JPH0713320A - フィルム受渡し方法及びその装置 - Google Patents
フィルム受渡し方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0713320A JPH0713320A JP15582293A JP15582293A JPH0713320A JP H0713320 A JPH0713320 A JP H0713320A JP 15582293 A JP15582293 A JP 15582293A JP 15582293 A JP15582293 A JP 15582293A JP H0713320 A JPH0713320 A JP H0713320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- air
- mount
- suction
- tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、大面積を有するフィルムを各テーブ
ル間で確実に受け渡すことができ、かつ各テーブルを余
計な力を必要としないで離すこと。 【構成】大面積の台紙(10)等を吸着しているZテーブル
(22)による吸着作用を停止し、この後にエアーを噴出さ
せて台紙(10)等をZテーブル(22)から引き離し、これと
ともにθテーブル(23)からエアーを噴出させて各テーブ
ル(22,23) との間にエアー層を形成し、次にθテーブル
(23)から吸着を行って台紙(10)等をθテーブル(23)に吸
着する。
ル間で確実に受け渡すことができ、かつ各テーブルを余
計な力を必要としないで離すこと。 【構成】大面積の台紙(10)等を吸着しているZテーブル
(22)による吸着作用を停止し、この後にエアーを噴出さ
せて台紙(10)等をZテーブル(22)から引き離し、これと
ともにθテーブル(23)からエアーを噴出させて各テーブ
ル(22,23) との間にエアー層を形成し、次にθテーブル
(23)から吸着を行って台紙(10)等をθテーブル(23)に吸
着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真製版において台紙
に原版フィルムの貼込みを行うフィルム貼込み装置に適
用されるもので、Zテーブルに吸着された台紙等をθテ
ーブルに受け渡すためのフィルム受渡し方法及びその装
置に関する。
に原版フィルムの貼込みを行うフィルム貼込み装置に適
用されるもので、Zテーブルに吸着された台紙等をθテ
ーブルに受け渡すためのフィルム受渡し方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版においては、原稿に対して色分
解した各原版フィルム(ネガフィルム)を割付指定に従
って各色毎に台紙(ベースフィルムとも称す)上にテー
プ、接着剤等により貼り付け、これをプリンタによりポ
ジフィルム(フォトクロフィルム)上に焼付け、ネガ/
ポジ反転させて原版フィルムを作っている。
解した各原版フィルム(ネガフィルム)を割付指定に従
って各色毎に台紙(ベースフィルムとも称す)上にテー
プ、接着剤等により貼り付け、これをプリンタによりポ
ジフィルム(フォトクロフィルム)上に焼付け、ネガ/
ポジ反転させて原版フィルムを作っている。
【0003】この際、各色版間の位置合わせは、最初に
作られた原版フィルム(通常は、マゼンタ版)を見て、
それに合わせて他の色の色分解版を作業者がそれぞれの
ベースフィルム上に貼り込んでいる。
作られた原版フィルム(通常は、マゼンタ版)を見て、
それに合わせて他の色の色分解版を作業者がそれぞれの
ベースフィルム上に貼り込んでいる。
【0004】このように、従来は作業者が肉眼で一版づ
つ確認しながら位置合わせを行なって貼り込んでいるの
で、作業者の疲労度が大きく作業上の能率が悪いととも
に、位置合わせの精度に個人差があり、高品質な原版フ
ィルムを作ることが困難であった。
つ確認しながら位置合わせを行なって貼り込んでいるの
で、作業者の疲労度が大きく作業上の能率が悪いととも
に、位置合わせの精度に個人差があり、高品質な原版フ
ィルムを作ることが困難であった。
【0005】これに対処すべく、トレイから自動的に原
版フィルムを取り出し、台紙が載置されたテーブル上に
位置決めして原版フィルムを載置し、取り出し手段に設
