JPH0713184U - 農薬シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、三層構造の用紙の中間紙に農薬を
染み込ませ、害虫ならびに病害の防止を行うものであ
る。 【構成】三層構造の上部及び下部の用紙を防水紙とし、
中間に吸水紙を挟み込み、当該、吸水紙に農薬を染み込
ませる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

農業用の土覆い用のシートあるいは果樹の袋掛けの袋等害虫防止または病害の 予防として、利用出来る。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、直接散布することにより害虫又は病害を防止していたが、水質汚染の 原因となるなど問題があり、また効果の持続が困難であった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題点】

本案は、その欠点を除き、公害を防止し、かつ、持続的に害虫又は病害の防止 に資するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その解決手段を図面から説明すれば、図１が断面を横から見たものであ り、上部防水紙と下部防水紙の間に吸水性の高い紙を挟み込むことにより、当該 吸水紙に液体又は乳液状の農薬を染み込ませることにより、持続効果を持たせ、 また、下部防水紙には微小の孔を多数開けることで、農薬が持続的にしみでるも のとした。

【０００５】

【作用】

本案は、以上のような構造であり、継続して農薬の効果が得られ、かつ余分の 散布がないことにより公害防止に資する。

【０００６】

【実施例】

なお、本案の実施は苺等の土覆い又は林檎等果樹の袋掛けの袋として利用でき る。

【０００７】

【考案の効果】

従って、環境問題となっている農薬の多量使用を止めさせることに寄与するも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】三層用紙の中間紙に農薬を染み込ませたものの
断面図である。

【図２】下部の穴開き紙を表面から見たものである。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表面防水紙と裏面防水紙の中間に吸水紙を
   サンドイッチ状に挟み込み、当該吸水紙に農薬を吸収さ
   せる。
2. 【請求項２】裏面防水紙に微小穴を穿ち、当該、微小穴
   から徐々に農薬がしみだすようにする。