JPH07132965A - トイレット用水処理剤 - Google Patents
トイレット用水処理剤Info
- Publication number
- JPH07132965A JPH07132965A JP30330493A JP30330493A JPH07132965A JP H07132965 A JPH07132965 A JP H07132965A JP 30330493 A JP30330493 A JP 30330493A JP 30330493 A JP30330493 A JP 30330493A JP H07132965 A JPH07132965 A JP H07132965A
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- JP
- Japan
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- water
- toilet
- agent
- treatment agent
- treating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】水中で攪拌したとき240秒以内に崩壊分散す
る水溶紙を包装材料とし、洗浄剤、着色剤、防臭剤及び
殺菌剤を主成分とする処理剤が前記の包装材料により包
装されているトイレット用水処理剤。 【効果】トイレット用水処理剤を使用するときに手や衣
服が処理剤に触れ、汚染されることがなく、また水溶紙
は水溶性樹脂フィルムと異なり、少量の水で濡れたとき
にボール表面に付着しないので、常に清潔な状態に維持
できる。
る水溶紙を包装材料とし、洗浄剤、着色剤、防臭剤及び
殺菌剤を主成分とする処理剤が前記の包装材料により包
装されているトイレット用水処理剤。 【効果】トイレット用水処理剤を使用するときに手や衣
服が処理剤に触れ、汚染されることがなく、また水溶紙
は水溶性樹脂フィルムと異なり、少量の水で濡れたとき
にボール表面に付着しないので、常に清潔な状態に維持
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に循環式トイレット
及び吸引式トイレット等に用いられるトイレット用水処
理剤に関する。
及び吸引式トイレット等に用いられるトイレット用水処
理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両、航空機、船舶、長距離バスで
は、循環式トイレット及び吸引式トイレットが使用され
ている。循環式トイレットは、その使用に際して、汚物
タンクに適量の水を入れ、これにトイレット用水処理剤
を添加溶解しておき、使用毎にスイッチを押すと循環ポ
ンプにより洗浄水が循環して、便器を洗浄する方式であ
る。従って使用2回目以降は洗浄水と共に排泄物が混入
してくるので循環式トイレット用水の処理剤は、洗浄
力、着色力、防臭力、殺菌力等が要求される。吸引式ト
イレットは集中汚物タンクを減圧にし、各トイレットか
ら汚物を吸引により集める方式である。汚物を流す水は
使用の都度新しい水(再利用しない)を用いるため、2
00ml以下/1回に抑えなければならない。従って汚
物がボールと付着して残らないよう、この流水に充分な
洗浄力と殺菌力をもたせることが望ましい。
は、循環式トイレット及び吸引式トイレットが使用され
ている。循環式トイレットは、その使用に際して、汚物
タンクに適量の水を入れ、これにトイレット用水処理剤
を添加溶解しておき、使用毎にスイッチを押すと循環ポ
ンプにより洗浄水が循環して、便器を洗浄する方式であ
る。従って使用2回目以降は洗浄水と共に排泄物が混入
してくるので循環式トイレット用水の処理剤は、洗浄
力、着色力、防臭力、殺菌力等が要求される。吸引式ト
イレットは集中汚物タンクを減圧にし、各トイレットか
ら汚物を吸引により集める方式である。汚物を流す水は
使用の都度新しい水(再利用しない)を用いるため、2
00ml以下/1回に抑えなければならない。従って汚
物がボールと付着して残らないよう、この流水に充分な
洗浄力と殺菌力をもたせることが望ましい。
【0003】このような性能を有する薬剤は取扱を容易
にするため、粉末状に製剤し適当な包装材料で作った小
袋に詰め、これをトイレットのボールに投入し、1〜2
回フラッシングにより流してタンク内の水に混合する。
この投入の際、小袋を破って中の薬剤を投入すると薬剤
が手や衣服に触れ染料等で汚染される可能性がある。こ
れを防ぐため、従来ポリビニルアルコールのような水溶
性樹脂のフィルムで作製した小袋を使用している。
にするため、粉末状に製剤し適当な包装材料で作った小
袋に詰め、これをトイレットのボールに投入し、1〜2
回フラッシングにより流してタンク内の水に混合する。
この投入の際、小袋を破って中の薬剤を投入すると薬剤
が手や衣服に触れ染料等で汚染される可能性がある。こ
れを防ぐため、従来ポリビニルアルコールのような水溶
性樹脂のフィルムで作製した小袋を使用している。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかし水溶性樹脂フィルム
は、少量の水で濡れた場合、ボールの表面に付着し、フ
ラッシングしても流れなくなることがある。このような
場合、中の薬剤も同様に付着し、却って汚れたような状
態となる。
は、少量の水で濡れた場合、ボールの表面に付着し、フ
ラッシングしても流れなくなることがある。このような
場合、中の薬剤も同様に付着し、却って汚れたような状
態となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような水溶性樹脂フ
ィルムの問題を改善するために包装材料を種々検討した
結果、水溶紙が優れている事を見出し、本発明を完成し