けられたテープ貼りユニットによってテープを貼り込む
フィルム貼込み装置が開発されている。
版フィルムを取り出し、台紙が載置されたテーブル上に
位置決めして原版フィルムを載置し、取り出し手段に設
けられたテープ貼りユニットによってテープを貼り込む
フィルム貼込み装置が開発されている。
【0006】図3はかかるフィルム貼込み装置の概略構
成図である。この装置は、大きく分けて台紙や原版フィ
ルムを収納するトレイ部1、前後(X軸)及び左右(Y
軸)方向に移動可能であるとともにθ方向に回転するに
θテーブル2、及び上下方向に移動可能なZテーブル3
から構成されている。
成図である。この装置は、大きく分けて台紙や原版フィ
ルムを収納するトレイ部1、前後(X軸)及び左右(Y
軸)方向に移動可能であるとともにθ方向に回転するに
θテーブル2、及び上下方向に移動可能なZテーブル3
から構成されている。
【0007】このうちトレイ部1は、本体前面に設けら
れ、両側面に設けられた支持枠4a、4bにより水平に
前後動可能に支持され、θテーブル2とZテーブル3と
の間に挿脱自在となっている。
れ、両側面に設けられた支持枠4a、4bにより水平に
前後動可能に支持され、θテーブル2とZテーブル3と
の間に挿脱自在となっている。
【0008】具体的にトレイ部1は、例えば原版フィル
ムを収納する第1、第2のフィルムトレイ5、6と、台
紙を収納する第1、第2の台紙トレイ7、8と、原版フ
ィルムの貼り込み終了後の台紙を収納する排版トレイ9
とを有している。そして、これらトレイ5〜9は、それ
ぞれθテーブル2とZテーブル3との間に挿脱自在な構
成となっている。
ムを収納する第1、第2のフィルムトレイ5、6と、台
紙を収納する第1、第2の台紙トレイ7、8と、原版フ
ィルムの貼り込み終了後の台紙を収納する排版トレイ9
とを有している。そして、これらトレイ5〜9は、それ
ぞれθテーブル2とZテーブル3との間に挿脱自在な構
成となっている。
【0009】かかる構成であれば、先ず、各台紙トレイ
7、8に台紙がセットされるとともに、各フィルムトレ
イ5、6に原版フィルムがセットされる。
7、8に台紙がセットされるとともに、各フィルムトレ
イ5、6に原版フィルムがセットされる。
【0010】この状態に、動作開始すると、Zテーブル
3が台紙受取り位置へ下降し、かつ図6に示すように、
例えば台紙トレイ7がZテーブル3とθテーブル2との
間に進入する。
3が台紙受取り位置へ下降し、かつ図6に示すように、
例えば台紙トレイ7がZテーブル3とθテーブル2との
間に進入する。
【0011】この台紙トレイ7が進入すると、Zテーブ
ル3に設けられた吸引パットのバキュームが作動し、台
紙10がZテーブル3に吸着される。そして、台紙トレ
イ7は、退出して元の位置に戻り、これとともにZテー
ブル3は台紙10を吸着した状態で、台紙10をθテー
ブル2に受け渡す位置に下降する。
ル3に設けられた吸引パットのバキュームが作動し、台
紙10がZテーブル3に吸着される。そして、台紙トレ
イ7は、退出して元の位置に戻り、これとともにZテー
ブル3は台紙10を吸着した状態で、台紙10をθテー
ブル2に受け渡す位置に下降する。
【0012】次にZテーブル3が最下点まで下降する
と、Zテーブル3では、吸引パットのバキュームが停止
し、これとともに台紙10をθテーブル2上に抑えつけ
る。その後、Zテーブル3はフィルム受取り位置へ上昇
すると、台紙10はZテーブル3から離れてθテーブル
2上の所定の位置に載置される。
と、Zテーブル3では、吸引パットのバキュームが停止
し、これとともに台紙10をθテーブル2上に抑えつけ
る。その後、Zテーブル3はフィルム受取り位置へ上昇
すると、台紙10はZテーブル3から離れてθテーブル
2上の所定の位置に載置される。
【0013】次にフィルムトレイ6がθテーブル2とZ
テーブル3との間に進入し、台紙10の場合と同様に、
フィルムトレイ6から原版フィルムが取り出され、この
フィルムトレイ6がZテーブル3に吸着される。この状
態で、Zテーブル3は、位置決め位置へ下降し、フィル
ムの見当合わせが行われて最下点に下降する。
テーブル3との間に進入し、台紙10の場合と同様に、
フィルムトレイ6から原版フィルムが取り出され、この
フィルムトレイ6がZテーブル3に吸着される。この状
態で、Zテーブル3は、位置決め位置へ下降し、フィル
ムの見当合わせが行われて最下点に下降する。
