JPH07134253A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JPH07134253A
JPH07134253A JP5278502A JP27850293A JPH07134253A JP H07134253 A JPH07134253 A JP H07134253A JP 5278502 A JP5278502 A JP 5278502A JP 27850293 A JP27850293 A JP 27850293A JP H07134253 A JPH07134253 A JP H07134253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
bending
motor
curving
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5278502A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
Hiroshi Hasegawa
浩 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5278502A priority Critical patent/JPH07134253A/ja
Publication of JPH07134253A publication Critical patent/JPH07134253A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺になっても湾曲機能の低下のない、且つ
軽量コンパクトにできる内視鏡を提供すること。 【構成】 内視鏡の湾曲部を構成する各湾曲駒に固定さ
れ湾曲部の軸と平行にネジの軸を揃えたナットを設け
る。前記ナットに組み合ったボルトを設け、各ボルトは
フレキシブルシャフトにより連結する。各ボルト、ナッ
トのネジピッチは内視鏡先端に行くほど大きくする。前
記フレキシブルシャフトは内視鏡挿入部内に設けた超小
型モータにより回転駆動される。フレキシブルシャフト
に連結したボルトが回転するため前記湾曲駒に固定され
たナットにより湾曲駒間の距離が変化する。よって、モ
ータの回転方向を変えると湾曲方向も変わる。長尺にな
った場合は、モータを湾曲駒付近に配置し、モータの電
源ケーブルを伸ばせば数十メートルになっても湾曲角の
低下はない。また、モータの簡単な電気制御だけである
のでシステムも安価で小型に製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湾曲部を湾曲する湾曲機
構を備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処
置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処
置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】また、工業分野においても、ボイラ、ター
ビン、エンジン、化学プラント等の内部の傷、腐食等の
観察とか検査等に工業用内視鏡が広く用いられている。
一般に内視鏡先端側の湾曲操作は手元側でのワイヤを牽
引することによって行われる。
【0004】例えば、特開昭63−90077号公報に
は形状記憶合金を用いた湾曲機構が示されている。ま
た、特開昭62−252399号公報には、弾性アクチ
ュエータを用いた湾曲機構が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の湾曲機構とし
て一般に使用されているワイヤを用いた方法では、内視
鏡が数十メートルという長尺になった場合に、ワイヤの
伸び等により湾曲角が著しく低下する。
【0006】上記特開昭63−90077号公報に示さ
れる形状記憶合金を用いた湾曲機構では、形状記憶合金
の発熱や、応答速度が問題となる。また、特開昭62−
252399号公報に示される弾性アクチュエータを用
いた湾曲機構では、弾性アクチュエータに送る空気を圧
縮するコンプレッサが必要になり、内視鏡システムが大
型になり可般性が悪くなる。
【0007】本発明は上述した点にに鑑みてなされたも
のであり、長尺になっても湾曲機能の低下のない、且
つ、軽量コンパクトにできる内視鏡を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】内視鏡の湾曲
部を構成する各湾曲駒に固定され湾曲部の軸と平行にネ
