JPH07134390A - 露光装置の設計方法及び露光用マスクの設計方法 - Google Patents

露光装置の設計方法及び露光用マスクの設計方法

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JPH07134390A
JPH07134390A JP16756193A JP16756193A JPH07134390A JP H07134390 A JPH07134390 A JP H07134390A JP 16756193 A JP16756193 A JP 16756193A JP 16756193 A JP16756193 A JP 16756193A JP H07134390 A JPH07134390 A JP H07134390A
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light source
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JP16756193A
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Mitsunori Kimura
光紀 木村
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Sony Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源形状を特定のものに仮定するという従来
の固定観念を打破して、新規な手法により計算を行うこ
とによって、露光装置及び露光用マスクの最適設計を行
える手段を提供する。 【構成】 任意の形状の光源を用い、光源の形状のデー
タを読み込みI、該光源からの光がマスクを通って被露
光材上に照射された時の被露光材上での光分布を計算し
II、該計算に基づいて光源の形状、露光マスクの最適設
計を行うIII 露光装置及び露光マスクの設計方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光用光源設計方法及
び露光用マスク設計方法に関する。本発明は、例えば、
各種の露光装置や露光マスクの設計において用いること
ができ、例えば、電子材料(半導体装置等)形成の際の
露光技術に用いる露光用光源や露光用マスクの設計方法
として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、パターンを形成したマスクを
用いて、露光装置により、被露光材上にパターンを投影
露光し、被露光材上にパターンを形成することが各種分
野で広く行われている。この場合に、露光装置の光強度
計算や、被露光材上の光強度分布の計算を行うことがあ
り、これらに基づいて、露光装置やマスクを最適に設計
することが行われている。
【0003】しかし従来は、露光装置等の光強度計算
は、光源の形が光軸に中心をもつ円状のものと仮定した
各種シミュレーションによりこの計算が行われていた。
しかし、このような手段では、円状光源以外の形状の光
源については、適正な計算が行えない。例えば、Kam
onらは、光源の形を円状のものからリング状のものに
することにより、露光装置の解像度を向上させる方法を
提案しているが(Kazuya KAMON,et.a
l.“Photolithography Syste
m Using Annular Illuminat
ion”JAPANESE JOURNAL OF A
PPLIED PHYSICS VOL.30,No.
11B,NOVENBER, 1991,pp.302
1−3029)、このような場合のシミュレーションに
従来の考え方を適用しても、適正な結果は得られない。
【0004】また、従来の技術にあっては、光強度の計
算の場合に光源の形を円状のものと仮定してしまうこと
からも明らかなように、光源の形は一定の固定したもの
とする考え方に立っている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、上記した
ように、光源の形状を円状のものと仮定することが必ず
しも実際的ではなくなって来たという背景と、更に適正
な露光装置及び露光用マスクを計算により設計すること
を可能ならしめようという基本的要請に鑑みて、なされ
たものである。
【0006】即ち、本発明は、従来の固定観念を打破し
て、新規な手法により計算を行うことによって、露光装
置及び露光用マスクの最適設計を行える手段を提供せん
とするもので、より具体的には、最適な露光用光源を設
計できる露光装置設計方法及び最適な露光用マスクを設
計できる露光マスク設計方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、基本的に、
光源のデータ、特に光源の形状のデータを読み込むとい
う従来は行われていなかった手段を備えて構成される。
【0008】また、本発明は、予め、あるいは計算の結
果により、光源の形状を指定することにより、特定の形
状の光源を最後迄仮定するのではなく、計算によって光
源の最適形状を選定するように構成できるものである。
【0009】また、本発明においては、必要に応じて射
出瞳の形状(射出される光形状)のデータを用いて、こ
れにより上記最適設計を更に適正なものとすることがで
きる。
【0010】本出願の請求項1の発明は、任意の形状の
光源を用い、光源の形状のデータを読み込み、該光源か
らの光がマスクを通って被露光材上に照射された時の被
露光材上での光分布を計算し、該計算に基づいて光源の
形状の最適設計を行うことを特徴とする露光装置の設計
方法であって、これにより上述した目的を達成するもの