【0014】次にZテーブル3の吸引パットのバキュー
ムが停止し、これとともに原版フィルム11をθテーブ
ル2の台紙10上に抑えつける。その後、Zテーブル3
はフィルム受取り位置へ上昇すると、原版フィルム11
はZテーブル3から離れてθテーブル2の台紙10上の
所定の位置に載置される。
ムが停止し、これとともに原版フィルム11をθテーブ
ル2の台紙10上に抑えつける。その後、Zテーブル3
はフィルム受取り位置へ上昇すると、原版フィルム11
はZテーブル3から離れてθテーブル2の台紙10上の
所定の位置に載置される。
【0015】その後、Zテーブル3内に組み込まれたテ
ープ貼りヘッドにより、テープが台紙10と原版フィル
ム11とに対して貼り付けられる。そして、原版フィル
ム11の貼り込み後の台紙10をZテーブル3に吸着
し、かつ排版トレイ9をZ、θテーブル3、2間に進入
させ、台紙10を排版トレイ9に収納して回収する。
ープ貼りヘッドにより、テープが台紙10と原版フィル
ム11とに対して貼り付けられる。そして、原版フィル
ム11の貼り込み後の台紙10をZテーブル3に吸着
し、かつ排版トレイ9をZ、θテーブル3、2間に進入
させ、台紙10を排版トレイ9に収納して回収する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにフィルム
貼込みは、台紙10又は原版フィルム11をZテーブル
2に吸着し、これを移動してθテーブル2上に受渡して
いる。
貼込みは、台紙10又は原版フィルム11をZテーブル
2に吸着し、これを移動してθテーブル2上に受渡して
いる。
【0017】しかしながら、台紙10又は原版フィルム
11は、例えば新聞の見開き程度の大きさで大面積を有
するものである。このため、これら台紙10又は原版フ
ィルム11をZテーブル3の全面に吸着し、この後に離
すには、ただ単に吸引パットのバキュームを停止しただ
けでは、容易にZテーブル3から離れないという問題が
ある。
11は、例えば新聞の見開き程度の大きさで大面積を有
するものである。このため、これら台紙10又は原版フ
ィルム11をZテーブル3の全面に吸着し、この後に離
すには、ただ単に吸引パットのバキュームを停止しただ
けでは、容易にZテーブル3から離れないという問題が
ある。
【0018】又、Zテーブル3をθテーブル2に対して
接触(又は押し付けて)した状態で、台紙10又は原版
フィルム11からZテーブル3から外し、θテーブル2
に吸着させるので、これらZテーブル3及びθテーブル
2は、共に平滑な面に形成されており、台紙10又は原
版フィルム11を受け渡すときに、これらテーブル3、
2の間に負圧が発生する。このため、Zテーブル3を上
昇させるに、この負圧に打ち勝つための大きな上昇力が
必要となる。
接触(又は押し付けて)した状態で、台紙10又は原版
フィルム11からZテーブル3から外し、θテーブル2
に吸着させるので、これらZテーブル3及びθテーブル
2は、共に平滑な面に形成されており、台紙10又は原
版フィルム11を受け渡すときに、これらテーブル3、
2の間に負圧が発生する。このため、Zテーブル3を上
昇させるに、この負圧に打ち勝つための大きな上昇力が
必要となる。
【0019】そこで本発明は、大面積を有するフィルム
を各テーブル間で確実に受け渡すことができ、かつ各テ
ーブルを余計な力を必要としないで離すことができるフ
ィルム受渡し方法及びその装置を提供することを目的と
する。
を各テーブル間で確実に受け渡すことができ、かつ各テ
ーブルを余計な力を必要としないで離すことができるフ
ィルム受渡し方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、吸着
機構を有する第1のテーブルに吸着された大面積のフィ
ルム等を、吸着機構を有する第2のテーブルに受渡して
吸着させるフィルム受渡し方法において、第1のテーブ
ルの吸着機構による吸着作用を停止し、この後にエアー
を噴出させ、かつこの第1のテーブルの吸着機構により
エアーを噴出しているときに、第2テーブルの吸着機構
によりエアーを噴出させ、この後に吸着作用を行うよう
にして上記目的を達成しようとするフィルム受渡し方法
である。
機構を有する第1のテーブルに吸着された大面積のフィ
ルム等を、吸着機構を有する第2のテーブルに受渡して
吸着させるフィルム受渡し方法において、第1のテーブ