た。本発明は、水中で攪拌したとき240秒以内に崩壊
分散する水溶紙を包装材料とし、洗浄剤、着色剤、防臭
剤及び殺菌剤を主成分とする処理剤が前記の包装材料に
より包装されていることを特徴とするトイレット用水処
理剤である。
ィルムの問題を改善するために包装材料を種々検討した
結果、水溶紙が優れている事を見出し、本発明を完成し
た。本発明は、水中で攪拌したとき240秒以内に崩壊
分散する水溶紙を包装材料とし、洗浄剤、着色剤、防臭
剤及び殺菌剤を主成分とする処理剤が前記の包装材料に
より包装されていることを特徴とするトイレット用水処
理剤である。
【0006】トイレット用水処理剤に含まれる洗浄剤と
しては、例えばノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤等があげられる。着色剤としては、青色の直接染料、
酸性染料、塩基性染料、顔料等、殺菌剤としては、塩素
系殺菌剤例えば塩素化フェノールの塩、塩素化イソシア
ヌール酸、クロラミンT等、臭素系殺菌剤例えば2−ブ
ロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3、四級化ア
ンモニウム塩例えば塩化ベンザルコニウム、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド等、防臭剤として
は悪臭成分であるアンモニア、硫化水素等をマスキング
するための香料があげられる。トイレット用水処理剤に
は、必要に応じ消泡剤、賦形剤として硫酸マグネシウ
ム、硫酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等を添加
してもよい。
しては、例えばノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤等があげられる。着色剤としては、青色の直接染料、
酸性染料、塩基性染料、顔料等、殺菌剤としては、塩素
系殺菌剤例えば塩素化フェノールの塩、塩素化イソシア
ヌール酸、クロラミンT等、臭素系殺菌剤例えば2−ブ
ロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3、四級化ア
ンモニウム塩例えば塩化ベンザルコニウム、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド等、防臭剤として
は悪臭成分であるアンモニア、硫化水素等をマスキング
するための香料があげられる。トイレット用水処理剤に
は、必要に応じ消泡剤、賦形剤として硫酸マグネシウ
ム、硫酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等を添加
してもよい。
【0007】本発明で使用される水溶紙としては適度に
エーテル化して部分的にカルボキシメチルセルロース化
したのち、ナトリウム化した繊維と、エーテル化してい
ないパルプ繊維を配合して、水に溶ける時間や強度をコ
ントロールした機能紙が用いられる。このような水溶紙
としては三島製紙株式会社製「ディゾルボ」が好まし
い。この紙は水に浸漬し、ゆるやかに攪拌するだけで3
5〜180秒以内に崩壊分散する。この紙はヒートシー
ルにより接着する事が出来る点でも優れている。
エーテル化して部分的にカルボキシメチルセルロース化
したのち、ナトリウム化した繊維と、エーテル化してい
ないパルプ繊維を配合して、水に溶ける時間や強度をコ
ントロールした機能紙が用いられる。このような水溶紙
としては三島製紙株式会社製「ディゾルボ」が好まし
い。この紙は水に浸漬し、ゆるやかに攪拌するだけで3
5〜180秒以内に崩壊分散する。この紙はヒートシー
ルにより接着する事が出来る点でも優れている。
【0008】本発明のトイレット用水処理剤を製造する
に際しては、まず洗浄剤、着色剤、殺菌剤及び防臭剤を
混合する。この混合物は粉末状でもよく、また顆粒状に
成形してもよい。次いで、この混合物を所定量に分け、
水溶紙で包装すると本発明のトイレット用水処理剤が得
られる。通常は粉末、顆粒などを包装する場合と同様に
ヒートシール法により包装することが好ましい。
に際しては、まず洗浄剤、着色剤、殺菌剤及び防臭剤を
混合する。この混合物は粉末状でもよく、また顆粒状に
成形してもよい。次いで、この混合物を所定量に分け、
水溶紙で包装すると本発明のトイレット用水処理剤が得
られる。通常は粉末、顆粒などを包装する場合と同様に
ヒートシール法により包装することが好ましい。
【0009】
実施例1 ディゾルボWAPを縦11.0cm、横8.7cmに切
り、2枚合わせて3方をヒートシールし、下記処方の薬
剤粉末を25g入れたのち入口をヒートシールして袋と
する。 製剤処方 2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3 10部 カチオンAB(日本油脂製) 10部 青色1号 1部 香料 1部 硫酸マグネシウム 78部 このトイレット処理剤を循環式トイレットのボールに投
入し、フラッシングしたところ1回でタンク内に流入
し、ボール上には何も残らなかった。2回目フラッシン
グしたのち、タンク内を観察したところ水溶紙は完全に
分散し、ポンプを詰まらせたりするような事は全くなか
った。
り、2枚合わせて3方をヒートシールし、下記処方の薬
剤粉末を25g入れたのち入口をヒートシールして袋と
する。 製剤処方 2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3 10部 カチオンAB(日本油脂製) 10部 青色1号 1部 香料 1部 硫酸マグネシウム 78部 このトイレット処理剤を循環式トイレットのボールに投
入し、フラッシングしたところ1回でタンク内に流入
し、ボール上には何も残らなかった。2回目フラッシン
