JPH07131492A - 多段中継方式 - Google Patents
多段中継方式Info
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- JPH07131492A JPH07131492A JP5275082A JP27508293A JPH07131492A JP H07131492 A JPH07131492 A JP H07131492A JP 5275082 A JP5275082 A JP 5275082A JP 27508293 A JP27508293 A JP 27508293A JP H07131492 A JPH07131492 A JP H07131492A
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Abstract
伝送信号を再生し中継する再生中継系を使用する多段中
継方式において、追従性が良く、ジッタが少ない再生中
継を可能として多段中継を容易にする。 【構成】 再生中継系において、受信部2と送信部5の
間に第1の伝送信号再生部3と第2の伝送信号再生部4
を縦属に接続して、ディジタルPLLを2重にかける。
この場合、各ディジタルPLL31,41で用いるN倍
のクロックとM倍のクロックのM,Nが小さいほど追従
性が大きく、M,Nが大きいほどジッタが少なくなる。
そこで、N<Mの関係でM,Nの値を選択することで、
受信部2で受信した信号から受信クロックを抽出し伝送
信号を再生する際に、追従性と抽出クロックのジッタを
別々に制御可能として、広い追従性と送信出力の低ジッ
タ化を可能とする。
Description
信号の多段中継方式に関するものである。
送する場合、図8に示すような再生中継系を用いて多段
中継を行っている。
ル、2は伝送信号の受信部、3は伝送信号再生部、5は
送信部、6は送信側ケーブルである。ここで、伝送信号
再生部3は、伝送信号の送り出しで用いるクロックのN
倍の周波数のクロック(以下、N倍のクロックと記す)
を用いたディジタルPLL(フェーズロックドループ)
31と、Dタイプフリップフロップ(以下、D−FFと
記す)とで構成されている。
された伝送信号は、D−FF32のD(データ)端子に
入力される一方、ディジタルPLL31にも入力されて
受信クロックが抽出される。受信クロックはD−FF3
2のクロック端子(C)に入力されてD端子の入力を保
持し、再生された伝送信号がD−FF32の出力端子
(Q)から得られる。再生された伝送信号は、送信部5
から送信側ケーブル6へ送り出される。
来の技術による多段中継方式では、再生中継系における
追従性とジッタ(パルスの時間的位置の変動)が一義的
にしか決められないという問題点があった。すなわち、
ディジタルPLLで多段中継を行なう場合、送り出しク
ロックはディジタルPLLにより受信クロックとして抽
出されるが、ディジタルPLLの場合、N倍のクロック
を1/(N+1)〜1/N〜1/(N−1)等分周比を
変える事で同期させる為、抽出された受信クロックに
は、図9に示すようにすでに分周比を変える事によるジ
ッタが含まれている。このようなジッタを含んだ送信信
号が伝送路でさらにひずんだ場合、次の再生中継系のデ
ィジタルPLLが十分同期しない可能性を有る。上記に
おいて、Nを大きくすればジッタは少なくなるが、ディ
ジタルPLLの追従性は逆に小さくなってしまう。
されたものであり、その目的は、受信した信号からディ
ジタルPLLを用いて伝送信号を再生し中継する再生中
継系を使用して多段中継を行う多段中継方式において、
追従性が良くジッタが少ない再生中継を可能として多段
中継を容易にすることにある。
め、本発明の多段中継方式においては、伝送信号の受信
部と、該受信部の出力側に接続され該伝送信号の送り出
しに用いるクロックのN倍のクロック動作を用いたディ
ジタルフェーズロックドループにより該伝送信号の再生
を行う第1の信号再生手段と、該第1の信号再生手段に
接続されN<Mとして該伝送信号の送り出しに用いるク
ロックのM倍のクロック動作を用いたディジタルフェー
ズロックドループにより該伝送信号の再生を行う第2の
信号再生手段と、該第2の信号再生手段で再生された伝
送信号を送信する送信部と、を有する再生中継系を用い
ることを特徴としている。
て、受信部と送信部の間に第1、第2の信号再生手段を
縦属に接続してディジタルPLLを2重にかける。この
場合、各ディジタルPLLで用いるN倍のクロック動作
とM倍のクロック動作におけるM,Nが小さいほど追従
性が大きく、M,Nが大きいほどジッタが少なくなる。
そこで、N<MとしてM,Nの値を選択することで、追
従性とジッタを別々に制御可能とし、広い追従性と送信
出力の低ジッタ化を可能とする。
細に説明する。