ルの吸着機構による吸着作用を停止し、この後にエアー
を噴出させ、かつこの第1のテーブルの吸着機構により
エアーを噴出しているときに、第2テーブルの吸着機構
によりエアーを噴出させ、この後に吸着作用を行うよう
にして上記目的を達成しようとするフィルム受渡し方法
である。
【0021】請求項2によれば、吸着機構を有する第1
のテーブルに吸着された大面積のフィルム等を、吸着機
構を有する第2のテーブルに受渡して吸着させるフィル
ム受渡し装置において、第1のテーブルの吸着機構によ
る吸着作用を停止し、この後にエアーを噴出させる第1
のエアー制御手段と、第1のテーブルの吸着機構により
エアーを噴出しているときに、第2テーブルの吸着機構
によりエアーを噴出させ、この後に吸着作用を行う第2
のエアー制御手段とを備えて上記目的を達成しようとす
るフィルム受渡し装置である。
のテーブルに吸着された大面積のフィルム等を、吸着機
構を有する第2のテーブルに受渡して吸着させるフィル
ム受渡し装置において、第1のテーブルの吸着機構によ
る吸着作用を停止し、この後にエアーを噴出させる第1
のエアー制御手段と、第1のテーブルの吸着機構により
エアーを噴出しているときに、第2テーブルの吸着機構
によりエアーを噴出させ、この後に吸着作用を行う第2
のエアー制御手段とを備えて上記目的を達成しようとす
るフィルム受渡し装置である。
【0022】
【作用】請求項1によれば、大面積のフィルム等を吸着
している第1のテーブルの吸着機構による吸着作用を停
止し、この後にエアーを噴出させてフィルム等を第1の
テーブルから引き離し、これとともに第2テーブルの吸
着機構によりエアーを噴出させる。これにより、第1と
第2のテーブル間にエアー層が形成され、フィルム等は
平滑に引き延ばされる。そして、第2のテーブルから吸
着が行われ、フィルム等は第2のテーブルに吸着され
る。
している第1のテーブルの吸着機構による吸着作用を停
止し、この後にエアーを噴出させてフィルム等を第1の
テーブルから引き離し、これとともに第2テーブルの吸
着機構によりエアーを噴出させる。これにより、第1と
第2のテーブル間にエアー層が形成され、フィルム等は
平滑に引き延ばされる。そして、第2のテーブルから吸
着が行われ、フィルム等は第2のテーブルに吸着され
る。
【0023】請求項2によれば、第1のテーブルの吸着
機構を第1のエアー制御手段により作動制御して吸着の
停止及びエアーの噴出を行い、かつ第1のテーブルの吸
着機構を第2のエアー制御手段により作動制御してエア
ーの噴出及び吸着を行う。これにより、第1と第2のテ
ーブル間にエアー層が形成され、フィルム等は平滑に引
き延ばされる。そして、第2のテーブルから吸着が行わ
れ、フィルム等は第2のテーブルに吸着される。
機構を第1のエアー制御手段により作動制御して吸着の
停止及びエアーの噴出を行い、かつ第1のテーブルの吸
着機構を第2のエアー制御手段により作動制御してエア
ーの噴出及び吸着を行う。これにより、第1と第2のテ
ーブル間にエアー層が形成され、フィルム等は平滑に引
き延ばされる。そして、第2のテーブルから吸着が行わ
れ、フィルム等は第2のテーブルに吸着される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0025】図1はフィルム貼込み装置に適用されるフ
ィルム受渡し装置のブロック構成図である。トレイ20
には、写真製版に用いられる台紙10又は原版フィルム
11が収納される。このトレイ20は、移動機構21の
動作によりY軸方向に移動自在に設けられ、Zテーブル
22とθテーブル23との間に進入するものとなってい
る。
ィルム受渡し装置のブロック構成図である。トレイ20
には、写真製版に用いられる台紙10又は原版フィルム
11が収納される。このトレイ20は、移動機構21の
動作によりY軸方向に移動自在に設けられ、Zテーブル
22とθテーブル23との間に進入するものとなってい
る。
【0026】Zテーブル(第1のテーブル)22は、昇
降機構24の動作によりZ軸方向に昇降するもので、吸
着機構が備えられている。この吸着機構は、Zテーブル
22におけるθテーブル23と対向する面に配置された
複数の吸引パッド25と、これら吸引パッド25と連通
するテーブルバキューム装置26とが構成されている。
降機構24の動作によりZ軸方向に昇降するもので、吸
着機構が備えられている。この吸着機構は、Zテーブル
