JPH07134935A - 熱動式過電流継電器 - Google Patents

熱動式過電流継電器

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JPH07134935A
JPH07134935A JP27959393A JP27959393A JPH07134935A JP H07134935 A JPH07134935 A JP H07134935A JP 27959393 A JP27959393 A JP 27959393A JP 27959393 A JP27959393 A JP 27959393A JP H07134935 A JPH07134935 A JP H07134935A
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JP
Japan
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bimetal
case
adhesive
overcurrent relay
hole
Prior art date
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Application number
JP27959393A
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English (en)
Inventor
Kosaku Ikeda
幸作 池田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立時に調整したバイメタルの位置が締付け
ねじのゆるみ及びケ−スの経年的な収縮により変化し易
くなることを防止し、長期的に品質の安定した熱動式過
電流継電器を提供する。 【構成】 バイメタル3と、バイメタル支持体6と、バ
イメタル3の湾曲により駆動され接点を開閉する機構部
と、上記各部材を内蔵して支持するケ−スと、ケ−スに
設けられた貫通穴1cを通してバイメタル支持体6をケ
−ス1に固定する固定具28とを備え、ヘ−ス1と固定
具28とバイメタル支持体6に跨がって接着剤26を装
填するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ等を過負荷に
よる焼損事故から保護する熱動式過電流継電器のバイメ
タル部分の固定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の熱動式過電流継電器にお
いては、「特開昭63−195929号」に示すものが
ある。この従来の熱動式過電流継電器を図7〜図9に示
す。図7はこの従来の熱動式過電流継電器を示す背面図
であり、図8は図7のVIII−VIII断面を示す断面図、図
9は図8に示すカバ−2を外した状態を示す正面図であ
る。図において、主回路電流が通電されるヒータ4と、
ヒータ4の一端4bと溶接により固定されヒータ4の発
熱により湾曲するバイメタル3と、バイメタル3の一端
3aを溶接により固定するバイメタル支持体6の一端6
aと、バイメタル支持体6に溶接により固定される溶接
部5aと外部電線(図示せず)を接続する端子ねじ7と
螺合するねじ部5bを有する端子5と、上記湾曲するバ
イメタル3により駆動されてトグル機構等の速切り手段
により開閉される接点12a、18a、22a、23a
を有した反転機構部を駆動する連動板9と、上記の各部
材を内蔵するプラスチックで形成されたケース1とから
熱動式過電流継電器の主要部は構成されている。ヒータ
支持体25は耐熱性を有する樹脂から成り、ヒータ4の
他端4aを溶接等で固定する電源主回路端子8のヒ−タ
固定部8aとバイメタル支持体6の舌部6aを収納固定
し、その一端は、ケース1に設けた円筒状の穴1aと回
転自在に系合するピン25aを形成している。このピン
25aを中心としてバイメタル支持体6の他端6bをバ
イメタル3の湾曲方向に回転移動させることにより連動
板9に対する複数のバイメタル3の位置を同一かつ所定
の値に調整して、所定の主回路電流でバイメタルが所定
量湾曲することにより、反転機構部が動作するようにし
