JPH0713164U - バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール - Google Patents

バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール

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JPH0713164U
JPH0713164U JP4660493U JP4660493U JPH0713164U JP H0713164 U JPH0713164 U JP H0713164U JP 4660493 U JP4660493 U JP 4660493U JP 4660493 U JP4660493 U JP 4660493U JP H0713164 U JPH0713164 U JP H0713164U
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JP
Japan
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reel
backlash
spool
knob
adjusting
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Pending
Application number
JP4660493U
Other languages
English (en)
Inventor
健夫 宮崎
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釣りの操作中にリールを握持保持した状態の
まま、その保持している手の指によって容易に制動力を
調節することのできるバックラッシュ防止装置付き両軸
受型リールを提供する。 【構成】 両側にリール側板12Aを有するリール枠体
に回転自在に軸承されたスプールと一体に回転する導電
体20と、該導電体20に対向して磁束を発生させる磁
石22,24とを有したバックラッシュ防止装置と、該
バックラッシュ防止装置の制動力を調節する調節体2
8,30とを具備したバックラッシュ防止装置付き両軸
受型リールであって、前記調節体28,30が前記リー
ル側板の一方12Aの外側部に摘み30を有し、該摘み
30がリールの略前後方向にスライド可能に形成されて
いるよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バックラッシュ防止装置付き両軸受型リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
スプールと一体的に回転する導電体に磁力を作用させて渦電流を発生させ、こ れによって釣糸放出時のスプールの過回転を防止して釣糸のバックラッシュ現象 が生じないようにバックラッシュ防止装置を備えた両軸受型リールが特開昭59 −42830号公報や実開昭59−147478号公報等に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記バックラッシュ防止装置の制動力を調節する調節体はリール 側板の外側に回転可能に支持されているため、リールを握持保持した手の反対側 の手を使用することなく、リールを保持した手でそのまま容易に調節体を操作す ることができない。また、調節体を回転操作しても調節した制動力の強弱値を釣 り状態のままリールの上方からは容易に視認できない。
【0004】 依って本考案は、釣りの操作中にリールを握持保持した状態のまま、その保持 している手の指によって容易に制動力を調節することのできるバックラッシュ防 止装置付き両軸受型リールの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本考案は、両側にリール側板を有するリール枠体に回転自在 に軸承されたスプールと一体に回転する導電体と、該導電体に対向して磁束を発 生させる磁石とを有したバックラッシュ防止装置と、該バックラッシュ防止装置 の制動力を調節する調節体とを具備したバックラッシュ防止装置付き両軸受型リ ールであって、前記調節体が前記リール側板の一方の外側部に摘みを有し、該摘 みがリールの略前後方向にスライド可能に形成されていることを特徴とするバッ クラッシュ防止装置付き両軸受型リールを提供する。
【0006】
【作用】
調節体の摘みがリール側板の外側部に略前後方向にスライド可能に形成されて いるため、リールを握持保持している手の指先で手前に引き寄せるか、或いは前 方に押すだけで容易に調節することができる。また、摘みの前後方向の位置によ って制動力が定まるため、調節時に視認することなく制動力の大きさが判る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づき、更に詳細に説明する。 図1から図3は本考案に係る両軸受型リールの第1実施例を示す。フレーム体 10の左右には、左リール側板12Aと右リール側板12Bとがセットスクリュ ー36によって分解可能に取り付けられている。このフレーム体10と左右のリ ール側板12A,12Bとを有するリール枠体に取り付けられた軸受14A,1 4Bによってスプール軸16が回転自在に軸承されている。このスプール軸16 にスプール18が固定されている。
