JPH07132395A - クリームはんだ - Google Patents

クリームはんだ

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JPH07132395A
JPH07132395A JP28523093A JP28523093A JPH07132395A JP H07132395 A JPH07132395 A JP H07132395A JP 28523093 A JP28523093 A JP 28523093A JP 28523093 A JP28523093 A JP 28523093A JP H07132395 A JPH07132395 A JP H07132395A
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JP
Japan
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cream solder
solder
acid
liquid paraffin
screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP28523093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Utsunomiya
正英 宇都宮
Takashi Shoji
孝志 荘司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質で不良の少ない電子基板を製造する条
件は非常に厳しくなってきており、特にクリームはんだ
の印刷工程において非常に微細なパターンに不良なく長
時間にわたって安定して印刷することのできるクリーム
はんだを提供することを目的とする。 【構成】 フラックスとはんだ粉末とを混練してなるク
リームはんだにおいて、流動パラフィンを添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長時間にわたり印刷性
が極めて良好なクリームはんだに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クリームはんだが用いられる電子
基板はますます小型化される傾向があり、プリント回路
にマウントする素子のチップ化に伴う部品の微小化、実
装密度の上昇、高度集積化が進められ、電子材料の電極
間距離やパターンの間隔はますます狭められている。し
たがって、高品質で不良の少ない電子基板を製造する条
件は非常に厳しくなってきており、特にクリームはんだ
の印刷工程において非常に微細なパターンに不良なく長
時間にわたって安定して印刷することのできるクリーム
はんだの要請がなされるに至っている。
【0003】従来のクリームはんだ中のフラックス成分
としては、樹脂を主成分として、チキソ剤、固形分を均
一に溶かし込むための溶剤及び活性剤として有機酸やハ
ロゲン化水素酸が使用されていた(特開平1−1484
88、特開平1−210192参照)。しかし、このよ
うなクリームはんだでは非常に微細なパターンに印刷で
きなかった。
【0004】上記のようなクリームはんだが非常に微細
なパターンに印刷できなかった主な原因は、印刷工程に
おいてクリームはんだの流動性が悪いため、スクリーン
やメタルマスクの中に入らず充分に充填されなかった
り、充填が充分でも基板からスクリーンやメタルマスク
が離れる時、クリームはんだが基板に転移されずにスク
リーンやメタルマスク中に残留すること等が考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、クリームは
んだの印刷工程において非常に微細なパターンに不良な
く長時間にわたって安定して印刷することのできるクリ
ームはんだの開発を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、印刷工程に
おいてクリームはんだの流動性を良好にする物質につい
て鋭意研究を重ねた結果、粉末状はんだ、樹脂、溶剤、
チキソ剤、活性剤を含有するクリームはんだに、流動パ
ラフィンを含有させると上記目的を達成できることを見
い出した。
【0007】すなわち、フラックスとはんだ粉末とを混
練してなるクリームはんだにおいて、流動パラフィンを
含有することを特徴とする。
【0008】流動パラフィンを添加すると、クリームは
んだの流動性が良好になり、スクリーンやメタルマスク
の中に容易に充填され、スクリーンやメタルマスクの内
壁に対して該溶媒が潤滑剤の役割を持つと考えられるた
め、クリームはんだが付着せず、スクリーンやメタルマ
スクが離れる時にはしっかりと転移されて長時間にわた
って安定して良好な印刷が可能になると考えられる。
【0009】流動パラフィンは、常温で液体のパラフィ
ンである。15℃での比重は0.82〜0.88程度で
ある。
【0010】流動パラフィンの含有量が0.1wt%より
も少ないとクリームはんだの流動性は悪く、潤滑効果が
得られ難く、5.0wt%よりも多いとクリームはんだの
粘度が極端に小さくなり、印刷が困難になる。
【0011】該クリームはんだに使用する原材料は、は
んだ粉末、樹脂、溶剤、チキソ剤、活性剤及び流動パラ
フィンからなる。この場合のはんだ粉末としては、共晶
はんだ(Sn63重量%−Pb37重量%、融点183
℃)、銀入りはんだ(Sn62重量%−Pb36重量%
−Ag2重量%、融点178℃)、高温はんだ(Pb9
5重量%−Sn5重量%、融点305℃)、または(P
b95重量%−Sn3重量%−Ag2重量%、融点29
8℃)、低温はんだ(Sn46重量%−Pb46重量%
−Bi8重量%、融点165℃)等の球状粉末で、73
μm(200メッシュ)以下のものが使用される。
【0012】樹脂としては、主としてロジン類、例えば