ている。バイメタルの支持体6の他端6bの移動方向を
長円とする上記端子5の近傍に設けたケース1の貫通穴
1cを貫通して、バイメタル支持体6の他端6bに設け
ためねじに縲結されるおねじ28aと頭部28bを有す
る締付ねじ28により、バイメタル3は上記調整後、所
定の位置に固定される。
【0003】以上の組立後に、ヒータ支持体25のピン
25aに接着樹脂26をケース1の外部より充填して、
加熱硬化させて、端子ねじ7の締付け時に加わる力によ
りバイメタル3の位置が変化しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
動作する従来の熱動式過電流継電器は、ヒータ4の位置
をヒータ支持体25のピン25aを中心にして締付ねじ
28の左右位置調整によって行っている。このため締付
ねじ28のケース下穴1cは長穴形状となっている。こ
のため、組立時の締付ねじ28の締付不十分、使用時の
戻り、ケース1の経時変化によるプラスチック材料の収
縮等によって締付ねじ28が緩んだ場合、バイメタル支
持体6を収納固定した樹脂性のヒータ支持体25により
ケ−ス1に固着しているため端子ねじ7を締付ると端子
5と一体となったバイメタル支持体6及びバイメタル3
が移動して連動板9に対するバイメタル3の調整された
位置が変化する不具合が生じた。なお、接着樹脂26を
締付ねじ28の頭部28bとケース1に充槇した場合で
も、ケース1の収縮によりバイメタル支持体6とケース
1の間にすきまが生じるため、締付ねじ28のおねじ2
8aとバイメタル支持体6のめねじの間のクリアランス
のためバイメタル3が移動して同様の不具合を発生す
る。
【0005】この発明は、組み立て時に調整したバイメ
タルの位置が締付ねじのゆるみ及びケ−ス1の経年変化
により、変化し易くなるという問題点を解決するために
なされたもので、長期的に品質の安定した熱動式過電流
継電器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における熱動式
過電流継電器は、バイメタルと接合され、該バイメタル
を所定位置に固定するバイメタル支持体と、上記バイメ
タルの湾曲により駆動され、接点を開閉する機構部と、
上記各部材を内蔵して支持するケ−スと、上記ケ−スに
設けられた貫通穴を通して上記バイメタル支持体を上記
ケ−スに固定する固定具と、上記ケ−スと上記固定具と
上記バイメタル支持体の間に装填された接着剤とを備え
るようにしたものである。
【0007】また、次の発明における熱動式過電流継電
器は、ケ−ス外面に設けられ、所定の深さを有して貫通
穴と連接した接着剤流し溝を備えるようにしたものであ
る。
【0008】また、次の発明における熱動式過電流継電
器は、貫通穴の一端面から他端面まで連接して設けられ
た接着剤装填穴を備えるようにしたものである。
【0009】更に、次の発明における熱動式過電流継電
器は、固定具の操作用工具との係合部を接着剤で被包す
るようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明における熱動式過電流継電器は、ケ−
スと固定具とバイメタル支持体の間に接着剤を装填した
ので、上記各部材は接着剤により固着されバイメタル支
持体の位置は変化しない。
【0011】また、次の発明における熱動式過電流継電
器は、固定具を固定後に、貫通穴と連接した接着剤流し
溝を通して接着剤をケ−スの外部から充填できる。
【0012】また、次の発明における熱動式過電流継電
器は、固定具を固定後に、貫通穴の一端面から他端面ま
で連接して設けられた接着剤装填穴を通して接着剤をケ
−スの外部から充填できる。
【0013】更に、次の発明における熱動式過電流継電
器は、固定具の操作用工具との係合部を接着剤で被包す
るようにしたので、固定具を操作用工具により操作でき
ない。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1から図4は本発明による熱動式過電流継
電器を示すもので、図1は本発明の一実施例の接着剤流
し溝1dを示す背面図、図2は本発明の一実施例の接着
剤装填穴1fを示す背面図、図3は図1を切断線3.ー3.