【0008】 スプール軸16の右部に取り付けられたピニオン44は駆動歯車42から回転 駆動力を受けてスプール軸16をスプール18と共に回転させる。また、スプー ル軸16の右端部16Bは後述のスプール軸調節摘み体34によって覆われてお り、この摘み体34を回動させてスプール軸16の左右方向のがたを調節するこ とができる。
【0009】 上記スプール18の左端面にはアルミニウム等の導電体の円筒部材20が該ス プール18と一体的に回転するように取り付けられている。一方、左リール側板 12Aには前記円筒部材20の内周に対面して円筒状の磁石22が固着されてい る。更には、円筒部材20の外周には前記磁石22と対向する位置に更に大きな 半径の円筒状の磁石24が配置されており、この磁石24は外周に歯の形成され た歯車26によって保持されている。
【0010】 こうして両磁石22,24の発生させる磁場中にある円筒部材20は釣糸40 の放出に伴ってスプール18と共に回転すると渦電流を生じて制動され、釣糸4 0のバックラッシュを防止できる。この制動力を調節するための調節体32につ き以下説明する。
【0011】 まず、調節体32には上記歯車26の歯と噛合する直線状のラック28を有し ており、このラック28の前端部には左リール側板12Aの外側部に摘み30を 僅かに突出させており、この摘み30は左リール側板12Aに設けてリールの略 前後方向であって前記ラック28の延設方向に形成された穴12aに対して摺動 可能に係合している。更には、この摘み30の頭部面30Sは摩擦面に形成され ており、指の腹が係止できるように構成されている。
【0012】 穴12aと調節体32とをこのように構成しているので、釣竿操作を行う手で リールを把持した状態で、その把持手の指(親指、人差指、又は中指)を摘み3 0の頭部面30Sに係止して前方や後方に移動させることが容易にできる。こう してラック28が前後に移動すると、このラック28に噛合している歯車26と 共に磁石24が回転し、円筒部材20を介して対向している固定の磁石22に対 する磁石24の相対位置が変化し、これによって磁力が変化して渦電流の大きさ を変えて制動力を調節する。
【0013】 この場合、ラック28の前後方向の移動位置を保持するため、ラック28の上 面には係止凹み28Aを多数連続的に形成しており、一方、リール枠体の左リー ル側板12Aには前記各係止凹み28Aに係止できるばね係止部材38が取り付 けられている。従って、調節の節度が判り、調節体32による調節が直線方向で あることと相まって、左リール側板12Aの穴12aにおける摘み30の位置を 目で直接に確認しなくとも制動力の調節程度がおおよそ判断できるため、釣り操 作が容易となる。
【0014】 次に、図4と図5は本考案に係る第2実施例を示す。この実施例ではスプール 18’はアルミニウムで製作さており、このスプール18’の左側面に対面して 複数の磁石24’が配設されている。この複数の磁石24’は外周面に歯の形成 された歯車26’によって保持されており、この歯車26’は左リール側板12 Aの凸部12bに対して回転可能に構成されている。
【0015】 一方、歯車26’の内周には図4に2点鎖線で示す斜めの方向に溝26a’が 形成されており、左リール側板12Aの前記凸部12bの外周面には前記溝26 a’に係合する突起12cが形成されている。
【0016】 一方、この歯車26’を回転させるラック28等の調節体32の構成は第1実 施例と同様である。この調節体32により歯車26’を回転させれば、前記溝2 6a’と突起12cとのカム係合によって磁石24’は歯車26’と共に回転し ながらスプール18’の左側面に接近したり遠ざかったりする。従って、その磁 力が変動し、渦電流も変化して制動力が調節される。
【0017】 図6と図7とは本考案に係る第3実施例を示す。第1実施例の場合と同様にス プール18の左側面に取り付けられた円筒部材20の内周に対面して円弧状の磁 石22”が左リール側板12Aに固着されている。一方、円筒部材20の外周側 にはこの磁石22”に対向して配置された磁石24”が前記磁石22”に対して 接近、離反可能に直線方向に移動可能に構成されている。
【0018】 即ち、ラック28の後端に前記磁石24”を固着保持する保持部を形成してお り、このラック28の、既述の各実施例と同様な構成による前後方向の移動によ って前記磁石24”を円筒部材20の内周側の磁石22”に対して接近又は離隔 させ、磁力を変化させて制動力を調節する。
【0019】 図8と図9とは、上記各バックラッシュ防止のための磁気制動装置の磁石等に 砂鉄やゴミ等が付着すると安定した制動特性が得られないため、清掃作業等のメ インテナンスが必要となることから、そのメインテナンス時の分解作業に伴い、 誤ってスプール18が脱落してスプール軸16を損傷したり、また、スプール1 8の端部等を損傷することのないように工夫した構造を示している。
【0020】 即ち、スプール軸16の右端部16Bの更に右端部位置には円板状の係止部1 6bが固定されており、この状態でスプール軸調節摘み体34によって覆われて いる。この調節摘み体34の内部には、スプール軸16が左方向に移動しようと すれば前記係止部16bを係止できる係止部34Aが設けられている。この係止 部34Aはこの実施例では4つに分割されており、4つの係止片34aはスリッ ト34bを介して離れている。また、この調節摘み体34は係止部34Aを含め て樹脂材によって形成されており、寸法次第で弾性変形が可能である。
