JPH07132854A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH07132854A
JPH07132854A JP27914093A JP27914093A JPH07132854A JP H07132854 A JPH07132854 A JP H07132854A JP 27914093 A JP27914093 A JP 27914093A JP 27914093 A JP27914093 A JP 27914093A JP H07132854 A JPH07132854 A JP H07132854A
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JP
Japan
Prior art keywords
center pillar
roof
vehicle body
floor
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP27914093A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Takayama
千秋 高山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量及びコストを増大させることなく、車室
内の気圧の変化を無くすことが出来る車体構造を提供す
る。 【構成】 ルーフ部1a及びセンターピラー3上部が接
続された上側隅角部Cに配設され、上側車体強度部材と
しての前側ルーフボウ13a及びセンターピラー3を連
結する上部ブレース7と、フロア部1b及びセンターピ
ラー3下部が接続された下側隅角部Dに配設され、セン
ターピラー3及び下側車体強度部材としてのフロアサイ
ドメンバエクステンション16とを連結する下部ブレー
ス8とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体骨格の低周波振
動による変形をモードによりコントロールすることによ
り、車室内の容積変化を抑制する事が出来る車体構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば、
図6乃至図8に示すようなものが知られている。このよ
うなものでは、単に接合部分の剛性を向上させるため、
車両1の略中央部のルーフパネル2及びセンターピラー
3が隣接する上側隅角部Aで、図7に示すようにこのセ
ンターピラー3の上端部3aとサイドルーフレール4と
の断面を連結させて略一体の剛体構造となるようにして
いる。
【0003】また、略中央部のフロアパネル5及びセン
ターピラー3が隣接する下側隅角部Bで、図8に示すよ
うにこのセンターピラー3の下端部3aと、フロアパネ
ル5とを連結する補強部材6が知られている。この補強
部材6も、車両1側方からの衝突に対しての剛性を向上
させる目的で配設されている。
【0004】なお、この種のものとしては、山海堂出版
自動車工学全書13「乗用車の車体」第65頁等に記載
されているようなものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の車体構造では、低周波振動等によって前記ルーフパ
ネル2,フロアパネル5又は前記センターピラー3を含
む側面部が撓み、略密閉された車室内の気圧が変化する
ことが知られている。この気圧変化により、車室内の乗
員の耳に不快な圧迫感が生じる虞があった。
【0006】この圧迫感を解消するため、従来の車体構
造では、上下隅角部ABの接合補強構造を更に強化し
て、前記ルーフパネル2,フロアパネル5又は前記セン
ターピラー3を含む側面部が撓まない程度まで、剛性を
向上させる方法が考えられるが、この様な方法では、上
下隅角部ABの接合補強構造が大型化して、コストが高
くなると共に重量を増加させてしまうという問題があっ
た。
【0007】そこで、この発明は、重量及びコストを増
大させることなく、車室内の気圧の変化を無くすことが
出来る車体構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、ルーフパネルが車幅方向に
沿う上側車体強度部材で支持されたルーフ部と、フロア
パネルが車両前後方向に沿う下側車体強度部材で支持さ
れたフロア部と、前記ルーフ部及びフロア部を接続する
センターピラーとで構成された車体構造において、前記
ルーフ部及びセンターピラー上部が接続された上側隅角
部に配設され、前記上側車体強度部材及び該センターピ
ラーを連結する上部ブレースと、前記フロア部及びセン
ターピラー下部が接続された下側隅角部に配設され、該
センターピラー及び前記下側車体強度部材を連結する下
部ブレースとを有してなる車体構造を特徴としている。
【0009】
【作 用】かかる手段によれば、センターピラー又は上
下側車体強度部材が凹状に変形すると、上下部ブレース
を介して、この入力が上下側車体強度部材又はセンター
ピラーに伝達されて凸状に撓みルーフパネル及びフロア