である。
【0011】本出願の請求項2の発明は、任意の形状の
光源を用い、光源の形状のデータを読み込み、該光源か
らの光がマスクを通って被露光材上に照射された時の被
露光材上での光分布を計算し、該計算に基づいてマスク
の形状の最適設計を行うことを特徴とする露光用マスク
の設計方法であって、これにより上述した目的を達成す
るものである。
【0012】本出願の請求項3の発明は、下記(a)〜
(c)及び(a′)〜(c′)の形の光源領域の内の少
なくとも1つを指定して光源の形状とし、 (a)帯状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (b)環状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (c)島状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (a′)帯状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 (b′)環状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 (c′)島状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 次に該指定した光源によるマスクの情報を計算し、次に
下記及びを行い、 必要に応じて新しい光源の指定を行い、 該光源による被露光材上の光分布を計算し、更に必要
に応じて上記をくり返すことによって光源の最適設
計を行うことを特徴とする露光装置の設計方法であっ
て、これにより上述した目的を達成するものである。
【0013】本出願の請求項4の発明は、下記(a)〜
(c)及び(a′)〜(c′)の形の光源領域の内の少
なくとも1つを指定して光源の形状とし、 (a)帯状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (b)環状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (c)島状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域 (a′)帯状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 (b′)環状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 (c′)島状に光の無い部分があり、他が光領域である
光源用領域 次に該指定した光源によるマスクの情報を計算し、次に
下記及びを行い、 必要に応じて新しい光源の指定を行い、 該光源による被露光材上の光分布を計算し、更に必要
に応じて上記をくり返すことによってマスクの形状
の最適設計を行うことを特徴とする露光用マスクの設計
方法であって、これにより上述した目的を達成するもの
である。
【0014】本出願の請求項3,4の発明における
(a)〜(c)及び(a′)〜(c′)の形の光源領域
について、後記詳述する実施例を示す図2の例示を用い
て説明すると、次のとおりである。(a)帯状の光領域
があり、他が光の無い部分である光源用領域とは、代表
的には図2(a)に例示のように、幅を直径からの距離
Wで表し、傾きを基準(水平)線とのなす角θで表すこ
とにより表現することができる如き帯形状の光部分があ
り、他の部分は光が無い部分となっている(光の無い部
分を破線の斜線で示す。図2(b)(c)においても同
じ)光源を示す。(b)環状の光領域があり、他が光の
無い部分である光源用領域とは、代表的には図2(b)
に例示のように、中心からの径R1 ,R2 で特定される
如きリング形状の光部分があり、他の部分は光が無い部
分となっている光源を示す。(c)島状の光領域があ
り、他が光の無い部分である光源領域とは、代表的には
図2(c)に示すように、中心が光源の中心から距離D
離れ、半径Rである円状の光領域がある如く、島状の光
部分があり、他の部分が光が無い部分となっている光源
を示す。図2(a)(b)(c)はそれぞれの代表的例
示であり、計算上何らかのパラメータを用いて形状が特
定されるものであれば任意であり、例示に限られるもの
ではない。例えば、島状光源は、円状でなく、正方形や
その他の多角形、だ円形でもよいことは当然である。
【0015】また、(a)帯状の光領域があり、他が光
の無い部分である光源用領域、(b)環状の光領域があ
り、他が光の無い部分である光源用領域、(c)島状の
光領域があり、他が光の無い部分である光源用領域と
は、各々上記(a)(b)(c)の光のある部分と無い
部分とが反転した構造であるものを示す。
【0016】
【作用】本出願の請求項1の発明によれば、光源の形状
のデータを読み込むので、その任意形状の光源について
の、適正な計算を行うことができる。かつ、この計算結
果に基づいて、更に光源の形状の指定をし直すことが可
能となり、よって光源の形状の最適設計を行うことが可
能ならしめられ、適正な露光装置を得ることができる。
【0017】本出願の請求項2の発明によれば、光源の
形状のデータを読み込むので、その任意形状の光源につ
いての適正な計算を行うことができるとともに、この計
算結果に基づいてマスクの適正な設計を行うことがで
き、例えば当初の光源形状から更に光源の形状の指定を
し直して光源形状を変えた場合においても、その光源形
状について最も適切なマスク構造を設計することが可能
となり、よって光源形状に応じた最適なマスク構造の設
計を行うことが可能ならしめられる。
【0018】本出願の請求項3,4の発明によれば、特