22におけるθテーブル23と対向する面に配置された
複数の吸引パッド25と、これら吸引パッド25と連通
するテーブルバキューム装置26とが構成されている。
【0027】θテーブル(第2のテーブル)23は、X
Y軸方向に移動自在で、かつθ方向に回動自在に配置さ
れたもので、Zテーブル22と対向する面には複数の吸
引パッド27が配置され、かつこれら吸引パッド27に
テーブルバキューム装置28が連通している。
Y軸方向に移動自在で、かつθ方向に回動自在に配置さ
れたもので、Zテーブル22と対向する面には複数の吸
引パッド27が配置され、かつこれら吸引パッド27に
テーブルバキューム装置28が連通している。
【0028】一方、制御装置29は、移動機構21及び
昇降機構24に指令を発してトレイ20に収納されてい
る台紙10又は原版フィルム11をθテーブル23上に
載置してフィルム貼込みの動作制御を行う機能を有する
もので、特にZテーブル22に吸着されている台紙10
又は原版フィルム11をθテーブル23上に受け渡すた
めの次のような各機能を有している。すなわち、Zテー
ブル22のテーブルバキューム装置26による吸着作用
を停止し、この後に吸引パット25からエアーを噴出さ
せる第1のエアー制御手段、Zテーブル22の吸引パッ
ト25からエアーを噴出しているときに、θテーブル2
3の吸引パット27からエアーを噴出させ、この後に吸
着作用を行う第2のエアー制御手段、の各機能を有して
いる。
昇降機構24に指令を発してトレイ20に収納されてい
る台紙10又は原版フィルム11をθテーブル23上に
載置してフィルム貼込みの動作制御を行う機能を有する
もので、特にZテーブル22に吸着されている台紙10
又は原版フィルム11をθテーブル23上に受け渡すた
めの次のような各機能を有している。すなわち、Zテー
ブル22のテーブルバキューム装置26による吸着作用
を停止し、この後に吸引パット25からエアーを噴出さ
せる第1のエアー制御手段、Zテーブル22の吸引パッ
ト25からエアーを噴出しているときに、θテーブル2
3の吸引パット27からエアーを噴出させ、この後に吸
着作用を行う第2のエアー制御手段、の各機能を有して
いる。
【0029】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0030】先ず、トレイ20に、例えば台紙10がセ
ットされる。
ットされる。
【0031】この状態に、動作開始すると、制御装置2
9は、移動機構21に対して移動指令を発する。これに
より、トレイ20は、Y軸方向に移動してZテーブル2
2とθテーブル23との間に進入する。
9は、移動機構21に対して移動指令を発する。これに
より、トレイ20は、Y軸方向に移動してZテーブル2
2とθテーブル23との間に進入する。
【0032】又、制御装置29は、昇降機構24に対し
て下降指令を発する。これにより、Zテーブル22は、
所定の台紙受取り位置まで下降する。
て下降指令を発する。これにより、Zテーブル22は、
所定の台紙受取り位置まで下降する。
【0033】このようにしてトレイ20がZテーブル3
とθテーブル2との間に進入すると、制御装置29は、
テーブルバキューム装置26に対して吸引指令を発す
る。この指令により、Zテーブル22に設けられた各吸
引パット25のバキュームが作動し、台紙10がZテー
ブル3に吸着される。
とθテーブル2との間に進入すると、制御装置29は、
テーブルバキューム装置26に対して吸引指令を発す
る。この指令により、Zテーブル22に設けられた各吸
引パット25のバキュームが作動し、台紙10がZテー
ブル3に吸着される。
【0034】そして、トレイ20は、退出して元の位置
に戻り、これとともにZテーブル22は台紙10を吸着
した状態で、台紙10をθテーブル23に受け渡す位置
に下降する。
に戻り、これとともにZテーブル22は台紙10を吸着
した状態で、台紙10をθテーブル23に受け渡す位置
に下降する。
【0035】次にZテーブル3が最下点まで下降する
と、Zテーブル3とθテーブル23とは図2(a) に示す
ように僅かな隙間をおいて近接して対向配置される。
と、Zテーブル3とθテーブル23とは図2(a) に示す
ように僅かな隙間をおいて近接して対向配置される。
【0036】この状態に、制御装置29の第1のエアー
制御手段は、Zテーブル3のテーブルバキューム装置2
