JPH07134387A - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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- JPH07134387A JPH07134387A JP28141793A JP28141793A JPH07134387A JP H07134387 A JPH07134387 A JP H07134387A JP 28141793 A JP28141793 A JP 28141793A JP 28141793 A JP28141793 A JP 28141793A JP H07134387 A JPH07134387 A JP H07134387A
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- processing agent
- photosensitive material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理液上部の気体が室内に洩れることや、処
理剤の供給動作をしている処理剤供給装置に触れる危険
や、処理剤供給装置の供給動作が中断されて処理剤容器
の処理剤が吸湿することを防止できる、処理剤供給装置
の処理剤容器交換時に開放することを必要とする開閉扉
を有する感光材料処理装置の提供。 【構成】 露光した感光材料を通過させる現像槽等の処
理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器から固
体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する処理剤
供給装置を備えた感光材料処理装置において、処理剤供
給装置と、処理剤供給装置の処理剤容器を交換する際に
処理剤容器を出し入れする感光材料処理装置の開閉扉と
を、処理剤供給装置が固体処理剤の供給動作を行ってい
る間は前記開閉扉の開放が禁止されるように関連させた
感光材料処理装置。
理剤の供給動作をしている処理剤供給装置に触れる危険
や、処理剤供給装置の供給動作が中断されて処理剤容器
の処理剤が吸湿することを防止できる、処理剤供給装置
の処理剤容器交換時に開放することを必要とする開閉扉
を有する感光材料処理装置の提供。 【構成】 露光した感光材料を通過させる現像槽等の処
理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器から固
体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する処理剤
供給装置を備えた感光材料処理装置において、処理剤供
給装置と、処理剤供給装置の処理剤容器を交換する際に
処理剤容器を出し入れする感光材料処理装置の開閉扉と
を、処理剤供給装置が固体処理剤の供給動作を行ってい
る間は前記開閉扉の開放が禁止されるように関連させた
感光材料処理装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済フィルムや焼付
印画紙といった露光したハロゲン化銀写真感光材料の自
動現像機(以下、単に自現機ともいう)等の感光材料処
理装置に関し、特に現像槽等の処理槽の処理液に固体処
理剤を補給するようにした感光材料処理装置に関する。
印画紙といった露光したハロゲン化銀写真感光材料の自
動現像機(以下、単に自現機ともいう)等の感光材料処
理装置に関し、特に現像槽等の処理槽の処理液に固体処
理剤を補給するようにした感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料用自現機とし
て、処理液に錠剤の処理剤を間欠的に補給するようにし
たものが例えば特開平5-119454号公報等により知られて
いる。このような感光材料処理装置は、装置フレームの
上部の開閉扉乃至は開閉蓋(以下、単に開閉扉という)
を開放して内部に設置された処理剤供給装置に処理剤容
器をセットし、開閉扉を閉じてから感光材料の処理をス
タートさせ、それによって所定量の感光材料が処理槽を
通過する毎に処理剤供給装置が処理剤容器から処理液に
一定量の固体処理剤を供給して常に処理液の処理剤濃度
が適正に保たれるようにし、所定の感光材料の通過完了
によって処理装置の停止が行われるようにしている。
て、処理液に錠剤の処理剤を間欠的に補給するようにし
たものが例えば特開平5-119454号公報等により知られて
いる。このような感光材料処理装置は、装置フレームの
上部の開閉扉乃至は開閉蓋(以下、単に開閉扉という)
を開放して内部に設置された処理剤供給装置に処理剤容
器をセットし、開閉扉を閉じてから感光材料の処理をス
タートさせ、それによって所定量の感光材料が処理槽を
通過する毎に処理剤供給装置が処理剤容器から処理液に
一定量の固体処理剤を供給して常に処理液の処理剤濃度
が適正に保たれるようにし、所定の感光材料の通過完了
によって処理装置の停止が行われるようにしている。
【0003】上述の開閉扉は、処理剤供給装置を取り付
けていないから開放した状態でも処理剤供給装置による
処理剤の供給に殆ど支障を与えないものであり、主とし
て処理液上部の臭気を有するような空気が室内に洩れる
ことを防ぐものであるが、開閉扉が内ポケットを形成す
る内側壁を有し、その内側壁に処理剤供給装置を取り付
けていて、開放すると処理剤供給装置の位置が変わるか
ら処理剤の供給ができなくなる開閉扉もある。この後者
の開閉扉は勿論、前者の開閉扉も、処理剤供給装置に対
する処理剤容器の交換時以外は閉じていることが好まし
い。すなわち、開閉扉を開放したまま処理装置を駆動す
ると後者の開閉扉の場合は処理液に処理剤の供給ができ
ないのに処理剤供給装置の供給動作が行われる危険があ
ったり、また、何れの開閉扉の場合も処理液上部の空気
が一層室内に洩れるようになるから、処理作業と環境の
安全性の点で処理装置を駆動するときは開閉扉は閉じて
いることが望まれる。
けていないから開放した状態でも処理剤供給装置による
処理剤の供給に殆ど支障を与えないものであり、主とし
て処理液上部の臭気を有するような空気が室内に洩れる
ことを防ぐものであるが、開閉扉が内ポケットを形成す
る内側壁を有し、その内側壁に処理剤供給装置を取り付
けていて、開放すると処理剤供給装置の位置が変わるか
ら処理剤の供給ができなくなる開閉扉もある。この後者
