に亘り確実に保
持することができるとともに、工程管理等の労力や経済
的負担を確実に低減し、かつ、少量多品種の製造に対応
させることができるという極めて優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る鏡の一実施例を示す一部切断斜視
図
図
【図2】図1の要部の拡大縦断面図
【図3】本発明に係る鏡の製造方法による画像の形成工
程の状態の一例を示す説明図
程の状態の一例を示す説明図
【図4】従来からある鏡の一般的なものを示す一部切断
斜視図
斜視図
【図5】図4の要部の拡大縦断面図
【図6】(a)および(b)は従来の透明基板の表面に
画像を形成した鏡を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は要部の拡大縦断面図
画像を形成した鏡を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は要部の拡大縦断面図
【図7】(a)および(b)は従来の透明基板の裏面に
画像を形成した鏡を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は要部の拡大縦断面図
画像を形成した鏡を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は要部の拡大縦断面図
2 透明基板 3 反射層 4 保護層 6 鏡 7 画像 LB YAGレーザ光
Claims (2)
- 【請求項1】 透明基板と接する反射層の一部に画像が
形成されていることを特徴とする鏡。 - 【請求項2】 透明基板の一面に反射層を設けてなる鏡
を形成した後に、YAGレーザ光を前記透明基板を通し
て前記反射層に照射し、前記透明基板と接する反射層の
一部に画像を形成することを特徴とする鏡の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28673193A JP2949016B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 鏡およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28673193A JP2949016B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 鏡およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07136047A true JPH07136047A (ja) | 1995-05-30 |
JP2949016B2 JP2949016B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17708294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28673193A Expired - Fee Related JP2949016B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 鏡およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949016B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030023237A (ko) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | 박해정 | 거울의 무늬 성형 방법 |
KR20040037554A (ko) * | 2002-10-29 | 2004-05-07 | 김동환 | 레이저 장치로 제작되는 패션 거울과 그 제작방법 |
WO2012033428A1 (ru) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Belyaev Dmitry Anatolievich | Зеркало |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP28673193A patent/JP2949016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030023237A (ko) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | 박해정 | 거울의 무늬 성형 방법 |
KR20040037554A (ko) * | 2002-10-29 | 2004-05-07 | 김동환 | 레이저 장치로 제작되는 패션 거울과 그 제작방법 |
WO2012033428A1 (ru) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Belyaev Dmitry Anatolievich | Зеркало |
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---|---|
JP2949016B2 (ja) | 1999-09-13 |
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