JPH07135375A - リジッドフレックス配線板およびその製造方法 - Google Patents

リジッドフレックス配線板およびその製造方法

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JPH07135375A
JPH07135375A JP28110293A JP28110293A JPH07135375A JP H07135375 A JPH07135375 A JP H07135375A JP 28110293 A JP28110293 A JP 28110293A JP 28110293 A JP28110293 A JP 28110293A JP H07135375 A JPH07135375 A JP H07135375A
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JP
Japan
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wiring board
printed wiring
rigid
flexible
protective layer
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Application number
JP28110293A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tamura
雅浩 田村
Heijiro Yanagi
平次郎 柳
Mikio Kitahara
幹夫 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication of JPH07135375A publication Critical patent/JPH07135375A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4688Composite multilayer circuits, i.e. comprising insulating layers having different properties
    • H05K3/4691Rigid-flexible multilayer circuits comprising rigid and flexible layers, e.g. having in the bending regions only flexible layers

Landscapes

  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレキシブルプリント配線板からなるフレ
キ部と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部と
を一体化してなり、該フレキシブルプリント配線板と該
リジッドプリント配線板の保護層が隣接部を含めて一体
的に形成され、且つ、該保護層形成時に一括して形成さ
れたものであるリジッドフレックスプリント配線板。 【効果】 フレキシブルプリント配線板作製時に保護
層を形成する工程が不必要で、内層工程が省力化でき、
従来より大幅な低コストで製造できる。また隣接部を含
むフレキ部、リジッド部に一括した保護層を形成する工
程を含み、隣接部において耐屈曲性に優れたリジッドフ
レックスプリント配線板が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルプリント
配線板とリジッドプリント配線板とを一体化したリジッ
ドフレックスプリント配線板およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】添付図面を参照しつつ、従来の技術につ
いて説明する。図2および図3は従来のリジッドフレッ
クスプリント配線板の断面図であって、図2はフレキ部
の保護層6がリジッド部2に存在するもの、図3はリジ
ッドフレックスプリント配線板全面に存在するものであ
る。ここに示すように、リジッド部1、2とこれらを繋
ぐフレキ部3とを連続して形成、一体化したものであ
る。しかして、フレキ部3は図2、図3に示すように、
フレキシブルプリント配線板のコア材4、このコア材4
の両面に張り付けられた屈曲性に優れた銅箔等の金属導
体5、この金属導体5を覆う保護層6を順次形成したも
のである。
【0003】コア材4は通常、ポリイミド樹脂製フィル
ム、ポリエステル樹脂製フィルム、ガラス基材エポキシ
樹脂等で作られている。金属導体5には回路パターンが
形成されており、コア材4を通して導通スルーホール1
0が形成されている場合もある。保護層6は、カバーフ
ィルムとしてポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂等コア
材4と同質の材料の絶縁フィルムが好ましくは使用さ
れ、アクリル系、エポキシ系接着剤等によりフレキシブ
ルプリント配線板に接着される。また、光および/また
は熱により硬化し、かつ硬化後もフレキシブル性を有す
る有機樹脂を塗布し、光および/または熱により前記有
機樹脂を硬化させ保護層6を形成してもよい。リジッド
部1、2は上記の保護層6を形成したフレキシブルプリ
ント配線板にプリプレグ7を介してリジッドプリント配
線板8を積層したものである。ここでプリプレグ7はガ
ラス布や紙等の基材にエポキシ樹脂を含浸させ乾燥処理
して半硬化状態にしたものである。図2、図3の9はリ
ジッドプリント配線板に形成された回路パターンであ
る。
【0004】このように構成される従来のリジッドフレ
ックスプリント配線板は、フレキ部加工時に、フレキシ
ブル銅張積層板に回路形成を行いフレキシブルプリント
配線板を加工する工程と、前記フレキシブルプリント配
線板の両面に保護層を形成する工程が必要であり、工程
の複雑化とコストアップの問題があった。また隣接部に
おいてフレキ部の保護層とリジッド部の保護層が分離し
ているため、隣接部における屈曲性に対する強度が低く
屈曲時の基板破壊が起こる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごとき
問題に鑑みて検討した結果なされたものであり、リジッ
ドフレックスプリント配線板のフレキ部にあたるフレキ
シブルプリント配線板に、予め保護層を形成しておく必
要がなく、リジッドプリント配線板とフレキシブルプリ
ント配線板を一体化した後に、一括して保護層を形成し
てなるリジッドフレックスプリント配線板およびその製
造方法を提供することを目的とする。また前記の保護層
を形成することにより、隣接部においても屈曲に強いリ
ジッドフレックスプリント配線板、およびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するため鋭意検討した結果、本発明に至ったもの
である。すなわち、本発明は、フレキシブルプリント配
線板からなるフレキ部と、リジッドプリント配線板から
なるリジッド部とを一体化してなるリジッドフレックス
配線板において、該フレキシブルプリント配線板と該リ
ジッドプリント配線板の保護層が隣接部を含めて一体的
に形成され、且つ、該リジッドフレックスプリント配線
板の保護層形成時に一括して形成されたものであること
を特徴とするリジッドフレックスプリント配線板、であ
り、またフレキシブルプリント配線板からなるフレキ部
と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部とを一
体化し、隣接部を含めて該フレキ部、および該リジッド
部全体の片面または両面に一括して保護層を形成してな
るリジッドフレックス配線板において、該保護層が、光
および/または熱により硬化し、かつ硬化後もフレキシ
ブル性を有する有機絶縁層により形成されている上記リ
ジッドフレックスプリント配線板、であり、またフレキ
シブルプリント配線板が、ガラス布基材エポキシ樹脂の
両面に金属導体を有する積層板に回路形成したものを含
む、( JIS−C6471フレキシブルプリント配線板
用銅張積層板試験方法6.6項に記載された耐折性試験
における)耐折回数が50回以上である材料を使用する
上記リジッドフレックスプリント配線板、であり、また
フレキシブルプリント配線板の保護層を形成する光およ
び/または熱により硬化し、かつ硬化後もフレキシブル
性を有する有機絶縁層が、エポキシ樹脂を主体とし、か
つ該保護層が形成されたフレキシブルプリント配線板の
( JIS−C6471フレキシブルプリント配線板用銅
張積層板試験方法6.6項に記載された耐折性試験にお
ける )耐折回数(a)と該保護層形成前のフレキシブル
プリント配線板の前記耐折性試験における耐折回数
(b)との比が(a)/(b)≧1である前記リジッド
フレックスプリント配線板、である。
【0007】また、本発明は、フレキシブルプリント配
線板からなるフレキ部と、リジッドプリント配線板から
なるリジッド部とを一体化し、隣接部を含めて前記フレ
キ部、および前記リジッド部全体に一括して保護層を形
成してなるリジッドフレックス配線板の製造方法におい
て、フレキシブル銅張積層板に回路形成を行ったフレキ
シブルプリント配線板を加工しフレキ部とする工程と、
該リジッド銅張積層板に回路形成を行ったリジッドプリ
ント配線板を加工しリジッド部とする工程と、前記フレ
キ部と前記リジッド部とを前記フレキ部に保護層を形成