の開閉扉は勿論、前者の開閉扉も、処理剤供給装置に対
する処理剤容器の交換時以外は閉じていることが好まし
い。すなわち、開閉扉を開放したまま処理装置を駆動す
ると後者の開閉扉の場合は処理液に処理剤の供給ができ
ないのに処理剤供給装置の供給動作が行われる危険があ
ったり、また、何れの開閉扉の場合も処理液上部の空気
が一層室内に洩れるようになるから、処理作業と環境の
安全性の点で処理装置を駆動するときは開閉扉は閉じて
いることが望まれる。
【0004】開閉扉を開放したまま処理装置を駆動する
ことを防止するためには、例えば開閉扉の開放によって
オフするスイッチを処理装置の駆動回路に直列に設けれ
ばよい。しかしそれには、処理中に誤って開閉扉を開放
した場合に処理が中断されて感光材料が処理槽内に停止
し、処理不良になると言う大きな問題がある。また、処
理剤供給装置を取付けた開閉扉のように開放すると処理
剤の供給ができなくなる場合は、開放によって処理剤供
給装置の処理剤供給動作も直ちに中断する必要がある
が、中断されると処理剤供給装置の処理剤送出口が開放
されたままになって、処理剤容器中の固体処理剤が吸湿
して変形や変質し易くなると言う問題もある。
ことを防止するためには、例えば開閉扉の開放によって
オフするスイッチを処理装置の駆動回路に直列に設けれ
ばよい。しかしそれには、処理中に誤って開閉扉を開放
した場合に処理が中断されて感光材料が処理槽内に停止
し、処理不良になると言う大きな問題がある。また、処
理剤供給装置を取付けた開閉扉のように開放すると処理
剤の供給ができなくなる場合は、開放によって処理剤供
給装置の処理剤供給動作も直ちに中断する必要がある
が、中断されると処理剤供給装置の処理剤送出口が開放
されたままになって、処理剤容器中の固体処理剤が吸湿
して変形や変質し易くなると言う問題もある。
【0005】上述の問題点も解消するためには、例えば
処理装置の駆動中作動する電磁石で開閉扉を閉じ状態に
ロックすればよい。しかしそれには、所定の感光材料の
処理が終了しない途中で処理剤容器に処理剤が無くなっ
たとき処理剤容器の交換ができないから、前述の処理不
良よりも明瞭な処理不良が生ずるようになると言う大き
な問題があり、処理剤容器の交換時機を所定の感光材料
の処理の終了と一致させることは極めて困難である。従
って、処理中に開閉扉を開放して処理剤容器を交換する
ことができるようにする必要があり、処理中開閉扉を閉
じ状態にロックすることも、開閉扉を開放したままでは
処理装置を駆動できないようにすることも実施し難いこ
とである。
処理装置の駆動中作動する電磁石で開閉扉を閉じ状態に
ロックすればよい。しかしそれには、所定の感光材料の
処理が終了しない途中で処理剤容器に処理剤が無くなっ
たとき処理剤容器の交換ができないから、前述の処理不
良よりも明瞭な処理不良が生ずるようになると言う大き
な問題があり、処理剤容器の交換時機を所定の感光材料
の処理の終了と一致させることは極めて困難である。従
って、処理中に開閉扉を開放して処理剤容器を交換する
ことができるようにする必要があり、処理中開閉扉を閉
じ状態にロックすることも、開閉扉を開放したままでは
処理装置を駆動できないようにすることも実施し難いこ
とである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】感光材料処理装置の開
閉扉は、前述のように、処理作業と環境の安全性の点で
処理装置の駆動中は通常閉じていて、しかも処理剤の供
給が溜りなく行われるために処理剤供給装置の処理剤容
器を交換すべきときには開放することができ、かつ処理
剤供給装置の供給動作中断で固体処理剤が変形や変質す
ることを防止するために処理剤供給装置の供給動作中は
閉じられていることが特に必要とされる。
閉扉は、前述のように、処理作業と環境の安全性の点で
処理装置の駆動中は通常閉じていて、しかも処理剤の供
給が溜りなく行われるために処理剤供給装置の処理剤容
器を交換すべきときには開放することができ、かつ処理
剤供給装置の供給動作中断で固体処理剤が変形や変質す
ることを防止するために処理剤供給装置の供給動作中は
閉じられていることが特に必要とされる。
【0007】本発明は、上述の要求を満足することがで
きて、処理作業と環境の安全性を保つことができ、処理
中に開閉扉を開閉して処理剤供給装置の処理剤容器を交
換することができて、処理剤供給装置の供給動作を開閉
扉の開放で中断させることのない感光材料処理装置の提
供を目的としてなされたものである。
きて、処理作業と環境の安全性を保つことができ、処理
中に開閉扉を開閉して処理剤供給装置の処理剤容器を交
換することができて、処理剤供給装置の供給動作を開閉
扉の開放で中断させることのない感光材料処理装置の提
供を目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、露光した感光
材料を通過させる現像槽等の処理槽を備えて、交換可能
に装着された処理剤容器から固体処理剤を前記処理槽で
用いる処理液に供給する処理剤供給装置を備えた感光材
料処理装置において、処理剤供給装置と、処理剤供給装
置の処理剤容器を交換する際に処理剤容器を出し入れす
る感光材料処理装置の開閉扉とを、処理剤供給装置が固
体処理剤の供給動作を行っている間は前記開閉扉の開放
が禁止されるように関連させたことを特徴とする感光材
料処理装置または露光した感光材料を通過させる現像槽
等の処理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器
から固体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する
処理剤供給装置を備えた感光材料処理装置において、処
理剤供給装置の処理剤容器を交換する際に開放を必要と
する感光材料処理装置の開閉扉が閉じられた条件を満足
するときに制御装置が処理剤供給装置に供給動作を行わ
せることを特徴とする感光材料処理装置にあり、この構
成によって前記目的を達成する。
材料を通過させる現像槽等の処理槽を備えて、交換可能
に装着された処理剤容器から固体処理剤を前記処理槽で
用いる処理液に供給する処理剤供給装置を備えた感光材
料処理装置において、処理剤供給装置と、処理剤供給装
置の処理剤容器を交換する際に処理剤容器を出し入れす
る感光材料処理装置の開閉扉とを、処理剤供給装置が固
体処理剤の供給動作を行っている間は前記開閉扉の開放
が禁止されるように関連させたことを特徴とする感光材