ジの軸を揃えたナットを設ける。前記ナットに組み合っ
たボルトを設け、各ボルトはフレキシブルシャフトによ
り連結する。各ボルト、ナットのネジピッチは内視鏡先
端に行くほど大きくする。前記フレキシブルシャフトは
内視鏡挿入部内に設けた超小型モータにより回転駆動さ
れる。フレキシブルシャフトに連結したボルトが回転す
るため前記湾曲駒に固定されたナットにより湾曲駒間の
距離が変化する。よって、モータの回転方向を変えると
湾曲方向も変わる。長尺になった場合は、モータを湾曲
駒付近に配置し、モータの電源ケーブルを伸ばせば数十
メートルになっても湾曲角の低下はない。また、モータ
の簡単な電気制御だけであるのでシステムも安価で小型
に製作できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図6は本発明の第1実施例に
係り、図1は内視鏡装置の全体構成の説明図、図2は内
視鏡先端部の断面図、図3は湾曲機構を示す断面図、図
4は湾曲機構の一部の詳細図、図5はモータ部の拡大
図、図6はモータの駆動制御回路を示す。
【0010】図1に示すように第1実施例を備えた内視
鏡装置1は電子内視鏡2と、この電子内視鏡2が接続さ
れる照明用の光源装置3と、電子内視鏡2に内蔵された
撮像素子に対する信号処理を行うカメラコントロールユ
ニット(CCUと略記)4と、このCCU4で信号処理
された映像信号を表示するモニタ5とから構成される。
【0011】電子内視鏡2は、細長で可撓性の挿入部7
を備え、この挿入部7の後端に太径の操作部8が連設さ
れている。操作部8からは、側方に可撓性のユニバーサ
ルコード9が延設され、このユニバーサルコード9の端
部に、前記光源装置4に接続される光源コネクタ10が
設けられている。この光源コネクタ10からは、信号コ
ード11が延設され、この信号コード11の端部に、C
CU4に接続される電気コネクタ12が設けられてい
る。
【0012】挿入部7は、軟性部13の先端に、湾曲可
能な湾曲部14,硬性の先端部15を順次連設して構成
されている。先端部15には、視野角あるいは視野方向
等を変更する先端光学アダプタ16を着脱自在に装着で
きるようになっている。また、操作部8には、湾曲部1
4を上下/左右方向に湾曲させる湾曲操作ノブ17が設
けられている。
【0013】図2は電子内視鏡2の挿入部7の先端部付
近の断面を示す。先端部15は、硬性の先端部本体21
を備え、この先端部本体21の後端部に、円筒状のプリ
ズム枠22を介して、円筒状のカバー部材(最先端湾曲
駒)23が接続されている。更に、カバー部材23の後
端部には、ねじ24にて固定部材25が連結され、この
固定部材25に、挿入部7の外被26が接続されてい
る。
【0014】上記先端部本体21には、挿入部7の長手
方向に平行に、観察用透孔と、照明用透孔とが形成さ
れ、観察用透孔には、レンズ枠27a,27bに保持さ
れた対物レンズ系28が装着されている。先端部本体2
1の後端側には、前記対物レンズ系28の光路上に、ロ
ーパスフィルタ等の複数の光学部材29,後端面が斜面
に形成された第1のプリズム31及び楔状に形成された
第2のプリズム32が、この順に配置され、これらは、
前記プリズム枠22によって保持されている。尚、第2
のプリズム32は、薄い部分が先端側になるように、第
1のプリズム31の後端の斜面に接合されている。
【0015】そして、第2のプリズム32の斜面状の後
端面に、撮像面が挿入部7の長手方向に対して傾斜する
ように固体撮像素子33が固着されている。尚、カラー
撮像方式として同時式を用いる場合には、固体撮像素子
33の前面にR,G,B等の各色光をそれぞれ透過する
色フィルタをモザイク状等に配列したカラーフィルタア
レイが設けられる。上記対物レンズ系28とプリズム3
1、32及び固体撮像素子33で撮像部34が形成され
ている。
【0016】固体撮像素子33は、フレキシブル基板3
5上に固定されており、このフレキシブル基板35に
は、電子部品が実装されている。また、フレキシブル基
板34には、複数の信号線36が接続され、これらの信
号線36は、前記固定部材25を貫通して、シールド線
でシールドされた信号ケーブルにされて挿入部7内を挿
通され、更に、操作部8,ユニバーサルコード9,光源
コネクタ10及び信号コード11内に挿通されて、電気
コネクタ12に接続されている。
【0017】また、照明用透孔には、配光レンズ37が
装着され、この配光レンズ37の後端に、ファイババン
ドルよりなるライトガイド38の先端が固着されてい
る。このライトガイド38は、固定部材25を貫通し