することなくプリプレグを用いてリジッドフレックスプ
リント配線板として保護層形成以前に一体化する工程
と、前記形成されたリジッドフレックスプリント配線板
の隣接部を含めたフレキ部およびリジッド部全体に保護
層を一括した工程により形成することからなることを特
徴とするリジッドフレックスプリント配線板の製造方法
であり、また保護層が、片面または両面に形成され、光
および/または熱により硬化し、かつ硬化後もフレキシ
ブル性を有する有機絶縁層により形成される前記リジッ
ドフレックスプリント配線板の製造方法、であり、また
フレキシブルプリント配線板がガラス布基材エポキシ樹
脂の両面に金属導体を有する積層板に回路形成したもの
を含む、( JIS−C6471フレキシブルプリント配
線板用銅張積層板試験方法6.6項に記載された耐折性
試験における )耐折回数が50回以上である材料を使用
する前記リジッドフレックスプリント配線板の製造方
法、であり、またフレキシブルプリント配線板の保護層
を形成する光および/または熱により硬化し、かつ硬化
後もフレキシブル性を有する有機絶縁層が、エポキシ樹
脂を主体とし、かつ該保護層が形成されたフレキシブル
プリント配線板の( JIS−C6471フレキシブルプ
リント配線板用銅張積層板試験方法6.6項に記載され
た耐折性試験における )耐折回数(a)と該保護層形成
前のフレキシブルプリント配線板の前記耐折性試験にお
ける耐折回数(b)との比が(a)/(b)≧1である
前記リジッドフレックスプリント配線板の製造方法、で
ある。
【0008】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
一態様を説明する。図1は本発明によるリジッドフレッ
クスプリント配線板の実施例の断面図、図2および図3
は従来のリジッドフレックスプリント配線板の断面図、
図4〜図10は本発明の製造方法に含まれる各工程毎の
加工状態をその順序に従って、順次示したものである。
なお、図4〜図10において、それぞれ、(A)は平面
図を、(B)は断面図を示す。
【0009】しかして、図4は本発明の製造方法に含ま
れる各工程毎の加工状態の内、フレキシブル銅張積層板
を示す図であり、図5は本発明の製造方法に含まれる各
工程毎の加工状態の内、フレキシブルプリント配線板を
示す図であり、図6は本発明の製造方法に含まれる各工
程毎の加工状態の内、リジッドプリント配線板を示す図
であり、図7は本発明の製造方法に含まれる各工程毎の
加工状態の内、リジッドフレックスプリント配線板のフ
レキ部分を抜き加工を施したプリプレグを示す図であ
り、図8は本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工
状態の内、図1のリジッドフレックスプリント配線板を
製造すべく、リジッド部とフレキ部をプリプレグを用い
て一体化した図であり、図9は本発明の製造方法に含ま
れる各工程毎の加工状態の内、図8の基板を外層加工
し、フレキ部を露出させた図であり、図10は本発明の
製造方法に含まれる各工程毎の加工状態の内、図1のリ
ジッドフレックスプリント配線板を製造すべく、図9の
基板の表面に保護層を形成する際の塗布・硬化工程を示
す図である。
【0010】ここで1、2はリジッド部、3はフレキ
部、4はフレキシブルプリント配線板を構成するフレキ
シブル性を有するコア材、5は金属導体、6はフレキシ
ブル性を有する有機絶縁層またはカバーフィルムによる
保護層、6Aは硬化前の該保護層、7及び7Aはプリプ
レグ、8はリジッドプリント配線板、9は回路パター
ン、10はスルーホール、11は紫外線ランプの光源ま
たはヒーター等の熱源、12は回路形成前の金属箔を示
す。
【0011】本発明における耐折回数とは、JIS−C
6471フレキシブルプリント配線板用銅張積層板試験
方法6.6項に記載された耐折性試験によるものをい
い、本発明にかかるフレキシブルプリント配線板は、か
かる耐折回数が50回以上であるフレキシブル銅張積層
板を使用することを特徴としている。具体例としては、
ガラス基材エポキシ樹脂等を薄い絶縁層とするものが挙
げられる。フレキシブルプリント配線板はこのフレキシ
ブル銅張積層板にドリル加工工程、スルーホール鍍金工
程、ドライフィルム、液状レジスト等を用いたエッチン
グレジスト形成工程およびエッチング工程を経て形成さ
れるものであり、その例は図5(A)および(B)に示
すとおりである。
【0012】本発明において、リジッドプリント配線板
は、ガラス布基材エポキシ樹脂等からなる銅張積層板か
ら製造される。リジッドプリント配線板は、かかる銅張
積層板をドライフィルム、液状レジスト等を用いてエッ
チングレジストを形成する工程とエッチングして回路形