定の形状の光源の内から任意の1以上を選定して計算を
行い、その結果に基づいて更に必要に応じて光源の指定
を行うので、上記請求項1,2の露光装置の設計及び露
光用マスクの設計を、更に具体的に効率良く最適に行う
ことができる。
【0019】実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。但し当然のことではあるが、本発明は実施例により
限定を受けるものではない。
【0020】実施例1 この実施例は、本発明を、半導体装置製造プロセスに用
いる露光装置、及び露光用マスクの設計に適用したもの
である。
【0021】特に、本実施例のシミュレーションにおい
ては、露光装置の光強度計算による設計に際し、光源の
形を指定できるようにし、かつ特に、光源の形の指定を
簡便に、しかも様々な形を指定できる用にするために、
光源の形を、帯状のもの、リング状のもの、及び島状の
ものとして中心が光軸にない円状のもの、及びそれらの
重ね合わせで指定できるようにした。
【0022】図1に、本実施例で用いたシミュレーショ
ンにおける計算の流れを示す。本実施例では、図1に示
すように、任意の形状の光源を用い、光源の形状のデー
タの読み込みIを行い、該光源からの光がマスクを通っ
て被露光材上に照射された時の被露光材上での光分布を
計算する工程IIを行い、該計算に基づいて光源の形状の
最適設計III を行うものである。
【0023】かつ本実施例では、上記光分布計算工程II
I での該計算に基づいて、マスクの形状の最適設計をも
行う。特にここでは、上記最適設計した光源の形状に応
じて、それに最適のマスクの形状を設計するようにし
た。
【0024】また本実施例では、最初の任意設定の光源
形状、及び光源形状の設計における光源の指定を、
(a)図2(a)に示すような、帯状の光領域があり、
他が光の無い部分である光源用領域と、(b)図2
(b)に示すような、環状の光領域があり、他が光の無
い部分である光源用領域と、(c)図2(c)に示すよ
うな、島状の光領域があり、他が光の無い部分である光
源用領域と、(a′)図2(a)を反転させた構成の、
帯状に光の無い部分があり、他が光領域である光源用領
域と、(b′)図2(b)を反転させた構成の、環状に
光の無い部分があり、他が光領域である光源用領域と、
(c′)図2(c)の反転させた構成の、島状に光の無
い部分があり、他が光領域である光源用領域との1つ以
上の組み合わせで指定するようにした。
【0025】次に該指定した光源によるマスクの情報を
計算し、次に下記及びを行い、 必要に応じて新しい光源の指定を行い、 該光源による被露光材上の光分布を計算し、更に必要
に応じて上記をくり返すことによって光源の最適設
計、及びそれに応じたマスクの最適設計を行うようにし
たものである。
【0026】本実施例によれば、任意形状の光は、例え
ば斜入射照明法を用いた場合の計算が可能であり、ま
た、いわゆるSuper FLEX法を用いた場合など
の計算が可能である。
【0027】本実施例は、光源の形を指定できるという
特長を充分に生かすものである。また、射出瞳の透過率
・位相を指定できる構成にすることができる。
【0028】以下、本実施例について更に具体的に詳述
する。まず、本実施例における光源を指定するパターン
について説明する。
【0029】本実施例において、光源の形は、第2図
(a)〜(c)に示した3つのパターンの指定が可能で
ある(光の無い部分を破線の斜線で示してある)。ま
た、これらを明暗反転した3つのパターンの指定が可能
である。更に、これらのパターンの重ね合わせも可能で
ある。
【0030】図2(a)は、帯状の光源を、図2(b)
は、リング状の光源を、図2(c)は、中心が光軸から
ずれた円の光源を示している。これらのパターンは、次
の表1のパラメータで指定する。
【0031】
【表1】
【0032】また、指定したいパターンの名前、パラメ
ータを次のように並べて入力する。 名前 パラメータ1 パラメータ2 パラメータ3 (指定したいパターンの数だけ) ’END’ 例えば、 ’CIRCLE’ 0.7 45.0 0.3 ’CIRCLE’ 0.7 135.0 0.3 ’CIRCLE’ 0.7 225.0 0.3 ’CIRCLE’ 0.7 315.0 0.3 ’END’ は、図3に示す4つの円形の光源の形を示す。
【0033】次に、本実施例において光強度計算のもと
になっている計算式を示す。被露光材であるウェハー上
の点(xi ,yi )での光強度を、I(xi ,yi )と
すると、光振幅Uk,l (xi ,yi )とI(xi
i )は、
【0034】
【数1】
【0035】上記Km ,nは、光が射出されて存在する領
域(「瞳」と称する)の中に点(xi ,yi )が存在す
るか否かを示し、Fm-k,n-l は、マスクの回折光の強度
を示し、Sk ,lは、指定した所に光源が位置しているか
否かを示す。
【0036】また、Σは、光源の形を示す。また、計算
は、マスク・パターンがX軸方向にpX 、Y軸方向にp
y の周期を持っている周期的であることを仮定してい
る。
【0037】本実施例のシミュレーションの手法を、図
1の流れ図を参照して、以下その手順を説明する。
【0038】スタートIAa、光学データの読み込みI
Ab(ここでは、波長、レンズ口径等の、基本的な光の
条件を読み込む)を行う。次にマスクデータの読み込み
IAc(マスク・パターン形状等の読み込み)を行う。
次いで、光源の形状のデータの読み込みIを行う。この
光源形状のデータの読み込みは、従来は行われていなか
った。光源形状は円形とされていたからである。
【0039】以上で、データの読み込み工程IAが終了
する。次に、光分布の計算の工程に入る。
