JPH07134225A - スリーブ一体型レンズ及びこのレンズを用いた光結合素子モジュール - Google Patents
スリーブ一体型レンズ及びこのレンズを用いた光結合素子モジュールInfo
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- JPH07134225A JPH07134225A JP21010194A JP21010194A JPH07134225A JP H07134225 A JPH07134225 A JP H07134225A JP 21010194 A JP21010194 A JP 21010194A JP 21010194 A JP21010194 A JP 21010194A JP H07134225 A JPH07134225 A JP H07134225A
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- optical
- sleeve
- optical fiber
- stem
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各部品のコスト高を防止するとともに、高度
な組立精度を維持しつつ簡単に組立可能な光結合素子モ
ジュールを提供する。 【構成】 光結合素子モジュールにおける光学系を構成
するレンズ50のエッジ部分50bを、少なくとも光フ
ァイバ端部を当該モジュール内に導入べく、該光ファイ
バ端部に取り付けられるフェルールを所定位置に固定す
るスリーブとして、該レンズ50の光軸に沿って光ファ
イバ側に突出した形状に成形され、かつその内周面に光
ファイバ端部とレンズ50との距離を一定に保持するた
めの位置決め手段54が一体成形されたことを特徴とす
る。
な組立精度を維持しつつ簡単に組立可能な光結合素子モ
ジュールを提供する。 【構成】 光結合素子モジュールにおける光学系を構成
するレンズ50のエッジ部分50bを、少なくとも光フ
ァイバ端部を当該モジュール内に導入べく、該光ファイ
バ端部に取り付けられるフェルールを所定位置に固定す
るスリーブとして、該レンズ50の光軸に沿って光ファ
イバ側に突出した形状に成形され、かつその内周面に光
ファイバ端部とレンズ50との距離を一定に保持するた
めの位置決め手段54が一体成形されたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光結合素子モジュール
に関し、特に、光通信用機器において光ファイバと例え
ば、LED(Light-emitting diode)、LD(Laser-di
ode )、PD(Photodiode)等の光学素子とを光学的に
結合させるモジュールの構造に関するものである。
に関し、特に、光通信用機器において光ファイバと例え
ば、LED(Light-emitting diode)、LD(Laser-di
ode )、PD(Photodiode)等の光学素子とを光学的に
結合させるモジュールの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光結合素子モジュールには、図1
1に示すように、スリーブ3とレンズホルダ4とが別々
の部品からなる構造と、図12に示すように、スリーブ
3とレンズホルダ4とが一体化した構造の2種類が知ら
れている。
1に示すように、スリーブ3とレンズホルダ4とが別々
の部品からなる構造と、図12に示すように、スリーブ
3とレンズホルダ4とが一体化した構造の2種類が知ら
れている。
【0003】図11に示す従来の光結合素子モジュール
は、光ファイバ1を当該モジュール内に導入するため、
円筒形のスリーブ3の一方の開口部から該光ファイバ1
の先端部分に取り付けられたフェルール2(ステンレス
等の金属製)を挿入し、このフェルール2をスリーブ3
内で固定している。一方、このスリーブ3の他方の開口
部端面には、光学ガラスあるいは透明樹脂からなるレン
ズ5を一方の開口部で保持するレンズホルダ4が溶着さ
れ、このレンズホルダ4の他方の開口部端面には、さら
に円形のステム7が接着固定されている。このステム7
には、その裏面側(当該モジュールの内側)に、半導体
発光素子あるいは半導体受光素子からなる光学素子6が
所定部位に搭載されており、光学素子6と外部の電源回
路等とを電気的に接続するための複数のステムピン8が
モジュール外部から内部に貫通した状態で固定されてい
る。なお、上述のレンズホルダ4の内周面には、該内周
面に対して垂直に突出しかつ略リング状のレンズ保持用
の突起部4aが設けられている。そして、ボールレンズ
からなるレンズ5がこの突起部4aの中央部分で軸合せ
された後、接着剤や低融点ガラス等で突起部4aに直接
固定されている。
は、光ファイバ1を当該モジュール内に導入するため、
円筒形のスリーブ3の一方の開口部から該光ファイバ1
の先端部分に取り付けられたフェルール2(ステンレス
等の金属製)を挿入し、このフェルール2をスリーブ3
内で固定している。一方、このスリーブ3の他方の開口
部端面には、光学ガラスあるいは透明樹脂からなるレン
ズ5を一方の開口部で保持するレンズホルダ4が溶着さ
れ、このレンズホルダ4の他方の開口部端面には、さら
に円形のステム7が接着固定されている。このステム7
には、その裏面側(当該モジュールの内側)に、半導体
発光素子あるいは半導体受光素子からなる光学素子6が
所定部位に搭載されており、光学素子6と外部の電源回
路等とを電気的に接続するための複数のステムピン8が
モジュール外部から内部に貫通した状態で固定されてい
る。なお、上述のレンズホルダ4の内周面には、該内周
面に対して垂直に突出しかつ略リング状のレンズ保持用
の突起部4aが設けられている。そして、ボールレンズ
からなるレンズ5がこの突起部4aの中央部分で軸合せ
された後、接着剤や低融点ガラス等で突起部4aに直接
固定されている。
【0004】以上のように、図11に示す従来の光結合
素子モジュールでは、フェルール2がステンレス等の金
属で構成され、かつレンズ5が光学ガラスあるいは透明
樹脂から構成されているのを考慮して、別部品であるス
リーブ3とレンズホルダ4とを組み合わせるようにして
いる。
素子モジュールでは、フェルール2がステンレス等の金
属で構成され、かつレンズ5が光学ガラスあるいは透明
樹脂から構成されているのを考慮して、別部品であるス
リーブ3とレンズホルダ4とを組み合わせるようにして
いる。
【0005】これに対し、図12に示す従来の他の光結
合素子モジュールは、基本的には図11に示す光結合素
子モジュールと同様であるが、スリーブ3とレンズホル
ダ4とを一体化した構造となっている。この構造の光結
合素子モジュールの場合にも、スリーブ3の内周面にレ
ンズ保持用の突起部4aが形成されており、この突起部
4aにボールレンズからなるレンズ5が接着剤や低融点
ガラス等で直接固定されている。
合素子モジュールは、基本的には図11に示す光結合素
子モジュールと同様であるが、スリーブ3とレンズホル
ダ4とを一体化した構造となっている。この構造の光結
合素子モジュールの場合にも、スリーブ3の内周面にレ