成する工程等から形成される。銅張積層板の絶縁層の厚
さは0.04〜1.6mm程度が一般的であり、銅箔の
厚さは9〜70μ程度が一般的である。このようにして
加工されたリジッドプリント配線板の1例は図6の
(A)および(B)のようになる。本発明において用い
るプリプレグ7は材質の均質性の点からエポキシ樹脂等
をガラス布に含浸させ、乾燥して半硬化したものが使用
される。ガラス布の厚さは0.03〜0.3mmが一般
的であり、プリプレグの樹脂分は40〜75重量%が一
般的であり、樹脂含浸後のプリプレグの厚さは0.04
〜0.4mmが一般的である。
【0013】本発明において、上記のごときフレキ部と
リジッド部を、プリプレグを用いて一体化するが、その
場合は、ピン、ハトメ等を用いて材料間の位置関係を精
度良く保ち、ハイドロプレス、オートクレーブプレス等
を用いて熱圧成形することが好ましい。必要に応じて
紙、合成樹脂製のクッション材を使用する。成形条件は
使用するプリプレグの種類、クッション構成、一段の重
ね枚数、プレス法等に依存するため一概にはいえない
が、圧力は6〜60kg/cm2、温度は160〜20
0℃程度が一般的である。
【0014】本発明におけるリジッドフレックスプリン
ト配線板を覆う保護層は、図1に示すように、該フレキ
シブルプリント配線板と該リジッドプリント配線板の保
護層が隣接部を含めて一体的に成形される。すなわち、
フレキ部、リジッド部単独に形成されるものではなく、
フレキ部およびリジッド部をプリプレグを用いてリジッ
ドフレックスプリント配線板として一体化した後に、一
体的に形成されるのである。この場合、両面に光および
/または熱により硬化し、かつ硬化後もフレキシブル性
を有する有機樹脂をスプレーコーター法、カーテンコー
ター法、スクリーン印刷法、ロールコーター法により塗
布した後、光および/または熱により前記有機樹脂を硬
化させ、フレキシブル性を有する有機絶縁層を形成する
ものである。
【0015】この有機絶縁層のフレキシブル性は、フレ
キ部の屈曲性に追随するために、該保護層が形成された
フレキシブルプリント配線板のJIS−C6471フレ
キシブルプリント配線板用銅張積層板試験方法6.6項
に記載された耐折性試験における耐折回数(a)と、該
保護層形成前のフレキシブルプリント配線板の前記耐折
性試験における耐折回数(b)との比が、(a)/
(b)≧1であるようにすることが好ましい。(a)/
(b)が1未満では実装、組み込みの工程中にフレキ部
の絶縁層、銅箔回路あるいは保護層が破損してしまい易
く好ましくない。
【0016】本発明においては、フレキシブル銅張積層
板から加工したフレキシブルプリント配線板と、リジッ
ド銅張積層板から加工したリジッドプリント配線板を、
プリプレグを用いてリジッドフレックスプリント配線板
として一体化し、前記リジッドフレックスプリント配線
板をドリル加工工程、スルーホール鍍金工程、ドライフ
ィルム、液状レジスト等を用いたエッチングレジスト形
成工程およびエッチング工程により加工し、フレキ部を
露出させる工程を行った後、リジッドフレックスプリン
ト配線板両面に光および/または熱により硬化し、かつ
硬化後もフレキシブル性を有する有機樹脂を、フレキ部
とリジッド部の隣接部を含めて一体的に形成するように
塗布した後、光および/または熱により前記有機樹脂を
硬化させフレキシブル性を有する有機絶縁層を形成する
ものである。以下、実施例により本発明の実施の態様の
一例を説明する。
【0017】
【実施例】
実施例1 フレキシブルプリント配線板としては、ガラス布基材エ
ポキシ樹脂を絶縁層とする両面銅張積層板R1766
(松下電工製:絶縁層厚さ60μm、銅箔は18μm圧
延銅箔)を用いた。これにドリル加工し、約15μmの
鍍金層を形成し、ドライフィルムを用いてエッチングレ
ジストを形成した後エッチングにより回路形成し、黒化
処理した。また、リジッド両面銅張積層板として、厚さ
0.2mm、銅箔厚さ片面18μm、片面35μmのも
のを用い、35μm側にフレキシブルプリント配線板と
同様に回路形成し黒化処理した。
【0018】両者を一体化すべきプリプレグとしては、
ガラス布基材エポキシ樹脂含浸プリプレグR1661
(松下電工製:成形厚さ70μm)をビクトリア型で外
形加工し、層間に1枚ずつ挿入し、オートクレーブプレ
スを用いてリジッド部とフレキ部を積層した(温度18
0℃、圧力15kg/cm2、時間100分)。この積
層後の基板に、ドリル加工、過マンガン酸デスミア処
理、銅鍍金(鍍金厚:約25μm)、パターン形成、1
次外形加工(フレキ部を剥きだしにする工程)、リジッ
ド部、フレキ部隣接部を含めて一括したソルダーレジス
ト皮膜形成、文字印刷、半田コートを行った後、NCル
ーターを用いて最終外形加工し、図1に示すようなリジ