天然ロジン(ウッドロジン、ガムロジン)、重合ロジ
ン、水素添加ロジン、マレイン化ロジン、不均化ロジ
ン、ロジン変性合成樹脂等が使用される。溶剤として
は、多くの有機溶剤が使用できるが、例えばジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテルエ
ーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジ
エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレン
グリコールモノフェニルエーテル、α−テルピネオー
ル、β−テルピネオール、2,2,4−トリメチルペン
タンジオール、2,2,4−トリメチルペンタンジオー
ル1,3−モノイソブチレート、2−メチル2,4−ペ
ンタンジオール、2−エチル1,3ヘキサジオール等が
使用できる。
【0013】チキソ剤としては水素添加ヒマシ油、ヤシ
油等を用いる。活性剤としては、カルボン酸であるモノ
カルボン酸の蟻酸、酢酸、プロピオン酸、ブチリック
酸、バレリック酸、カプロン酸、エントナ酸、カプリル
酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、安息香酸等があり、ジカルボン酸
のシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、フマル酸、マレイン酸等が使用できる。また、ハ
ロゲン含有化合物である、メチルアミン塩酸塩、メチル
アミン臭酸塩、エチルアミン塩酸塩、エチルアミン臭酸
塩、ジエチルアミン塩酸塩、ジエチルアミン臭酸塩、イ
ソプロピルアミン塩酸塩、イソプロピルアミン臭酸塩、
ブチルアミン塩酸塩、ブチルアミン臭酸塩、シクロヘキ
シルアミン塩酸塩、シクロヘキシルアミン臭酸塩、エチ
レンブロムヒドリン、2,3−ジブロモ−1−プロパノ
ール、トランス−2,3−ジブロモ−2ブテン−1,4
ジオール等が使用できる。また、各種アミン類、イミド
類、アミド類等の窒素含有化合物も活性剤として加えら
れる。
【0014】
【作用】流動パラフィンの添加によりクリームはんだの
流動性を改善し、微細なパターンの印刷を可能にする。
【0015】
【実施例】実施例1〜4、比較例1〜3に示す組成で混
練しクリームはんだとした。これらのクリームはんだの
特性を評価した結果を表1に示す。
【0016】実施例1 重量部 はんだ粉末(共晶はんだ、53〜22μm) 89.0 水添ロジン 7.0 ジエチレングリコールジブチルエーテル 2.8 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 アジピン酸 0.5 流動パラフィン(比重0.82) 0.1
【0017】実施例2 重量部 はんだ粉末(銀入りはんだ、53〜22μm) 91.0 重合ロジン 1.9 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 1.0 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 カプリル酸 0.5 流動パラフィン(比重0.88) 5.0
【0018】実施例3 重量部 はんだ粉末(共晶はんだ、53〜22μm) 88.0 不均化ロジン 5.0 プロピレングリコールフェニルエーテル 2.9 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 ラウリン酸 0.5 流動パラフィン(比重0.84) 3.0
【0019】実施例4 重量部 はんだ粉末(銀入りはんだ、53〜22μm) 90.0 水添ロジン 5.5 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2.4 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 コハク酸 0.5 流動パラフィン(比重0.83) 1.0
【0020】比較例1 重量部 はんだ粉末(共晶はんだ、53〜22μm) 90.0 水添ロジン 6.0 α−テルピネオール 2.9 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 シュウ酸 0.5
【0021】比較例2 重量部 はんだ粉末(銀入りはんだ、53〜22μm) 90.0 水添ロジン 5.9 α−テルピネオール 2.9 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 コハク酸 0.55 流動パラフィン(比重0.83) 0.05
【0022】比較例3 重量部 はんだ粉末(共晶はんだ、53〜22μm) 85.0 重合ロジン 4.6 α−テルピネオール 3.3 水素添加ヒマシ油 0.5 シクロヘキシルアミンHBr 0.1 ラウリン酸 0.5 流動パラフィン(比重0.83) 6.0
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上の説明から分る通り、クリームはん
だに流動パラフィンを含有させると、クリームはんだの
流動性が良好になり、スクリーンやメタルマスクの中に
容易に充填され、長時間にわたって安定して良好な印刷
が可能になる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動パラフィンを0.1wt%〜5.0wt
    %含有し、フラックスと、はんだ粉末とを混練してなる
    ことを特徴とするクリームはんだ。
JP28523093A 1993-11-15 1993-11-15 クリームはんだ Pending JPH07132395A (ja)

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