6に対して吸着停止の指令を発し、この後にエアー噴出
の指令を発する。
制御手段は、Zテーブル3のテーブルバキューム装置2
6に対して吸着停止の指令を発し、この後にエアー噴出
の指令を発する。
【0037】又、制御装置29の第2のエアー制御手段
は、テーブルバキューム装置26にエアー噴出の指令を
発しているときに、θテーブル23のテーブルバキュー
ム装置28に対してエアー噴出の指令を発する。
は、テーブルバキューム装置26にエアー噴出の指令を
発しているときに、θテーブル23のテーブルバキュー
ム装置28に対してエアー噴出の指令を発する。
【0038】このような各テーブルバキューム装置2
6、28に対する各指令により、先ず、Zテーブル22
の各吸引パット25による吸引作用は停止し、今度は逆
にこれら吸引パット25からエアーが噴出される。
6、28に対する各指令により、先ず、Zテーブル22
の各吸引パット25による吸引作用は停止し、今度は逆
にこれら吸引パット25からエアーが噴出される。
【0039】又、これと共にθテーブル23の各吸引パ
ット27からエアーが噴出する。
ット27からエアーが噴出する。
【0040】このように各テーブル22、23からそれ
ぞれエアーが噴出することにより、これらテーブル2
2、23との隙間には、エアー層が形成され、図2(b)
に示すように台紙10はZテーブル22から離れ、かつ
θテーブル23からのエアー噴出を受ける。
ぞれエアーが噴出することにより、これらテーブル2
2、23との隙間には、エアー層が形成され、図2(b)
に示すように台紙10はZテーブル22から離れ、かつ
θテーブル23からのエアー噴出を受ける。
【0041】この状態であれば、大面積の台紙10は、
各エアー噴出を受けて折り曲がることなく、かつ平滑に
延ばされる。
各エアー噴出を受けて折り曲がることなく、かつ平滑に
延ばされる。
【0042】次に、制御装置29の第2のエアー制御手
段は、テーブルバキューム装置28に対してエアー吸引
の指令を発する。これにより、図2(c) に示すようにθ
テーブル23の各吸引パッド27から吸引が行われ、台
紙10は、同図2(d) に示すようにθテーブル23の全
面に吸着される。この結果、台紙10は、θテーブル2
上の所定の位置に載置される。
段は、テーブルバキューム装置28に対してエアー吸引
の指令を発する。これにより、図2(c) に示すようにθ
テーブル23の各吸引パッド27から吸引が行われ、台
紙10は、同図2(d) に示すようにθテーブル23の全
面に吸着される。この結果、台紙10は、θテーブル2
上の所定の位置に載置される。
【0043】この後、制御装置29は、昇降機構24に
対して上昇指令を発し、この指令によってZテーブル2
2は上昇してθテーブル2から離れる。このとき、Zテ
ーブル22とθテーブル23との間は、エアーが噴出し
ているので、負圧は生ぜす、Zテーブル22を上昇させ
る駆動力は、従来装置と比較して小さくてよい。
対して上昇指令を発し、この指令によってZテーブル2
2は上昇してθテーブル2から離れる。このとき、Zテ
ーブル22とθテーブル23との間は、エアーが噴出し
ているので、負圧は生ぜす、Zテーブル22を上昇させ
る駆動力は、従来装置と比較して小さくてよい。
【0044】なお、原版フィルム11を台紙10上に貼
込む場合は、トレイ20に、原版フィルム11をセット
する。これ以降の動作は、上記の動作と同様であり、但
し、原版フィルム11を吸着したZテーブル3は最下点
に下降するが、その途中の位置決め位置に一時停止し、
ここでフィルムの見当合わせが行われる。
込む場合は、トレイ20に、原版フィルム11をセット
する。これ以降の動作は、上記の動作と同様であり、但
し、原版フィルム11を吸着したZテーブル3は最下点
に下降するが、その途中の位置決め位置に一時停止し、
ここでフィルムの見当合わせが行われる。
【0045】その後、Zテーブル22内に組み込まれた
テープ貼りヘッドにより、テープが台紙10と原版フィ
ルム11とに対して貼り付けられる。そして、原版フィ
ルム11の貼り込み後の台紙10をZテーブル22に吸
着し、かつ排版トレイ(不図示)をZ、θテーブル2
2、23間に進入させ、台紙10を排版トレイに収納し
て回収する。
テープ貼りヘッドにより、テープが台紙10と原版フィ
ルム11とに対して貼り付けられる。そして、原版フィ