ンズ保持用の突起部4aが形成されており、この突起部
4aにボールレンズからなるレンズ5が接着剤や低融点
ガラス等で直接固定されている。
【0006】このように、上記光学素子6が半導体発光
素子からなる場合には、この光学素子6の発光に伴い該
光がレンズ5に集光された後(光の拡散が防止され
る)、この光が光ファイバ1の端面(フェルール2が取
り付けられている光ファイバ1の一方の端面であって、
光学素子6とレンズ5を介して対向している面)に入射
することとなる。一方、この光学素子6が半導体受光素
子からなる場合には、光ファイバ1の端面から照射され
た光がレンズ5に集光された後、この光が高い集光率を
維持した状態で光学素子6に入射することとなる。
素子からなる場合には、この光学素子6の発光に伴い該
光がレンズ5に集光された後(光の拡散が防止され
る)、この光が光ファイバ1の端面(フェルール2が取
り付けられている光ファイバ1の一方の端面であって、
光学素子6とレンズ5を介して対向している面)に入射
することとなる。一方、この光学素子6が半導体受光素
子からなる場合には、光ファイバ1の端面から照射され
た光がレンズ5に集光された後、この光が高い集光率を
維持した状態で光学素子6に入射することとなる。
【0007】ところで、上述した光結合素子モジュール
に関しては、光ファイバ1、レンズ5、及び光学素子6
の軸ずれを極めて少なくした状態で固定する必要があ
る。この点、図11に示した従来の光結合素子モジュー
ルは、円筒形のスリーブ3とレンズ5とが別々の部品か
ら構成され、しかも、スリーブ3、レンズホルダ4、及
びレンズ5がほぼ積層構造あるいは重合構造をなすこと
から、これら各部品の整列度、特に同軸度(各部品の中
心軸とレンズの光軸とのずれの度合い)を著しく向上さ
せなければならない。
に関しては、光ファイバ1、レンズ5、及び光学素子6
の軸ずれを極めて少なくした状態で固定する必要があ
る。この点、図11に示した従来の光結合素子モジュー
ルは、円筒形のスリーブ3とレンズ5とが別々の部品か
ら構成され、しかも、スリーブ3、レンズホルダ4、及
びレンズ5がほぼ積層構造あるいは重合構造をなすこと
から、これら各部品の整列度、特に同軸度(各部品の中
心軸とレンズの光軸とのずれの度合い)を著しく向上さ
せなければならない。
【0008】上記スリーブ3とレンズ5の光軸との位置
ずれ(トレランス)を減少させるよう当該モジュールを
組み立てる場合には、製造工程数の増加、製造時間の遅
延、高度な技術、及び高度な部品精度を伴わざるを得な
かった。この点を表したものが図13及び図14であ
る。特に、図13はマルチモードファイバ(コア径6
2.5μm)、ボールレンズ(φ1.5)、及びLED
素子から構成された光結合素子モジュールにおける該光
ファイバのレンズに対する光軸方向(Z方向)の軸ずれ
トレランスを示すグラフであり、図14は光結合素子モ
ジュールを構成するマルチモードファイバ(コア径6
2.5μm)、ボールレンズ(φ1.5)、及びLED
素子の各部品について、光軸に対する垂直方向(XY方
向)の軸ずれトレランスを示すグラフである。
ずれ(トレランス)を減少させるよう当該モジュールを
組み立てる場合には、製造工程数の増加、製造時間の遅
延、高度な技術、及び高度な部品精度を伴わざるを得な
かった。この点を表したものが図13及び図14であ
る。特に、図13はマルチモードファイバ(コア径6
2.5μm)、ボールレンズ(φ1.5)、及びLED
素子から構成された光結合素子モジュールにおける該光
ファイバのレンズに対する光軸方向(Z方向)の軸ずれ
トレランスを示すグラフであり、図14は光結合素子モ
ジュールを構成するマルチモードファイバ(コア径6
2.5μm)、ボールレンズ(φ1.5)、及びLED
素子の各部品について、光軸に対する垂直方向(XY方
向)の軸ずれトレランスを示すグラフである。
【0009】これら図13及び図14からも明白なよう
に、最適結合長さから0.1dB劣化する距離がZ方向
の場合±30μmであるのに対し、XY方向の場合±5
μmであり、特にXY方向の組立精度は、高精度の調芯
及び光学部品でトレランス以内に軸ずれを収めるよう著
しく向上させなければならない。
に、最適結合長さから0.1dB劣化する距離がZ方向
の場合±30μmであるのに対し、XY方向の場合±5
μmであり、特にXY方向の組立精度は、高精度の調芯
及び光学部品でトレランス以内に軸ずれを収めるよう著
しく向上させなければならない。
【0010】なお、この種の先行技術文献として特開平
4ー165313号公報等が存在する。
4ー165313号公報等が存在する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の光結合素子モジ
ュールは以上のように、スリーブ3とレンズ5とが別々
の部品から構成され、しかも、当該モジュールを構成す
るスリーブ3、レンズホルダ4、及びレンズ5の各部品
がほぼ積層構造あるいは重合構造をなすことから、各部
品の整列度、特に同軸度を著しく向上させなければなら
ず、各部品のコストが高くなるという課題があった。
ュールは以上のように、スリーブ3とレンズ5とが別々
の部品から構成され、しかも、当該モジュールを構成す
るスリーブ3、レンズホルダ4、及びレンズ5の各部品
がほぼ積層構造あるいは重合構造をなすことから、各部
品の整列度、特に同軸度を著しく向上させなければなら
ず、各部品のコストが高くなるという課題があった。
【0012】さらに、スリーブ3とレンズ5とのトレラ
ンスを減少させるよう当該モジュールを組み立てる場合
には、製造工程数の増加、製造時間の遅延、高度な技
術、及び高度な部品精度を伴わざるを得ないという課題
があった。
ンスを減少させるよう当該モジュールを組み立てる場合
には、製造工程数の増加、製造時間の遅延、高度な技
術、及び高度な部品精度を伴わざるを得ないという課題
があった。
【0013】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたもので、光結合素子モジュールを構成する
各部品のコスト高を防止し、しかも製造工程数の維持・
減少、及び製造時間の維持・短縮、並びに、高度な技術
及び高度な部品精度の必要性を排除できる光結合素子モ
ジュールを提供することを目的としている。
めになされたもので、光結合素子モジュールを構成する
各部品のコスト高を防止し、しかも製造工程数の維持・
減少、及び製造時間の維持・短縮、並びに、高度な技術
及び高度な部品精度の必要性を排除できる光結合素子モ
ジュールを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光結合素
子モジュールは、少なくとも光ファイバ端部を当該モジ
ュール内に導入すべく、該光ファイバ端部に取り付ける
フェルールと、この光ファイバと光学的に結合されるべ
き光学素子を所定部位に搭載したステム(例えば、円形
に加工した金属あるいは所定形状に容易に加工可能な樹
脂からなる光学素子パッケージ等)と、そのエッジ部分
が、一方の開口部から挿入された上記フェルールを所定
位置に固定するスリーブ機能を有するスリーブ一体型レ