で切断した断面図、図4は図1のカバー2を外した状態
を示す正面図であり、図7〜図9と同一符号は同一又は
相当部分を示す。図において1はケース、2はカバーで
ある。3はバイメタルで、主回路電流が流れて発熱する
ヒータ4が絶縁物を介して巻回され、ヒータ4により加
熱され、図4に示す破線のように湾曲変形する。負荷側
主回路端子5とその舌部5aはバイメタル支持体6に、
更にバイメタル支持体6の舌部6aはバイメタル3の上
端3aに各々溶接固定されている。負荷側主回路端子5
の一端5bには負荷側主回路接続用端子ねじ7が螺着さ
れている。そして、前記バイメタル3の下端部にヒータ
4の下端部4bが溶接等の手段により電気的に接続され
ている。電源側主回路端子8は、図3に示すように、そ
の一端8aにはヒータ4の上端部4aが溶接等の手段に
より電気的に接続されている。また、電源側主回路端子
8の一端部8aは電磁接触器(図示せず)等の電源回路
の端子に締め付けられて結合されている。図4に示す連
動板9の左端部9aでは、温度補償バイメタル10の下
端部10aを押圧するように配置されている。レバー支
持部材11はその下部に第1の支点部11aと、その上
部に第2の支点部11bが形成されている。温度補償バ
イメタル10の略中央部に形成されたエッヂ部10a
は、レバー支持部材11の第1の支点部11aに、常閉
可動接触子12の下部に形成したエッヂ部12aは、レ
バー支持部材11の第2の支点部11bに各々当接す
る。温度補償バイメタル10の上部と、常閉可動接触子
の間に引張コイルバネ13が張架されている。レバー支
持部材11はそのL字状の曲げ内側11cでケース1の
エッヂ部1aに当接し、板バネ14の押圧により支持さ
れている。またその舌部11dの突起11eは調整ねじ
15に押圧され、調整ツマミ16を回転させることによ
り、レバー支持部材11は図4においてケース1のエッ
ヂ部1aを中心に回動動作を行い、第1の支点部11a
は略左右方向に位置変化する。これによって、バイメタ
ル3の湾曲量に応動する動作電流を、調整することがで
きる。
【0015】また、図5は締付ねじ28が貫通する貫通
穴1cと導通する接着剤流し溝1dの断面部分を表す要
部拡大図である。図において、接着剤流し溝1dは、締
付ねじ28の頭部28bと当接するケ−ス1の表面に設
けられて、上記頭部28bの下面を通りケースの外部と
導通している。さらに、接着剤流し溝1dの寸法は、接
着剤26の流度によって流し溝1dを流れてバイメタル
支持体6に達する程度のものでよく、最大の幅が締付ね
じ28のおねじ28aの経の半分以下で、かつ最小の深
さが貫通穴1cの経とおねじ28aの経の最小すきま以
上となっている。このように流し溝1dの寸法を小さく
することにより、接着剤26の使用量を節約できると共
に、接着剤26の乾燥時間が短くなる効果を生じ、組み
立て時間を短縮すという課題も解決できる。
【0016】次に、熱動式過電流継電器の動作について
説明する。図3において、主回路電流は電源側主回路端
子8からヒータ4を通り、バイメタル3、ヒータ支持部
材6を経て負荷側主回路端子5へと通電される。負荷側
主回路端子5の一端5bに螺着された端子ねじ7には電
線(図示せず)が接続され、その先には電動機等の負荷
(図示せず)に接続されている。バイメタル3は主回路
電流によってヒータ4及びバイメタル3が発生するジュ
ール熱によって、図4に示す破線17で示すように湾曲
させられる。上記負荷が過負荷になると、主回路電流は
増大し、バイメタル3の破線17で示す湾曲は更に大き
くなる。このため、連動板9はバイメタル3の先端に押
圧されて左方向に移動する。その結果、連動板9の左端
部9aは温度補償バイメタル10の下端10aを左方向
へ押圧移動して、レバー支持部材11の第1の支点部1
1aを中心に時計方向に温度補償バイメタル10は回転
する。この運動により、引張コイルバネ13の軸線が右
側に移動し、レバー支持部材11の第2の支点部11b
を右側に越える位置(デットポイント)まで温度補償バ
イメタル10が回動した時、引張コイイルドバネ13の
引張力による常閉可動接触子12を付勢する力の方向が
反対になり、常閉可動接触子12はレバー支持部材11
の第2の支点部11bを中心として、急速に時計回りの
回動(反転動作)を行う。これによって常閉可動接触子
18の接点18aと常閉可動接触子12の接点12bは
開離し、常閉接点は開路する。同時に常閉可動接触子1
2でレバー24は右方向に押圧され、ケース1の突出軸
1bを中心として反時計方向に回転する。このため常閉
可動接触子22はレバー24によって上方向へ押圧さ
れ、常閉可動接触子23側へ変形し接点22aと接点2