料処理装置または露光した感光材料を通過させる現像槽
等の処理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器
から固体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する
処理剤供給装置を備えた感光材料処理装置において、処
理剤供給装置の処理剤容器を交換する際に開放を必要と
する感光材料処理装置の開閉扉が閉じられた条件を満足
するときに制御装置が処理剤供給装置に供給動作を行わ
せることを特徴とする感光材料処理装置にあり、この構
成によって前記目的を達成する。
【0009】
【作用】すなわち、本発明の感光材料処理装置において
は、処理剤供給装置が固体処理剤を処理液に供給する動
作を行っている間は、開閉扉の開放が禁止されるか、ま
たは処理剤供給装置の供給動作が開閉状態を容易に認識
できる開閉扉の閉じられているときにだけ行われるか、
の何れかになるので、開閉扉が開放されたときには処理
剤供給装置の供給動作は行われず、従って感光材料処理
中必要に応じて処理剤容器の交換をすることができて、
供給動作している処理剤供給装置に触れて怪我や処理剤
供給装置の故障を来したり、処理剤の供給ができないの
に供給動作が行われて処理装置に支障を来したりするこ
とが防止され、また処理剤容器の交換をするとき以外は
開閉扉を閉じておくことで処理液上部の臭気があるよう
な空気が室内に洩れることも防止できる。
は、処理剤供給装置が固体処理剤を処理液に供給する動
作を行っている間は、開閉扉の開放が禁止されるか、ま
たは処理剤供給装置の供給動作が開閉状態を容易に認識
できる開閉扉の閉じられているときにだけ行われるか、
の何れかになるので、開閉扉が開放されたときには処理
剤供給装置の供給動作は行われず、従って感光材料処理
中必要に応じて処理剤容器の交換をすることができて、
供給動作している処理剤供給装置に触れて怪我や処理剤
供給装置の故障を来したり、処理剤の供給ができないの
に供給動作が行われて処理装置に支障を来したりするこ
とが防止され、また処理剤容器の交換をするとき以外は
開閉扉を閉じておくことで処理液上部の臭気があるよう
な空気が室内に洩れることも防止できる。
【0010】また、処理剤供給装置が供給動作を行って
いる間は警告表示が行われるようにすることで、開放を
禁止されている開閉扉を無理に開放しようとすること
や、供給動作の中断で処理剤容器中の固体処理剤が吸湿
することを無くすことができる。そして、この警告表示
が処理剤供給装置の供給動作開始より所定時間前に行わ
れるようにすれば、警告表示の無いときに処理剤容器の
交換を行うことで処理剤容器の交換時機と供給動作の行
われる時機が重なる危険を確実に防止できる。
いる間は警告表示が行われるようにすることで、開放を
禁止されている開閉扉を無理に開放しようとすること
や、供給動作の中断で処理剤容器中の固体処理剤が吸湿
することを無くすことができる。そして、この警告表示
が処理剤供給装置の供給動作開始より所定時間前に行わ
れるようにすれば、警告表示の無いときに処理剤容器の
交換を行うことで処理剤容器の交換時機と供給動作の行
われる時機が重なる危険を確実に防止できる。
【0011】また、開閉扉が閉じられているときにだけ
処理剤供給装置の供給動作が行われる処理装置におい
て、開閉扉が閉じられていないときに処理剤供給時機が
来たときには、開閉扉が閉じられるまで供給時機が来た
ことの警告表示がなされるようにすることで、迅速に開
閉扉を閉じて処理剤の供給遅れを無くすことができる。
処理剤供給装置の供給動作が行われる処理装置におい
て、開閉扉が閉じられていないときに処理剤供給時機が
来たときには、開閉扉が閉じられるまで供給時機が来た
ことの警告表示がなされるようにすることで、迅速に開
閉扉を閉じて処理剤の供給遅れを無くすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示例によって説明する。
【0013】図1は本発明の感光材料処理装置の例を示
す自現機の処理剤槽と感光材料の搬送経路を特に示した
要部構成図、図2は固体処理剤供給部を備えた処理槽を
示す自現機の感光材料搬送方向から見た概略断面図、図
3は処理剤容器の例を示す斜視図、図4は処理剤供給装
置の処理剤容器装着構造を示す概要図、図5は処理剤供
給装置の供給ロータの斜視図、図6は開閉扉のロック機
構の例を示す固体処理剤供給部の部分概略側面図、図7
は図6の固体処理剤供給部を右側から見た概略図、図8
は図2と異なる例を示す図2と同様の概略断面図であ
る。
す自現機の処理剤槽と感光材料の搬送経路を特に示した
要部構成図、図2は固体処理剤供給部を備えた処理槽を
示す自現機の感光材料搬送方向から見た概略断面図、図
3は処理剤容器の例を示す斜視図、図4は処理剤供給装
置の処理剤容器装着構造を示す概要図、図5は処理剤供
給装置の供給ロータの斜視図、図6は開閉扉のロック機
構の例を示す固体処理剤供給部の部分概略側面図、図7
は図6の固体処理剤供給部を右側から見た概略図、図8
は図2と異なる例を示す図2と同様の概略断面図であ
る。
【0014】図1において、1は従来公知の露光済フィ
ルム供給装置や自動焼付機のような感光材料供給装置、
2は自現機主部であり、発色現像槽3、漂白定着槽4、
安定槽5,6,7、乾燥部8および排出部9を備える。
感光材料供給装置1および自現機主部2は挟圧搬送ロー
ラ列によって感光材料を一点鎖線の搬送路Rで示したよ
うに感光材料供給装置1から自現機主部2の各槽3〜7
および乾燥部8を通して現像フィルムやプリントとして
排出部9に送り、排出部9から機外に排出する。
ルム供給装置や自動焼付機のような感光材料供給装置、
2は自現機主部であり、発色現像槽3、漂白定着槽4、
安定槽5,6,7、乾燥部8および排出部9を備える。
感光材料供給装置1および自現機主部2は挟圧搬送ロー
ラ列によって感光材料を一点鎖線の搬送路Rで示したよ
うに感光材料供給装置1から自現機主部2の各槽3〜7
および乾燥部8を通して現像フィルムやプリントとして
排出部9に送り、排出部9から機外に排出する。
【0015】発色現像槽3の現像液、漂白定着槽4の漂
白定着液、安定槽5〜7の安定液と言った処理液はイオ
ン交換水,ミネラル水,水道水等の水にそれぞれ粉末,
顆粒,錠剤等の形態の固体処理剤を溶解することによっ
て調製され、そして現像処理中における発色現像槽3等
の各処理液の感光材料を処理したことによる減少や処理