ルム11の貼り込み後の台紙10をZテーブル22に吸
着し、かつ排版トレイ(不図示)をZ、θテーブル2
2、23間に進入させ、台紙10を排版トレイに収納し
て回収する。
【0046】このように上記一実施例においては、大面
積の台紙10等を吸着しているZテーブル22による吸
着作用を停止し、この後にエアーを噴出させて台紙10
又は原版フィルム11をZテーブル22から引き離し、
これとともにθテーブル23からエアーを噴出させて各
テーブル22、23との間にエアー層を形成し、次にθ
テーブル23から吸着を行って台紙10又は原版フィル
ム11をθテーブル23に吸着するようにしたので、台
紙10又は原版フィルム11が例えば新聞の見開き程度
の大面積を有するものであっても、これら台紙10又は
原版フィルム11をZテーブル3から容易に離すことが
できる。そのうえ、エアー層の形成により台紙10又は
原版フィルム11を、折り曲がることなく、かつ平滑
(均一)に延ばすことができる。
積の台紙10等を吸着しているZテーブル22による吸
着作用を停止し、この後にエアーを噴出させて台紙10
又は原版フィルム11をZテーブル22から引き離し、
これとともにθテーブル23からエアーを噴出させて各
テーブル22、23との間にエアー層を形成し、次にθ
テーブル23から吸着を行って台紙10又は原版フィル
ム11をθテーブル23に吸着するようにしたので、台
紙10又は原版フィルム11が例えば新聞の見開き程度
の大面積を有するものであっても、これら台紙10又は
原版フィルム11をZテーブル3から容易に離すことが
できる。そのうえ、エアー層の形成により台紙10又は
原版フィルム11を、折り曲がることなく、かつ平滑
(均一)に延ばすことができる。
【0047】又、Zテーブル22を上昇させる場合、エ
アーを噴出しているので、負圧の発生を防止でき、Zテ
ーブル22を小さな駆動力で上昇できる。
アーを噴出しているので、負圧の発生を防止でき、Zテ
ーブル22を小さな駆動力で上昇できる。
【0048】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。
【0049】上記一実施例では、フィルム貼込み装置に
適用した場合について説明したが、これに限らず吸着機
構を有する第1のテーブルから吸着機構を有する第2の
テーブルに、フィルム等を受け渡す全般について適用で
きる。
適用した場合について説明したが、これに限らず吸着機
構を有する第1のテーブルから吸着機構を有する第2の
テーブルに、フィルム等を受け渡す全般について適用で
きる。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、大
面積を有するフィルムを各テーブル間で確実に受け渡す
ことができ、かつ各テーブルを余計な力を必要としない
で離すことができるフィルム受渡し方法及びその装置を
提供できる。
面積を有するフィルムを各テーブル間で確実に受け渡す
ことができ、かつ各テーブルを余計な力を必要としない
で離すことができるフィルム受渡し方法及びその装置を
提供できる。
【図1】本発明に係わるフィルム受渡し装置の一実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図2】同装置によるフィルム受渡しの手順を示す図。
【図3】従来装置の構成図。
【図4】同装置のフィルム貼込み作用を示す図。
【図5】台紙への原版フィルムの貼込みを示す図。
20…トレイ、21…移動機構、22…Zテーブル、2
3…θテーブル、24…昇降機構、25,27…吸引パ
ッド、26,28…テーブルバキューム装置、29…制
御装置。
3…θテーブル、24…昇降機構、25,27…吸引パ
ッド、26,28…テーブルバキューム装置、29…制
御装置。
フロントページの続き (72)発明者 小湊 隆 神奈川県愛甲郡愛川町中津4021番地 厚木 エンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 吸着機構を有する第1のテーブルに吸着
された大面積のフィルム等を、吸着機構を有する第2の
テーブルに受渡して吸着させるフィルム受渡し方法にお
いて、 前記第1のテーブルの吸着機構による吸着作用を停止
し、この後にエアーを噴出させ、かつこの第1のテーブ
ルの吸着機構によりエアーを噴出しているときに、前記
第2テーブルの吸着機構によりエアーを噴出させ、この