3aが閉成され、常閉接点は閉路する。常開固定接触子
23がリセット棒27の突起27aに当接したとき、一
連の動作は終了する。
【0017】前記常閉接点を主回路電流を開閉する電磁
接触器(図示せず)の操作コイルに直列接続することに
より、電動機等の負荷(図示せず)が過負荷となったと
きに主回路を遮断して保護することができる。主回路電
流が遮断され、バイメタル3が元の位置に復帰した後、
リセット棒27を下方向へ押すことにより、図4の状態
に戻る。上述のように、バイメタル3の湾曲による連動
板9の移動量により熱動式過電流継電器の動作電流が決
まるので、バイメタル3と連動板9の位置関係は調整時
の状態を維持することは動作特性の安定のために重要で
ある。
【0018】次に、ヒータ部分の調整及びその固定方法
について説明する。図3において、耐熱性を有する樹脂
から成るヒータ支持体25には、バイメタル支持体6の
舌部6aが収納固定されている。ヒータ支持体25のピ
ン25aの先端は、ケース1の貫通穴1aに挿通される
が、部品寸法のばらつきにより図4に示すように複数あ
るバイメタル3の先端17の位置が相互にばらつくため
この状態においてバイメタル3の先端17が各相で相互
位置が等しくなるよう調整した状態で締付ねじ28を締
めつけることによりバイメタル支持体6の下端6bをケ
ース1に固定する。その後、ケース1の接着剤流し溝1
dに接着剤26を流し込むと、接着剤26は接着剤流し
溝1dに導引されてケース1の貫通穴1cと締付ねじ2
8のおねじ部28aとの間の隙間及びケース1とバイメ
タル支持体6との隙間に図5に示されるように装填され
る。これらの部材間に装填された接着剤26は硬化する
ことにより、ケース1とおねじ28aとバイメタル支持
体6の他端6bの3つの部材を固着する。更に、図3に
示されるようにピン25aが挿通された貫通穴1aに接
着剤26を装填することにより、バイメタル3のヒータ
支持体25のピン25aを中心とする回転方向の位置
は、完全に固定される。また、図2及び図5に示される
ように接着剤26はドライバービット(図示せず)と係
合する締付ねじ28の頭部の溝28cにも充槇して組立
後ドライバービットが使用できないようにして締付ねじ
28を緩めることができないようにしている。上述のよ
うに、熱動式過電流継電器を組み立てた後で、接着剤流
し溝1dより接着剤26を所定量流し込むことにより、
容易にバイメタル支持体6をケ−ス1に確実に固着する
ことができる。
【0019】実施例2.実施例1においては、接着剤流
し溝1dをケ−ス1の表面に設けた例を示したが、この
実施例では溝の他の態様について説明する。図2に示す
接着剤装填穴1fと関連する部分の拡大断面図を図6に
示す。図において、接着剤装填穴1fは、ケース1の外
部よりバイメタル支持体6まで一端が貫通して、貫通穴
1cの長穴部分と連続し、他端は締付ねじ28の頭部2
8bと当接するように設けられ、頭部28bよりケース
1の外部へ露出させている。そして、接着剤装填穴1f
の一端は、バイメタル3の位置を調整した場合にもバイ
メタル支持体6で閉鎖されており、バイメタル支持体6
とケ−ス1との隙間に接着剤が浸透するようになってい
る。 第1の実施例と同様に締付ねじ28を締付けた
後、接着剤26は、ケース1の外部より接着剤装填穴1
fを通して、直接貫通穴とバイメタル支持体6の他端6
bに充填されて、ケ−ス1とおねじ28aとバイメタル
支持体6の他端6bの3つの部材とに跨がって固着す
る。また、接着剤装填穴1fの一端側でバイメタル支持
体6と接する端部を面取り1hすることにより、この面
取り部とバイメタル支持体6の間に接着剤26が充分に
充填され、より強固に両者が固着される。
【0020】バイメタル支持体6とケ−ス1が強固に固
着されるので、おねじ28aが緩んだ場合でも、バイメ
タル支持体6のケ−ス1に対する位置は保持され、熱動
式過電流継電器の動作特性が変化することがない。
【0021】第1及び第2の実施例において、接着剤2
6はヒータ4の発熱及び自身の発熱により加熱されるバ
イメタル支持体6の温度以下で加熱硬化するようにして
いる。バイメタル支持体6はケース1の内部に組込まれ
るとともに自身の発熱とヒータとバイメタル3からの熱
伝導により、温度が高温となり、バイメタル支持体6に
当接している接着剤26が加熱されるので、出荷検査ま
たは使用時の主回路電流を流してるヒータ4の発熱で確
実に硬化される。また、上述の実施例では接着剤流し溝
1d及び接着剤装填穴1fを設けバイメタル支持体6を
締付ねじ28によりケ−ス1に締め付けた後に接着剤を
充填する方法を説明したが、ゲル状の接着剤をバイメタ
ル支持体6に設けられためねじの周辺でケース1側の面