剤の濃度低下乃至は劣化に対する調製は、従来公知の不
図示の補充水供給装置により上述のような水が発色現像
槽3等に感光材料の処理量に応じた量補給されて、後述
の図2に示した固体処理剤供給部12から固体処理剤が処
理槽10との間で処理液の循環する処理液調製部13に落下
して溶解する調製機構によって行なわれる。
白定着液、安定槽5〜7の安定液と言った処理液はイオ
ン交換水,ミネラル水,水道水等の水にそれぞれ粉末,
顆粒,錠剤等の形態の固体処理剤を溶解することによっ
て調製され、そして現像処理中における発色現像槽3等
の各処理液の感光材料を処理したことによる減少や処理
剤の濃度低下乃至は劣化に対する調製は、従来公知の不
図示の補充水供給装置により上述のような水が発色現像
槽3等に感光材料の処理量に応じた量補給されて、後述
の図2に示した固体処理剤供給部12から固体処理剤が処
理槽10との間で処理液の循環する処理液調製部13に落下
して溶解する調製機構によって行なわれる。
【0016】なお、図2の調製機構は発色現像槽3と漂
白定着槽4と安定槽7にそれぞれ設けられていて、安定
槽5と6の安定液は、安定槽7のオーバーフローした安
定液が図1に点線で示した連絡管76により安定槽6に入
り、安定槽6のオーバーフローした安定液が同じく点線
で示した連絡管65により安定槽5に入ると言った具合
に、安定槽7で調製した安定液を文字通り流用してい
る。図1の312,412,712はそれぞれ調製機構の固体処
理剤供給部の位置を示している。
白定着槽4と安定槽7にそれぞれ設けられていて、安定
槽5と6の安定液は、安定槽7のオーバーフローした安
定液が図1に点線で示した連絡管76により安定槽6に入
り、安定槽6のオーバーフローした安定液が同じく点線
で示した連絡管65により安定槽5に入ると言った具合
に、安定槽7で調製した安定液を文字通り流用してい
る。図1の312,412,712はそれぞれ調製機構の固体処
理剤供給部の位置を示している。
【0017】図2において、処理槽10は図1の発色現像
槽3または漂白定着槽4または安定槽7に相当してお
り、挟圧搬送ローラ列は図示を省略している。11はオー
バーフローパイプであり、処理槽10が発色現像槽3や漂
白定着槽4のときは不図示の個別または共通の排液槽に
連絡しているが、処理槽10が安定槽7のときは安定槽6
と連絡していて、前述の連絡管76に相当する。安定液の
流通の最終槽の安定槽5にも上述のようなオーバーフロ
ーパイプが設けられていることは言うまでもない。
槽3または漂白定着槽4または安定槽7に相当してお
り、挟圧搬送ローラ列は図示を省略している。11はオー
バーフローパイプであり、処理槽10が発色現像槽3や漂
白定着槽4のときは不図示の個別または共通の排液槽に
連絡しているが、処理槽10が安定槽7のときは安定槽6
と連絡していて、前述の連絡管76に相当する。安定液の
流通の最終槽の安定槽5にも上述のようなオーバーフロ
ーパイプが設けられていることは言うまでもない。
【0018】固体処理剤供給部12は前述の312,412,71
2の処理剤供給部に相当し、処理液調製部13は図1の例
では発色現像槽3等と共通としてもよい。図2の例では
固体処理剤供給部12は、自現機主部2の機枠本体の上面
に取付けられた天井板にA矢線で示したように開放回動
可能に設けた開閉扉14を開放することによって、一点鎖
線で示したように操作者が手を入れて処理剤容器15を着
脱できる。
2の処理剤供給部に相当し、処理液調製部13は図1の例
では発色現像槽3等と共通としてもよい。図2の例では
固体処理剤供給部12は、自現機主部2の機枠本体の上面
に取付けられた天井板にA矢線で示したように開放回動
可能に設けた開閉扉14を開放することによって、一点鎖
線で示したように操作者が手を入れて処理剤容器15を着
脱できる。
【0019】処理剤容器15の構成例の詳細は図3に、ま
た処理剤容器15の処理剤供給装置17への装着機構の詳細
は図4にそれぞれ示されている。
た処理剤容器15の処理剤供給装置17への装着機構の詳細
は図4にそれぞれ示されている。
【0020】処理剤容器15は固体処理剤供給部12に設け
られている処理剤供給装置17の揺動可能の装着台16上に
載置され、装着台16を一点鎖線位置から実線位置に反時
計方向に回動することによって図3に示した処理剤容器
15の送出側扉15aが図4に示したように開かれると共
に、送出端が処理剤供給装置17の受入端に合致するよう
になる。その処理剤容器15のセットされた情報がセット
検出手段18から処理剤供給制御部19に入力される。
られている処理剤供給装置17の揺動可能の装着台16上に
載置され、装着台16を一点鎖線位置から実線位置に反時
計方向に回動することによって図3に示した処理剤容器
15の送出側扉15aが図4に示したように開かれると共
に、送出端が処理剤供給装置17の受入端に合致するよう
になる。その処理剤容器15のセットされた情報がセット
検出手段18から処理剤供給制御部19に入力される。
【0021】一方、自現機主部2の感光材料受入口に設
けられた処理量検出手段20から自現機に送り込まれた感
光材料の幅と長さより求められる面積のような処理量情
報が処理剤供給制御部19に入力される。処理剤供給制御
部19は前述のセット情報と処理量情報に基づいて必要に
応じ供給モータ21を駆動して、処理剤供給装置17の供給
ロータ17aを回転させる。供給ロータ17aが1回転する
毎に供給ロータ17aに設けられた1個の処理剤受入窪み
に処理剤容器15から図示例では処理剤の錠剤Jが1個転
がり込む。そしてさらに供給ロータ17aが回転すると、
その錠剤Jが処理剤受入窪みからシュート22を通って処
理液調製部13の溶解部23に落下する。ここで、17eはば
ね付勢によって処理剤供給装置17の送出口17fを閉鎖す
る実線位置を占める摺動扉で、例えば供給ロータ17aの
回転と同期して回転する不図示のセグメント歯車によっ
て送出口17fを開口する二点鎖線位置に変位させられた
後にセグメント歯車の噛合いが外れてばね付勢により実
線位置に戻る開閉動作を行う。
けられた処理量検出手段20から自現機に送り込まれた感
光材料の幅と長さより求められる面積のような処理量情
報が処理剤供給制御部19に入力される。処理剤供給制御
部19は前述のセット情報と処理量情報に基づいて必要に
応じ供給モータ21を駆動して、処理剤供給装置17の供給
ロータ17aを回転させる。供給ロータ17aが1回転する