後に吸着作用を行うことを特徴とするフィルム受渡し方
法。 - 【請求項2】 吸着機構を有する第1のテーブルに吸着
された大面積のフィルム等を、吸着機構を有する第2の
テーブルに受渡して吸着させるフィルム受渡し装置にお
いて、 前記第1のテーブルの吸着機構による吸着作用を停止
し、この後にエアーを噴出させる第1のエアー制御手段
と、 前記第1のテーブルの吸着機構によりエアーを噴出して
いるときに、前記第2テーブルの吸着機構によりエアー
を噴出させ、この後に吸着作用を行う第2のエアー制御
手段と、を具備したことを特徴とするフィルム受渡し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15582293A JPH0713320A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | フィルム受渡し方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15582293A JPH0713320A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | フィルム受渡し方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713320A true JPH0713320A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15614251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15582293A Pending JPH0713320A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | フィルム受渡し方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713320A (ja) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15582293A patent/JPH0713320A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH045381B2 (ja) | ||
CN111601757B (zh) | 产品搬运装置以及产品搬运系统 | |
JPH0713320A (ja) | フィルム受渡し方法及びその装置 | |
JP2995939B2 (ja) | 基板供給装置 | |
JP4880521B2 (ja) | 描画装置 | |
JPH0637409Y2 (ja) | 傾斜型焼付機における原板フイルムの排出装置 | |
JP2582145Y2 (ja) | フイルム積層装置におけるフイルム移送装置 | |
JPH0713323A (ja) | フィルム取出し方法及びその装置 | |
JP4002444B2 (ja) | 偏光板供給装置 | |
JPH0710355A (ja) | 吸着パット及びこれを用いたフィルム貼込み装置 | |
JPH092680A (ja) | 軟質樹脂板の剥離装置 | |
JPH1135176A (ja) | 印刷版取出し装置 | |
JPH0713324A (ja) | テープ貼着装置 | |
JP2002234667A (ja) | フィルムの剥離方法及び剥離装置 | |
JP2003170330A (ja) | 板材搬送装置 | |
JP2741977B2 (ja) | フィルム貼込み装置 | |
JPH0389355A (ja) | 自動殖版機 | |
JPH0260750A (ja) | スクリーン印刷機に於ける台の斜面降下装置 | |
JP2741976B2 (ja) | フィルム貼込み装置 | |
JP3232658B2 (ja) | 殖版機 | |
JPH07225482A (ja) | 原版フイルムの供給・排出装置及び原版フイルムの排出装置 | |
JPH0555798A (ja) | 基板搬送装置及び この基板搬送装置における基板位置補正方法 | |
JP2583355B2 (ja) | 半導体製造装置のリードフレーム供給方法 | |
JPS6141810B2 (ja) | ||
JP2741978B2 (ja) | フィルム貼込み装置 |