【0040】まず、光源の透過関数(式(5)の
k ,l)の計算IIaを行う。実際に光源の光があるか否
かが計算される。
【0041】次に、射出瞳の透過関数(式(3)のK
m ,n)の計算IIbを行う。瞳に光があるか否かが、計算
される。
【0042】次に、マスクのFourier係数(式
(4)のFm-k ,n-1)の計算IIcを行う。
【0043】つづいて、最適設計工程III に入る。
【004 4】まず、新しい光源の設定(k,lのインク
リメント)III aを行う。
【0045】次に、新しい光源に対するKm ,n ,F
m-k ,n-1の計算III bを行う。
【0046】次に、新しい光源によるウェハー上の光の
振幅(式(1)のUk ,l(xi,i))の計算III cを
行う。
【0047】更に、各光源による強度分布の重ね合わせ
(式(2)計算)III dを行う。
【0048】「DOループが必要な回数繰り返されてい
るか?」 IIIeの判断を行い、必要に応じてIII aに戻
り、上記を繰り返す。
【0049】出力工程IVでは、計算結果の出力IVaを行
い、終了IVbする。
【0050】図4の光源形状を指定し、図5のマスクパ
ターンを用いた場合の計算例の結果を、図6(a)〜
(c)に示す。
【0051】この結果を見ると、波長0.245μm,
NA0.42のステッパーを使う場合、図6(a)の結
果より、0.35μmのパターンを解像したい場合、光
源の形は、光軸に中心をもつ円状のものが良いことがわ
かる。また、図6(c)の結果より、0.25μmのパ
ターンを解像したい場合、光源の形は、光源の端の方に
中心を持つ、半径の小さな円状のものが良いことがわか
る。
【0052】このような計算より、光源の形、マスク・
パターンの最適設計が可能となる。
【0053】実施例2 図7に、実施例2の計算の流れ図を示す。この実施例で
は、データの読み込み工程IAにおいて、射出瞳のデー
タの読み込みIAdを行う。従来は射出瞳の形状は円形
に固定されていたので、かかる射出瞳のデータの読み込
みIAdは行われていなかった。
【0054】また、本実施例では、次の式(3′)、式
(3″)で示される関数Gm,nの計算を行う。式
(3″)は式(3′)を離散化したものである。これら
の関数は、瞳における光の透過挙動(位相透過率で表さ
れる)を示す関数である。
【0055】
【式2】
【0056】例えば図2(a)〜(c)の3つのパター
ン(または更にこれらの反転の3パターンを加えたも
の)で指定された形状を示すものである。
【0057】本実施例では、図7に示すように、光源の
形状のデータの読み込みIにつづいて、射出瞳データ
(形状等)のデータの読み込みIAdを行う。
【0058】また、光分布の計算工程IIの射出瞳の透過
関数の計算工程IIbにおいて、式(3)のKm ,nの計算
に加えて、式(3′)(3″)のGm ,nの計算をも行
う。着目する点が射出瞳内にある時、射出瞳に関するデ
ータの計算を行う。
【0059】その他は実施例1と同様であり、同様の効
果をもたらす。更に本実施例では、フォーカスをずらし
た(デフォーカスさせた)時にもコントラスト低下等の
劣化を防ぐようにすることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、新規な手法により計算
を行うことによって、露光装置及び露光用マスクの最適
設計を行うことが可能ならしめられ、即ち、最適な露光
用光源を設計できる露光装置設計方法及び最適な露光用
マスクを設計できる露光マスク設計方法を提供すること
ができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシミュレーションにおける計算の流
れを示す図である。
【図2】光源領域形状の例を示す図である。
【図3】指定した光源の形状の例を示す図である。
【図4】実施例の1シミュレーションにおいて用いた光
源の形状を示す図である。
【図5】実施例1のシミュレーションにおいて用いたマ
スク・パターンを示す図である。
【図6】実施例1のシミュレーションにおける光分布の
シミュレーション結果を示す。
【図7】実施例2のシミュレーションにおける計算の流
れを示す図である。
【符号の説明】
I 光源の形状のデータの読み込み IA データの読み込み II 光分布の計算 III 光源形状(及び/またはマスク形状)の設計
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本出願の請求項1の発明は、任意の形状の
光源を用い、光源の形状のデータを読み込み、該光源か
らの光がマスクを通って被露光材上に照射された時の被
露光材上での光強度分布を計算し、該計算に基づいて光
源の形状の最適設計を行うことを特徴とする露光装置で
あって、これにより上記目的を達成するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本出願の請求項2の発明は、任意の形状の
光源を用い、光源の形状のデータを読み込み、該光源か
らの光がマスクを通って被露光材上に照射された時の被
露光材上での光強度分布を計算し、該計算に基づいてマ
スクの形状の最適設計を行うことを特徴とする露光用マ
スクの設計方法であって、これにより上記目的を達成す
るものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本実施例は、光源の形を指定できるという
特長を充分に生かすものである。また、射出瞳の透過率
・位相を指定できる構成にすることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】したがって、例えば斜入射照明法を用いた
