JPH0144052Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144052Y2 JPH0144052Y2 JP12296882U JP12296882U JPH0144052Y2 JP H0144052 Y2 JPH0144052 Y2 JP H0144052Y2 JP 12296882 U JP12296882 U JP 12296882U JP 12296882 U JP12296882 U JP 12296882U JP H0144052 Y2 JPH0144052 Y2 JP H0144052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shiitake
- waterproof
- roofing
- shiitake mushroom
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は椎茸の原木栽培用栓蓋に関する。
従来、椎茸の原木栽培に於ける椎茸菌の植菌後
の栓蓋は、専らスチロールを使用するか或は白蝋
を熱することにより、これを溶かして塗る方法な
どが採用されている。
の栓蓋は、専らスチロールを使用するか或は白蝋
を熱することにより、これを溶かして塗る方法な
どが採用されている。
ところが、近年甲虫類の一種の害虫及び雑菌等
が発生し、このために榾木が犯され椎茸は全滅に
近い損害を受け、裁培者の死活問題が生じてい
る。
が発生し、このために榾木が犯され椎茸は全滅に
近い損害を受け、裁培者の死活問題が生じてい
る。
本考案者はこれら害虫及び雑菌の発生原因を追
求したところ、次のようなことがわかつた。
求したところ、次のようなことがわかつた。
即ち、現在まで使用されていた栓蓋では材質が
軟弱なため、害虫は尻部の尖状の針を植菌穴に突
込んで椎茸菌に産卵してしまうのであり、この卵
は産卵後一ケ月程度で幼虫に孵化し、椎茸菌を根
城に次々と椎茸の榾木を食い荒す。しかして、更
にこれら幼虫の糞尿で雑菌が繁殖して被害が拡大
して行くのである。
軟弱なため、害虫は尻部の尖状の針を植菌穴に突
込んで椎茸菌に産卵してしまうのであり、この卵
は産卵後一ケ月程度で幼虫に孵化し、椎茸菌を根
城に次々と椎茸の榾木を食い荒す。しかして、更
にこれら幼虫の糞尿で雑菌が繁殖して被害が拡大
して行くのである。
本考案は如上の問題点を解決せんとするもので
あつて、以下本考案実施の一例を図面にもとづい
て説明する。
あつて、以下本考案実施の一例を図面にもとづい
て説明する。
第１図は本考案に係る栓蓋素材１の作成図であ
る。１ａは上面のフエルト又はルーヒング、１ｂ
は中央内部の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板、１
ｃは下面の硫酸紙であつて、これら三者を接着剤
により加圧状態で一体的に接着し乾燥固化させ
る。こゝに、上面のフエルト又はルーヒング１ａ
は防水防腐性を呈するものを選び、且つ中央内面
の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板１ｂは肉厚を凡
そ２mm〜５mmとなして害虫の産卵用針の進入が十
分に防止されるようになさしめて防菌性が図られ
るようにする。一方、硫酸紙１ｃは強靭で耐脂及
び耐水性であることから、最終的に上記作用補強
するものとなる。
る。１ａは上面のフエルト又はルーヒング、１ｂ
は中央内部の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板、１
ｃは下面の硫酸紙であつて、これら三者を接着剤
により加圧状態で一体的に接着し乾燥固化させ
る。こゝに、上面のフエルト又はルーヒング１ａ
は防水防腐性を呈するものを選び、且つ中央内面
の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板１ｂは肉厚を凡
そ２mm〜５mmとなして害虫の産卵用針の進入が十
分に防止されるようになさしめて防菌性が図られ
るようにする。一方、硫酸紙１ｃは強靭で耐脂及
び耐水性であることから、最終的に上記作用補強
するものとなる。
第２図は以上により作成された素材１を植菌穴
に適合した大きさに打抜く状態図であつて、機械
プレス（図示せず）により打抜いて栓蓋２を形成
する。一般的に植菌穴径は12mmであるが、打抜き
にさいしてはこれより１mm程度大きくなるように
して打抜くのである。
に適合した大きさに打抜く状態図であつて、機械
プレス（図示せず）により打抜いて栓蓋２を形成
する。一般的に植菌穴径は12mmであるが、打抜き
にさいしてはこれより１mm程度大きくなるように
して打抜くのである。
第３図は椎茸の原木栽培の状態を示す一部破断
斜視図であつて、榾木３の適当間隔に植菌穴４を
穿設すると共に、椎茸菌５を植菌したのち栓蓋２
で封緘する。
斜視図であつて、榾木３の適当間隔に植菌穴４を
穿設すると共に、椎茸菌５を植菌したのち栓蓋２
で封緘する。
本考案は以上の如く構成せしめるものであり、
外気と接する上面は強固で靭性あるフエルト又は
ルーヒングで蔽われており、且つ内部には一定肉
厚の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板が設けてある
ため、害虫が防腐剤の匂いで近寄り難く、また近
寄つてもその尻部の針が思うように突き刺さゝら
ないことから、内部椎茸菌が雑菌に犯されないよ
うに良く防止できるものとなる。
外気と接する上面は強固で靭性あるフエルト又は
ルーヒングで蔽われており、且つ内部には一定肉
厚の厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板が設けてある
ため、害虫が防腐剤の匂いで近寄り難く、また近
寄つてもその尻部の針が思うように突き刺さゝら
ないことから、内部椎茸菌が雑菌に犯されないよ
うに良く防止できるものとなる。
なお、硫酸紙は強靭で耐脂及び耐水性であるか
ら最終的に上記作用を補強し、長期間に旦り防水
防菌作用の保持が図られるものである。
ら最終的に上記作用を補強し、長期間に旦り防水
防菌作用の保持が図られるものである。
なお、本考案に於ける栓蓋は機械的に安価且つ
大量生産を可能とするのである。
大量生産を可能とするのである。
第１図及び第２図は本考案に係る栓蓋を製造す
る状態図、第３図は使用状態図である。 １……素材、１ａ……フエルト又はルーヒン
グ、１ｂ……ボール紙又は耐水ベニヤ板、１ｃ…
…硫酸紙、２……栓蓋、３……榾木、４……植菌
穴。
る状態図、第３図は使用状態図である。 １……素材、１ａ……フエルト又はルーヒン
グ、１ｂ……ボール紙又は耐水ベニヤ板、１ｃ…
…硫酸紙、２……栓蓋、３……榾木、４……植菌
穴。
Claims (1)
- 上部に防水防菌性を有するフエルト又はルーヒ
ングを、中央内部に肉厚を凡そ２mm〜５mmとなし
た厚型ボール紙又は耐水ベニヤ板を、下部に硫酸
紙を一体となる組合せ状態に接着剤を使用して固
着し、固着したあと一定寸法径の筒状体に打抜い
て構成したことを特徴とする椎茸の原木裁培用栓
蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12296882U JPS5926940U (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 椎茸の原木栽培用栓蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12296882U JPS5926940U (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 椎茸の原木栽培用栓蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5926940U JPS5926940U (ja) | 1984-02-20 |
| JPH0144052Y2 true JPH0144052Y2 (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=30280869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12296882U Granted JPS5926940U (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 椎茸の原木栽培用栓蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926940U (ja) |
-
1982
- 1982-08-12 JP JP12296882U patent/JPS5926940U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5926940U (ja) | 1984-02-20 |
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