ンズから構成されている。
子モジュールは、少なくとも光ファイバ端部を当該モジ
ュール内に導入すべく、該光ファイバ端部に取り付ける
フェルールと、この光ファイバと光学的に結合されるべ
き光学素子を所定部位に搭載したステム(例えば、円形
に加工した金属あるいは所定形状に容易に加工可能な樹
脂からなる光学素子パッケージ等)と、そのエッジ部分
が、一方の開口部から挿入された上記フェルールを所定
位置に固定するスリーブ機能を有するスリーブ一体型レ
ンズから構成されている。
【0015】特に、このスリーブ一体型レンズは、光フ
ァイバ側レンズ面と光学素子側レンズ面で定義されるレ
ンズ本体と、このレンズ本体と同一材料からなり該レン
ズ本体の外周を密着して囲むエッジ部分から構成されて
いる。特に、このエッジ部分の形状は、少なくとも該レ
ンズ本体の光軸に対して並行に光ファイバ側に突出した
形状に一体成形されている。その変形例としては、さら
に上記レンズ本体の光軸に対して並行に光学素子側に突
出した形状に一体成形されている。また、スリーブ一体
型レンズを構成するための材料としては、例えば光学ガ
ラスや、加工の容易性から透明樹脂等が適している。
ァイバ側レンズ面と光学素子側レンズ面で定義されるレ
ンズ本体と、このレンズ本体と同一材料からなり該レン
ズ本体の外周を密着して囲むエッジ部分から構成されて
いる。特に、このエッジ部分の形状は、少なくとも該レ
ンズ本体の光軸に対して並行に光ファイバ側に突出した
形状に一体成形されている。その変形例としては、さら
に上記レンズ本体の光軸に対して並行に光学素子側に突
出した形状に一体成形されている。また、スリーブ一体
型レンズを構成するための材料としては、例えば光学ガ
ラスや、加工の容易性から透明樹脂等が適している。
【0016】スリーブ一体型レンズのレンズ本体に適し
た形状は、フェルールが挿入される側(光ファイバ側)
のレンズ面と光学素子側のレンズ面のうち、少なくとも
一方を所定の曲率に成形すればよく、その態様として
は、レンズ本体のレンズ面全面を所定の曲率に加工する
場合(球面レンズ)、レンズ面の中心部分と周辺部分と
でその曲率が異なる場合(非球面レンズ)、いずれか一
方のレンズ面のみ球面あるいは非球面に成形する場合が
ある。さらには、レンズ本体の中心部分の屈折率がエッ
ジ部分の屈折率よりも大きくなるよう屈折率分布を与え
ることによりレンズ機能を実現することもできる。
た形状は、フェルールが挿入される側(光ファイバ側)
のレンズ面と光学素子側のレンズ面のうち、少なくとも
一方を所定の曲率に成形すればよく、その態様として
は、レンズ本体のレンズ面全面を所定の曲率に加工する
場合(球面レンズ)、レンズ面の中心部分と周辺部分と
でその曲率が異なる場合(非球面レンズ)、いずれか一
方のレンズ面のみ球面あるいは非球面に成形する場合が
ある。さらには、レンズ本体の中心部分の屈折率がエッ
ジ部分の屈折率よりも大きくなるよう屈折率分布を与え
ることによりレンズ機能を実現することもできる。
【0017】一方、このスリーブ一体型レンズは、上記
フェルール及び/又は光学素子(上記光学素子を所定位
置に搭載した光学素子パッケージ等)を所望の組立精度
で固定するための位置決め手段が設けられている。すな
わち、上記フェルールを固定するため、該フェルール挿
入側のエッジ部内周面にフェルール当接面を設けてい
る。また、上記光学素子が搭載されたステムを固定する
ためには、特に当該レンズのエッジ部分が円筒形に成形
されている場合、当該エッジ部分のうち該光学素子側の
内周面にテーパー面を設け、このテーパー面にステムの
エッジを接触(押しあてる)させることにより位置決め
を行う。このときステム及びスリーブ一体型レンズの形
状は円筒形(中空の場合を含む)でなければならない。
また、該ステムが樹脂パッケージのように任意形状に成
形可能な場合(当該レンズのエッジ部分が円筒形以外に
成形される場合に特に有効)には、当該エッジ部分のう
ち該光学素子側の端部において該レンズの光軸に対して
並行に突出した位置決め用突起を一体成形する一方、該
突起をステム表面に設けられた位置決め用穴に収容する
ことにより行う。
フェルール及び/又は光学素子(上記光学素子を所定位
置に搭載した光学素子パッケージ等)を所望の組立精度
で固定するための位置決め手段が設けられている。すな
わち、上記フェルールを固定するため、該フェルール挿
入側のエッジ部内周面にフェルール当接面を設けてい
る。また、上記光学素子が搭載されたステムを固定する
ためには、特に当該レンズのエッジ部分が円筒形に成形
されている場合、当該エッジ部分のうち該光学素子側の
内周面にテーパー面を設け、このテーパー面にステムの
エッジを接触(押しあてる)させることにより位置決め
を行う。このときステム及びスリーブ一体型レンズの形
状は円筒形(中空の場合を含む)でなければならない。
また、該ステムが樹脂パッケージのように任意形状に成
形可能な場合(当該レンズのエッジ部分が円筒形以外に
成形される場合に特に有効)には、当該エッジ部分のう
ち該光学素子側の端部において該レンズの光軸に対して
並行に突出した位置決め用突起を一体成形する一方、該
突起をステム表面に設けられた位置決め用穴に収容する
ことにより行う。
【0018】次に、この発明におけるスリーブ一体型レ
ンズの特徴的な構造を特定すべく、この明細書内で使用
している用語について、以下、図1を用いて説明する。
ンズの特徴的な構造を特定すべく、この明細書内で使用
している用語について、以下、図1を用いて説明する。
【0019】この図1は、上記スリーブ一体型レンズの
断面形状を示した図であり、レンズ本体50のエッジ部
分55を特殊形状に一体成形している。ここでレンズの
光軸とは、図中Aで示す線上で定義され、実質的に当該
レンズの中心軸に一致している。また、このレンズのエ
ッジ部分は光ファイバ側及び/又は光学素子側(図中、
左側を光ファイバ側、右側を光学素子側とする)に該光
軸に対して並行に突出しているが、特に、図中50aで
示されるエッジ部分を光ファイバ側エッジ部分、50b
で示されるエッジ部分を光学素子側エッジ部分と定義す
る。
断面形状を示した図であり、レンズ本体50のエッジ部
分55を特殊形状に一体成形している。ここでレンズの
光軸とは、図中Aで示す線上で定義され、実質的に当該
レンズの中心軸に一致している。また、このレンズのエ
ッジ部分は光ファイバ側及び/又は光学素子側(図中、
左側を光ファイバ側、右側を光学素子側とする)に該光
軸に対して並行に突出しているが、特に、図中50aで
示されるエッジ部分を光ファイバ側エッジ部分、50b
で示されるエッジ部分を光学素子側エッジ部分と定義す
る。
【0020】レンズ本体50は、さらに2つのレンズ面
51、52により定義されるが、特に、この明細書中で
は51を光ファイバ側レンズ面、52を光学素子側レン
ズ面と定義する。さらに、図中500は当該レンズにお
けるエッジ部分の内周面を示し、501は該エッジ部分
の端部を示している。
51、52により定義されるが、特に、この明細書中で
は51を光ファイバ側レンズ面、52を光学素子側レン
ズ面と定義する。さらに、図中500は当該レンズにお