て、挿入部7内に挿通され、更に、操作部8及びユニバ
ーサルコード9内に挿通されて、光源コネクタ10に接
続されている。
【0018】一方、先端光学アダプタ16は、例えば視
野角を変更させるものである。この先端光学アダプタ1
6は、先端部本体21の先端側に着脱自在に接続される
略円柱状のアダプタ本体41を備え、このアダプタ本体
41には、先端部本体21の観察用透孔及び照明用透孔
に対応する位置に、それぞれ、観察用透孔,照明用透孔
が、挿入部7の長手方向に平行に形成されている。この
観察用透孔には、対物レンズ系28と共に結像光学系を
構成するレンズ系42が、一部が軸方向に移動可能なレ
ンズ枠43に保持されている。また、照明用透孔には、
配光レンズ系44が装着されている。
【0019】アダプタ本体41の後端部には、レンズ系
42,配光レンズ系44の外周側位置において、絶縁部
材45を介して、導通プレート46が固定されている。
この導通プレート46は、この図2に示すように先端光
学アダプタ16を先端部本体21に装着した際には、先
端部本体21に設けられたアダプタ判別ピン47のうち
の特定のピンに接触し、特定のピン同士を導通させるよ
うに配設されている。どのピン同士を導通させるかは、
アダプタの種類によって決められており、このピンの導
通状態によって装着されたアダプタの種類が判別される
ようになっている。
【0020】また、アダプタ本体41の後端側は、円筒
状に形成され、先端部本体21に外嵌されるようになっ
ている。先端部本体21の外周の一側部には、位置決め
溝48が形成され、位置決めピンが内側に突出するよう
に設けられている。また、アダプタ本体41の円筒状の
後端部には、雌ねじが形成されている。一方、先端部本
体21の外周部には、接続リング49が回転自在に遊嵌
され、この接続リング49の先端側に、前記雌ねじに螺
合する雄ねじが設けられている。そして、前記位置決め
ピンを位置決め溝48に係入し、前記雌ねじと雄ねじと
を螺合させることにより、アダプタ本体41が、先端部
本体21に固定されるようになっている。
【0021】図3は第1実施例における主要部となる湾
曲機構を示す。先端部15(を形成する最先端湾曲駒2
3)と軟性部13とは複数の湾曲駒52と連結ピン53
によって連結されている。湾曲駒52は連結ピン53の
軸周りに回動自在に連結される。湾曲駒52の湾曲機構
の一部の詳細を図4に示す。
【0022】図4に示すように湾曲駒52にはアングル
ナット54aがロウ付け55等で固定されている。アン
グルナット54aにはアングルボルト56aが螺合して
おり、このアングルボルト56aの各端部には凹部に各
端部を挿入したフレキシブルシャフト(又はフレキシブ
ルワイヤ)57a,57bがロウ付け55等でそれぞれ
固定されている。
【0023】図3に示すように他の湾曲駒52にも同様
に固定されたアングルナット54b〜54eにもそれぞ
れアングルボルト56b〜56eが螺合により装着され
ている。また、アングルボルト56bにはフレキシブル
シャフト57b,57cが、アングルボルト56cには
フレキシブルシャフト57c,57dが、アングルボル
ト56dにはフレキシブルシャフト57d,57eが、
アングルボルト56eにはフレキシブルシャフト57e
がそれぞれ接続されている。
【0024】先端のアングルボルト56e以外のアング
ルボルトは2つのフレキシブルシャフトにより連結さ
れ、フレキシブルシャフトの回転により、各アングルボ
ルトが回転させられる。
【0025】図5に示すように湾曲部14の最も基端側
のフレキシブルシャフト57aの始点はモータ部61に
連結されている。モータ部61は湾曲駆動手段となる小
型のモータ62と、このモータ62の回転速度を減速す
るギヤ63aと、ギヤ63aの回転出力であるシャフト
64及び前記モータ62に連結したギヤ63bと、ギヤ
63bに連結し、モータ62の回転角を検出するための
ポテンショメータ65とで構成される。このモータ部6
1は湾曲駒52にロウ付け55等で固定されるブラケッ
ト60に固定されている。
【0026】上記シャフト64にはフレキシブルシャフ
ト57aがロウ付け55等で固定され、フレキシブルシ
ャフト57aにより前記各アングルボルト56aが回転
させられる。また、前記フレキシブルシャフト57a及
びそれに連結した各アングルボルト56aの軸方向の移
動はモータ部61により規制され、軸方向には移動しな
い。
【0027】上記モータ62は図6に示す駆動制御回路
66により回転駆動が制御される。図1の湾曲ノブ17
に連結した図6に示すアングル操作用ボリューム67に