と、締付ねじ28のおねじ部に塗布してをき、実施例1
と同様にバイメタルの調整後、締付ねじ28を締め付け
ることによっても、ケ−ス1とバイメタル支持体6との
間に接着剤を介在させて固着するとができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、熱動
式過電流継電器は、ケ−スと固定具とバイメタル支持体
の間に装填した接着剤により各部材が固着されているの
で、固定具の緩みは防止され又はケ−スの系時的変化に
よる収縮があっても、バイメタル支持体はケ−スに固定
されているので位置が変化せず、動作条件が安定する効
果がある。
【0023】また、貫通穴と連接した接着剤流し溝を設
けると、固定具を固定後に接着剤流し溝を通して接着剤
をケ−スの外部から充填できるので組立が容易になる効
果がある。
【0024】また、貫通穴の一端面から他端面まで連接
して設けられた接着剤装填穴を設けると、固定具を固定
後に接着剤装填穴を通して接着剤をケ−スの外部から充
填できるので組立が容易になる効果がある。
【0025】更に、固定具の操作用工具との係合部を接
着剤で被包するようにすると、工場出荷後に固定具を操
作用工具により操作できなくなり、使用者が過って固定
具を緩めることがなく、使用者の誤操作を防止できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の接着剤流し溝を設けた熱
動式過電流継電器の背面図である。
【図2】この発明の一実施例の接着剤充填穴を設けた熱
動式過電流継電器の背面図である。
【図3】図1を切断線III−IIIで切断した断面図であ
る。
【図4】図1のカバ−を取り外した状態を示す正面図で
ある。
【図5】この発明の一実施例の接着剤流し溝近傍の要部
拡大断面図である。
【図6】この発明の一実施例の接着剤充填穴近傍の要部
拡大断面図である。
【図7】従来の熱動式過電流継電器の背面図である。
【図8】図7を切断線VIII−VIIIで切断した断面図であ
る。
【図9】図7のカバ−を取り外した状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 1c 貫通穴 1d 接着剤流し溝 1f 接着剤充填穴 2 カバー 6 バイメタル支持体 26 接着剤 28 締付ねじ 29 端子部カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイメタルと接合され、該バイメタルを
    所定位置に固定するバイメタル支持体と、上記バイメタ
    ルの湾曲により駆動され、接点を開閉する機構部と、上
    記各部材を内蔵して支持するケ−スと、上記ケ−スに設
    けられた貫通穴を通して上記バイメタル支持体を上記ケ
    −スに固定する固定具と、上記ケ−スと上記固定具と上
    記バイメタル支持体の間に装填された接着剤とを備えた
    熱動式過電流継電器。
  2. 【請求項2】 ケ−ス外面に設けられ、所定の深さを有
    して貫通穴と連接した接着剤流し溝を備えた請求項第1
    項に記載の熱動式過電流継電器。
  3. 【請求項3】 貫通穴の一端面から他端面まで連接して
    設けられた接着剤装填穴を備えた請求項第1項に記載の
    熱動式過電流継電器。
  4. 【請求項4】 固定具の操作用工具との係合部を接着剤
    で被包した請求項第1項から第3項のいずれかに記載の
    熱動式過電流継電器。
JP27959393A 1993-11-09 1993-11-09 熱動式過電流継電器 Pending JPH07134935A (ja)

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JP (1) JPH07134935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009012989A1 (de) 2008-03-24 2009-10-01 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermo-Überlastrelais

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009012989A1 (de) 2008-03-24 2009-10-01 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermo-Überlastrelais

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