場合の計算が可能であり、また、いわゆるSuper
FLEX法を用いた場合などの計算が可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】上記Km,nは、光が射出されて存在する
領域(「瞳」と称する)での回析光の位相の変化を示
し、m−k,n−lは、マスクの回折光の強度を示
し、Sk,lは、指定した所に光源が位置しているか否
かを示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】次に、射出瞳の透過関数(式(3)のK
m,n)の計算IIbを行う。瞳での回析光の位相変化
、計算される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、本実施例では、次の式(3′)で示
される関数Gm,nの計算を行う。これらの関数は、瞳
における光の透過挙動(位相透過率で表される)を示す
関数である。
【0055】
【式2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】また、光分布の計算工程IIの射出瞳の透
過関数の計算工程IIbにおいて、式(3)のKm,n
の計算に加えて、式(3′)のm,nの計算をも行
う。着目する回析光が射出瞳内にある時、射出瞳に関す
るデータの計算を行う。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のシミュレーションにおける計算の流
れを示す図である。
【図2】光源領域形状の例を示す図である。
【図3】指定した光源の形状の例を示す図である。
【図4】実施例1のシミュレーションにおいて用いた光
源の形状を示す図である。
【図5】実施例1のシミュレーションにおいて用いたマ
スク・パターンを示す図である。
【図6】(a)〜(c)に実施例1のシミュレーション
における光分布のシミュレーション結果を示す。
【図7】実施例2のシミュレーションにおける計算の流
れを示す図である。
【符号の説明】 I 光源の形状のデータの読み込み IA データの読み込み II 光分布の計算 III 光源形状(及び/またはマスク形状)の設計
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 7352−4M H01L 21/30 527

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の形状の光源を用い、 光源の形状のデータを読み込み、 該光源からの光がマスクを通って被露光材上に照射され
    た時の被露光材上での光分布を計算し、 該計算に基づいて光源の形状の最適設計を行うことを特
    徴とする露光装置の設計方法。
  2. 【請求項2】任意の形状の光源を用い、 光源の形状のデータを読み込み、 該光源からの光がマスクを通って被露光材上に照射され
    た時の被露光材上での光分布を計算し、 該計算に基づいてマスクの形状の最適設計を行うことを
    特徴とする露光用マスクの設計方法。
  3. 【請求項3】下記(a)〜(c)及び(a′)〜
    (c′)の形の光源領域の内の少なくとも1つを指定し
    て光源の形状とし、 (a)帯状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (b)環状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (c)島状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (a′)帯状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 (b′)環状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 (c′)島状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 次に該指定した光源によるマスクの情報を計算し、次に
    下記及びを行い、 必要に応じて新しい光源の指定を行い、 該光源による被露光材上の光分布を計算し、 更に必要に応じて上記をくり返すことによって光源
    の最適設計を行うことを特徴とする露光装置の設計方
    法。
  4. 【請求項4】下記(a)〜(c)及び(a′)〜
    (c′)の形の光源領域の内の少なくとも1つを指定し
    て光源の形状とし、 (a)帯状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (b)環状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (c)島状の光領域があり、他が光の無い部分である光
    源用領域 (a′)帯状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 (b′)環状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 (c′)島状に光の無い部分があり、他が光領域である
    光源用領域 次に該指定した光源によるマスクの情報を計算し、次に
    下記及びを行い、 必要に応じて新しい光源の指定を行い、 該光源による被露光材上の光分布を計算し、 更に必要に応じて上記をくり返すことによってマス
    クの形状の最適設計を行うことを特徴とする露光用マス
    クの設計方法。
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