けるエッジ部分の内周面を示し、501は該エッジ部分
の端部を示している。
【0021】
【作用】この発明における光結合素子モジュールは、そ
の構成部品として、従来のスリーブとレンズとが光学ガ
ラス等から一体的に成形されたスリーブ一体型レンズを
有するので、本来別部品であるスリーブ、レンズホル
ダ、及びレンズを使用する必要性も無く、また、これら
スリーブ、レンズホルダ、及びレンズを積層構造あるい
は重合構造に構成する必要が無い。
の構成部品として、従来のスリーブとレンズとが光学ガ
ラス等から一体的に成形されたスリーブ一体型レンズを
有するので、本来別部品であるスリーブ、レンズホル
ダ、及びレンズを使用する必要性も無く、また、これら
スリーブ、レンズホルダ、及びレンズを積層構造あるい
は重合構造に構成する必要が無い。
【0022】また、上記スリーブ一体型レンズは、フェ
ルールの位置決め手段及び/又は光学素子(光学素子を
所定位置に搭載した光学素子パッケージ等)の位置決め
手段をエッジ部分同様に一体成形により構成することが
可能なので、組立て工程のうち軸調整等の高い組立て精
度が要求される工程を省略することを可能にする。
ルールの位置決め手段及び/又は光学素子(光学素子を
所定位置に搭載した光学素子パッケージ等)の位置決め
手段をエッジ部分同様に一体成形により構成することが
可能なので、組立て工程のうち軸調整等の高い組立て精
度が要求される工程を省略することを可能にする。
【0023】さらに、透明樹脂を使用する場合には、接
着剤あるいは超音波溶着で接合し得るので、任意の形状
に成形することも可能になる。
着剤あるいは超音波溶着で接合し得るので、任意の形状
に成形することも可能になる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図2及至図10
を用いて説明する。なお、図中同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
を用いて説明する。なお、図中同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0025】この発明に係る光結合素子モジュールは、
図2及び図3に示すように、光学ガラス(例えば、石英
ガラス、材料記号BK−7のホウケイ酸ガラス等)ある
いは透明樹脂(例えば、エポキシ等)を金型(図示せ
ず)でプレスして、従来のスリーブとして機能する特殊
形状のエッジ部分を有するスリーブ一体型レンズを備え
ている(スリーブとして機能する光ファイバ側エッジ部
分50aとレンズ本体50とから一体的に成形)。な
お、この実施例では光学素子を所定位置に搭載したステ
ムを固定するための光学素子側エッジ部分も一体成形し
ている。
図2及び図3に示すように、光学ガラス(例えば、石英
ガラス、材料記号BK−7のホウケイ酸ガラス等)ある
いは透明樹脂(例えば、エポキシ等)を金型(図示せ
ず)でプレスして、従来のスリーブとして機能する特殊
形状のエッジ部分を有するスリーブ一体型レンズを備え
ている(スリーブとして機能する光ファイバ側エッジ部
分50aとレンズ本体50とから一体的に成形)。な
お、この実施例では光学素子を所定位置に搭載したステ
ムを固定するための光学素子側エッジ部分も一体成形し
ている。
【0026】上記スリーブ一体型レンズのエッジ部分の
形状は、図3にその外形を示すように、基本的には前後
面(光ファイバ側及び光学素子側)が開口した円筒形に
成形され、その内周面には、レンズ本体50を保持する
エッジ部分が一体成形されている(特に、このエッジ部
分をレンズ保持部55という)。このレンズ保持部55
にはレンズ面と光ファイバ端面との距離Lを規定すべく
位置決め手段54が設けられており(一体成形によ
る)、この位置決め手段の当接面54aと光ファイバ端
部に取り付けられたフェルールの端面とが接するように
該フェルールを光ファイバ側エッジ部分50aに挿入す
ることにより、組立て及び軸調整の一部工程が完了す
る。なお、上記フェルールは光ファイバを当該モジュー
ル内に導入するために、該光ファイバの先端部分に取り
付けられた支持部材である。
形状は、図3にその外形を示すように、基本的には前後
面(光ファイバ側及び光学素子側)が開口した円筒形に
成形され、その内周面には、レンズ本体50を保持する
エッジ部分が一体成形されている(特に、このエッジ部
分をレンズ保持部55という)。このレンズ保持部55
にはレンズ面と光ファイバ端面との距離Lを規定すべく
位置決め手段54が設けられており(一体成形によ
る)、この位置決め手段の当接面54aと光ファイバ端
部に取り付けられたフェルールの端面とが接するように
該フェルールを光ファイバ側エッジ部分50aに挿入す
ることにより、組立て及び軸調整の一部工程が完了す
る。なお、上記フェルールは光ファイバを当該モジュー
ル内に導入するために、該光ファイバの先端部分に取り
付けられた支持部材である。
【0027】具体的には、光ファイバ側エッジ部分50
aの内部は、光ファイバ端部の位置決めに寄与するフェ
ルールの外形(例えば、外径φ2.499mm)に比
べ、僅かに広い内径(例えば、内径φ2.502mm)
に成形されており、該フェルールの挿入経路にあたる光
ファイバ側エッジ部分50aの内周面は当接面54aに
至るまで高精度に連続した状態で一体成形されている。
また、レンズ保持部55は、エッジ部分の内周面に対し
て垂直に、かつ略リング状に突出した状態で設けられて
おり、その中央には光ファイバ側レンズ面51及び光学
素子側レンズ面52によりボールレンズとして定義され
るレンズ本体50が軸合わせされた状態で、該エッジ部
分とともに一体成形されている。このレンズ保持部55
のフェルール挿入側に設けられた位置決め手段54の該
フェルール端面と対向する環状面は、図2に示すよう
に、光ファイバ端面の位置決めに寄与すべく、フェルー
ルの端面と当接する当接面54aとして一体成形されて
いる。そして、この当接面54aと光ファイバ側レンズ
面51との再短距離L(図1参照)は、予め調芯実験等
で最も光学結合が高い距離を求めておくことにより、当
該スリーブ一体型レンズの成形時に金型で高精度、かつ
容易に実現・確保されるようになっている。
aの内部は、光ファイバ端部の位置決めに寄与するフェ
ルールの外形(例えば、外径φ2.499mm)に比
べ、僅かに広い内径(例えば、内径φ2.502mm)
に成形されており、該フェルールの挿入経路にあたる光
ファイバ側エッジ部分50aの内周面は当接面54aに
至るまで高精度に連続した状態で一体成形されている。
また、レンズ保持部55は、エッジ部分の内周面に対し
て垂直に、かつ略リング状に突出した状態で設けられて
おり、その中央には光ファイバ側レンズ面51及び光学
素子側レンズ面52によりボールレンズとして定義され
るレンズ本体50が軸合わせされた状態で、該エッジ部
分とともに一体成形されている。このレンズ保持部55
のフェルール挿入側に設けられた位置決め手段54の該
フェルール端面と対向する環状面は、図2に示すよう
に、光ファイバ端面の位置決めに寄与すべく、フェルー