より湾曲角度が指示される。駆動制御回路66はオペア
ンプ68による差動回路とドライブ用トランジスタを介
してモータ62を正転或は逆転させるようにすると共
に、前記アングル操作用ボリューム67と、前記モータ
62の回転角度をギヤ63bを介して検出するポテンシ
ョメータ65等により構成されている。この駆動制御回
路66により、アングル操作用ボリューム65の指示に
比例したモータ62の回転角度が得られる。
【0028】上記モータ62によりフレキシブルシャフ
ト57i(iはa〜eを代表する)を介して各アングル
ボルト56iが回転すると、モータ62からの各アング
ルボルト56iの軸方向の位置は変化しないため、図3
に示す湾曲駒52に固定されたアングルナット54a〜
54eの位置が移動することになる。
【0029】この実施例では各アングルボルト56iと
ナット54iのネジピッチpiはpa<pb<pc<p
d<peの順に大きく設定している。
【0030】このようにすると隣どうしの湾曲駒52に
固定されたアングルナット54はシャフト1回転あた
り、ネジピッチの差の分だけ近づいたり遠ざかったりす
る。これにより、湾曲駒52は連結ピン53の回りに回
動し、湾曲部14に所望の湾曲をかけられることにな
る。
【0031】図6に示す駆動制御回路66は小さな電気
基板上で実現できるため、操作部8の内部に収納するこ
とができる。この実施例によれば、挿入部7が例えば数
十メートルあるいは数百メートルという超長尺になって
も、湾曲駆動する湾曲駆動用の超小型モータ62が湾曲
部14付近に設けてあるので、電線を設ければ従来例に
おける挿入部内に挿通されるワイヤの伸びのために湾曲
機能が低下することを防止でき、挿入部の長さに無関係
に湾曲機能を確保できる。
【0032】また、モータ62により湾曲駆動を行って
いるので形状記憶合金のように応答速度が遅いというこ
ともない、また、電源があればモータの駆動ができるた
め、制御系も簡単な構成にでき、内視鏡を小型、軽量、
及び低価格にできる。例えば、弾性アクチュエータのよ
うにコンプレッサ等の必要もなく内視鏡装置を小型化等
できる。
【0033】なお、モータ部61は例えば操作部8等に
設けてもよく、この場合には例えばモータ部61の位置
にナット(図示しないが54fとする)を固定し、この
ナット54fに螺着されたアングルボルトを介してフレ
キシブルシャフト57aと軟性部13側のフレキシブル
シャフトとを連結すれば良い。
【0034】従来例がワイヤの牽引量によって湾曲量が
直接的に決定されるのに対し、この実施例では湾曲部1
4付近で軸方向に沿っての相互の位置関係が規定されて
おり、フレキシブルシャフトの回転量で湾曲駒52が湾
曲される構成であるので、伸びの影響は少ない。
【0035】例えば操作部8にモータ部61を配置した
場合、軟性部13側を挿通されるフレキシブルシャフト
が伸びてしまっても、その伸びはナット54fから先端
側のフレキシブルシャフト57iには殆ど影響を与えな
い。つまり、湾曲部14付近でのフレキシブルシャフト
57iはナット54i及びボルト56iで相互の位置関
係が規定されているので、モータ62が回転された場
合、その回転に対して伸びは殆ど影響を及ぼすことなく
湾曲部14側のフレキシブルシャフト57i側に伝送さ
れ、回転量及びネジピッチの差に応じて湾曲駒52が湾
曲される。
【0036】従って、操作部8に収納したモータ62を
回転した場合にもモータ62を湾曲部14付近に設けた
場合と殆ど同様に湾曲駆動できる。図3では2方向の湾
曲の場合を示しているが、従来例では2方向の湾曲の場
合には2本のワイヤを挿通しなければならないのに対
し、1本で済むので、湾曲部14の外径を細くできる。
【0037】上記のように図3では2方向の湾曲の場合
を示しているが、4方向湾曲も殆ど同じ技術で実現する
ことができる。4方向湾曲の場合には、湾曲駒52は交
互に回転軸が直交する連結ピン53で枢支され、従って
一方の回転軸と直交する方向に図3のような湾曲駆動機
構(ナット54i及びボルト56iは湾曲駒52の1つ
置きに設けられ、間の湾曲駒52には例えばワイヤガイ
ドが配置される)を設け、他方の回転軸と直交する方向
にも同様な湾曲駆動機構をもう1組設ければ良い。
【0038】図7は第2実施例における湾曲部71を示
す。この湾曲部71の先端側及び後端側(基端側)は第
1実施例と同様であり、同じ符号で示し、その説明を省
略する。
【0039】湾曲部71を構成する各湾曲駒52は連結
ピン53でそれぞれ回転自在に枢支されている。また、
湾曲駒52、52、23にはそれぞれアングルナット7