ブロック図である。図において、1は受信側ケーブル、
2は伝送信号の受信部、3は第1の伝送信号再生部、4
は第2の伝送信号再生部、5は送信部、6は送信側ケー
ブルである。ここで、第1の伝送信号再生部3は、伝送
信号の送り出しで用いるクロックのN倍の周波数のクロ
ック(以下、N倍のクロックと記す)を用いたディジタ
ルPLL(フェーズロックド ループ)31と、D−F
F(Dタイプフリップフロップ)32とで構成され、第
2の伝送信号再生部4は送り出しクロックのM倍の周波
数のクロック(以下、M倍のクロックと記す)を用いた
ディジタルPLL41とD−FF42とで構成されてい
る。
1から伝送信号を受信し、ディジタルPLL31とD−
FF32のD(データ)端子に送出する。ディジタルP
LL31は入力された受信信号から受信クロックを抽出
してD−FF32のC(クロック)端子に送出する。D
−FF32は抽出された受信クロックで伝送信号を保持
し、信号再生を行う。再生された伝送信号は、D−FF
32のQ(出力)端子で得られ、第2の信号再生部4の
PLL41とD−FF42のD端子に送出される。以
下、同様にしてD−FF42で信号再生が行われ、再生
された伝送信号がD−FF42のQ端子に出力される。
この出力は送信部5を介して送信側ケーブル6へ送り出
される。
2つの信号再生部3,4を縦属に接続してディジタルP
LLを2重にかけて伝送信号の再生を行う。このとき、
各ディジタルPLLで用いるクロックの倍数M,NをN
<Mとする。この場合、ディジタルPLLの追従性は
M,Nが小さいほど大きく、M,Nが大きいほど抽出ク
ロックのジッタは少ない。よって、この場合広い追従性
と出力の低ジッタ化がM,Nの値を選択することで可能
となる。
な構成例を示す。図2はその全体構成を示す回路図であ
る。図において、31,41は第1,第2の伝送信号再
生部それぞれのディジタルPLL、32,42は同じく
それぞれの信号保持用のD−FFであり、図1に示した
同符号の構成要素に対応するものである。ただし、本構
成例では、ディジタルPLL31,41に分周機能を持
たせることにより、回路内部においてN倍およびM倍の
クロック動作を行っている。
分周プログラマブルカウンタ311、D−FF312,
313,314、インバータ315、アンドゲート31
6から成る。一方、ディジタルPLL41は、m(=1
/M)分周プログラマブルカウンタ411、D−FF4
12,413,414、インバータ415、アンドゲー
ト416から成る。各プログラマブルカウンタ311,
411のクロック端子にはシステムクロックSYSCL
Kが入力され、UP(アップ)端子にはD−FF31
2,412のQ端子出力(位相比較信号)が接続され、
DATA(データ)端子には、アンドゲート316,4
16の出力(受信信号RXDの立ち上がり検出信号)が
接続される。これらのUP端子、DATA端子の入力値
によって分周比が遷移し、ディジタルPLLが追従動作
する。このアンドゲート316,416の入力の一方に
は、D−FF313,413のQ端子出力とD−FF3
14,414のQ(Qバー)端子出力(負論理出力また
は反転出力)が接続される。D−FF313,314の
クロック端子にはn分周プログラマブルカウンタ311
の出力(受信クロック)RXCLKnが接続され、D−
FF312のクロック端子には受信クロックRXCLK
nをインバータ315で反転した信号が接続される。一
方、D−FF413,414のクロック端子にはm分周
プログラマブルカウンタ411の出力(受信クロック)
RXCLKmが接続され、D−FF412のクロック端
子には受信クロックRXCLKmをインバータ415で
反転した信号が接続される。D−FF313,314と
アンドゲート316から成る回路、および、D−FF4
13,414とアンドゲート416から成る回路は、入
力信号の立ち上がり検出回路となっている。
312,313およびD−FF32のD端子へ接続さ
れ、D−FF32のQ端子出力がD−FF412,41
3およびD−FF42のD端子へ接続される。また、D
−FF32のクロック端子にはディジタルPLL31の
受信クロックRXCLKnが、D−FF42のクロック
端子にはディジタルPLL41の受信クロックRXCL
Kmがそれぞれ接続される。
ルカウンタの回路の構成例を示す。本例は、1/4分周
プログラマブルカウンタとし、分周比が1/3〜1/5
の範囲で可変する場合を例としている。本例のプログラ
マブルカウンタは、4つのD−FF(QRXCLK,Q
0,Q1,Q2)と、8つの否定入力端子付のアンドゲ
ート(A1〜A8)と、3つのオアゲート(O1〜O
3)から成る。各アンドゲートの入力にはUP端子、D
ATA端子、各D−FFの出力が、選択的に接続され、