【0021】 従って、スプールと共にスプール軸16が左の方向に分解時の傾斜による自重 等の作用で引かれれば、スプール軸16の係止部16bが調節摘み体34の係止 部34Aに係止されて引っ掛り、スプールと共にスプール軸16がそのまま落下 することを防止できる。また、分解の必要性からスプール軸16を上記自重の作 用程度よりも大きな力で作業者が引っ張れば、調節摘み体34の係止部34Aの 各係止片34aが変形してスプール軸16の係止部16bが調節摘み体34の係 止部34Aの係止から開放される。こうしてスプールをスプール軸16と共に抜 き取り、分解することができる。
【0022】 また逆に、スプール軸16の係止部16bに対して調節摘み体34を押し込め ば、その係止部34Aの各係止片34aを変形させて図8のように係合させるこ とができる。また、上記の調節摘み体34の係止部34Aの代りに、右リール側 板12Bの孔壁部50を図8よりも小径の孔を有するように形成して、スリット を形成して上記と同様な係止部とすることもできる。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、制動力調節体の摘みがリール の略前後方向にスライド可能に構成されているため、釣りの操作中にリールを握 持保持した状態のまま、その保持している手の指によって容易に摘みを前後に移 動して制動力を調節でき、また、指の操作による摘みの直線方向前後の位置によ って調節の程度が判り、釣りの操作性を損なうことなく容易に制動力の調節がで きるバックラッシュ防止装置付き両軸受型リールの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係るリールの部分破断の平面図
である。
【図2】図2は図1のリールの側面図である。
【図3】図3は図2の部分破断図である。
【図4】図4は本考案に係るリールの第2実施例の部分
破断平面図である。
【図5】図5は図4のリールの側面図である。
【図6】図6は本考案に係るリールの第3実施例の要部
を示す平面図である。
【図7】図7は図6のリールの側面図である。
【図8】図8はスプール軸の右端部近傍の平面図であ
る。
【図9】図9は図8の矢視線I−Iによる横断面図であ
る。
【符号の説明】
12A 左リール側板 12a 穴 16 スプール軸 18 スプール 20 円筒部材 22,24 磁石 26 歯車 28 ラック 30 摘み 32 調節体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側にリール側板を有するリール枠体に
    回転自在に軸承されたスプールと一体に回転する導電体
    と、該導電体に対向して磁束を発生させる磁石とを有し
    たバックラッシュ防止装置と、該バックラッシュ防止装
    置の制動力を調節する調節体とを具備したバックラッシ
    ュ防止装置付き両軸受型リールであって、 前記調節体が前記リール側板の一方の外側部に摘みを有
    し、該摘みがリールの略前後方向にスライド可能に形成
    されていることを特徴とするバックラッシュ防止装置付
    き両軸受型リール。
JP4660493U 1993-08-04 1993-08-04 バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール Pending JPH0713164U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4660493U JPH0713164U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール

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JP4660493U JPH0713164U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール

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Publication Number Publication Date
JPH0713164U true JPH0713164U (ja) 1995-03-07

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ID=12751912

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JP4660493U Pending JPH0713164U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 バックラッシュ防止装置付き両軸受型リール

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JP (1) JPH0713164U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036308A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社シマノ スプール制動装置および魚釣用リール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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