毎に供給ロータ17aに設けられた1個の処理剤受入窪み
に処理剤容器15から図示例では処理剤の錠剤Jが1個転
がり込む。そしてさらに供給ロータ17aが回転すると、
その錠剤Jが処理剤受入窪みからシュート22を通って処
理液調製部13の溶解部23に落下する。ここで、17eはば
ね付勢によって処理剤供給装置17の送出口17fを閉鎖す
る実線位置を占める摺動扉で、例えば供給ロータ17aの
回転と同期して回転する不図示のセグメント歯車によっ
て送出口17fを開口する二点鎖線位置に変位させられた
後にセグメント歯車の噛合いが外れてばね付勢により実
線位置に戻る開閉動作を行う。
【0022】図3に詳細を示した処理剤容器15は転がり
外周を接して直線状に並ぶ錠剤Jを収容する錠剤収容室
の仕切壁15bで仕切られた4室を有するものである。15
cは錠剤Jを転がり易くするためのレール、15dは処理
剤容器15の送出端を処理剤供給装置17の受入端に密着さ
せるためのカムピンである。
外周を接して直線状に並ぶ錠剤Jを収容する錠剤収容室
の仕切壁15bで仕切られた4室を有するものである。15
cは錠剤Jを転がり易くするためのレール、15dは処理
剤容器15の送出端を処理剤供給装置17の受入端に密着さ
せるためのカムピンである。
【0023】図5は図3の処理剤容器15の錠剤Jを溶解
部23に落下させる供給ロータ17aの例を示しており、こ
の供給ロータ17aは供給モータ21によって回転させられ
るプーリ17gを備え、半回転毎に2個ずつ錠剤Jを落下
させるものである。PS1〜PS4は供給ロータ17aの
4個の各処理剤受入窪みに錠剤Jが入っているか否かの
情報を処理剤供給制御部19に入力する発光素子と受光素
子から成る錠剤センサであり、この情報に基いて処理剤
供給制御部19が供給ロータ17aの回転を制御する。図5
の供給ロータ17aを用いた場合は、前述の摺動扉17eの
開閉動作は供給ロータ17aの半回転毎に行われることに
なる。
部23に落下させる供給ロータ17aの例を示しており、こ
の供給ロータ17aは供給モータ21によって回転させられ
るプーリ17gを備え、半回転毎に2個ずつ錠剤Jを落下
させるものである。PS1〜PS4は供給ロータ17aの
4個の各処理剤受入窪みに錠剤Jが入っているか否かの
情報を処理剤供給制御部19に入力する発光素子と受光素
子から成る錠剤センサであり、この情報に基いて処理剤
供給制御部19が供給ロータ17aの回転を制御する。図5
の供給ロータ17aを用いた場合は、前述の摺動扉17eの
開閉動作は供給ロータ17aの半回転毎に行われることに
なる。
【0024】図4の例では、処理剤容器15は以下述べる
ように処理剤供給装置17にセットされる。図4に一点鎖
線で示したように処理剤容器15を装着台16に載置して、
処理剤容器15と共に装着台16を不図示のばねによる付勢
に抗して矢線Cで示した反時計方向に実線位置まで回動
させる。その間に処理剤容器15のカムピン15dが処理剤
供給装置17の側板に設けられたカム溝17bに入り込んで
カム溝17bにより案内され、そしてカムピン15dがカム
溝17bの下端の屈曲端部に入り込むことによって処理剤
容器15の送出端を処理剤供給装置17の受入端に密着させ
ると共に、装着台16のばね付勢による時計方向回動を係
止することで処理剤容器15のセットすなわち装着がなさ
れる。この装着状態の安定のため、装着台16には処理剤
容器15をカムピン15dがカム溝17bの屈曲端部に入り込
むように押す弾性部材が設けられる。
ように処理剤供給装置17にセットされる。図4に一点鎖
線で示したように処理剤容器15を装着台16に載置して、
処理剤容器15と共に装着台16を不図示のばねによる付勢
に抗して矢線Cで示した反時計方向に実線位置まで回動
させる。その間に処理剤容器15のカムピン15dが処理剤
供給装置17の側板に設けられたカム溝17bに入り込んで
カム溝17bにより案内され、そしてカムピン15dがカム
溝17bの下端の屈曲端部に入り込むことによって処理剤
容器15の送出端を処理剤供給装置17の受入端に密着させ
ると共に、装着台16のばね付勢による時計方向回動を係
止することで処理剤容器15のセットすなわち装着がなさ
れる。この装着状態の安定のため、装着台16には処理剤
容器15をカムピン15dがカム溝17bの屈曲端部に入り込
むように押す弾性部材が設けられる。
【0025】また、カムピン15dがカム溝17b内を下降
している途中で、処理剤容器15の送出側扉15aの下端左
右に張り出している突起が処理剤供給装置17に設けた扉
規制ガイド17c,17dと係合するようになって送出側扉
15aの下降が止められ、そのために処理剤容器15が実線
位置にセットされたときには送出側扉15aは図3や図4
に示した開放状態に保持される。なお、図3の送出側扉
15aは処理剤容器15の送出端を気密に閉鎖するまで下降
すると左右上端のストップピンでそれ以上の下降を止め
られるようになっている。
している途中で、処理剤容器15の送出側扉15aの下端左
右に張り出している突起が処理剤供給装置17に設けた扉
規制ガイド17c,17dと係合するようになって送出側扉
15aの下降が止められ、そのために処理剤容器15が実線
位置にセットされたときには送出側扉15aは図3や図4
に示した開放状態に保持される。なお、図3の送出側扉
15aは処理剤容器15の送出端を気密に閉鎖するまで下降
すると左右上端のストップピンでそれ以上の下降を止め
られるようになっている。
【0026】図4の実線位置に密着された処理剤容器15
を装着台16に設けた不図示の弾性部材の押圧力に抗して
カムピン15dがカム溝17bの屈曲端部から抜け出るよう
に押すと、抜け出たときに装着台16がばね付勢によって
時計方向に回動するようになる。それに伴って処理剤容
器15も回動する結果、扉規制ガイド17c,17dによって
規制されている送出側扉15aが処理剤容器15の送出端を
閉鎖するようになる。そして、閉鎖を終了した状態で送
出側扉15aが扉規制ガイド17c,17dから外れて処理剤
容器15と一緒に点線位置まで移動するようになり、点線
位置で図2に示したように処理剤容器15を装着台16から
外して処理剤供給部12から取り出すことができる。
を装着台16に設けた不図示の弾性部材の押圧力に抗して
カムピン15dがカム溝17bの屈曲端部から抜け出るよう
に押すと、抜け出たときに装着台16がばね付勢によって
時計方向に回動するようになる。それに伴って処理剤容