その出力が直接(D−FF Q2の場合)もしくはオア
ゲートO1〜O3を介してD−FFのD端子に入力され
ている。各D−FFのクロック端子にはシステムクロッ
ックSYSCLKが入力されており、UP,DATA端
子の入力値に従って可変の分周動作を行い、D−FF
QRXCLKから受信クロックRXCLKを出力する。
御フローを示す。図中、S0,S1〜S4はステートを
表わす。ステートS0,S1では制御入力DATA,U
Pの値には無関係にカウントが進む。ステートS2,S
3,S4では制御入力DATA,UPの値に従ってステ
ートS0に戻り、次のように分周比が選択される。
ンのための遷移表を図5に示す。この遷移表では各入力
の状態に対応する出力が示されており、これを実現した
回路が図3となる。
グラマブルカウンタの例を示したが、図6にn(=1/
N)分周のプログラマブルカウンタを構成する場合の制
御フローを示す。考え方は図4の場合と同様であり、ス
テートS0,S1において制御入力DATA,UPの値
に無関係にカウントを進め、ステートSN-2においてD
ATA=1,UP=1の条件のときステートS0に戻す
ことにより1/(N−1)分周とし、ステートSN-1に
おいてUPの値に無関係にDATA=0の条件のときス
テートS0に戻すことにより1/N分周とし、ステート
SNにおいてDATA=1,UP=0の条件でステート
S0に戻すことにより1/(N+1)分周とする。
的な実施例の動作および作用を述べる。
したようなプログラマブルカウンタを図2のディジタル
PLL31に用いたと仮定して説明する。図7は、この
場合のPLLの動作を示すタイムチャートである。この
ディジタルPLLでは、受信信号RXDの立ち上がりを
検出してDATA信号とし、合わせて受信クロックRX
CLKの反転クロックで受信信号RXDをサンプリング
する事で位相差比較信号であるUP信号を作り出してい
る。図7のタイムチャートでは、受信クロックRXCL
Kが180°遅れている状態から同期が合い、次に受信
クロックRXCLKが進みすぎた場合の動作を示してい
る。受信クロックRXCLKが遅れている場合には、図
3のプログラマブルカウンタは分周比1/3と1/4を
交互に選択し、ステートS0〜S2またはS0〜S3で
動作し、最終的に受信クロックRXCLKの立ち上がり
が受信信号RXDの中央に来るように制御される。こう
して同期された後は概ね分周比1/4で安定する。次
に、受信クロックが進み過ぎると、分周比1/5(ステ
ートS0〜S4で動作)が選択され、同様に同期するよ
うに制御される。
タを用いたディジタルPLLの場合、受信信号(RX
D)に対し何倍のクロックを使用するかで追従性と精度
が決まる。図3の例を用いた場合では1/4分周(N=
4)のディジタルPLLであるため、追従は早いが受信
クロックRXCLKは粗くなり、ジッタが大きくなる。
クロックの倍数Nの値がこれより大きくなるほど追従は
遅くなるが、ジッタは小さくなる。
したように、受信信号RXDをまずn(=1/N)分周
ディジタルPLL31に入力し、受信クロックRXCL
Knを作る。この受信クロックRXCLKnによって受
信データRXDはD−FF32に入力される。次に、D
−FF32の出力をm分周ディジタルPLL41に入力
し抽出クロックRXCLKmを作りD−FF42に入力
する。このD−FF42によって、D−FF32で保持
した伝送信号を再生し、送信部5から送信側ケーブル6
へ送り出す。以上により本実施例では、信号再生におい
て2段のディジタルPLLを通した事になり、この構成
でNとMの値をN<Mの関係で選択する事で、追従性と
受信クロックの精度の両立をはかる事が可能となる。
多段中継方式によれば、従来のPLLでは、追従性とク
ロックのジッタは一義的にしか決められなかったが、本
方式を用いる事で追従性と抽出クロックのジッタを別々
に制御することが可能となり、多段中継が容易となる。
ラマブルカウンタの構成例を示す回路図
を示した図
合の制御フロー図
説明するタイムチャート図
継系の構成図
Claims (1)
- 【請求項1】 伝送信号の受信部と、該受信部の出力側
に接続され該伝送信号の送り出しに用いるクロックのN
倍のクロック動作を用いたディジタルフェーズロックド
ループにより該伝送信号の再生を行う第1の信号再生手
段と、該第1の信号再生手段に接続されN<Mとして該
伝送信号の送り出しに用いるクロックのM倍のクロック
動作を用いたディジタルフェーズロックドループにより
該伝送信号の再生を行う第2の信号再生手段と、該第2
の信号再生手段で再生された伝送信号を送信する送信部
と、を有する再生中継系を用いることを特徴とする多段