2a、72b、72cがロウ付けで固定されている。モ
ータ部61に接続されたフレキシブルシャフト73a
は、アングルナット72aに螺合するアングルボルト7
4aに接続され、このアングルボルト74aはフレキシ
ブルシャフト73bを介してアングルナット72bに螺
合するアングルボルト74bに接続され、さらにこのア
ングルボルト74bはフレキシブルシャフト73cを介
してアングルナット72cに螺合するアングルボルト7
4cに接続されている。
【0040】この第2実施例では図7に示すアングルナ
ット72a〜72cとアングルボルト74a〜74cの
ネジピッチを一部逆にしたものである。例えばアングル
ボルト74a、ナット72a及びアングルボルト74
b、ナット72bを右ネジとし、アングルボルト74
c、ナット72cを左ネジとする。
【0041】このようにすると、この実施例の内視鏡7
6では図8(a)に示すように内視鏡挿入口77からパ
イプ78に挿入してS字形状に湾曲をかけてパイプ78
内を検査することが可能となる。
【0042】従来、内視鏡挿入口77の小さなパイプ検
査では内視鏡をパイプ78の中心に保持する器具が使用
できない場合が多くある。この場合、従来の内視鏡79
では図8(b)に示すように、パイプ78の中心付近か
ら前方を見ることができなかった。
【0043】また、アングルをかけても実線で示すよう
に湾曲されるため、パイプ78の内面の一部しか見るこ
とができなかったが、この実施例の内視鏡76では図8
(a)に示すようにS字形状に湾曲をかけられるのでパ
イプ78の中心付近から内面全周の観察を行うことがで
きる。これにより、内視鏡検査の効率を上げることがで
きる。よって、内視鏡検査費用を安くすることができ
る。
【0044】次に本発明の第3実施例を説明する。図
9,図10は第3実施例に関するものである。第3実施
例はネジを用いた湾曲機構をフレキシブルフックに応用
したものである。
【0045】内視鏡先端部81にはフレキシブルフック
部82が設けられている。フレキシブルフック部82は
図9に示すように細棒状部材である腕部83と、第1実
施例同様の構成である、モータ部84、フレキシブルシ
ャフト85a,85b,85c、アングルナット86
a,86b,86c、アングルボルト87a,87b,
87cで構成されている。
【0046】腕部83は、それぞれが同一平面内におい
て屈曲可能なようにジョイント部88で接続されてい
る。モータ部84は第1実施例同様に駆動制御されてお
り、このモータ部84でフレキシブルシャフト85a〜
85cを回転させることにより、フレキシブルフック部
82は屈曲自在になる。
【0047】上記構成の内視鏡89を用いて、例えばジ
ェットエンジンのタービンベーンを検査する場合を以下
に説明する。
【0048】図10に示すように、エンジン内にあらか
じめ挿入されているガイドチューブ90内に内視鏡89
を挿入し、このガイドチューブ90に案内されるように
して、内視鏡先端部81をタービンブレード91付近ま
で挿入する。この時、フレキシブルフック部82は、内
視鏡挿入の邪魔とならないようにまっすぐな状態に保た
れている。
【0049】しかして、フレキシブルフック部82を屈
曲させて回転翼であるタービンブレード91の1つに引
っ掛け、図9のように設定できる。この状態でタービン
ブレード91をゆっくりと回転させるとそれにつれて内
視鏡がエンジン内に引き込まれ、内視鏡先端部81の前
方にある固定翼であるタービンベーン92が損傷してい
ないか検査できる。
【0050】このように、内視鏡先端部81にフレキシ
ブルフック部82を設けておけば、検査部位までの挿入
時には邪魔になることもなく、必要な時には内視鏡先端
部81をタービンブレード91等に引っ掛けた状態で内
視鏡検査を行うことが可能となる。
【0051】また、フレキシブルフック部82の屈曲の
度合いは任意に変化させることが可能であるので、引っ
掛ける部位であるタービンブレード91等の大きさが変
化しても、幅広く対応することが可能となる。
【0052】なお、第1実施例等では複数のボルトの両
端にそれぞれフレキジブルシャフトをロウ付けで接続固
定していたが、1本のフレキシブルシャフトに外周面に
雄ネジが形成されたパイプをロウ付け等で固定したもの
でも良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲部を形成する湾曲駒に固定した雌ネジに螺合する雄ネ
ジを設けたワイヤを回転して雌ネジが設けられた湾曲駒
を湾曲する内視鏡において、ワイヤの軸方向に配置され