器15も回動する結果、扉規制ガイド17c,17dによって
規制されている送出側扉15aが処理剤容器15の送出端を
閉鎖するようになる。そして、閉鎖を終了した状態で送
出側扉15aが扉規制ガイド17c,17dから外れて処理剤
容器15と一緒に点線位置まで移動するようになり、点線
位置で図2に示したように処理剤容器15を装着台16から
外して処理剤供給部12から取り出すことができる。
【0027】以上のように処理剤容器15を処理剤供給装
置17に対して着脱するには、前述のように開閉扉14を開
放しなければならず、その間処理液上部の臭気を有する
ような気体が室内に洩れるようになる。そして、処理剤
供給装置17が処理剤供給動作を行っているときには、処
理剤容器15の交換は、錠剤Jが供給ロータ17aの処理剤
受入窪みに完全に入り込まないうちに供給ロータ17aの
回転が行われるようになったりして円滑に供給されなく
なるから、行うことができない。すなわち、処理剤供給
装置17が処理剤供給動作を行っているときには、処理剤
容器15の交換のために開閉扉14を開放する必要はない。
そこで、不必要な開閉扉14の開放を禁止するように図2
の例の感光材料処理装置は、開閉扉14と処理剤供給装置
17の間に詳細を図6,図7に示したような開閉扉14のロ
ック手段を設けている。
置17に対して着脱するには、前述のように開閉扉14を開
放しなければならず、その間処理液上部の臭気を有する
ような気体が室内に洩れるようになる。そして、処理剤
供給装置17が処理剤供給動作を行っているときには、処
理剤容器15の交換は、錠剤Jが供給ロータ17aの処理剤
受入窪みに完全に入り込まないうちに供給ロータ17aの
回転が行われるようになったりして円滑に供給されなく
なるから、行うことができない。すなわち、処理剤供給
装置17が処理剤供給動作を行っているときには、処理剤
容器15の交換のために開閉扉14を開放する必要はない。
そこで、不必要な開閉扉14の開放を禁止するように図2
の例の感光材料処理装置は、開閉扉14と処理剤供給装置
17の間に詳細を図6,図7に示したような開閉扉14のロ
ック手段を設けている。
【0028】図6,図7において、図2〜図5と同一符
号は同一機能部材を示し、30は開閉扉14に設けた被ロッ
クレバーで、開閉扉14が閉じられているとき処理剤供給
装置17の供給ロータ17aの軸の延長上の位置を占める被
ロックピン30aを有し、31は供給ロータ17aの軸に一体
的に設けたロック部材で、被ロックピン30aが摺動可能
に係合するロック溝31aを有する。このロック部材31は
供給ロータ17aが処理剤受入窪みを下向きにして錠剤J
を落下させてから停止したときにロック溝31aが図6に
示した位置にあるように供給ロータ17aと一体的に設け
られている。
号は同一機能部材を示し、30は開閉扉14に設けた被ロッ
クレバーで、開閉扉14が閉じられているとき処理剤供給
装置17の供給ロータ17aの軸の延長上の位置を占める被
ロックピン30aを有し、31は供給ロータ17aの軸に一体
的に設けたロック部材で、被ロックピン30aが摺動可能
に係合するロック溝31aを有する。このロック部材31は
供給ロータ17aが処理剤受入窪みを下向きにして錠剤J
を落下させてから停止したときにロック溝31aが図6に
示した位置にあるように供給ロータ17aと一体的に設け
られている。
【0029】図6の状態で被ロックピン30aより上側の
ロック溝31aは、開閉扉14の回動中心を中心とした円周
溝の一部になっているから、開閉扉14の開放と共に被ロ
ックピン30aがロック溝31aから出ていくのを許容す
る。すなわち開閉扉14を開閉することができる。これに
対して、供給ローラ17aが回転している間は、ロック溝
31aが開閉扉14の回動中心を中心とする円周から外れて
いるから、開閉扉14を開放することはできない。この開
閉扉14が開放できない状態を明示するように、供給ロー
タ17aの回転が行われている間は表示ランプ等による警
告をするのが好ましい。それによって警告表示のない間
に開閉扉14を開放して処理剤供給装置17の処理剤容器15
を交換すれば、供給ロータ17aは停止しているから安全
に交換することができ、交換後迅速に開閉扉14を閉じる
ことで処理液上部の気体が室内に洩れることもなくな
る。
ロック溝31aは、開閉扉14の回動中心を中心とした円周
溝の一部になっているから、開閉扉14の開放と共に被ロ
ックピン30aがロック溝31aから出ていくのを許容す
る。すなわち開閉扉14を開閉することができる。これに
対して、供給ローラ17aが回転している間は、ロック溝
31aが開閉扉14の回動中心を中心とする円周から外れて
いるから、開閉扉14を開放することはできない。この開
閉扉14が開放できない状態を明示するように、供給ロー
タ17aの回転が行われている間は表示ランプ等による警
告をするのが好ましい。それによって警告表示のない間
に開閉扉14を開放して処理剤供給装置17の処理剤容器15
を交換すれば、供給ロータ17aは停止しているから安全
に交換することができ、交換後迅速に開閉扉14を閉じる
ことで処理液上部の気体が室内に洩れることもなくな
る。
【0030】また、上述の警告表示を供給ロータ17aの
回転が開始されるときより所定時間前から行うようにす
れば、処理剤容器15の交換を終えたときに供給ロータ17
aの回転が始まってその回転が停止するまで開閉扉14を
閉じることができなくなることが起こるのを防止するこ
とができる。以上の警告表示は、容易に確認できるよう
に、開閉扉14やその周辺に設けるのが好ましい。
回転が開始されるときより所定時間前から行うようにす
れば、処理剤容器15の交換を終えたときに供給ロータ17
aの回転が始まってその回転が停止するまで開閉扉14を
閉じることができなくなることが起こるのを防止するこ
とができる。以上の警告表示は、容易に確認できるよう
に、開閉扉14やその周辺に設けるのが好ましい。
【0031】図示例のロック部材31は、供給ロータ17a
が先に述べたような半回転毎に錠剤Jを落下させるもの
であるから、ロック溝31aを180°位相差で2条有する
が、例えば供給ローラ17aが1回転毎に固定処理剤を落
下させるものであるときのロック部材31はロック溝31a
を1条だけ有するものとなる。また、ロック部材31がロ
ックを解除しているときは、処理剤供給装置17の摺動扉
17eは図4の実線位置を占めていることは言うまでもな
い。
が先に述べたような半回転毎に錠剤Jを落下させるもの