中継方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27508293A JP3284702B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 多段中継方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27508293A JP3284702B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 多段中継方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131492A true JPH07131492A (ja) | 1995-05-19 |
JP3284702B2 JP3284702B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17550566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27508293A Expired - Lifetime JP3284702B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 多段中継方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284702B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6118316A (en) * | 1996-05-08 | 2000-09-12 | Fujitsu Limited | Semiconductor integrated circuit including plurality of phase-locked loops |
US6493408B1 (en) | 1998-11-18 | 2002-12-10 | Nec Corporation | Low-jitter data transmission apparatus |
US7202865B2 (en) | 2002-11-28 | 2007-04-10 | Nec-Mitsubishi Electric Visual Systems Corporation | Image signal repeater apparatus, image display apparatus with image signal repeater function, and method of controlling same |
US8536911B1 (en) | 2012-03-19 | 2013-09-17 | Fujitsu Limited | PLL circuit, method of controlling PLL circuit, and digital circuit |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27508293A patent/JP3284702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6118316A (en) * | 1996-05-08 | 2000-09-12 | Fujitsu Limited | Semiconductor integrated circuit including plurality of phase-locked loops |
US6493408B1 (en) | 1998-11-18 | 2002-12-10 | Nec Corporation | Low-jitter data transmission apparatus |
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DE10355058B4 (de) * | 2002-11-28 | 2013-07-04 | Nec Display Solutions, Ltd. | Bildsignal-Übertragungsverstärker und Bildanzeigegerät mit Übertragungsverstärkerfunktion |
US8536911B1 (en) | 2012-03-19 | 2013-09-17 | Fujitsu Limited | PLL circuit, method of controlling PLL circuit, and digital circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3284702B2 (ja) | 2002-05-20 |
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