ルの端面と当接する当接面54aとして一体成形されて
いる。そして、この当接面54aと光ファイバ側レンズ
面51との再短距離L(図1参照)は、予め調芯実験等
で最も光学結合が高い距離を求めておくことにより、当
該スリーブ一体型レンズの成形時に金型で高精度、かつ
容易に実現・確保されるようになっている。
【0028】さらに、上述したスリーブ一体型レンズの
レンズ本体50は、第1の実施例として図4に示すよう
に、光ファイバ側レンズ面51の曲率半径をr1 と光学
素子側レンズ面52の曲率半径r2 とから構成されてい
る。このレンズ本体50は、r1 =r2 ならば図1や図
2に示すボールレンズとなり、r1 ≠r2 とすることで
非球レンズで設計することもできる。また、第2の実施
例として図5に示すように均一な曲率では無く、レンズ
本体50の周辺部と中心部の曲率が異なるような非球面
レンズ(r1 ≠r2 )とすることも可能である。さら
に、第3の実施例としてこのレンズ本体50は、球面で
はない平面でも良く、この場合、図6に示すような屈折
率分布を付けた(GRIN=graded inde
x)ものを使用しても良いのは言うまでもない。
レンズ本体50は、第1の実施例として図4に示すよう
に、光ファイバ側レンズ面51の曲率半径をr1 と光学
素子側レンズ面52の曲率半径r2 とから構成されてい
る。このレンズ本体50は、r1 =r2 ならば図1や図
2に示すボールレンズとなり、r1 ≠r2 とすることで
非球レンズで設計することもできる。また、第2の実施
例として図5に示すように均一な曲率では無く、レンズ
本体50の周辺部と中心部の曲率が異なるような非球面
レンズ(r1 ≠r2 )とすることも可能である。さら
に、第3の実施例としてこのレンズ本体50は、球面で
はない平面でも良く、この場合、図6に示すような屈折
率分布を付けた(GRIN=graded inde
x)ものを使用しても良いのは言うまでもない。
【0029】したがって、光学ガラス製のスリーブ一体
型レンズを使用して光結合素子モジュールを製造する第
1の実施例では、図7に示すように、光学ガラスを金型
でプレスしてスリーブ一体型レンズ(この実施例では光
学素子側エッジ部分は成形されていない)を一体成形
し、ホルダ9の内部に装着すれば、光結合素子モジュー
ルを容易に製造することができる。
型レンズを使用して光結合素子モジュールを製造する第
1の実施例では、図7に示すように、光学ガラスを金型
でプレスしてスリーブ一体型レンズ(この実施例では光
学素子側エッジ部分は成形されていない)を一体成形
し、ホルダ9の内部に装着すれば、光結合素子モジュー
ルを容易に製造することができる。
【0030】なお、上記ホルダ9は、金属あるいは樹脂
等から両端部(図中、フェルール2が挿入される側及び
ステム7が接着される側)が開口した円筒形に構成さ
れ、その一方の開口端には塵埃の侵入等を防止する円形
のステム7(光学素子パッケージ等)が接着固定される
とともに、このステム7の裏面(当該モジュールの内
側)には、半導体発光素子あるいは半導体受光素子から
なる光学素子6が設けられている。また、このステム7
には、光学素子6と外部電源等(図示せず)とを電気的
に接続するための複数のステムピン8が挿入され、シー
ルチューブ60(図9)を介してその所定部位が該ステ
ム7に固定されている。
等から両端部(図中、フェルール2が挿入される側及び
ステム7が接着される側)が開口した円筒形に構成さ
れ、その一方の開口端には塵埃の侵入等を防止する円形
のステム7(光学素子パッケージ等)が接着固定される
とともに、このステム7の裏面(当該モジュールの内
側)には、半導体発光素子あるいは半導体受光素子から
なる光学素子6が設けられている。また、このステム7
には、光学素子6と外部電源等(図示せず)とを電気的
に接続するための複数のステムピン8が挿入され、シー
ルチューブ60(図9)を介してその所定部位が該ステ
ム7に固定されている。
【0031】さらに、ホルダ9の内周面(スリーブ一体
型レンズと接する面)には、スリーブ一体型レンズを固
定するため、該内周面に対して垂直方向に突出した状態
で、略リング状のレンズ固定部10が設けられており、
このレンズ固定部10は、スリーブ一体型レンズをホル
ダ9の内部へ挿入した後(図面下側から挿入)、続けて
圧入等により挿入し所定位置に固定している。なお、ホ
ルダ9を使用するのは、光学ガラスを使用する場合、ス
リーブ一体型レンズとステム7とを直接接着することが
困難なので、金属あるいは樹脂製のホルダ9をステム7
に接合する必要があるという理由に基づくものである。
型レンズと接する面)には、スリーブ一体型レンズを固
定するため、該内周面に対して垂直方向に突出した状態
で、略リング状のレンズ固定部10が設けられており、
このレンズ固定部10は、スリーブ一体型レンズをホル
ダ9の内部へ挿入した後(図面下側から挿入)、続けて
圧入等により挿入し所定位置に固定している。なお、ホ
ルダ9を使用するのは、光学ガラスを使用する場合、ス
リーブ一体型レンズとステム7とを直接接着することが
困難なので、金属あるいは樹脂製のホルダ9をステム7
に接合する必要があるという理由に基づくものである。
【0032】一方、第2の実施例として透明樹脂製のス
リーブ一体型レンズを使用して光結合素子モジュールを
製造する場合には、図8に示すように、透明樹脂を金型
でプレスしてスリーブ一体型レンズを一体成形し、この
スリーブ一体型レンズの一方の開口端部とステム7の裏
面(当該モジュールの内側に位置する面であって、光学
素子6が搭載される面)に直接接着するか、あるいは溶
着することにより、光結合素子モジュールを容易に製造
することができる。しかもこの場合には、ホルダ9を省
略することができる。このようにスリーブ一体型レンズ
が透明樹脂製の場合には、ステム7にその一方の開口端
部を接着剤あるいは超音波溶着で容易に接合し得るの
で、図8に示すような形状に成形することも可能とな
る。
リーブ一体型レンズを使用して光結合素子モジュールを
製造する場合には、図8に示すように、透明樹脂を金型
でプレスしてスリーブ一体型レンズを一体成形し、この
スリーブ一体型レンズの一方の開口端部とステム7の裏
面(当該モジュールの内側に位置する面であって、光学
素子6が搭載される面)に直接接着するか、あるいは溶
着することにより、光結合素子モジュールを容易に製造
することができる。しかもこの場合には、ホルダ9を省
略することができる。このようにスリーブ一体型レンズ
が透明樹脂製の場合には、ステム7にその一方の開口端
部を接着剤あるいは超音波溶着で容易に接合し得るの
で、図8に示すような形状に成形することも可能とな
る。
【0033】このように、光学素子6が半導体発光素子
からなる場合には、光学素子6の発光に伴い該光がレン
ズ本体50で集光された後(光の拡散が防止される)、
この光が光ファイバ1の端面(光ファイバ1の一方の端
面であって、光学素子6とレンズ本体50を介して対向
している面)に入射することとなる。一方、光学素子6
が半導体受光素子からなる場合には、光ファイバの端面
から照射された光がレンズ本体50で集光された後、こ