る雄ネジ及び雌ネジのピッチ又はピッチの進み方向を変
えた構成にしてあるので、湾曲部付近での湾曲駒に対す
るワイヤの位置関係を規定でき、ワイヤを回転駆動する
ことにより、湾曲駒を確実に湾曲でき、長尺の場合にも
湾曲機能の低下を防止できる。また、弾性アクチュエー
タ等を用いた場合に比べて小型、軽量にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を備えた内視鏡装置の全体
構成図。
【図2】電子内視鏡の先端部の断面図。
【図3】湾曲部の湾曲駆動機構を示す断面図。
【図4】湾曲駒に固定されたアングルナット及びアング
ルボルト部分を示す断面図。
【図5】モータ部の拡大図。
【図6】モータの駆動制御回路を示す回路図。
【図7】本発明の第2実施例における湾曲駆動機構を示
す断面図。
【図8】第2実施例の作用説明図。
【図9】本発明の第3実施例における湾曲駆動機構を示
す説明図。
【図10】第3実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源装置 4…CCU 5…モニタ 7…挿入部 8…操作部 13…軟性部 14…湾曲部 15…先端部 16…先端光学アダプタ 17…湾曲ノブ 23…最先端湾曲駒 28…対物レンズ系 33固体撮像素子… 34…撮像部 38…ライトガイド 23…最先端湾曲駒 52…湾曲駒 53…連結ピン 54a〜54e…アングルナット 56a〜56e…アングルボルト 57a〜57e…フレキシブルシャフト 61…モータ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なお、モータ部61は例えば操作部8等に
設けてもよく、この場合には例えばモータ部61の位置
スラスト固定具(図示しないが54fとする)を固定
し、このスラスト固定具54fを介してフレキシブルシ
ャフト57aと軟性部13側のフレキシブルシャフトと
を連結すれば良い。このようにして、回転力のみを湾曲
部へ伝達し、湾曲部からフレキシブルシャフトへ伝わる
スラスト力をスラスト固定具54fで受け止める。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の湾曲駒を連結軸で回転自在に連
    結して湾曲部を形成した内視鏡において、 各湾曲駒の連結軸から離れた位置に湾曲部の軸と略平行
    に軸を揃えて設けた雌ネジ部と、各雌ネジに螺合する雄
    ネジと、各雄ネジを連結するフレキシブルワイヤと、該
    フレキシブルワイヤを回転させる回転装置とを具備し、
    隣合う湾曲駒の雌ネジ及び雄ネジのピッチまたは進み方
    向を変えたことを特徴とする内視鏡。
JP5278502A 1993-11-08 1993-11-08 内視鏡 Withdrawn JPH07134253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278502A JPH07134253A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5278502A JPH07134253A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 内視鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07134253A true JPH07134253A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17598210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5278502A Withdrawn JPH07134253A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07134253A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191547A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置及び内視鏡装置の駆動方法
DE102012105061A1 (de) 2012-06-12 2013-12-12 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Schaft für ein flexibles Endoskop oder ein flexibles endoskopisches Instrument