ッドフレックスプリント配線板を得た。
【0019】この方法によれば、フレキシブルプリント
配線板の保護層は、リジッドフレックスプリント配線板
として一体化した後、フレキ部とリジッド部が隣接部を
含めて一括して形成され、フレキシブルプリント配線板
はパターン加工した後、通常の内層材と同じように直ち
にリジッドプリント配線板と積層できる。これによりフ
レキシブルプリント配線板に単独に保護層を形成する工
程を有する従来のリジッドフレックスプリント配線板の
加工と比較して大幅な工程の簡略化とコストの低減が実
現できた。
【0020】比較例1 図3において、フレキシブルプリント配線板としてガラ
ス布基材エポキシ樹脂を絶縁層とする両面銅張積層板R
1766(松下電工製:絶縁層厚さ60μm、銅箔は1
8μm圧延銅箔)を用いた。これにドリル加工し、約1
5μmの鍍金層を形成し、ドライフィルムを用いてエッ
チングレジストを形成した後エッチングにより回路形成
した。この回路形成したフレキシブルプリント配線板に
熱硬化型のソルダーレジストNPR−5(日本ポリテッ
ク)をスクリーン印刷法により30μmの厚みで塗布
し、オーブン中で150℃、20分間かけて硬化させ保
護層を形成した。
【0021】リジッド部、およびプリプレグは実施例と
同様に加工し、積層した。この積層後の基板にドリル加
工、過マンガン酸デスミア処理、銅鍍金(鍍金厚:約2
5μm)、パターン形成、ソルダーレジスト皮膜形成、
文字印刷、半田コートを行った後、NCルータ−を用い
て外形加工しリジッドフレックスプリント配線板を得
た。この方法ではリジッドフレックスプリント配線板と
して一体化する前にフレキシブルプリント配線板に保護
層を形成する工程が必要であり、工程の複雑化と大幅な
コストアップが問題であった。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のごとくリジッドフレック
スプリント配線板のフレキシブルプリント配線板上の保
護層をリジッドフレックスプリント配線板として一体化
する前に形成するのではなく、一体化した後に隣接部を
含めてリジッドプリント配線板の保護層と一括して形成
するものである。このことにより、フレキシブルプリン
ト配線板作製時に保護層を形成する工程が不必要にな
り、内層工程が省力化でき、従来のリジッドフレックス
プリント配線板よりも大幅な低コストで製造することが
できる。また隣接部を含むフレキ部、リジッド部に一括
した保護層を形成する工程を含むものであるから、リジ
ッドフレックスプリント配線板を製造することで隣接部
において耐屈曲性に優れたリジッドフレックスプリント
配線板が製造されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるリジッドフレックスプリント配
線板の一実施例の断面図
【図2】従来のリジッドフレックスプリント配線板を示
す図
【図3】従来のリジッドフレックスプリント配線板を示
す図
【図4】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、フレキシブル銅張積層板を示す図
【図5】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、フレキシブルプリント配線板を示す図
【図6】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、リジッドプリント配線板を示す図
【図7】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、リジッドフレックスプリント配線板のフレキ部
分を抜き加工を施したプリプレグを示す図
【図8】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、図1のリジッドフレックスプリント配線板を製
造すべく、リジッド部とフレキ部をプリプレグを用いて
一体化した図
【図9】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態の内、図8の基板を外層加工し、フレキ部を露出させ
た図
【図10】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工
状態の内、図1のリジッドフレックスプリント配線板を
製造すべく、図9の基板の表面に保護層を形成する際の
塗布・硬化工程を示す図
【符号の説明】
1 リジッド部 2 リジッド部 3 フレキ部 4 コア材 5 金属導体 6 フレキシブル性を有する保護層 6A 硬化前のフレキシブル性を有する保護層 7 プリプレグ 7A プリプレグ 8 リジッドプリント配線板 9 回路パターン 10 スルーホール 11 光源または熱源 12 回路形成前の金属箔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルプリント配線板からなるフ