の光が高い集光率を維持した状態で光学素子6に入射す
ることとなる。
からなる場合には、光学素子6の発光に伴い該光がレン
ズ本体50で集光された後(光の拡散が防止される)、
この光が光ファイバ1の端面(光ファイバ1の一方の端
面であって、光学素子6とレンズ本体50を介して対向
している面)に入射することとなる。一方、光学素子6
が半導体受光素子からなる場合には、光ファイバの端面
から照射された光がレンズ本体50で集光された後、こ
の光が高い集光率を維持した状態で光学素子6に入射す
ることとなる。
【0034】以上の構成によれば、スリーブ一体型レン
ズは、レンズ本体50の外周を密着して囲んだエッジ部
分の形状がフェルール2を固定するスリーブとして機能
するよう、該レンズ本体50とともに一体的に成形され
ているいので、本来別部品であるスリーブ、レンズホル
ダ、及びレンズ本体が積層構造あるいは重合構造をなす
必要が全く無く、かつ調芯作業の省略等を通じて同軸度
を極めて容易に向上させることができる。各部品のコス
ト高を著しく抑制することが可能となる。また、当該モ
ジュールにおける各部品の固定位置を調整する際、その
調整精度のバラツキを著しく小さくできるので、製造工
程数の増加、製造時間の遅延、高度な技術、及び高度な
部品精度を伴わざるを得ないという問題を確実に解消す
ることができる。さらに、スリーブ一体型レンズの一体
化構造により、部品点数を大幅に削減でき、これを通じ
て著しいコストダウンの実現が期待できるのは明白であ
る。
ズは、レンズ本体50の外周を密着して囲んだエッジ部
分の形状がフェルール2を固定するスリーブとして機能
するよう、該レンズ本体50とともに一体的に成形され
ているいので、本来別部品であるスリーブ、レンズホル
ダ、及びレンズ本体が積層構造あるいは重合構造をなす
必要が全く無く、かつ調芯作業の省略等を通じて同軸度
を極めて容易に向上させることができる。各部品のコス
ト高を著しく抑制することが可能となる。また、当該モ
ジュールにおける各部品の固定位置を調整する際、その
調整精度のバラツキを著しく小さくできるので、製造工
程数の増加、製造時間の遅延、高度な技術、及び高度な
部品精度を伴わざるを得ないという問題を確実に解消す
ることができる。さらに、スリーブ一体型レンズの一体
化構造により、部品点数を大幅に削減でき、これを通じ
て著しいコストダウンの実現が期待できるのは明白であ
る。
【0035】次に、上記第2実施例のスリーブ一体型レ
ンズ(透明樹脂で一体成形)の場合について、その一方
の開口端部でのステム7(光学素子パッケージ等)の位
置決め手段を図9及び図10を用いて説明する。なお、
図9は半導体発光素子(LED6b)が搭載された送信
側光結合素子モジュールを示し、図10は半導体受光素
子(PD60)が搭載された受信側光結合素子モジュー
ルを示している。
ンズ(透明樹脂で一体成形)の場合について、その一方
の開口端部でのステム7(光学素子パッケージ等)の位
置決め手段を図9及び図10を用いて説明する。なお、
図9は半導体発光素子(LED6b)が搭載された送信
側光結合素子モジュールを示し、図10は半導体受光素
子(PD60)が搭載された受信側光結合素子モジュー
ルを示している。
【0036】図9に示す第1の実施例では、スリーブ一
体型レンズを透明樹脂(例えば、ポリカーネイド)を主
材料として一体成形したものであり、エッジ部分全体の
形状は円筒形に成形している。このスリーブ一体型レン
ズの光学素子側エッジ部分50bの端部には、レンズの
光軸(図中、B線は該光軸を示す線Aに並行な線)に対
して45゜のテーパー角を持つテーパー面が該光学素子
側エッジ部分の内周面に設けている。円形のステム7の
裏面(当該モジュールの内側に相当する面)には、Au
Sn共晶半田を用いてLED6が搭載されている。な
お、図中、6aはLEDチップ6bをステム7に良好に
実装するためのサブマウント、6bはLEDチップ、6
cはLEDチップ6bから出射される光を概略平行光に
コリメートするためのマイクロボールである。また、ス
テム7にLEDを搭載する際は、画像認識技術を用い
て、該ステム7の中心軸(レンズの光軸Aに一致した
軸)から±5μm以下の範囲に固定されており、レンズ
本体50は収差軽減のため非球面レンズとしている。
体型レンズを透明樹脂(例えば、ポリカーネイド)を主
材料として一体成形したものであり、エッジ部分全体の
形状は円筒形に成形している。このスリーブ一体型レン
ズの光学素子側エッジ部分50bの端部には、レンズの
光軸(図中、B線は該光軸を示す線Aに並行な線)に対
して45゜のテーパー角を持つテーパー面が該光学素子
側エッジ部分の内周面に設けている。円形のステム7の
裏面(当該モジュールの内側に相当する面)には、Au
Sn共晶半田を用いてLED6が搭載されている。な
お、図中、6aはLEDチップ6bをステム7に良好に
実装するためのサブマウント、6bはLEDチップ、6
cはLEDチップ6bから出射される光を概略平行光に
コリメートするためのマイクロボールである。また、ス
テム7にLEDを搭載する際は、画像認識技術を用い
て、該ステム7の中心軸(レンズの光軸Aに一致した
軸)から±5μm以下の範囲に固定されており、レンズ
本体50は収差軽減のため非球面レンズとしている。
【0037】一方、図10に示す第2の実施例では、上
述の第1の実施例と同様に透明樹脂を主材料に円筒形に
一体成形されたスリーブ一体型レンズであるが、その光
学素子側エッジ部分の端部においてレンズの光軸Aに対
して並行に位置決め用突起11aが設けられている。ま
た、PD60はステム7(Mold Intercon
nection Deviceを用いて配線パターンが
形成されたプラスチックパッケージ)にSnPb半田を
用いて固定されており、このステム7の裏面には上記位
置決め用突起11aを収納するための位置決め用穴11
bが設けられている。また、PD60をステム7上に実
装する際には、画像認識技術を用いて中心軸(ステム7
を光学素子側エッジ部分50bの端部に装着した際に、
該ステム7の中心となる軸であって、この軸はレンズの
光軸Aと一致している)から±5μm以下の範囲に固定
されており、レンズ本体50には球面レンズが用いられ
ている。
述の第1の実施例と同様に透明樹脂を主材料に円筒形に
一体成形されたスリーブ一体型レンズであるが、その光
学素子側エッジ部分の端部においてレンズの光軸Aに対
して並行に位置決め用突起11aが設けられている。ま
た、PD60はステム7(Mold Intercon
nection Deviceを用いて配線パターンが
形成されたプラスチックパッケージ)にSnPb半田を
用いて固定されており、このステム7の裏面には上記位
置決め用突起11aを収納するための位置決め用穴11
bが設けられている。また、PD60をステム7上に実
装する際には、画像認識技術を用いて中心軸(ステム7
を光学素子側エッジ部分50bの端部に装着した際に、
該ステム7の中心となる軸であって、この軸はレンズの
光軸Aと一致している)から±5μm以下の範囲に固定
されており、レンズ本体50には球面レンズが用いられ
ている。
【0038】上述の第1の実施例の場合、当該スリーブ