EP2702926A1 (de) 2012-08-31 2014-03-05 Karl Storz GmbH & Co. KG Schaft für ein flexibles Endoskop oder ein flexibles endoskopisches Instrument
CN104955375A (zh) * 2013-02-08 2015-09-30 奥林巴斯株式会社 操纵器
US9517557B2 (en) 2013-02-27 2016-12-13 Olympus Corporation Manipulator

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191547A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置及び内視鏡装置の駆動方法
DE102012105061A1 (de) 2012-06-12 2013-12-12 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Schaft für ein flexibles Endoskop oder ein flexibles endoskopisches Instrument
EP2702926A1 (de) 2012-08-31 2014-03-05 Karl Storz GmbH & Co. KG Schaft für ein flexibles Endoskop oder ein flexibles endoskopisches Instrument
DE102012108076A1 (de) 2012-08-31 2014-03-06 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Schaft für ein flexibles Endoskop oder ein flexibles endoskopisches Instrument
US10206560B2 (en) 2012-08-31 2019-02-19 Karl Storz Se & Co. Kg Shank for a flexible endoscope or a flexible endoscopic instrument
CN104955375A (zh) * 2013-02-08 2015-09-30 奥林巴斯株式会社 操纵器
US9517557B2 (en) 2013-02-27 2016-12-13 Olympus Corporation Manipulator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1199126A (ja) 電子内視鏡
JP4311994B2 (ja) 電動湾曲内視鏡
US8449456B2 (en) Endoscope
JP3242467B2 (ja) 内視鏡
JP2004121414A (ja) 電動湾曲内視鏡
CN112450855A (zh) 电子输尿管软镜手术执行器及手术机器人系统
JP3179426B2 (ja) 内視鏡装置
JP3250759B2 (ja) 可撓性管状挿入具の湾曲装置
US20190175001A1 (en) Endoscope
JPH07134253A (ja) 内視鏡
JP4776933B2 (ja) 内視鏡装置
JP3001035B2 (ja) 内視鏡用光学アダプタ
JPH0224095Y2 (ja)
JP3631288B2 (ja) 工業用内視鏡装置
JP2836750B2 (ja) 内視鏡
JPH05305054A (ja) 電動湾曲式内視鏡装置
JPH05309066A (ja) 内視鏡装置
WO2021092877A1 (en) Rotation assembly for endoscope lens
JP2837680B2 (ja) 内視鏡装置及び先端光学アダプタ
JP2598431B2 (ja) 内視鏡装置
JP2836751B2 (ja) 内視鏡の先端アタッチメント取付装置
JP2929474B2 (ja) 内視鏡用処置装置
JPH0624804Y2 (ja) 先端光学アダプタ
JP3989061B2 (ja) 内視鏡用硬性シース
US11931005B2 (en) Driving force transmission mechanism for endoscope and endoscope

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130