    レキ部と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部
    とを一体化してなるリジッドフレックス配線板におい
    て、該フレキシブルプリント配線板と該リジッドプリン
    ト配線板の保護層が隣接部を含めて一体的に形成され、
    且つ、該リジッドフレックスプリント配線板の保護層形
    成時に一括して形成されたものであることを特徴とする
    リジッドフレックスプリント配線板。
  2. 【請求項2】 フレキシブルプリント配線板からなるフ
    レキ部と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部
    とを一体化し、隣接部を含めて該フレキ部、および該リ
    ジッド部全体の片面または両面に一括して保護層を形成
    してなるリジッドフレックス配線板において、該保護層
    が、光および/または熱により硬化し、かつ硬化後もフ
    レキシブル性を有する有機絶縁層により形成されている
    請求項1記載のリジッドフレックスプリント配線板。
  3. 【請求項3】 フレキシブルプリント配線板が、ガラス
    布基材エポキシ樹脂の両面に金属導体を有する積層板に
    回路形成したものを含む、耐折回数が50回以上である
    材料を使用する請求項1または2記載のリジッドフレッ
    クスプリント配線板。
  4. 【請求項4】 フレキシブルプリント配線板の保護層を
    形成する光および/または熱により硬化し、かつ硬化後
    もフレキシブル性を有する有機絶縁層が、エポキシ樹脂
    を主体とし、かつ該保護層が形成されたフレキシブルプ
    リント配線板の耐折回数(a)と、該保護層形成前のフ
    レキシブルプリント配線板の耐折回数(b)との比が
    (a)/(b)≧1である請求項2に記載のリジッドフ
    レックスプリント配線板。
  5. 【請求項5】 フレキシブルプリント配線板からなるフ
    レキ部と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部
    とを一体化し、隣接部を含めて前記フレキ部、および前
    記リジッド部全体に一括して保護層を形成してなるリジ
    ッドフレックス配線板の製造方法において、フレキシブ
    ル銅張積層板に回路形成を行ったフレキシブルプリント
    配線板を加工しフレキ部とする工程と、該リジッド銅張
    積層板に回路形成を行ったリジッドプリント配線板を加
    工しリジッド部とする工程と、前記フレキ部と前記リジ
    ッド部とを前記フレキ部に保護層を形成することなくプ
    リプレグを用いてリジッドフレックスプリント配線板と
    して保護層形成以前に一体化する工程と、前記形成され
    たリジッドフレックスプリント配線板の隣接部を含めた
    フレキ部およびリジッド部全体に保護層を一括した工程
    により形成することからなることを特徴とするリジッド
    フレックスプリント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 保護層が、片面または両面に形成され、
    光および/または熱により硬化し、かつ硬化後もフレキ
    シブル性を有する有機絶縁層により形成される請求項5
    記載のリジッドフレックスプリント配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 フレキシブルプリント配線板がガラス布
    基材エポキシ樹脂の両面に金属導体を有する積層板に回
    路形成したものを含む、耐折回数が50回以上である材
    料を使用する請求項5または6記載のリジッドフレック
    スプリント配線板の製造方法
  8. 【請求項8】 フレキシブルプリント配線板の保護層を
    形成する光および/または熱により硬化し、かつ硬化後
    もフレキシブル性を有する有機絶縁層が、エポキシ樹脂
    を主体とし、かつ該保護層が形成されたフレキシブルプ
    リント配線板の耐折回数(a)と該保護層形成前のフレ
    キシブルプリント配線板の耐折回数(b)との比が
    (a)/(b)≧1である請求項6記載のリジッドフレ
    ックスプリント配線板の製造方法。
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