一体型レンズは、光ファイバ1の先端部分に取り付けら
れたフェルール2が挿入される円筒形のエッジ部50
a、50b、レンズ本体50、及び位置決め用テーパー
面53の各中心軸が一致するように一体成形されてい
る。したがって、一般に広く利用されているCD型ステ
ム、TO−18、TO−46等の略円筒形のパッケージ
を、該スリーブ一体型レンズのテーパー面53に押しあ
てるだけで位置決めが可能となる。また、光学素子6を
ステム7上に搭載する際は、例えば実施例のように画像
認識技術を利用することにより、容易に、しかも精度よ
くレンズの光軸Aと一致するステム7上に配置すること
が可能となる。
一体型レンズは、光ファイバ1の先端部分に取り付けら
れたフェルール2が挿入される円筒形のエッジ部50
a、50b、レンズ本体50、及び位置決め用テーパー
面53の各中心軸が一致するように一体成形されてい
る。したがって、一般に広く利用されているCD型ステ
ム、TO−18、TO−46等の略円筒形のパッケージ
を、該スリーブ一体型レンズのテーパー面53に押しあ
てるだけで位置決めが可能となる。また、光学素子6を
ステム7上に搭載する際は、例えば実施例のように画像
認識技術を利用することにより、容易に、しかも精度よ
くレンズの光軸Aと一致するステム7上に配置すること
が可能となる。
【0039】なお、上述の各実施例ではほぼ円筒形のス
リーブ一体型レンズ、円形のステム7、及びほぼ円筒形
のホルダ9等を使用した光結合素子モジュールを示した
が、同様の機能を奏するものであれば、これらの形状・
構造に何等限定されるものでないのは言うまでもない。
リーブ一体型レンズ、円形のステム7、及びほぼ円筒形
のホルダ9等を使用した光結合素子モジュールを示した
が、同様の機能を奏するものであれば、これらの形状・
構造に何等限定されるものでないのは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、別部品
であるスリーブ、レンズホルダ、及びレンズが積層構造
あるいは重合構造をとる必要が無いので、同軸度を容易
に向上させることができる。各部品のコスト高を抑制す
ることが可能になるという顕著な効果がある。また、当
該光結合素子モジュールを製造する際には各部品が一体
成形されているので、調芯作業が不要になり、製造設備
の簡素化のみならず製造工程の短縮が図れるという効果
がある。
であるスリーブ、レンズホルダ、及びレンズが積層構造
あるいは重合構造をとる必要が無いので、同軸度を容易
に向上させることができる。各部品のコスト高を抑制す
ることが可能になるという顕著な効果がある。また、当
該光結合素子モジュールを製造する際には各部品が一体
成形されているので、調芯作業が不要になり、製造設備
の簡素化のみならず製造工程の短縮が図れるという効果
がある。
【0041】すなわち、当該モジュールにおける各部品
の調整精度のバラツキを小さくできるので、製造工程数
の増加、製造時間の遅延、高度な技術、及び高度な部品
精度が要求されるという問題を解消し得るという特有の
効果がある。さらに、部品点数の削減を通じてコストダ
ウンの実現が期待できるという格別の効果がある。
の調整精度のバラツキを小さくできるので、製造工程数
の増加、製造時間の遅延、高度な技術、及び高度な部品
精度が要求されるという問題を解消し得るという特有の
効果がある。さらに、部品点数の削減を通じてコストダ
ウンの実現が期待できるという格別の効果がある。
【図1】この発明に係る光結合素子モジュールにおい
て、特にスリーブ一体型レンズの特徴的な構造を説明す
るために明細書中で使用した用語を補足説明するための
図である。
て、特にスリーブ一体型レンズの特徴的な構造を説明す
るために明細書中で使用した用語を補足説明するための
図である。
【図2】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズの一実施例による構造を説明す
るための断面図である。
るスリーブ一体型レンズの一実施例による構造を説明す
るための断面図である。
【図3】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズの一実施例による構造を説明す
るための断面斜視図である。
るスリーブ一体型レンズの一実施例による構造を説明す
るための断面斜視図である。
【図4】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第1の実施例を
示す断面図である。
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第1の実施例を
示す断面図である。
【図5】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第2の実施例を
示す断面図である。
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第2の実施例を
示す断面図である。
【図6】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第3の実施例を
示す断面図である。
るスリーブ一体型レンズのレンズ本体の第3の実施例を
示す断面図である。
【図7】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズであって、特に光学ガラスを主
材料とするスリーブ一体型レンズを用いて構成した光結
合素子モジュールの第1の実施例による構造を説明する
ための断面図である。
るスリーブ一体型レンズであって、特に光学ガラスを主
材料とするスリーブ一体型レンズを用いて構成した光結
合素子モジュールの第1の実施例による構造を説明する
ための断面図である。
【図8】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズであって、特に透明樹脂を主材
料とするスリーブ一体型レンズを用いて構成した光結合
素子モジュールの第2の実施例による構造を説明するた
めの断面図である。
るスリーブ一体型レンズであって、特に透明樹脂を主材
料とするスリーブ一体型レンズを用いて構成した光結合
素子モジュールの第2の実施例による構造を説明するた
めの断面図である。
【図9】この発明に係る光結合素子モジュールを構成す
るスリーブ一体型レンズであって、特に光学素子を搭載
した基底部材の位置決め手段の第1の実施例を説明する
ための一部断面図である。
るスリーブ一体型レンズであって、特に光学素子を搭載
した基底部材の位置決め手段の第1の実施例を説明する
ための一部断面図である。
【図10】この発明に係る光結合素子モジュールを構成
するスリーブ一体型レンズであって、特に光学素子を搭
載した基底部材の位置決め手段の第2の実施例を説明す
るための一部断面図である。
するスリーブ一体型レンズであって、特に光学素子を搭
載した基底部材の位置決め手段の第2の実施例を説明す
るための一部断面図である。
【図11】従来の光結合素子モジュールの構造を示す断
面図である。
面図である。