であるから、ロック溝31aを180°位相差で2条有する
が、例えば供給ローラ17aが1回転毎に固定処理剤を落
下させるものであるときのロック部材31はロック溝31a
を1条だけ有するものとなる。また、ロック部材31がロ
ックを解除しているときは、処理剤供給装置17の摺動扉
17eは図4の実線位置を占めていることは言うまでもな
い。
【0032】本発明は、上述の例に限らず、処理剤供給
装置17の供給ロータ17aが回転しているときは電磁ロッ
ク装置が作動して開閉扉14をロックするようなものでも
よい。また、処理剤供給装置17が供給する固体処理剤は
錠剤に限らず、粉末状や顆粒状でもよい。
装置17の供給ロータ17aが回転しているときは電磁ロッ
ク装置が作動して開閉扉14をロックするようなものでも
よい。また、処理剤供給装置17が供給する固体処理剤は
錠剤に限らず、粉末状や顆粒状でもよい。
【0033】図2の例では、処理液調製部13と処理槽10
は境界壁の連通孔10aを通して処理液が流通するように
連絡しているから、処理液調製部13の液面は処理槽10の
液面と同一レベルに保たれ、ネットあるいはフィルタで
囲まれた溶解部23は処理液中にある。24は溶解部23で錠
剤Jが溶解し易いように処理液を加熱するヒータであ
る。また、処理液調製部13には筒状フィルタで囲まれた
濾過室25も設けられていて、濾過室25と処理槽10の底部
がポンプ26を備えた連絡管27で連絡されている。ポンプ
26は濾過室25の処理液を処理槽10に送り込むから、濾過
室25には外側から処理液が流れ込み、従って処理液調製
部13に処理槽10から連通孔10aを通して処理液が流れ込
むようになって、処理液の循環が行なわれる。
は境界壁の連通孔10aを通して処理液が流通するように
連絡しているから、処理液調製部13の液面は処理槽10の
液面と同一レベルに保たれ、ネットあるいはフィルタで
囲まれた溶解部23は処理液中にある。24は溶解部23で錠
剤Jが溶解し易いように処理液を加熱するヒータであ
る。また、処理液調製部13には筒状フィルタで囲まれた
濾過室25も設けられていて、濾過室25と処理槽10の底部
がポンプ26を備えた連絡管27で連絡されている。ポンプ
26は濾過室25の処理液を処理槽10に送り込むから、濾過
室25には外側から処理液が流れ込み、従って処理液調製
部13に処理槽10から連通孔10aを通して処理液が流れ込
むようになって、処理液の循環が行なわれる。
【0034】図2の例に限らず、処理液の循環を逆方向
に行なうようにしてもよいし、処理液調製部を処理槽10
の一部として処理槽10内に溶解部を設けてもよい。
に行なうようにしてもよいし、処理液調製部を処理槽10
の一部として処理槽10内に溶解部を設けてもよい。
【0035】図8の例は、固体処理剤供給部12の上部の
自現機機枠の天井板部分を一点鎖線で示したように開放
回動可能の開閉扉14として、開閉扉14に内ポケット部を
形成する内側壁14aを設け、内側壁14aの上に処理剤供
給装置17を設置した構成を採用し、開閉扉14を開放した
状態で処理剤容器15のセットや交換を行うことは図2の
例と変わらないが、開閉扉14を開放した状態では処理剤
供給装置17が処理剤の供給をすることができなくなる点
が図2の例と異なっている。
自現機機枠の天井板部分を一点鎖線で示したように開放
回動可能の開閉扉14として、開閉扉14に内ポケット部を
形成する内側壁14aを設け、内側壁14aの上に処理剤供
給装置17を設置した構成を採用し、開閉扉14を開放した
状態で処理剤容器15のセットや交換を行うことは図2の
例と変わらないが、開閉扉14を開放した状態では処理剤
供給装置17が処理剤の供給をすることができなくなる点
が図2の例と異なっている。
【0036】従って図8の例では、処理剤供給制御部19
は、開閉扉14が閉じられていないときその旨の情報を入
力されて、その情報が入力されていないときは、図2の
例の処理装置と同様に処理剤供給装置17に処理剤の供給
動作を行わせるが、その情報が入力されている間に処理
剤を供給すべきときが来たことを知ったときは、その情
報の入力が無くなるまで処理剤供給装置17に処理剤の供
給動作を行わせることを保留してその旨を警告表示し、
その情報の入力が無くなったら処理剤の供給動作を行わ
せると共に警告表示を解消する。これによって、開閉扉
14が開放されて処理剤の供給ができないのに処理剤供給
装置17が処理剤の供給動作を行うトラブルが防止され
る。上述の警告表示も開閉扉14やその周辺に設けるのが
好ましい。図8の例でも、処理剤供給装置17が供給動作
を行っている間は電磁ロック装置で開閉扉14を開放でき
ないようにロックすることができるし、処理剤供給装置
17が供給動作を行っている間の警告表示を行うこともで
きる。
は、開閉扉14が閉じられていないときその旨の情報を入
力されて、その情報が入力されていないときは、図2の
例の処理装置と同様に処理剤供給装置17に処理剤の供給
動作を行わせるが、その情報が入力されている間に処理
剤を供給すべきときが来たことを知ったときは、その情
報の入力が無くなるまで処理剤供給装置17に処理剤の供
給動作を行わせることを保留してその旨を警告表示し、
その情報の入力が無くなったら処理剤の供給動作を行わ
せると共に警告表示を解消する。これによって、開閉扉
14が開放されて処理剤の供給ができないのに処理剤供給
装置17が処理剤の供給動作を行うトラブルが防止され
る。上述の警告表示も開閉扉14やその周辺に設けるのが
好ましい。図8の例でも、処理剤供給装置17が供給動作
を行っている間は電磁ロック装置で開閉扉14を開放でき
ないようにロックすることができるし、処理剤供給装置
17が供給動作を行っている間の警告表示を行うこともで
きる。
【0037】
【発明の効果】本発明の感光材料処理装置においては、
処理液上部の空気が室内に洩れるのを防いだり、処理剤
供給動作をしている処理剤供給装置に触れる危険を防止
したり、あるいは処理剤の供給ができない状態で処理剤
供給装置が供給動作をするトラブルを防止したりするた
めに開閉扉の開放禁止をしていても、そのために処理剤
容器の交換不能による処理不良を発生させることはない
し、処理剤供給装置の供給動作が中断されて処理剤容器
の処理剤が吸湿することも起こらないと言う顕著な作用
効果が得られる。
処理液上部の空気が室内に洩れるのを防いだり、処理剤
供給動作をしている処理剤供給装置に触れる危険を防止
したり、あるいは処理剤の供給ができない状態で処理剤