パネル又は、センターピラーに支持されるドアパネル等
が凸状に変形する。
【0010】また、センターピラー又は上下側車体強度
部材が凸状に変形すると、上下部ブレースを介して、こ
の入力が上下側車体強度部材又はセンターピラーに伝達
されて凹状に撓みルーフパネル及びフロアパネル又はセ
ンターピラーに支持されるドアパネル等が凸状に変形す
る。
【0011】このため、センターピラーに隣接するドア
パネル等が低周波振動等により凹凸状に変形しても、ル
ーフパネル及びフロアパネルが反対に凸凹状に変形して
車室内の容積は相殺され略一定となるので、気圧の変化
は無くなり、乗員の耳へかかる不快な圧迫感がない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1乃至図5は、この発明の一実施例を示
すものである。なお、従来と同一乃至均等な部分につい
ては同一符号を付して説明する。
【0014】まず構成を説明すると、車両1は、図2に
示すように主にルーフ部1aと、側面部10と、フロア
部1bとが隣接して、断面箱型を呈するように配設され
て、略中央の車室部分を構成している。
【0015】このうち、ルーフ部1aは、主にルーフパ
ネル2と、このルーフパネル2を下方から支持する上側
車体強度部材としての前側ルーフボウ13aと、後側ル
ーフボウ13bと、ルーフリヤレール13cとを有して
いる。また、このルーフパネル2上には、前記前側ルー
フボウ13a、後側ルーフボウ13b、及びルーフリヤ
レール13cと連結するルーフラックレール15,15
が、前後方向に沿って左右一対配設されている。
【0016】また、前記側面部10は、主に前後ドアパ
ネル11,12と、このドアパネルを11,12を支持
するセンターピラー3とを有している。このセンターピ
ラー3は、センターピラーインナ3cとセンターピラー
アウタ3dとから主に構成されている。
【0017】更に、前記フロア部1bは、主にフロアパ
ネル5と、このフロアパネル5を下側から支持する下側
車体強度部材としてのフロアサイドメンバエクステンシ
ョン16とを有している。
【0018】そして、図1に示すようにこの車両1のル
ーフ部1a及びセンターピラー上部3aがサイドルーフ
レールインナ14bを介して接続された上側隅角部Cに
は、上部ブレース7が配設されると共に、フロア部1b
及びセンターピラー下部3bが接続された下側隅角部D
には、下部ブレース8が各々車両1の左右に一対づつ配
設されている。
【0019】この上部ブレース7は、図3に示すように
前記センターピラーインナ3cに一端部7aを接合する
と共に、前記前側ルーフボウ13aに他端部7bを接合
して、この前側ルーフボウ13a及びセンターピラー3
を連結している。
【0020】この上部ブレース7の他端部7b近傍に
は、ボルト孔を有するナット配設用凹部7cが形成され
ていて、前記ルーフラックレール15から下方に突設さ
れるボルト15aが、このボルト孔に挿通されて、この
上部ブレース4がナット15bによって共締めされてい
る。
【0021】前記センタピラー3のうち、センターピラ
ーアウタ3dの上端部は、図1に示すように、ルーフボ
ウ13の側端部13dと連続して略一体に接合すると共
に、前記ルーフパネル2の側縁部2aを接合している。
【0022】また、前記センターピラーインナ3cの上
端部3aのサイドルーフレールインナ14bを介して前
記前側ルーフボウ13aの側端部13dと接合した部分
は、前記センターピラーアウタ3d又は図3に示すサイ
ドルーフレールアウタ14aと共に、サイドルーフレー
ル17閉断面を構成している。
【0023】前記下側隅角部Dのセンターピラーインナ
3cの下端部3bは、前記センターピラーアウタ3dの
下端部に形成された膨出部3eと、シルアッパパネル3
fと接合して、サイドシル18閉断面を構成している。
また、このセンターピラーインナ下端部3b近傍には、
車両前後方向に沿って、前記フロアサイドメンバエクス
テンション16が配設されている。このフロアサイドメ
ンバエクステンション16は、前記フロアパネル5下面
側に車両前後方向に沿って略全面に配設されている。
【0024】そして、前記下部ブレース8の一端部8a
は、前記シルアッパパネル3fの接合されている部分の
センターピラーインナ下端部3bに接合されると共に、
他端部8bを前記フロアサイドメンバエクステンション
16が接合されている部分のフロアパネル5に接合する
ことにより、センターピラー3及び前記フロアサイドメ
ンバエクステンション16を連結し前記側面部10又
は、ルーフパネル2及びフロアパネル5が凹状に変形し
た場合に、他方の面部を凸状に変形させるように入力を
伝達する構成としている。
【0025】次に、この実施例の作用について説明す
る。このように構成されたこの実施例の車体構造によれ
ば、低周波振動等により側面部10又は、上下面部とし
てのルーフパネル2及びフロアパネル5が凹状に変形す
ると、センターピラー3,3又は、前側ルーフボウ13