【図12】従来の他の光結合素子モジュールの構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図13】スリーブとレンズのトレランスを示すグラフ
図である(その1)。
図である(その1)。
【図14】スリーブとレンズのトレランスを示すグラフ
図である(その2)。
図である(その2)。
1…光ファイバ、2…フェルール、6…光学素子、7…
基底部材(ステム、樹脂パッケージ)、50…レンズ本
体、50a…光ファイバ側エッジ部、50b…光学素子
側エッジ部、53…テーパー面、54…フェルール位置
決め手段、11a…位置決め用突起、11b…位置決め
用穴。
基底部材(ステム、樹脂パッケージ)、50…レンズ本
体、50a…光ファイバ側エッジ部、50b…光学素子
側エッジ部、53…テーパー面、54…フェルール位置
決め手段、11a…位置決め用突起、11b…位置決め
用穴。
Claims (10)
- 【請求項1】 光ファイバと光学素子とを光学的に結合
する光結合素子モジュール内において、該光ファイバ端
部と該光学素子との間の光学系を構成するレンズであっ
て、 前記レンズのエッジ部分は、少なくとも前記光ファイバ
端部を当該モジュール内に導入するためのフェルールを
固定するスリーブとして、該レンズの光軸に沿って前記
光ファイバ側へ突出した形状に成形され、かつその内周
面に前記光学素子と当該レンズを介して対向する前記光
ファイバ端部の位置を規定する位置決め手段が一体成形
されたことを特徴とするスリーブ一体型レンズ。 - 【請求項2】 前記レンズのエッジ部分は、さらに該レ
ンズの光軸に沿って前記光学素子側に突出した形状に一
体成形され、かつ前記光ファイバ端部と当該レンズを介
して対向する前記光学素子が所定位置に搭載されたステ
ムの固定位置を規定する位置決め手段を備えたことを特
徴とする請求項1記載のスリーブ一体型レンズ。 - 【請求項3】 前記ステムの固定位置を規定する位置決
め手段として、当該エッジ部分のうち該光学素子側の内
周面にテーパー面を有することを特徴とする請求項2記
載のスリーブ一体型レンズ。 - 【請求項4】 前記ステムの固定位置を規定する位置決
め手段として、当該エッジ部分のうち該光学素子側の端
部において該レンズの光軸に沿って突出した位置決め用
突起が一体成形されていることを特徴とする請求項2記
載のスリーブ一体型レンズ。 - 【請求項5】 光学ガラスか、あるいは透明樹脂のいず
れか一方を主材料とすることを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1項に記載のスリーブ一体型レンズ。 - 【請求項6】 光ファイバと光学素子とを光学的に結合
する光結合素子モジュールにおいて、 前記光ファイバ端部を当該モジュール内に導入すべく、
該光ファイバ端部に取り付けるフェルールと、 光学系を介して前記光ファイバ端部と対向して設置され
る前記光学素子を所定位置に搭載したステムと、 前記光ファイバ端部と前記光学素子との間の光学系を構
成するレンズであって、そのエッジ部分は、少なくとも
挿入された前記フェルールを固定するスリーブとして、
該レンズの光軸に沿って前記光ファイバ側へ突出した形
状に成形され、かつその内周面に前記光学素子と当該レ
ンズを介して対向する前記光ファイバ端部の位置を規定
する位置決め手段が一体成形されたスリーブ一体型レン
ズとを、 少なくとも備えたことを特徴とする光結合素子モジュー
ル。 - 【請求項7】 前記スリーブ一体型レンズは、そのエッ
ジ部分がさらに該レンズの光軸に沿って前記光学素子側
に突出した形状に一体成形され、かつ前記光ファイバ端
部と当該レンズを介して対向する前記光学素子が所定位
置に搭載されたステムの固定位置を規定する位置決め手
段を備えたことを特徴とする請求項6記載の光結合素子
モジュール。 - 【請求項8】 前記ステムの固定位置を規定する位置決
め手段として、当該エッジ部分のうち該光学素子側の内
周面にテーパー面を有することを特徴とする請求項7記
載の光結合素子モジュール。 - 【請求項9】 前記ステムの固定位置を規定する位置決
め手段として、当該エッジ部分のうち該光学素子側の端
部において該レンズの光軸に対して並行に突出した位置
決め用突起が一体成形されていることを特徴とする請求
項7記載の光結合素子モジュール。 - 【請求項10】 前記スリーブ一体型レンズは、光学ガ
ラスか、あるいは透明樹脂のいずれか一方を主材料とす
ることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載
の光結合素子モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21010194A JPH07134225A (ja) | 1993-09-17 | 1994-09-02 | スリーブ一体型レンズ及びこのレンズを用いた光結合素子モジュール |
Applications Claiming Priority (3)
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JP23155593 | 1993-09-17 | ||
JP5-231555 | 1993-09-17 | ||
JP21010194A JPH07134225A (ja) | 1993-09-17 | 1994-09-02 | スリーブ一体型レンズ及びこのレンズを用いた光結合素子モジュール |
Publications (1)
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JPH07134225A true JPH07134225A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=26517867
Family Applications (1)
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JP21010194A Pending JPH07134225A (ja) | 1993-09-17 | 1994-09-02 | スリーブ一体型レンズ及びこのレンズを用いた光結合素子モジュール |
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JP (1) | JPH07134225A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001194558A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-07-19 | Infineon Technologies Ag | 連結装置 |
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-
1994
- 1994-09-02 JP JP21010194A patent/JPH07134225A/ja active Pending
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