供給装置が供給動作をするトラブルを防止したりするた
めに開閉扉の開放禁止をしていても、そのために処理剤
容器の交換不能による処理不良を発生させることはない
し、処理剤供給装置の供給動作が中断されて処理剤容器
の処理剤が吸湿することも起こらないと言う顕著な作用
効果が得られる。
【図1】本発明の感光材料処理装置の例を示す自現機の
要部構成図である。
要部構成図である。
【図2】固体処理剤供給部を備えた処理槽を示す自現機
の概略断面図である。
の概略断面図である。
【図3】処理剤容器の例を示す斜視図である。
【図4】処理剤供給装置の処理剤容器装着の構造を示す
概略図である。
概略図である。
【図5】処理剤供給装置の供給ロータの斜視図である。
【図6】開閉扉のロック機構の例を示す処理剤供給部の
部分概略側面図である。
部分概略側面図である。
【図7】図6の処理剤供給部を右側から見た概略図であ
る。
る。
【図8】本発明の感光材料処理装置の他の例を示す図2
と同様の概略断面図である。
と同様の概略断面図である。
1 感光材料供給装置 2 自現機主部 3 発色現像槽 4 漂白定着槽 5,6,7 安定槽 8 乾燥部 9 排出部 R 搬送路 10 処理槽 12,312,412,712 固体処理剤供給部 13 処理液調製部 14 開閉扉 15 処理剤容器 15a 送出側扉 15b 仕切壁 15d カムピン 16 装着台 17 処理剤供給装置 17a 供給ロータ 17e 摺動扉 18 セット検出手段 19 処理剤供給制御部 20 処理量検出手段 21 供給モータ J 錠剤 30 被ロックレバー 30a 被ロックピン 31 ロック部材 31a ロック溝
Claims (8)
- 【請求項1】 露光した感光材料を通過させる現像槽等
の処理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器か
ら固体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する処
理剤供給装置を備えた感光材料処理装置において、処理
剤供給装置と、処理剤供給装置の処理剤容器を交換する
際に処理剤容器を出し入れする感光材料処理装置の開閉
扉とを、処理剤供給装置が固体処理剤の供給動作を行っ
ている間は前記開閉扉の開放が禁止されるように関連さ
せたことを特徴とする感光材料処理装置。 - 【請求項2】 前記開閉扉を前記処理剤供給装置の前記
供給動作で運動する部材に係合させた請求項1の感光材
料処理装置。 - 【請求項3】 前記処理剤供給装置が固体処理剤の供給
動作を行っている間は、前記開閉扉または周辺に警告表
示がなされる請求項1の感光材料処理装置。 - 【請求項4】 露光した感光材料を通過させる現像槽等
の処理槽を備えて、交換可能に装着された処理剤容器か
ら固体処理剤を前記処理槽で用いる処理液に供給する処
理剤供給装置を備えた感光材料処理装置において、処理
剤供給装置の処理剤容器を交換する際に開放を必要とす
る感光材料処理装置の開閉扉が閉じられた条件を満足す
るときに制御装置が処理剤供給装置に供給動作を行わせ
ることを特徴とする感光材料処理装置。 - 【請求項5】 前記制御装置は、前記処理剤供給装置に
供給動作を行わせる間、前記開閉扉を閉じ状態にロック
させる請求項4の感光材料処理装置。 - 【請求項6】 前記制御装置は、前記処理剤供給装置に
供給動作を行わせる間、警告表示する請求項4または請
求項5の感光材料処理装置。 - 【請求項7】 前記制御装置は、処理剤供給装置に供給
動作を行わせる所定時間前から警告表示する請求項6の
感光材料処理装置。 - 【請求項8】 前記制御装置は、前記開閉扉が閉じられ
ていないときに前記処理剤の供給時機の到来を知ったと
きは、開閉扉が閉じられるまで供給時機が到来した旨を
警告表示する請求項4乃至請求項7の何れかの項の感光
材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28141793A JPH07134387A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28141793A JPH07134387A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 感光材料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07134387A true JPH07134387A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17638875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28141793A Pending JPH07134387A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07134387A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04322268A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-12 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH05119454A (ja) * | 1991-05-01 | 1993-05-18 | Konica Corp | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP28141793A patent/JPH07134387A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04322268A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-12 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH05119454A (ja) * | 1991-05-01 | 1993-05-18 | Konica Corp | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
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