グしたのち、タンク内を観察したところ水溶紙は完全に
分散し、ポンプを詰まらせたりするような事は全くなか
った。
【0010】実施例2 ディゾルボWALを縦11.0cm、横8.7cmに切
り、2枚合わせて3方をヒートシールし、下記処方の薬
剤を25g入れたのち入口をヒートシールして袋とす
る。 製剤処方 2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3 10部 カチオンM2 −100(日本油脂製) 15部 青色1号 1部 香料 1部 ポリエチレングリコール#6000 78部 このトイレット処理剤を吸引式トイレットのボールに投
入し、フラッシングしたところ1回で吸引されて、タン
ク内に到達した。タンク内は攪拌されていないが、約1
分後には袋は完全に崩壊し、中の薬剤が溶解していた。
更にフラッシングすると5回でほぼ均一に溶解した。
又、ボールとタンクを継ぐパイプ内を観察したところ、
袋によりパイプ内面がこすられて、付着していた汚物や
スカムがはがされており、同時に薬剤が破れた袋より飛
散してパイプ内に付着していた。このためパイプ内が清
掃殺菌及び洗浄され、汚物の付着及びスカムの発生を防
止することが出来た。
り、2枚合わせて3方をヒートシールし、下記処方の薬
剤を25g入れたのち入口をヒートシールして袋とす
る。 製剤処方 2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオール−1,3 10部 カチオンM2 −100(日本油脂製) 15部 青色1号 1部 香料 1部 ポリエチレングリコール#6000 78部 このトイレット処理剤を吸引式トイレットのボールに投
入し、フラッシングしたところ1回で吸引されて、タン
ク内に到達した。タンク内は攪拌されていないが、約1
分後には袋は完全に崩壊し、中の薬剤が溶解していた。
更にフラッシングすると5回でほぼ均一に溶解した。
又、ボールとタンクを継ぐパイプ内を観察したところ、
袋によりパイプ内面がこすられて、付着していた汚物や
スカムがはがされており、同時に薬剤が破れた袋より飛
散してパイプ内に付着していた。このためパイプ内が清
掃殺菌及び洗浄され、汚物の付着及びスカムの発生を防
止することが出来た。
【0011】
【発明の効果】本発明のトイレット用水処理剤を使用す
ると、薬剤が手や衣服に触れることがないので、手や衣
服が染料で汚染されることがない。また水溶紙は水溶性
樹脂フィルムと異なり、少量の水で濡れた場合でもボー
ル表面に付着することがない。
ると、薬剤が手や衣服に触れることがないので、手や衣
服が染料で汚染されることがない。また水溶紙は水溶性
樹脂フィルムと異なり、少量の水で濡れた場合でもボー
ル表面に付着することがない。
Claims (1)
- 【請求項1】 水中で攪拌したとき240秒以内に崩壊
分散する水溶紙を包装材料とし、洗浄剤、着色剤、防臭
剤及び殺菌剤を主成分とする処理剤が前記の包装材料に
より包装されていることを特徴とするトイレット用水処
理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30330493A JPH07132965A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | トイレット用水処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30330493A JPH07132965A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | トイレット用水処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132965A true JPH07132965A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17919349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30330493A Pending JPH07132965A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | トイレット用水処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07132965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5830045A (en) * | 1995-08-21 | 1998-11-03 | Ebara Corporation | Polishing apparatus |
JP2006130439A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Nippon Soda Co Ltd | 汚泥用防臭組成物 |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP30330493A patent/JPH07132965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5830045A (en) * | 1995-08-21 | 1998-11-03 | Ebara Corporation | Polishing apparatus |
JP2006130439A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Nippon Soda Co Ltd | 汚泥用防臭組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050224 |