a及びフロアサイドメンバエクステンション16配設部
分を撓ませた入力が上下部ブレース7,8を介して伝達
されて他方の前側ルーフボウ13a及びフロアサイドメ
ンバエクステンション16配設部分又はセンターピラー
3,3を凸状に撓ませる。このため、ルーフパネル2及
びフロアパネル5又は、側面部10,10が凸状に変形
する。
【0026】例えば、図5を用いて説明すると、側面部
10,10が二点鎖線で示すように凹状に変形すると、
ルーフパネル2及びフロアパネル5が凸状に外側に膨出
する。逆に、側面部10,10が一点鎖線で示すように
凸状に変形すると、ルーフパネル2及びフロアパネル5
が凹状に内側に変形する。
【0027】このため、車室内の容積は、相殺されて略
一定となるので、気圧の変化は無くなり、乗員の耳へか
かる不快な圧迫感がない。
【0028】また、この実施例では、前側ルーフボウ1
3が、ルーフラックレール15,15を介して後側ルー
フボウ13b及びルーフリヤレール13cと連結してい
るので、更に、車両後方方向を含むルーフパネル2全体
に入力が伝達されて、凹凸状にルーフパネル2を効果的
に変形させる。
【0029】しかも、従来の構造に比して、前側ルーフ
ボウ13及びフロアサイドメンバエクステンション16
とセンターピラー3,3とを上下部ブレース7,8で連
結するだけでよいので、高い剛性を必要としない。この
ため、接合剛性確保のため、補強部分を大型化する必要
もなく、コスト及び重量を押えることが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、低周波振動等によりセンターピラーが凹凸状に変
形すると、上下部ブレースを介して、この入力が上下側
車体強度部材に伝達されて反対に凸凹状に撓み、この上
下側車体強度部材に支持されるルーフパネル及びフロア
パネルが凸凹状に変形する。
【0031】このため、車室内の容積は、相殺されて略
一定となるので、気圧の変化は無くなり、乗員の耳へか
かる不快な圧迫感がない。
【0032】しかも、従来の構造に比して、上下側車体
強度部材及びセンターピラーを上下部ブレースで連結す
るだけでよいので、高い剛性を必要としない。このた
め、接合剛性確保のため、補強部分を大型化する必要も
なく、コスト及び重量を押えることが出来る、という実
用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の車体構造を示し、図2の
E−E線に沿った位置の断面図である。
【図2】同一実施例の車体構造を示し、車両の斜視図で
ある。
【図3】同一実施例の車体構造を示し、上部ブレースの
斜視図である。
【図4】同一実施例の車体構造を示し、図2のF−F線
に沿った位置の断面図である。
【図5】同一実施例の車体構造を示し、車体の変形の様
子を説明する車幅方向の断面図である。
【図6】従来例の車体構造を模式的に示す車幅方向の断
面図である。
【図7】従来例の車体構造を示し、図6のA部分を拡大
した斜視図である。
【図8】従来例の車体構造を示し、図6のB部分を拡大
した斜視図である。
【符号の説明】
1a ルーフ部 1b フロア部 2 ルーフパネル 3 センターピラー 5 フロアパネル 7 上部ブレース 8 下部ブレース 13a 前側ルーフボウ(上側車体強度部材) 16 フロアサイドメンバエクステンション(下
側車体強度部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルが車幅方向に沿う上側車体
    強度部材で支持されたルーフ部と、フロアパネルが車両
    前後方向に沿う下側車体強度部材で支持されたフロア部
    と、前記ルーフ部及びフロア部を接続するセンターピラ
    ーとで構成された車体構造において、 前記ルーフ部及びセンターピラー上部が接続された上側
    隅角部に配設され、前記上側車体強度部材及び該センタ
    ーピラーを連結する上部ブレースと、 前記フロア部及びセンターピラー下部が接続された下側
    隅角部に配設され、該センターピラー及び前記下側車体
    強度部材を連結する下部ブレースとを有してなることを
    特徴とする車体構造。
JP27914093A 1993-11-09 1993-11-09 車体構造 Pending JPH07132854A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10316046A (ja) * 1997-05-16 1998-12-02 Nissan Motor Co Ltd 車体側面構造
JP2006111130A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Fuji Heavy Ind Ltd 車体後部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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